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【R-18】なろンズの地下物語【雑談・投下】

6194なろンズ ◆S4aNEeMpos:2021/08/17(火) 15:08:33 ID:NT29RstM


先述しましたが、ケルヌンノスは妖精を呪いながらも、
死してなお、自らを蓋として最大の厄災たる奈落の虫を穴の底に閉じ込めていました。

作中では元々のケルヌンノスは心優しい善神として描かれていいました。
毒で殺され、巫女を凌辱され、妖精を呪いながらも、奈落の虫は閉じ込め続けた。
言い換えれば、ケルヌンノスは妖精に悔い改めるための機会と時間を与え続けたということです。

まぁ、悔い改める妖精さんはごくごくごくごくごくごくごくごく一部で、
ほとんどは「はじまりのろくにん」からなーんも変わらず、結果的に「ご覧のあり様」なワケですが。

ここまで言えばわかるかと思いますが、
ブリテン滅亡の直接の要因はケルヌンノスの復活ではありません。
ケルヌンノスが復活したあとで『起き上がったこと』こそが、直接の要因なのです。

仮に「炎の厄災」、「獣の厄災」、「呪いの厄災」が発生したとしても、
ケルヌンノスが大穴から起き上がりさえしなければ、最大の厄災である「奈落の虫」は出てこれませんでした。
「奈落の虫」が出てこなければ、妖精は数は減りどもすれ、滅ぶことはなかったかもしれません。

まぁ、全ては自分の推測にすぎないので、認識違いは当然あるとは思いますが。
しかし、それでも自分は、ケルヌンノスが起き上がったことこそが、
ブリテンの滅亡を決定づけた最大の要因だった、という仮説をここで提唱したいと思います。

そして、そこからさらに進んで、先の疑問に戻ります。
即ち、起き上がったソレはケルヌンノスであったのか、という点です。

ケルヌンノスは善き神でした。
殺され、奪われ、呪いながらも、真の厄災をその身を張って封じ込め続けていました。
そのケルヌンノスが、新たな神核を得たことで復活を果たしたとして、起き上がったりするのか、という点。

自分が蓋であることをやめれば、その底に閉じ込められていた「奈落の虫」が出てきます。
新たに核を得て再起動したとして、では、起き上がることがケルヌンノスのするべき行動であったのか。

答えは、否でしょう。
ケルヌンノスが復活したのならば、呪いは吐き出しつつも、起き上がらなかったのではないか。
自分は、そんな風にも思うのですが、いかがでしょうか。

起き上がり、フタであることをやめて「奈落の虫」を外に出す。
その行動自体が、ケルヌンノスのキャラクター性からはおよそ逸脱した行動のように思えてなりません。


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