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【R-18】なろンズの地下物語【雑談・投下】
5777
:
なろンズ
◆S4aNEeMpos
:2021/04/22(木) 17:41:01 ID:t7yYRb/o
そして、逃げるよう言うお姉ちゃんの前で、放心する桜間君。
今までの自分の全てが間違いであったことを思い知らされているようにも見えます。
違います。
そうではありません。
彼は、今まさにここで羽化を果たそうとしているのです。
今までの自分を取り巻いていた世界全てが間違いだったという認識を得ることで、
桜間君は「本当の自分」を取り戻しつつあったのです。
それを止めようとしていたのが、お姉ちゃんです。
彼女が桜間君をひっぱたき、自分で考えろと言ったのも、これが理由です。
お姉ちゃんは知っていたのでしょう。
正しいことという上っ面の奥に眠る桜間君の本性を。
考えろと言ったのは、それを解き放ったらどうなるか考えろ、ということでしょう。
パパは己の過ちを知ったことで罪悪感に潰され、救いを求めるようになりました。
では、桜間君はどうなのでしょう。
自分の正しさが過ちであったことを知った彼は、パパと同じようになるのでしょうか。
答えは、否です。
彼は、そんな謙虚な人間ではありません。
思い出していただきたい、この話の冒頭を。
カラスに襲われていた子猫を助けることを正しいことと定義していた桜間君ですが、
しかし、この場面、或いは別の意味があるようにも感じられないでしょうか。
ここまで、私は春場先生の驚嘆すべき創作力を幾度も見てきました。
その私の勘が訴えているのです。
この冒頭の場面には、未だ私が気づいていない、真実が存在するのだ、と。
そして場面は戻り、
桜間君が姉を守ることは間違いなのかと自問し、次にキーパーの姿が出てきます。
そして何が正しいのかわからないという独白と共に、回想シーンが終わります。
ここまで読み終えて、ついに私は気づいてしまいました。
冒頭の子猫を助けるシーンに隠された、真の意味に。
そして、何故お姉ちゃんが桜間君が真実に目覚めることを止めようとしたのかも。
結論を言いましょう。
桜間君はサディストなのです。
冒頭のシーンは、子猫を助けようとしたのではありません。
子猫を助けるという大義名分を振りかざし、カラスをいじめに行っていたのです。
パパに間違いを指摘されてそれを受け入れたのは、
その時点ではまだ彼が自分の本性に気づいていなかったからです。
戦闘員D君に執拗に自分語りをしようとしたのも、それをしたかったからではありません。
危機に陥っている戦闘員D君をさらなる危機に叩き落し、それを見て愉悦に浸るためです。
D君が「今勝てる策を出せ」と言ったとき、
桜間君がそれを聞かずに「今後の戦いに関わる話」として過去語りをしたのも同様です。
全ては、D君に協力するフリをしてD君の足を引っ張り、楽しむため。
彼が苦痛を味わうところを最も近い場所で眺めるため、桜間君はD君に同行しているのです。
いや、メタ的に見れば、
先頭の真っ最中という過去語りを入れるのに一番不適切な場面に過去語りを入れる。
これすらも、桜間君の愉悦のためなのかもしれません。
即ち、不自然な場面で過去語りを入れることで、
戦隊大失格という作品自体をいじめて、それに苦しむ読者を見て楽しむ。
おお、何という恐るべきサディズム。
自分で想像しておきながら、身が凍え、悪寒に震えました。
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