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【R-18】なろンズの地下物語【雑談・投下】
5776
:
なろンズ
◆S4aNEeMpos
:2021/04/22(木) 17:40:30 ID:t7yYRb/o
彼の両親はカルト教団に属しています。
そう、桜間君は深いマインドコントロールを受けているということです。
また同時にそれでも桜間君の理性は一部だけ、まだ正気を保てているという事実も明らかになります。
これらの重要な事実をたった一文で表現する。
春場先生、あなたは何という人なんだ。
創作者として、これほどの力をお持ちだとは。私は自分が恥ずかしいです。
以降の場面では、ついにカルト教団のもとに神が降臨しました。
パパがありがとうと言っています。
その目に正気の光はなく、精神が壊れてしまっている様子が垣間見えます。
何ということでしょう。
己の非を認めてしまったがゆえに、彼の精神はその事実に耐えきれなかったようです。
間違った思想のもとで息子を洗脳した事実と、今さら自分の間違いに気づいてしまったことによる罪悪感。
これらによって彼は打ちのめされ、自分に対する裁きを欲するようになったのでしょう。
神の降臨こそ、まさにパパが何より欲していた裁きの到来に他なりません。
己の罪を悔いて滑稽な姿を晒す男に対するただ一つの救い。
それを「ありがとう」という台詞一つで演出する春場先生、あなたは何というh(以下同文)
さて、一方でお姉ちゃんが桜間君に「あんなとこ行っちゃダメ」と言っています。
あんなとこってどこでしょう、状況を見るに、二人が今いる場所のことに思えます。
と、するとお姉ちゃんはなかなか素っ頓狂なことを言っていますね。
自分がいる場所を「あんなトコ」呼ばわりしているのです。言語能力大丈夫でしょうか。
って、一見しただけではそんな風に思えるじゃないですか。
しかし実は違うのだと、私は気づきました。
この前のページのパパの様子を見て、ようやくわかりました。
お姉ちゃんは桜間君に対し、パパのようになるな。
パパが行ってしまった場所に行ったら戻れなくなるから行くな、と言ったのです。
これはどういうことでしょう。
桜間君は父親のマインドコントロール下にありながら、一抹の正気を有しています。
そんな彼をひっぱたきながらも「あんたが考えなさい」と涙ながらに訴えるお姉ちゃん。
普通に考えたら、マインドコントロールされた人間にそんなこと言っても無駄です。
何故ならコントロールされているのですから、まともな思考能力などありません。
お姉ちゃんもそれは知っているはずです。
しかし、それでも「自分で考えろ」と言うからには、何か理由があるのでしょう。
その理由は、のちの場面で明らかになります。
降臨した神を名乗る怪人によって、パパとママは召されてしまいました。
見てください、二人の安らかな死に顔を。
共に己の罪深さに気付き、裁きを神に委ねた二人は、やっと解放されたのです。
そして神は、残る桜間君とお姉ちゃんにも救いをもたらそうとします。
しかし桜間君はお姉ちゃんによって守られ、
お姉ちゃんは大事な足ががれきの下敷きになってしまいました。
それを呆然と見つめる桜間少年。
僅かに呼吸が乱れているのは、己に迫る死に恐怖してのことでしょうか。
神を名乗る怪人は「痛い思いをさせてごめんね」と言います。
何ということでしょう。
パパとママに救いを与えたばかりではなく、礼儀正しさと謙虚さすら兼ね備えています。
パパとママが主張していた怪人の権利は、正当な主張だったのです。
何故なら、こんなにも礼儀正しい神がその辺の獣と同じはずがないからです。
しかし、その正しい主張も間違った社会の愚民達によって潰されてしまいました。
これで明らかになりましたね。
この桜間君の過去語りは、自らに振ってかかった悲劇の独白だったのです。
彼のパパとママを殺したのは自分達の過ちと、そして愚かな社会そのものだったのです。
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