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五十路過ぎても なんとかファイト【V】
1
:
名無しさん@避難中
:2025/01/06(月) 00:30:58 ID:ua7vDcBE0
/\
_/ \
/ニニ÷ニヽ
レ', .ノノノヽ〉 一年経っても
ハヽゝ^▽^ノゝ やっぱり終わってねーじゃねーの!!
> ̄s <つ ウンコ メコレ!
/∪ニニ\
 ̄ i__)i__)
247
:
名無しさん@避難中
:2025/08/02(土) 23:02:57 ID:9Lfkj7h20
カズナ「…………! ホノ……!!」
ピッ……ピッ……ピッ……ピッ……
ホノリオン「──────」
カマリンキ「嬢ちゃんはレティシアと戦ったんだ……
あの頼りない……泣き虫の嬢ちゃんがよ?
新人の頃はいっつも……お前さんの後ろに居た、この嬢ちゃんがよ!!」
カズナ「! …………」
カマリンキ「ホノリオンは相当な重傷だ
傷の具合で言やぁ、拙者より酷い
医者が言うにゃ、この状態でまだ生きている事が不思議なんだとよ
…………カズナ……嬢ちゃんはよ……! まだ生を諦めちゃいねぇんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カズナ「……!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カズナ「ホノリオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生きろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシは……もうバカな事は言わない……!!!!
皆の分も……ワッシは生き、戦う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからホノ…………おんしも生きて……ワッシの隣にいてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホノリオン「──────……ん……」
カマリンキ「!!!!! カズナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カズナ「……!!! ホノ……」
ホノリオン「………………カズナ………………
声、聞こえたよ…………
………………うん………………
あちきも一緒に戦うよ……あなたの隣で……
あちきは…………カズナの相棒だから…………」
カズナ「…………!!
……おぉぉ…………!!!
あぁ……!!!!!!! あぁっ……!!!!!!!!!」
ぎゅっ……!!!!!!!!!!!
カマリンキ「…………ふっ…………」
ゴオオオオオオオオ……
【ホノリオン:レティシアとの戦闘で死力を尽くすも敗北。
肉体に激しいダメージを追うもなんとか生還。
しかしかなりの重傷でありいつ戦線復帰出来るか不明。
更に無理な異能の運用の後遺症で脳にも多大な負荷を受けている模様。
後遺症が残る】
【ホノリオン隊全体:聖都内での魔女との戦闘により多くの兵を失う。
生き残りの多くも大ダメージを負っており部隊としては壊滅的。
今後生き残った主力メンバーが復帰したとしても、1つの部隊として成り立つかは不明である。】
248
:
名無しさん@避難中
:2025/08/03(日) 07:02:15 ID:P2m/mKL.0
❌
ホノリオン:レティシアとの戦闘で死力を尽くすも敗北。
肉体に激しいダメージを追うもなんとか生還。
しかしかなりの重傷でありいつ戦線復帰出来るか不明。
更に無理な異能の運用の後遺症で脳にも多大な負荷を受けている模様。
後遺症が残る】
⭕
ホノリオン:レティシアとの戦闘で死力を尽くすも敗北。
肉体に激しいダメージを負うもなんとか生還。
しかしかなりの重傷であり、いつ戦線復帰出来るか不明。
更に無理な異能の運用の影響で脳にも大きな負荷がかかった。
その後後遺症が残る】
249
:
名無しさん@避難中
:2025/08/03(日) 07:35:03 ID:AW1zOeQM0
ホノリオン隊
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/318/PXL_20250802_222726862.jpg
250
:
名無しさん@避難中
:2025/08/03(日) 20:44:55 ID:wksN9x6E0
──────
コオオオオオオオオオオオ……
《かつてビルが誇らしげに並んでいた場所は、すっかり瓦礫の山と化していた
人の賑わいも、そこにあった発展の様も全てその瓦礫の下に覆い隠した……》
【退魔札部隊ペタリンコ隊:スイグンとの戦闘により壊滅状態】
【その他、聖都内に配置されていた部隊:死者多数】
───……
サンクレア「…………そうディスか……
ニコニコーン隊は……」
特化部隊兵「はい……全滅です
回収した亡骸の状態から、恐らく途中乱入してきた次元の魔女の魔法による被害と思われます……」
サンクレア「………………」
【特化B機動部隊ニコニコーン隊:レティシアとの戦闘に向かうもののヘテムの襲撃により全滅
人員と莫大な数の戦闘兵器を失う】
サンクレア「…………聖堂に居た人達で、生き残ったのは……これで全員ディスか……?」
がら〜〜〜〜〜〜〜ん……
特化部隊兵「はい…………
ここにいる30名で全てです……
…………各地に居る特化Bの兵を呼び戻したとしても…………200人も人員が居るかどうか……
恐らく何人かは行方を眩ましているでしょうし……
もうかつての1/5の規模ですよ……」
サンクレア「……………………」
特化部隊兵「この先……我々はどうなるんです?
ゼゾォンとタノシンがしたことのせいで信頼はがた落ち……
多くの兵器が破壊され……我々に居所はありませんよ……!!!!!
白兵戦が不得手で使い物にならない我々は……後ろ指指されるだけですよ……!!!!」
ぐ……!!!!
サンクレア「……」
サンクレア「…………皆さんの居所ならば……このワタシがなりまショウ…」
特化部隊兵「!!!!」
サンクレア「壊れて無くなった兵器はまたイチから作ればいい……
失った信頼はまた……築けばいい……!
だってワタシ達は……これまでなんだって作って来たじゃナイディスカ!!!!!!
できないはずがありまスェン!!!!!!!!!!!!!!!!
それでも…また立て直すまでに、色々言う人が居るとは思います……
……その時は、ワタシが皆スァンを守りマス!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワタシが……この残った特化B部隊を支えマス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特化部隊兵「……! サンクレア主任……!
あの控えめなあなたがそこまで……」
サンクレア(レイソックゥン……
もうあの世でも心配させない……
ワタシ……もっと頼りになる人間になりマス……!
生かしてくれた、アナタのためニモ……!!!!!!)
ぐっ……!
サンクレア(大丈夫…………
ワタシにはズレたメガネを支えてくれる人が居るから……!!!!!!)
特化部隊兵ののの「うおおおおおっ! そうだ! このままで終われるかよーー!!!!!!」
特化部隊兵そそそ「そうだそうだ!!!!! 我々なら兵器なんて輪ゴムを撃つ割り箸銃みたいに簡単に作れちまうんだ!!!!!!!!」
特化部隊兵ととと「後ろ指差されるより前指さされたいもんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
特化部隊兵おおお「どういうことだよソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーわーわーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【特化B部隊兵全体:
カレンダ大運河から聖都までの戦いで数多くの兵器と兵を失う
更にゼゾォンの離反により信頼を失うが生き残りの士気は反比例するかのように上がった
サンクレアからの申し出もあり部隊としては存続、隊長はサンクレアが任命された
ただしB(2等級)相当だった評価は落ち、その後は4等級の『特化D部隊』と改められる
聖都決戦後、カレンダ大運河への水軍派遣、そして兵器の再開発に早速取りかかる】
251
:
名無しさん@避難中
:2025/08/04(月) 01:40:22 ID:GiiNKZmQ0
─── 大聖堂……
トンテンカン……トンテンカン……
ガシャガシャ……ガッコン……ガッコン……
《聖都、そして退魔軍の要……大聖堂
聖都決戦で半壊した大聖堂の修復は何よりも最優先で行われていた》
ヒュウウウウウウウウウウウ……
??「…………」
ぼーー……
??2「ここに居たんですか……探しましたよ!」
??→無限パイナップル花「…………あら、そうでしたか
ごめんなさいね」
??2→マツナツリ「いや……良いんですが……」
無限パイナップル花「マツナツリ……もう体は大丈夫ですか?」
マツナツリ「は、はい……体はまぁ……」
無限パイナップル花「そう……よかった」
マツナツリ「……ええ
………………ところで、大聖堂ですが
見ての通り復旧を急いでいるところです
しかし跡形もなく破壊された部分の修復は諦め、
残った部分のみを修復し補強するという方針になったそうです」
無限パイナップル花「そうですか………………
随分と小さくなってしまいましたね」
マツナツリ「……」
無限パイナップル花「………我々の敗北です
……近衛師団でありながら……聖都を、大聖堂を守れなかった
すべては私の責任です」
マツナツリ「総隊長……! そんな!!!!!!!!
そんなになるまで戦ったのに……」
ボロ……
《パイナップル花の顔の右半分は痛々しいものになっていた……
そしてその右足は義足がはめられている……》
パイナップル花「ふふ、結果が全てですよ
…………ふぅ…………名声をあげるどころか……地に落ちてしまいましたね
自慢だった足もこんなことになってしまいました」
カラ……
無限パイナップル花「さっき刀を振るってみましたが
バランスが変わってしまったせいなのか、上手く出来ませんでした
恐らく前のようには戦えないでしょう
…………マツナツリ、私と総隊長を変わりますか? あなたならば……」
マツナツリ「なにをバカな!!!!
俺なんて………………ダメです!!!!!!!!!
俺は誰よりも身体ダメージが少なかったですが…俺はルーミィの精神攻撃にやられたんです
それも……総隊長が死ぬ幻覚を見て……正気を失った……!!!!!!!!
……こんな心の弱い俺では……総隊長は務まりません!!!!!!!!!!
例え片足が満足に使えないとしても……総隊長に相応しいのはあなただけだ!!!! 無限パイナップル花総隊長!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!
無限パイナップル花「……ふふ
ありがとう
マツナツリ……あなたの言葉にはいつも勇気付けられます」
マツナツリ「ええ! まだまだこれからですよ!!!!!!!!!!」
無限パイナップル花「えぇ……そうですね……
『まだまだこれから』………………
あなたの言葉で……少し見えてきました」
マツナツリ「え?」
無限パイナップル花「この状況……プラスに捉えるべきですね
……私は片足が義足になったことで、新たな境地の扉を開くチャンスに恵まれた
確かに今はまだこの義足の体を満足に扱えていませんが
順応し、これをきっかけに戦闘スタイルを変えれば……これまでとは別の強さを手に入れられるかもしれませんね
そしてマツナツリ……あなたも心を更に鍛えれば……
今よりももっともっと強くなれるかもしれません」
マツナツリ「そ、それは…………なるほど」
無限パイナップル花「そう思うと………………ジッとしていられせんねぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鍛えて鍛えて鍛えないとぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒に鍛練しましょうよおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこででもぉーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マツナツリ「は、はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァッ!!!!!!!!!
サァァァァァァーーーー……
【近衛師団第3親衛隊隊長ユフリマツ:ルーミィの精神攻撃を受け廃人化。治療中】
【近衛師団第4親衛隊隊長ツリマルハ:怒れる ルーミィと交戦。原形を留めないほどに損傷し死亡】
【近衛師団第2親衛隊隊長アキツリマ:行方不明】
【近衛師団全体:聖都壊滅、大聖堂半壊という結果に存在意義を問われる
しかし無限パイナップル花が今後も近衛師団の必要性を固持
そのモチベーションを評価し存続が決定した
ただし失った兵の損害の大きさと聖都の現在の状況から規模は縮小された
そして近衛師団の運用の仕方も大幅に変更となった】
252
:
名無しさん@避難中
:2025/08/04(月) 01:44:09 ID:9M85XXns0
近衛師団
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/319/1754227638354.png
253
:
名無しさん@避難中
:2025/08/05(火) 21:43:04 ID:7ep7Eiko0
───
バルライカ「…………あッ!!!!!!
自分らぁ!!!!!!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵A「バルライカ隊長!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵B「ご無事でしたか!!!!」
イリリシカ「あれは……バルライカさんの部隊の人達?」
バルライカ「……あぁ……なんとかな帰ってきたわ……!」
戦騎部隊兵A「ロケット号が死んで消沈してたから心配してました……
あの……新しい相棒をぺトロにしたと聞いていましたが…………」
バルライカ「あ、あぁ そうなんや……
一応紹介しとこか
来ィー、スティーブ!」
ずずぅぅーーーー……ん……
スティーブ「ぐふ……ぐふふふふふふふ……wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
戦騎部隊兵B「で、でかぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵A「た、隊長!!! こ、こんなやつを操れるんですか!!!!!!?」
バルライカ「まぁ……ロケット号に比べたら色々問題あるやつやけど……」
スティーブ「ヒョホホホホホホホホ……wwwwwwwwwwww
ウッホホwwwwwwwwwウッホwwwwwwwwwwwwwww」
にょきにょき……しゅるしゅるしゅるしゅる……
バルライカ「乗ってみると案外ひたむきなやつでなぁ」
スティーブ「ンンンwwwwwwwwwwwwブルッッwwwヒヒッッwwwwwwwwwwwwwww」
ニュルニュルニュルニュル……ギュギュッ……
ビクッ
バルライカ「…………死んでいったロケット号のためにも、こいつと戦っていこうと思っとる
だからこれからも……頼むで、皆……」
ニコ……
《バルライカはいい笑顔でそう言った(スティーブの友情棒に全身を絡められながら)》
戦騎部隊兵A「隊長………………」
ヒソヒソ……
戦騎部隊兵B(やべーよ……バルライカ隊長……あのぺトロに “逆調教” されてるよ……)
戦騎部隊兵A「あ、あぁ……こりゃ大分 “開発” されてるくさいな……」
エロ同人みたい……………
ズズーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「いや聞こえとるで自分ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
調教も開発?もされてへんわアホンダラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スティーブ「しぇしぇしぇしぇwwwwwwwwwwwwwwwwww」
バルライカ「そ、それで、他の戦騎部隊のやつらはどうしてんねん
聖都での戦いにも参戦していたやろ?」
戦騎部隊兵A「えぇ……
我々は聖都外で敵戦力が輪から外れて不審な動きをしたり逃げ出したりした時に牽制や対処するのが役目でした
もちろん犠牲がなかったわけではありませんが
他の部隊に比べれば被害は少ない方です」
バルライカ「そう……か
あとでで死んだやつらの顔、拝みに行かんとな…………」
戦騎部隊兵B「あとで案内します
……それと、隊長……聞かれましたか?」
バルライカ「なんや?」
戦騎部隊兵B「……隊長の後輩の……
ハーステンポーさんのこと……」
バルライカ「……!?」
イキル「ハーステンポーって………………
あの最近ぬるもっこり隊に入った変なテンションの?」
スコンビュー「え……なにかあったんだべか……」
バルライカ「………………ハース………………」
ドクン……ドクン……
254
:
名無しさん@避難中
:2025/08/06(水) 00:00:39 ID:/Yy/0HmU0
バルライカ「……どしたんや……
ハースがどうしたんや!!!!!!!?
あいつに何があった!!!!!!?」
戦騎部隊兵B「ハーステンポー氏はルーミィと交戦されたそうです……
その異能をフル活用し挑み、ルーミィにダメージも与えていたようですが……
しかし……」
バルライカ「……!!!!」
戦騎部隊兵A「……我々が……発見したんです……」
バルライカ「………………そんな…………」
戦騎部隊兵A「ハーステンポー氏は、下半身がなくなった状態でした…………」
バルライカ「……!! ハース……!」
ガクッ……
モシメベ(バルライカさん!!!!!)
バルライカ「………………ハース………………
あいつ死んだんか…………………………ホンマか…………」
ギリリ…
ジュリー「………………………………」
バルライカ「………………あいつ……頑張りすぎやろ……
…………いや、あいつはそういう奴やったな…………
fireのためにいつも……全力で頑張る奴やったな………………
不純な動機やけど……あいつは……自分の将来のために……いつも全力で頑張ってた…………
……………………でも………………」
ポロポロポロポロ……
ぶわぁっっ!!!!!!!!!
バルライカ「死んだら意味ないやん!!!!!!!!!!!!!!!!
なに死んどんねんばかたれっ!!!!!!!!!!!!!!!!
……いつか……わたくしと一緒に暮らすゆーてたやろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……バカらしいおもっとったケド……嬉しかったんやで……!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな……わたくしを慕ってくれて……!!!!!!!
こんなダメダメになっても……好いてくれて……!!!!!!!!!!!!
なのに……! なのに……!!!!
うわあああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハースゥゥゥーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「……!!! ぐぅぅぅ……!!」
イリリシカ「………………………………」
ぐしゅっ……ボロボロ……
バルライカ「……くそっ!!!!
認めたくない!!!! ハースが死んだなんて……
ぐっ……ぅうああああ……ううぅっ……」
戦騎部隊兵A「…………隊長…………
……あの……隊長………………」
バルライカ「うっ……うっ……ひぐっ……うう……」
ぽん……
バルライカ「!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「しぇしぇしぇ、しぇんぱいぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのためにそんなに泣いてくれるんスかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しぇんぱい嬉しいーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「あ、あぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「しぇんぱいを置いて逝くわけないじゃないっスかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うんうn!!!!!!!!!!!!!!!!!! 一緒に暮らしましょうねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
将来ボクと一緒に暮らしましょうねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒に素敵なユリラ」
バルライカ「南無阿弥陀仏ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「ハリマヤッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボバーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
255
:
名無しさん@避難中
:2025/08/06(水) 00:16:27 ID:661yIVBs0
すーりすーりすーり
ハーステンポー「さっきの言葉は本心っスねしぇんぱい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいっス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク嬉しいっス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うほほーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「のわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ハース〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イキル「えぇーーー!!!!? はぁ!!!!!!!!!?
生きてんの!!!!!? 完全に死んでる流れだったでしょ!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「え……
ズルズリけんとエレレセカつぁん……2人はもしかして知ってたべ?」
ジュリー「あ、あぁ……
でもハーステンポーさんからネタバレしないように言われててね……」
プティング「お、おいおい……タチが悪いな……
しかも下半身が無くなっただなんて嘘までついて……」
イリリシカ「いや……それは……」
ハーステンポー「しぇんぱいしぇんぱいチューしましょおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チューーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むちゅ〜〜〜〜〜〜〜
バルライカ「や、やめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハ、ハース!!!!!!!!! お前!!!!!!!!!!!!
下半身が無くなったとか言ってたのに……!!!!!!!!
あるやんけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「ひゃい!!!!!!!?」
バルライカ「どっせい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ハーステンポーを大外刈で投げ飛ばすバルライカ!》
ハーステンポー「あばーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「そういう冗談は趣味悪いでぇ!!!!!!!!!」
ジュリー「い、いや……でもバルライカさん……
全部が全部嘘ってわけじゃないみたいなんですよ」
バルライカ「どういうことや!!?」
戦騎部隊兵B「我々が発見したときには…… “本当に下半身が無かった” んですよ!!!!!!!!!!」
戦騎部隊兵A「だから最初は本当に死んだものと……
と、ところが!!!!!
ハーステンポー氏は……下半身がないにも関わらず……
“立ち上がった” んですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「ハァ!!!!!!!?
どゆことや、ハース!!!!!!!!!?」
ハーステンポー「ボ、ボクもよく分かんないっスーーー!!!!!
ボクの目から見ても、足は無い……ように見えたんですけどねぇ……
見えないだけで、足は普通にあったというか……」
イキル「な、なんのこっちゃ」
イリリシカ「多分、闇の魔女ルーミィの魔法の効果だと思う
どんな魔法なのかは分からないけど……」
ハーステンポー「時間が立ったらこんな風に足も見えるようになったっス!!!!!!!!
まぁ…………あはは…………なんとか生き延びちゃいましたっス……!」
バルライカ「…………
…………はぁぁ…………
……意味わからんねん…………人騒がせなやつや……」
ギュギュ……
バルライカ「…………でも良かった…………
ハース…………」
ハーステンポー「しぇ、しぇんぱい……」
じ〜〜〜ん……
256
:
名無しさん@避難中
:2025/08/07(木) 01:34:50 ID:b/JvPvtI0
───
バルライカ「じゃあ、わたくしは戦騎部隊の集まってるテントの方に行くことにするわ」
ジュリー「はい……バルライカさん
色々、お世話になりました」
バルライカ「えぇねんえぇねん
こっちゃ恥ずかしいトコばっか見せてもうたわ…
でも……君らのおかげで新たな出会いも出来て、悲しみからなんとか立ち直って、これからも戦っていけそうや
ありがとなぁ」
スコンビュー「ワ、ワタスたちなんて何もしてないべぇ……!」
プティング「バルライカさんが自分で乗り越えたんですよ」
バルライカ「いやいや、えぇ刺激になったで……
……んじゃ、まぁ…………
自分ら……これから色々大変や思うけど、頑張りぃよ
わたくしは君たちのやりたいこと……応援しとるから!
なにかあったら、手伝うで!!」
ジュリー「はい! ありがとうございます!!!!!」
バルライカ「そぃじゃあなぁ〜〜〜」
スティーブ「オヒョヒョヒョwwwwwwジュルリwwwwwwwwwwwwwww」
ハーステンポー「さよーならぁーーー
ボク達、幸せになるっスーーーーーー!!!!!!!!!!」
バルライカ「いやお前はアッチやろ!!!
ぬるもっこり隊やろ!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜ん!!!
ハーステンポー「いやん! もう少し一緒に居たいっスしぇんぱいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
わーわー!!!!!
モシメベ(行っちゃった……)
ジュリー「…………じゃあ、俺達もぬるもっこり隊のテントにいこうか」
イキル「なぁ…………みんなどうしてるんだよ?
ジュルジュリとイリは知ってるんでしょ?
ぬる様やミャー公に……ループマーさんとかは…………」
イリリシカ「…………それは」
プティング「いや……いい
イキル、我々の目で確認しよう」
イキル「…………分かったよ」
セシル「……あの」
スコンビュー「どしたべか?
セセレけん?」
セシル「ぼく、アーク様のお側に行きたいのですが……」
プティング「そうだ……
そういえばあのアークは……どうしているんだ?」
ジュリー「アークは魔女達の撤退後に眠りについたよ
何千年もの眠りから覚めて、調子を整えるために1ヶ月くらい眠りにつくらしい」
イキル「寝てんだってサ
お前が側に居なくたって問題ないよ」
セシル「いえ! ぼくはアーク様のお側に居たいんです!
それがぼくの役目なので!
だからぼくは皆さんと分かれてアーク様のお側に参ります!」
タタッ!
モシメベ(ま、待って
そのまま行って…場所わかるの?!)
セシル「もちろんです
ぼくにはアーク様の気配がよく分かります
あの真ん中にある大きな建物の中にいらっしゃいます
それでは!!」
タタターーーーーッ……
イキル「おいセシル!!!!!!
気を付けろよ!!! この町マジでパーマ屋だらけだから!!!!
誘惑されんなよ!!!!!!!!!?
間違って美容室入った日にゃお前……ボられんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まゆカットで5000円取られんぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「なんなのその心配?!」
プティング「……大聖堂に向かったはいいが……
……入れるのか? 彼は軍に所属していない部外者なのに」
ジュリー「うーん………………」
257
:
名無しさん@避難中
:2025/08/08(金) 00:53:06 ID:GUXch6d60
─── ぬるもっこり隊テント
ジュリー「ここだよ」
スコンビュー「……うぅ……緊張して来たべ……」
イキル「あぁッ……こりゃ気合い入れて入んないとな……!!!!
……どりゃあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これがあーしの呼び鈴だァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリリリリリリリリリリリリリリリシュパシュパシュパリリリンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(す、すごい!!!!!!!!
尿道を絞り放尿することでまるでベルのような甲高い音でおしっこが放出されるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
イリリシカ「おしっこの可能性を広げないでイキル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「こいつもう恥とも思わなくなってきてるな」
ズーーーン……
ペラ……
ぬるもっこり「誰ぞな?」
イキル「あっ!」
ジョババババーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬるもっこり「うばらばーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《イキルのおしっこを顔で浴びるぬるもっこり!》
イキル「ぬる様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「うぼぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
口に入ったーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
口に入ったーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドキッ……!!!
イキル(やだっ♡ ……これ……間接おシッコ……?)
きゅん……!!!!!!!
イリリシカ「いや間接じゃなくて直だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「うぐわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「ぬる様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーしのおしっこ無味無臭無菌なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほぼ奥大山の天然水なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「サ○トリーに謝れ」
258
:
名無しさん@避難中
:2025/08/10(日) 00:26:37 ID:qFmsaZjk0
【大魔女フーリャンvs魔女の神フォーリン】
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/320/1754747738009.png
現代で暴れる大魔女フーリャンと、その前世フォーリンの差とは?
《魔力量》
勝者:大魔女フーリャン
魔力はフーリャンの方が圧倒的に多い。
繰り返された転生による魔力濃縮の賜物に思えるが
大魔女フーリャンの元々生まれは魔力を持たない “真人間” である。
フーリャンの肉体には3000年前の魔法使い達の怨念が宿っており、それによって後天的に魔力を持ったらしい。
それが何故前世よりもこれほど魔力量が上回ったのかは謎。
《身体能力》
勝者:大魔女フーリャン
3000年前の人間は現代の人間より1.3〜4倍ほど体が大きいとされている。
生まれついての基礎スペックは3000年前の人間の方が勝るが大魔女フーリャンはそれなりに鍛えているので耐久力や素早さ、強靭さは魔女の神フォーリンより優れる。
《かしこさ》
勝者:魔女の神フォーリン
魔女の神フォーリンは大魔女フーリャンと違い前世の記憶を引き継いでいるので知識量は多い。
思考回路は大体同じ。
《魔法術》
勝者:大魔女フーリャン
魔法の知識では魔女の神フォーリンの方が豊富なのは間違いないだろう。
ただし実戦での魔法術となると大魔女フーリャンの方が優れている。
前世の記憶を持たないフーリャンは独学で魔法の基礎を覚え、あとは自身の創造性にまかせて魔法を扱っているようだ。
3000年前には存在しなかった魔法の応用をいくつも生み出している。
ただフーリャンには使えない魔法に『治癒魔法』や『結界魔法』があるが、これらをフォーリンは扱うことが出来るとされる。
《奥義》
勝者:魔女の神フォーリン
奥義とは、ここではそれぞれが扱う魔法術の極致とする。
大魔女フーリャンにとっての奥義は『マイクロ・スーパーノヴァ』
魔女の神フォーリンにとっての奥義は『ビッグバン』となる
この2つを比べた場合、破壊力・脅威度で勝るのは『ビッグバン』だ。
魔女の神が幾多もの転生を繰り返し行き着いた境地には大魔女フーリャンですらまだ至っていない。
フーリャンの『マイクロ・スーパーノヴァ』は3000年前の魔女達もしようする『スーパーノヴァ』の系列の技だが、威力はそれらとは比較にならない。
特に努力して身に付いたわけではなく、ある日突然思い付いたらしい。
《潜在能力》
勝者:大魔女フーリャン
内に秘めた力の強大さは大魔女フーリャンの圧勝。
何度も転生してきた魔女の神フォーリンの成長は既に頭打ちであり、完成されている。
しかし大魔女フーリャンは本人も自覚しない『無限潜在能力』という特性を持ち、あらゆる局面でその状況に適した潜在能力を開放する。
『悟りモード』『暴走モード』『弱気モード』『朗らかモード』『言霊モード』『英雄モード』といった “形態” はその無限潜在能力から生まれたものとされる。
《コミュニケーション能力》
勝者:なし
どっちも最悪。
ただし仲良くなることが出来れば大魔女フーリャンの方が話が通じる。
《リーダーシップ》
勝者:なし
どちらも人を導くつもりはない。
《取り巻き強さ度》
勝者:魔女の神フォーリン
大魔女フーリャンのフーリャンチームと
魔女の神フォーリンの魔法使い軍を比較。
個人の強さはフーリャンチームに軍配があがるが、総合的には十大魔女を擁し大軍勢の魔法使い軍の方が流石に勝る。
《おしゃれ度》
勝者:魔女の神フォーリン
リボンの差で魔女の神フォーリンが勝った。
《モテ度》
勝者:大魔女フーリャン
どちらも近寄りがたい。
しかし魔女の神フォーリンは100%畏怖の念を抱かれているが、大魔女フーリャンは20%くらいはエロ目線を抱かれている。
《プロポーション》
3000年前の人間は現代の人間より身体が大きいのだが比率的に見ると
大魔女フーリャンはパイオツカイデーの部類になるが、魔女の神フォーリンは並パイオツになる。
《ミニスカ似合い度》
勝者:なし
互角。
《経験値》
勝者:互角
生きた年数を考えると圧倒的に魔女の神フォーリンの方が豊富。
戦闘に関してはもちろん、フォーリンはそれ以外にも様々なことを経験している。
結婚して子供が居た時もあるらしい。
総合商社のOLをしていたこともあったという。
ただ、大魔女フーリャンも二十数年のなかであらゆる経験をしてきた。
特に多くの “神” と戦ってきたという経験はフォーリンにすらなかったものだろう。
259
:
名無しさん@避難中
:2025/08/10(日) 20:53:38 ID:H853RS1I0
─── テント内
スコンビュー「お邪魔しますべ〜……」
??「おお! 帰ったか!!!!!」
プティング「!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「無事で何より!!!!!」
モシメベ(ループマーさんだ!!!)
イキル「えー!!!!!? すっげー怪我だ!!!!!!!!!
大丈夫なの!!!!!!!!!!!?」
ループマー「ああ!! はははは!!!!!!! まぁな!
一度死にかけたがなんとか大丈夫だぞ!!!!!!!!!!!!」
ぼろ〜〜〜ん…
イキル「全然大丈夫じゃなさそうなんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「一時心肺停止したのだがな、ぬるもっこり隊長に蘇生してもらってな! なんとか事なきを得たんだ!」
イキル「ひょ〜〜〜!!!! 流石ぬる様だぜ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナチュラルな人助けマジ聖人ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「…………」
スコンビュー「何はともあれ無事で良かったべぇ
他の人は……」
ス……
グュース「よぉ……」
プティング「グュースさん!」
イキル「セイウチのおっさんも無事かよ!
なんだ、みんな結構生き残ったじゃん!!!!!!」
スコンビュー「じゃあ、いつも一緒のアルスーすんも無事だべなぁ!」
グュース「アルシーは……」
スチャ……
ズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《グュースは一本の剣を突き立てた!!!!》
モシメベ(え…………!)
プティング「……!! それは……!!」
ジュリー「……………………」
グュース「……アルシーは “ここ” だ
…………あいつが残したのは、この剣だけだ……」
スコンビュー「…………そんな…………
アルスーすんが………………」
グュース「あいつは、傷付いた体で闇の魔女に特攻したんだ……火薬をしこたま体に巻き付けてな……
あいつの遺体は何も残らなかったが…………その時を目撃していた兵が教えてくれたんだ
あいつの最期…………
自身にトラウマを植え付けた奴に、最後っぺをかましたあいつの姿をな……」
イキル「………………くっ…………!!!!!!」
グュース「あいつの特攻で……闇の魔女は大きく傷つき、それ以降の働きにも大きな影響を与えたんだ……
あいつは死んだ……だけど最期にあいつはやり遂げたんだ……!!!!!」
スコンビュー「アルスーすん…………
なんてことだべ……」
ポロポロポロポロ……
プティング「…………ぐぅ……!
最初は色々あったが…………寡黙で面倒見のいい……先輩だった……」
ぐっ……!!!!!
グュース「あいつが残した唯一のもの……それがこの剣だ……
俺はこの剣を受け継ぐ……
そして……俺が……友として
あいつの代わりに……闇の魔女を……!
魔法使い共を1人でも多くぶち殺すんだ……!!!!!!
……許さねぇ……!!!!! 畜生……魔溜まり共ッッ……!!!!!!!!!!!!」
ギリギリギリッッ……!!!!!!!!
イキル「…………うぅ…………」
ジュリー「………………」
イリリシカ「…………」
260
:
名無しさん@避難中
:2025/08/10(日) 23:46:06 ID:IjG3BCJI0
グュース「……っと、すまん
しんみりしちまったな……
こういう空気はあいつ嫌がるんだよ
お前らも疲れてるだろう
そっちも色々大変だったと聞いたぞ」
ループマー「ああ!! らしいな!!!!!
魔法使い軍の手に落ちていたメッコウを救ったと!!!!!!!!!
すごいじゃないか!!!!!!!!!!」
イキル「い、いやぁ〜〜〜……まぁ……それほどですけどぉ……
あーしら、ジュルジュリもイリも抜きで大魔属やっつけちゃったんで?
ジュルジュリとイリがキャッキャウフフスレ行ってる間に」
ループマー「なに!!!!?」
イリリシカ「…行ってないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ言ってるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ループマー「更にはあの男! アークと言ったか!
あの凄まじい退魔戦士まで復活させた!!!!!!!!
彼が居なかったら聖都の人間は魔女の神によって全員が殺されていたぞ!!!!!!!」
グュース「ありゃ一体なんなんだ?
どうやら大聖堂の方に行ったらしいが…………
そいつが現れたとき俺は聖都の外に居たから、会ってないんだよ
どうやら数千年前に作られた存在って聞いたが、確かか?」
ジュリー「俺も確証があるわけじゃないんだけど……恐らく本当だ
俺も直に彼の様々な力を目撃したが…………すごかった
現時点であの魔女の神に立ち向かえるのは彼しか居ないだろう……」
グュース「はぁ……とんでもねぇもんが居たもんだ……」
ぬるもっこり「………………」
ぬるもっこり(………………まさに……神………………)
うっとり……
ループマー「しかし、強すぎる力は時に危ういぞ
これから彼はどう扱われるのだろうな」
ジュリー「そのあたりはリーべス元帥や総帥達が考えるでしょうけど……」
ぬるもっこり「……そういえば神…………いや、アークのお付きだと自称する若者を連れてきていると聞いていたが……その者はどこに?」
ジュリー「彼は大聖堂のアークとのところに行ったよ
とはいえ、部外者だから入れたかは分からないが……」
ぬるもっこり「……そうか
…………少し話をしてみたかったが……」
ぬるもっこり(神……アーク…………
アーク様の話をしてみたかった……
………………どうしたことだ……朕は……
あの時出会ってから……ずっと
アーク様の事が頭から離れぬ……)
ドクン……ドクン……ドクン……ドクン……!
イキル「…………ぬる様……?
どったの……?」
モシメベ(…………あれ? そういえばミャラダインさん居ないね)
イキル「うん!!!?
本当だ!!!!!!!! ミャー公どこに居んの!!!!!!!!!!!?
あんなバカデカイくせに居ないのに気付かなかったぜ!!!!!!!!!!!」
キョロキョロ……
プティング「……どうせ彼の事だ、五体満足なんだろう?」
ジュリー「あぁ、ミャラダインも重傷だったがもうスッカリ治ったよ
…………皆を迎えに出掛け他時にはまだ居たけどな」
ぬるもっこり「ミャラダインは大聖堂ぞな……
少し気になることがあってな……」
イキル「気になること?」
バサァッ
ミャラダイン「おー
ワぁやつ、戻っとったかい」
スコンビュー「メレデェンすん!!!」
ぬるもっこり「ミャラダイン……どうだった?」
ミャラダイン「……あぁ……
やはりそうだった…………
だが……少し不可解でな……」
ジュリー「どうしたんだい……? 何かあったのか」
ミャラダイン「ん…………あぁ…………
………………あぁワぁやつ……一緒に大聖堂まで来い……
……色々キツいから覚悟しとくだど……」
イリリシカ「な……なに……?」
モシメベ(こ、こわいよ……)
ゴオオオオオオオオオオオオオ……
261
:
名無しさん@避難中
:2025/08/12(火) 01:43:40 ID:1yJPCBCM0
─── 大聖堂付近……
わいわい がやがや……
ガラガラガラガラ……
イキル「うおおおおっ……
だ、大聖堂が……
本当に大聖堂がでなメチャクチャだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「うわーーっ……あんなに立派だったのにぃ……!!」
ミャラダイン「土の魔女の内部からの破壊……そして魔女の神の攻撃……
むしろよくここまで形が残ったもんだわ」
ぬるもっこり「リーべス元帥様が守ったのだ
……おかげで再び体はボロボロのようだがな……」
イキル「つーか、土の魔女ってマジかよ!!!!!!!!?
あいつ赤口門でやっつけたじゃねーかよ……!!!!!
あーしの大活躍でよ……!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ……!!!!
プティング「嘘を付くな」
す〜〜〜ん……
イキル「いや、あながち嘘じゃねーよ!!!!!!!!!!!?
あの時、あーしの弓矢の才能が開花したと言ってもいいんだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「……それで……ミャラダイン、俺達に何を見せたいんだい……?」
ミャラダイン「……見えてきた……あそこだで…」
わやわやわや……
イリリシカ「あそこは…………」
ぬるもっこり「遺体安置所だ」
モシメベ(え……)
がやがやがやがや……
プティング「……なんだか……他とは違う鎧の兵たちが多くいるな……」
ぬるもっこり「ここは聖都防衛を担う近衛師団の遺体が多く収用されているテントだからぞなもし」
イリリシカ「近衛師団…………」
ジュリー「!! ……………………
………………まさか……」
ミャラダイン「…中に入るずや」
262
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 00:26:42 ID:sTVudZLA0
───
ジュリー「そ、そんな…………」
イキル「う…うわ……」
ゴオオオオオオオオ……
ドドン……!!!!!!!!!
《ジュリー達の目の前には……静かに眠るしめてくれ…の姿……》
スコンビュー「わ、わああああああ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
す、すめてくれ…すんーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(いや…………そんな……)
プティング「ぐぅぅぅぅぅっ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリリッ……
イリリシカ「しめてくれ…さん…………
どこで……?」
ミャラダイン「大聖堂の瓦礫の下だがや
戦いのあと……回復したワどとぬるもっこりは大聖堂の瓦礫の撤去を手伝ったがの……
その時にワどやつが発見した」
イリリシカ「体が……ひどい状態だ……」
ジュリー「……昨日の時点で発見していたのか……
なんで俺達に教えてくれなかったんだい……?」
ぬるもっこり「……見つけた時はもっと損傷が激しかったぞな
…………言いづらいが……頭もなかった
そのため最初は……しめてくれ…という確証が取れなかった
だから言わなかったのだ
…………違っていて欲しかったが……」
ジュリー「……!!!
……くそ……!!!!!!!」
ギリッ……!!!!!!!!!!
イキル「…………おっさん…………
あーしらが新人の時からずっと面倒見てくれたよな……
…………ちくしょう…………! 連続で知り合いがよ……!」
ググッ……ギリッ……!
スコンビュー「う……う……」
ボロボロ……
ジュリー「……死因は大聖堂の崩壊に巻き込まれたから……なのか……?」
ミャラダイン「いや……それは少し怪しいところだで」
プティング「…どういうことだ?
随分と含みのある言い方だが……」
ミャラダイン「………………少しトーンを落とせ……」
イリリシカ「……!?」
イキル「な、なに……」
ゴクリ……
ミャラダイン「…………しめてくれ…の体が激しい損傷にあったのは、最終的には確かに大聖堂の崩落に巻き込まれてだろうが……
だがしかし……しめてくれ…はそれ以前に死んでいた可能性がある」
ジュリー「!!!!!?」
ミャラダイン「しめてくれ…の死因……それは首がへし折られたことだ……
しめてくれ…の首は凄まじい力で “引きちぎられていた” んだわや……!!!!!」
モシメベ(えぇ……!!!?)
イキル「ええぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬるもっこり「イ、イキル!!!! 声がでかいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! ムギュオォーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ぬるもっこりの胸筋に顔を押し付けられ黙らされるイキル!》
イキル「むもも〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ♡♡!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そんな……バカな!!!!!!?
何者がそんなことを!!!!!!!!?」
イリリシカ「こんなことが出来るのは……力の魔女しか考えられない……!」
ミャラダイン「いや、それはない
確かにスイグンは大聖堂の目の前まで侵攻したというが……
大聖堂に入る前に元帥によって返り討ちにされた
そしてしめてくれ…のやつは大聖堂の中から出ていなかった……
つまり会う機会など無かったわや」
スコンビュー「じゃ、じゃあ……どういうことなんだべ……?」
ミャラダイン「……………………」
ゴオオオオオオオオオオオオ……
263
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 01:56:48 ID:aOjS9HsM0
ぬるもっこり「可能性として考えられるのは……例えば他の侵入者……」
ミャラダイン「地下牢のメクリスタを解放させた魔法使い……どうやら透明魔法使いだったらしいが……
そいつはパワータイプではなかったけん、恐らく違う」
イリリシカ「じゃあメクリスタ…………も違うかな
土魔法を受けた殺され方じゃない……」
プティング「では……土の魔女と一緒に地下牢から解放された別の魔法使いという線は?!」
ミャラダイン「それもないな……
何故なら地下牢から解放されたのはメクリスタだけだったからだがや
他に地下牢に居たやつらは、長年の捕虜生活で気力を失っていて逃げ出せなかったらしい
……その後の魔女の神の攻撃によって捕虜のほとんどが大聖堂の瓦礫に潰されて死んでしまったようだず」
スコンビュー「それじゃ……犯人は一体誰なんだべ……?」
ぬるもっこり「………………ひとつだけ可能性があるな……
あまり考えたくないが……」
プティング「!!? それは!!!!!?」
ミャラダイン「……
しめてくれ…を殺ったのは……内部の人間……
つまり退魔軍の誰か……っつーことだ」
モシメベ(……うそ……)
ジュリー「…………そんなバカな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「落ち着けジュルジュリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ確定はしとらん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが……最も考えられるのは……それしかないがや!!!!!!!!!」
ジュリー「……! そうかもしれないが……
そんなの……
そんなもの……信じたくないよ……!!!!」
イリリシカ「そ、そうだよ……
なんで……なんで殺されなきゃならないの!!!?
しめてくれ…さんが……仲間の誰かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「…………理由なんか分からん……」
ぬるもっこり「……だが……退魔軍も一枚岩ではない……
ゼゾォンのような輩も居る…………
『退魔軍には魔法使い軍と繋がる内通者が居る』…………という話も、かなり前から聞く “噂話” だ
…………しめてくれ…は、そういう連中にとって不都合な “何か” を見てしまったのかもしれぬな……」
ジュリー「……」
よろ……
ガク……!!!!
ジュリー「…………そんなの…………
それが本当なら……あんまりだ……
しめてくれ…さんは…退魔軍のためにずっと戦っていたのに……
それが……身内の人間によって……こんなひどい最期を…………
くそぉ……!!!!!!」
ギリギリギリッ…… ポタポタポタポタ……
イリリシカ「ジュリー……」
ミャラダイン「…………ここでの話は完全に推測だ……
確定したわけじゃない……だが
頭の隅にいれておいたほうが良いだらぁな……
…………いくら仲間といえ……この退魔軍の全てを……信用しすぎるな……!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『………………』
ゴオオオオオオオオオ……
パサ……
??「………………」
じろ……
《その時……
テントの外からジュリー達の姿を覗きみる、一つの影があった……》
264
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 17:08:51 ID:TWzIEybw0
───
バサァ……
《テントから出てくる一行》
ぬるもっこり「……良いか、ここでの話は他には話すな……胸に秘めておくぞな
……これはループマーやグュースにも今は言うべきではないだろう……
彼らはしめてくれ…と同世代だからな…………今の彼らにショックを与えたくない
…………いずれ動くときは、朕が動く」
ジュリー「……分かった」
ぬるもっこり「朕とミャラダインはこのあと復興作業に従事する
そなたらは……」
ジュリー「俺達も手伝うよ」
ミャラダイン「何いっちょーかい! 休め
ワぁやつにはワどやつみたいな回復力はないだらが!」
ぬるもっこり「そうだな……
そなた達はワンダー大橋門からずっと休みなしだったのだ
もう数日休んでも良かろう
ここは隊長命令だ、休むぞな」
ジュリー「……分かったよ
ぬるもっこり達も無理するなよ」
ミャラダイン「はっは! 誰に言っちょさがーか!」
───
ザッザッ……
イキル「はぁ……
休むっつってもオシャレなカフェも無くなったしなぁ
これからどーするよ?」
ジュリー「………………」
イキル「おい、ジュルジュリ?
大丈夫か? ぼーっとして」
ジュリー「! ……あ、あぁ……ごめん……
ちょっと考え事してた」
イリリシカ「しめてくれ…さんの事……だよね?」
ジュリー「…………あぁ…………
少しショックで……
退魔軍の人間が同じ退魔軍の人間を殺す…………
何故そんなことが起きるのかと……」
プティング「なんのためにそんな事をするのか……動機が不明すぎる
ぬるもっこり隊長は魔法使い軍と繋がる内通者の可能性を言っていたが、どうにもな……
内通者が居るのなら、魔女達の大聖堂への侵攻を許容するのはリスクが大きすぎるのではないか……?」
イキル「力関係とかあるんじゃないの? 知らんけど」
モシメベ(もしかしたら十大魔女達とは繋がっていないとか?
今回の侵攻は十大魔女達主導の電撃作戦みたいだし……)
スコンビュー「うーん……アンバサダすんなら何か分かるべかなぁ……
でも連絡取り合う手段ないべ……」
イリリシカ「十大魔女と繋がってないとしたら……その上?
魔宮神官長と繋がってる?」
ジュリー「……もしそうだとしたら、その内通者は相当な地位に居る人間じゃないか……
“十大魔女より上” …………『魔宮神官長』の存在は退魔軍の一部には周知されているが、まだそれも“疑惑” のレベルだ
……リーべス元帥も『居るかもしれない』という認識だった…………」
イキル「つーかあーしあんまり退魔軍の上の事詳しくないけど……
『元帥』『総帥』の他にもなんか偉い人達がいんの?」
プティング「お、おまえ何年も退魔軍に在籍していてそんなことも知らないのか」
イキル「うるせ〜〜〜!!!!
興味ないことは知らないんじゃ〜〜〜!!!!」
カカーーーッッ!!!
ジュリー「まず、俺達のような退魔兵を纏める部隊があるだろう?
A〜Zの26の階級からなり、
さらにそれぞれに3〜100の部隊に分かれている
トップのA部隊……所謂1等級は歴代で合計3つの部隊に分かれているのが習わしだが、今は実質1つしか機能していない……
その最後に残った1等級を統率するのが、元帥のリーべスさんだ
元帥は全ての部隊を統率する、実働部隊の総大将といった立場だね」
イキル「近衛師団はどういう扱いなの?」
ジュリー「もちろんリーべスさんだの管轄になるだろうね
ただ、指揮系統は独立しているんじゃないかな
…………で、リーべスさんはあくまで軍隊を司るトップであり……退魔軍の政治を担う人達が存在する
それが『長老委員会』に所属する人達だ」
イキル「長老…………
ジジイやババアの集まりかよ?」
ジュリー「うーん……まぁ、そうなのかな……
長老委員会に所属するのはかつて1等級や2等級の隊長クラス……または近衛師団の隊長クラスといった重要な役職に就いていた人達で主に構成されているよ
彼らがこの退魔軍領内の政治的な事を決定している
退魔軍の方針なども決める事もあるようだから……実質的な決定力は元帥であるリーべスさんより上……ということになるのかな」
プティング「そして……その長老達の上に居るのが……総帥のオルタナティ様になるわけか」
ジュリー「そうだね
軍事・政治…………その全てを纏めるのが全軍総帥……オルタナティ様だ
………………だが、オルタナティ様は長らく病気がちだ
最近は全く表に出てきていないみたいだ」
イリリシカ「つまり…………実質的にこの退魔軍を牛耳っているのは……」
ジュリー「政治的な部分では……『長老委員会』ということになる
彼らが軍事的にも口を出していることも想像に難くない
…………そして恐らく、魔宮神官長の存在も知っている……可能性が高い」
モシメベ(じゃあ…………魔法使い軍と内通しているのは……)
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ジュリー(……長老委員会の誰か……か……?)
265
:
名無しさん@避難中
:2025/08/16(土) 23:15:13 ID:iQbFMg3E0
❌
ジュリー「まず、俺達のような退魔兵を纏める部隊があるだろう?
A〜Zの26の階級からなり、
さらにそれぞれに3〜100の部隊に分かれている
トップのA部隊……所謂1等級は歴代で合計3つの部隊に分かれているのが習わしだが、今は実質1つしか機能していない……
その最後に残った1等級を統率するのが、元帥のリーべスさんだ
元帥は全ての部隊を統率する、実働部隊の総大将といった立場だね」
⭕
ジュリー「まず、俺達のような退魔兵を纏める部隊があるだろう?
A〜Zの26の階級からなり、
さらにそれぞれが3〜100の部隊に分かれている
トップのA部隊……所謂1等級は 代々 3つの部隊に分かれているのが習わしだが、今は実質1つしか機能していない……
その最後に残った1等級を統率するのが、元帥のリーべスさんだ
元帥は全ての部隊を統率する、実働部隊の総大将といった立場だね」
266
:
名無しさん@避難中
:2025/08/17(日) 00:34:26 ID:pDq/W0y60
ザッザッザッザッ……
ジュリー「………………魔法使い軍と繋がった内通者説……
それともう一つ、嫌な説が浮かぶね」
イリリシカ「それは?」
ジュリー「『内乱説』だよ
リーべスさんや総帥の考えに反抗し自分の思想を叶えたい人間が居るのかもしれないね
内乱を画策している人間にとって、今回のような聖都を巻き込んだ騒動は裏工作するには格好の機会だ
しめてくれ…さんはその悪巧みを偶然目撃した……という事もある」
プティング「それは…………内通者説と同じくらい醜い話だな
……それも……やるとすれば『長老委員会』か?」
ジュリー「……恐らくね……」
モシメベ(それって……
どっちの説にしても、あたい達にはどうしようも……)
ジュリー「そうだね…………
俺達は長老委員会のこともなにも知らない……繋がりもない
そもそもなんの確証もない話だし……今出来ることはないな……」
イキル「くっそ〜……絶対怪しいのに……もどかしいよなぁ」
イリリシカ「…………でも、いつかはケリを付けなきゃいけないよね」
ジュリー「……あぁ……
俺達の最終目的は魔法使いとの共存……
もしそれが実現しそうになった時……そういう利益優先の人間はきっと障害になる……
いずれは全てをつまびらかにして、そういった膿は排除しないといけないかもしれないね……」
ゴゴゴゴゴゴゴ…………
スコンビュー「……な、なんだか怖いべなぁ……ズルズリけん……」
ジュリー「…………い、いや…………もちろんそうならないに越したことはないよ……
俺達の推測が的外れなら良いんだけどね……」
イリリシカ「………………」
ゴオオオオオオオ……
イキル「…………そういや、セシルの奴どーしたんかな……
入れたのかぁ?」
プティング「この付近に姿はないな
なんとか説明して通ったか……
拒否されて諦めて帰ったか……」
ザッ……
リハン「あなた方……」
スコンビュー「あ! リハンすま!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「リハンさんチーーーッす!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「合流していましたか
早々につるむとは相変わらず馴れ合いがひどいですね」
イキル「まぁーwwwwwwwwwwww
あーしらソウルメイトなんでwwwwwwwwwwwwwww」
プティング「その使い方ちょっと違うぞ」
ジュリー「リハンさん…………昨日の今日で動いて大丈夫なんですか?」
イリリシカ「そ、そうです
リハンさん凄い怪我なのに……」
リハン「…………聖都がこんな状態で寝てはいられませんよ
応急処置はした…………戦うわけでもないのですから、何も問題はありませんよ」
スコンビュー「え……
リハンすま、そんな酷い怪我だべ?」
モシメベ(た、確かに全身包帯だらけだけど……)
ジュリー「マントで隠れているから分かりづらいけど、リハンさんは右腕を失っているんだ」
プティング「な、なんと……!!!!!」
イキル「マジかよ……!!!
リハンさんほどの人がそこまでの欠損なんて……
どんな激しい戦いだったんだよ……」
リハン「……今回くらいの規模の戦いで、これくらいのダメージは珍しいことではありませんよ
あなた方のトップ陣営が異常なだけです」
イリリシカ「それはそう」
リハン「……………………しかし、今回ばかりは……この命を失う覚悟をしていましたよ
………………あの男が来なければ」
ジュリー「……アーク……」
リハン「私はあなた達にあの存在の “復活” の判断を委ねた
そのあなた達が復活を選んだならば…………こちらがその決定にとやかく言うことでは出来ません
ただ……結果としてあなた達は退魔軍の壊滅を阻止した…………
………………それは、感謝しましょう」
イキル「!! う……うほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リハンさんから感謝とか……カタルシスやべ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じーーーーん……
スコンビュー「最初のワタス達へのキツい態度の時のことを思い出すと…………なんだか涙が出てくるべなぁ〜〜〜〜〜〜〜……
うええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロボロボロ……
モシメベ(か、感動……
40%増量したファミチキを見たとき位感動したよ〜〜〜〜〜〜〜……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
うるうるうるうる……
リハン「………………その反応……ウザイですね……
……………………言うんじゃなかった」
ぞーーーーん……
プティング「ま、まぁまぁまぁまぁまぁまぁ……!」
267
:
名無しさん@避難中
:2025/08/17(日) 11:29:22 ID:qEVjePZw0
>>264
訂正
❌
ぬるもっこり「そうだな……
そなた達はワンダー大橋門からずっと休みなしだったのだ
もう数日休んでも良かろう
ここは隊長命令だ、休むぞな」
⭕
ぬるもっこり「そうだな……
そなた達は カレンダ大運河 からずっと休みなしだったのだ
もう数日休んでも良かろう
ここは隊長命令だ、休むぞな」
268
:
名無しさん@避難中
:2025/08/19(火) 00:59:37 ID:JybumMUg0
リハン「……まったく、あなた達と話をして損をしましたよ……
余計な思い付きで行動するものではありませんね……」
くる……スタスタスタ……
ジュリー「……あ! リ、リハンさん待って下さい!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「…………なんですか」
ゴソゴソゴソ……
ジュリー「これを……」
ギュポン……
リハン「! それは…………」
ジュリー「お酒…………
ゲンキさんから預かってました」
カラ……
リハン「…………」
ジュリー「メメトスさんに……と預かりましたが、
メメトスさんか本人から……墓に供えて欲しいと」
リハン「…………」
ジュリー「それなら、俺達ではなくリハンさんから供えてあげたほうがいいと思います
メメトスさんと………………ゲンキさんに」
リハン「………………
…………ふん…………」
ス……
ガシ……
リハン「………………お墓が出来るなんて当分先ですよ………………
…………ただまぁ…………預かりましょう……」
ジュリー「……はい」
リハン「………………では……」
ス……
ジュリー「………………………………………………」
グ……
ジュリー「……………………
…………………………っリハンさん……!」
リハン「……?」
ジュリー「……………………
………………元ぬるもっこり隊……
現在は近衛隊に居たしめてくれ…さんが死にました…」
リハン「…………」
イリリシカ「ジュ、ジュリー……? なにを……」
リハン「えぇ、知っていますよ
それがどうしましたか」
ジュリー「…………」
ジュリー「しめてくれ…さんの死には不可解な点がいくつもある……
俺達はそれで……いくつかの推測を立てた…………
それをリハンさんに聞いてほしいんです」
リハン「……」
イキル「お、おいジュルジュリ!!!!! 何言ってんだ!!!!!!!!!」
モシメベ(そ、それはいくらなんでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガガッ! ヒソヒソ……
プティング「落ち着けジュルジュリ!!!!!!!!!
さっき我々でした話をリハン殿にする気か!!!!!!!!?
いくら推測とはいえ……あの話は明らかに退魔軍に対する不信感の表明だぞ!!!!!!
リハン殿は元帥付けの特派員……!!!!!
恐らく上部の『長老委員会』にも繋がりがある!!!!!!!!!!
リハン殿から長老委員会に……我々の不信感が伝わったら……どうなるか分からんぞ……!!!!
それに……」
ジュリー「…………」
ヒッソォォォォ……!
プティング「『魔法使い軍と繋がる内通者』の噂……!!!
その “噂” での内通者は……リハン殿とゲンキ殿だという説もある!!!!!!!!!!」
ゴォッ……!!!
ジュリー「………………プティングはその噂はどう思うんだい?」
プティング「! …………それは……」
ジュリー「……俺は……リハンさんは違うと思う……
リハンさんは………………信用出来る……………………
だから俺は……リハンさんに聞いてほしいんだ」
スコンビュー「…………ズルズリけん……」
イキル「……むー……」
プティング「………………はぁっ
……そりゃ私だって…… “その噂” に関しては眉唾だと思っているさ…………しかし……
…………………………いや………………分かった」
イリリシカ「……うん
キミがそこまで言うなら…」
ジュリー「……ありがとう」
リハン「…………………………」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
269
:
名無しさん@避難中
:2025/08/19(火) 15:42:53 ID:uXjk/vQQ0
──────……
KAKUKAKU
SHIKAZIKA……
ジュリー「……これが俺達の推測です」
リハン「……………………」
イキル「………………!」
ゴ、ゴクリ……
リハン「…………その話は…………他には誰が?」
イリリシカ「この話をしたのはここに居る私達と、ぬるもっこりさんとミャラダイン君です」
プティング「ただ、ここまでの踏み込んだ推測をしているのはここの我々だけですが」
リハン「………………
……………………その話はこれ以上不用意にすべきではない…………」
ジュリー「はい
承知しています」
リハン「……………………
…………分かっているとは思いますが、
今…………あなた達に出来る事はありませんよ」
ジュリー「…………はい」
リハン「……聖都を……退魔領を見てください
ここ数百年で最も疲弊している……
………………あなた達は今やるべき事に全力であたって下さい
今……無駄なことを考える必要はない……
……他に私から言うことはありません……」
くる……スタスタスタスタスタ……
スコンビュー「い、言っちゃったべ……」
イキル「うぉい……本当に大丈夫なのか? ジュルジュリ……
変なことを言っちゃったから……あーしらも殺されちゃうんじゃないの……?
もしかしたらリハンさんの手で……」
ジュリー「………………リハンさんはそんな事しないさ……
ただ……」
モシメベ(ただ……?)
ジュリー(…………リハンさんは…………俺達の話を “否定” しなかった…………)
ググっ…………!
──────
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ……
リハン「…………」
ピタリ……
リハン「……」
ゴソ……チャポポン……
《酒瓶を取りだし見つめるリハン》
リハン「………………………………メメトスさん、ゲンキさん……
しばらく預かりますよ……
…………」
チャポポ……
〜〜〜
回想のミャラダイン「戦いが終わったら飲むずー!!
ゲンキの弔い酒もしとらんしのぉ
そいでワぁもたまにはワどやつとまんげたれぇ!!!!!!!」
〜〜〜
ふるふる……
リハン「…………バカな…………
……………………はぁ…………………………」
リハン(…………………
…………疲れた………………
……疲れたよ…………ゲンキさん……………………)
ゴオオオオオオオオオオオオ……
270
:
名無しさん@避難中
:2025/08/19(火) 23:45:59 ID:mj7S0T4w0
────── ……
魔都『フーリアーヌ』
ゴオオオオオオオオオ……
ガラガラガラガラガラガラッ……!
《そこは……瓦礫が散乱する都市……!!!!》
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔都の中枢……魔城『魔〜ヌ』
カッ……
レティシア「……なんじゃ……これは」
コオオオオオオオオオオオオオ…………!!!!!!!!!!!!
《魔〜ヌの壁にも大きな風穴が空いていた……
そこから見える景色は、破壊し尽くされた魔都の姿……》
レティシア「魔都がッ……!!!
これを…………魔女の神……フォーリン様が!?」
パルラー「そうよ…………起き抜けにね……
まったくとんでもないわ……」
ルーミィの影「ここから帰る道中も……ところどころ破壊されているようでしたわ……」
パルラー「通り道をついでのように破壊していたのよ!
いくつか町や基地が破壊されたわ!」
ルーミィの影「人的被害はどれほどで……?」
ハイミー「わ、私もそこまでは把握してませんよぅ……」
レティシア「…………………………
……これでは妾達が退魔領に与えた被害とさして変わらぬではないか…………」
ヘテム「…………いくらなんでもやりすぎなんじゃないの……
こんなの許されないでしょ……」
カツ……コツ……カカッ!
フォーリン「あら、何か不満そうねぇ」
魔女達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
レティシア「フォーリン様……」
フォーリン「私は魔法使いの拠点に相応しい、あるべき姿に戻してあげたのに……感謝して欲しいくらいよ」
ルーミィの影「あ、あるべき姿……?」
フォーリン「そうよ、久々に復活してみたら……
あの聖都のみたいに建物がいっぱいあってゴチャゴチャしてたから掃除してやったのよ
あんなに建物要らないの
昔のカオス帝国を思い出してムカついちゃうわ」
レティシア「……しかし……そこに住む者達も居ました……
その被害は……」
フォーリン「はあ?
そんなパンピー共がどんだけ死んだかとか……私には興味ないっての!
今の時代の “十大魔女” ってやつは随分と堕ちたものねぇ」
レティシア「……」
フォーリン「……ふふ
なんだか不満そうじゃない? あんた」
ズズズズズズズズズズズ……
メクリスタ「ひ、ひえぇ〜〜〜」
ビクビクッ……
レティシア「……!」
ビリビリ……
ズズ……ザッ
ネンオン「貴様ら……神を前にして頭が高いぞ……」
レティシア「! ネンオン様……」
ペコ……
ビキ……
ネンオン「……愚図が
敬意を向ける相手を間違っているぞ……
神に対し、頭が高いと言っている」
オ"ンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……!」
ニコ……
フォーリン「ふふ……別にいいわよ」
ズンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔女達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガクゥゥゥゥゥゥゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レティシア達は地面に伏せ頭を垂れた!!!!!!!!!》
ヘテム(ま、魔力で押さえつけられる……!!!)
フォーリン「私は力付くで平伏せる方が好きだから」
ニコ……
ネンオン「お見事にござりまする」
パチパチパチパチ……
レティシア「ッッ……ぐ……!!!!!!」
271
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 01:10:20 ID:JT5VzsNI0
ネンオン「いいか、無能の魔女ども
魔女の神フォーリン様が復活した今、この魔法使い軍の象徴は貴様らではない
これからはフォーリン様が魔法使い軍の象徴だ
貴様らは付け上がるな」
ググググ……
ルーミィの影「そ、そんな……」
ネンオン「これからは全てフォーリン様の指示に従え
…………フォーリン様、こやつらは貴方様の駒にございます
なんなりとお使いください」
フォーリン「あっそぉ
私には別に駒も要らないんだけどねぇ」
レティシア「………………私とて実力主義の十大魔女の頂点に居た者……
フォーリン様に従うことに異論はありませぬ……
ただ……お聞かせ下さい
フォーリン様、貴女はこれからこの戦争をどう導きおつもりでしょう?」
ゴオオオオオオオオオオオオオ……
フォーリン「……ふ」
ニィ……
フォーリン「魔力による世界の征服」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔女達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
フォーリン「魔法使い領、退魔領に分かれてるという半端な世界情勢をまず全て魔力に染める
真人間連中が作り出した技術、建物も……全て破壊し尽くす!
そして……全ての真人間をブッ殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1人残らず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男も女も大人も子供も赤子すら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全て消す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが私の目標よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘテム「…………」
メクリスタ「???????????」
ゴオオオオオオオオオオオオオオッッ……!!!!!!!
レティシア「ぜ、全員っ……
それは…………いくらなんでも……!」
フォーリン「はぁ!!!? 異論あるってのぉ!!!!!!!!?」
レティシア「ま、魔法使いによる支配に異論はありません……
し、しかし真人間達を1人残らず殺すというのは…………
この広い世界を統治するにも……労働力は必要でしょう……
真人間達という労働力……そして技術力は少しでも残しておいたほうが……」
ズシィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ぐっ……はッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォーリン「口答えするの? 駒が?
しかも……真人間を絶滅させるなと………………
あんた……十大魔女の頂点ってわりには甘いわね……
本当……昔に比べてカスが増えたわね、十大魔女も
……虫酸が走る!!!!」
ズシィィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メキメキメキメキ……
レティシア「ッッ……が……!!!! はぁっ……!!!!!」
ルーミィ「フォ、フォーリン様!!! どうかおやめ下さいませ!!!」
フォーリン「あんたらは何も分かってない!!!!!!!
真人間共を一人二人残せば、あいつらはゴキブリのように増える!!!!!!
そして “技術” を使ってまた私達魔法使いを脅かす!!!!!!!!!!!!
かつて存在したカオス帝国のようにね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんた達はあのカオス帝国の悪辣さを知らないからそう言えるのよ
私は知っている!!!!!!!
だからこそ消すべきだと言ってんのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かる!!!!!!!? えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキミキミキミキミキ……
レティシア「ぐが……!!!!!!!」
パルラー(カオス帝国が怒りのトリガー……?!)
ゴクッ……
272
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 01:37:27 ID:Rpbfd42I0
レティシア「はぁ……! はぁ……!」
フォーリン「とにかく、そんな感じで動いてもらうから……
まぁ別に私1人でもいいんだけどさ
あんたらの顔も立ててあげるわ
ただ……動くとしたら1ヶ月後くらいね」
パルラー「それは……なんでですか?」
フォーリン「ちょっと眠るから
数千年ぶりに魂が目覚めたけど、まだぼんやりとしているわ
1ヶ月ほど眠ればしっかりするから
まぁちょっとした休眠よ
ふぁ〜〜〜あ……寝床は用意してあるの?」
ネンオン「もちろん
ご案内致しましょう」
レティシア「…………フォーリン様!」
フォーリン「何?」
レティシア「…………あなた様がそう言うのなら従いましょう…………
真人間達の絶滅…………我ら十大魔女も共に……」
フォーリン「ふん、当たり前よ」
レティシア「フォーリン様…………ならばあなた様が休眠から目覚めるまでに我らがあなたの野望を進めておきます
我らがただの駒ではないと証明しましょう……」
フォーリン「はぁ? ふふっ、何それ……張り切っちゃって……
いらないいらない、私が起きるまで何もしなくていいわよ」
レティシア「な、何故……!」
フォーリン「あんたらだけじゃ、何も期待出来ないから……
アークも復活していない退魔軍ごときに……あそこまで疲弊するあんたらに何が出来るっていうの?
笑わせてくれる」
レティシア「……!」
フォーリン「そもそもあんたらは駒ですらないわぁ……
私がいない時代に名を上げただけの…………お飾り人形よ…………」
スタスタスタ……
レティシア「…………!!!!!
……フォーリン様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妾は…………我々は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々十大魔女はッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ……!
ネンオン「控えろ、レティシア」
オ"オ"ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキィッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「……がふッッ!!!!!!!!!! ……!!!」
ギュウウウウウッ……!
《レティシアは突如胸を押さえて苦しみだした……!》
ネンオン「神に意見するな、愚か者……
貴様の下らぬ自我など必要としておらん……
勘違いするなよ……
貴様ら十大魔女は……フォーリン様が言うように……ただの飾りだ……
魔女の神が生まれるまでの “繋ぎ” なのだ………………
貴様らのようなデクなど……もう解体しても構わんほどだ………………
分かったか……もはや貴様らに、魔法使い軍への影響力は何一つないと思え……
ただただフォーリン様のために……その身を捧げれば良い……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
レティシア「……!!!!! ……がふっ……!」
ビチャッ……!!!!!
フォーリン「……ふっ、相変わらず陰湿ねぇ……命魔法ってやつは……
今ので10年は寿命が縮んだわね」
ネンオン「失礼しました
さぁ……お部屋へ案内いたしますよ」
スタスタスタスタ……
ヘテム「…………くそっ!」
メクリスタ「……こわホホ〜〜〜……」
ルーミィの影「……お姉様……」
レティシア「はぁはぁ………………
………………………………………………………………」
ギリッ……!
273
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 02:08:26 ID:Ng749Cso0
────── それから……
ルーミィの影「……はいっ! これでよし♡
ま〜、メクリスタ様!!!!
ボサボサでボロボロでしたけれど、これで可愛らしくなりましたわ!」
しゃらら〜〜〜ん
メクリスタ「キャホホ〜! 綺麗なカッコ久しぶりホ!!!!
やったやったー! チュミーここに戻って来れたんだぁ!
ママとパパに会いたいホーーー!」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/321/1755621692126.png
ルーミィの影「うふふ♡ 良かったですわね」
メクリスタ「チュミー、また十大魔女になれるホ?!」
ルーミィの影「…………まぁ……あれから十大魔女の数も減っていますし……
大丈夫じゃないでしょうか……? ねぇ、お姉様……」
レティシア「…………………………あぁ」
ヘテム「……はんっ……
あんな風に言われた十大魔女に……今さら価値があるとは思えないけどね……
…………あぁあ……これじゃあ、十大魔女の頂点を目指すっていうあたしの目標も陳腐になっちゃったなぁ」
パルラー「………………こっちは色んな思いを背負って頑張って十大魔女になったってのに……
……ねぇレティシア、私達このまま終わっていいの!!?
いくらなんでも、好き勝手すぎるよ! あの魔女の神……!
神官長も神官長よ……!!」
レティシア「やめろパルラー!!!!!!
不用意なことを口にするな!」
パルラー「…………!」
レティシア「…………さっき言ったであろう……
妾は実力主義じゃ……………………
絶体的な力を持つフォーリン様に従うことに異論はない……」
ヘテム「……受け入れるの、この扱いを……」
レティシア「………………いや…………
せめて変えたい……フォーリン様の認識を。
我らが並ぶに値する存在だと、思ってもらいたい
…………我らは決して繋ぎでも……お飾りでもない……
共に魔道を歩む者であると……知ってもらいたいのじゃ」
ルーミィの影「しかし……どうやって……」
レティシア「……今は全力で示すしかあるまい……
行動で…………成果で………………
………………認めてもらわなければならぬのじゃ………………」
レティシア(……そうでなければ、妾のこれまでの三十数年は……───)
ガバァーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!
スイグン「うぼぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく寝たーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パルラー「うるっさぁ!!!!!
スイグン、やっと起きたの!!!!!!!?」
スイグン「おう!!!!!? ここは!!!!!!?
パルラーどん!!!!!!!!?
戦いはどうなったドス!!!!!!!?」
ルーミィの影「戦いは終わりました ここは魔都ですわ
スイグンさんは気を失っていたのですよ」
スイグン「アッそっかぁッ!!!!!!!
オイドン、リーベスに負けたんドス!!!!!!!!
くやしーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもあの時の全力は出しきったドス!!!!!!!!
次こそは負けないドス……リーベスにもォ……ミャラダインにもォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張るぼい─────────」
ガバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオオオオ……
《立ち上がったスイグンの視界に破壊し尽くされた魔都が映った》
スイグン「ぬゎァァァんじゅアアアアアアアアアアアアこりゅるるるるるるァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボェアァーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パルラー「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィの影「あまりの声量にパルラーさまが割れましたわ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーッ!!!!!!!!!!
274
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 20:12:03 ID:ZdqepKxw0
>>153
から上方修正
次元の魔女ヘテム
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/322/1755688015716.png
275
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 23:11:52 ID:3W4sMlrE0
───
ズブブブブブブブ…………
ルーミィ「…………これでよし…………」
メクリスタ「なにー? なにしてるホー?」
くるっ
ルーミィ「あぁこれは……」
ギョルルンッ……ズズズズズズズ……
《振り返ると顔が真っ黒に塗りつぶされたようなルーミィ!!!!!!!!!》
びくーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「あびゃーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
FFの黒魔導師ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルーミィ「あらあら、びっくりさせましたわね
これは顔に影を貼り付けているのですわよ〜」
メクリスタ「え、え〜? なんでぇ?」
ルーミィ「至近距離で爆発を受けてしまってお顔がとても人に見せれませんの
こうすればとりあえず隠せますので」
メクリスタ「こ、怖いよホ〜」
ザ……
レティシア「ルーミィ……回復せぬのか
そんな細工で誤魔化さずとも治療を受ければ多少は良くなろうぞ……」
ルーミィ「いいのです、お姉様
治療するとなると沢山の時間をいただかねばならないでしょう……
そんなことをしてる暇などありません
それに…………これは不覚を取った自分自身への戒めです……
お姉様がその顔の左側と左肩の傷を治さないようなものです」
レティシア「…………そうか」
ルーミィ「でも……ちょっと顔の表情が怖いですかね?
もっと愛嬌のある顔に調整せねば」
ニゴォォッ……
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/323/1755688100815.png
メクリスタ「ひっ」
ヘテム「………………
……で……しばらく待機なんでしょ……
あたし、家に戻ろ……」
スタスタスタスタ……
ギリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョリョ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「なんだホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
パルラー「これ……警報!!?」
ルーミィ「ええ! 魔城に侵入者が入った事を知らせるものですわ!」
レティシア「まさか……退魔軍の工作員か!!?」
パルラー「! そういえばあなた達が聖都に向かってる最中に退魔軍の急襲部隊が魔都に現れたのよ!!!!!
そいつらの生き残りかもしれない!!!!!!!!!」
スイグン「ぬぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上オイドンの暮らす町を荒らさせないドス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔都はオイドンが守るぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タタタタタ……
魔法使い「は、はぁはぁはぁ……!!!!
十大魔女様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「何事じゃ……侵入者なのか?」
魔法使い「は、はいぃ!!!!!
お、恐ろしい怪物が水路の中から……!!!!!!!
も、もうすぐここに来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メクリスタ「か、怪物〜……?」
────……
ズッ……ズッ……ズッ……
ズシャッ……! ズシャッ……!
??「ガルルルルル……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
276
:
名無しさん@避難中
:2025/08/20(水) 23:52:08 ID:ys0hAFOY0
ガチャアッ……ガシャアッ……!!
ズッズ……ズッズ…………
ヘテム「……なんの音?」
魔法使い「ひ、ひいいいいい!!! き、来たぁぁ〜!!!!!!!!!!
怪物だぁーーーー!!!!!!!!
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
ダダダーーーーッ!!!!
パルラー「なに逃げてんのよ!!!!!!!!」
ルーミィ「……どうしましょ……お姉様……」
レティシア「ふむ……
侵入者…………しかし怪物と言われているのが気になる
それほど人とかけ離れた姿をしているということか?
魔獣の類いか?」
パルラー「魔獣の気配なら私がすぐ分かるわよ!」
メクリスタ「へ、変な音が近づいてきてるホーーーー!!!!」
ズルズルズルズル……
ガショ……ガショ……ガショ………………
スイグン「みんな!!!! オイドンの後ろに隠れるドスよおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物だろーが退魔軍だろーが、現れた瞬間にノックアウトドス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムキキーーーッ!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ズリュッ……ズリュリッ……
ズンッ……ズンッ……
メクリスタ「ご、ごくり……」
ズッ……
ガッッ!!!!!!!!
グウウウウウオオオオオオッ……
怪物「……ディギギギギギギィッ……」
《魔女達の前に姿を現したのは……!
全身が営利なトゲに覆われた怪物だった!!!!!!!》
ヘテム「!!!!!!!!!!?」
パルラー「なにこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
メクリスタ「か、怪物ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブクブクブクーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「ンオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなを守〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュババァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物「ディガァッ!!!!!!?」
スイグン「スーパーインフレミサイルパンチィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブァッギィィィーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物「ギャブバ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パルラー「クリーンヒットよ!!!!!!」
スイグン「…………フーーーーッ………………ん!?」
ガラガラガラガラガラ……
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物「何すんだコラーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むががーーーっ!!!!!!!
ルーミィ「え!!? 無傷!!!!?
今の攻撃を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と、というかしゃべった!!!!!!?」
怪物「 “仲間” の姿を忘れティかーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このやろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
277
:
名無しさん@避難中
:2025/08/22(金) 01:33:05 ID:UX5JCQEE0
パルラー「え…………な、仲間?」
ヘテム「はあ?!
あたし達、おたくみたいなレプティリアンと知り合いじゃないんだけど!!!!!!!」
怪物「誰がレプティリアンっディガーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「……!? 待って……その声!!!!!!!!!?」
レティシア「……そしてその魔力……
まさかそちは……リスリスか?」
パルラー「はーーーーーーーー!!!!!?」
ガショーーーーンッ!!!!!!!
リスリス「そうだっディガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パルラー「えーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スイグン「リスリスどん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んだんじゃあ!!!!!!!!!?」
ハイミー「というかその姿は一体……」
リスリス「質問多いっティイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことよりなんか食わせてくれっディーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腹へって仕方ねーっディガーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルーミィ「た、食べ物食べ物……!
あ……わたくしの闇のなかに……!!」
ズズズズズ……
ルーミィ「闇鍋が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
リスリス「うおーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
闇の中から闇のような料理を出すなっディーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
普通のものにしてくれっディーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レティシア「落ち着け
いま用意させよう」
───
カシャカシャカシャ……
リスリス「ぷはー! くったくった……」
ルーミィ「リスリス様……」
ガシッ!
ルーミィ「良かった……!
わたくし、あの時あなたを放してしまい、ずっと気に病んでいましたの
まさか生きていらっしゃったなんて……!
あの時はごめんなさい……」
リスリス「いや〜、あの時は焦ったっティ〜
まぁ生きているから良しとするっディが〜
…………ていうか、ルーミィさん顔どうしたっティ?
局所的に日焼けしたっティカ?」
ルーミィ「うふふ
まぁそんな感じですわ」
メクリスタ「おねえちゃん、あの怪物誰ホ?」
ヘテム「斬の魔女だってさ」
メクリスタ「斬…………あーー!
あのバカっぽい面白い人!」
リスリス「はーーーー!!!!!?
何失礼なこと言ってるっティガ!!!!!!!!!!?
お前は誰だっティ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メクリスタ「ちゅみーはメクリスタだホホホ
覚えてない?」
リスリス「メクリスタ? ………………
……えっ、土の!!!!? でも確か聖都に……
…………ひえーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お化けだアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グバアァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メクリスタ「お化けじゃないホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そっちの方が化け物っぽいホホーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/324/1755788794883.png
278
:
名無しさん@避難中
:2025/08/23(土) 14:27:02 ID:9chbpz3w0
レティシア「……して、リスリスよ
そちが帰還したことは喜ばしいが、よく生きておったのう
あの鉄砲水から」
ルーミィ「もしかしたらそのお姿も、生き残った理由に関係ありまして?」
リスリス「その通りだっディ〜
あれは聞くも涙語るも涙…………」
あの時、傷付いたワディギはルーミィさんに背負われていたっディ……
ワディギの命はルーミィさんに預けていたっティ……
しかしルーミィさんはワディギを放してしまったっティ……
重症のワディギを……動けないワディギをあの鉄砲水の中に落とした……
ルーミィさんが…………
全然元気だったのに……ルーミィさんはワディギを放した…………
ルーミィさんがね………………
ルーミィ「もの凄くわたくしの事を強調なさいますわ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パルラー「めっちゃ根にもってんじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……流されたワディギは一緒に流れてくる岩や瓦礫から身を守るため骨魔法で骨を装甲化して身を守ったっティ……
でも自前の骨だけでは限界があるので周囲のカルシウムを吸収して骨の量を増やしたっティ……
そうこうしている間に、いつしかワディギは海へと流れついたっディ
海に着くと障害物が渦潮のように勢いを増してワディギの体に襲いかかった……
だからワディギは骨魔法を更に出力を上げて骨を増やしたっディ
するといつしか骨魔法の制御が効かなくなり……次々と骨の鎧が形成されていったっディ……
そして気付いた時には
ガッション……
リスリス「……こんなことになっていたっディ……」
ボボーーーン……
パルラー「そんなことある?」
レティシア「なるほどな
海水に含まれるカルシウムの量は淡水とは比べ物にならない
そのため、海に出た時点で骨魔法が暴走したのじゃろうな」
パルラー「そんなことあるんだ……」
ずーん……
リスリス「ワ、ワディギこれから元の姿に戻れディガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!?」
レティシア「どうじゃろうな……
魔法を使っていない状態でその姿が定着しているのなら
元に戻すのは難しそうじゃが……」
リスリス「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!?
ずっとこの姿ぁ!!!!!!!!!!!?
ワディギどうやって生きていけばいいんディアァーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スイグン「元に戻らなくても良いんじゃないドス?」
リスリス「な、なんでだっディ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スイグン「リスリスどん、多分すごく強くなってるドス!
オイドンが思い切り殴ったのに傷一つつかなかった……むしろオイドンの拳の方が痛いくらいドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズキッ……!
レティシア「確かに、戦闘力は格段にあがっていそうじゃのう」
リスリス「そ、そうっティか?」
ルーミィ「そうですわね
もしかしたら大魔女序列も上がるかもしれませんね……!」
リスリス「だ、大魔女序列が上がる……!
ま、万年下位のワディギが……!!!!!!
う、うひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワディギこの姿で頑張るぼい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘテム(…………もう今の状況で序列にどんだけ価値があるか分かんないけどね……)
す〜〜〜ん……
279
:
名無しさん@避難中
:2025/08/23(土) 23:37:19 ID:2SSDpUDM0
ルーミィ「では、海からここまで泳いで帰られたのですか?」
リスリス「そうだっディよ〜
ワディギの変形(トランスフォーム)……『お斬かな天国』で遡上したっディよ〜」
ヘテム「新たなUMA伝説とか生まれてそう」
リスリス「というか、なんで魔都がこんなにボロボロだっディ?」
ルーミィ「それは……」
バタバタバタ……
魔法使い兵「ま、魔女さま〜〜〜!!!!!」
レティシア「なんだ……
また慌ただしいな
今度はなんだ?」
魔法使い兵「し、下の大ホールに……!!!
十大魔女に会わせろと…………男が…………」
レティシア「男? 魔法使いか?
誰じゃ」
魔法使い兵「ま、魔法使いなのは確かですが……
意味不明な事を言っていて……
とにかく十大魔女を呼べと……」
パルラー「なによ、怪しいわね」
レティシア「……だが、魔法使いなのであろう……
しかし……十大魔女たる妾達を呼び寄せるとは…………なんたる者じゃ
どれ、ひとつ顔を拝んでやろうかの」
メクリスタ「気になる〜〜〜! ちゅみーも行く行くーー!」
スイグン「皆で行くドス!!!」
ルーミィ「そうですわね
魔女に会いたいとおっしゃってますし……
皆で会いに行ってその方を怖がらせましょう!」
わー!
ヘテム「あたしもう帰りたいのに…………」
─── 魔城大ホール
男「ぶつぶつぶつ……」
《ホールに設置されたソファーに座る一人の半裸の大男……》
ザンッッ……
レティシア「そちか?
妾達にここまで来いと呼び出した不遜な客人は?」
男「…………来たか」
レティシア「……なんじゃ?
妾達に会うにしては、相応しくない態度と格好じゃのう?
名を名乗れ」
男「…………ふん……」
チラ……
《一般魔法使い兵を一瞥する大男……》
レティシア「この者達が気になるか?
………………そち達、少し下がっておれ」
魔法使い兵「は……ははっ!」
そそくさ……
レティシア「これで良いか?
そちは何者ぞ」
男「………………分かんねぇのか……コラ…」
レティシア「……なに?
……………………!?
まさか……そちは……」
280
:
名無しさん@避難中
:2025/08/25(月) 22:07:32 ID:y0pQ0MEs0
レティシア「そち……ハキョーセイか?」
がび〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
パルラー「ぽぁ!!!!!!!?
ハキョーセイって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あのクソアゴ老害親父だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっ……フフっレティシアウケ狙いすぎでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう見ても違うじゃない、まず年齢が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ププーーッ!
大男「そうだぁ、ワイはハキョーセイだ」
パルラー「ありやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リスリス「こいつ足生えてからリアクションキャラになっディか?」
ルーミィ「なんという事でしょう……
ハキョーセイ様が…………
まぁ♡ なんと渋みのある男性に♡」
レティシア「………………赤口門の戦いのあと、ハキョーセイが少年になったと言っていた者が居たが、見間違いだろうと一笑に付しておったが…………
まさか真実とはな…………」
スイグン「でも少年って年齢じゃなさそうドス!!」
ハキョーセイ「……クソみてぇな無魔との戦いで大ダメージを負ってな……
ダメになった部分を培養しストックしていた臓器と入れ換えた副作用で若返ったんだよ……
そうしたら新鮮な臓器の方に年齢が “引っ張られてしまった” …………
最初はガキンチョの姿だったが……なんとか体を無理矢理成長させてここまでに戻したんだよ
大体30半ばってところだ…………
これ以上戻せねぇが……力は全盛期……逆に都合がいい」
ルーミィ「わたくしもその姿が良いと思いますわ♡」
パルラー「すごいわ、人体」
レティシア「……フッ……なるほどな
兵達が混乱するのも無理ないわ
明らかに見た目の違う人間がハキョーセイを名乗っていてはな……」
ハキョーセイ「フンッ……
魔力でわかんだろぉが……無能共が……」
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/325/1755788519515.png
メクリスタ「なんか怖そうなおっちゃんだホ〜……?」
ヘテム「こいつキライなんだよね」
ハキョーセイ「………………戦いの顛末は聞いたぞ」
レティシア「……そうか」
ハキョーセイ「ダイノーズの奴は死んだらしいな
…………コウギョクの弟……あの『化龍』のシュギョクも死んだそうじゃねぇか
……………………そして聖都にて正体不明の退魔使いの乱入……
更に何より、魔女の神の復活…………
魔都の惨状もその魔女の神ってやつの仕業と聞くじゃねぇか……!
だが…………それが許されてる!!!!!!!!!!!!!
………………その女が復活すりゃ、ワイらは用済みか……!!!!!?」
ビキビキビキッッッ……!!!
パルラー(うわ、こいつキレる……)
ルーミィ(まずいですわ
殿方至上主義のハキョーセイ様なら……フォーリン様主導の魔法使い軍に許せず反乱を起こしてしまうかもしれませんわ……
今この状況でそんなことは…………)
ハキョーセイ「ワイもキサンら……このままでいいのか!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「!! ………………!」
281
:
名無しさん@避難中
:2025/08/25(月) 23:21:17 ID:RzcqR7hI0
ダダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハキョーセイ「魔女の神の出現でワイらはここで終わりか!!!!!!!?
……あぁ分かってるよクソ!!!!!!
魔女の神の力……ワイも感じた!!!!!!!!!!
とんでもねぇ……もはや男とか女とか関係ねぇ……!!!!!
ありゃ確かに、従うしかねぇ……!!!!!!
逆らう気にもならねぇ……!!!!!!!!!
しかし……だからといってここでワイらの意志を閉ざすのは誇りの否定だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今の時代を……魔女の神が復活するまでのこの時代を支えてきたのは……
ワイら…………そしてキサンらだろうがァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリッッ……!!!!
スイグン「……むぅぅぅ……!」
ゾクッ……!
ルーミィ(なんと……
あのハキョーセイ様が……こんなことを……!)
ハキョーセイ「このままで終わっていいはずがねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それとも、キサンら……受け入れてんのかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
このまま終わっていいと、諦めているのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レティシア「ハキョーセイ……」
スッ……
ガシッ!
《ハキョーセイを抱擁するレティシア》
レティシア「……妾も同じ気持ちじゃ
全く同じことを思っておった
…………これまで相容れなかったそちと同じ考えを持てたこと……嬉しく思うぞ」
ハキョーセイ「…………ちっ……
それなら良い…………離れやがれ
女のそういう女々しいところが嫌いなんじゃあ」
レティシア「あぁ、すまぬな
嬉しくてつい……な」
ハキョーセイ「……ワイはまず大魔属を立て直す
弟が死んでも……放浪してるコウギョクはアテになねぇ
めぼしいヤツが何人か居る……生きているなら声かけてくる」
レティシア「あぁ…………
魔女の神……フォーリン様が目覚めるまで一月ある……
妾も欠けた十大魔女の補填を優先するとしよう……
…………ありがとう、ハキョーセイ」
ハキョーセイ「………………ふん……」
ズンズンズン……
リスリス「……変わったっディなぁ……あのオッサン……
見た目もだけど……」
ヘテム「見た目の変わりようはおたくにゃ負けるよ」
リスリス「うるせーっディ! おまディもなんかよく喋るようになったっディガ!!!!? 」
レティシア「…………」
レティシア(皮肉なものじゃ……
この危急存亡の秋(トキ)になって……
妾達はこれまでで一番一丸となった…………
この変化が好転に寄与すれば良いのじゃがな…………)
ルーミィ「十大魔女の立て直し……それが急務となりますわね、お姉様
わたくしもお手伝いしますわ」
スイグン「今の十大魔女って誰が残ってるドス?
ワハリーンどんは……」
パルラー「ワハリーンは引退よ
魔魂がなくなっちゃったんだもん、戦えやしないわ」
ルーミィ「えーと……お姉様と……わたくしと……
ヘテム様……スイグン様……パルラー様……リスリス様…………」
メクリスタ「ちゅみーも魔女でしょーー?!」
ルーミィ「……と、メクリスタ様…………」
スイグン「あとハイミーどん!!!!!!」
ハイミー「い、いや……私は魔女にはならないんで………………」
ルーミィ「そうだ……シャイナ様は?」
レティシア「シャイナは両腕を失ったが前線に復帰する気で居た……
負けず嫌いのあやつのことじゃ……間違いなく戻ってくるだろう」
ルーミィ「となると8人……
あと2人ですか」
パルラー「貴族には戦力いないの?
カラー家とか」
ルーミィ「カラー家ですか……
筆頭のミリヤ様が亡くなられてからは目立った話は聞きませんが……」
※ミリヤ……イリリシカが倒した色魔法使い(
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1512579858/977-989
)
パルラー「あとはヘテムと同じ『異貴族(イレギュラーノーブル)』の隠された戦力ね」
レティシア「……あとの事は体を休めてから考えよう
…………時間はまだある……
フォーリン様が目覚めるまでの……この1ヶ月…………」
ゴオオオオオオオオオオ……
282
:
名無しさん@避難中
:2025/08/26(火) 11:37:59 ID:gWGa9IXs0
────── 聖都……
聖都決戦から一週間が経過していた……
周りが暗くなり始めた夕刻…………
廃墟と化した聖都西ブロックの一画にて───…
ザザザザザザザザザッッッ……
ジュリー「……ハァハァハァハァハァッッ……!!!!」
ダダダダダダダダダッッ!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ハァッハァッハァッハァッハァッハァッ!!!!!」
《廃墟のなかを走るジュリー……!!!!》
ジュリー「…………ッ! 気心伝心……!」
ビビッ……!!!!!!
ジュリー(みんな……聞こえるか! どこに居る!!!?
どうなった!!!!!!?)
モシメベの声(グリーブルー君……!)
ジュリー(モシメベ!!!!? 君は確かスコンビューと一緒に居ただろう!!!!?
スコンビューは居るかい!!!!!!!!?)
モシメベの声(い、居ないよ……さっきまで一緒に居たのに……
呼び掛けても反応がない……)
ジュリー(……まさか……
やられたのか……スコンビューが……)
モシメベの声(うぅ……)
ジュリー(だ、大丈夫だ!!!!!
そうだ……プティングは!!!!!!!? プティングは側にいないかい!!!!!!!!!!?
合流した方がいい…………俺もそっちに行く!!!!!!!!
モシメベはまずプティングと合流を……)
モシメベの声(ダメ…………
多分プティングさんもやられた…………
さっき叫び声が聞こえたの…………)
ジュリー(そんな……)
モシメベの声(グ、グリーブルー君……
あ、あたい……死にたくな……! ッあっ……!!!!!!!)
ジュリー(モシメベ!!!!?)
モシメベの声(きゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッッあァッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー(モシメベ!!!!!!!!!!!!!!
モシメベーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
モシメベの声(き、斬られ………………
グ、グリ…ブル……君………………
そっちに行った………………リハン……さん……)
ブツッッ……!!!
ジュリー(モシメベ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー「く、くそ……!!!!!!!
そんな……みんな……!!!!!!!!!!?
…………!!」
ガラ……ガララ……
ジュリー(……誰か来る!!!!!?)
ダダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは遮蔽物間を移動しながらその場を離れる》
ジュリー(………………リハンさんか……?)
ガココ……ガラガラ……
ジュリー(……気心伝心……!
……誰か居るか!!!!!!!?
モシメベ!!!!! スコンビュー!!!!!!!!
プティング!!!!!!!!!!!
…………イリリシカ!!!! イキルさん!!!!!!!!!!!
…………みんな…………みんな死んだのかッッ……!?)
ガラ……ガラ……
しぃん……
ドドウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(……ッッ……こっちに来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この場に居たらまずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダダ……
ドドドドドドドドドドドドドドォォォォッ……
ジュリー(……ダメだ! ピタリと付いてくる……!
補足されている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦うしか……ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「…………発見…………即
始末……」
ジャキンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……!!!」
〜〜〜 回想……
イキル「……本当に大丈夫なのか? ジュルジュリ……
変なことを言っちゃったから……あーしらも殺されちゃうんじゃないの……?
もしかしたらリハンさんの手で……」
〜〜〜〜〜〜
ゴオオオオオオオオオッッ……!
283
:
名無しさん@避難中
:2025/08/26(火) 21:32:46 ID:GtCtp7RA0
ジュリー(……やるしかないのか!!!!)
ザンッッ……!
リハン「…………先ほど……仲間と気心伝心でやり取りをしていましたね……あなたの剛気で……
…………おかげで居場所がバレバレでしたよ
………………あなた自身…………そして気心伝心のやり取りをしていた相手の居場所ね」
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「剛気は戦闘特化の気…………基本隠密には向いていない
使い分けるべきでしたね」
ジュリー(お、俺のせいで……モシメベが……!)
リハン「あとはあなた1人だ」
ジャギギィッッ!
ブォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガァァァァーーーーーンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンが左腕で振るう剣戟をなんとか受け止めるジュリー!》
ジュリー(お、重い!! 利き手じゃないのに……!!)
ギギギギギ……
リハン「………………」
ヒュヒュッ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは連戟を叩き込む!!》
ジュリー「ぐううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「攻撃しないつもりか?」
バッ……
ドギャァアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ごふっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《リハンの蹴りが入る!》
ズザァァァァーーーーッ……!
ジュリー「がっは……!!!!! く……!!
……!!!!! うっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュアアアッッ!!!!!!
ビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(て、点帝砲だ!!!!!!!!!!!!!!!
ぼ、防御ッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「───ッッ!!!!!!!!!!」
《気功冠で体を固め点帝砲を受けるジュリー!!》
ジュリー(ッッ……やらなきゃ……!!!)
シュザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「天弓シャランガ」
ギオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは一気に間合いを詰め、ジュリーの目の前で大技を構える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ジュリー(殺られるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
リハン「破ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボブォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカァァーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン(……天弓シャランガが割られた……!)
シュウウウウウウウッッ……
ジュリー「……闘るしかない……!!!!」
《ジュリーは “二刀” 構えていた!!!!!!!!》
284
:
てすと
:2025/08/26(火) 23:16:52 ID:9ZLUDOww0
てすとゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
リハン「……片方はイエロスティの騎士にもらった騎士剣……
そしてもう片方は…………剛気で作り出した剣……か……」
ジュリー「うぉああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギギギギギギギギギィィィィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「ムゥゥゥッ!!!!!!!」
リハン(覚悟を決めたか……
なかなかの剣速……圧力もある……
だが……)
リハン「まだ左腕一本で捌ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキキキキキキキキキィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン(剛気の剣…………想像より大したことはない!
このまま斬り伏せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヒュゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンの剣とジュリーの剛気の剣が交わる!!!!!!!!!》
ズズッ……
リハン「……!」
ジュリー「弾けろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズグッ……!
ドパァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザァッ!!!
リハン(……剣が爆発した……
…………気で生み出した剣だからこそ可能か…………)
ジュリー「おおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーが剛気の剣を振るうとエネルギーが砲弾のように撃ち出される!》
ドゴオーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうううううううううう……
リハン「……! 土煙……! 視界が……」
ジュリー「伸びろォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《土煙の中から剛気の剣が伸び、リハンの体へと届く!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リハン「!!!! ぬぅっ!!!!!!!」
バッ!!!!!!!
ザシュンッッ!!!!!!!
リハン「………………ちっ……」
スタタッ……
リハン「…………油断しましたね
気で作った剣だ……形は不定…………
更に剣の状態から点砲のように攻撃を飛ばすことも出来る……か」
パサァッ……
《斬撃を受けたリハンのマントが切れる……
すると隠れていたリハンの右腕部分があらわとなる……!》
ジャラララッッ……!!!!!!
リハン「……こちらも二刀……
覚悟はいいか」
ヴヴゥンッッ……!!!!
《リハンは右腕部分に埋め込んだカラクリ剣を解放した!!!》
ゴォッッ……!!!!
285
:
名無しさん@避難中
:2025/08/27(水) 23:30:15 ID:QVq1N.D20
ゴクッッ……!
ジュリー(あ、あれが!!!!!
龍魔法使いとの戦いで腕を失ったリハンさゆが見出だした……新しいスタイル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
リハン「……」
ジャラ……
シュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュイイイィィンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「くッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ササッッ!!!!!
ジュリー(剣をいくつもの節に分割!!! リーチが倍増した!!!!!!!!)
リハン「しゅううううっっ……『流星龍』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュヒュヒュヒュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギィィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(まるで鞭のようにッ……しなる軌道が読みづらい!!!!)
リハン「『貫鉄龍』ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぐはっ!!!!!!!!」
ジュリー(鞭のように操る右腕の連戟の合間にもう片方の剣での突きを織り混ぜる!!!!!!
上手い……! 明らかに俺の二刀流よりも洗練されてる!!!!!!!)
リハン「点帝剣」
ボウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシュイイイイイイイッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「くぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(いや……点帝剣を合わせれば……三刀流……!)
よろ……!
リハン「天弓シャランガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドゥオォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……息つく暇も与えてくれないか……!」
シャキッ!
ジュリー「回避はしない……! 受ける!!!!!!!」
ガションッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは剛気剣と騎士剣を重ね、十字を形作る!!!!》
ジュリー「『点帝聖十字剣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっどおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
286
:
名無しさん@避難中
:2025/08/27(水) 23:53:27 ID:QVq1N.D20
コバァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーの十字の衝撃がシャランガを切り裂いた!》
リハン「……!」
ぐっ……
ジュリー(シャランガを斬ったことで体勢が崩れた!
チャンスは今!!!)
ボボボッ!!!!!!!
《ジュリーは足の剛気を爆発的に炸裂させ……飛び出す!》
ジュリー「『サヴィトリ・アロウ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《剛気を利用した超加速スタートダッシュ!!!!!》
ギュオオオオオオオオオッ!
ジュリー「このまま一気に……叩き伏せる!!!!!!」
リハン「……」
チャキッ……
ズズズズズズズズズズッ……
リハン「……『白龍』!!!!!!!」
《体勢を崩しながらも、剣だけをジュリーに向け……技を発動!!!!!!!
あらん限りの気を剣に一点集中!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ジュリー(な、なんて高密度の気!!!!!!!!!
このまま突っ込むのは危険だ!!!!!!!!!!)
ザザァァァァーーーーッ!!!!!!!!!
《ジュリーは急ブレーキ!》
リハン「……止まるとは愚か……」
ビュッ!!!!!!!!!!!!!
ヒュウウウウウウゥゥゥゥゥーーーーーンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは伸縮する右腕の剣をジュリーへと飛ばす!》
ジュリー「むっ!!!!!!」
ガキィッ!!!!
《ジュリーはリハンの伸びてきた剣を弾いた!
弾かれたリハンの剣の切っ先はジュリーの横の地面に突き刺さった!》
リハン「……計算通り……」
シュルルルルッ……
ググゥゥゥゥーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハンは伸びきっていたカラクリ剣を一気に “収縮” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリーの横の地面に突き刺さっていた切っ先に向けて体ごと急加速!!!!!!!!!》
ジュリー(け、剣が巻き戻る運動を利用して一気に間合いを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グォォンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「『白龍・点突き』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(ま、まずい! 急ブレーキをかけたことで今度はこっちの体勢が……!
……!!!!!!)
ジュリー「『退魔壁』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズアァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぴょーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは地面から競り上がった退魔壁を利用し無理やり空中へジャンプした!》
リハン「!」
ビュオオオオオオオッッ!!!!!
ジュリー「オアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッッッ!!!!!!!!
《ジュリーは空中から剛気剣を構え……放つ!!!!》
ジュリー「剛気!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
点帝剣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「『天剣ナンダカ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
287
:
名無しさん@避難中
:2025/08/28(木) 00:52:26 ID:NZ/bwBYo0
ギャオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズワッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドッッ……
ドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううううう……
リハン「…………!
……」
フラ……ガガッ!
《倒れそうになる体を剣で支えるリハン……》
ジュリー「………………
…………………………………………」
フラァァァ……
ドッサァァァァァァァァァァァァッ……!
《そして……ジュリーは力無く地面に倒れ伏した!!!!!!!!》
フラ……フラ……
リハン「………………ハァハァ……」
スチャッ……
スゥゥゥゥーーッ……ビッッ!!!!!
《リハンは剣をジュリーの首に当てる……》
リハン「……私の勝ちだ……
そちらは全滅……あなたの命も……もらい受ける……」
ジュリー「………………っ!!
……くっ………………」
ジュリー「………………〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッくっそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負けたぁ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
降参です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「…………」
スゥ……チャキンッッ!
ドタドタドタ……
イキル「ッかァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュルジュリもやられたか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「リハンさん強すぎだべぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「くそっ! 私はほとんど何もさせてもらえなかったぞ!!!!!!」
モシメベ(怖かったぁ)
イリリシカ「リハンさん少し本気すぎません!!!!!?」
リハン「………………本気じゃなければ、稽古になりませんよ」
ジュリー「そりゃそうだ……!
すごくいい経験になりました!!
リハンさんはやっぱり強い……!
片腕を無くしたことがマイナスに全くなってない……!」
イリリシカ「私達はほとんどまともに戦えずやられちゃったけど……
ジュリーは最後まで食らい付いてたね」
プティング「だな……
しかしジュリーの剛気があっても傷一つつけられないとはな……
マントが切れただけだ」
リハン「…………少し手を抜いていましたね」
ジュリー「!」
イキル「え! そうなん?!」
リハン「大技を使うことを躊躇っていた
剛気で天弓シャランガでも撃っていれば私に少しは傷を負わせられていたはず
……どうせいらぬ気遣いをしたのでしょうが」
ジュリー「す、すみません……
リハンさん……まだ復帰したばかりだし……
こっちも剛気の制御が出来てませんし……」
リハン「ふん……ナメられたものです……
仮にシャランガを撃っていても、結果は変わりませんでしたよ」
イキル「すげー自信だ……」
288
:
名無しさん@避難中
:2025/08/28(木) 01:30:24 ID:NZ/bwBYo0
リハン「あなたの自己評価の通り、剛気の制御はまだまだですね
同じ剛気の使い手のメメトスさんとは雲泥の差でしょう
剛気の攻撃力も……精密さも」
イキル「あ、あんな年季の入った怪物と比べたらそりゃ見劣りするっしょ……」
リハン「ですが……あなたが剛気を使うことはもう退魔軍全体に知れ渡っている……
それがどういうことか分かりますね?」
ジュリー「…………かつてのメメトスさんのような活躍を……期待されている」
リハン「そういうことです
もはや誰もがあなたを知っている……
誰もが期待を寄せている……
それを忘れず精進するよう……」
ジュリー「は、はい!」
イリリシカ「すごいプレッシャーだね、ジュリー」
ジュリー「あ、あぁ
でもおかげで色んな課題や、剛気の色々な事が分かったよ!
特に剛気を使用した『気心伝心』が他者に悟られる場合があるなんて! 思いもしなかったよ……!」
リハン「能力のある退魔使いは勿論、勘の鋭い魔法使いにも悟られる場合もあります
隠密時の気の漏洩は命取りになる…………それを意識して扱うようにするべきでしょう」
ジュリー「はい!」
リハン「しかし…剛気であっても、完璧な制御が出来ていれば気心伝心の漏洩はありません
そこもメメトスさんは完璧だった
気を切り替えるよりも、剛気で気心伝心が問題なく出来るようになると良いでしょう」
ジュリー「が……頑張ります……」
スコンビュー「大変だべなぁ……」
ズンズン!!!
ミャラダイン「おう! 終わってかぁ!」
ループマー「その感じ、この組もぼろ負けしたたいだな!」
グュース「くっそ〜〜〜〜〜〜〜、ぬるもっこり隊一丸になっても勝てねぇのかよ!」
ぬるもっこり「流石リハン殿ですな」
ハーステンポー「いや〜、ホントっスねぇ!
リハン様、今日はぬるもっこり隊の主力メンバーを2つに分けて連戦で稽古してくれたっスもんねぇ!
午前はボク達! 午後は若者達!!!!!
どっちも負け!!!!!!!!
パネーーっス!!!!!!!!! 給料いくらっスか!!?」
ミャラダイン「ワどはまだ戦り足りん!!!!!!!!!!
リハン!!!!!!! ワどとタイマンでやぁずやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「…………バカなことを言わないで下さい
二部制にしたとはいえ…………こちらは二戦続きで体力が尽きましたよ」
ぬるもっこり「しかし……リハン殿
何故今日は我々の力を測るようなことを?」
リハン「………………
……実際に測っていたのですよ」
モシメベ(え……?!)
リハン「……今の退魔軍の状況が分かりますか
聖都決戦で多くの部隊が壊滅……それは2等級・3等級含みます
そしてそれ以前から…………退魔軍には不足していた……
『1等級戦力』です
……カレンダ大運河でメメトス隊を
赤口門でカズナ隊を失っている……
残ったリーベス隊も…………リーベス元帥が再び重傷を負ったことで万全とはいえなくなりました」
ループマー「そうだな……現在機能している1等級は……ゼロということになる」
リハン「1等級は退魔軍全体を支える屋台骨です
現在前線に立てる1等級戦力がいないということは軍全体士気の指揮に関わる
一刻も早く……新たな戦力……一線級の戦力を求めている」
イキル「……………………え
…………ちょちょ、ちょっ待っ……
この流れって…………」
ぬるもっこり「まさか…………
リハン殿が測っていたのは……」
リハン「あなた方に “それ” があるか……
1等級の “隊長” となる資格が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「そ、そ、そんな大事だったんだべかぁーーー!!!!!!!?」
イキル「かーーっ!!!!!!!
ついに来ちゃったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ついに頂点に立つときが来ちゃったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
かーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きちぃーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラじゃないってーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーしガラじゃないって〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
か〜〜〜〜〜〜〜ッッ!
プティング「安心しろ! お前は絶対に選ばれない!」
ど〜〜〜ん!!!
289
:
名無しさん@避難中
:2025/08/28(木) 01:59:21 ID:NZ/bwBYo0
リハン「………………
……………………ジュルジュリ・グリーブルー
あなたに1等級隊長になる気はあるか」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
え!!!!!!!!!!!!!? 俺!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「えーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリーに1等級の隊長の打診が!!!!!!!!!!!!!!!?」
モシメベ(すごいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー「な、なんで俺……!!
ぬ、ぬるもっこりじゃないんですか!!!!!!!!!!?」
ぬるもっこり「いや……
リハン殿はこの稽古で個人の力を見ていたのだ
ジュルジュリ……そなたはもうとっくに朕の強さなど超えている」
ミャラダイン「ふふん…………ワどはジュルジュリに負けとるとは思わんが……
かといってワどは隊長って器でもねーしのぉ
まぁ…………こいつが選ばれることに疑問はない」
ループマー「うむ! そうだな!」
グュース「まぁ……血統としても文句なしだよなぁ
あのズズゾゾ隊長(ジュリーの父親、戦死済み)の息子だしな……
ズズゾゾ隊長は亡くなられた時は3等級の隊長だったが……今も生きてたら絶対に1等級の隊長になっていたはずだ」
ジュリー「い、いやいや……みんなまで何言ってるんだい
さっきもいっただろう? 俺は剛気の制御も出来ていない……」
ミャラダイン「しゃんもん! 隊長になってから鍛えりゃえーわや!」
スコンビュー「ズルズリけんならすぐに上手に使えるようになっべぇ!」
ジュリー「いや俺は…………」
リハン「ふん……周りからここまで言われて謙遜するのは嫌味ですよ」
ジュリー「い、いや本当に俺なんて…………
………………ここまでの戦い……俺はいつだって誰かの力を……ぬるもっこり隊の皆の力を借りてきた……
俺の強さは……俺一人で培ったものじゃないんです
……俺1人が1等級になっても……絶対に上手く行きませんよ……!
……! そうだ、リハンさん!!!!!
リハンさんが1等級の隊長になればいいじゃないですか!
俺達よりも強いんだ……! あの戦いを経たリハンさんならきっと皆認めてくれる!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「…………私はならない
少なくとも今は」
ジュリー「そ、そんな……」
リハン「1人が嫌なら
ぬるもっこり隊全員が1等級になれば良いのです
ただ、隊は『ぬるもっこり隊』から『グリーブルー隊』に名前が変わるでしょうが」
イキル「えーーーー!!! あーしらも一緒に!!!!!?
1等級!!!!!!!!!!!!!!?
やったーーー!!!!!!!!!!!!!! すげーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハーステンポー「う、うひょ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1等級なら所属してるだけでお金を製造してるようなもんっスーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
付いてきて良かった〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ファイアーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……」
イリリシカ「ジュリー!!! ここまで言ってくれてる……! なろうよ!!!!
私達も付いていくよ!!!!!」
ジュリー「で、でも…………」
??「おいお〜〜〜〜〜〜〜い
何勝手に盛り上がって勝手に決めようとしちゃってんのぉリハンちゃ〜〜〜〜〜〜〜ん」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「!! あなたは…………
ウォーラグーン殿………………」
ズズンンッッ!!!!!
ウォーラグーン「おぉっス
凡兵ども! 元気かぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!?」
ドドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【退魔軍 総帥付
特務兵武官 ウォーラグーン(セルライターXの先祖)】
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/326/1756298742936.png
290
:
名無しさん@避難中
:2025/09/01(月) 02:27:26 ID:DUzJyEGQ0
【ステータス①気力量・退魔気量】
この世界の生物が生まれ持つ、肉体内で生成されるなんかすごいエネルギー……。
呼び方は様々だが、一般的には『気』または『気力』と呼ばれている。
そのときの精神や思考によって一度に放出出来る気の量が大きく変わることもある。
そういった部分から『気力』という名前で呼ばれるようになったのかもしれない。
普段は肉体の内側で循環している。意識していなくとも体の毛穴から外へと漏れだしている。
見た目は色のついた湯気のように見える。
鍛えることで気の放出量や勢いを操作出来るようになる。
この気力は纏ったモノの強度を高める効果を持ち、更に空気と反応することでダイラタンシーのような現象を引き起こす。
これを利用し放出した気を体の周囲に留めることで防御力を高めたり攻撃力も劇的に向上させることが可能。
そういう働き以外にも様々な力を秘めており、鍛え方によってその使い方が広がっていく。
『気色の術』なども特殊な気の使い方の一つ。
魔法使いも『気』を持っており、当然鍛えていれば操作して扱うことも可能になる。
ただ魔法使いにとって『気』は『魔力』の下位互換というイメージがあるため、両立して使うものは少ない。
退魔気……
ただの『気』から発展した特殊な気である。
対魔法使いに特化しており、僅かに魔力に対する反発力を持ち、働きを阻害する効果もある。
長きにわたる真人間vs魔法使いとの戦争、という環境から偶発的に生まれたとされる。
ジュリー達が戦っていた3000年前の真人間達には標準装備されており、大魔女フーリャン達の暮らす現代ではこの気を持つ者は少ない。
ただし特殊な鍛え方をすれば後天的に『気』を『退魔気』に変質させることも出来るらしい。
退魔気は魔法使いにとって毒のようなもの。
魔法使いが退魔気を使うことはあるはずがないが
十大魔女の1人・クゥペンは退魔気に対抗するために、あえて退魔気を習得していた。
肉体に内包する気の絶対量は本人の資質や血統などに大きく左右される。
その量は基本的に個人ごとに決まっており増えることはないが、鍛練することで恒常的に効率よく運用出来る気の量を多くすることは出来る。
気の量が多ければ気を使った強化や防御、特殊な気運用の持続時間も長くなるので戦闘を行う真人間は積極的に鍛えていきたい部分だろう。
《『気力量』『退魔気量』数値ごとの評価》
0:気を持ってない
1:少なめな量
2:普通の量(★一般人平均数値)
3:まぁまぁ多い量
4:びっくりされるくらい多い量
5:地元で騒がれる量
6:素人が見てもヤベェ…と思うくらいの量
7:学会で話題になるくらいの量
8:全国ニュースで珍人間として特集される量
9:人間だと思われないくらい多い量
10:伝説になるくらい多い量
10以上:言葉にならないくらいの量
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/327/1756660730176.png
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/328/1756660650373.png
291
:
名無しさん@避難中
:2025/09/01(月) 02:28:56 ID:DUzJyEGQ0
訂正
グレーちゃん
退魔気量 → 気気力量
292
:
名無しさん@避難中
:2025/09/05(金) 01:12:21 ID:VI7WWI8Y0
ウォーラグーン「ん〜、ふふふ……」
イキル「な、なんだこの怪しいマッチョ!!!!!?」
ジュリー「……!!」
ジリ……
ジュリー(な、なんだこの人……
…………強い……!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
ミャラダイン「……あー!!?
なんだァ、ワぁ!!!?
急に現れて……凡兵だぁ!!!!!!?
喧嘩うっちょーかい!!!!!!!!!!!」
ウォーラグーン「んっふっふっふふぅ
ミャラダイン・ミャミャミャ〜ミャン☆ちゃんねぇ〜…
かつてカオス帝国で将軍職についていた一族の末裔……
それが中央アカデミーでもなく、地方の退魔軍訓練学校の出とは…………
名門も落ちるに落ちた……
悲しいがそれを凡と言わずなんというか……だよねぇ〜」
ビキッ!!!!!
ミャラダイン「ワぁ……
ワどの血筋の事を馬鹿にするんなら、それなりの覚悟はあーだらぁなぁ!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬるもっこり「や、やめよ! ミャラダイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「歯食い縛りさがれぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ……
ウォーラグーン「……ふー、やれやれ………………うん?」
バッ!!!!!!
リハン「……!」
ガギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギ……
ミャラダイン「……ぬぅ!!!!!!!!!!!!!!
……リハン!! なんで邪魔すーかぁ!」
リハン「……やめなさい
彼は…………上の人間だ……」
プティング「上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ざわざわ……!
ループマー「上…………お前よりもか? リハン……」
リハン「………………彼は…… “総帥付” …………特務兵武官……
明確に、私よりは上ですよ」
グュース「そ、総帥直属だと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
大エリートじゃないかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リハン「正しくは総帥……そして長老委員会の直属の護衛軍……その1人です」
ジュリー(……!! 長老委員会の……直属……!!)
ぐっ……!!!!!!!
モシメベ(す、すごい〜……!
そ、そんなの初めて聞いたよ……!!!)
ウォーラグーン「うっふふふ! はは!
まぁ俺達のような数奇な戦力は君たち凡兵の前にはそうそう姿を現さないものだからな!」
イラ……!
ミャラダイン「凡兵ってのをやめろっつーがや……!」
ぬるもっこり「よせ……!!!」
リハン「……ウォーラグーン殿……
あなたが表に出るのは珍しいですが……
何か御用で……」
ウォーラグーン「あぁ、ちょいとリハンちゃんに用がな……
そうしたら何だ!!!? リハンちゃん、そりゃねーって!!!!!!!!!
なに勝手に人事司っちゃってんのぉ!!!!!!!!!?
しかも1等級の隊長を任命しようなんてよぉ!!!!!!!!?
しかもこんな小僧っこに!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「こ、小僧っこ……」
ずーーーーん……
ウォーラグーン「そーいうのはまずは上に相談しなきゃよ!!!!!!!?
1等級なんて重職は特にな!!!!!!!!!!
まずはリーべス元帥にはもちろんだが、当然長老委員会にも通しておかなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!
な!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リハン「……申し訳ありません」
スコンビュー「ありゃりゃ……
横やりが入ってずるずりかけんの大出世がキャンセルされたべ……」
ジュリー「お、俺としては良かったけど……」
ハーステンポー「そ、そんなぁ……
ファイアァ……」
しゅん……
293
:
名無しさん@避難中
:2025/09/05(金) 01:48:31 ID:yPJY8EhY0
ウォーラグーン「まぁーったく、びっくりしくさったぜぇ?!
ちょうど俺が来たから良かったものの……!!!!
リハンちゃんの独断で勝手に1等級の隊長が決められちゃって、もしそれが間違っても軍全体に広められてたら大変だったぜ!
例え不本意でも一度周知されたことは事実として定着しちゃうからな!
それを翻すのは難しいんだよ!!!!!!!
やらかすところだったな! リハンちゃん!!!!!!!!!!!!!」
リハン「………は。申し訳ありません」
ヒソヒソ……
イリリシカ(なんか…………いやな感じ……)
イキル(うん……)
ループマー「…1等級はこれまで、長老委員会が決めていたのですか?」
ウォーラグーン「そりゃそーだろ!
退魔軍の最重要な部分は総帥のようなトップが決めるのが普通だ!!!!
とはいえ、総帥はご病気がちだから、その代わりを長老委員会のお歴々方が慎重に精査してるわけ
!!!!!
だから1人の兵の独断で決められることじゃないんだ! !
勿論1等級の総隊長クラスのご推薦なら一考の余地ありだぜ!!!?
だけど元帥付とはいえ、ただの特派員の推薦なんて論外よ!!!!!!!!
ったく! 困ったちゃんだぜ、リハンちゃん!
昔はそんなんじゃなかったのにな!!!!!!!!!!!
日陰の人間なのに最近目立っちまって、あまつさえ大軍の指揮までまかされちゃったもんだから勘違いしちゃったかな!!!!!!!?
今度はこんな勝手な事をしちゃダメだぞ!!!!!!!!!」
めっ!!!!!!
リハン「…………は。」
ジュリー「……!!」
ギリッ……
リハン「……ウォーラグーン殿……
それで……あなたは私になんの用が?」
ウォーラグーン「おぉ! そーだったそーだった!
いゃぁ! 喜ばしいことだぞ!!!!!!!!!!!
今回、このウォーラグーンはリハンちゃんの相棒として出向を命ぜられた!
今後リハンちゃんと共に行動するぜぇ!!!!!!!」
リハン「!! ………………」
スコンビュー「えーーーーっ!!!!」
リハン「………まさか……
ウォーラグーン殿が私と……?
何故そんな……」
ウォーラグーン「これぁ長老委員会からのご命令さ!
現在聖都はこんな有り様でリーべス元帥も療養中だろ!!!!!!?
だから退魔軍本隊も大変っつぅことで、俺達『総帥付き護衛軍』もみんなのために狩りだされたわけ!
リハンちゃんも1人は大変だろ! だから俺が手伝いに来たんだよ!!!!!!!!!!
これからは仲良くやろうぜぇ〜〜〜!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
リハン「……は。」
ニコニコ
ウォーラグーン「俺ぁゲンキのような無能とは違うからよ!
そこんとこ安心してくれな!!!」
リハン「…」
みんな『………………!!!!!!!!!!』
ざわ……!!!!!!!
ジュリー「……な……!!」
ミャラダイン「ゲンキが無能だと……」
ウォーラグーン「あー! ワリ!!!
俺は口下手でよ!!!!!! すまん、言い方悪かったな
俺は生まれながらのエリートさんで、周りもそんな奴らだらけだからよ…………人の才覚にちょっと敏感なんだ
平均点高い集団の中に、少し劣る奴がいると目立つだろ?
それでいうとなぁ…………
いや、リハンちゃんは天才よ? でもゲンキはな……
ちぃっと凡兵から脱却出来てなかった
リハンちゃんのおこぼれに預かってた普通の奴……って感じだよな」
リハン「……」
ビキビキッ
ミャラダイン「ッてめーっ…」
すっ……
ジュリー「…………」
ミャラダイン「……ジュルジュリ……!?」
ジュリー「………………」
ザッザッザッ……
《ジュリーはうつむきながらウォーラグーンに歩み寄る……》
イリリシカ「ジュ、ジュリー……?」
イキル「お、おい……!」
ジュリー「…………」
ザッザッザッザッザッザッ……
ざざっ!
ウォーラグーン「……ん……? なんだなんだ?」
ジュリー「…………!!!!」
ギロォッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォーラグーン「……おー……
えらく下からにらみ上げてくれるじゃん?」
ニコ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
294
:
名無しさん@避難中
:2025/09/05(金) 03:04:00 ID:k2QNRgII0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ジュリー「………………」
ギンッッ……
モシメベ(あ、あわわわ……)
プティング「ジュルジュリ……!! 何を……」
ウォーラグーン「どうしたどうした?
何か言いたいことがあるかい?」
ジュリー「…………ゲンキさんは……」
ギッ……!
ウォーラグーン「んっ?」
ジュリー「ゲンキさんは無能じゃありませんッッ……!
取り消して……下さい……!!!!!」
ギリィィィィィッ!!!!!!!!!
リハン「……!」
ウォーラグーン「……え……え〜〜〜〜〜〜……?
なぁんでそんなに怒るんだよーー!!!!!!!?
ゲンキは別にぬるもっこり隊じゃなかっただろ!!!!!?
ゲンキのなんなんだよ?
えっと……ジュルジュリちゃんだっけ!!!!?」
ジュリー「…………ゲンキさんは確かにぬるもっこり隊じゃない……!
だけど……共に沢山の戦いを経験した……大事な仲間だ……!!!!!!!!
ゲンキさんはその身を賭けて退魔軍の領地を守るために最後まで戦った……!!!!
それを侮辱しないで欲しい!!!!!!!!」
ゴオッッ……!
ウォーラグーン「……ちょっ……おいおいー!
リハン〜〜〜!
お前なんとか言ってくれよ〜!!
ゲンキのやつ…………大分下の連中からナメられてたんだなぁ!!!!!?
かわいそうだなゲンキよぉ!!」
リハン「………………ジュルジュリ・グリーブルー……
言動を慎むよう……」
ジュリー「侮辱したのはゲンキさんだけじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハンさんに対してもだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
日陰の人間!!!!!!!? 目立って勘違いした!!!!!!!!!!!!!!!?
違う……!!!!!
リハンさんは常に退魔軍のため……必要なことをやってくれていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
不器用でも……立派に……!
成すべきことを成していた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたはそれを見ていたのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
知っているのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
分からないなら……そんなことを口にするな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「…………ジュルジュリ・グリーブルー」
ウォーラグーン「…………あちゃちゃ
こりゃまた困ったちゃんだな…………
目上の人間を敬う態度がなってないよ」
ジュリー「…………俺はあなたを知りません」
ウォーラグーン「ん?」
ジュリー「…………恐らくあなたは強いんでしょう……
きっと他の護衛軍の兵達も……
……しかし……それなら何故
聖都に魔女達が現れたとき、皆と一緒に戦わなかったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジュリー「…………俺も後から聖都に来た人間だ……あまり偉そうには言えない……
………………だが、あなた達はあの時聖都に居たはずだ……魔女達が現れた時から……
なんでその時、力を貸さなかったんだ……!
みんな命を賭け……実際に死んでいった者達が沢山居たあの中で……!」
ミャラダイン「そげだぞぉ!!!!!!!!!
ワどやつは命を張ったんだ!!!!! リハンもな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんもしとらんワぁみてーなやつを、どげ敬えってかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォーラグーン「……ふむ…」
295
:
名無しさん@避難中
:2025/09/05(金) 03:26:13 ID:pAP/quNg0
ウォーラグーン「…………うーん…………
ハァ……」
ぽん……
《リハンの肩を叩くウォーラグーン》
ボソ……
ウォーラグーン「かわいそうなやつらだぜ…………ナァ?」
リハン「………………」
ミャラダイン「なんだやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウォーラグーン「あー……待て待て……
うん……そうだな
君らの言うことも一理あるな
確かに俺達もあの時聖都に居たよ?
俺達が出撃してりゃもう少し未来もちがってたかもしれねぇな……
だが………………俺達は “総帥・長老委員会” の直属だ
守る対象が違うんだよ
もちろん聖都も大事だ、当然な
だけど総帥や長老委員会の方々も同じように大事な要なんだよ……同じくらいな
俺達は俺達でそっちを守っていた
君たちは知らないだろうが、メクリスタが解放された際……地下牢に居た魔法使い達が数十人徒党を組んで総帥達の居た御所に侵攻してきたんだ」
ぬるもっこり「なんと……
地下牢の魔法使い達は戦う気力もなくメクリスタが起こした破壊の瓦礫に潰されたと聞きましたが……」
ウォーラグーン「そりゃどこ情報だい? 全然違うぜ
何人か名の知れた魔法使いも居る……なかなかの軍勢だった
俺達はそっちに対応していた……護衛軍とはいえ、少数精鋭でね
聖都に回る余裕がなかった
……それとも総帥達の命は無視した方が良かったかな?」
ジュリー「っ…………!」
ウォーラグーン「まぁ…………俺達は俺達の管轄を守っていたわけだ!
そもそも……聖都を守るのは退魔軍本隊……そして近衛師団の役目だろ!!!!!!?
自分達がちゃんと守れなかったからって、俺達護衛軍に当たるなんて……自分達の不甲斐なさを喧伝するようなものだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「ぬぅ…………」
ジュリー「……」
ぐぐっ……
ウォーラグーン「ん〜〜〜
不満そうな目だなぁ……
……もしかして俺……口だけの雑魚野郎と思われちゃってたり!!!!!!?
じゃあ、リハンちゃんみたいに俺と模擬戦でもするかい!!?
な!! ジュルジュリちゃん!!!!!!」
ジュリー「! …………
………………じゃあ……」
リハン「…………待っ」
ズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「待てい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュルジュリは疲れとる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワどが相手してやーわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ミャラダイン!!!!」
ミャラダイン「やらせてごいたぁ!
こいちゃ、ムカツクわや!!!!!!
ワどがやらな、気がすまん!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウォーラグーン「うん。ミャラダインちゃんかい
いいよ、やるか」
オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"……!
296
:
名無しさん@避難中
:2025/09/08(月) 01:47:07 ID:1Gu3vZWc0
ウォーラグーン「よーし!
さぁーて、やるか!!!!!!!」
ミャラダイン「……ふぅぅぅぅ……!」
コキッ……コキッ……!
ウォーラグーン「いやぁ! 凡兵ちゃんとお手合わせするのも新鮮だな〜
ミャラダインちゃんよろしくな!!!!」
ミャラダイン「……その減らず口を叩き潰してやる……」
ミチッ……ミチッ……
ウォーラグーン「いい筋肉だなぁ〜
なかなか強そうじゃないか、君ぃ」
ミャラダイン「……あぁ……
何かとジュルジュリが評価されとーがのぉ……
ワども同じくらい強いぞ……!!!」
ウォーラグーン「ほ〜う! そうなのかぁ! ふむ……
……よし! じゃあもしミャラダインちゃんが俺に素晴らしい力を見せつけてくれたら……
『リハンちゃんの推薦に一考の価値あり』って長老委員会に口訊いてあげても良いかな〜、なんつって!!!!!!!!!」
ニッッ!!!!!!!!!!
イキル「マジか!!!!!!!」
ミャラダイン「……吐いた唾を飲み込むだねぇぞ……!」
グッッ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
グュース「あいつ……大丈夫か……?」
ループマー「実際、ミャラダインの戦闘力はぬるもっこり隊でも抜きん出ている……!
先ほどのリハンとの戦いでは負けたが……あれは索敵や絡め手等……戦略的行動等を重視した変則的な戦いだった……
今回は初めからお互いが向き合った純粋な戦闘……!
勝機はあるだろう!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
ミャラダイン「……」
パキ……ポキ……
ウォーラグーン「さぁ! いつでも来なよ!!」
ドッ……ダァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「ぬェェェェェッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グュース「崩拳だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
速いぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「ふんんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………んぅ!!!!!!!!!!!?」
スカァッ……!
《ウォーラグーンが居た場所に拳を放ったはずのミャラダイン!
だが、そこにウォーラグーンは居ない!!!!!!!!!》
ミャラダイン(どこに消えた!!!!!?)
ジュリー「下だッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォーラグーン「ヘイ、ボーイ」
ペタァァァァッッ……!!!
《まるでトカゲのように地に這っていたウォーラグーン!》
ミャラダイン「てめっ……」
ウォーラグーン「シャラッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガゴォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「ぐッッッ……!!!!!!」
《ウォーラグーンはミャラダインの足を蹴った!! ミャラダインはバランスを崩すッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
グォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォーラグーン「おっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッカーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「──────」
ブシャアアアアアアッ!!
《ウォーラグーンは低い体勢から飛び上がるようにミャラダインの顎に手にした武器で強烈な一撃を叩き込んだ!!!!!》
297
:
名無しさん@避難中
:2025/09/08(月) 02:22:26 ID:PlfRND3o0
スコンビュー「わ、わわわっ!!!! 完全に入ったべよーーーー!!!!!!!!!!!」
モシメベ(な、なにあの武器!!!!!?)
プティング「一対の武器……トンファーのような形状だが……あきらかに殺傷力が高い!!!!!!!!!!!!!!!!」
グュース「片方の端に鉄球……もう片方の端に刃……!!!
ミャラダインじゃなけりゃ……既に死んでるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「それにしてもなんという素早い身のこなしか!!!!!!!!!!」
ジュリー(いや……
速いというより……動きに無駄がないッッ……!!!!!!
最初にミャラダインの崩拳を避けて地面に張り付いた時もそうだが……
次の行動への移行が一切淀みない!!!!!!!!!!!!!!
……あの巨体で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのギャップが、まるで超スピードで動いたような錯覚を思わせるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!)
ハーステンポー「いきなり一方的っス……
これ、この手合わせで大怪我したら労災保険きくっスか?」
ループマー「……みろ!!!!!!
ミャラダイン……彼もこのままでは終わらんぞ!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「ギ……」
ギュギュッ……
ウォーラグーン「うんん?」
ガシィッ……!!!!
《顔面をメタメタにされながらも、ミャラダインはウォーラグーンの腕を掴んでいた!》
イリリシカ「掴まえたよ!!!!!!」
ミャラダイン「……ッッッ!!!!」
ウォーラグーン「おいおい……!
そんなメッチャクソになってて……よくも放さなんだ……!!!
だが、これからどうする!!!!!!!?」
ギギギィィィッ!!
ミャラダイン(ナメ……んな……
てめぇ……転びさがれェェッ……!!!!!
無限パイナップル花から盗んだ技術だで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガグンッ!!
ウォーラグーン「うおっっ!!!!!?」
グュース「バランスが崩れた!!!!!」
ジュリー「……合気だ!!!!!!!!!! ミャラダインの技だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「行けーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキキッ……!
ウォーラグーン「……フフゥンッ……
“極め” があまいんじゃあないかぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
クンッッ!!!!!!
ガクウウウウウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「おおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぬるもっこり「ぬぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
合気を極めたはずのミャラダインが……逆にバランスを崩された!!!!!!!!!?」
ループマー「合気を返されたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんて繊細な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「くはぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウォーラグーン「へぇい!!!!!!!」
ズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウォーラグーンは仰向けに倒れたミャラダインに馬乗りになった!》
ウォーラグーン「……へへへへ
不死身…………いいねぇ
壊れないサンドバッグ…………欲しかったんだよなぁ」
ニィィィィィ……
スラッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウォーラグーンは特殊トンファーの “刃” をミャラダインの顔に向ける……そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
298
:
名無しさん@避難中
:2025/09/08(月) 02:37:28 ID:PlfRND3o0
イリリシカ「な、なにを」
ぬるもっこり「い、いかん!!!!!
もう勝負はついておりますぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「……!」
ギラッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォーラグーン「しぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇしぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「──────!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ウォーラグーンは刃をミャラダインの顔……首……胸……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あらゆる急所に絶え間なく突き立てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォーラグーン「いいねぇぇぇぇぇぇぇぇェェェェェッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーはウォーラグーンのもとへ飛び出した!!!!!!!》
ウォーラグーン「ん?」
ビュアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「『ニューイヤー』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《そして騎士剣を振り下ろす!!!!!》
ウォーラグーン「うん!!!
君もやりたいんだなぁ!!!!!!!!
いいぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バゴオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「がッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ウォーラグーンがトンファーをジュリーの剣に打ち込んだ!!!!!
ジュリーの気とウォーラグーンの気がぶつかった瞬間!!!!
凄まじい爆発が起き、ジュリーを吹き飛ばした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
299
:
名無しさん@避難中
:2025/09/08(月) 03:02:08 ID:fsIcl6Ow0
イリリシカ「ジュリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「な、なんだ!!!!? 爆弾でも仕込んでやがったのかー!!!!!!!!!!?」
リハン「……ウォーラグーン殿の気は強い衝撃を受けると爆発する…………特殊な性質を持っている……」
しゅううううううううう……
ジュリー「……くぁぁぁ……!!!!」
ズンッ……
ウォーラグーン「あちらの凡兵は動かなくなった!!!!!!!!
不死身とはいえ限界があるようだねぇ
次は君が俺とやるのかなぁ?!
ジュルジュリちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニコォッ……
ヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウォーラグーンは無慈悲に武器を振るった!!!!!!!!!!!!!!》
ジュリー「…………ぐっ……!!」
ズズズズッッ……!
ダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギャアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時!!!!!!
ウォーラグーンの攻撃を止めたのは!!!!!!!!!!!!!!》
ギギギギギギギギ……
リハン「……そこまでです
勝負は決しました……」
ジュリー「……! リハンさん……!」
ウォーラグーン「! ……おっと……
……悪ィ〜〜〜、リハンちゃ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こういうの久々だったからちょっちテンション上がってやりすぎたぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
いや〜〜〜、ごめんごめん!!!!!!
ちょっと凡兵ちゃん相手に大人げなかったよな!!!!
今のノーコンテストにするか!!!!!!?
ん〜〜〜、どうするかぁ、1等級への推薦の件!!!!!
悪いことしたからやっぱり長老委員会に口聞いといてあげようか?!」
リハン「……いえ……………………撤回します
彼……ジュルジュリ・グリーブルーへの1等級隊長の打診…………彼にはまだ早すぎました
私の独断先行が行きすぎました
……申し訳ありません」
ウォーラグーン「いやー! いやー! そうか!
いやいや、分かってくれればいいんだ!!!!!!!
大丈夫大丈夫!
彼らは今は凡兵だが、優秀だから! 焦らなくてもいつか出世出来るよ!!!!!!!!
ごめんな諸君!!!!! 期待させてしまったね!!!!!!!」
みんな『………………』
ウォーラグーン「ジュルジュリちゃん、大丈夫かな?」
ジュリー「…………はい」
ウォーラグーン「まだ起きないミャラダインちゃんにも謝っておいてくれよ!
……じゃ! リハンちゃん、バディを組むにあたっての今後の方針について話があるから、一緒に大聖堂に来てくれるか?」
リハン「……ははっ」
ウォーラグーン「よし!
それじゃあみんな、またな!
いつか任務を一緒に出来るといいな〜!」
スタスタスタスタ……
《リハンとウォーラグーンは大聖堂へと向かっていった……》
プティング「…………強かった……
あれが…………総帥付き…… 特務兵武官……か」
ヒュオオオオオオオオオ……
ザ……
ぬるもっこり「ミャラダイン…………回復は終わったか……」
じゅるる……じゅる……じゅじゃ……
ミャラダイン「………………くそっ……
…………クソォォォォォォォォォォォォッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……………………」
ゴオオオオォォォオ………………
300
:
名無しさん@避難中
:2025/09/09(火) 23:56:41 ID:SIfRkK5s0
─── 拠点へ帰る一行……
ぬるもっこり「ミャラダイン
無理をするな、肩を貸すぞな」
ズンズン……
ミャラダイン「大丈夫だがや……歩くくらい出来る!
…………くそ……!」
ザッザッザッ……
ジュリー「……」
イリリシカ「ジュリーは大丈夫?
爆発を受けてたけど…」
ジュリー「あぁ、気で防御していた……そこまでのダメージじゃない
大丈夫だよ」
プティング「………………しかし
ここで長老委員会直属の兵が姿を現すとは……
なにか嫌な感じがするな」
ジュリー「あぁ…………
これからは自分たちの周辺も警戒する必要があるかもしれないな
俺達の思想は上にはバレていないと思うが……
もし知られたら危険思想と思われてしまうかもしれない」
スコンビュー「ワタス達は世界のみんなで平和に過ごしたいって思ってるだけなのに……」
ジュリー「…………」
イキル「……っにしてもよ〜
惜しかったな、ジュルジュリ
お前1等級の隊長になれるチャンスだったのにな!」
ジュリー「お、俺としてはそれが撤回されたのは良かったけどね」
イキル「なんでだよ〜〜〜
お前、1等級の隊長なんてなったら職権乱用し放題だぜ!
多分下の等級の部隊とか好き勝手に動かせんだ!!!!!!!!
ヒョ〜〜〜! 自分の一存で何千何万の兵士動かせるとか最高〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
興奮して尿漏れるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あはーーーーーーん!!!!
プティング「君はいつも漏れてるだろ!」
イリリシカ「イキル、そんなに支配欲強かったの」
ジュリー「し、しかし俺が1等級の隊長になったら、それこそ……俺達の夢に向けて身動きが取りづらくなるだろう?」
プティング「それ以上に1等級になったことで付随するメリットの方が大きいと思うぞ
それに、ジュルジュリが動けなくとも代わりに我々が動くさ」
モシメベ(うんうん)
イキル「…………でもそれも、あのオッサンのせいで夢の泡か〜〜〜
マジむかつくぜ、あの横暴さよー!」
ガバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「ほんっとに残念っス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
イキル「おわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハーステンポー「1等級になれば基本給与も特別報奨も退職金もそれ以下の等級とは段違いだったのに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぼくのFIREゴールもすぐそこだったというのにーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それをあの男……! あの男ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
許すまじ〜〜〜……
マジ許すまじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
FIREストライキ不可避ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキッッ……ブチィィーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「この人だけ怒りのツボが違うんだよなぁ!」
301
:
名無しさん@避難中
:2025/09/12(金) 01:02:51 ID:yaQyGMmE0
─── それから数日後……
ぬるもっこり隊テント
ジュリー「よし……
さて、と……」
イリリシカ「あ、ジュリー
今日も行くの? 聖都の復興作業」
ジュリー「あぁ
聖都を防衛していた皆と違ってこっちは体も万全だから……
なにもせず過ごすわけにはいかないからね」
プティング「そうだな、我々も行こう」
モシメベ(うん!)
イキル「っかぇ〜〜〜!!
みんなよくやるなぁー
あーし連日の作業でクタクタだよ〜〜〜」
スコンビュー「なんだべー? エケレつぁんは行かないべか?」
イキル「いや、行くけどさっ
これ、いつまで続くの?」
モシメベ(そりゃ……聖都が復興するまでじゃ?)
イキル「それいつまで掛かるんだよ!
あーんなにデカかった町だぜ!!!!?
スコンビューやモシメベが暮らしてたような牧歌的なクソ田舎とは違うんだよ!」
モシメベ(な、なんか故郷をdisられた!!!!!!!!!!!!!)
ぞーーーんッ!!!!!
スコンビュー「クソ田舎とは聞き捨てならないべ!!!?
ワタスの村には精米所が2カ所もあったべよぉ!!!!!!!?」
イリリシカ「イキル! そんなこと言って!
イキルの故郷だって2m間隔で肥溜めと貝塚があるような田舎でしょ!」
イキル「言うなよイリーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(絶対くさい)
プティング「…………君の家はランジェリーショップじゃなかったか……?
そんなところに店を構えてるのか……」
スコンビュー「くさい(確信)」
イキル「うるせーーな!!!!
下着なんてどうせ臭くなるから問題ないだろ!」
モシメベ(それは真理だけど……)
ジュリー「ま、まぁまぁ
今はとくに任務もない…………しばらくはここに留まる事になるだろう……
久し振りのゆったりとした時間だ……
……でも、それもずっとではない……
いつかここを発たなきゃならないときが来る」
イリリシカ「……眠りについたアーク……そして恐らく同じように眠っている魔女の神が目覚めたら……だね」
ジュリー「あぁ……それを合図に再び戦いが再開する……
そしてそれは必ず起きる……否が応でも…………」
プティング「……この平穏な時間を大切にしないとな」
イキル「だったらなおのこと労働したくね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うひひぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ま、まぁ今日は半日の……軽い作業だけにしようか
午後は体を休めよう」
イキル「やっほーーーぃ!!!!! ジュルジュリ話が分かるぅ!!!!!!!
そういうとこ、好きだぜ〜〜〜?!!!!!
よーーし、スコンビュー! モシメベ! プティング!!
午後は漫画製作進めようぜ!!!!!!」
わいわい! キャッキャ!
イリリシカ「イキルったら、調子いいんだから」
……外……
ザッザッザッ……
??「……」
キョロキョロ……
ザッザッザッザッザッザッ……ピタ……
??「…………ここ……かな」
バサァ……
セシル「……失礼……します」
バンッ!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「! 君は……セシル!!!!?」
イキル「あーーーー! セシルおめーーーーーー!!!!!!!
何日も顔出さずにいやがって!!!!!!!!!!!!
なにしてたんだよ!!!!!」
セシル「アーク様の閨に付いていました」
イリリシカ「そこって…………あの大聖堂の中だよね?
キミ、退魔兵じゃないのに入れたの?」
セシル「はじめは門前払いを受けましたが
ぼくがアーク様のお付きだと説明して、ぼくの力(魔圧)を見せたら通してくれました」
プティング「おいおい……ずいぶんと乱暴なことをしたな……」
イキル「まぁいいじゃん!
よーし、セシル! あーしが聖都を案内してやるよ!!
行くか!!?」
セシル「興味はあります」
イキル「いえ〜〜〜い! 行くぜ行くぜ!
お姉さんに付いてきな!」
モシメベ(案内するほどの場所は残ってない気がするけど……)
ズィ
ぬるもっこり「イキル、復興作業はどうした?」
イキル「ひゅ、ひゅい!!!!! ぬる様〜〜〜!!!!!!!
も、もちろん作業してからですよぉ〜〜〜!!!!!!!!!」
ずずーーーん!!!!!!
チラ……
ぬるもっこり「…………
……そなたがセシル…………か」
セシル「?」
302
:
名無しさん@避難中
:2025/09/12(金) 02:24:28 ID:rAWWCsz60
ぬるもっこり「…………あの者…………
アークという者について詳しいのか?」
セシル「もちろんです
ぼくはアーク様の従者ですから」
プティング「それは、アークから直接話を聞いて……か?」
セシル「全てが、そういうわけではありませんが
ぼくとアーク様は魂で繋がっています
だからアーク様の事は大体分かるのです」
イキル「おいおい、正真正銘のソウルメイトかよ!」
ぬるもっこり「そうか………………
…………」
ジュリー「どうしたんだい?」
ぬるもっこり「い、いや……
あのアークという者のことを……詳しく知っておきたくてな……
これから共に戦うのなら………………」
セシル「素晴らしい心掛けです
ふむ……あなたはなかなか良い力をお持ちですね
あなたのお名前は?」
ぬるもっこり「朕はぬるもっこりぞなもし」
セシル「ぬるもっこり……?
こちらのテントは確かぬるもっこり隊の詰所だと…………
……ということは、あなたがこちらの隊長ですか?」
ぬるもっこり「そうぞな」
セシル「おお……
それは良かった!
それならば、この言葉を伝えるにはちょうどいい相手ですね」
ぬるもっこり「言葉……? なんぞな?」
セシル「アーク様のお言葉です
そのままお伝えします……心してお聞き下さい」
ゴオオオオオオオオオ……
─── 終局にして混沌の地にて、天をも衝きし砲なる塔に眠る破魔の巨兵の目覚めを試みよ…… ───
セシル「……以上です」
ぬるもっこり「…混沌……終局の地?
塔…………巨兵??
それは一体何の事ぞ」
セシル「ぼくには分かりません
アーク様からのお言葉です」
ジュリー「アークの言葉…………
彼がそれを話していたのかい?
アークは今眠っているんだろう?」
セシル「先ほども言ったようにぼくはアーク様と魂で繋がっています
ぼくの心に降りてきた言葉です
それは間違いなくあのお方からの啓示に他なりません」
イキル「どういうことだよ
降りてるのは電波だろ」
プティング「ふぅむ……
彼……セシルは冗談を言うタイプでもない……
もしかしたら本当かも知れないな」
スコンビュー「だけど全く意味が分からないべ〜」
モシメベ(天をも衝きし砲なる塔ってなんだろ……)
イキル「こりゃ推理イベント到来じゃねーの……
……天……衝く……砲なる塔………………
…………───√ ̄ ̄ ̄
まさか…………ちんこ……か…!?」
ドクンッッ……!!!!!!
プティング「帰れ!!」
ゴゴ〜〜〜ン!!!
ジュリー「!!
砲…………塔………………
……! ……まさか!?」
イリリシカ「なにか分かったの?」
ジュリー「あぁ…………
もしかして『天衝く砲塔』の事を言ってるのかもしれない!」
プティング「『天衝く砲塔』?
聞いたことあるな……確かどこかの町の観光名所だったような……」
ジュリー「ああ!
カオス町だ!!!!!!!!!
あそこは今では辺境だが……
かつてカオス帝国時代に、カオス帝国が軍事拠点としていた場所だよ!!!!!!!
その時は……ラスト州カオスザラード要塞都市……そう呼ばれていた!!!!!!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「ラスト州……カオスザラード…………あ!!!!!!!」
モシメベ( “終局(ラスト)” にして “混沌(カオス)” の地ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
イキル「絶対そこじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーーーンッ!!!!
イリリシカ「………………カオス町………………
…………………………!
……あ! そ、そういえば……カオス町って確か……!」
イキル「ん?」
ジュリー「……あ! そうか……!」
303
:
名無しさん@避難中
:2025/09/13(土) 01:35:54 ID:VgwBM4Ak0
セシル「素晴らしい洞察です!
アーク様から、そこに向かうようご進言です」
プティング「そこに何があるんだ?!
巨兵の目覚めを試みろ……!!?
巨兵とはなんだ?? 具体的に何をするんだ?」
セシル「そこまでは分かりません
ただ、いってみるべきでしょう
アーク様からの言葉なのですから」
ジュリー「…………」
イリリシカ「ぬるもっこりさん…………どうしよう……?」
ぬるもっこり「ふむ…………
正直要領を得ぬが……
アークは聖都を救った英雄……その者の言葉を無視するわけにもいかぬだろう
朕が聖堂に出向いてこの事を伝えてみよう
そなたらはそれまで復興作業に従事!!!!」
イキル「ひ、ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
─── それから……復興作業にあたるジュリー達……
トンテンカン……トンテンカン……
ガシャガシャガシャ……
カンカンカンカンカン……
プティング「……ふぅ……
そろそろ隊長がさっきのことを報告しているところかな
はてさて、どうなるか……」
イリリシカ「……もしカオス町に行く任務とか出たら……私行きたいな
ね、ジュリーもそうでしょ?」
ジュリー「あぁ……そうだね」
イキル「ハァハァ……
んあぁ? イリとジュルジュリってその町になんかの縁があったん?」
スコンビュー「……あ! 分かったべぇ! 思い出した!!
カオス町って……
エレレセカつぁんの妹つぁんが配属されてるところだべなー!!!!!!!!」
イキル「え!! カナリちゃん!!!!!!?
あー! そういえば、そうだったな!!!!!!!!!!!
あの子確かそんな辺境に居たんだった!」
スコンビュー「そりゃあ確かに行きたいべなぁ
会わなくてもう大分経つだべなー?」
イリリシカ「そうだね……1年近くあってないや…………」
モシメベ(あ! ということは、モッコロちゃんも一緒だよね!)
ジュリー「あぁ、あの2人は一緒な部隊に居るからね」
イキル「カナリちゃんとモッコロかぁ
久しぶりに顔見たいな〜
もしアークの言うことが通って任務になったらあーしら立候補しようぜ!
こんな無間地獄みたいな作業よりそっちの任務の方が何倍もいいぜ!」
プティング「いや、そうはいっても仮に任務になってカオス町に行ったとして……何をすればいいのかまったく分からんぞ
巨兵の目覚めを試みよ……それが一番謎なんだ」
イキル「知らね〜!!!!
適当でいいだろそんなん!!!
カオス町で寝てるバレー選手(ミドルブロッカーが理想)を起こせばいいんだよ!!!!」
モシメベ(そんなの起こしてどうすんの!!!!!!!!!?)
イキル「あーー、行きたくなってきたー!
カオス町行ったことねーし!!!!!!!!
あーしのおしっこをカオス町に刻んでやりたいな!!!!!!!!!!!!」
ピュッピュッ(←おしっこ素振り)
プティング「マーキングみたいなことするなよ」
イリリシカ(……………………カナリ………………)
ゴオオオオオオオオ……
─── その夜…
バサァっ
ジュリー「ただいまー……」
イキル「ぬる様〜〜〜! あーしら今日も頑張りましたーー!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「……作業ごくろう
……そうだ、午前にセシルから伝えられたことだが……」
ジュリー「上の人間に伝えたのかい? 反応は?」
ぬるもっこり「うむ……
人間の神と称されるアークからの言葉…………リーベス元帥どのをはじめとした上層部の方々も興味を持っておられた
その後すぐ、その件に関するカオス町への調査が正式な任務として受理された
そして、その任務を……我々ぬるもっこり隊にまかせられたぞ」
スコンビュー「わーーー!!!!! 本当だべかーーーーー!!!!!!!!!」
イキル「やったーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
良かったなー! イリ!!!!!!!」
イリリシカ「うん……!」
わいのわいの……
ミャラダイン「なんだや、なんだやぁ?」
ループマー「任務が入ったのか? 出撃するのか?」
ぬるもっこり「いや、そんな大層な規模ではない
ぬるもっこり隊から選りすぐった数名をカオス町へ派遣することになる
選出は……」
ジュリー「ぬるもっこり!! 俺達に行かせてくれないかい!!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「うむ…………まぁ肉体的事情を見ても、比較的元気な朕達にまかせるつもりであったが…………しかし……
………………少しばかし厄介なことになりそうでな…………」
ジュリー「…………厄介なこと?」
304
:
名無しさん@避難中
:2025/09/13(土) 01:41:49 ID:VgwBM4Ak0
訂正
❌
ぬるもっこり「うむ…………まぁ肉体的事情を見ても、比較的元気な 朕達 にまかせるつもりであったが…………
⭕
ぬるもっこり「うむ…………まぁ肉体的事情を見ても、比較的元気な そなた達 にまかせるつもりであったが…………
305
:
名無しさん@避難中
:2025/09/16(火) 01:07:49 ID:pSHhOFbc0
───
ウォーラグーン「やぁやぁ君たちィィ!!!!!!!
まーさか、早速一緒に任務が出来るなんて嬉しいねぇ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はエリート中のエリートさんだ!!!!!!!!!!!!!!
君たち凡兵の良き見本になるよう張り切って参るぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の背中をよーく見てなよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どべ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー達『……………………』
ズズズーーーーン……
ず〜〜〜ん……
イキル「ぬる様が言ってた『厄介なこと』ってこいつかよ……」
ひそひそ……
スコンビュー「す、少し怖いべなぁ……」
モシメベ(い、一応リハンさんも一緒だから……)
リハン「……そちらはその面子ということですね」
ぬるもっこり「えぇ……
今回のカオス町への調査任務……
こちらのメンバーを選出しましたぞ」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…よろしくお願いします」
イリリシカ「……」
イキル「はー…あのおっさんが居ると羽伸ばしづらいな…………まぁ仕方ないね、イリ」
プティング「まぁ妹さん達との面会もある程度出来るだろう
そう落ち込むな」
スコンビュー「そうそう! 任務早く終わらせれば沢山遊べるべ!!!!!!!」
モシメベ(コンビニのデカイ袋のポテチ下さい)
ミャラダイン「ぐわはははは!!!!!!!!!!!!!!
カオス町まで出張か!!!!!
ここしばらく戦いに追われた行軍ばかりだったから久しぶりにのんびり旅行気分で出られーわ!!!!!!!!」
ハーステンポー「頑張るぞ〜〜〜!」
バババンッッ……!!
イキル「え〜〜〜、ミャー公行くのかよ」
ミャラダイン「なんだやぁ?! 文句あーかや!!!!!!!!」
ガシッッ!!!!!!!
イキル「お、重ぇーよ! よりかかんな〜〜〜!!!!!! 潰れるーーーー!!!!!!!!」
ミシミシミシ!
ヒソ……
ミャラダイン「ワどが行くのはぬるもっこり命令だがや
あの野郎…………ウォーラグーンが居るけんな
ワどを散々ぶちのめした野郎だ…………ワぁやつに何してくーか分からん
なんかあったら守ってやーけん安心すーだがや」
ジュリー「! そ、そうか…………」
イキル「え〜〜〜
ミャー公よりぬる様の方がいいよ」
ミャラダイン「なんだててぇ?」
ググググッッ……ミシッ……! ミシッ……! ベキッ……!
ぬるもっこり「済まぬな……
朕はやることがあるのでな」
チラ……
ぬるもっこり「………………」
ゴオオオオオオオオオ……
セシル「?」
《ぬるもっこりはその場に居たセシルを横目で見ていた》
イリリシカ「……ミャラダイン君は分かるんだけど……」
ハーステンポー「あ、ボクっスか?
ボクにはやむにやまれぬ事情があるっス……
それは……」
イキル「任務で成果を出して特別報酬を戴く気なんでしょ!!!!!!」
ハーステンポー「その通りっス〜〜〜♡♡♡♡!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あら! あまり絡みないのによく分かったっスねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーーン!!!!!!!!!!
イキル「おたくさん、一度会ったらすぐ理解出来るような分かりやすいキャラだからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
306
:
名無しさん@避難中
:2025/09/18(木) 02:49:21 ID:IM68UimI0
───
バルライカ「ちゅーわけで自分らをカオス町まで届けるのはわたくしらの役目っちゅーわけですわ」
スティーブ「ぽっぽぽーwwwwwwwwwwwwwww」
ハーステンポー「しぇんぱいだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うっほほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバティ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「こ、興奮すなー!!!! おまえ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「バルライカさん!!!!!!」
スコンビュー「またペトロ車で移動!!?」
バルライカ「せやで〜
自分ら、カオス町ってかなり遠いねんで!
乗り物使わなやってられん!!!!
今回はわたくしのペトロ車と、わたくしの部下が引く馬車……その2両出す!!」
イキル「やった〜〜〜!
車に揺られてのんびり旅だ〜〜〜!!!!!」
バルライカ「アホ言い!!
カオス町に着くまでの間、時間を無駄にしたりはせぇへんで!
馬車内では自分らにも簡単な内職してもらうからな〜」
モシメベ(な、内職!!!!?)
バルライカ「せやせや!
聖都の復興続いとるやろ!
それに必要な物品を馬車内で組み立ててもらうで!!!!!」
イリリシカ「えー、なんだろ…………例えば何を?」
バルライカ「まずはこれや」
ス……
プティング「……これは? プレート……?」
バルライカ「定礎や」
モシメベ(定礎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あの石碑の!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
バルライカ「そうや! このプレートの表面に『定礎』って彫ってもらうで!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「て、手彫りで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「なんだその内職!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それ要る!!!!!!!?」
バルライカ「要るやろ!!!!!!!!!!!!!
定礎は全ての基盤や!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分ら重要な仕事やで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それともう1つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「まだあるの……」
バルライカ「今度聖都を立て直した際には、町に様々なピクトグラムの札を作って分かりやすい安心設計の町にするらしいんや
そこで……ここにデカイ木の板が沢山ある」
ガコン……
モシメベ(分かった! その木の板にピクトグラムの絵を描くんだ!)
スコンビュー「ワタス描くの得意だべよ!」
バルライカ「描くのは効率が悪い!
全身にインクを塗ってこの板に体を押し付けて……その型をピクトグラムとして使う!!!!!!!!」
ドドーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「まさかの魚拓式?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「描くより難しそうなんですけど!!」
バルライカ「簡単や
裸になって全身にインク塗り込んで板にアタックするだけや!」
イキル「誰がするんだよそんな体当たりアート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「………………」
じーーーー……
《イリリシカやスコンビュー、モシメベを見つめるジュリー……》
ジュリー(にょっ、女体の魚拓……!!
女体の魚拓……!!!!!!)
ハァハァハァハァハァハァハァハァ…………ジュルッッ……ブシューーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「なに考えてんの、ジュリー」
※ピクトグラム担当はプティングになった
307
:
名無しさん@避難中
:2025/09/19(金) 01:10:54 ID:4KwVwGZs0
─── そして
バルライカ「さて! 出発や!
忘れもんはないな〜〜〜!!!!!?」
ジュリー「はい!!!!!!!」
ミャラダイン「しゃー! 行ってくーずぅ!!!!!!!!!」
ぬるもっこり「生死のかかる任務ではないが気を引き締めて望むのだぞ」
ループマー「こちらはまかせろ!!!
皆が帰ってくるまでに私も体を万全に整えておく!!!!!!」
グュース「土産頼んだぞ
ペナントな」
バルライカ「ジュルジュリ君達はこっち! わたくしのスティーブや!!!!
相変わらず揺れるかもしれんが我慢しーや!
リハンさんとお偉方のウォーラグーン様は馬車の方に頼みますわ!」
ウォーラグーン「んふふふふ
凡な馬車だけどまぁよしとするかねぇ
リハンちゃん、乗ろうぜ〜〜〜」
リハン「…………」
スタスタ……
ジュリー「俺達も乗り込もう!」
スコンビュー「はいなー!!」
わいわい がやがや……
バタバタ……ガタンガタン……
───
バルライカ「行くでーーー!!!!
スティーブ、GOや!!!!!!!!!!」
スティーブ「フヒッしゅるるるるwwwwwwwwwwww」
パッカパッカパッカパッカ……
イキル「行ってくるぜーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(今、月見バーガーを食べに行きます……)
パッカパッカパッカパッカ……
しーーん……
グュース「……行ったか
あの傲慢な塀武官のことや……
色々心配だが……あいつらなら大丈夫だろう」
ループマー「そうだな! 彼らは立派だからな!」
ぬるもっこり「……」
グュース「……さて、隊長
俺達はこれからどうする?」
ぬるもっこり「……ん……あぁ
体が動けるものは聖都での作業を…………
…………朕は少し用事をしてから参加する
先に行っててくれるか?」
グュース「おぉ、了解した
じゃあな」
ザッザッザッザッ…………
しん……
ぬるもっこり「…………」
チラ……
ス……
セシル「先ほどからぼくの方を見ていらっしゃいますね。何か御用ですか?」
ぬるもっこり「…………いや…………
……そなたとは少し話がしたくてな……」
セシル「ほう、なんでしょうか?」
ぬるもっこり「…………ぬ…………
えぇと…………」
セシル「……ふふっ
大丈夫、分かりますよ
アーク様の事を知りたいのでしょう?
先ほどもそうでしたが…………あなたからはアーク様への畏敬の念を感じます」
ぬるもっこり「! ……!
そこまででは……ないが……!
…………しかし……」
セシル「いいえ、いいのです、いいのです。皆まで言わずとも…。
あなたのような方が居てくれてぼくも嬉しいです
……では、2人で語らい合いましょう
ぼくが教えて差し上げますよ…………
素晴らしきアーク様への事を……」
ニコォォォォォ……!!
─── ペトロ車両内
ガタンゴトン……ガタンゴトン……
イキル「……ふぃ〜〜〜
しばらく内職しながら車両旅か〜
あの偉そうなおっさんが別の車両で良かったな」
ヒョコ
バルライカ「わたくしが気を利かせたんやで〜
仲良うない上司と相部屋とか地獄やからな!!」
イキル「さっすがぁ〜、最高の気遣いだぜー」
バルライカ「内職もあるが、しばらくはのんびりしてエエからな
カオス町まではまだまだあるんやから」
スコンビュー「カオス町ってどこのあたりにあるんだべか?」
バルライカ「地図あるで
これで確かめてみぃ!」
ヒョイ!!!!!
パサァッ!!!!!!!!
《バルライカが投げた地図が広がる!!》
イリリシカ「わっ!!!」
ババァァァァーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/329/1758208354286.png
※実際の大陸とは細かい縮尺が異なります
308
:
名無しさん@避難中
:2025/09/19(金) 08:04:13 ID:5WfRNDX.0
画像内訂正
❌追走山岳地帯
⭕師走山岳地帯
309
:
名無しさん@避難中
:2025/09/20(土) 23:52:57 ID:0qIuyby60
イキル「へー、ここがカオス町…………すっげぇ端っこじゃん」
バルライカ「今回はゆっくり進む……到着まで4〜5日ってとこやね
そんな飛ばさへんし、ほんまゆったり旅や」
ミャラダイン「そりゃえーのぉ」
ジュリー「……よし、じゃあ俺は早速内職にとりかかろうかな」
バルライカ「おおう、早速かい?
もうちょっとゆっくりしても良いんやで」
ジュリー「……でも聖都のみんなが働いてる時に申し訳ないんで……」
イリリシカ「じゃあ、私もやるよ」
スコンビュー「えっと、ワタス達は定礎掘りだべな〜」
モシメベ(紙に絵を描くのとは訳が違うよね……上手くできるかな)
プティング「私とイキルはピクトグラム担当だったな
さぁ、やるぞイキル」
イキル「かーーーっ! みんな真面目だぜ……ハイハイ
ミャー公もこっちだろ」
ミャラダイン「がはは! ワどはちょっとタバコ(休憩)してからやーわ!
聖都の戦いでたいげのぼせて戦ったけんのぉ!」
イキル「ちぇ、ズルいぜ」
バルライカ「ふふ、立派な子らや!
まぁ、無理せず頑張りぃ
……じゃ、わたくしも持ち場にもどるさかい!」
ヒョコン……
バサッ……
バルライカ「よし! スティーブ、今日は安全運転でいくで…………ん!?」
ちょこん……
ハーステンポー「しぇんぱい……」
《スティーブの背の鞍のうえにチョコンと座るハーステンポー!》
バルライカ「ハース……何してんねん?
後輩君達は内職始めてるで!」
ハーステンポー「……ボクは内職しないっス
しぇんぱいのお側でお手伝いするっス!」
バルライカ「ほう、珍しいな
金稼ぎに夢中なハースが……」
ハーステンポー「だってあの内職は時給換算50円くらいっス…………
それよりも……しぇんぱいと一緒にいられる時間は……プライスレス……♥��」
きゅら〜〜〜ん……
バルライカ「何を言うてんねん……」
ズーーーン……
ガバァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「しぇんぱいぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
青空の下で2人でベタベタズルズルペッタンジョリジョッ⭐しまっしょホホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「ぐわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分わたくしの仕事手伝うんやないんかぃぃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わたくしの手伝いをするならァァ…………! スティーブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スティーブ「ブッヒャアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ヒュルンヒュルンヒュルンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギィィィィィィーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「うっひゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌラヌラーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「スティーブの友情棒を全身に巻き付ける係をしてもらうでーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬりゃぬりゃぬりゃぬりゃぬりゃぬりゃぬりゃぬりゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「あびゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハーステンポー「こ、これもしぇんぱいとのプレイと思えば……極上ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「こ、こいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーーん……
310
:
名無しさん@避難中
:2025/09/21(日) 00:47:11 ID:EwsoEmgU0
ハーステンポー「ひょひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「スティーブ!! もっとや!!!!
もっと締め付けェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スティーブ「モンモルルーーーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
───
モシメベ(わぁ、すごい……
積極的だなぁ……………………)
スコンビュー「モシメベつぁん? どうしたべ?」
モシメベ(な、なんでもないよっ! スコンビューちゃん……)
イリリシカ「定礎掘り…………
とりあえず始めてみたけど……難しいね……」
カンカンカン……ゴリッ……ゴリッ……
ジュリー「ど、どう考えても素人がやる仕事じゃない気が……」
イキル「よっしゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
来いプティングーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!
プティング「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッガァァァァァァァァァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《プティングは全身を青く塗り、イキルが支える木の板に体当りした!》
ペッタァァァァァァァァッッ……!
イキル「よし!!!! 『男子トイレ』のピクトグラム完成だぜぇぇぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次は女子トイレだ!!!!!!!!」
プティング「ハァハァ……
じょ、女子トイレなら君がモデルをやるべきじゃないか?」
イキル「バカヤローーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなもん体を赤く塗ってれば誰でもいいんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次々行くぞ!!!!
トイレだけで男子トイレの青、女子トイレの赤ときたら “オレンジ” 、“黄色” 、“緑” 、“紫” 、“虹色” とあるんだぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「さ、さすが聖都だ!!!!!!!!
多様性に配慮しているな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「お!!!!!!
虹色のピクトグラムが他にもあるな……
『ゲーミング土俵』のピクトグラム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トイレの次はこいつだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「い、一体どんな都市が作られるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
想像もつかんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴリゴリゴリ……ガリリッ……
イリリシカ「ん……と……! ……よし!!!!!
定礎の石碑1つ完成……!!!!」
スコンビュー「わ! 速いねぇ、エレレセカつぁん!!」
ジュリー「……いや! 待って……!
これ…… “定礎” じゃなくて “定食” だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お腹すいてたからぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(や、やり直しだね……)
311
:
名無しさん@避難中
:2025/09/24(水) 23:23:30 ID:CYRpvFpg0
ガリリ……
ジュリー「はぁ……はぁ……
や、やっと1枚出来たぞ…………
く…くそ……でも字のバランスが変だ
『定石楚』みたいな感じになっちゃった……」
イリリシカ「私も『定』の字の中の部分が『正』の字になっちゃってまたやり直しだよ……
なんか同じ字を削りすぎてケシュタルト崩壊になったみたいな……」
スコンビュー「刃物が使いにくいべな
こんな木を削るような彫刻刀じゃ無利だべぇ」
モシメベ(な、なかなか捗らないね……
それに比べて向こうはすごいみたい……)
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「次は『歩行者を右に受け流す』だ!!!!!!!! 来いッッーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「おっしゃあああああーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッッ!!!!!!
ビタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「そのまま『コマネチゾーン』行けーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「ッしゃおらァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「今度のピクトグラムは『ここで肛門を広げてはいけません』だぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「おっぴろゲツーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペッタァァァァァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「皺の数ッッッッ1ッッッッッッ2ッッッッッッ3ッッッッッッ4ッッッッッッ5ッッッッッッ6ッッッッッッ7ッッッッッッ8ッッッッッッ9ッッッッッッ10ッッッッッッ11ッッッッッッ12ッッッッッッ13ッッッッッッ14ッッッッッッ15ッッッッッッ16ッッッッッッ17ッッッッッッ18ッッッッッッ19ッッッッッッ20ッッッッッッ21ッッッッッッ……
……ッッッッッ合格だッーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「もっと来いーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次来いーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「お次はお次は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「『複雑骨折』のピクトグラムだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴッシャアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキボキボキメギャメギャボキャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《クソデカハンマーでプティングを全身を押し潰すイキル!》
312
:
名無しさん@避難中
:2025/09/26(金) 01:24:15 ID:7Q6BcuJk0
───
イキル「なにやってんだプティングてめーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次は『環太平洋戦略的経済連携協定』のピクトグラムだぞオッラァァァァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寝てないで立てや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロロ〜〜〜ン……
プティング「た、立てるか!!!!!!!!!!!!!! 全身の骨バッキバキだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
君のせいでな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「まだノルマはいっぱいだぞ……!
どうすんだよ……!」
モソモソ……
ミャラダイン「あんだぁ……
ワぁやつ、まだやっとったかい」
イキル「ミャー公! ちょうどいいぜ!
プティングが使い物にならないからお前がモデルな!!!!
服を脱げ服を!」
バササッ! ゴソッ!
ミャラダイン「あァ?!」
バッ!!!!!!
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モリモリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッッッッチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「きゃっ、きゃあああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!\\\\\\
お、おめーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な、なんだそれ……なんてものをみせやがるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「ワぁが脱がせただらぁーがァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「な、なんてチ⭕コしてやがる……
まるで第3の足……………………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったら “この” ピクトグラムが良さそうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オララ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビッタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「おぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「出来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
三本足の烏……『ヤタガラス』のピクトグラム完成だーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダインの巨チンを利用した演出!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「どこで使ーや!!!!? その標識!!!!!!!?」
イキル「このまま『股間からサンドバッグが生えた人』も行けるぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わっ!!!!!!!!!!!!!!
わいわいわい!!!!!!!
313
:
名無しさん@避難中
:2025/09/26(金) 01:52:20 ID:7Q6BcuJk0
スコンビュー「くぅ〜〜〜! エケレつぁん達に負けてらんないべ……!!!!!
もっとたくさん定礎を彫らないと…………
でもこの彫刻刀では……………………
! そ、そうだ!」
ギュッ……! ヒュルヒュル……
《スコンビューが彫刻刀を握り締める……
すると気流がスコンビューの手の回りを渦巻く……!》
スコンビュー「ワタスの気色の風を……彫刻刀の刃先に集中……!!!!!!!」
ギュル……ギュル……
ギャル…ギャルギャルギャルギャル……!!!!
ギャルルルルルルルルルルッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「風ドリルエンチャント彫刻刀!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「すごい切れ味だ!!!!」
ジュリー「そんな小さな刃に気色の風を纏わせるとは……すごい操作性だ! スコンビュー!!!!!!!!」
スコンビュー「えへへ……!!!!!!
これでスピードアップだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババババババババババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スコンビューは凄まじい早さで定礎を掘っていく!》
モシメベ(すごい……スコンビューちゃん……
自分の “得意” を存分に使って……!
…………! そうだ……あたいの… “得意” は……!)
スゥ……
《モシメベは鋭い爪の着いた義脚を振り上げた!》
モシメベ(ハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ビビッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カシュインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カシュイイイイインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《モシメベが蹴りを放つと、プレートに文字が刻まれた!!!!!!!》
ジュリー「おお!!!!!!!!
モシメベも得意な足技と、武器の義脚を駆使して!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「モシメベつぁんも覚醒したべなぁーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからは3倍のスピードで仕上げるべ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワタス達は『定礎彫り界』の頂点に立つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ニッチ過ぎないその頂点……」
ずーーーん……
314
:
名無しさん@避難中
:2025/09/26(金) 23:51:03 ID:64QNYrX.0
───
シュカッ! シュカッ! シュカッ!
イリリシカ「スコンビューやモシメベ達みたいにはいかないけど私も少しずつ慣れてきたよ」
ジュリー「……うぬぬぬぬ…… 俺は全然ダメだ……
こういう作業はどうも……」
イリリシカ「へぇ……ふふ、ジュリーの弱点発見だね」
ジュリー「く、くそう……
ぐっ……!」
ググ……ポキンッ!!!!!!!
ジュリー「うあ! 彫刻刀が折れちゃったよ……!
どうしよう…………替えがあったかな」
モシメベ(グリーブルー君…………つかう?)
ジュリー「へ?
……あ! 君の彫刻刀かい?
そうか、君は足を使ってるから……」
モシメベ(いや、あたいの彫刻刀も折れてるんだ……)
ジュリー「じゃあ……なにを?」
モシメベ(あたいの………………脚)
ズンッ!!!!!!!
ジュリー「モ、モシメベの義脚を!!!!!!!!!!!!!!!?」
モシメベ(うん
この脚の刃物を使えば彫刻刀より彫れると思うよ……)
イリリシカ「でもそうするとモシメベが作業しにくいんじゃない?」
モシメベ(大丈夫……
慣れたから派手に動かなくても脚先の動きだけで彫れるようになったんだ
こうやって開脚して……右足をグリーブルー君に貸して上げる……
良かったら使って?)
パッカ〜♡
ジュリー「な、なんか友達の脚を使うって変な感じだな……
でもモシメベがそういうなら、いいかな?」
モシメベ(うん、いいよ…)
ジュリー「じゃあ……脚を抱えさせてもらって……」
ガシ……
モシメベ(ん……)
ジュリー「この脚先の刃で……」
ガリリッ……ザリッ!!!!!!!
ジュリー「う、うわぁ!!!!!!!!
なんて削りやすい!!!!!!!!!!
まるで砂場に字を書くようだよ!!!!!!!!!!
こうしてこうしてこうしてッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガリガリガリガリッッ!!!!!!!!!!!!!!
ぐいぐいぐいぐいっ!!!!!
モシメベ(んっ……! んんんっ……!!!!!!!!)
ジュリー「も、もう一枚分出来ちゃったよ!!!!!!!!
これなら……モシメベの脚ならもっともっと量産出来るぞ!!!!!!!!
ははっ……楽しくなってきたなぁ!!!!!!!!!!!」
ぐいぐいぐいッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガリガリガリガリガリガリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(んぁっ、はぁッ……
はっ、激しっ……!!!!!!!!!!!)
ビクンッ! ビクンッ!
ジュリー「……………………
……………………………………………………」
ぐいぐいぐいぐいぐいぐい……がくんがくんがくんがくん……
モシメベ(あッ……! あァっンっ……ハァっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やぁぁぁぁぁ……!!!!!!! んっんっ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブルンッブルンッ……
ジュリー「…………………………………………」
ぐいんぐいんぐいんぐいんぐいんぐいんぐいん!!!!!!!!!
《ものすごく激しくモシメベの脚を動かしてみるジュリー》
モシメベ(はぁぁぁぁぁぁんっ……!!
う、うごかしすぎっ……
ら、らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ……!!!!!!!!!)
ジュリー「──────」
──────…… それから……
イリリシカ「調子どう? ジュリー? いくつ出来た………………あれ!!!!!!!!?」
ジャジャーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「すごい……! こんなに沢山作ったうえに、彫った『定礎』の字が赤くキレイに着色されてる!!!!!!!!!
いつのまにこんな技術を!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「ちょ、丁度天然の『赤』がたくさんあまっていてね……」
ブッシュ〜〜〜〜〜〜……!!!!(←鼻血)
モシメベ(…………\\\\)
かぁ〜〜〜っ……!
315
:
名無しさん@避難中
:2025/09/27(土) 01:22:24 ID:tazEIjtg0
─── それからあっちゅーまに解きは進み……
ガラガラガラガラガラガラガラ……
バルライカ「……おっ!
みんなぁーーーー!!!!!!!!!
外見てみぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わっ!!!!!!!
ガチャっ!
イキル「なんだなんだぁ?
…………うおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだありゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「…………おお……
アレが……例の……!!!!」
バッ!!!!!
ジュリー「…………!!! 大きい……!」
ドドドドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一行の目に飛び込んできたのは、風光明媚なのどかな町…………
そしてそのなかに一際異彩を放ちそびえる……黒く巨大な塔!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
スコンビュー「は、はぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで成長しすぎた真っ黒いタケノコみたいな建物だべなす〜〜〜!!!!!!!!!?」
イリリシカ「……なんだか周囲の建物とスケールもデザインも合ってなくて、まるで異物みたいだね……」
モシメベ(なんか怖いね……)
ミャラダイン「あれが天衝く砲塔ってことかい
まげだのぉ……出雲ドームの3倍はあーの!!」
ゴオオオオオオオ……
イリリシカ(もう少しでカナリに会える……)
ドクン…………
バルライカ「……ん? おや……なんや?」
ざわざわざわざわ……
バルライカ「なんか人……退魔兵か? こんな町外れで何しとんやろ? 大人数で……」
パカラッ……
カルメーラ「どうやら検問みたいですね」
《退魔軍 超機動戦騎部隊
上級隊長 カルメーラ(バルライカの部下。馬車の方を操縦している) 》
バルライカ「検問?
こんな場所でぇ? なんやろ……なんかあったんか?」
316
:
名無しさん@避難中
:2025/09/27(土) 01:26:25 ID:gVOwS7eQ0
❌
解きは進み
⭕
時は進み
317
:
名無しさん@避難中
:2025/09/29(月) 00:00:57 ID:wdtg0D9c0
わらわらわら……
バタバタバタッ!
トーマサシ「と、止まれ! 止まってください!!!!!!!!」
パカララ……
バルライカ「おつかれさん
わたくしは退魔軍B-15部隊『バルライカ隊』の総隊長のバルライカや
今回聖都からある任務のために『ぬるもっこり隊』の兵をここまで連れてきたんやけど……」
トーマサシ「は、ははっ!!!!!
バ、バルライカ隊…………存じております! 2等級の超機動戦騎部隊……!
そしてぬるもっこり隊も同じく2等級の……!!!!!!!!
じ、自分はO-250部隊(15等級)の上位隊長トーマサシですっ!
お会いできて光栄です……!」
バルライカ「このものものしい雰囲気はどしたん?
カオス町に入りたいんやけど……通してくれるかい…?」
トーマサシ「そ、そうしたいのはヤマヤマなんですが……
…………とりあえず…………確認のために馬車に乗った方々全員に降りてもらえると……」
バルライカ「……全員か?
……ふむ……まぁ仕方ない
皆に声かけてきますわ」
───
わらわら……
イキル「なんだなんだ?」
ジュリー「検問? どうしたんだろう」
ズンッ!!!!
ウォーラグーン「おいおいおいおい!
カオス町に到着したかと思いきやぁ!
カオス町からずっと手前の凡地じゃあないの!!!!!!
どういうことだい!!!!!!!!?」
バルライカ「いや、なんか検問みたいですわ」
ウォーラグーン「検問んん?!
そこの君ぃ!!!!!!!!!!
君が責任者か!!!!!!!!!!!?」
トーマサシ「は、はひぃ〜〜〜!!!!
O-250部隊のトーマサシです〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウォーラグーン「15等級ぅ〜〜〜!!!!!!!!!?
凡も凡!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
凡凡凡ー凡・凡ー凡凡もいいところじゃないの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は聖都の特務兵武官だぜ!!!!!!!!?
いい度胸してるなぁ!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
トーマサシ「ひ、ひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
す、すみません〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「ウォーラグーン殿落ち着いて下さい…………
まずは話を聞きましょう……
この検問の理由は? 何か問題が起きているのなら、詳細な説明を」
トーマサシ「は、はひ……
それがこの近辺で不審な殺人事件が多発しておりまして……
すでに犠牲者は10人を超えます……」
ゴウッッ……!!!!!
プティング「な、なに!!!!! 大事件じゃないか!!!!!!!!!!!」
トーマサシ「え、えぇ
だからこうして町の周囲を警戒し、通り掛かる人間全てをチェックしているんです」
リハン「殺人事件か…………
凶暴な動物の仕業などではないのですか?
人間だとしたら……犯人の目星は?」
トーマサシ「わ、分からないですが……動物ではないでしょう……
この事件の被害者は死因が様々で……鋭利な刃物で切り裂かれたものもいれば……
体が焼け焦げ死んだものも居ます
更には肉体が弾けとんだとしか思えないような犠牲者まで……
あまりにも多様な死にかたで……犯人像が絞りきれません……単独犯なのか複数犯なのかも……
ただ…………ある程度推測するならば……」
ジュリー「!! ……!
まさか……魔法使いの仕業……!!!!?」
トーマサシ「そ、そう!!!!!!!!!
そう推測している者も居ます……!!!!!!」
バルライカ「確かに魔法が使えりゃさっき羅列した殺しかたなんて簡単に出来るかもしれんなぁ」
イキル「なんでこんなとこに魔法使いが居るってんだよ
こんな辺境にさ」
トーマサシ「…今回の十大魔女の侵攻で多くの魔法使いの捕虜が解放されたと言うではないですか……
もしかしてそういった魔法使いがこの地まで隠れて逃げ延び、そして犯行を重ねているのでは……と推理している者もいます」
ウォーラグーン「ふむ……なるほどなるほど?
はぐれ魔法使いってことかぁ」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
318
:
名無しさん@避難中
:2025/09/30(火) 00:55:50 ID:eYmJQu/Y0
リハン「退魔領内に好戦的な魔法使いを野放しにするのは後々面倒なことになりそうですね」
ウォーラグーン「ウーム!!!!!!
君たちの苦労、あいわかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この特務兵武官ウォーラグーンの叡智にまかせたまえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここに居るのは聖都でも指折りの戦士達!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼らに君たちの杞憂の種の排除に一役買ってくれるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どやーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「えーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トーマサシ「ほ、ほんとですか!!!!! そ、それは助かります!!!!!!!!!!」
ウォーラグーン「あぁ!!!!
というわけでさっさとあの凡町に案内したまえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「おい、待てい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様!!!! 偉そうに自分の優れた考えみたいに言っとるが
“ソレ” をやらせられーのはワどやつかい!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワどやつにはワどやつの仕事もあーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムガオーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウォーラグーン「はっはっはっは!
君たち、無駄に人数居るんだから良いだろ?
グループを分けて当初の任務を果たす組と犯人探しの組に分かれればいいじゃないか!
この広い場所を探すには丁度いい足もあるしな!」
ポンっ!!!
バルライカ「わたくしかい!!!!!!!!!!!!!!!!!
わたくしらも使う気まんまんや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーーーん!!!!!!!
ウォーラグーン「それとも〜、君たちこの可哀想な町を見捨てるのか?」
プティング「ぬ…………それは……」
イリリシカ「…………やろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
放っておけないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「イリ!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「町の人達や……兵の人達が脅威に晒されているなら……なんとかしてあげないと……!
……ね!!!!!!!」
ジュリー(!
そうか、妹さんもいるから…………)
ジュリー「そうだね
これ以上犠牲者を増やすわけにはいかないよ」
スコンビュー「だべなぁ……!」
トーマサシ「おぉ……!」
ウォーラグーン「流石新進気鋭の若武者達だ!!!!!!!!!!!
カオス町の未来は明るいぞ、凡隊長くん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このウォーラグーンの名を忘れるなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
トーマサシ「は、ははっ! ありがとうございます!!!!
ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「………………ちっ」
───
トーマサシ「では、カオス町へ案内します!!!!!!!
どうぞどうぞ!」
バルライカ「……よし
じゃー……まぁ、行くとするで!」
わいわい……
イリリシカ「…………
……あの……」
トーマサシ「なんですか?」
イリリシカ「この殺人事件の被害者は……どんな人達が?」
トーマサシ「無差別ですよ……
カオス町の住人、退魔兵も見境なしです……
昼も夜も関係ありません
死者は10人をこえるほど…といいましたが
軽症から重体までカウントすると……被害はもっとあります」
イリリシカ「…………!!
兵にも被害が……………………」
ぐっ……ブルブル……
ギュッ……
ジュリー「大丈夫だよイリリシカ
きっと大丈夫だ」
イリリシカ「……………………う……ん………」
ググ……
319
:
名無しさん@避難中
:2025/10/01(水) 23:36:40 ID:BjZyvD4.0
─── カオス町…
トーマサシ「ここがカオス町です」
ミャラダイン「ほー
立派な建物があるが、それ以外は素朴だのぉ」
イリリシカ「…………あの、このあと早速任務ですか?」
リハン「………………そうですね
まぁ…しばらくここに宿泊することになるでしょうから
荷下ろしを済ませてから、任務に入るとしましょう」
イリリシカ「…………!」
イキル「……イリ、分かってんぜ
会ってきなよ」
イリリシカ「イ、イキル……」
スコンビュー「だべ!!!! 久しぶりなんだから、遠慮なんて要らないべぇ」
イリリシカ「あ、ありがとう……」
イキル「ジュルジュリも一緒に行ってこいよ!! こっちはあーしらでやっといてやるよ」
ジュリー「……うん。ありがとう、頼むよ」
イリリシカ「あ、あの……兵が集まるところってどこですか?
人を探してるんです」
トーマサシ「は、はぁ
兵舎なら向こうですが……
しかし昼の今なら何かしらの任務中かもしれませんね
さてどこに居るか………………
そうだ、この町の指揮所に行ってみては?
そこに行けばその人物がどこの任務に割り当てられてるか分かりますよ
あそこの建物です」
イリリシカ「……! あ、ありがとうございます!」
ジュリー「イリリシカ、行こう!」
イリリシカ「う、うん!」
タタタタッ!!!!
ウォーラグーン「なんだなんだ、どうしたんだぁ?」
リハン「……」
ミャラダイン「さっ! ワどやつは準備だどぉ!!!!
行くぞ行くぞ!!!!!!!!!!!」
わいのわいの
───
カオス町 退魔軍指揮所……
受付「……聖都からお越しの……2等級のぬるもっこり隊の方ですね
本日いらっしゃることは聞いております
しかし、こんな指揮所に何か御用ですか?」
イリリシカ「あの…………
人を探していて…………
カナリ・トゥルカっていうんですけど……」
パラパラ……
受付「カナリ・トゥルカ
…………Y-01部隊(25等級)に所属している方ですね
その方なら今………………ん?
今……どうやらこの指揮所内の救急治療区画に居るみたいですが……」
ドクンッッ!!!!!
イリリシカ「きゅ、救急治療区画……!!!!!!!!!!!!!?
そんな…………えっ……!!!?」
ジュリー「!
そ、それはどこですか!!!!!!?」
受付「えっと……あの案内表示の通りに行けば……」
イリリシカ「ッッ……カナリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「イリリシカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「カナリ…………カナリ!!!!!!」
ジュリー「イリリシカ!!!! 危ないぞ!!!!!!!」
イリリシカ「ジュ、ジュリー……
カ、カナリが救急治療区画って…………やっぱり……
やっぱり何かあったのかなぁ!!!!!!!!!!!!!!!?
逃げてきた魔法使いにやられちゃったのかなぁ!!!!!!!!!!?」
ジュリー「落ち着いて……!! まずは確認することが大事だよ!!!!!!!!!!」
イリリシカ「ううう……!!!
カナリ……
私……カナリになにかあったら………………」
イリリシカ(もう……魔法使いと仲良くしようと……思えなくなっちゃうよ……)
ポロ……ポロ……
ダダダダダダダダダダダダ……
320
:
名無しさん@避難中
:2025/10/02(木) 00:27:23 ID:Y0cvBYDo0
─── 指揮所内 救急治療区画
タタタタ……
ギィィィィィィッ……
イリリシカ「カナリッッ……
………………!!」
ドドンッッ……!!
ううううぅぅぅ……
あああああぁ……
あう……あう……うぅぅ……
《開いた扉の部屋は大きく広い部屋……
そこにはいくつものベッドが置かれ、そこには包帯を巻いた人々がうめいていた……
それはとても苦しそうな声だ……》
ジュリー「こ、ここに居る人達全員が被害者なのか……
こ、ここまで…………」
イリリシカ「…………カナリ…………ううう……
カナリぃ………………」
ジュリー「………この中にカナリちゃんが居るか探そう」
───……
キョロキョロ……
ジュリー「…………」
キョロ……キョロ……
イリリシカ「……っ」
《ベッドに横たえる人々の姿を一人ずつ確認していく2人……
やがて部屋を一周するが…………》
ジュリー「…………イリリシカ……居たかい?」
イリリシカ「……ん……んんん……
いや…………私の目には………………」
ジュリー「やっぱりそうだよね……
……受付の人はここに居ると言っていたのに……一体どこに……?」
イリリシカ「……カナリ……」
「ね、姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…………え…………!!!!?」
??「姉さん……! 姉さんだよね!!!!!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「……! まさか……あなた!!!!」
ババンッッ!!!!!!!!
カナリ「分かるでしょ!!!!!!?
カナリだよ!!!!!!! ……姉さん!!!!!!!!!!」
《そこに居たのは、タオルを沢山抱えたカナリだった!!!!!!!!!》
ジュリー「カナリちゃん!!!!!!!!」
カナリ「あ! あなたは……
ジュルジュリさん…………ですよね!!!!!?」
ジュリー「あぁ!!!!!!! 久しぶりだね……!
いや……それより……
無事だったのかい!!!!!!!!?」
カナリ「無事って……
何がですか?」
ダババッッ……!
イリリシカ「ガ……ガナリ……
…………ガナリィィィィィィィーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバァァァァアァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カナリ「む、むわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鼻水いっぱいの顔で抱き付かないでよ姉さんーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な、なんなのもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
─── かくかく……しかじか……
カナリ「わ、私が噂の殺人鬼にやられちゃったと思っちゃったのーーーー!!!!!!?
そんなわけないでしょーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「だ、だって……
カナリが救急治療区画に居るって聞いたから……」
カナリ「あのねぇ……
私は『衛生兵』ー!!!!!!!!!!
怪我した人を看病するのが仕事なのー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからここに居るのは当たり前でしょーーーー!!!!!!!!!!?
早とちりすぎるよ姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
少し冷静になれば分かるでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
まったくー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プンポポ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ご、ごめんなさい……」
ズズーーーン……
ジュリー「…………なんだか前よりたくましくなったね……
お姉ちゃんのイリリシカもたじたじだよ…………あはは……」
カナリ「笑ってないでジュルジュリさんもしっかりして下さいよねーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「はっ、はいっ!!! スミマセッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜ん!!!!!!!!!
321
:
名無しさん@避難中
:2025/10/04(土) 00:17:08 ID:A.W1o8cQ0
───
カナリ「えー!!!! 任務でこの町に!!!!!!!!!!?
こんなところになんで!!!!!?」
ジュリー「天衝く砲塔を調べに来たんだよ
ほら、町の中央にあるあの大きな建物の……」
カナリ「あそこ!!!!!!?
あそこは何度も行ったことあるけど……何もないよ?」
イリリシカ「本当に何もないかは私達がちゃんと調べるんだよ」
カナリ「……ふーーーん
最前線で戦ってる姉さん達もそんな任務するんだね…………
………………でも、そんな任務に感謝だね……」
タッ……!
ギュギュッ……!
イリリシカ「!! カナリ……」
カナリ「その任務のおかげで姉さんに久々に会えたっ」
ぎゅうううううっ……!
そ……
イリリシカ「カナリ…………
………………会いたかったよ…………元気そうで良かった……
さっきは本当に心配したんだよ……」
カナリ「ありがと姉さん………………
例の事件は基本的に町の外で起こってるの……
私は町の中の仕事がメインだから大丈夫…………
……………………姉さん……」
イリリシカ「ん……? どうしたの……?」
カナリ「…………あの…………えっと……
私…………も…………」
イリリシカ「も? 」
カナリ「…………! ……ううん……!
そんな話より、今は仕事が優先だ……!
姉さん、すぐには帰らないでしょ!!?
また夜に話そうよ!!!!!
私は怪我をしてるこの人達を見てあげなきゃだから!」
イリリシカ「カナリ
何か手伝うことがあるなら私もやるよ」
ジュリー「あぁ、そうだね
人が多い方が捗るだろう?」
カナリ「んーん!!!
姉さんやジュルジュリさんには出来ない仕事だから!!!!!!
えへへ……見てて!!!!」
タタッ!
イリリシカ「?」
タタタタ……
《カナリは部屋の中央に立った……
そして気を集中させる……》
カナリ「んんっ……!
はぁぁっ……!!!!!!」
パゥゥゥゥゥゥゥッッ……!!!!
イリリシカ「……これは!!」
ジュリー「これは、魔周感かい!!!!!!?
カナリちゃん、いつの間にこんな技を!!!!!!!!」
イリリシカ「でもこんなところで魔周感なんて使ってどうするの?」
カナリ「ふふんーっ!
重要なのは魔周感じゃなくて……
この部屋全体に私の気を広げることだよ……!」
ジュリー「……!!
そうか、カナリちゃんには “アレ” の才能があったんだ!!!!!!!
ならば、この魔周感はうってつけだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コキュオオオオオオオオッ……
カナリ「…………みんなの傷を癒して……!
『ヒーリングファクター』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュポアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュンキュンキュンキュンキュンキュン……!!!!!
パァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪我人達も『う…………う………………あ…………』
ポオオオオオオオ……
イリリシカ「怪我をした人達の苦痛が和らいでいくみたい……!」
ジュリー「『ヒーリングファクター』!!!!!!!!
この性質を持つ人の気には、他者の体を癒やす治癒魔法のような特殊な効果があるんだ!!!!!!!!!
カナリちゃんはその希少な『ヒーリングファクター』因子を持っていたね!!!!!!!!!!!!!」
スゥゥゥゥゥゥ……
カナリ「……一瞬で怪我を治すことは出来ないけどね……」
ジュリー「でもこれでかなり自己再生能力を効果を高められるはずだ! 傷の治りは格段に早いだろう!
これなら治癒札を相当節約出来るだろう
それに人によっては治癒札に耐性を持ってしまう人も居る
そういう人にとっては治癒魔法と同じくらい有難い力だよ!」
カナリ「えへへへ……ホメてくれて嬉しいな……
…………うっ……うう……」
フラァッ……
イリリシカ「!!? カナリ!!!!!!?」
322
:
名無しさん@避難中
:2025/10/09(木) 01:22:39 ID:oCBNwAZk0
───
イリリシカ「カナリ…………カナリ…
…………大丈夫……?」
カナリ「う、うん……もう大丈夫だよ
ちょっとめまいがしただけ……
たはは……張り切りすぎたかな?」
イリリシカ「張り切りすぎたって……」
カナリ「ここのところ、日に何度もヒーリングファクターを使うから……
例の事件の被害者が毎日のように増えてるのもあるけど……
最近は聖都とか前線の方から怪我をした人達が運ばれてくるんだ」
ジュリー「…………そうか
それはきっと先の戦いで大怪我を負った人達がカナリちゃんの『ヒーリングファクター』目当てでやって来るんだね……
さっきも少し話したが……カナリちゃんの力があれば治癒札の消費をかなり抑えられる……
治癒札の作成は簡単じゃあないから……」
イリリシカ「で、でもだからって……
カナリがそこまで無理をしちゃ…………!!!!
私……ここの人にカナリを無理させ過ぎないよう言ってくるよ!」
カナリ「姉さんやめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!
イリリシカ「!! カナリ……」
カナリ「私……!
最初は姉さんみたいに前線で戦いたかったけど……
今は……ここでの仕事にやりがいを感じてるんだよ!!!!
私の力で皆が元気になるなら……私はどこまでも頑張れる!!!!!!!!!
姉さん……! 私の仕事に口を出さないでっ!!!!!!!」
イリリシカ「カ、カナリ……」
ジュリー「……イリリシカ」
ぽん……
ジュリー「カナリちゃんはここでの仕事で自分なりに強い使命感を抱いたんだよ
……それもまた立派な戦士の姿だ
カナリちゃんは大人になったんだよ…………」
イリリシカ「………………うん
……ごめん……カナリ」
カナリ「…………ううん…………」
ガチャッ……タタッ
??「…………カナリっ!!!!
また頑張りすぎたのねっ………………あっ!!!!!!!!?」
カナリ「…………あ」
ジュリー「!!!?」
イリリシカ「……ああっ! あなたは……!」
バババーーーーンッッ!!!!!!!
モッコロ「ジュリーさん!!!?」
ジュリー「モッコロちゃん!!!!!!!」
イリリシカ「モッコロ!!!!! ……元気だった!!?」
モッコロ「えぇ、おかげさまなのよ!
2人も…………また会えて嬉しいわ!
他の皆さんはお元気かしら?」
ジュリー「あぁ、みんな元気さ……」
モッコロ「うふふ、そうなの、良かったのよ
…………そうだわっ! カナリ!
また頑張ったのね!」
カナリ「う、うん……ちょっとめまいで……」
モッコロ「まぁ! イリリシカが来てくれたから張り切っちゃったのね!
いつもはギリギリ倒れないくらいで調整するのに!」
イリリシカ「え……そうなの? カナリ……」
カナリ「も、もうっ! 言わないでよ……モッコロ……!
ね、姉さん
とりあえずゆっくりお話は……夜にしよっ!
私達まだ仕事あるし…………
姉さん達もなんか任務があるんでしょ?」
イリリシカ「あ、うん…………そうだね……」
ジュリー「そろそろみんなの所に行こうか
カナリちゃん、モッコロちゃん
それじゃあ次は夕食後に会おう」
モッコロ「ええ! わたしとカナリのお部屋に案内するわ!!!!!!!
楽しみね! カナリ!!!!
それまでに体の調子を戻さなきゃよっ」
カナリ「わ、分かってるって……
じゃ、じゃあ姉さん……後でね!」
イリリシカ「……うん!」
─── カオス町 退魔軍兵舎前……
イキル「……あはははは!
へぇ〜、カナリちゃんがね……
随分と立派になったね」
プティング「あぁ、君より立派なんじゃないか? イキル」
イキル「うるせーっ!!!!!!
……でも、イリの前で張り切ってグロッキーになっちゃうなんて……
じゃじゃ馬なのは相変わらずみたいね」
イリリシカ「うん……なんかすごくカッコいい事言ってたのに…………呆れちゃった」
ジュリー「まぁまぁ、あの言葉は本心だと思うよ」
イリリシカ「うん…」
ザッ
リハン「全員、準備完了……集まりましたね」
ミャラダイン「おう
んで、これから何すーかや?」
リハン「……とりあえず本格的な任務に入る前に……
全員で行ってみましょう
あの『天つく砲塔』へ……」
ゴオオオオオオオオ……
323
:
名無しさん@避難中
:2025/10/15(水) 23:45:31 ID:9SDRI6jc0
───
ジュリー「こ、これが……」
ドゥオオオオオオオオオオオ……!!!!!!!!!!!
ジュリー「天衝く砲塔……!!」
イリリシカ「お、おっきぃ……
遠くから見てもかなり大きかったけど、近くで見たら……上が見えない……!」
プティング「まるで本当に天を衝くように巨大な砲か備えられているようだな……!」
リハン「中に入りましょう」
イキル「えっっ! 中に入れるの!!? ここ!!!!!!」
ウォーラグーン「うぉほほほほほ!!!!!
そりゃ、塔だもの、入れるさぁ
まぁ、面白いものはないがね……」
ジュリー「………………」
─── 中……
ヒュコオオオオオオオオオオ……
スコンビュー「……ここが天衝く砲塔の中……
……すごく寒々しいべ……」
モシメベ(! 見て……上……)
コヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
ハーステンポー「天井がないっス!
通りで風が吹き抜けるわけっスねぇ……」
ミャラダイン「これもまさに…… “砲” って感じだねーか……」
イキル「………………え…………で、他には??」
キョロキョロ……
《一行はあたりを見渡す……
滑らかにくり貫かれた砲のような壁……吹き抜ける天井……
そして砲塔の中は……何もない》
イキル「他の部屋とか……」
ウォーラグーン「この塔の中には部屋なんてない
このだだっ広い空間だけだよん」
スコンビュー「ええーーー!?」
ジュリー「……もっと見回ってみよう」
ザザッ……
《ジュリーは塔の中を探索する……》
ズズ……
ジュリー(床は…………ただの土の地面?
中心に向かって急な坂になっている……
中心部までの深さは…………10mというところか……)
プティング「何かあるかもしれん
隅々まで探してみよう」
イキル「隠し扉とかあるかもな!」
スコンビュー「……うーん……
あの吹き抜けた天井までの所になにかあるかもしれないべが……」
モシメベ(スコンビューちゃんの気色の術なら一っ飛びだけど……他の人達が居るから今は飛べないね……!)
ウォーラグーン「どーだい
何か見つかりそうかい?」
ジュリー「……しばらく調べます」
ウォーラグーン「熱心だねぇ
じゃあ俺は外でのんびりしてるよん」
スタスタスタ……
──────…… それから……2時間……
どよ〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
ジュリー「………………」
イリリシカ「……なんにも見つからなかったね……」
イキル「なんだよ……鳴り物入りの任務なのに、もう終わっちまったよ!?
あのアークってやつ、適当なこと言ってたんじゃないの!!!?
それかセシルのやつ!」
スコンビュー「ま、まだ塔の上の方までしっかり調べてないから……」
ジュリー「……あのアークが何もなしにここの事を言及するとは思えない……
きっと今の調査では気付けなかったことがあるんだ……
明日以降も調べてみよう
…………リハンさん……この任務の期日は?」
リハン「……そうですね、一週間といったところでしょう……」
ウォーラグーン「それまでに何かしら成果をあげないと皆からガッカリされちゃうよぉ? 大丈夫かな?」
ミャラダイン「うっせぇ!!!!!!!
ワどやつはやる奴だ! 黙ってみとけや!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……そうだな……
一週間…………時間はある……
ゆっくりと……探していこう
ゆっくりと…………ね。イリリシカ」
イリリシカ「! ……う、うん……」
ウォーラグーン「君たち、例の無差別殺人犯の捜査も平行してやらなきゃいけないよ?
分かっているかな?」
ジュリー「……ええ……もちろんです
この町に降りかかる災いの原因も必ず突き止める……!!!!!」
ぐっ……!
ウォーラグーン「んふッ、頼もしいね〜……」
ニコォー……
324
:
名無しさん@避難中
:2025/10/22(水) 01:56:09 ID:Kc3WTr6c0
─── 夜……
ウォーラグーン「んふふふふ
さて、彼らはやってくれるかな?
リハンちゃん……お前があそこまで推薦した若造がどこまでやるか……楽しみだねぇ?
君は……信じているのか?」
リハン「………………信じる……というほどのものではありませんが……それなりに長く居たので…………
彼らがそこらへんの兵達よりは “使える” ……ということは知っています……
ただまぁ……どうなるかは……なんとも」
ウォーラグーン「……んはっはっ!!!! んふふふふふすっっ!!!!!!!!
これ以上ない賛美じゃないか……リハンちゃんん……
こりゃ俺も楽しみだよ……」
ニィィ…………
リハン「…………」
ウォーラグーン「……しかし……
随分と慣れてきたな……その素顔…………」
リハン「………………」
ウォーラグーン「見てる分には面白い顔だが、やはりリハンちゃん位の立場としては “威厳” が必要だよ……
だから……これは俺からプレゼントさ」
ス……
リハン「……………………」
ウォーラグーン「ふふふ……
さぁ、付けてくれるよな…………ソレ……」
ゴオオオオオオオオ………………
─── 兵舎……
カナリ「───……と、言うわけで!
遠路遙々こんなところまで来てくれた皆さんのために!
今日は……」
モッコロ「わたしとカナリがご飯を作ったのよ!!!!!!」
わーーー!!!!!!!!!!!!
ジャジャンンーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「いえぇーーーーい!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「おぉ、なかなか豪勢だがやぁ」
カナリ「張り切りましたから!!!!
どんどん食べてくださいねー!!!!!!!」
ガチャガチャ
ジュリー「……カナリちゃんとモッコロちゃんの所属している部隊の人が気を利かせてくれたみたいだね
俺達のためにこんな時間を用意してくれるなんて」
イリリシカ「うん……カナリの料理なんて久しぶり……」
イキル「あーー……でもカナリちゃんの料理って…………」
カナリ「さぁさぁ!!!!
まずは私の得意料理はいかがーー!!!?
オムライスだよーーー!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ジュリー「うわぁ! こりゃ美味しそうだなぁ!」
スコンビュー「素朴な見た目だべぇ〜
ケチャップで字がかいてあるべ…………『ちっぱい』……?」
イキル「オムライスに自虐ネタを!!!!!?」
カナリ「さ……『さっぱり』だよーーーーー!!!!!!!!
ちょっと字が崩れただけです!!!!!!!!!!!!!」
プティング「『さっぱり』もオムライスに書く字としてはよく分からんが……」
ジュリー「お腹空いてきたよ
早速いただこう!!!!!!!
頂きます!」
イキル「お、おいみんな……! カナリちゃんの料理は……!」
パクっ……
ジュリー「………………んぶっ……!?」
ジュリー「ぶほぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じょっぺぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(な、なに!!!!? す、すごく塩辛いような……!)
カナリ「どうしました……? 私のオムライス不味かったですか……?」
プティング「い、いや……」
ヒソヒソ……
イキル「カナリちゃんは味覚がドクトクなんだよ……!
人と感じる味覚がアベコベでさ……!
『甘い』が『しょっぱい』になり
『辛い』が『苦い』になるんだよ…………」
ミャラダイン「どげな舌だや!!!!」
スコンビュー「せ、折角作ってくれたのに食べられないのは申し訳ないべ〜……
なにも言わずに頑張って食べるべ……!」
ジュリー「そ、そうだね……
………………えっと……イリリシカ……」
イリリシカ「おいちぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カナリの久々の手料理最高においちいーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パクパクパク!!!!!!!!!!!!!!!! もぐもぐもぐ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……」
ずーーーん…
イキル「イリリシカは昔からカナリちゃんの手料理食べてるから耐性出来てるんだ……」
モシメベ(さ、流石お姉ちゃん……)
325
:
名無しさん@避難中
:2025/10/24(金) 02:12:45 ID:2GqBaxIk0
モッコロ「うふふ
カナリのお料理もいいけど、わたしも作ったのよ
皆さん召し上がれ♪」
コト……
ジュリー「カレーだぁ!!!!!!!!!!!」
カナリ「ひゃっほーー!!!!!!!
こっちはうまそうだぜーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カナリ「 “こっちは” ってなにーーーー!!!!!!!?」
あはははははは……
───
わいわい……がやがや……!
カチャカチャ……
ジュリー「……ふぅ、美味しかったよ
カナリちゃんの料理も、味の法則が分かれば結構行けるよ」
イキル「そんなギミック料理あるーーーー!!!!!!!?」
モッコロ「喜んでくれて良かったわ」
ジュリー「モッコロちゃん、ありがとう
ごちそうさま」
モッコロ「うふふふ、いいのよ
お料理は大好きだもの
みんなが喜んでくれたから、とってと嬉しいわ
最近はね、ここのみんな怖かったの」
ジュリー「怖かった……?」
モッコロ「そうなの
怪我をする人がたくさんだから……みんな食事の時も怖い顔だったのよ」
ジュリー(そうか……
例の事件のせいで…………)
モッコロ「でも今日は久しぶりに楽しい楽しい食事の時間だったのよ
それでね……
わたし、嬉しくてカレーを作りすぎちゃったの……」
ドドーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トロトロトロ……
イキル「うわ"ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
厨房からカレーが流れてきてるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルライカ「いやどんだけ作ってんねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カナリ「またやったかー! モッコロ!!!
モッコロ、料理好きで上手なんだけど、作るのに熱中すると沢山作りすぎちゃうんだよね!
この前なんてハカールを作りすぎちゃってさぁ〜
町中がトイレみたいな匂いになっちゃったんだよね!」
モシメベ(常習なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ずずーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モッコロ「ご、ごめんなさい
また町の人達にお裾分けするわ💦」
イキル「お前そんな頻繁にアパートのおとなりさんアルアルみたいなことしてんのかよ!」
ジュリー「…………俺はもうちょっと食べるよ!!!!!!!!!
せっかくモッコロちゃんが作った料理だ! まだまだ食べられる!!!!!!!!」
ミャラダイン「がははははは!!!!!!
ワどもまだたいげー食えーど!!!!!!!!!!!!」
プティング「あぁ! 私も頂くか!」
スコンビュー「ワタスもーーーーー!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「私もカナリの料理と一緒におかわりしよう」
モッコロ「みんな…………
ありがとうなのよー!!!!!!」
チャラ……
ミャラダイン「こげな皿じゃ足りんがや!
ここにある、 このまげな(大きい)皿によそってごせやぁ!!!!!!」
ズンッッ!!!!!!!!!
イキル「おいミャー公! その皿……便器にしか見えねーぞ!!!!!!!!!
そんなのにカレーを盛ったら……どう見てもウンk」
ガポポッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バルライカ「言わせへんで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわいわいわい……
─── そして……
ジュリー「…………ふー…………もう限界まで食べたな……」
イキル「あーしらで何杯も食べて……それから町の人間に配ってなんとか全部ハケたな…………」
ハーステンポー「気を付けないとこんなこと何度もやってたら食費がえげつないっスよ〜〜!!!!!!!
無駄遣いはfireが遠のく愚行っスよ!」
モッコロ「次は気を付けるのよ
ごめんなさい」
バルライカ「えぇて えぇて
誰しもハースみたくfire狙ってるわけやないわ」
ジュリー「…………でも本当に美味しかった……
モッコロちゃんの料理もカナリちゃんの料理も………………久々に家庭の味を堪能した…………」
モッコロ「…………あ
ジュリーさん……ほっぺたに……」
タ……
すっ……
イリリシカ「ジュリー、ここにお米ついてるよ」
そそっ……
ジュリー「うぁ……
ご、ごめんごめん
すまないねイリリシカ」
イリリシカ「ううん」
ニコ……
《仲睦まじい2人の姿……》
モッコロ「! ……。」
326
:
名無しさん@避難中
:2025/10/29(水) 02:14:37 ID:Ed73BnkA0
─── 夕食後
カナリ「今日はもう遅いからダメ!!!!!!!!」
イリリシカ「え…………
カナリ、部屋に案内してくれるんじゃなかったの?」
カナリ「もう消灯時間近いもん!
姉さん明日も早いでしょ? 寝なきゃだよ」
モッコロ「あら、そんなの寂しいわ
せっかくなんだからイリリシカとお話しすればいいじゃない」
ジュリー「そうだよ
こんな機会そうそうない…………
積もる話もあるだろう」
イキル「消灯時間くらい融通してくれるって
なんせあーしら2等級だぜ?」
どや……
カナリ「で、でも規則は規則ですから!
わたしだけ特例は他の人に悪いですよ!
まだしばらく居るんですよね?
話をする時間はまたありますよ
…………だから……ね。姉さん……今日は」
イリリシカ「…………うん
分かった……じゃあ、明日ね」
カナリ「うん……おやすみ
モッコロ、行こう?」
モッコロ「私はもう少しここに居るわ
先に行ってて、カナリ」
カナリ「そう? 分かった」
────……
イキル「……行っちゃった」
スコンビュー「あべべー…………カナリつぁん……真面目なんだべなぁ…」
イリリシカ「………………大人になったね、カナリ…………
私……まだまだ小さい子供の頃と同じように思ってた……
………………寂しいけど、しっかりしてて良かった……」
モシメベ(……イリリシカちゃん……)
イリリシカ「……私たちも部屋に行こっか? 実際明日も早いし……」
プティング「そうか…………そうだな……」
イキル「………………」
イキル「……行きなよ、イリ」
イリリシカ「え……?」
イキル「話したいこと、あるだろ?
カナリちゃんを追いかけなよ」
イリリシカ「でも……カナリがああ言ってるし……
消灯時間とか……明日のこととか……
カナリの言ってたようにまた話す時間あるよ」
イキル「ないかも知んないじゃん!
今、行っておきな!!
お互い後で後悔するよりいいでしょ!」
イリリシカ「イキル……」
イキル「カナリちゃんさ、、
しっかりした風に見せてるけど、多分めっちゃイリと話したいと思ってるよ
イリが必要以上に心配しないように大人ぶってるだけさ」
モッコロ「……そうよ
カナリはね、毎日イリリシカのことを話すの
いつもあなたを心配してるのよ
『怪我してないかな』、『姉さんも頑張ってるから私も頑張らなきゃ』って!」
イリリシカ「!! ………………!」
イキル「これはカナリちゃんも……イリも同じなんだけどさ………………
“自分の思いを押し殺す” の…………やめな?
もっと素直に生きなよ…………
あーしの尿意のように、素直に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョロロロロローーーーー
ジュリー「失禁した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「…………うん
……ごめん、行ってくる……!
……イキル、ありがとう!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!
イキル「……へっ
あーしだってお姉ちゃんだからな」
ジョローーーーー……
ジュリー「まだ出る!!!!!!!
どんどん出る!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「清々しいほど素直な尿だぜ……」
キラキラキラ……
プティング「お前のは尿道がガッバガバなだけだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(とりあえずお風呂に直行だね……)
327
:
名無しさん@避難中
:2025/10/30(木) 03:06:26 ID:tLAnkOlk0
───
カナリ「……」
キィ……
タタッ……
イリリシカ「……カナリ!!!!!!!!」
カナリ「!!? ね、姉さん!!!!!!?
な、なんで…………
また明日って言ったでしょー!!?」
バッ……ガシッ……!
イリリシカ「……ずっとずっと……話したかったのに
………………我慢なんて……出来ないよ……
聞かせて……ここでの生活……モッコロとのこと…………カナリのこと……」
ギュウウウウウ……
カナリ「…………姉さん……!
も、もぉ……!
わたし…………ずっと……ずっと我慢なんてしてたのに…………!!!!!
…………ぐ…………!!!!!!!!」
ギリギリギリッ……
カナリ「…………ッ会いたかったッ姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと話したかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと心配してたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ううううううぅぅっ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウゥッ……!
イリリシカ「カナリ……」
カナリ「カレンダ大運河や赤口門や聖都で戦いの話を聞いてずっと心配だったの……
姉さん怪我してるかもって…………
もしかしたらもう姉さんに会えないかもって………………
………………良かった………………本当に……」
イリリシカ「……カナリ……
私も、戦いの中で……カナリがいなくなる夢を見たんだ………………怖かった
でもこうして抱き締められる…………
これがこんなに幸せだなんて……希望だなんて……
………………私も……会いたかったよ……!」
カナリ「……姉さん…………姉さん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うえええええええええええーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロボロボロボロボロッ……!!
───
イキル「今頃ナミダなみだの姉妹水入らずしてるところかな?
あーし決死の水入りのおかげだぜ
あの時はこれしか方法がなかった
危なかったぜ」
プティング「もっと違う方法思い付け」
スコンビュー「でもエケレつぁん優しいべ〜」
モシメベ(とにかく早くお風呂に行かなきゃ……
まだ僅かにおしっこ漏れてるよ……イキルちゃんが歩いた跡、ナメクジみたいになってる……)
ずーーーん……
わいわい……きゃっきゃっ……
ジュリー「…………ふぅ……良かったね、イリリシカ……
…………ん?」
ぽつん……
モッコロ「……」
ジュリー「モッコロちゃん……君は部屋には戻らないのかい?」
モッコロ「わたしはカナリと同じお部屋なのだもの
今、お部屋に戻るのは悪いわ
今はカナリとイリリシカを2人にしてあげたいの」
ジュリー「そうか……」
モッコロ「少しの間、バルコニーに居るわ
あそこ好きなの
星が綺麗なの」
ジュリー「へぇ、見てみたいね」
モッコロ「ジュリーさん
一緒に行きましょう?
せっかくだから、わたしもお話したいわ……」
ジュリー「ん……?
あぁ、いいよ
じゃあ案内してくれるかな?」
モッコロ「ええっ」
ニコ……!
───
チリリリリリリ……
ホー……ホー……
モッコロ「ここよ
わたしのお気に入り」
ジュリー「は〜……」
キラキラキラキラキラキラ………………
ジュリー「ほんとだ……確かに星が綺麗だ……
聖都や……前線のほうではこんなにハッキリと見えなかった…
戦火が及んでないからこんなに澄んで見えるのかな……」
パァァァァァァァァ……
ジュリー(……こんな気持ちで空を見上げたのは久々だ……
心から綺麗に感じる…………)
ほわほわ……
ジュリー「……ありがとうモッコロちゃん
なんだが癒されたよ……
…………あ。あの星座見てごらん?
あれは『秋ののどちんこ座』といって……」
フイ……
じーーーーーーーーー……
モッコロ「…………」
ニコニコ……
ジュリー(ずっとこっち見つめてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドッキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
328
:
名無しさん@避難中
:2025/10/31(金) 03:02:44 ID:n8AFaBCQ0
モッコロ「……」
じじーーーーーーー……
ジュリー「ど、どうしたんだい……モッコロちゃん……
おれの顔に何か付いているかい……?
そんなに見られたら、顔に穴が空いちゃうよ……」
モッコロ「…………ふふふ
わたしもね、ずっと会いたかったから……ジュリーさんに
だから顔を見つめちゃうわ」
ジュリー「は、恥ずかしいよ…」
モッコロ「………………ジュリーさん……………」
ジュリー「どうしたんだい?」
モッコロ「……ずっと会わない間に、ジュリーさんとイリリシカはすごく繋がりが深くなったみたい
お互い……とても信頼している……………………」
ジュリー「そっ、そうかな…………」
モッコロ「………………わたしもそうなりたかったわ
…………わたしも…………ジュリーさんの隣にいたかった……
一緒にたたかって……ずっと側にいたかった……
だって……」
ギュウ……
《モッコロはジュリーに抱きついた》
モッコロ「ジュリーさんはわたしの勇者様なんだもの……
わたしをあの暗い牢の中から救いだしてくれた勇者様………………」
ジュリー「モ、モッコロちゃん……!!!!!」
モッコロ「…………わたし、たくさんの人と働くようになってから……色々勉強したわ
人の気持ち……自分の気持ち……………………だから分かった……
わたしのジュリーさんへの気持ちは……絵本の勇者様に対する憧れとは違うって……
………………わたし………………ジュリーさんのこと……」
ギュギュ……!
ジュリー「…………! モッコロ……ちゃん……」
ぐぐ……
《モッコロの思いに応えるように、ジュリーはモッコロを抱きしめようと腕をまわす…………しかし……!
その時ジュリーの脳裏に浮かんだのは……》
イリリシカの声『ジュリー……』
あのときのイリリシカの声『……………………ありがとう………………』
ジュリー「………………!!!!!!」
ガッ……ぐんっっっ!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは抱きついていたモッコロの体を引き離した……!》
モッコロ「…………!!」
ジュリー「…………ごめん」
モッコロ「……ジュリーさん」
ジュリー「………… “一緒に戦いたいなんて” ……思わなくていい
……俺は……
イリリシカがカナリちゃんを戦争から遠ざけたいように……
君にも戦争を知らないまま穏やかに過ごして欲しいんだ
だから、君はここに居てくれ」
モッコロ「………………そう……
…………そうよね」
ジュリー「モッコロちゃん…………君の平穏は俺が守るよ
……俺は君が “憧れる” ……勇者だから」
モッコロ「………………
…………………………うん…………ありがとう……
ジュリーさん……
……………………………………
………………ね……お星さまを見ましょう……
あの星座は……なんだったかしら……」
ジュリー「…………あぁ…………
あれは『深爪座』といってね───」
モッコロ「…………」
ヒュウウウウウウウ……
ザァァァァァァーー………………
モッコロ「……………………」
ポロポロ……つーーーーー……
──────
329
:
名無しさん@避難中
:2025/11/07(金) 01:14:36 ID:cmFSG9cI0
─── 深夜……カオス町周辺……
コオオオオオオオ……
兵1「…………異常なし……と」
キョロキョロ……
兵2「おいっ はやく行こうぜ!」
兵3「あぁ……
いくら複数人での見回りとはいえ、こんな闇夜の中をパトロールなんて肝が冷える」
兵1「……気持ちは分かるが、だからこそ注意深く見回らにゃならんだろ
……魔周感を絶やすなよ
野良魔法使いが近付けばすぐに分かる」
ブゥゥゥゥーーーーーーン……!!!!!
兵2「分かってるって!
とにかく急ごうぜ……!!!!」
スタスタスタスタスタスタ……
兵1「ったく……」
ガサ……
兵1「……ん? なんだ?
…………魔周感に反応はなし
魔法使いではない───」
ザッ……
《退魔兵は音のする草むらへと近付く───》
兵3「おい遅いって!
ほやくしないと置いてく──────…………あれ?」
兵2「…………あ……?!
あ、あいつは……どこだ……!!?
どこに消えた!!!!!?
さっきまでそこに…………!
お、おい!!!!! どこだぁ!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
─── 次の日……朝
カオス町 外周基地……
わいわい……がやがや……
ミャラダイン「はぁーて、今日からこの町を狙う野良魔法使いへの警戒と撃退任務に狩り出されたわけだがぁ……
なんだや、サッソク問題発生しとーかいや?」
ハーステンポー「ものものしいっスねぇ……」
リハン「…………」
ザッ……
バルライカ「おー、リハンさん……
これ、なんの騒ぎですのん?」
リハン「………………昨夜……また被害が出たそうです」
ミャラダイン「まーず!!!!!?」
バルライカ「ほんまか!!? 隊長さん!!!!!!!?」
トーマサシ「う、うぅ……
本当です……
昨夜兵がグループで巡回中……1人が突如消えてしまったんです……」
ハーステンポー「なんと!!!!!」
トーマサシ「これまでも何度かあったパターンです……
いま捜索しているところですが……これまでのパターンだと消えた兵は死体となって発見されてます……
恐らく今回も……」
ブルブル……
バルライカ「何言うてんねん!!!!!
まだ分からんやろ!!!!!!!!!!!
自分隊長なんやに、ハナから諦めてどーすんねん!!!!!!!!!!!!
しっかりせぇ!!!!!!!!!!」
トーマサシ「す、すみませんっ……!!!!!!」
ザ……
ウォーラグーン「情けないねぇ
所詮は15等級なんて底辺に近いレベルの隊長ってことか!」
トーマサシ「うぐぐ……」
ウォーラグーン「兵も兵だよ
なんでそんな簡単に拐われちゃうんだい?
15等級だからって、腑抜けすぎないかぁ?!
君たちはもっと下の等級が相応しいようだねえ〜」
トーマサシ「も、申し訳ありません……!」
バルライカ「まぁまぁまぁまぁっ
この隊長さんも頻発する怪事件で弱気になってるんや
わたくしらも手伝って捜索する……希望を失わんとこ」
トーマサシ「は、はい…………
しかし………………」
リハン「なんです?」
トーマサシ「昨夜被害を受けたグループの兵によると、見回り時に魔周感や魔知感で警戒をしていたそうです
しかし……兵が消えた時に…………その感知に魔力は引っ掛からなかったというのですが……」
ミャラダイン「そりゃどういうことだ?」
ウォーラグーン「そりゃ君らの退魔が甘かったからだろぉ?
15等級の練度なんてたかが知れてるからねぇ!」
リハン「………………魔力を隠すのが得意な魔法使いも居ますからね
もしその線ならば、退魔に頼った捜索は信頼性が欠けてきますね」
バルライカ「なら、馬をつかった広域的人海捜索や!
この町に居る騎兵を貸してくれ! わたくしが指揮する!!!!
カルメーラ! 行くで!!!」
カルメーラ「はっ!!!!!!!」
ミャラダイン「ふん……捜索か……
戦闘なら役に立てるがのぅ……
………………まぁ、“向こう” の調査よりも良いか……」
330
:
名無しさん@避難中
:2025/11/07(金) 01:53:57 ID:qhw2rGYc0
─── カオス町『天衝く砲塔』内……
プティング「今日はミャラダインとハーステンポー殿達は例の野良魔法使いの警戒任務の方に回されたようだ」
スコンビュー「リハンすまやウォーラグーンすまもそっちに行ったべ……」
イリリシカ「ここの調査は私たちだけでやるわけだね」
モシメベ(つまり……)
イキル「焼き肉パーティーじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
邪魔な連中がいない間にあーしらだけで遊び尽くそうぜぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
声が響くここならカラオケだって出来るぜーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ア”ーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゃおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「うるせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あ、遊びじゃないよ! イキルさん!!!!!!!」
スコンビュー「今ならワタスの気色の術で飛べるってことだべぇ!!!!!!!!
歩いて探せるところには変な所はなかったべが!
飛んで探せば何か見つかるかもだべ!!!!!!!!!」
イキル「そっちか〜」
スコンビュー「モシメベつぁんを背負って行くべぇ!
上の吹き抜けたところまで、2人でくまなく見てくるべよぉ!」
プティング「上はかなり高いぞ
気を付けるんだぞ……」
スコンビュー「はいなぁ!
じゃ、行くべ! モシメベつぁん!!!!!」
モシメベ(うん!!!!!!)
ガシッ!!
スコンビュー「たべ〜!!!!
はぁーーーーっっ!!!!!!!!!」
ブワワワワッ……ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スコンビューは気色の風で舞い上がり上昇!
砲塔の壁沿いに円をえがきながら上へ向かっていく……!》
ジュリー「頼んだぞ……! スコンビュー……!」
じっ……!!!!!
ヒュルルルルルルーーーーー……
スコンビュー「もっともっと上昇するべ〜!」
フワーーー……
ジュリー「…………」
じぃーーーーーーー……
スコンビュー「それぇーーーっ!!!!」
ヒューーーーーーンッ……!
ジュリー「……………………ッッ」
じぃぃぃぃぃ〜〜……!!!!!
《飛んでいくスコンビューを真剣な眼差しで凝視するジュリーッッ……!!!!!》
ふわぁ〜……チラリっ! わ〜〜〜〜お♥��
《パンT♥��》
ジュリー「……………………」
にへらぁぁぁぁぁ…………ブシュッッ(鼻血)
イキル「おいこいつ射っていいかな」
イリリシカ「はいはい、ジュリー
私たちももう一度調査するよ」
ぐいぐい
331
:
名無しさん@避難中
:2025/11/12(水) 20:17:27 ID:Q2blPMN.0
───
ヒュルルルルルーーーーーー……
ペタ……
スコンビュー「……ふむむ
地上から大体50mぐらいのところまで飛んだべが……
今のところ、壁に変わったところはやっぱりないべなぁ」
モシメベ(……う、うぷぷ……
ゆ、ゆっくりとはいえ……壁づたいにぐるぐる回ってるから少し気持ち悪くなっちゃった……)
スコンビュー「ありゃりゃ……
大丈夫だべ〜? もう少しゆっくりする……?」
モシメベ(だ、大丈夫大丈夫……
それよりスコンビューちゃんの方が大丈夫……?
この塔……てっぺんまで400mくらいあるよ……
そこまで気色の風を保てる……?)
スコンビュー「ん〜、しばらくは問題ないと思うだべが……」
モシメベ(もし休みたくなったら言ってね
義脚を磁石モードにすれば壁に張り付けるから、あたいに掴まって休憩してね)
スコンビュー「助かるべ〜
やっぱりモシメベつぁんは気が利くべよぉ」
モシメベ(そ、そんなことないよっ\\\\)
ポッ……
─── 下
ツィ……
ジュリー「…………」
イキル「やっぱりなんもねー
あーしらの手に届く範囲の “壁” にはよ」
イリリシカ「そうなると、怪しいのは……」
プティング「………… “足元” ……だな」
ゴオオオオオオ……
《ジュリー達は中心に向かってすり鉢状となった地面を見つめた……》
プティング「この形状……まるで “掘削跡” に見えないか?
地下にむかって……掘り進めたような」
ジュリー「そうだね…………
上はスコンビュー達が見てくれている……
その間俺達は “地下” を視野にして調査しよう」
イリリシカ「地面を掘るならスコップとか要りそうだね
ちょっとどこかで借りてくるよ」
─── そして……
ガチャガチャ……
イキル「一式借りてきたぜー!」
ジュリー「スコップ……クワ……つるはし…………うん、いいね
早速掘ってみようか」
イキル「まず一番掘りはあーしにまかせろ!!!!!!!
これで恩賞を貰うぜ!!!!!!」
プティング「そんな一番槍みたいな制度はないぞ」
イキル「あーしのツルハシ捌きを見ていやがれーーー!!!!!!!!
よい……やっさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イィィィイイィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……ッッンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「──────」
《イキルが地面にツルハシを振り下ろすと、鈍い音が響いた!!!》
ジュリー「なッッ……!!! か、固い!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「───」
ビビビビビビビビビビビッ……
《あまりに固い地面にツルハシを叩きつけた衝撃が、イキルの頭から体へと下って行き……そして下半身にまで伝わった!》
ブシャーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「──────」
イリリシカ「衝撃が全身を伝わってその拍子にイキルのおしっこが飛び出した!!!!!」
プティング「オモチャかお前は!!!!!!!!!!!」
ごーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じぃぃ〜〜〜〜〜〜〜ん……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「か、かっテぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な、なんだこりゃあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ま、まるで鋼鉄を叩いたみたいだぜーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐ、ぐぅぅぅ!!!!!!!!!! 今も衝撃が全身を行ったり来たりしやがるーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビビビビビビ……
ブバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブシャッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イキル「失禁の波が止まらねーぜーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「あっちいけお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
332
:
名無しさん@避難中
:2025/11/12(水) 21:20:20 ID:pw5TLuf60
プティング「…………まったく、大袈裟すぎだ
君の力が弱いだけだろう
ツルハシを貸してみろ、私がやる」
ヒョイ……
ズズズズズズ……!!!!!!!!!
プティング「気功冠で体を固め、膂力を上げる……!!!!」
グググググッ……!!!
プティング「ッッぜりゃあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「ッッッ」
ビキッ……!
パァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「わ"ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティングの全身のメガネか弾けたーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!
ボロロ〜〜〜〜〜〜〜ン……!
プティング「わ、わああああああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ササッ……ピッ♡
《あわてて乳首を隠すプティング》
イキル「乳首じゃなくてチ○コ隠せやテメー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「…………プティングでも歯が立たないなんて……」
ジュリー「俺もやってみよう
この……クワで……!!!!!!」
ブンッッ!!!!!
ヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギギィィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュルルル……ガコーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ク、クワが壊れちゃった!!!!!!」
ジュリー「こ、これは相当な固さだ…………
…………見た目は土のようだが……もしかしたら岩盤なのか……?」
プティング「……しかし……
この場所がこの様にすり鉢状になっているということは、人の手によってここまで掘られているのは間違いないはず……
もしかしたら場所によって固さが違うのかもしれないな……
もう少しこの地面全体を調査してみないか?」
ボローニャ……
イキル「いいからチ○コ隠せや」
───
ガチガチ……ガギギンッ……! ボギョッ!!
イキル「かってぇ〜!!!!
小さいスコップじゃ一回地面に突き立てただけでへこんじまうぜ……」
プティング「少しずつ場所を変えながら試行するんだ
音も良よく聞くんだぞ」
イキル「わーってるよ
それにしても……こう斜面だと作業しづらいな……
プティング、あーしが滑り落ちたら止めてくれよ」
よじよじ……
プティング「まったく……世話がやけるな」
イキル「よし……ここはどうだ?!
……せーのッッ」
ブォンッッッ!!!
ガギャアアアアアンッッッ!!!!!!!!!
ビビビビビビビッ!!!!
イキル「ぐぁッッ衝撃がッッ……!!!」
ブバッシャーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッチャ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「あんばァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《イキルのおしっこを真正面から顔に浴びるプティング!!》
イキル「わ、悪い
衝撃がクセになっちまってるんだ……」
プティング「おしめでもしろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
333
:
名無しさん@避難中
:2025/11/13(木) 01:00:56 ID:LUQ6GaNM0
───
ガキ……ガギギ……
ジュリー「……イリリシカ
昨夜はカナリちゃんとしっかり話せたかい?」
イリリシカ「うん…………おかげさまで
だいぶ遅い時間まで話し込んじゃった
…………みんなのおかげだよ」
ジュリー「良かったね
イリリシカの顔も少し晴れやかだ」
イリリシカ「ふふ…………そうかな
……ジュリーは……モッコロと一緒にいたの?」
ジュリー「あぁ……星を一緒に見ていたんだ
彼女もイリリシカと話したがってたよ」
イリリシカ「そっか…
私もモッコロと久々にお話ししたいや……
今夜は話せるかなぁ…」
ジュリー「きっと話せるさ
そして今度は皆で一緒に………………」
イリリシカ「うん、そうしたいね
…………んっ」
バキッ!!!
イリリシカ「…………また壊れちゃった……道具が……」
ジュリー「……ふーむ、このレベルの道具では埒が明かないかもしれないな…………
少しやり方を考えないと……」
ピチャチャチャ……ピチャッ……!
チャプ……! チャプ……!
ジュリー「!? な、なんだ……!?
足元に……水溜まりが!!!!!!!?
い、いつの間に!!!!!!!?
どこからこんな水が!!!!!!!!!
ま、まさかこの地面の下から湧き出て───!!!!!?」
イリリシカ「ジュリー、これ上の方から流れてきてるイキルのおしっこが溜まったやつだよ」
イキル「衝撃がいつまでも止まんねんだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャーーッ!!!!!!!!!!
ブシャーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「イキルの膀胱が暴走モードに入ったぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
底に居たら溺れてしまうぞーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「………………」
ズーーーーン……
イリリシカ「…………あ。
見て、スコンビュー達……大分高いところまで行ったみたいだよ」
ヒュオオオオオオオオオ……
ジュリー「あ、あぁ本当だ
もうそろそろで塔のてっぺんに着くみたいだ
何か見つかったかな……」
キキィィィィィィ……
リハン「やっていますか」
ジュリー「リ、リハンさん!!!!!!!!!!!!!?」
イキル「う、ウワーーーッ!
何しに来たのーーーー!!!!!!!?」
ブバシュシューーーーッ!!!!!!!!!!!
リハン「………………進捗を見に来ただけです
何をそんなにあわてているのです
………………。…………2人……姿がないようですが?
どこに居るんです」
イリリシカ(……まずい!
スコンビューが気色の術を使えることは私達以外には秘密にしているのに!!!!!!!!
スコンビューが気色の風で飛んでることがバレたら…………色々面倒なことになるかも……!!!!!!)
─── 上
ヒューーーー……
モシメベ(もうすぐでテッペンだね)
スコンビュー「だべだべ〜」
モシメベ(かなり高いよ……
皆が居る地面もあんなに遠く………………って!
う、うわ……!!! リハン様が来てるよ!!!!!!!!!
う、上を見られたらマズイよ……!!! スコンビューちゃん!!!!!!!!!!)
スコンビュー「えっ!!!!!!?
なッ…………あっ!!!!!!!!!!!
……わ……わわっ!!!!!!!!!!!!」
フラフラフラ……ヴヴヴ……!
スコンビュー「び、びっくりして……! 気の安定が……!!!!!!!
け、気色の風が解けるべっっ……!!!!!!!!
わ……わぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モシメベ(お、落ちる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スコンビューの気が乱れ、2人は400mのたかさから地面に向かって落ちていく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
334
:
名無しさん@避難中
:2025/11/16(日) 23:57:09 ID:6WsPk2qA0
スコンビュー「あべゃぁあああーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(ファミチキィィィィーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ヒュルルルルルルルルルーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
イキル「う……うわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビューとモシメベがまっ逆さまに落ちてくるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーーー!!!!!!!!!
プティング「な、なにをしているんだ!!! あの2人!!!!!!」
リハン「何故あんなところに……」
ジュリー「ま、まずいぞ! あの高さから落ちたら無事じゃすまないッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イキル「イ、イリぃっ!!!!!!!
前に空から落ちてきたあーしを受け止めたクッションみたいな退魔壁あるだろ!!!!!!!?
あれを使えば!!!!!!!!!」
イリリシカ「……あれを使うにはここは……狭いよ!
それに……すり鉢状になった足場じゃ……安定が……!!!!!!」
プティング「あ、あぁ!!!!
この足場のせいもあって……受け止めるにも……!!!!!!!」
イキル「どーーーすんだよ!!!!!!!
死んじまうよ2人がぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「………………ちっ……」
ジャリッ……
ザッ……!
ジュリー「俺が……!」
イリリシカ「どうするの!!!!!!!?」
ジュリー「俺に考えがある!
みんな俺から離れて……
それから…………出来るだけ “気” を強く持ってくれ!!」
ズズッ……
ビュウウウウウウウウウウンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「うひゃおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう地面が近いぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(わぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ザザンッ……!
ジュリー「シュウウウウウッッ……」
ボボボッッ……
ジュリー「……剛気……全開放!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴォウゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「ジュ、ジュリーの全力の剛気!!!!!!!!!!!!?」
プティング「う、うおおおおおおっ……!!!!!!!!!!!!
なんて圧力だッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「……!
圧力……………………反発………………そうかッ」
ピィンンッッ!!!
ゴオオオオオオッッ!!!!!!!
335
:
名無しさん@避難中
:2025/11/17(月) 01:47:13 ID:ML9W2gF20
ブォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ハァァァァァァァーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキ……
ビシシシィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グンッッ!!!!!
スコンビュー「……えっっ!!!!!!?」
モシメベ(体が一瞬浮き上がって……!)
リハン(……剛気の放つ圧力は、魔力だけでなく、並みの退魔気をも反発する!!!!!
その作用を利用し……彼女らの落下の速度を緩めた!!!!!!!!!)
ジュリー「ふ、2人とも!!!!!!!!!!!!!!!!!!
受け身だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スコンビュー「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モシメベ(っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ボインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッイイィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「さすが2人とも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パイオツ受け身だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プティング「大丈夫なのかアレ!!!!!!!!!!?」
イキル「──────」
ちーーーん……
プティング「こいつはジュルジュリの剛気で気絶してるし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーーーん……!
───
スコンビュー「……ひやはやぁ……助かったべなすぅ……」
モシメベ(死を覚悟したね……)
イリリシカ「怪我はないみたいだね」
スコンビュー「ズルズリけん……命の恩人だべぇ……」
ジュリー「一か八かだったけれど…………うまく行って良かった」
リハン「……で……何故あんな高いところから落下を?」
スコンビュー「あっ、あっ、ちょっ……調査をしてたんだべなすぅ
上にも何かあるかなぁって……!!!
それでその……」
リハン「どうやってあの高いところまで?
魔空闊歩も使えない中で?」
スコンビュー「それはぁ……」
モシメベ(そっそれはあたいの義脚の機能です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この義脚は磁石モードでくっつくんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホラ!!!!!!!!!!!!!!!! このように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ビッタン!!!!!!!!!! ビッタン!!!!!!!!!!
モシメベ(こうやってテクテク行ったわけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ズンズンズンズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「……………………そうですか…………
…………はぁ、まぁあまり無茶はしないように…………」
モシメベ(は、はひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
プティング「そ、それで何か見つかったか? 上の方では……?」
スコンビュー「……いやぁ……それが……結局何も……
隠し扉みたいなものもないし……なんかスイッチみたいなものも見当たらなかったべ…………
多分これ以上探しても何も見つからないべ……」
イリリシカ「そっかぁ……」
モシメベ(やっぱりあるとしたら地面の方かな……
みんなはそっちの方見てたよね……何かあった……?)
プティング「いや……異様に硬い地面にということが分かったくらいで………………ん!!!!?
こ、これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビッシィィィィィィィーーーーーー……ンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プティング「地面に……一筋の亀裂が!!!!!!!?
道具を使っても砂一つ掘り返せなかったこの地面に…いつの間に!!!!!!!!!?」
ゴオ!!!!!!!!!!!!!!!!!
336
:
名無しさん@避難中
:2025/11/19(水) 00:01:10 ID:A6LQsl0c0
今日でなんとかファイトが16年目になりました。
16年目の目標は『完結』です。
https://downloadx.getuploader.com/g/nantokafight/331/1763436905363.png
337
:
名無しさん@避難中
:2025/11/20(木) 00:04:52 ID:Q8oCCS6Q0
イリリシカ「……!
本当だ……地面に亀裂が入ってる……
溜まってた水も無くなってる」
リハン「そういえば元々無かった水分が溜まっていましたね
あれは何でしたか? 足がぬれてしまいましたよ」
イリリシカ「あぁ……あれはイキルの……」
ガブァアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
イキル「い、言うな〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
あーし殺されちまう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!
リハン「…………なんです」
イキル「ん、んななななっ、なんでもないデスゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ、それよりなんでショーこの亀裂は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あーしら道具使っていっぱい掘ってもビクともしなかったのにねぇぇぇぇぇ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォオオオオオオオーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……俺達が目を離していた時に出来た亀裂だ……
…………何か理由があるはず……ヒビが入った理由……
そこに打開策があるに違いないが……」
リハン「……」
ドォンッッッ……!!!!!!!
プティング「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
モシメベ(どこか遠くから大きな音が!!!!!!!!!?)
スコンビュー「外からしたべ!!!!!!!!!!!!
町の外……!!!!!?」
イリリシカ「ま、まさか……
例の野良魔法使い……!!!!!?」
リハン「……ちっ……!」
ダッ!
ジュリー「リハンさん!!!!!!!!!!」
リハン「私が行く!!!!!!
あなた達はこの持ち場を離れるな!!!!!!!!!」
ダダーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スコンビュー「……そ、外に居る人達大丈夫だべか……
メレデェンすんや、ベレレイカすん達………………」
イリリシカ「…………カナリやモッコロは…………無事だよね……!」
ぐっっ……
ジュリー「………………とりあえずここで待機しよう……」
ぐ……
─── 時間は少し巻き戻る……
バカラッ! バカラッ!
バルライカ「見晴らしのいい場所はわたくしらにまかせぃ!!!!!!!
馬とかの入れん山の方や森の方を頼んだで!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「っしゃ、行くかぁ」
ハーステンポー「どっちへ行くっスか? ミャラダイン君」
ミャラダイン「そげだのぉ
今日はあの森へ行ってみっさーか
なんだか怪しいがや」
ハーステンポー「隠れ潜むにはちょうどいい場所っスね……」
ウォーラグーン「んふふ
まぁ頑張ってくれたまえよ」
ミャラダイン「オイ…………ワぁは何もさんかや!!?
ワぁも山の方なりなんなり行くだがや!!!!!!!」
ウォーラグーン「冗談はよし子ちゃんだぜ?
こういうドサ任務は俺のようなキャリアのすることじゃない
凡兵ちゃんの仕事だろぉ〜?
そこ頑張らなきゃ、君ら評価されないよぉ?」
ミャラダイン「んだと、ワぁ……」
ハーステンポー「ま、まーまーまーまー
つっ掛からないつっ掛からない!(部隊内申に響く)
さぁー気合い入れて行くっスよ!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐいぐいっ!
ミャラダイン「ちっ………………」
ウォーラグーン「ふふ……さてさて……」
338
:
名無しさん@避難中
:2025/11/24(月) 01:56:19 ID:cnDRY2QY0
─── 近くの森…
ガサガサガサ……
ハーステンポー「鬱蒼とした森っスね…………
日の光は入ってくるから暗いことはないっスけど……
足元を覆う草が多くて歩きづらいっス」
ミャラダイン「はん…………いかにもっつーやなトコだの……
ここに隠れ家があーだねか?」
案内兵1「それはない……ここは事件の度に何度も探索されている
それに森自体はそこまで大きい場所ではないんた
水場もないし、洞窟もない……隠れ住むには不向きだ」
ミャラダイン「ふん……魔法が使える手合いならそんなもんどうとでもならァ……
……どれ……」
スゥゥゥゥゥゥッ……
ミャラダイン「出てこいダラクソ魔法使いがぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この2等級・ぬるもっこり隊最強の肉体を持つワどがここにおーぞォォォォーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
力を誇示してならワどを殺ってみぃだがや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
受けてたってやーけんのォーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「うるさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「ふぅ…………はて、聞こえたかや?」
ハーステンポー「急にビックリするっスよーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「これなら森の中に隠れてる魔法使いの耳にも入るだら!
何度も殺しをするようなやつだ! 自分の能力を見せつけたいだぁが!
こうすれば釣れるがや!!!」
案内兵2「……この森どころか、向こうの山まで聞こえてると思いますよ今のは……」
案内兵1「だが、叫んだところで魔法使いは釣れんだろう…
こいつは、確かに自身の力を誇示しているようなやつだが、かなり慎重で強かだ……
多少薄暗い森の中といえど、こんな真っ昼間から……しかもここまで警戒している我々を攻撃してはこないだろう」
案内兵3「うむ……
これまでの起きた事件……昼夜関係なく起きていると最初にトーマサシ隊長が説明していたよな……
確かに当初は昼間にも頻発していたが、我々が警戒を強めてからは、視界が悪くなる夕暮れ時以降の犯行が圧倒的なんだよ
だからこの時間帯はむしろ絶対安全なん───」
ビッ……
タァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
案内兵3「だペッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシューーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バタァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《案内兵3が……頭を貫かれ、死んだッ!!!!!!!!!!!!!!!》
ミャラダイン「雷魔法のビーム……!!?
攻撃だァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
案内兵1「ま、まさかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
け、警戒ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 警戒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピピィィィィーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!
339
:
名無しさん@避難中
:2025/11/25(火) 00:52:14 ID:o5YHVf7g0
案内兵1「警戒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
警戒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キキィィィィーーーーーンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
案内兵2「居間に周囲の兵が集まってくる!!!!!!!
それまで防御陣形ッッ……!!!!!」
ミャラダイン「だらァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そぎゃんことしとったら逃げられーがぁ!!!!!!!!!!!
攻撃方向に進軍!!!!!!!!
このチャンスに、敵を追い詰めーぞや!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「ま、待つっス!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「いけんっ!!!!!
ワぁやつ、ワどの後ろにおれぇッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピュイイイィィーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリャリャアアアアァーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
案内兵1「こ、攻撃だぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「ふん!!!!!!!!!!」
バチィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プシュウウウウウウウッッ……!
ミャラダイン「ワどの肉体には効かんわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハーステンポー「すごいっス!!! 人体を貫く雷魔法を……!
これが噂の耐性能力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「隠れとらんで出てこいやァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズズッッ……ギュポォッ!!!!!!!
ミャラダイン「ドラァァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボオオオオーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドバババババーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《なんと!!!!!!
ミャラダインは口からビームを吐き、前方の木々を粉砕した!!!!!!!!!!!》
案内兵達『ぎゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!?』
ハーステンポー「ヴわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
何ソレーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーー!!!!!!!!!!!!
ぷしゅーー……
ミャラダイン「なんだ…………口からなんか出たがやぁ!!!!!!!」
ハーステンポー「い、今のは退魔気のエネルギー…………て、点砲みたいな……
それを口から!!!!!!!!!? しかも今の初めて!!!!!!!!!?」
ミャラダイン「別に狙っとらんかったがなんか出たがや!!!!!!!!
最近退魔の技を意識すーよーになったけんのぉ…………そのおかげか」
ハーステンポー「いや普通口から出ないっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーーーーん……
案内兵2「!!!!!!!!!!!
あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
木が吹き飛び視界が開けたことで……奥に人影が見える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
340
:
名無しさん@避難中
:2025/11/30(日) 00:08:29 ID:6Ok7nFCQ0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ザリッ……
人影「──────」
ミャラダイン「……ワぁがはぐれ魔法使いか!!!!!!!!
まだ遠くて姿がよく見えんのぉ……
もう少し近付きさがれよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人影「───」
ズ……
ハーステンポー「む! 後退って行くっス!!!!!!!!」
ミャラダイン「逃げー気か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
させーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この……新技で炭にしたーけんのぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュボボボッ……
ガパァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「『退魔熱線』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウウウウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プスンッ……!
ミャラダイン「あがっ!!!!!?」
ハーステンポー「不発ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミャラダイン「ッッちぃ……! まだコツが掴めん……!!」
ハーステンポー「ま、まずい! 逃げられるっ!」
ザザザザザザザザッ!!!!!!!
退魔兵A「警戒コールを聞いて駆け付けた!!! 敵か!!!!!!?」
ミャラダイン「おぉ! 援軍か!!!!」
案内兵1「あそこ……!! あそこに居る影!!!!!!
恐らくアレが例の魔法使いだ!!!!!
逃げられる前に捕らえるんだ!」
退魔兵A「よし! 追い詰めよう!!!!」
退魔兵B「沢山の兵を引き連れてきた! これならやつを囲めるぞ!!!!」
退魔兵C「一気に行こう!!!!!
やられた皆の仇だ!!!!!!!!!」
わらわらわらわらわらわら……!!!!!
人影「…………」
ズズズズズ……
ミャラダイン「! ぬぅ……まずいぞ!!!!
気で防御しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゥオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボウウウウーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!
火球!!!!!!!!!!!!!!!
魔法っスーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボゴーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵達『うぎゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
案内兵2「う、うわぁぁぁ!!!! 仲間の多くがやられた!!!!!!!」
ミャラダイン「くそっ……2桁等級の気の練度じゃあ防ぎきれん火力があーぞ!!!!!!!」
案内兵1「か、火球がこちらにも!!!!!!!」
ドズオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「ワどか受ける!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《仲間達の前に立ち、火球の全てを一身に受けるミャラダイン!》
341
:
名無しさん@避難中
:2025/12/05(金) 01:32:58 ID:7q2LEoZ20
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「くォォいィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハーステンポー「みんなぁ!!! ミャラダイン君の後ろに隠れるっスよ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
案内兵1「ひ〜!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴオオオオオオオオオッッンンンッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「ふ、防いだっ………………ん?!」
ポタタ……ポタ……
ハーステンポー「……血!!!?
えっ!!!!!!!!?」
ババンッ……!!!!!!
ミャラダイン「……ちッ……ィ……!」
ポタ……ポタ……
ハーステンポー「き、傷!!!!!?
な、何故…………あなたの魔法耐性は絶対のハズじゃ!!!!!!!!?」
ミャラダイン「…………バカな…………
ワどの体が…………魔法を……」
ガク……
《全身が穴だらけとなったミャラダインは膝をついた!》
ハーステンポー「!?!?
これは……!?」
案内兵2「!! ま、また攻撃が……来る……
う、撃ってくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
人影「……」
ギュイギュイギュイギュイギュイギュイイィィィィッ……!!!!!!!
ボボボボボボボボボボボボボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「……!!
むぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
異能解放……シャボン・シャボンズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
黒……『退魔壁ミッドナイトアワー』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボパパパパパパパパパパパッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ハーステンポーは退魔壁の効果を閉じ込めたシャボンを前方に張り巡らせた!!!!!!!!!!!!!!》
パパパパパパパパパパパパパパァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゥオンドゥオンドゥオンドゥオンドゥオンドゥオンドゥオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《シャボンが割れると同時に発現した退魔壁が火球魔法を防ぐ!!!!!!!!!!!!!!
……だが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ボボゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハーステンポー「がはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《その退魔壁をつき抜け……火球がハーステンポーの脇腹を抉った!!!!!》
ハーステンポー(た、退魔壁を……通り抜けた……!?)
ゴフッッ!!!!!!!!
342
:
名無しさん@避難中
:2025/12/05(金) 01:53:37 ID:QytljW9.0
ハーステンポー「…………がっ……」
ヨロ……バタ……
案内兵1「ハ、ハーステンポー殿ぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミャラダイン「く……そ……
や、奴の魔法………………何だや…………」
人影「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ババッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
追加退魔兵1「大丈夫か!!!!!!!!?」
追加退魔兵2「!!!! も、もうこんなに被害が!!!!!!!!?」
案内兵2「さ、最初の援軍は瞬殺されたんだ……!
あ、あの魔法使いはヤバいぞ……!!!
2等級のミャラダイン殿とハーステンポー殿もやられてしまった!!!!!!!!
も、もしかしたら魔女レベルの相手なのかも……!」
追加退魔兵3「な……!」
人影「……」
キュルキュルキュルキュル……
案内兵1「ま、また攻撃が来るーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
追加退魔兵1「奴の周囲の気流の動きが乱れている!! おそらく風魔法……カマイタチか何かだ!!!!!」
ミャラダイン「ま、魔流しだ……!
全員全力で魔流しをしろ……!!!!!!」
追加退魔兵4「はっ!!!!
防御陣形ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔流し構え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズララッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
追加退魔兵3「……く、来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
人影「……」
クッ……パァッ……!!!!!
ふぁ……!!!!!!!
シュザンッシュザンッシュザンッシュザンッシュザンッシュザンッシュザンッシュザンッシュザンッシュザンッシュザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビャオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《大量の風の刃が荒れ狂い、退魔兵達に襲いかかる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
追加退魔兵1「魔流しの構えを解くなよぉーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ……
ハーステンポー「ぼ、ぼくも……!!
シャボン・シャボンズ……黄……『魔流しゴールデンアワー』……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズゥゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「……ダメだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵達『ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ハーステンポー「ッッ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
343
:
名無しさん@避難中
:2025/12/05(金) 02:10:21 ID:dVlHh7D20
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
ドドドンッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵達『ううう……あ…………あ………………うああああああ……
ギギギギギギギギギギギギ……』
ブシュ……ブシュウウウウ……
ハーステンポー「がふ……!!!!!!」
ザシュシュッ……ドサッ……!
人影「…………………………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ミャラダイン「……くそったれが……!!!!!!!!
よくも……ナメさがって……!!!!!!」
よろよろ……
人影「…………」
バチバチバチバチ……
《魔法使いらしき人影は再び魔力を溜める……
そして放つのは……雷!!!!!!!》
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギャアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「……!」
ヒュザザァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リハン「『白龍』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パシュウウウウウッッ……!!!
《ミャラダインを貫かんとした雷を切り裂く……! 颯爽と現れたリハン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ミャラダイン「……リハン……かっ!」
リハン「…………どういうことです……
何故あなたがそこまでボロボロになっている……?」
ミャラダイン「……かっ!
そぎゃんもん……ワどもハテナだがや!ほんにまーず、たいげあばかんところだわ……!」
リハン「で被害も甚大だなです
…………とりあえず……アレが犯人……ということですね……」
チャキ……
人影「…………
ス…………
ババッッ!!!!!!!!!!!
ミャラダイン「うぉ!!!! 今度こそ逃げさがったわ!!!!! 全力で!!!!!!!!!!!」
リハン「……ちっ!
動けるものは私と共に来い!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!
ミャラダイン「……ワども……行くぞ!!!!!!!
追い詰めちゃーけん……!!!!!!!!」
ズダダッ!!!!!
ハーステンポー「ぼ、ぼくは…………無理っす………………」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リハン達は逃げた人影を追って、森を駆け抜ける!!!!!!!!》
344
:
名無しさん@避難中
:2025/12/05(金) 02:23:16 ID:EvezbR/s0
❌
リハン「で被害も甚大だなです
…………とりあえず……アレが犯人……ということですね……」
チャキ……
⭕
キョロキョロ…
リハン「……既に被害も甚大のようですね
…………とりあえず……アレが犯人……ということか……」
チャキ……
345
:
名無しさん@避難中
:2025/12/06(土) 01:58:21 ID:acYsSxGc0
ザザザザザザザッ!!!!!!
ミャラダイン「……ちっ! 姿が見えんくなったぞ!」
リハン「魔周感を展開している
居る方向は分かる………………」
ズズ……
ブゥゥゥゥーーーーーーーンッッ……
ジジジジジ……
リハン(感じるな……魔力を……
しかし……なにか妙だ
この魔力は何か…………
“洗練されていない” ように感じる………………
なにか不純物が混ざっているような……そんな……───)
フッ……
リハン「……!?」
ザッ……
ミャラダイン「おい、どうした!!!?
立ち止まりさがって!!!!!!!」
リハン「…魔力の気配が消えた…」
ミャラダイン「あぁ!? どげしたことかい!?」
リハン「こちらが魔周感で追跡してることに感づいたのかもしれない
…………魔力を悟られぬよう極限まで出力を抑える方法もある……
これでは追跡が難しいな…」
ミャラダイン「このままじゃ逃げられーがや!!!!!
どげすーてて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リハン「とにかく最後に魔力を感じたポイントに向かってみましょう」
───
ザザザザザザァァッ……
しん……
ズンッ……
ミャラダイン「……この場所か?」
リハン「えぇ
この場所で、なんらかの方法で魔力を閉じたようですね」
キョロキョロ……
グジュ……
リハン「……ん……?」
《リハンは何か湿ったものを踏みつけていることに気が付く……
そこには赤い血のような跡があった……》
リハン「これは……誰の血だ?
犯人の痕跡か……?」
ダンッッ!
ミャラダイン「……くそっ
取り逃がしたのかよ……口惜しのぉ……!」
リハン「…………」
ザザザザザザッ!!!
追加退魔兵「と、特派員様……!
少ないですが、なんとか動ける人員で駆けつけました……!!!!!!!」
リハン「……犯人は見失いました
しかしまだ近くに潜んでいるか……もしくは逃げた方向を示す何かが残っているかもしれない
周囲を探索し、何かが見つかればすぐに呼んでください」
追加退魔兵「了解です!!!!!!!」
タタタタタタタ……
リハン「……ふぅ……」
ミャラダイン「……くっそ……」
リハン「…………怪我の具合はどうです」
ミャラダイン「大分塞がった……
しかし……ワどが魔法攻撃を喰らうとは……!
こんなこと今まで無かったでや……!
ワどの耐性を超えるほどの魔力の持ち主だっただーかの……」
リハン「…………使っていた魔法の種類は分かりますか」
ミャラダイン「細かい分類は分からん
だが、火球……炎の魔法や風の魔法……雷の魔法を使っておったのぉ」
リハン「…………オールラウンダーか……
……魔女がそうであるように、魔法使いはある程度1つの得意な属性に絞って魔法を極めるのが一般的と思っていましたが……。
オールラウンダーで、あなたに傷を付けるレベルの魔法使いとは…………
明らかに魔女や大魔続クラス……
…………しかし……」
リハン(何か妙にちぐはぐさを感じるな
さっきの魔力といい……この違和感は───)
タタタタタッ!
追加退魔兵「と、特派員様!!!! ミャラダイン殿!!!!!!!」
リハン「! なにか見つかったか?」
追加退魔兵「は、犯人は見つかっていませんが……!
あちらで大変なものを……!
こちらに付いてきて下さい!!!!」
ミャラダイン「なんだなんだぁ?!」
346
:
名無しさん@避難中
:2025/12/09(火) 02:19:04 ID:9mW0bJ9Q0
───
リハン「……これは」
ミャラダイン「………この散らばった肉片は……人か?」
ドォォォォォォォンッッ……
ずおおおおおおおおおおおおお……!
《そこには、バラバラになった足……腕……肉体のパーツが散乱していた……!》
ミャラダイン「さっきの魔法使いにやられたのか?」
追加退魔兵「これは…………
昨夜行方が分からなくなった兵の死体です……」
ゴウウウウッ……
リハン「! ……それは確かですか?」
ザッ……
兵2「間違いありません
ここに落ちてる身分証はあいつのものです
……あそこに転がってる顔も……
昨日俺達と一緒に夜の見回りをしていた…………あいつです……」
リハン「…………そうか……」
ビチャチャ……グジュ……
ミャラダイン「血が固まっていねぇ……
こいつ……殺されたばかりだで
ほんのついさっきだ…………
今まで生かしていたってことか……」
リハン「…………」
追加退魔兵「何故そんなことを……?」
ミャラダイン「さぁな……いたぶるためか……
何かの交渉材料に使うつもりだったか…………
たがワどらに追い掛けられ、逃走するにあたって邪魔になったコイツを…
わざわざ殺してから逃げた…………なかなか狂った憎悪を持った輩だぁねぇか」
リハン「………………」
ピチャ……
リハン「……この死体……
体の内側から爆散したような様相ですね…
逃走の途中……邪魔者をついでのように殺すにしては……手の込んだ殺し方だ……」
ミャラダイン「だけん、狂っちょーっつーことだわな」
リハン「……
…………この場所から、犯人はどちらに逃げた?
痕跡は確認出来ますか」
追加退魔兵「そ、それが見つからなくて……
完全に見失ってしまいました」
リハン「……魔周感にも反応はない……
完全にロスト…………か」
ミャラダイン「えらくらしぇ!!!!!!
外の馬の部隊のやつらにこの森の周辺を探させーだぁ!」
追加退魔兵「す、すでに連絡は行っています!
バルライカ殿達が当たってくれているかと……!」
リハン「……………………」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
─── 夕刻…… 兵舎にて
ジュリー「……な……!
こ、これは……!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うううううう……
ぐああああ……
《兵舎内には傷を負った兵士達が多数横たわっていた!!!!!》
イキル「お、おいおいおい……
まさかこれ……昼間の野良魔法使い騒動の時にやられた人達かよ!!!!?」
プティング「ここまでの負傷者とは……」
イリリシカ「!! ……カ、カナリは!!!!!!!!?」
ふら……
モッコロ「…………カナリは町の中でお仕事してたから大丈夫よ……」
イリリシカ「モッコロ!」
モシメベ(モ、モッコロちゃん……顔……青いよ……!!!?)
モッコロ「ん…………
わたしは大丈夫なのよ……
ただ……今日は運ばれてくる怪我人さんが沢山で……疲れちゃっただけ……
今は交代の時間だから……休憩に…………」
ヨロロ……!
ジュリー「モッコロちゃん!!!!!!!!!」
ガシッッ!!!!!!!!
スコンビュー「は、働きすぎだべ……!」
モッコロ「だ、大丈夫なのよ……
わたし戦えないから……せめてこれくらいしなきゃ…………」
イリリシカ「だからって……」
モッコロ「ありがとう……みんな……ジュリーさんも……
もう大丈夫よ…………もう戻らなきゃ……
カナリも頑張っているし……わたしも手伝わなきゃ……」
イリリシカ「……! カナリは……」
モッコロ「治療所に居るわ
『ヒーリングファクター』を使って皆の苦痛を和らげてる…………
カナリのおかげで治療が捗ってるけど……
カナリが頑張りすぎててわたし……心配よ」
イリリシカ「………………!
私……!!」
モッコロ「………………ダメ、イリリシカ」
イリリシカ「!? モッコロ……!?」
モッコロ「カナリの所に行くつもりなのでしょう? でも……ダメよ……
カナリが……イリリシカが来ようとしても止めるように……って……わたしに頼んでいたの……
『これは私の仕事……戦いだから』……って」
イリリシカ「……!」
イキル「…………カナリちゃんの思い……汲んでやろうぜ
心配なのは分かるけどさ……」
イリリシカ「……」
モッコロ「大丈夫よ……イリリシカ
わたしが側でカナリを支えるから
必ずが本当に辛そうだったら、わたしが抱きついてでも止めるから」
ギュウ……
イリリシカ「……モッコロ……
うん……お願いね…………ありがと…………」
グッ……
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