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それでは!!!!!!!!!! なんとかファイト

1名無しさん@避難中:2014/06/21(土) 14:05:04 ID:pWzgykQoO
                   ,ノ                          !
        .r--―――――‐/                〇          .|
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               /.,イ: : : : : :  ̄`>               ./! , , /レ
              〃ノ: : : ヽ、_/                / |/,/| /
             r-、∠__,ノ! .ィ \     ―      r、 /: : : :/ .|/ 新天地じゃ〜〜!!!!!!!!
             ! ヽ    レ' レ'ヽ .\          | `´: : / .!
.             ',. ',-――ーー-、>-| \    __,.-‐''´>- '' 、: : |
            /`、 ヽ       ヽ!、   ̄ ̄ .ト、_,.-''´ \ |`ヽ'

618名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 19:06:03 ID:wYUbqmMw0
早速じゃねえかwwwwwwwwwwwww

619名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 21:07:32 ID:r7oBKl2sO
ヒュオー…

ギル「出発の前にビラコ殿ですが……
そろそろいいでしょうかね?」

ツバメオー「いいもなにもここでちゃんとやってもらわなきゃ成立しないんだけど
自分から来るっていったんだからさ」

モリ「言われた通りここまで話し掛けず触らずにいたでござるが…?」

ギル「…」

ビラコ「…」
《天狗面をかぶっているビラコ》

ギル「ビラコ殿!!!! どうでありますか…? もう登っていかなければなりませんが…?」

ビラコ「……」
ス…………
《面を外すビラコ………その顔は!!!!》



のび〜〜〜〜〜〜ん…!!!!


ギル「鼻が伸び……え!!!!?」

ツバメオー「〜〜〜〜〜ッ…?!!!!」

モリ「まさか…………」

ギル「分かるのですか!!!!? モリ殿!!!!?」
バッ

http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/854/140908_205609.jpg


http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/855/140908_205536.jpg



オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォ…

620名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 21:28:19 ID:wYUbqmMw0
かおwwwww

621現在減点1:2014/09/08(月) 22:20:02 ID:r7oBKl2sO
ギル「な…何故鼻が伸びたのでありますか?!!!!
説明を求めます」

パァァァァァァ…
ビラコ「…」

ビラコ「精神統一することで私自身が天狗になったでやんす
天ビラ狗になったでやんす!!!!」
ば〜ん

ギル「なるほど………」


オオオオオオオオオオォォォォ……………


ツバメオー「そういうことか」

ビラコ「そういうことでやんすよ〜
今の私はビラコであり天狗!!!! 天狗の身のこなし 天狗の技が使えるでやんす!!!!」

モリ「ということは この氷も登っていけると?」

ビラコ「こんなものは階段を登るようなものでやんす」
シュッ


ターーーン ターーーン ターーーン ターーーン


ギル「ものすごい身軽」

ヤンデル「これなら大丈夫そうでござるな
行こうぞ!!!!」
タンッ

タタンッ タタンッ タタンッ タタンッ タタンッ


モリ「…」



ターーーン ターーーン
ビラコ「先に行くでやんすー〜〜〜〜〜!」


オオオオオオオオオオォォ……


モリ「見ろヤン坊 パンツまる見えでござる」

ヤンデル「! …////」

モリ「風流でござるな」

ツバメオー「おいこらさっさと行けや」
タン!

ツルッ!!!!
ツバメオー「きゃっ!」

ギル「!!!!?
(ツバメオー殿が“きゃっ!”…?!!!! なんておしとやかな悲鳴…!)」


かわいい…!
やってて良かった《ガチガチ! NO無駄・超シリアスキャンペーン!!》…!!!!


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ……………

622名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 22:59:00 ID:r7oBKl2sO
【短編小説『おれたちのサッカー』】


       .,:-ー' ̄ヽ/ ̄ ̄`ヽ
     /      /   三\
    /彡   彡  ミ/ 彡  ミヽ
   /     _,:-―`'〜ー-、__  |
   /   | ̄          | ミ|
   |   |            |  |
 .,-|  /            | ミ|
 | ヾ |   ;;;;iiii::   !!iiii::;;,, ヾ /ヽ
  |  ヾ| ミ ,-―-、   ,-―-、  |/ |
  | ヾ |    ̄ /  i :  ̄  | /
  !_|        ; :     | |
    |     /(   _)ヽ    |ノ
   .|  | 「   ~`-'~  ヾ,   |
    |   ;';ー-〜ー-、_   :/ これがおれたちの…!
    ヽ   `ヾミ三ソ~ ;  /
     \         ,/
       `ー-:、___,/





サッカーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    ∧_∧
   (`・ω・)つ
   (づ ノ
   (ノ(_)


     |
     |||

     ┌
`∧_∧(・∀・) ∧_∧
(;・ω・)    (・ω・;)
( つo    oと  )
しーJ\_ _/ しーJ
ゴシゴシ    ゴシゴシ


    ┌
   (゚д゚)
       ┌
      (゚д゚)


ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

623名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:14:17 ID:r7oBKl2sO
                __
       _,,ィ=、    ,ィ=ニ――`-、
     /'               `ヽ、
    ,/                    \
   /  __          ィニ===-、    \
    /:;;;;::::下        イ:::;ィニヽ:::::::ヽ
    /:::(●) ! i       !' ((●))  :i!
    :::::`ー' , _,-         ` ̄    !
    `ー '"          ヽ、__,,
        ハ  -、
          〉   `
       /
       /~⌒ヽ
     ( r' ̄^ヽ、
      く ̄ ̄ ̄`
      ` ー―-、

そう来ましたか ならば守るのみです




エターナルフォーメーション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

_ミ`ー‐、
  `⌒丶、'ー-、_       +             十
     ̄\―ヽ._ 二_‐-
       \   \   ̄ ‐-       ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、
        ̄\ ̄ \‐-     ╋__..ニ -―― ´ ̄ __... -―一┘
  +  ニニ ー--\   ⌒Y´ ̄ `丶     __,. -‐二´  ̄ ―     +
           ̄\    !   =,. -‐ 二_          /ヽヽ
          _   ヽ.._     ノ           /ヽヽ  \
           ̄   〉   ー- ノ三二   +    \    _
    十       ̄―/  ,'   /二  ̄ _      _     ∠、
        ニー/⌒∨  /  二/ /⌒'l    ̄    ∠、    oノ
      _   / l /二    /  ,イ  |二_      oノ    /
        / /| / .ノ 〈. ′ / | _|__     ╋   /     /^ヽノ
      ̄_/ _/_ヽ_,   .__,/  |  |_      /^ヽノ
     彡ニ ,ノ __(     )_   〈__ 三ミ      +
   +  `⌒   ̄∨ ̄∨―

624名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:14:39 ID:r7oBKl2sO
                               ヽ`
                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´



〜 fin 〜

625名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:20:54 ID:wYUbqmMw0
なんなんだwwwwwwwwwwwww

626現在減点4:2014/09/08(月) 23:29:44 ID:r7oBKl2sO
そして

ヒュオー…

ツバメオー「んっしょと…ここが頂上だ」

ギル「皆さん無事に辿り着けたでありますね!!!!
ビラコ殿も…すごいでありますよ!!!!」

ビラコ「当然………ウッ」
どさり…!!!!

モリ「ビラビラ嬢!!!!」

ビラコ「う………私…」
すく… すぃ〜ん

ヤンデル「鼻が普通になってる…」

ビラコ「一体なにが…? …あ! 登れたんですか 私!!!!?」

ギル「お…覚えてないんですか…」

ビラコ「はい……………ただ………
ものすごく鼻がよくなる夢を見ました………
匂い鑑定士みたいに…」

ツバメオー「そっか…」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ………


―――

ギル「残った氷は…モリ殿!!!!」

モリ「承知! お湯カートリッジ装着!!!! 『Oh! Uシールドモード』!!!!」
ジャキン!

ギル「そのお湯で氷を溶かしてください!!!!」

モリ「承知! …しかしその前に!!!!」

ポチッ
モリ「カルキを飛ばす」
じゅわじゅわじゅわじゅわじゅわ

ギル(さすがモリ殿……氷を溶かすだけなのになんて心遣いだ…!)

627名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:54:45 ID:r7oBKl2sO
じゅわじゅわじゅわじゅわじゅわ

モリ「もうしばらく待つでござる」

ギル「はい……」

モリ「ところでギル殿?」

ギル「なんでしょう?」

モリ「前々から思っていたでござるが
拙者の名前とギル殿の名前は被ってるとは思わぬか?」

ギル「!!!! そんな…別に被っては…」

モリ「いや確かに被ってる…というのは違うも知れんが
なんというか紛らわしいでござる 今こうして並べてるだけでもどっちがどっちか分からなくなるでござる
そうは思わぬか?」

ツバメオー「確かにさぁ 紛らわしいヨ
2文字だし 語感も似てない気もしないでもないしさ
そもそも名前もだけど語尾になんかつけるのも被ってる」

モリ「そうでござろう?
語尾はともかく…名前は重要でござるからここで名前を変えようと思うでござる
この場で募集するのでいい名前を出してほしいでござるが」

ギル「はぁ…そうですか…」

ビラコ「どんな名前がいいですかね…」

モリ「2文字以上で他と区別が付く名前がいいでござる
かといってあまり長い名前も困るが」

ビラコ「うーん…」

モリ「とりあえずなんか考えて出してほしいでござる」

ギル「考えてみましょう」


――― 30分後

モリ「考えついたでござるかな?」

ヤンデル「一応…」

ビラコ「いい名前出来たですよ♪」

モリ「では全員フリップをあげて!!!! ござる!!!!」


パッ!!!!

ギル【シェパード】

ヤンデル【闇カルテ】

ツバメオー【ナマキズヘンタイジジー】

ビラコ【ベナガンチャラ】


モリ「…ギル殿 拙者は犬か?」

ギル「い…いやッッ!!!! 違うであります!!!! すいません!!!!
モリ殿のような凛々しい姿を想像してつけたのですが…!! さすがに失礼でしたね…」

モリ「ヤン坊はなんでござるか
闇ゆ○ぎ的なノリでござるが」

ヤンデル「………///」

モリ「ツバ嬢はスルーするとして………ビラビラ嬢!!!!
………ププププッ なんでござる!? その変な名前は!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「え…変ですか?」

モリ「変でござろう!!!! そんな名前の人間はいないでござるwwwwwwwwwwwwwwwプププwwwwwwwwwwwwwww
論外でござるなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
バンバンバン!!!!

ビラコ「あう…」

モリ「なんとも このメンバーではいい案は出なかったでござる
そうだ! ここは秘策でござる!!!!
>>628を拙者の名前にするでござる!!!!」

ギル「えー!!!!?」

モリ「上の4人が上げた以外の名前で……>>628!!!!
拙者の名前は…………>>628でござる!!!!」
ばばばん!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!

628名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:59:42 ID:wYUbqmMw0
塩化ビニール

629現在減点5:2014/09/09(火) 00:18:52 ID:mLlzir.QO
塩化ビニール「というわけで拙者は塩化ビニールでござる…
塩化ビニール・マッサオでござる………!!!!」
ぽろぽろ…

ビラコ「まぁ! 良かったですねぇ!!!! 泣くほど嬉しいなんて!!!!」

塩化ビニール「お…! おおぉ…!! おおぉぉぉぉん…!!!!」
ぽろぽろ…

ヤンデル「か…かっこいいよ…!
塩化………うん…エンカさんって…! なんか…歌うまそう…!!!!」

ギル「え…えぇ!!! 塩化ビニール…! い…いいじゃないすか!!!!
塩化じゃなくて酸化だったら最悪でしたよこれ!!!!」

ツバメオー「キャハハハハハハ!!!!
!!!!
!!!!」
ゲラゲラゲラ

エンカ「…承知…! 頂いた名…! ありがたく拝命し
末期の宝と致すでござる…!!!! お…おう…!!!! おうおう…!!!!」

ツバメオー「よっ!!!! エンビーさんよっwwwwwwwwwwwwwww
プラスチックの仲間っwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
死ぬ前にちゃんと分別しろヨっwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ゲラゲラゲラ

ギル「煽っちゃダメですよ…」

630名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 11:23:27 ID:mLlzir.QO
ギル「えーっと…カルキは抜けましたか?」

エンカ「うむ よかろう」
ポチッ

じゃわ〜

じゅうううううううううううううううううう
しゅわしゅわしゅわしゅわしゅわしゅわ


ビラコ「氷が無くなったですよ!!!!」

ギル「これで壁を登った証拠を隠滅したであります
…今! ジャスト2分30秒ッ!!!!
ちょうど次の見回りも来ました! 作戦成功であります!!!!」

ヤンデル「でも下に出来た水溜まりが怪しまれるんじゃ…」

ギル「大丈夫!!!!」


――― 下

オオオオオオオオオオ………

兵「マチュピチュマ〜チュピチュマチュチュピッチュ〜…………ん?!」

じわ〜…

兵「なんだこの直径10mにわたって滲む水溜まりは!!!!?
怪しい…! 賊かッ…!!!!? ………むむ!!!!?」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
張り紙【ここでおしっこしちゃいました<3 ごめんなサイ(ぱお〜ん)】

兵「なーんだ 前通ったやつが直径10mにわたる水溜まりが出来るほどの野ションをしただけか
安心だな」
スタスタスタ…


――― 上

ギル「コングラッチレーション!!!!
うまく行ったでありますよ!!!!」

エンカ「なるほど考えたな」

ヤンデル「ギル…! 策士…!!!!」

ビラコ「頭いいですねぇ…! もしかして東大出ですか!!!!?」

ギル「ちょっ//// ほ…誉め過ぎでありますよぉぉ〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァ〜〜〜〜…

ツバメオー「で………… このあとどうすんの…?
どうやって下おりんの…?」

ギル「…」


                  _,. -‐ '' " ",. ̄'' ̄` ''‐、
                ,.-'      ,r''  _,,.. - 、  ` 、
               ,.r'/// /   ,.-'      `' 、. \
             /       ,r'  ,r'       ,rfn、 \ '、
               / /////  ,'   ,'  ,rffn.   '"     ヽ ',
            i     ,.ァ   .i  '"     ,riiニヽ.   ',. ',
                |  ,.r '"  |.   {  ,riiニヽ      _.    ', ',
            | .,.r'    |   !   ,..  _,,.. -‐' _,..r'  i .i
            |,'      ',   ',   '、., __ ,.. -‐''"゙  }  | .|
            |       ',    `、  ヽ        !   } .}
                ',         ',    '、  ヽ      ./   ! .|
            '、       `、   \  `ヽ==='゙    ,' !
             `、        '、     ' 、        / .,'
                '、'-..,,_____ ___`、    `''‐- ..,, ,,.. r'  / ←ギル
               \ ヾヾヾヾヾ \          /
                ` 、  、、、、、、、、 ` - ..,,, _ _,.r'゙
                  `' - .,,_       _,. - ''"
                      `"'' '' '' ""




                __
       _,,ィ=、    ,ィ=ニ――`-、
     /'               `ヽ、
    ,/                    \
   /  __          ィニ===-、    \
    /:;;;;::::下        イ:::;ィニヽ:::::::ヽ
    /:::(●) ! i       !' ((●))  :i!
    :::::`ー' , _,-         ` ̄    !
    `ー '"          ヽ、__,,
        ハ  -、
          〉   `
       /
       /~⌒ヽ
     ( r' ̄^ヽ、
      く ̄ ̄ ̄`
      ` ー―-、


↑ツバメオー

631名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 21:20:10 ID:mLlzir.QO
ツバメオー「ちょ………マジかお前!!!!
登ることだけ考えといてこっから先は考えてねーのかよ!!!!?」

ギル「恥ずかしい…限り…」
ぽろぽろ…

ツバメオー「ほんとに恥ずかしいヨ!!!! なんだよさっきまでのドヤ顔!!!!
詰めあますぎるヨ!!!! なんでこうなったんだヨ!!!!」

ギル「………!!!」

ギル「……深夜に考えて…これならイケる!…と思ったのに…!!」
ぽろぽろ…

ツバメオー「深夜のテンションに身を任せすぎるからこんなことになるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい加減にしろヨ!!!!!!!!!!!!!!!! 突っ込まずにはいられねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「どうするでござる? さすがに飛び降りれぬぞ」

ビラコ「私の天狗様の鼻を伸ばしても………地上までわずか499m足りないですよ…」

ツバメオー「あーあーあーあー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もーダメだ!!!!!!!!!!!!!!!! ボク達はここで死を待つのみの運命となりましたー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はい終わりー!!!!!!!! はいさようならー!!!!!!!!!!!!!!!!
せめてボクは西の方角で死なせてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 風水的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばぁーん!!!!

ギル「う…うわぁー!!!! こうなったら自分が責任をもってここから飛び降りるので皆さんは自分の上に落ちてくださいー!!!!
せめてクッションにー!!!! せめてクッションにー!!!!」

ツバメオー「お前一人クッションになったところで助かるかヨ馬鹿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めてお前は今この場で髪をむしり取ってこの壁の上から毟った毛を風にでも飛ばしとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ガチャ
男「うるせーぞ!!!! おめーら!!!!」


びく
ギル「あっ…はいっ すいません」


男「まったく最近の若いもんは…」
ギィィ…ガチャ…


ツバメオー「ほら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 知らんおっさんに怒られちゃったじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「う〜〜〜…申し訳ないであります…」

632名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 21:49:50 ID:mLlzir.QO
ツバメオー「もーいい!!!! ボクは西へ旅立つヨ!!!!
さようなら!!!! ボクの骨は135日後に拾ってヨ!!!!」

ギル「待つであります!!!! も…もう諦めるのは早すぎるでありますよ…
ここは一度皆でこの外壁の上をまわってみましょう
一縷の望みをかけて…」

エンカ「まぁ全てを見ずに諦めるのもアレでござるからな……
最後までやってみるでござる」

ツバメオー「ふん…」


――― 一周目…

ギル「みなさんくまなく足元を探すであります」

ヤンデル「なんもない…」

――― 二周目…

ギル「先ほどは見落とした可能性があります! もう一度よく見て回りましょう!!!!」

ビラコ「うーん…天狗様でも分からないですよぉ…」

――― 三周目…

ギル「まだ…まだ諦めない……」

エンカ「そろそろ歩き疲れたな…」

――― 四周目…

ギル「………」

ツバメオー「もういいヨ!!!! いつまでぐるぐる回る気だヨ!!!!
こんな楽しくないメリーゴーランドは懲り懲りだヨ!!!!」

ギル「うっ…うっ…すみません…
どうやら我々はここで終わりのようであります…
どうか自分を怨みながら天国へ行ってください…」
ぽろぽろ…

ガチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男「いやもういいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何やってんだよおめーら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
入口はここだよ!!!!!!!! いい加減にしろよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「あー!!!!?」

エンカ「な…なんと!!!!? そんな仕掛けがあったとは!!!!?」

男「気づくのおせーよ!!!! つーか白々しいよ!!!!
さっきもあったじゃねーか!!!! 思いっくそ会話したじゃねーか!!!!
あの時に突っ込めよ!!!! その勢いで気づけよ!!!!」
どーん!!!!

ギル「だって突っ込み禁止されてるし…」
す〜〜ん

男「そのおかげで余計に時間取られてるじゃねーか!!!!
キャンペーン逆効果だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

633名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 22:51:37 ID:mLlzir.QO
―――

かつーん… かつーん…

ギル「なるほど…壁の内部にはこんな階段が…」

男「この壁は防御と遠くの監視を兼ねているからな
まぁここ数千年こんな使い方することはなかったんだがな…」

ギル「そうでありましょうね…」

男「ところであんた達がメヤニ・ルートでいいんだな?」

ギル「ネアメ…であります…」

男「どっちでもいいが …よく来てくれた
ここの町に来てたあんたらの仲間が救援を出してから…全然来ないもんだから見捨てられたもんかと焦った」

ギル「すみません…準備に手間取りました…
…あなたは この町の方でありますか?」

男「あぁ
俺はアシコリーダ この町の若いもん連中のまとめ役をまかされてる
そしてこの町に閉じ込められてる魔法使いの奴らの脱出作戦の責任者もな」

ギル「なるほど…
それで…現状は?」

アシコリーダ「良いわけないだろう? 軟禁状態にされてもう一週間強だ
心身ともにバイヤーだ
俺達は平和に暮らしてただけなのに連中ときたら…」

ギル「心中お察しするであります…」

アシコリーダ「かといって魔法使いを見捨てるわけにもいかねー
あいつらも立派な町の仲間だ…!!!!」
キリッ

ツバメオー「……」

ギル「おぉ…! なんと義にあつい方でありますか…!!! 素晴らしいでありますね…!」

アシコリーダ「まぁこれでも色々気に病んでたんだがな
だがメヤニが来てくれたなら安心だ みんな救われる!」

ギル「え…えぇ…………ネアメですけど…」

アシコリーダ「すごい作戦で壁を登ったくらいだ
もちろんみんなを逃がす作戦も考えてんだろ?」

ギル「―――」

アシコリーダ「どんな作戦なんだ? 教えてくれよ
…あぁいや!!!! みんなが居るところで話したほうがいいよな
今はいいよ」

ギル「は…は……」
ひくひく…

ヤンデル「……………ギル」

エンカ「……実際の所どうなのでござる?
何か良い作戦はあるのか?」

ツバメオー「あるんなら聞かせて欲しいヨね〜〜 ボクらにはさ〜〜〜〜〜」

ギル「…」



                  _,. -‐ '' " ",. ̄'' ̄` ''‐、
                ,.-'      ,r''  _,,.. - 、  ` 、
               ,.r'/// /   ,.-'      `' 、. \
             /       ,r'  ,r'       ,rfn、 \ '、
               / /////  ,'   ,'  ,rffn.   '"     ヽ ',
            i     ,.ァ   .i  '"     ,riiニヽ.   ',. ',
                |  ,.r '"  |.   {  ,riiニヽ      _.    ', ',
            | .,.r'    |   !   ,..  _,,.. -‐' _,..r'  i .i
            |,'      ',   ',   '、., __ ,.. -‐''"゙  }  | .|
            |       ',    `、  ヽ        !   } .} ←ギル





                __
       _,,ィ=、    ,ィ=ニ――`-、
     /'               `ヽ、
    ,/                    \
   /  __          ィニ===-、    \
    /:;;;;::::下        イ:::;ィニヽ:::::::ヽ
    /:::(●) ! i       !' ((●))  :i!
    :::::`ー' , _,-         ` ̄    !
    `ー '"          ヽ、__,,
        ハ  -、
          〉   `
       /
       /~⌒ヽ
     ( r' ̄^ヽ、
      く ̄ ̄ ̄`
      ` ー―-、

↑ツバメオー

634名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 23:34:17 ID:gB.ydAlM0
やっぱりw

635名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 23:53:24 ID:mLlzir.QO
ツバメオー「な…なにも考えてないとかー!!!!?」
ズーン!!!!

エンカ「…さすがにマズいのではないか…」

ギル「ま…まってください! 今考えます!!!!
自分の脳みそをフル回転させ今!!!! 妙案をひりだすであります!!!!
唸れ!!!!
!!!!!
脳!!!!
!!!!
!!!!
!!!!」
ゴォ!!!!


――― ギルの脳内

前頭葉

細胞「ッ信号確認!!!! 至急脱出作戦の案を考え出す!!!!
思考猶予は30秒!!!! 右脳左脳の幹部…そして全身から幹部クラスを呼べ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― 脳会議室………『鼻』

まとめ「幹部細胞のみなさん!!!!!!!! どうか脱出作戦を考え出してください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「……フ なんでこの右脳の幹部である俺がそんな会議に出ねばならん…
そういうことは左脳でやるがよいわ…」

左脳「バカモノ!!!!!!!!!!!!!!!! 非常事態だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こういう時こそ全細胞が力を合わせなきゃならんのだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

肝臓「そうだぞ! 今日は普段脳なんかに来ない細胞達まで来てるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

膵臓「一個の体を支える俺達でこの窮地を救おうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「くだらん………俺は馴れ合わん…」

胃「ケッ……カッテェーなおめー
そんなんだから仲間からも信頼されねーんだ」

右脳「なんだとォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
脆弱な胃が!!!!! いつも穴を空けおって!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様の修復にどれだけの細胞が費やされていると思う!!!!!!!!!!!!!!!?」

胃「うっせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それもこれもお前らが外的ストレスを快感に変換しねーからだろ!!!!!!!!!!!!!!!!
さっさとMにでもなってくれりゃこんな簡単に穴もあきゃしねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「簡単に言うなバカモノが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「くそがッ…う!!!!?」

まとめ「どうしました?」

胃「くっ…!!! 何かを飲み込んだな…………しかもこの感触…!」


―――

くちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃ…
ギル「リラックスリラックスリラックスリラックス………ゴク………あ のんじゃった…」


――――

胃「ガムだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガムを飲んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

636名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 00:07:41 ID:YFs7KTloO
胃「のどちんこォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アレほどガムは飲むなと!!!!! のどを通るのを死守しろといっただろうが!!!!!!!!
なにやってんだおめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

チンコ「はなして……ぼく…チンコだよォ…」
ぷるぷる

胃「あ…あぁ……すまん…
おまえか!!!!!!!! おいこらのどちんこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のどちんこ「ンなこと言われたかてワテ下の防御ガッバガバやし」

胃「くそっ!!!! 飲んだものはしかたねー
とりあえず胃の壁にくっつく前に……腸!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

腸「分かったわ!!!!!!!!!!!!!!!! 来て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ス… チュ…
ブチュ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!

ガタッ!!!!!!!!
右脳「!!!!!? こんな時にディープキッスとは何事だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

チンコ「せ…背伸びィィィ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぃぃぃ〜〜〜

金玉「おいチンコ! 背伸びすんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

左脳「落ち着け
これは消化だ
胃から腸へとガムを流しているんだ」

腸「………ぷはぁ〜〜…! んもう…! せっかちさん…<3
こんなに早くワタシの奥に流しちゃって…<3」


チンコ「は…発射ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュゴゴゴゴゴ…ドドドォォォーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《空へと飛んで行ったチンコの細胞…》

金玉「チンコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「ふぃ〜〜 胃の炎症が未然に防がれたな…
すまなかった…腸… 乱暴しちまって…」

腸「うぅん………いいの…///
でも聞いて…………もう…出来ちゃったみたい…<3」

胃「え…!!? それってまさか…俺達の…!!!」

腸「そ……
う…<3 ん…<3 こ…<3
キャッ…」
ぽっ…

胃「やったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

キュルルルル…
ギル「ご…ごっふ…!!!! は…腹が急に…!!!!」

ヤンデル「だ…大丈夫かー!!!!」

637名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 00:52:18 ID:YFs7KTloO
――― 脳内

ピーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ピーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

アナウンス「緊急警報発令!! 緊急警報発令!!!」

左脳「むぅ…!!!! ストレスが一気にふくれあがったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「バカどもが!!!! 溶かしきってないガムをウンコにするからだッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

血管「血圧上昇!!!!!!!! 血圧上昇!!!!!!!!!!!!!!!!
ストレスで血圧がマッハだ!!!!!!!! なんとかしてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「う…うぐ…………ちょ…腸…」

腸「胃………! この子は…」

胃「体のためだ…! おろしてくれ…!!!!」

腸「………! …分かったわ…
私達のウンコ……排出します…」
ゴオオオオオオオオオオオオ…

左脳「ちょっとまて こんなところで!!!!!?」
ばば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


――― ケツ

ウンコ「ウンコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュゴオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

肛門「待て!!!」

ウンコ「ウンコです!!!」

肛門「ここは通さん!!!!!!!! 場をわきまえろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウンコ「……分かりました」
す〜〜〜〜〜…


シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウンコ「屁です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

肛門「よし通れ」


ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

638名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 00:57:56 ID:CggKdeXc0
ひっでえwww

639名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:10:06 ID:YFs7KTloO
―――

ギル「ぽ…ぽぇいはァァァァァーーーーーーーーー!!!!」

アシコリーダ「どうした!!!!?」

ギル「…………!!!!」


――― ケツ

ギギギギギ…
ウンコ「な…なに!!!!? 止められた!!!!!!? ケツ筋が肛門を塞いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

肛門「なにやってんだおま………ってウンコじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
騙しやがったなコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウンコ「惜しかったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

筋肉「まったく…世話の焼ける…」


―――

まとめ「連絡です
ウン漏れは筋肉がなんとか阻止したそうです」

左脳「よし!! 間に合った!!!!」

右脳「貴様ら大概にしろよ!!!! もう少しで尊厳を失するとこだったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「す…すまねー 見切り発車だった」

右脳「ダメだダメだやはり貴様らのようなバカとは話してられん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は帰らせてもらう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ

胃「おい待てよ!!!!!!!! ちょっとしたミスだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

右脳「うるさいうるさい!!!!!!!! 芸術指向の俺には貴様らのようなカスは合わん!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様らのようなのといたら脳が腐るわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なぁ!!!? 肺!!!!!!!!!!!!!!!!」

肺「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴっしー!!!!

胃「黙れイエスマン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まとめ「み…みなさんどうか作戦を…!
本体の思考猶予は30秒… 瞬考によって引き延ばされた脳内時間でも精々15分…!!!!
その時間ももうすぐ来ます…! それまでにどうか結論を出してください!!!!!!!!」

左脳「そうだ
とりあえず落ち着け…座れ」

右脳「うるさい 俺は帰る
左脳 お前が仕切るといい こういうカス集団の旗手は貴様のようなカスが相応しいわ!」

左脳「な…なに…! もういっぺん言ってみ…」



ダァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ビリビリビリビリ
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
心臓「…」
ドクン…ドクン…ドクン…

左脳「し…心臓…! ハツ子師匠…!!」

心臓「……………」
ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…

心臓「黙れーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

640名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:10:35 ID:YFs7KTloO
あぶねー…
色鉛筆スレに書き込むとこだった…………

641名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:22:14 ID:YFs7KTloO
左脳「ハ…ハツ子師匠…!!!!!!」

心臓「てめーら一回黙れーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつまでやってんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 漁業オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつまでもいつまでもいつまでもいつまでもガキの喧嘩みたいなことしてんじゃ
ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
同じ一個体の中の細胞がいがみあってんじゃ
ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私達は全員で一つ つまり他がクズならお前もクズなんだよ 右脳
よぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

右脳「ぐっ…」

ハツ子「だから喧嘩してんじゃねーバカモノ共オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お里が知れるぞやああああああああああああああああああああああじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

左脳「と…とと…とりあえず落ち着いてくださいハツ子師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
心臓がヤバい!!!!!!!!!!!!!!!! 心臓が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ハツ子「ハァー…ハァー………もうめんどいから…
八心に決めてもらえ…」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわ…

642名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:41:32 ID:YFs7KTloO
左脳「八心…!!!!!!?」

??『よんだ?』
ぺかー

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』


八心…
細胞に属さぬ“感情”などを司る体内細胞達の上位種
7人いる



暴食「まったくちょーがない細胞たちでちねー」
もぐもぐ

喜悦「もひひひひひ!!!!! くっだらねぇ…」

悲哀「しくしくしくしく…喧嘩はやめよ…」

憤怒「全員死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傲慢「俺達すごいから頼られるのは仕方ないね」

怠惰「どでもいい〜〜〜」

エロエロ征夷大将軍(性欲)「きひひひひ…ジュル」


まとめ「八心様…どうか決めてもらえませんか」

ゴーマ「しかたないなー だれが決める」

ワライー「じゃんけんしようぜーwwwwwwwwwwwwwww」

ハラヘリー「勝ったやつが決めるブーチョ」


右脳「適当じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ジャーンケーン ぽいっ
アーイコーデ しょっ
ジャーンケーン……

――― そして

ギル「………………」

ヤンデル「ギル…?」

エンカ「すっかり黙ってしまったでござる」

ツバメオー「ハハッ 結局なんも思いつかないんでしょ ダッサイわぁ」

ギル「………分かった」
ギラン…

ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「思いついたですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「やるではないか」

ツバメオー「な…なんだヨ 適当じゃないの
だったら言ってみろヨ」

ギル「えぇ
……………………」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ…

ギル「ではまず ツバメオー殿とビラコ殿」

ツバメオー「な…なに?!!!」

エンカ(女子2人絡めた作戦か!!!?)

ギル「とりあえず…………………」

ギル「パン筋見せてもらえませんかねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
テッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャアァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《脳内じゃんけん大会》
性欲の勝ち


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

643名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:51:23 ID:CggKdeXc0
ダメダメだwwwwwww

644名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 20:33:12 ID:YFs7KTloO
ギル「パン筋みしてwwwwwwwwwwパン筋みっしてwwwwwwwwwwwwwww
ほいほほいほほいほ〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ウィッ ウィッ ウィッ

ヤンデル「ギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しっかりしろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「現実逃避してんじゃねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボギャアアアアアアアアスッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぱんぶりッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「気持ち悪ッッ 勝手にしろヨもう」
ズカズカズカ

ギル「うぐぐ…………」

エンカ「今のはギル殿が悪い」

ギル「す…すみません… 頭の中がぐるぐるして訳が分からなくなって…」

アシコリーダ「なにやってんだ? 仲いいな」

ツバメオー「よくないヨっ」

ギル「あうぅ…どうしますか…」

エンカ「とりあえず村人に会うしかなかろう
事情はそれから説明するでござる
少しがっかりするだろうが………」

ギル「…………はい…
…土下座します……… 回転土下座します…」

※回転土下座とは
土下座の姿勢のままその場で回転する 縄文時代から続く伝統的な謝罪法


――― そしてぃ

アシコリーダ「下に着いたぞ この扉の向こうに村人達が待ってる」

ぶつぶつぶつぶつ…
ギル「扉が開いた瞬間に飛び出して回転土下座回転土下座回転土下座回転土下座…………」
ブツブツブツブツ…

アシコリーダ「開けるぞ」
ギィ…

ギル「ッッ」
ぐッッ


パァンパァ〜〜〜〜〜ン!!!!
《ギル達をたくさんのクラッカーが出迎えた!!!!》

ギル「!!!!?」


村人達『ようこそ!!!! 救世主様ー!!!!』
ワァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

ギル「」

村人「やっときてくれた!!!! 待っていたぞ!!!!」

村人「もうダメかと思った!!!!」

魔法使い「ありがとう!!!! 来てくれてありがとう!!!!」

子供の魔法使い「みんなとここからでる〜〜〜!!!!」

ワイワイきゃーきゃー


ギル「………」


言いずれぇ〜〜〜〜〜〜〜………

ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン………

645名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 22:54:41 ID:YFs7KTloO
子供「パパ〜〜〜〜」
タタタ

アシコリーダ「おぉ! ズヌレ! ハゲシ!!!!」
ガシ!!!

ズヌレ「パパ!!!! おかえりぃ!!!!」

ハゲシ「パパ!!!! この人達がまほーつかいさんたちの味方!!!?」

アシコリーダ「あぁそうだよ」

ズヌレ「すっごいやパパ!!!! これであたしの友達のメーちゃんもこうしくんも殺されないんだねー!!!!?」

アシコリーダ「あぁもちろんだとも」

ハゲシ「すげい!!!! やっぱりパパはすげいや!!!!
やっぱりパパはみんなのきゅーせいしゅだったんだ!!!!」


ギル「………」


村人「す…すまんなアシコリーダ…『信じて待て』というお前の言葉に反発して酷いことを言ってしまって…」

アシコリーダ「過ぎたことだ」

村人「ありがとうアシコリーダ!!!! お前のおかげで最後まで諦めずにすんだ!!!!」

アシコリーダ「あぁ」


ギル「………」


タタタタ
子供「ねあめるーとさん! これあげる!」
ス…

ビラコ「まぁ…画用紙に並んだこども達の絵と……この言葉は…?」


ねあめ・るーとさんへ

みんなをたすけてくれてありがとうございました
きょうまで ちへどをはくくらいくるしかったけど
みんなでがまんして がんばりました
みんなここからだっしゅつするのをたのしみにしています

まほうつかいのこどもたちより


ス〜〜〜ン…

ギル「…………………………」

ビラコ「あらあら…」

ツバメオー「どうすんだヨこれ」

ギル「……………………」

ふらふら…
ギル「ちょっと壁の上いってきます…」

ヤンデル「まて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 飛び下りる気じゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞぞ〜〜〜ん!!!!

646名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 23:47:17 ID:YFs7KTloO
ヒソヒソ

ツバメオー「逃げようとすんなー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「も…もうダミだァーーーーー!!!!!!!!!!!! ものすごく…ざ…罪悪感に押し潰されそうでありますゥ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺して〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 優しく殺して〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギル!!!! 落ち着け!!!!」

アシコリーダ「どうした? 顔真っ青じゃないか?」

エンカ「…なんでもないでござる」

アシコリーダ「それよりみんなにメヤニの脱出プランを教えてやってくれ!!!!
みんなそれを聞きたがってる」

ギル「お…おぱぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!」
ガクガクブルブル

エンカ「………それについてはギル殿が責任をもって白状するべきでござろう…」

ツバメオー「腹かっさばいて死ねば?」

ビラコ「同じチームの連帯責任ですよぉ 切腹するときはみんな一緒ですよ…!!!」

ツバメオー「や…やだし!!!! 勝手に決めんなし!!!!」

アシコリーダ「どうした? 勿体振ってないで頼むよ!!!!」

ギル「え……えっと……あの…! み…みなさ…………!
ご…ごめんなさ――――――」


ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ
ガガガガガガガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!


ギル「!!!!
!!!!?」

村人達『!!!!』


ジジ… ガガガ…

拡声器から『みなさま おこんにちは☆
みなさまにより良い生活を提供する 臨時放送のお時間です…☆
今日も平和のためのお話………始めましょうね…☆』


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


ギル「…?! この声は…!!!!」

647名無しさん@避難中:2014/09/11(木) 23:18:57 ID:lNRuGTkQO
ざわざわざわ

村人「あいつらだ………」

エンカ「あいつらとは…………外の魔反会でござるか」

アシコリーダ「あぁ
あいつら毎日毎日決まった時間になるとあーやって村に演説しやがるんだ
なぁに 耳を貸すやつなんていねぇよ……」


拡声器から『みなさま! みなさま今日は! 今日こそはちゃんとお話しませんか?
我々に文句を言うだけでも構いません!
これからのことを真摯にお話しませんか?
あなた方も長い間そちらに居て疲弊してらっしゃいますよね?
求めて下さればマッサージやフルコース料理 各種レジャーを急造で用意致しますからね!!!!』


村人1「フ…フルコース〜〜〜〜…エロマッサージ〜〜〜〜…」
ふら〜…

村人2「おい惑わされるな!!!! エロマッサージとは言ってねぇ!!!!」
ゴオオオオオオ…!!!!


拡声器から『………私は皆さんのためを思っているんですよ…
みなさんも辛いでしょうが 私はもっと辛いのです!!!!
何故私を信じて下さらないんですか!? それはそうですね
だって今我々はコミュニケーションをまったく取っていません!!!
こうして…こちらが一方的に話し掛けているだけ!!!!
そんなのでは伝わらないんです!!!! 当然です
だから!!!! だから私達はみなさんに会いたい!!!! 腹を割って話したい…!
皆さんがイメージしてる魔反会と現実の魔反会は違うのだと…皆さんにちゃんとお伝えしたいんです!!!!
…それでも会えないと言うのなら せめて聞いてください!
私から皆さんへの…メッセージソング…!!!!』



安心と信頼の魔反会
作詞作曲:まーず 歌:?

安心〜〜〜だよ〜〜〜〜〜
魔反会は〜〜〜〜 と〜〜〜〜ってもだ〜〜〜〜よ〜〜〜〜〜
なんつーかもうマジ〜〜〜 超無金利で借り放題的な感じ〜〜〜〜
トイチなんてメじゃないよ
それはもうトニーだよ トニー
トニー言ってるよ
『俺とお前は親友だ… なんつーか…ズッ友だョ…
だから保証人になってくれる?』
ほら… トニーが言ってるよ… あのトニーが言ってるよ…?
トニーを信じろよ………な?
とりあえず審査なしで1000万から貸してやるから…トニーでさ…
安心〜〜〜〜〜〜



ギギギギギ…
村人「ぐ…! なんて安心出来るウタだ…!
思わず…! 持ってかれちまいそうだ…!!!!」
ギギギギギギギギギギ…!!!!

648名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 00:09:07 ID:FSWfd6YEO
【キャンペーン結果】

キャンペーンを実施してみた結果
!が少ないと非常に物足りない気分になり気分が乗らないことが分かったため
創作プランナーとの協議の末 キャンペーンを中止することになりました
よって次の―――線より下より 通常に戻ります
そして明日からニンジンをお尻に刺して生活することを誓います!!!!
これからもよりよいジャスコを応援下さい!!!!


―――

ズンチャズンチャズンチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュッキュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンチャチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(ジャスコっぽいBGM)

649名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 00:27:00 ID:FSWfd6YEO
アシコリーダ「皆騙されるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あいつらの甘言に!!!!
足元を救われるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「そッ………そうだ…! お…お前らの思い通りにさせるかってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らが帰れ!!!! 帰りやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わーわーわー
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人「石投げに憩うぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ま…待ってください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「どうした…?」

ギル「…あまり近づかないほうがいいであります…
あの声がする…正門の方には…」

アシコリーダ「?! なんでだ…!?」

ギル「………この村を囲んでいる兵が魔反会のどこの班の者なのか分かりませんでした…しかし
今の声で分かりました…! この村を取り囲んでいるのは…………魔反会の宣伝戦略班!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それを指揮するのは 魔反会において最も人心掌握に長けた“マンイーター(人食い花)”の異名を持つ
…メロンピルト様ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの方はまずい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…!?」

650名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 01:16:25 ID:FSWfd6YEO
正門前(外側)

??「あらあら? あら? あらぁ?」

兵「どうかなさいましたか! メロンピルト班長!!!!」

ドン!!!
メロンピルト「いいえぇ
たいしたことじゃ ないんですけどぉ」
【ネオ魔反会 宣伝戦略班班長 メロンピルト(元女優)】

メロンピルト「なんだか今日は……食いつきが悪くありません?」

兵「食いつきも何も…… いつも罵詈雑言で返されるじゃないですか」

メロンピルト「今日はそれすらありませんよ? なんででしょうねぇ?」

兵「な…なんででしょう…」

メロンピルト「んー…」

兵「それよりメロンピルト班長…
いつまでここで粘るんですか?
もう一週間にはなりますよ…… 村の連中は意地を通してますし
それにメロンピルト班長もたまには本部に戻って“会議”にたまには出ないと
なんてったってメロンピルト班長はネオ魔反会の上位12人の内に選ばれた『ムーンリングス』の一人ですよ…
たまには会議に出なきゃ面子が…」

メロンピルト「あらー? 嫌味ですか? 私なんて序列11位のほぼほぼ末席ですよ〜」

兵「そッ…そういうつもりで言ったわけじゃありませんがッ…」

メロンピルト「うふふ 冗談ですよ
私みたいな 元々外部から来た女が会議なんて出たって何も言えないもの
こうして現場に出て 皆さんに声を聞いてもらってた方がいいですよ〜
そういう性分なの 今のこの状況もですけど」

兵「はあ…なるほど」

メロンピルト「もちろんこのまま粘るつもりじゃないですよ
そろそろ仕掛けていくつもりですから」


??「つまんないつまんなーい…」

メロンピルト「あら?」

??「メロンさん いつまでこんなみみっちい事やんわけ?
もう一気に突入した方が早いだろ コラ」

兵「き…貴様…! メロンピルト班長になんて口を!!!!!!!!!
立場を考えろ!!! “前”はどうだか知らないが今はこの魔反会で最も立場が…」


スピィィィィン…


兵「は? ……」
ブシュッッッ………

兵「ぎゃ…ぎゃああああああああああああぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! は…腹から血ィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

??「あん? 立場がなんだとゴラァ
私を服従させたきゃ実力で上回れやボゲがァ
次は首狩ッぞオラァ」

兵「ひ…ひぎぃぃぃーッ…!! ひぎぃぃぃーッ……!!!!!!!!」

メロンピルト「あらあら はやく手当してもらって下さい
キンリーちゃんも オイタはメッですよ〜?」

??「はいはーい」

651名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 01:18:31 ID:FSWfd6YEO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org68377.jpg

652名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 02:04:09 ID:FSWfd6YEO
??「でもわざわざ私が駆り出されたけど
こんな仕事ならいらないだろうがコラ
しかも私だけじゃなくて地方班の兵と公認傭兵団まで連れて来てるみたいじゃん
魔反会の純正の兵ならまだしも傭兵なんて余計な戦力用意したってただの金の無駄じゃんカスが」

メロンピルト「えー そうですか?
まぁ私も保険のつもりでついて来てもらったんですけどね
だって私の班は戦闘部隊じゃないですもの」

??「…よく言うわ」

メロンピルト「まぁ大丈夫ですよ きっとキンリーさん達にもお仕事来ますよ」

??「あ? なんでそう思うの?」

メロンピルト「くす……流れが変わった気がしますから」

??「?」

メロンピルト「さ……私は続けて呼びかけますよ」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ……


―――

女「…だってさー」

男「くくく…そりゃあいい話を聞いたきぃ」

女「どゆことだろね?」

男「ンなもんオレっち達みてーな下請にはわからんぜよ
…んま 指示があるんならそれまで待つじゃきぃーにぃー
オレっちァ寝っから 仕事来たら起こせよロッコ」
どさぁ グースピー

女「もぉー!!! ベナー!!!! お兄ちゃんー!!!!!」


――― 中

アシコリーダ「とりあえず集会場に行こう
ついてきてくれ」

ギル「は…はい」

ヤンデル「…とりあえずさっきの演説のおかげで話さずに済んだな…」

ビラコ「良かったですねぇ」

ツバメオー「よくねーヨ 問題を先のばしにしただけじゃん」

ギル「はあ……………ん?」


ど〜〜〜〜〜〜〜ん
《巨大な荷物》

エンカ「これはペトロに持たせた荷物ではないか」

ギル「本当だ!!!!!!!!!!!!!!!!
もしかして紳士ペトロ殿もこの村のどこかに居るかもしれないでありますね!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「いなくていいヨあんなのは…」

ギル「とにかく助かった!!!!!!!
これには大切な物も入ってますからね…!!!!!!!!!!!」


―――

集会場 BAR『毛溜まり配水管』

ざわざわ わいわい


アシコリーダ「このBARは俺が経営してんだが
この篭城の間ここを集会場にしている
飯もここで食うようにしているんだが 最近は蓄えがな…」

エンカ「これだけの巨大な村 もっと備蓄があって然るべきであると思うが」

村人「…実は…魔反会の巧妙な罠に掛かってしまい…食料が一気に底を尽きちまったんだ…!」

ギル「!? 魔反会の…!!!!?
まさか魔反会は食料庫に何らかの攻撃を加えるなどの卑劣な手を…?!」

村人「いや…そんなことはされてないんだが
ある日連中が外でバーベキューをしててよ
『皆さんも一緒に混ざりませんか?』つって誘って来るもんだ
だから俺達もそんな手にかかってたまるか! と思い
奴らのバーベキューに負けじと盛大なバイキングパーティーを開いたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのおかげで…みるみるうちに食料が…!!! くそっッ…」

村人2「巧妙な罠だッッ…」

ツバメオー「罠じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前らがバカなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこ張り合うんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

653名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 02:48:33 ID:FSWfd6YEO
村人「あー…腹減ったなァ…」

子供「ごはんいっぱいたべたい…」

ギル「…」


ギル「皆さん 実は我々は少しですが食料になるようなものを持ってきたであります」

ざわざわ!!!!!!!!

村人「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「そーなんですか?」

ギル「えぇ
何を隠そうこの荷物でありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ殿に運んでもらった荷物には食料がぎっしりと入っているのであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この食料不足は予測していたであります故!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ずっしり〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!

エンカ「そういうことか」

ヤンデル「さすがギル…!」

アシコリーダ「い…いいのか…?」

ギル「もちろんであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そのためのものでありますから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただ…たいしたものじゃありませんが…」

アシコリーダ「いやぁ ありがたいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっそく開けていいか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「どうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ざわざわ ワイワイ

村人1「うひょー!!!! こりゃ久々のご馳走だ!!!!!」

村人2「たいしたことないとか謙遜してるが きっとすごいいいものにちがいない!!!!!」

村人3「ネアメ様ありがたや〜〜〜 ありがたや〜〜〜〜」
ナムナム

アシコリーダ「えー…と…」
ゴソゴソ…


アシコリーダ「ヤングコーンと…」
ゴト…

アシコリーダ「チンゲンサイ…」
バサ…

アシコリーダ「パセリ……」
ふぁっさぁ…

アシコリーダ「おが屑……」
パッサ〜〜…

アシコリーダ「道明寺粉……」
パラ…

アシコリーダ「ゴーヤ………」
ズシ…

アシコリーダ「サトウキビ………」


アシコリーダ「…以上……」
ドンッ…


村人『本当にたいしたものじゃなかったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

654名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 23:49:55 ID:FSWfd6YEO
村人「副食にも程があるラインナップじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

ギル「これらがネアメの主食でもあるのであります…」
ズズーン…

アシコリーダ「うーむ…まぁこんなものでも食べ物は食べ物だ
俺にまかせろ なんか作る」


――― 数分後

アシコリーダ「出来たぞ メヤニの食料だけで作ったものだ」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


キラキラキラキラキラ……


村人「すげー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ヤングコーンやチンゲンサイが
霜降り和牛ステーキ風のみそ汁サケ焼き付きの定食になったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすがアシコリーダだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「みんなの分あるから食え!!!
久しぶりの贅沢だ!! またしばらく節制できるように味わっておけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガツガツガツ

アシコリーダ「お前達のもある
食っておけ」

ギル「あ…ありがとうございます」

ツバメオー「どんな作り方したらそうなるんだヨ!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人「アシコリーダはダンス出来るからな」
【ダンス万能説】

ツバメオー「絶対それ関係ねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜〜〜ん!!!!


ジジジジジ…
外から『みなさんおこんにちは〜♪
そろそろ夜が近いですね♪ そこで皆さんのお腹も減っていると思いますので
こちらではたくさんのお料理を用意させてもらってます♪
みんなで仲良く食べませんか?』



村人「ケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な〜〜〜〜〜にがお料理だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンコイン弁当かなんかの間違いだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちの飯のほうがつえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あのバカどもに自慢してきてやんぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ま…待ってください!!!!!!!!」

村人達『!!!?』

655名無しさん@避難中:2014/09/13(土) 02:44:42 ID:nsZlexboO
ギル「皆さん冷やかしやでもちょっとした文句でも
あの声の近くに行くのはやめるべきであります」

アシコリーダ「…何故だ?」

ギル「この町に向かい喋りかけているのは魔反会のマンイーター…メロンピルト様…!!
人の心を惑わすのを最も得意とする方であります
メロンピルト様の囁くような声質と言葉のトーン…テンポ 抑揚が合わさると不思議と心の奥底まで入り込んでしまうのであります
一度メロンピルト様の言葉に捕われたら終わりであります
そうなればメロンピルト様の意のままとなるでありましょう」

エンカ「…下腹部の痛み町でそんなことがあったな
町の人間まるごとマインドコントロールし 魔法使いを憎悪する人々を作り上げた…
あれほどの数の人数を操るとは…確かに恐ろしい話でござる」

村人「そ…そんなに?!」

村人B「そんなにヤバいやつなのか…?
あの女は魔反会だが 話だけを聞いてみるとどうにも悪いやつには思えない気もするんだがな…
なんていうか…誠意もある」


ガガガガガガガ…
メロンピルトの声『皆さん勇気を出して私の元へ来て下さい!!!!!!
特に魔法使いの皆さん!!!!! 皆さんは魔反会に対して大きな偏見を持っているかも知れません
しかし!!! 我々が目指すのはあくまで暴力を排した平和であり
今回の“保護”の目的はあくまであらゆる危険を孕む魔法の暴発を未然に防ぐための予防のためでありそれ以上の他意など全くありません!!!!!
それでも心配というのなら私が徹底的にサポート致します!!!!
私の保護にあるうちは 最大限の厚い扱いをさせてもらいます!!!!
私が側にいる間 何一つ不安も! 気兼ねもいらない時間を過ごしてもらえる事を約束します!!!!!!!!』


ざわ… ざわ…

魔法使い「え…? 保護…? そうなの…?」

魔法使い「だったら別に…」

ツバメオー「バカかお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんだけ純粋なんだヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会である限り あんな女がいい奴なわけがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会は悪だヨ……! ボクは魔反会に村を滅ぼされてんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわわ…

村人「そ…そう…なのか…?」

魔法使い「や…やっぱり悪い奴…?」

ギル「………
…つまりメロンピルト様の恐ろしさはソレであります
メロンピルト様の声にかかればどんな綺麗事もどんな嘘臭い言葉も…なんの捻りのないベタな台詞でも…その全てが真実で大きな事のように感じられるのであります
まさに人を食ったような…! 人食い花…!!! 心の隙間に根を張ってくる…!!!!!
絶対に耳を貸してはなりません …!!!!!」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

656名無しさん@避難中:2014/09/16(火) 01:16:55 ID:287et5r.O
ギル「そもそも今の言葉にも大きく引っ掛かりますね
『自分が側にいる間は安全を保証する』とはつまり『居ない時に何があろうと関係ない』と言い換える事が出来るであります」

村人「ホントやーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょうあいつら許せねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「というわけでみなさん外の魔反会の言葉には騙されずに過ごしてくださいね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜

村人「で
脱出方法をそろそろ教えてくれよ!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「うぇっ えっ…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
まぎまぎ…

ザ…
マジデス「まーまーまーまーとりあえず今回はマジそれはよくね?
今日はマジもうおっせーからみんな家に帰った方がいいよマジ」

村人「しかしマジデスさん!!!!!!!!!!!!!!!!
脱出方法は我々の最後の希望!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
聞かずしていられるカッテンダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「マジで? でももうこの時間マジあれよ? TVで『世界ちんすこう大戦』始まっちゃってるよ? マジで
見なくていいのマジ」

村人「なにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し…しまった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「そーそ だから今日はマジもうはやく帰るべきだと思うぜ
それにあまり脱出計画のことはきいてやるなよ マジな話
話聞いてあんまり騒ぎ立てると外にバレっから
マジやべっから とりあえずマジ超信じてやれよ
なぁあんた?」

ギル「そ…そうですそーです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まったくその通りであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジデスさんの言う通りであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(誰なんだ一体…)」
ず〜〜ん

657名無しさん@避難中:2014/09/16(火) 03:13:47 ID:287et5r.O
―――

『毛溜まり排水管』2F…


ギル「な…なんと!!!!!!!! あなたがこの町の渡り鳥の方でありましたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マジデス「マジです」
【ネアメ・ルート協力者 渡り鳥の マジデス】

エンカ「ということは貴殿がネアメにこの村の現状を伝えてくれたと…」

マジデス「うい
つっても俺がこの村に居たのはマジ偶然だけどな マジで
仕事のついでにここによってよ 壁があまりにも珍しいから見物してたんだよマジ
まじまじとだぜ マジで
マジまじまじと見てたかんなマジ マジマジ マジまじまじとマジでマジマジ」

ツバメオー「マジマジうるせーよマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「まー そん時魔反会が来たのはマジ偶然 マジびびったわマジな話
んでこれはマジやべーって思ってあわてて『マジ書(マジでヤバい書状)』をチョウチョに乗せて運んだんだ
マジびびるわ チョウチョでも手紙運べるもんだな
マジ神様にはチョー感謝だわ 感謝しかねーわマジ…
ゼアイズサンクス マジオンリーだわ…」

ギル「確かにそれはすごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「嘘ですよぉ チョウチョのIQは0.5しかないからそんなことできないですよー
きっとそれ蛾ですよ 蛾のIQは105ですから」

マジデス「いや 藪蚊だったかもしれん」

ビラコ「そっちかー」

ツバメオー「いやもうどっちでもいいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「いやでもマジホント良かったわ…あんたら来てくれて…
毎日毎日嘆くここの人ら見てるのマジ辛かったんだよ
いやマジでホント頼むわマジ」

ギル「は…はぁ…えぇ…」

マジデス「でもあんたら脱出計画なんて何も考えてないっしょ マジ」

ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ふぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「しょすょっ そんなわけないでありますよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ななななっ んなぁ〜〜〜〜〜にを言ってらっしゃるのでアリマスカ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザッブォンザッブォンザッブォンザッブォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「おいおい嘘つくんじゃねーよマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目が泳ぎまくりだよマジ!!!!!!!!!!!!!!!! 目がバタフライしてるよコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

658名無しさん@避難中:2014/09/16(火) 22:34:45 ID:287et5r.O
ギル「………実はそうなのであります…」
ズーン…

マジデス「そうか そりゃマジでやべーな」

ギル「申し訳ないであります…」

マジデス「…まぁそれほど急いで来てくれたんだろ? マジ正義感ぱねー
……だがこれはマジ村人には言わないほうがいいなマジで」

ギル「えぇ…」

マジデス「だがマジで あんたらはなんとしてもその方法を見つけなきゃならねー
それがネアメの在り方だろう?」

ギル「…もちろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「マジチョー協力すつぜ俺
よろしくなマジ」

ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「あんたらが持ってきた食料のおかげで多少は余裕が出来たようだが それも長続きはしねー
……もって3日…それまでになんとかしねーとなマジ」

ギル「…はい…!!!!!!!!!
というわけで皆さんも一緒に考えましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとしても魔法使いの皆さんをこの町から脱出させるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…」
コクコク

ビラコ「天狗に聞いてみますよ♪」

ツバメオー「……」

エンカ「まぁ考えるだけ考えてみるが」


オオオオオオオオオオ………

――― 部屋の外…

アシコリーダ「……………」


――― 次の日…

メロンピルトの声『みなさんおはようございます♪
体調はいかがでしょうか? 一日の元気はおいしいご飯から!!!!
こちらにたくさんの朝食を用意しておりますので どうかどうかお気軽に門をお開け下さいね!!!!!!!!』


― BAR ―


村人「うっせうっせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前らの朝食なんか食えっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人2「へへん!!!!!!!! 食い物なら足りてらぁ!!!!!!!!
ヤングコーンでダシをとり 蒲鉾で作った麺を合わせたとんこつラーメンが俺達の朝食だい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズヌレ「パパーおいしー♪」

ハゲシ「しやわせー!!!!」

アシコリーダ「…そうか 良かった」

村人3「そうだ ネアメルートの英雄さん方はどこだ?」

マジデス「脱出マジ計画の下準備だぜマジ
色々マジ大変らしいから自分らにはマジ構わないで欲しいってよーマジでー」

村人4「そっかー!!!!!!!! 楽しみだなぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわい

アシコリーダ「…」

659名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 00:05:54 ID:t8g9f.42O
――― 空地

ギル「では皆さん!!!!!!!! これより『みんなで仲良く脱出作戦会議』をはじめたいと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「会議って… 広げたシートに座って朝飯囲いながらか」

ギル「は…腹が減ってはなんとやらといいますし
ではみなさん 寝るまえに考えておいて下さいと言った脱出作戦のプランは出来てますか?」

ツバメオー「はあっ…考えたヨ
おかげで寝不足だヨ」

ビラコ「はーい! 私も考えたですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『…』
しん…

ビラコ「あー!!!!!!!! みなさんもしかしてまた私が天狗のなんらかを言うんだろ って思ってますか?!」

ギル「い…いや…………まぁ」

ツバメオー「それしか引き出しないじゃんお姉さん」

ビラコ「んぶー!!!!!!!!!!!! 私だって天狗以外のものだってあるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の作戦は……ズバリこれです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ… スチャアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ビラコは後頭部に長い筒のようなものを付けた》

ギル「……………それは?」

ビラコ「ぬらりひょんご用達の後頭部カバーですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
知ってます? ぬらりひょんは人が気づかないうちに家に上がり込んでお茶を飲むんですよ♪
これを応用してこのぬらりひょんカバーを付けぬらりひょんになりきって気配を消して気づかれないまま正門から出るですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「却下!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「結局妖怪じゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はうわう」

ギル「そういう超常頼りはなしー!!!!!!!!!!!!!!!!
現実的に行きましょう現実的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル(現実的………だったら俺の丑三つワラ人形殺法もアウツだな…)
くしゃ…

660名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 01:11:11 ID:t8g9f.42O
ギル「ツバメオー殿はなにか?」

ツバメオー「単純にさぁ……もう門開けちゃえば?」

ヤンデル「はあ…? 何言ってんだツバメ…
そんなことしたら…」

ツバメオー「だから
この魔消石使って魔力を消せばいいじゃん
村人に混じって魔反会をやり過ごすか こっそり村から脱出するか出来るじゃん」

ギル「いい案であります
しかし魔反会がこの村の魔法使いの名簿をまとめ 人数や顔を把握していないとは考えにくいであります
それに魔消石は魔力を感じにくくするだけであり 決して魔力を消すものではありません
したがって精密に調べられれば簡単にバレてしまうでありますし
それによって魔法使い最後の希望である魔消石の存在がバレるのは避けたいであります」

ツバメオー「あー…そっか じゃあダメじゃん」

ギル「エンカ殿は…?」

エンカ「拙者か 特に何も思いついておらぬが
一度壁の上に登って色々と確かめてみたいでござるな」

ギル「確かに……それはいいでありますね
よし! 言ってみましょう」

ツバメオー「あの階段を今度は登るのかヨ…」


――― 壁の上

ヒュオーーーーーーーーー…


ビラコ「んまーー! いい風ですよぉー!!!!!」

ギル「最初来たときは暗かった上に潜入の緊張もあって落ち着いてみれませんでしたが 景色も素晴らしい」

ヤンデル「村の中が小さく見える………
あ…… あれなんだろ…」

ツバメオー「どれ?」

ヤンデル「村の裏手に大きな池がある…… なんか不自然だな……」

ツバメオー「なんだお前 わかんないの? 本当にバカだな〜ヤンデルは〜〜
あれはプールに決まってんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「いやアレは貯水池でござろう」

ツバメオー「貯水池に決まってんダロ!!!!!!!!!!!!!!!! ヤンデルはマジ無能だわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…」

ギル「ほー 今時あんな…
しかし随分と立派でありますね」

ビラコ「天狗のお面浮かべたいですよ♪」

ヤンデル(ツバメを逆さ沈めて浮かべたい…)

エンカ「まぁそれはいいのだが
問題は外だ」

ゴオオオオオオオオオオオ…

661名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 01:43:41 ID:t8g9f.42O
――― 数分後

ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜…


エンカ「ふむ 現実的に考えるとこの村の唯一の脱出口はこの壁の上からでござろう
兵士の見回り間隔も相変わらず一定で 死角となる時間が出来る
だが問題の方法でござる…」

ビラコ「あー!!!!!! じゃあじゃあ! ツバメちゃんが魔法で大きな大きな氷の滑り台を作ってみんなで滑って降りるですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「バカ言わないでヨお姉さん
こんな高い壁から滑れる氷の魔法なんて簡単に作れないヨ
急造じゃ角度とか計算して作れない
そういうの度外視して作ったとしたら滑り落ちた後地面にぶつかってミンチになるヨ
それに魔力もいるし その魔力でバレるヨ」

ギル「それに村の魔法使いの方がたは約50人… 空白の時間に全員を滑り降ろすのはなかなか厳しいでありますよ」

ビラコ「そっかー…………」

ヤンデル「いい方法だとは思うけど……」

ビラコ「だったらー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「天狗はなしね 他の妖怪も」

ビラコ「はうわう…」

エンカ「うーむ…ダメか
一旦下に戻ろう」


――― 一行は地上に戻った…
そして再び脱出作戦を皆で話し合ったが… 結論は出ず…
結局途中で『自分がこれまで経験したクソゲー話』に花が咲いてしまい
その日は何も進展もないまま夜を迎えてしまった…


――― BAR

村人「今夜の夕飯はチンゲンサイで作ったとマグロの丼だぜ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うめ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわいがやがや
《盛り上がる村人達…》


ズヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン………
ギル達『………』

《それに反してブルーな一行》


ギル「うっ…うっ……まさか…まさかクソゲーの話で8時間も時間が過ぎるとは…うっ…うっ…」

マジデス「マジでかお前ら…」

ツバメオー「ボ…ボクは悪くないヨ!!!!!!
リーダーさんがゴーストバス○ーズについて5時間も語るからだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクはい○きについてちょっと話しただけだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「まずい○きはクソゲーではござらん
そこを履き違えてもらっては困る」

ツバメオー「蒸し返してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「やめろってマジ
クソゲーごときで喧嘩するなんてマジみっともねーぞ」

ギル「申し訳ないであります…」

マジデス「頼むよマジ…」


コト…
アシコリーダ「お疲れさん これは俺からだ そら豆で作ったカレーだ」

マジデス「マジスゲー!!!!!!!! 米がそら豆で出来てる!!!!!!!!! 味も米だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーい!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「お前の料理の才能すげーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

662名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:02:47 ID:t8g9f.42O
かちゃかちゃ

エンカ「これは美味でござる」

ビラコ「適度なあまさ〜〜〜〜♪♪」

アシコリーダ「ルーはトイレットペーパーを水でとかしたものに味をつけたやつを米にかけている」

ツバメオー「絶対食いたくねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
でも食べちゃう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふしぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱくぱくぱくー!!!!!!!!

アシコリーダ「…ところで 脱出作戦の方はどうだ?」

ギル「んブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぶしゃ〜〜〜!!!!!!!!
ツバメオー「へばし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きたねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…大丈夫か?」

フキフキ
ギル「え…えぇ…!!!!!!!
え…えっと…! なんでありましたっけ…!
えー……い○きの件でしたっけ?」

アシコリーダ「ちがう
脱出作戦についてだ」

ギル「あ…あぁ……
も…もちろんですよ…! ………!!」

アシコリーダ「…そうか それはよかった
……」
チラ…


ズヌレ「もうすこしで村からでられるよ!!!!」

子供魔法使い「ほんと!!!? ほんと!!!!?」

ズヌレ「うちのお父さんがそういってたもん!!!! 大丈夫だよ!!!!!」

村人「がははは!!!! そうだそうだ!!! アシコリーダがネアメなら大丈夫だって言ってんだ!!!!! あいつの言うことは正しいさ!!!!!!!!
アシコリーダはダンスやってるからな!!!!!!!!」
【ダンス万能説】


アシコリーダ「…………そうでなきゃ…俺は…」

ギル「?」

アシコリーダ「なんでもない………頼んだぞ」
スタスタスタ

ギル「…?」

ごしごしごしごしごしごし
ツバメオー「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目が超絶しみるヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前胃液ごと噴き出したんじゃねーか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜ん!!!!!!!!

663名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:20:41 ID:hYLz6jvg0
嫌なルーの作り方だwww

664名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:20:53 ID:t8g9f.42O
次の日


ギル「今日は徹底的に試行をして方法を探るでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずありとあらゆる事を試すであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― 中略 ―――

――― 数時間後


ギル「ふ…風船をォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風船を集めるでありますぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風船で空を飛んで脱出でありますぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「しっかりしろギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「ありとあらゆる試行も失敗に終わり とうとう精神が持たなかったでござるか…」

ツバメオー「ちょっと……マズいじゃん!?
どうすんのさ!!!!!?」

ギル「…皆で色々なんとか考えて…まだ行ってない方法を…」

ツバメオー「無理だヨもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色んな方法今日やったもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これ以上出てこないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「いや…まだ…なんとか…! 考えればきっとなんとかいい方法が…!!!
諦めないであります…!!!!! 最後まで…絶対に…!!!!!!
魔法使いの皆さんのために…!」

ツバメオー「……!!!!」
ギリッ…!


――― また夜

カチャ… カチャ…

村人「ちょっと飯も質素になってきたなー………」

村人2「もう無くなってきたのか…」


アシコリーダ「………」


ギル「…はぁー…」

ビラコ「ギル君 ため息なんてダメですよぉ」

ギル「あ…あぁ…すみません」

ツバメオー「…」

ザ…
村人3「なぁあんたら……いつになったら脱出作戦を始めるんだ…?
そろそろ内容くらい教えてくれたっていいだろ…」

ギル「い…いやまだ準備が…」

村人3「じゃあ準備がいつ終わるかぐらい言ってくれよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


しーん…

665名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:33:58 ID:t8g9f.42O
アシコリーダ「おい! 落ち着け!!」

村人3「落ち着いてられっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正直なぁ…俺達ゃ限界なんだよ!!!!!!!! あんたらが持ってきた食料のおかげで多少は気も紛れたが
だがそれもすぐ尽きる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! また疲弊の日々が来ると思うとウンザリなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで俺達がこんな目に合わなきゃなんねーんだよ
魔法使いじゃない俺達まで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「…おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

子供魔法使い「う…うえーーーーーーーーーん…!!!!!!!!」

村人3「…!」

村人4「おい落ち着けって!」

村人5「それ以上はやめろ!!!!!!!!」

村人3「…………くそッッッ」
ズンズンズン…


ガチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「………」

ギル達『………』


―――

村人3「くそ!!!!!!!! くそッくそッくそッ
…………!! はぁ〜〜……くそ!!!!!!
……少し…言い過ぎちまったかな…」
ザ… ピタ…

村人3「しまった……正門まで来ちまった…」


門の向こうから「あら…? どうしました…?」

村人3「?!!!! お前…!」

門の向こうから「こんばんは
お話していきませんか…?」

村人3「…だ…誰がお前なんかとッ…」

門の向こうから「…なんだか お悩みがありそうな声をしていますね…?
こんな閉鎖された村にいたら気分も落ち込むでしょう…?
どうでしょう 少しの世間話でも…
なに…言いたくないことは言わなくてもいいんですよ
ただ少しでもお話すれば
気分も晴れるかも……
だから…
協力しますよ…
あなたの
お悩み解決に…」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

666名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:58:51 ID:t8g9f.42O
次の日もやっぱり何もいい作戦が思いつかなかった
既にマジデスが示したリミットである4日目…


カー… カー…

エンカ「暗くなったでござるな 今日はこれくらいにしようぞ」

ヤンデル「…ギル?」

ギル「自分はもう少しこの空地にいるであります
先に行ってて下さい」

ツバメオー「…」
スタスタスタ

エンカ「…了解にござる」
スタスタ

ヤンデル「ギル…? 何かやるのか…? だったら俺も手伝う…」
ギル「大丈夫でありますよ
ヤンデル殿も疲れてるでしょう 先に行って休んでて下さい」

ヤンデル「…………分かった…」


―――…

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜………
カー… カー…


ザック… ザック… ザック…
ギル「こうなったらば残された手段は地下トンネルを掘ってそこからの脱出であります…!!!!!!!!
とりあえずある程度掘ってみて…!」
ザクッ… ザクッ… ザクッ…

アシコリーダ「無駄だ」

ギクリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ア…アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…何故ここに!!!? 今は夕ごはんの準備では…!」

アシコリーダ「もう食料が少ないから今日は簡素なものだ だから仕込みは終わった」

ギル「そ…そうでしたか」

アシコリーダ「…穴を掘っているのか」

ギル「…!!!!!!!! こ…これはですねハイ…!!!!
ちょうど野ウンコをしたのでそれを埋めるための穴でして…!!!!!!!」
あせあせ

アシコリーダ「脱出のためのトンネルを掘るんだったら無駄だ
この村の地面は少し掘ると鉄板が出てくる
この村は“壁に囲まれてる”のではなく“鉄の箱の中にある”村なんだ」

ギル「…!」

アシコリーダ「……話は初日に聞いていた
ノープランでここに来て 脱出作戦なんてないんだろう?」

ギル「ッッ…!!!
…はい…申し訳ないことに…」

アシコリーダ「そうか
…………そうか……」

ザザッ!!!!! ペコー!!!!!!!!
ギル「騙していて申し訳ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは自分が…真実を言わない方が皆さんの不安にならないと考えたからであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし結果として皆さんの心を疑心暗鬼にしてしまったであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…」

ギル「今回の件をまとめるアシコリーダ殿には本当に悪いと思っているであります
しかし自分は!!!!! 何も諦めてはいません!!!!!!!!
必ず皆さんを…魔法使いの皆さんを脱出させ 村を魔反会の手から解放するであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからこのことは皆さんにはッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…ふー… 分かってる 言わない」

ギル「ほ…本当でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「あぁ だから頑張ってくれ」
ザ…

ギル「は…はい…!!!!!!!!」
ぺこ〜〜〜〜!!!!


――――

ザ… ザ… ザ… ザ…
アシコリーダ「……………
…言えるわけ… ないだろう………
言えるわけ…………」

ヒュオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…………

《重い足取りで どこを行くでもなく アシコリーダは村をさ迷った
そして向かう先は…》

667名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:17:28 ID:.wGGNAcUO
―――

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

ザ…ザ… ピタ…
アシコリーダ「…!!?」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


アシコリーダ「俺はいつの間に正門に………
…………まるで何かに引き寄せられたよう…だ…
………歌…?」

門の向こうから「♪〜〜〜… ♪〜〜〜〜〜…」


ビッグになりたい
作詞作曲:ハマチ 歌:メロンピルト

あー…ビッグになりてー…
ビッグな人間になりてーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてビッグマックをたらふく食いてー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ピクルス抜きで食いてー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが俺はチビだった… 平均身長を大きく下回るスモールボーイなのだぜ…
何cmかって? 聞くかそれを…
俺の身長は140cm!!!!! もちろん背伸びありで
こんなんでビッグになれるか! ハンバーガーだって満足に食えやしねー!!!!!!!!
だが俺には……一つだけ自慢があった…それは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK♪ BIG DICK♪ BIG DICK DICK♪
世界最大未確認〜〜! 不埒千万百科全書〜〜!!!!

BIG DICK LICK & CLICK !!!!
BIG DICK LICK CLICK !!!!!!!!
ホ〜〜wwwwwwwwwwwwwww

BIG DICK KICK & CLICK!!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK KICK CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

BIG DICK SICK & CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK SICK CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

アシコリーダ(なんて…なんて綺麗な歌声だ…
俺はこの声に“引き寄せられた”……?)


門の向こうから「………あら…? どなたかいらっしゃいますか…?」

アシコリーダ「!!!」

門の向こうから「お話…
しませんか………?」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…

668名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:44:34 ID:.wGGNAcUO
アシコリーダ「…!! 別に話など…!!!
たまたま来ただけだッ…」

門の向こうから「その声は…………アシコリーダさんですか…?
まぁ嬉しい… 代表の方とお話できるなんて」

アシコリーダ「! …お前…俺の事を…?」

門の向こうから「えぇもちろん… 町の方のことは皆把握していますよ…
あなたとは初日の交渉の時もお話しましたし……
しかしあの時と比べると…随分とお疲れのようで…?」

アシコリーダ「だ…誰のせいだと思ってるんだ…」

門の向こうから「あらあら…まるで私達が悪者みたいな言い方じゃないですか…?」

アシコリーダ「ここまでしておいて違うといいたいのか?!!!!!!
太い野郎だなッ…!!!!!!!!!」

メロンピルト「そんな……私達は真摯ですよ…
目的さえ果たせばこの町からはすぐ離れます…
簡単なことです…」

アシコリーダ「……魔法使いを…… 仲間を売れというのか!!!!!! ふざけるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「言い方が悪いですよ…
私達は魔法使いの方々をどうこうするつもりはありませんし…
ただの保護です 私が側にいる間は安全で…」

アシコリーダ「側にいないなら何されても知らない…だろ?
バカらしい…! 話すだけ無駄だ
俺はこれで失礼する…」

門の向こうから「そうですか………
じゃあ一つだけ聞いてもいいですか…?」

アシコリーダ「…?!」

門の向こうから「そちら…誰か来ていますか…? 外部から…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……

アシコリーダ「ッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……バカな…何を根拠に…」

門の向こうから「根拠ですか…? そうですね…
こうして村の方とお話をする機会が急に減ったから…でしょうか…?」

アシコリーダ「!!!!?」

門の向こうから「少し前までは村に声をかけていると いつも熱いお言葉(批難)を皆様が投げかけてくれていたのですが
ここ数日…どうもそれがない…
誰かからそう言われていませんか…? 外から来た誰か…」

アシコリーダ「…!!!! そ…そんな…わけ…ないだろう…!!!!!!
そもそもそんなの どうやってこの村に入るってんだ!!!!!!!!
この村には見ての通りバカでかい壁があるし 入口や壁の回りはあんたらが押さえている!!!!!!!
鼠一匹入れやしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「…普通の人なら…まぁ入れませんよね…
でも…普通じゃない人なら…入れない壁じゃない…
そして私達は…そういう方々を少々ご存知でして…」

アシコリーダ「…!」
ゴク…!!!

門の向こうから「そして残念なことにその方々は…我々が唯一対立している“テロリスト”でして…
…そういう方々とこの村が繋がっているならば… 我々も少々やり方を変えざるを得ないのですが…」
オ゙ォ゙ン…

アシコリーダ「…!!!!!!!!!!!!」
たらたらたら…

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

669名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:46:45 ID:.wGGNAcUO
訂正

門の向こうから「少し前までは村に声をかけていると いつも熱いお言葉(批難)を皆様が投げかけてくれていたのですが
ここ数日…どうもそれがない…
もしかしたら…私達と話すなとか… 近づくなとか…
誰かからそう言われていませんか…? 外から来た誰かから…」

670名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 02:26:06 ID:.wGGNAcUO
門の向こうから「我々の知るテロリストがこの村に来てなんらかの手引きをしているのだったら…
私達はとても悲しい… 杞憂ならば…いいのですが…?」

アシコリーダ「杞憂だ!
そんなものはいない」

門の向こうから「そうですか
そうですよね………」

アシコリーダ「…」

門の向こうから「もし来ているとしたら…行動があまりにも遅すぎますから…
仮に あなた方との接触がなくなった4日前からテロリストが来ていたとすれば…
今日まで全く何もしていないということですよね…?
この村の魔法使いの方々をどこかに連れていくつもりだとしたら
あまりにも無計画でお粗末です… 逆に混乱を招き 皆さんを疲弊させる原因になりますね
そんな人達に躍らされているとしたら 私はもう気の毒でなりません」

アシコリーダ「うるさいぞ…!!!!!!
ありもしないことで好き勝手心配されたくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「あぁ…ごめんなさい…私ったら…
ただあなたが…本当に辛そうな声をしてるから…… 心も体も疲れてる…といいますか…
心配しているんですよ…? 本当に…」

アシコリーダ「……疲れ…てる…?」

門の向こうから「えぇ
当然連日のこの状況もあるでしょうから それは申し訳ありませんが…
それに加えて あなたは“責任”というしがらみに悩まされていますね…」

アシコリーダ「…!」
ゴゴゴゴゴ………

門の向こうから「…あなたが人より優れた決断力と素晴らしいリーダーシップを持つが故に
あなたは村の人達から言われるがまま今回のまとめ役になったのでしょう…
ですが待ち受けていたのは“責任”という重荷…違いますか?」

アシコリーダ「………!!!!!!!」

門の向こうから「責任を負ったあなたに失敗は許されない 失敗すれば全ての信頼を失う…
…あなたはこう思っているのでは…?
『何故魔法使いのために俺がこんな目に合わなきゃならないのか
ふざけるな』と…
あぁいえ 肯定も否定もしなくていいです 私の憶測ですから」

門の向こうから「ですがその気持ちは何一つ間違ってなどいませんよ
魔法使いでないあなたには本来全く関係ないこと… 助ける筋合いはない…
同じ村の仲間だから…? いいえ 所詮は他人…
大切なのは何より自分や家族じゃありませんか
なのに何故他人の…魔法使いのために自分も家族も身を削らなければならないのか
おかしいです そんなの間違ってます」

アシコリーダ「ち…ちがう…!!! 俺はそんな…そんな…」

門の向こうから「心の狭い人間ではないと…?
いいえ そういうことじゃないんですよ 狭いとかそういうんじゃなく…
あなたの思いは至極当然の事なんです 皆そうなんですよ
皆そう思っているんですよ 本当は」

アシコリーダ「…?! みんな…!?」


ザ…ザ……

村人3「…」

村人10「…」

村人11「…」

村人達『…』

ぞろ… ぞろ… ぞろ…


アシコリーダ「お…お前達…!!!!?」

門の向こうから「皆さん私のところに相談しに来た方々です
皆さんもあなたと同じ気持ちです
ほら だから皆思っているんですよ
皆あなたと同じことを思っているんですよ
だからあなたは間違ってない
間違ってるのは
間違ってるのは
魔法使いを守ろうという
依存からなる不毛な仲間意識なんですよ」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オォ…

671名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 03:22:50 ID:.wGGNAcUO
アシコリーダ「い…依存…」

門の向こうから「そう 依存
魔法使いはあなた方を利用しているんです
仲間だからと 同じ村の仲間だから守ってもらおうと
彼らは昔からずる賢くそうやって生きてきたんですよ」

アシコリーダ「…」

ぽろぽろ…
門の向こうから「あぁっ…………うっ…うぅっ…
私はかなしい………ううっ…う…
本来関係ないはずのあなた方が魔法使いのために苦しんでいるのが悲しくてなりません
くやしくてなりません
あぁ…救いたい…あなた方を救いたい…!!!!!!!!!!!!
…本当は救えるんです… ただこの門が邪魔をしているだけ…
そしてこの門の鍵を持っているのはあなた……」

アシコリーダ「…………!!!!!!!」
ギギギギ…ギリッ…

門の向こうから「あぁ………それでもあなたの素晴らしい責任感が最後の決意を邪魔するのですね…
大丈夫…私達は待ちます… それまでよく考えていて下さい
何をどうしたら自分や家族のためになるか…」
オオオオオオオオオオ…


――― 村の外


ゴオオオオオオオオオオオ…

??「…やってるやってる
相変わらず詭弁だけで話を進めてるな」

??(それでもうまく相手の心に入り込むからさすがだね…
途中からおもいっきり魔法使いをディスってるけど 相手はもはやそれを気にしてすらいない)




――― ネオ魔反会 宣伝戦略班班長メロンピルトは人の心を掴み…
相手の心の少しの隙間に入り込み その思想を侵食する
そして彼女の幻惑の言葉は最終的には相手の心を操り 自覚なき傀儡と変える!!!!!!!!!!!!!!!!
それがメロンピルトの超心理教唆術!!!!!!!!!!!!!!!!
それは 女優であるメロンピルトだからこそ出来る芸当
相手を引き付け魅了する言葉と声色を彼女はしっている
喜怒哀楽 どんな心情すら一瞬にして表せるのだ…
彼女がしゃべる全ては演技…
なので先ほどの涙も演技…

メロンピルトは終始真顔でしゃべっているのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download2.getuploader.com/g/sousaku_2/862/140917_030512.jpg




??(………はてさて… どーなるっかなぁ)
ニィ…


―――

アシコリーダ「俺の…家族の…ため…」

門の向こうから「えぇ
決断は待ちますが 決めるのははやくしたほうが良いでしょう
……そろそろ…“魔力にあてられる”ころ…」
ゴゴゴゴゴ…

アシコリーダ「…!?」

672名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 01:12:36 ID:XBxb7Y4UO
ゴゴゴゴゴ………

アシコリーダ「…そ…それは…どういうことだ…?」

門の向こうから「我々が研究の末分かったのは魔法使いの魔力の危険性です
魔法使いの魔力は“魔法”という凶悪な破壊の事象を生み出しますね
しかし魔力は魔法にならずともその場に留まっているだけで大きな害になると分かったのです
しかし普通の場所に住んでいる方々はそんな事は滅多に起きません…
しかしこの村は違う
見てください こんな壁に囲まれている…いや 閉じ込められているようなこの状況は
そういった害のある魔力を分散出来ず場に留めてしまい 濃度を高めってしまっている
我々がそれが数値となって分かります
この村の数値は既に限界近くまで上がっている…だから我々が助けに来たんです
魔法使いをこの町から出さなきゃ 大変なメにあってしまいますよ?
村を守っているつもりが あなたは間違った方に導こうとしているのです」

アシコリーダ「うそだ…そんなのは…」

門の向こうから「嘘じゃありません… 時期に影響が出ます
例えば……魔力を持たない小さなお子さんとか……
…恐ろしいことになるまえに…なんとか…
……まぁもしそんな事になっても こちらには“応急処置”の用意がありますが…」

アシコリーダ「…!!!!」
ザ… ザ…

門の向こうから「もうお行きになりますか…? どうかよくお考えに…
…ですが今私が申したことはどうか他の方には内密に…
下手に混乱が起きると…“村の仲間同士”でもっと悲惨なことになってしまいますよ…」

アシコリーダ「…………………」
フラ… フラ… フラ…

門の向こうから「…あぁそうだ! このあと外から大きな綺麗な“花火”を上げますよ…
とても立派なものなので…是非とも壁の上でご覧下さい…
以上…メロンピルトでした…☆」

ズオオオオオオオオオオオ…………

アシコリーダ「………………………………」


―――

ドパ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン… ドパ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…!
パラパラパラパラパラパラ…!!!!!!!
ドオォーーーーーーーーーン!!!!!! パラパラパラパラ……


ビクーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「て…ててっ てきしゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てきしゅうう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッバッ

ヤンデル「花火だよ…………」


ズヌレ「わー!!! キレー!!!!!!!」

ハゲシ「あ〜〜!!!!!! パパァ!!!!!! 花火だよぉ!!!!!!! すごいよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

とぼ…とぼ…
アシコリーダ「………ハゲシ……ズヌレ………
………あぁ…綺麗だなぁ… 綺麗だなぁ……」
ギュッ…


ギル「…?」

673名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 01:30:34 ID:XBxb7Y4UO
――― ちゅぎのひ ―――

何も出来ず 昼…………


とぼとぼ
ギル「…はぁー…」

ヤンデル「…………」

ビラコ「いい方法…ないですね…」

エンカ「…こうなればネアメ本部にて救援を要請するか…
それはつまり 外に居る魔反会と戦うという選択になるが…」

ギル「…今のネアメが正面から魔反会と戦うのは…いくらなんでもまだ…時期尚早でありますが…」

ツバメオー「そんなこと言ってる場合かヨ えぇ?!
何も思いつかないんだから!!!!! そうしなきゃ助けられないだろーが!!!!!!!
それともこのまま全員が全滅するの待つ!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「……………いえ
……そうですね…もうそれしか」

エンカ「む
何やら食堂が騒がしい……」

ビラコ「?」



わいわいがやがや
どよどよどよどよ



ツバメオー「…おだやかじゃない雰囲気だヨ…」

ギル「…行きましょう!!!!!!!!」
ダダ!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ザザッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うッ…?!! これは…!!!!!!!!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


子供「うーっ…うーっ…」

子供「いだいよぉ…目と鼻と喉…頭も…お腹も…」

子供「げ…げぼぉろろぶちゃああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………

ビラコ「!!!!!!!!!!!!!!?
こ…子供達が…!!?」
ダッ… ビチャ!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ひっ…?!!!!!」

エンカ「床がぬかるんでいる………これは…血か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


村人「た…助けてくれぇ!!!!! きゅ…急に…子供達が苦しみだしたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
子供達だけが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あたふたあたふた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「なにッ…!!」

674名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 01:47:28 ID:XBxb7Y4UO
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ギル「これはどういうことでありますかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「わ…わからねぇ!!!!!! さっきまで元気だったのに急に!!!!!! 突然!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「全ての子供が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「ちがう………ギル………何人か無事な子供…いる…」


子供魔法使い「み…みんなぁ…!!!!! 大丈夫…!!!!!!?」


ツバメオー「…魔法使いのガキはみんな無事…?」


ズヌレ「い…いぎゃああああああああああああ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!?」

村人2「ズ…ズヌレちゃん!!!! 落ち着いて!!!!!!!! 落ち着いて……!!!!!」
ガシィィ!!!!!!!!


ダッ
ビラコ「乱暴はダメです!!!!!!!
みなさんすぐにBARのテーブルを片付けてスペースを作ってください!!!!!!!!!!!!!!!!
それから綺麗なシートを敷いて子供達を並べて寝かせて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…早く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「わっ…分かりましたッ…」

ビラコ「それから氷と水!!!!!!!!
氷がないならツバちゃん 前に使わず残っていた魔法札があるでしょう!!!!!?
それを使ってありったけの氷を作ってください!!!!!!!! いやもう今すぐでいいです!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「は…はいーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタター!!!!!!!!

エンカ「…すごい…ビラビラ嬢がまともだ…」
じ〜〜〜〜ん…

ビラコ「しゃべってないで早くテーブルをどかして下さい一番体力があるんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!! わっかりましたぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル(こわい…)

675名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:04:42 ID:XBxb7Y4UO
ズヌレ「うーっ!!!!!!!! う〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「すごい汗…!!!! 濡れタオルで体を拭いてあげて…それから水も飲ませて!!!!!!!!!!!!!!!!
これじゃすぐに脱水症状になっちゃう…!!!
ギル君あれ持ってきて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「アレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
え〜〜〜〜〜〜〜〜…?!! アレェ〜〜〜〜…!!!!?」
キョロキョロ

ギル「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「天狗面ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッパラパー

ビラコ「はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ふざけないでくださいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人の命がかかってるんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
水の入ったコップゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!! 今しゅぐぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ううぅ…
いたいよー…
お父さん〜… お母さん〜…
たすけて〜…


エンカ「ふうぅ…! なんとか全員寝かせたでござるよ…!!!!!
これで全員か…」

ヤンデル「……全員魔法使いじゃない子供だ… 魔法使いの子供はみんななんともないのに…」

ツバメオー「なんでさ…」


ハゲシ「うぐぅぅぅ…うぐぅぅぅぅぅ……」

子供魔法使い「2人ともっ 元気出してよぉ!!! ふえ〜〜〜〜ん!!!!!」

ズヌレ「パパァ………パパァ…………」

ギル「…そういえば…アシコリーダ殿は……」



ドサッ…!!!!!!



みんな『!!!!!!?』


アシコリーダ「……な…これ…は…」
ガタガタガタガタ

《手に持った荷物を落とし 立ち尽くすアシコリーダ…》

676名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:26:14 ID:XBxb7Y4UO
アシコリーダ「…!!!!」

ギル「アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「………!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷるぷるぷるぷる…


――― 魔法使いをこの町から出さなきゃ 大変なメにあってしまいますよ?
村を守っているつもりが あなたは間違った方に導こうとしているのです ―――


アシコリーダ「…ホ…
本当だったんだ…! あいつの言うことは…本当だったんだ…!」
ぶつぶつぶつぶつ

ギル「!?」

アシコリーダ「…!!! …!」

子供魔法使い「ハゲシくん…! ズヌレちゃん…! しっかりしてよう…!!!」

ズヌレ&ハゲシ『……』


――― 例えば……魔力を持たない小さなお子さんとか……
…恐ろしいことになるまえに…なんとか… ―――


アシコリーダ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾゾゾォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「こ…このッッ…離れろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズワシィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

子供魔法使い「きゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカァァァ!!!!!!!!

村人「何をするんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

アシコリーダ「…!!!!」

魔法使い「アシコリーダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前のような男が何故子供にッ…」

アシコリーダ「だ…黙れェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 魔法使いは近寄るなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

村人「お…おいアシコリーダ…一体何を言い出すんだ…」

村人2「…まさか……おい…この状況って…まさか………」

ザン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人3「そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 子供達がこうなったのは魔法使いの魔力のせいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔力に汚染された!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 魔法使い共の魔力の仕業だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!?」

ヤンデル「?!」

エンカ「!」

ビラコ「…!! …!?」

ツバメオー「……………ッ!!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

677名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:41:43 ID:XBxb7Y4UO
村人3「人に害成す魔力が子供達の体を汚染したんだ!!!!!!!!
この状況は魔法使いのせいなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「子供達がこうなったのは…魔力のせいだと!!!!!? バカな!!!!!!!!」

村人10「自覚のない毒だ!!!!!!!! お前達は俺達にずっと毒を盛っていたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人11「ふざけやがって!!!!!!!! 恩を仇で返しやがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで守ってたのがバカらしいくらいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「な…なにを!!!!!!!!!!!!!!!!?」

村人4「本当に魔法使いの魔力が…!?」

魔法使い2「ちがう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人3「それ以外になにがある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
事実 魔法使いの子供達は誰ひとり倒れちゃいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人5「そ…そんな……ずっと仲間だと思って…守ってきたのに…」

村人6「裏切られた……裏切られた……」

魔法使い3「ち…違うっていってるのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わーわー ぎゃーぎゃー


エンカ「……………これは」

ギル「……この突拍子もない言動………まさか…
いやしかし…!」


アシコリーダ「……」

ギル「アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずこの場を鎮めてください!!!!!!!! あなた方は魔反会の術中にはまっているのかも…」

アシコリーダ「…………」

ハー…ハー…
ズヌレ「パ………パ……
パ…パは…うそ…つ…かない…
みんな……助け………」
ブツ…ブツ…

アシコリーダ「…………!!!!!!!!!!!!」
ざわざわざわ…

ギリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


バチィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギルの手を払いのけるアシコリーダ!!!!!》

ギル「くっ!!!!?」

アシコリーダ「………! あんた達が…! あんた達が…!!
はやく魔法使いを連れていかないからこんなことに…なるんだ…!!!!
責任者として…この村の運命を全てを任され…ワラをも掴む思いで呼んだのに…
まともな脱出プランも用意しないまま来やがって…
ふざけるな……お前らのせいで…お前らのせいでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

678名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:53:16 ID:XBxb7Y4UO
ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ
どよどよどよどよどよどよどよどよ


エンカ「ま…まずい こんな状況でネタバレとは…」

ギル「…!!」


村人7「あ…あんたら……え…? 脱出の作戦なんて…なかったのか…?! え…!!?」

村人8「あ…あるって…あるって言ってたのに……
え…? 俺達を騙していたのか…?」

ギル「そ……それは…」

アシコリーダ「どうなんだ!!!!!!!!!!!!!!!! ハッキリ言えよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…! …………確かに…
我々に明確な脱出の作戦は…ありません…
ただ一刻も早くこの場にたどり着こうと…その一心で…
も…申し訳……申し訳ありませんでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ざわっ…

村人達『…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

村人「ふ…」

村人5「ふざけるなあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人9「俺達はあんたらを信じて信じて信じて待っていたんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのに!!!!!!!!!!!!!!!! それなのに何もないだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

村人2「ふざけやがって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 俺達がどんな思いでッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「申し訳ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし自分は必ず皆さんを…必ず皆さんを救います!!!!!!!!!!!!!!!!
救ってみます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人8「この状況で今更何を言うんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう手遅れなんだよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『ふざけるなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

子供魔法使い達『ふ…ふわあああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

わ〜〜〜〜〜〜〜〜 わ〜〜〜〜〜〜〜〜
ぎゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


バァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「うるさァァァァァァい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《般若面をかぶったビラコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ゾオオォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

679名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 20:18:36 ID:MP0FaPAk0
ビラ子ねえさんかっこいい…

680名無しさん@避難中:2014/09/20(土) 23:50:22 ID:qkwrq0t2O
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ビラコ「いつまでそんなこと言ってるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは子供達を助けるのが先でしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人3「だ…だが…」

ビラコ「違いますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人3「ひ…ひ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! 顔こえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「…とりあえずギル君達は出て行ってて下さい!!!!
みなさんが興奮するんで」

ギル「わ…分かりました…」

村人2「ま…まて…」

ビラコ「さぁあなた方は私の手伝いをしてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人10「ま…まて…お前は出てかないのか…奴らの仲間のくせに…」

ビラコ「それがなんですか?」

村人11「なッ!!!!!!!!」

ビラコ「私は 医療従事者としてこの状況を放っておくわけにはいきません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなた方がどれだけ私を罵倒しようと構いませんが
私の治療の邪魔はしないでもらいたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
話は以上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 協力してくれる方はまずありったけの水を用意して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィウィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人3「ぐ…………」

村人1「わ…分かった!!!!!」

ビラコ「水が用意できたら子供達の体を拭いてあげてください
私はまず この子達がこうなった原因を探ります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔力が原因だと急に言われても納得出来ませんし 何か引っ掛かります
とにかくあらゆる可能性を考える必要がありますので 麺棒とか顕微鏡とか…あったら持ってきて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人4「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタタ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ざわざわざわざわざわざわざわざわ…

村人10「ど…どうする…?」

村人11「こ…こんな奴らの事なんか信用出来るかよ…!!!!」


アシコリーダ(……………………ハゲシ…ズヌレ……
…待ってろ……お前達を助けるのは…俺だッ…)
ザッ…!!!!!!!!

681名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 00:36:24 ID:GeV6edBwO


ヤンデル「えらい目にあった…………」

ツバメオー「………」

ギル「しかし…
ビラコ殿が居て本当に良かった……」

エンカ「確かに…………出発する前にしてしまった非礼を詫びねば」

ギル「ですね…」


スッ…
アシコリーダ「…」

ギル「あっ… アシコリーダ殿…」

アシコリーダ「………………」
スタスタスタスタスタ…
《どっか行った》

ギル「………アシコリーダ殿…
…悪いことをしたであります… アシコリーダ殿は責任者の重圧があったのでしょう…
自分がそれを裏切ったせいで色々崩れてしまった…」

ツバメオー「…………ねぇ…
リーダーさんは…本当にここの魔法使い助けたいんだよね?」

ギル「もちろんであります!!!!!!」

ツバメオー「だったら…リーダーさん…せっかく魔反会だったんだからそれを活かせヨ
誰か知り合いが居るかもしれないだろ そいつと話通してきてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
この村を見逃してってさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「魔反会はそんなことで見逃すほど甘くはないであります
それに自分はそんなことは出来ない
なぜなら自分は今はネアメの人間でありますから…」

ギリッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「だったらさぁ……だったらどうすんのさぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
綺麗事ばっかり言ってさぁー!!!!!!!!!!!!!!!! 少しはさぁ!!!!!!!! 現実みてよ!!!!!!!!!!!!!!!!
それで現実的にお前が魔反会を設定しろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今更正義ぶって!!!!!!!! 元魔反会が!!!!!!!!!!!!!!!!
何人も何人も魔法使いを捕まえてきた魔反会がッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうしらない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………!」

エンカ「…またか」

ギル「……ッ
…すみません 自分…もう一度村の中を見てくるであります…」
ザ…

エンカ「…拙者も…もう一度壁の上にでも上って来るでござる」

ヤンデル「…………」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

682名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 01:44:56 ID:GeV6edBwO
―――

つかつかつか…ピタ
ツバメオー「…………
…はぁ…」

ヤンデル「ツバメ…………」

ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…なんだヨッ…!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「また繰り返す気か…?」

ツバメオー「な…なにが…!?」

ヤンデル「前にも…前にも……
お前はギルにきつく当たってきたな…
でも少し時間が何事もなかったように接する…それの繰り返しだ…
それはな…お前に罪悪感があるからだ… ギルに酷いことを言ってしまったっていう罪悪感からだ…
お前も本当は…ギルに対して憎しみ以外の気持ちがあるんだろう…
ギルがいいやつって認めてるからだ」

ツバメオー「…! ちがう………ちがうヨ…
あいつは元魔反会………ボクの嫌いな……嫌いな………」

ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…


―――

バタバタバタ

村人1「また子供達が苦しみだしたぞー!!!!!!!!!!!!!!!!
薬!!!!? 薬は!!!!!!!!?」

村人2「ロキソ○ンって言っただろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 強引にでも流し込め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人4「水分補給を忘れるなー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人5「子供達の枕元でワッショイ頑張れ踊りしてもいいっスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「ダメです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
か〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人5「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ビラコ「…ふー…!」
キリキリキリキリ…
《顕微鏡を覗くビラコ》

ビラコ(…血や唾液…吐瀉物などを調べてるですけど…
この症状… あらゆるものが複合化している
まるで何かの毒をたくさん混ぜたよう…
………!)

ビラコ「……健康な子供達を呼んでもらえますか?
できれば昨日着ていた服も一緒に」

村人1「あ…あぁ…」

ビラコ(もしかしてこれは…)

ゴオオオオオオオオオオ…

683名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 02:32:15 ID:GeV6edBwO
―――

ギル「………ふぅー…
……何故こうも空回りするのか……
やはり自分はフーリャン様達のようにはなれないのか……」
ザ…

ザザァーーーーーーーーーン…

ギル「…いつの間にか…ここは…
前にも壁の上から見た貯水池でありますね
いつの間にかこんなところまで来てしまっていた
…しかし広いでありますね………ん?」


ぶくぶくぶく…
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぅぅぅぅっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「な…なんだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


ぶくぶくぶく………
バシャアァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「ほっひぃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ギル「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って紳士ペトロ殿ぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペトロ「ほもほもひぃーほもぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(おやおやこれはお久しぶり)」

ギル「さ…探してたんでありますよ!!?(探してないけど)
ずっとこんなとこに居たのでありますか!!?」

ペトロ「ひひひひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(えぇまぁ 気持ちいい水温だったので)」

ギル(我々はその水を飲んだりしていたんですが……)
ぞ〜ん…

ギル「いやしかし変ですね
我々は何度かここに来てたのにペトロ殿には今の今まで会えなかったなんて…」

ペトロ「あっひかぷwwwwwあっひかぷwwwwwwwwwwもろもろもろもろんもぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwぶぁwwwwwwwwww
(水の中を潜ってたら大きな穴というかトンネルみたいのがあったので ちょうどそこに入っていたのかもしれません
ペトロは穴があったら入らずにはいられない種族でして…)」

ギル「…穴…?
…………………………」
《壁の向こうにある…裏山の方向を見据えるギル…》

ギル「…………もしやッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

684名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 02:59:57 ID:GeV6edBwO
壁の上

エンカ「…魔反会に動きはなし…と…
……ん? 貯水池の水が…? ギル殿が居る
…なにをしているんだ?」


―――

ゾゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…………!!!

ギル「これでいいのでありますか!!!!!!?」

村人15「あ…あぁ レバーで水中の水門を開いたからこれで水が抜けるはずだが…
こんなことまでしてダメでした…ってなったら他の連中からまた総スカンだぞ……」

ギル「大丈夫…! きっと大丈夫…!!!」
ググ…

ザッ
エンカ「何をしているのでござる ギル殿」

ギル「エンカ殿…!!!!」

エンカ「水を抜いているようだが…? そんなことをしてなにが出てくるのでござる?」

ギル「この水の底にあるもの……我々の…皆さんの希望の脱出口でありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「このペトロ殿から話を聞いたであります」

ペトロ「ひっひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

エンカ「居たのか…」
ずーん…

ギル「この池を潜っていたペトロ殿は この水の底にトンネルのようなものがあると教えて下さいました
そこに入りしばらくすると水門があり先には進めなかったのですが
水門の先にもトンネルが続いているようだったと…」

エンカ「それはそうでござろうが どこに出るか分からない以上 脱出口になるかどうかは断言出来ぬではないか」

ギル「エンカ殿 この壁の向こうを思い出してみてください
この壁の向こうの裏山の中にあったものを思い出してみてください」

エンカ「……!?
……………!!! まさか ……この村に出る前に辿り着いた…山の中の“池”か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そうです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々はあの池に違和感を感じた… およそ自然の池とはおもえない人工的な池…
その違和感は正解で あの池こそこの貯水池の源流だったのでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「な…なんだってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーz_____ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人15「山の中にそんなもんがあったのか…! この貯水池自体昔のものだから知らなかった…!!!!」

エンカ「ッ…ならばこの貯水池の水を抜いてしまえば…」

ギル「底にあるトンネルを抜けて山の中の池へ…つまり村の外に出ることが出来るはずであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「なんと…!!!! こんなところに道があったとは!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ペトロ殿のおかげでありますよ」

ペトロ「ひっひぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

エンカ「…ならばこの水さえ抜けてしまえば………ミッションはコンプリートではないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ただ恐らく この貯水池と山の池の水が一緒に抜けていっているはずですから…歩いて通れるほどまで水がなくなるには…まだまだ時間がかかりそうでありますが…」

エンカ「しかしゴールは近いぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

685名無しさん@避難中:2014/09/22(月) 16:03:56 ID:uWB/qu5IO
【なつかしの黒歴史のコーナー】

これはかつて… 創発に来る前…
“釣り師”として活躍していたわたしが“餌”として使っていたものである
かなり前ということで とても未熟で恥ずかしいものだが…
今日は9月22日(苦しいおにんにん)ということで この黒歴史を紹介したいと思う…




176 :私事ですが名無しです:2007/09/12(水) 23:10:49 ID:QxEru6yq0

アァーーーぼォーーッるかーーーーデージャアアアアアるぁぶるぁぁアアカアカ〜(タンタタンタンタタントーン)♪
ゾイ…ゾイ…ぞい…ゾイぞぞイ♪
アニょうーーンコァぁァらぁぁぁしゃーもわニャアアああからぁぁぁぁ……テリィぃさァァァアあむぅアアア(てれぴっぁつぁ〜ああ)♪
るぁァラァらぁァァァアぁぁふーふふ〜フんファァァアああァ(アッビビンアフ・ソ・ワ・ハ)♪
ふぁあはァハサぁぁぁリィヒぃぃい(ゾイ…ゾイ…ゾイ)♪
んがハァァぁぁァひぃぃィィィりぃぃぃ(ピーヒョロロロロ)♪
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news7/1189597877/

カラオケ板から飛んできました。
訳分からな過ぎて吹いた。






結構釣れました



おわり

686名無しさん@避難中:2014/09/22(月) 19:12:32 ID:oDADIy6Y0
どういうことなの…

687名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 00:19:43 ID:Kt0rbUN2O
ギル「自分はこのことをみなさんへ伝えてきます!!!!!!!! エンカ殿はここで様子を見ていてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「了解した」


―――

オオオオオオオオオオ…

村人1「持ってきましたよビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人2「魔法使いの子供も釣れてきました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ありがとうございます
まず服を……これで」
スッ

村人1「セロテープ…?」

ビラコ「はい
ぺたぺたぺたぺた……と」

ビラコ「このテープに付着したものを顕微鏡で調べます」

村人2「な…何が分かるんだ…?」

じっ…
ビラコ「………
……なるほど…」

ビラコ「…みんなはどこも痛くないですね?
気持ち悪かったり頭が痛かったりしないですか?」

子供魔法使い1「しないよ」

子供魔法使い2「いたって快活の明鏡止水の心持ちだよぉ」

ビラコ「そうですか
昨日は…花火を見ましたね?」

子供魔法使い3「うん」

子供魔法使い2「実に驚喜の一時だったよぉ あの時ばかりは嫌いな魔反会に感謝の気持ちを表さずにはいられなかったよう」

ビラコ「みんな壁の上に?」

子供魔法使い4「うんー ズヌレちゃんもハゲシくんも他のみんなも一緒だったよ」

子供魔法使い2「共にあのような美しい思い出を共有できて感奮の思いに震えたよ〜
一生忘れることのない甘美な記憶の1コマになるだろうな と心のそこから思ったー」

ビラコ「そうですか
その気持ち いつまでも忘れないでですよ」
ニコッ

村人4「……いや ニコッて…般若面で笑われてもだな…
それで…わかったのかよ!?」

ビラコ「えぇ
分かりましたですよ
まずはっきり言いますが これは魔法使いの魔力に当てられたものなどではないですよ」

村人達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
おザワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

村人1「な…なんだと…?!! な…なら一体なんなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「これは……毒です」
ドドンビラコ

688名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 01:04:41 ID:Kt0rbUN2O
ザワザワザワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『ど…毒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわざわァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はい
毒です この子達が発症しているこの症状は ある毒がもたらす作用に非常に類似しています
頭痛や吐き気・腹痛・下痢・目の痛みなどを同時に起こす毒―――それは
モインモインちんこモインの花粉から作られる『すげーポイズン』という粉末状の毒です」
ドン!!!!!!!!

村人達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ビラコ「これは非常に強力な毒です
しかしこの毒は体の大きさに応じて効果が現れる摂取量が明確に決められてまして
体の大きな大人が 多少の毒を摂取しても効果は現れません
ですが体の小さな子供なら…効果は少量の毒で現れます」

村人2「ま…魔法使いの子供に毒の効果が無かったのは!?」

ビラコ「この毒の最大の特徴…それは“魔法使いには効かない”ことです
この毒は皮膚から体の中に浸透していき徐々に毒の効果を与えていくのですが
魔法使いの場合 浸透するまえに体を巡る魔力に浄化されてしまうんです
だから魔法使いの子供には効かなかった」

村人1「な…なんて都合のいい毒なんだ!!!!!!!!」

村人2「あぁ…まるで針の穴に糸を通すようなピンポイント…さ…! そんな感じの毒だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人5「じゃあいつそんな毒を盛られた? 魔反会は村には入ってないのに」

ビラコ「盛られてはいませんです
…毒は“降り注いで”来たですよ
……空の上から」

ざわり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人達『ま…まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ビラコ「はい
あの花火こそ 魔反会が仕掛けた毒のプレゼントだったですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『な…なんだってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

689名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 01:24:45 ID:Kt0rbUN2O
ビラコ「あの花火は決してみんなを楽しませるものじゃなくて…
こうやって追い詰めるためのものだった…ですよ…」

ワナワナワナワナ
村人1「な…なんてこった…」

村人2「俺達は…俺達はまんまと躍らされてしまった…のか…」
ガク…

村人6「な…なぁ先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…子供達は…子供達は助けられねーのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「…助けることは出来ます
いや!!!!! 助けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みなさん すぐにヤングコーンの芯を持ってきて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食べた残りがあるはずです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それを片っ端からすり潰して粉末にします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それに醤油をたらして解毒剤を作るですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人1「ヤングコーンと醤油で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「これらは飲みやすくするためのものにすぎません
真に必要なのは…魔力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前述した通り 魔法使いにこの毒が効かないのは 魔力が毒を浄化するからです
つまり魔力を解毒剤に混ぜれば毒の効果は消え去るわけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
作った粉末に魔力を混ぜれば 完成です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人1「魔力…!!!」

村人4「……!!!!!!!」

魔法使い達『……………』

村人達『…………』

ス…
村人2「………散々好き勝手罵倒しておいてこんなこと頼むのは…本当に身勝手だと思う…
…だが…!!!!!!!! この通りだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
子供達のために…魔力を分けてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『た…頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い達『…』

魔法使い「…………当然だ!!!!!!!
俺達は同じ村の仲間だ!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで守ってくれたみんなのために…協力させてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『あ…ありがとう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

わっ…!!!!!!!!

690名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 01:38:31 ID:Kt0rbUN2O
わー わー

村人「ヤングコーンもってきたぞー!!!!!!!!」

村人「洗浄したらすぐすり潰せー!!!!!!!!!」

ほじほじほじほじほじほじ
魔法使い「そ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そいそいそいそい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポン!!!!!!!!!!!!!!!!

村人「でたァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 特大の鼻糞……いやッ魔力の塊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「すぐまぜろー!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわいガヤガヤ


ビラコ「…………」

村人1「ビラコさん ぼーっとしてどうしたんですか」

ビラコ「いえ
なんだかいい光景だなって
…すみませんこんなときに」

村人2「いいや
これが俺達の村の本来の姿なんだ
魔反会のやつらはありとあらゆる手でそれを壊そうとする…
マジ許せねぇ」

ビラコ「そうですね…………」

ダッ
村人「ビラコ先生!!!!! 最後のこまかい調合を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「はい!!!!!!!! わかりました!!!!!!!!!!!
私にまかせて下さい これが出来れば子供達の症状は2秒で治るですから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人1「かがくのちからってすげーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


わいわいわいわいわいわい

タ…
ツバメオー「お姉さん!!!!!!!!」

ビラコ「ツバメちゃん!!!!」

ツバメオー「…すごいヨお姉さん…外から見てたけど…
正直見直したヨ…」

ビラコ「えへへ」

ヤンデル「オレ…ギルにこのこと知らせてくる…」
タタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


がやがやがや…


うろうろ
村人5「うーむ…!」

村人1「どうした?」

村人5「あ…あぁいや アシコリーダを探してんだ
あいつの子供達が助かるってのに どこにもいやしねー」

村人2「そーいや散々騒いでた村人3とかもいねぇな…どこいった?」

ツバメオー「………」


《ツバメオーの脳裏に 先ほどBARを出ていったアシコリーダの姿がよぎる…》


ツバメオー「…! ボク…探してくるヨ…!!」
ダ!!!!!!!!

ビラコ「あっ…ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


タタタタタタタタタタタタタタタタタタ
ツバメオー「…嫌な予感がするヨ…!!!!!!」
ダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

691名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:03:57 ID:Kt0rbUN2O
――― 正門 前

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

アシコリーダ「…」
《門の前で立ち尽くすアシコリーダ》

門の向こうから「どうしました…?」

アシコリーダ「…」

門の向こうから「えっと…昨日の花火はいかがでしたか…?」

アシコリーダ「…」

門の向こうから「…」

門の向こうから「…なにかありましたか…?
その…もしかして…私が昨日言っていた不吉な事が…?」

アシコリーダ「…あんたなら…子供達を助けられるのか…」

門の向こうから「…あぁっ …やはり悲しいことが起きてしまったのですね…
なんという悲劇でしょう……予想出来たこととはいえ…」

アシコリーダ「答えろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どうなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

門の向こうから「…もちろん… こちらには魔力への抵抗力を高め 魔力の影響を瞬時に無くす事ができるワクチンがあります
渡すことは簡単です………しかしこの門が…」

アシコリーダ「…開けろと…」

門の向こうから「ワクチンが欲しいなら」

アシコリーダ「……だがやはり…あんたらをこの村に入れるわけには……」

門の向こうから「じゃあ……少しだけ開けて下さいな…
その隙間からあなたにワクチンを渡しましょう…
あなたが…“あなたの手で門を開けてください”… どうか……」

アシコリーダ「…分かった」
ス…ジャキン!!!!!!

《門のロックを外すアシコリーダ》

門の向こうから「ロックを無くしたら………次は門を…開いて下さい…
あなたの手で… あなたの手で開いて下さい…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ…

アシコリーダ「…ッ!! うっ…ぐぅぅぅ…!!!!!!!!!!!!」
ズ…ゴ…ゴ…ゴ…ゴ…ゴ……

《ゆっくりと門を引いていく…! 鉄壁の村に…一筋の“穴”が開いていく…!!!!!!!!!!!!!!!!》

門の向こうから「そう…! そうです…!!!!」

ギコゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………


ダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やめろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「?」


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何をしてるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 開けるなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ザザッ…
村人3「い…いかせん…」

ぞろぞろ…

ツバメオー「?! 邪魔だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
村人3「い……いかせんイカせんイカがガガガががガがガががガガガガががガ」

村人11「イカすイカずイガズいかいかいかいかいかいかいか逝かスス スーーーッ!!!!!!!!…」

ゾオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

がしがしがしがしがしがし!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「う…うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

692名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:28:43 ID:Kt0rbUN2O
村人3「イカセンイカセンイカセンイカセンイカセンイカセンイカセンイカ専イカセンイカセンイカセンイカセンイカセン…」

村人11「イケイケイケイケイケイケイケイケ逝け逝け逝け逝け逝け逝け逝け逝け逝けエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ……」

村人達『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…』
わらわらわらわらわらわらわらわら…

ツバメオー「は…離せぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「…!!!!」

門の向こうから「…はやく! はやく! あけてあけてっ!!!」

アシコリーダ「…!!!!」
ギギゴゴゴゴゴゴ…



パキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人達『ぎゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドササ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ザ…
ツバメオー「ハァハァ……開けるァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は…間違ったことをしているヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!?」


ツバメオー「子供達の異変の原因は魔反会が花火に混ぜた毒だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも子供達はもう助かる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は魔反会に騙されてるんだヨォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


アシコリーダ「へ………あ……あ…!!?」

アシコリーダ(騙されてる? 俺は間違ってる? 俺は魔反会に操られ…?
いや あの魔法使いが俺を騙そうとしているのか? ちがう?
どっちだ? おれは……おれはただ…子供たちにとって…いつもただしくあるちちおやに…
ただそれだけが…)
ガタガタガタ

ツバメオー「しっかりしろヨォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のその行動が村の運命を左右すんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村を売ってお前の子供どう思うか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
考えろぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピタッ!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「そうだ………俺は……なにを…………」


そー…………ピタ…
《手を止めたアシコリーダの体に…門の間から伸びて腕が触れた…》


アシコリーダ「!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!



オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

壁 |
  |
  |
  | <●>
  |     ありがとオ・・・・
  |フ    やっとあいた ・・・・・
  |

ニイイイイイイイイイイィィ………



オ゙ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

693名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:29:26 ID:Kt0rbUN2O
〇 門の間から伸びた腕

694名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:41:33 ID:Qkd5GTP60
いやあ!

695名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:45:29 ID:Kt0rbUN2O
ゾゾゾゾォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アシコリーダは再び門を閉めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ツバメオー「ロックを!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…! や…やった…」

アシコリーダ「ハ……… ハ…………ハァァ……」



スピィィィィィィーーーー………ン


アシコリーダ「はっ…………あ…!!?」
タラ……………
《アシコリーダの頬に…切り傷…?》

ツバメオー「?!」



スピンッ―――――――――
スピィーーーーーーーーーッッ…ン
スピンスピン!!!!! スピィーーーーーーーーーッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「な…なんの…音………」


ピシ………… ピシ…………


ツバメオー「門に…………切れ目ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
き…斬られてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 門が…斬られてるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「バ…バカな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 厚さ1mはある鋼鉄の門だぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スピィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ブシィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アシコリーダ「がぁぁッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「は…離れろって!!!!!!!!!!!!!!!! こっちだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズリズリズリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「ぐ…あ…!!!! やめろ…! やめてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


スピィン… スピィン… スピーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


門の向こうから「いいえェ…止まりません…
一度門を開けたのはあなた様… 一度私達を“受け入れた”のはあなた様…
だから私達は“遠慮なく”お邪魔させてもらうのです…
…そう…私達はいつでも入ることが出来た…
…でも…そうはしなかった… 待ってたんですよ…
あなた方が…門を“自分で”開けるのを…待ってたんですよ…………」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


スピン…
ズバァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

696名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:58:55 ID:Kt0rbUN2O
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ…

ガタガタガタガタガタガタ
アシコリーダ「お…俺のせいか……お…俺のせいでこんなことに…!
う…うあああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「しっかりしろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
立て!!!!!! それで……それで………」



ズッバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《ついに門が まるで羊羹のように切り取られ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ドガガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツカ…ツカ…ツカ…
メロンピルト「…あぁっ… お邪魔します…!!
…んん…! あぁ〜〜〜…! ここが…!! ここがメッコウ村!! 夢にまで見ましたメッコウ村!
やっと入れました…! 交流の一歩ですね」


アシコリーダ「あ……あ…」

ツバメオー「…!」

ツバメオー(こいつが……メロンピルト…!!!!! この村を囲む魔反会を仕切るボス!!!!!!!!!!!!!!!!
…! 弱そうだ…! こんなやつ…ボクがっ…)



ゾォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ひっ…!!!?
なにこの…悪寒ッ…!!!!?」


ザッザッザッザッ
??「あー 疲れたなー
やっと仕事来たと思ったら門切れとかふざけんなよボケ
そもそもやることが回りくどくてみみっちぃよメロンさん
なんていうか悪趣味でしょゴラァ」

メロンピルト「うふふ 私は“平和的”にコトを進めたいだけです
さっ ここからはお待ちかねのあなたのお仕事ですよ キンリーさん!」

??「…私を使う時点で平和的もあったもんじゃなくない?
ま…どうでもいいけどさ…」
ザッ… ザッ…


ツバメオー「……!!!!!」
ふるふるふるふる… カタカタカタカタ…

メロンピルト「うふふ 『聖魔隊』副長のお力 期待してますよ
でもやりすぎ注意ですからね」

ザンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「はいはーい」

ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 聖魔隊 副長
殺意の キンリミテシミテ】

ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッ…!!!!!!!!

697名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 03:00:41 ID:Kt0rbUN2O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org73700.jpg

698名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 03:15:36 ID:Qkd5GTP60
見た目かわいい

699名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 22:37:01 ID:MIjCscPQO
キンリミテシミテ「さーて」


ツバメオー「ハー…!! ハー…!!!」
ガタガタガタガタガタガタ

ツバメオー(な…なんだヨ…こいつ…明らかに…異質だッ…
“強さ”がまるで異質すぎるッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほかの…今まで戦ってきた傭兵とは…まるで違うッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こわい………)

アシコリーダ「お…俺のせいで…」

ツバメオー「…ッ そうだヨ あんたのせいだ!!!!!!!!!
だからあんたは村の皆のとこに戻って…みんなにこのことを伝えろ!!!!!!!!!!!!!!!!
返す言葉はいらない すぐ行け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「き…君は…」

ツバメオー「行けヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「わ…わかっ…た…!!!!!!」
ダダ…


メロンピルト「あーっと
皆さんも お出番ですよ」

傭兵達『やっほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぞろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

メロンピルト「私の兵隊と地方班の兵隊は外を固めてもらい
傭兵の皆さんは町の中にいる魔法使いの皆さんを“保護”して下さいな
赤いものを流すのは勘弁ですよ」

傭兵達『ぃいヒャッホホォォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ツバメオー「コンコ カベギン メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷の壁が傭兵達を遮る!!!!!!!!》


メロンピルト「あらすごい」

ツバメオー「とっ…とぉっ…とおさないっ…」
ガタッ ガタッ ブルッ ブルッ

傭兵「キヘヘヘ お嬢ちゃん この数相手に戦う気か?」

ツバメオー「…!!!!!!」


スピィィィ――――――――――……
ズパンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷の壁が脆くも崩れ去る!!!!!!!!》

ツバメオー「!!!!!?」


キンリミテシミテ「なにリンチる気満々で囲んでんのよコラァ
そんな無駄なことしてたら魔法使いのボケ共に逃げられるでしょーが
少しは考えろカス さっさと行けば」

傭兵達『ラ…ラジャひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

《傭兵達は村の中へと駆けて行った!!!!!!!!》

ツバメオー「ぐ…!!!!!!!!」

700名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 22:57:47 ID:MIjCscPQO
ツバメオー(傭兵が中にッ…
でも…村にはヤンデル達が居る!!!! き…きっと大丈夫だ…
あのくらいの傭兵なら…きっと…
問題は………………)

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
キンリミテシミテ「…ふーん」

ツバメオー(こいつだッッ
こいつは…本当にヤバいヨッッッ…!!!!!!
こいつを村の中に入れたら…誰ひとり助からないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボ…ボク…が…止めるんだっ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ザ…

キンリミテシミテ「あらら? やる気? おもしろいね」
チャキ

メロンピルト「キンリーさん 殺しはメッですよ」

キンリミテシミテ「はぁ」

ツバメオー(さ…最悪負けてもころされることは…)

キンリミテシミテ「でもメロンさん このコ ネアメっぽくない?」

ツバメオー「!!」

メロンピルト「あら どうして?」

キンリミテシミテ「事前の調査じゃこの村にメコラ級の魔法を使えるようなのなんていないはずでしょ?
でもこいつは使ってた 結構大きいやつ」

メロンピルト「あらほんと」

キンリミテシミテ「だったら…手加減する必要なくない?」

メロンピルト「あらまぁ……でも確かに………
ネアメ・ルートは私達の崇高な目的を邪魔成す存在ですからね…
抵抗するなら……“それ”もやむを得ないかも…」

キンリミテシミテ「でしょ」

ツバメオー「ッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カタカタカタカタ… ジャ…ジャキ…
《名伏し難いバールのような杖を構えるツバメオー……しかし震えている…》

ツバメオー(や…やるしか… し…しんででも… こいつを少しでも足止め…)



つかつかつか…
男「やーまったく! ロッコが起こさんから出遅れたじゃきぃ!!!!!
起こせっつったぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

女「起こしたっち!!!!!!!! ベナが…お兄ちゃんが起きないからだっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「話をすり替えじゃねーきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしロッコ お前の持つパンダグッズはいつもかわいいな」

女「お兄ちゃんの方こそ入れ替えてるっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「まぁいいぜよ とりあえず行くきにぃ」
スタスタ

《出遅れた傭兵達が悠然とツバメオーの横を抜けていく…》

ツバメオー(こ…このッ…傭兵…!!!!!!!)

キンリミテシミテ「どこ見てんの?
死ぬ前から走馬灯かコラ?」
シャッ

ツバメオー「え」



ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

701名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 23:17:52 ID:MIjCscPQO
―――

ギル&ヤンデル『マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「わ……わぉう…!!!!!!
あまりの情報に驚いてしまった…お互い……
ま…まさか魔反会の花火に毒が仕掛けられていたとは…!!!!」

ヤンデル「こっちの方がビックリ………
まさかそんな脱出口を見つけるなんて…」

ギル「まだ開通はしていませんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずBARに行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「あぁ………もう目の前………う?」



ふらふらふらふらふらふら…
アシコリーダ「………」
ドサ…
《BARの先の道で倒れるアシコリーダ》


ギル「アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダ!!!!!!!!

アシコリーダ「う…うぅぅ…! すまない…すまない…」

ギル「どうしましたか!!!!!!!!!!!!!!!! 何がありましたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

アシコリーダ「…魔反会が入ってきた…村に…
俺が開けてしまった…門を… 魔反会を受け入れてしまった…
もう魔反会の兵がすぐ来る…!」
ぽろぽろ…

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「な…!」

アシコリーダ「……俺のせいだ… 俺があんたらを信じられなかったばっかりに…」

ギル「…アシコリーダ殿が謝ることでは…!!
自分の方が…信頼を失われても仕方ないことをしたのでありますから…!!!!!!」

アシコリーダ「…この村は…魔法使いのみんなはもう…」

ギル「…大丈夫です!!!!!!!! 自分達が守ります…!!!!!
そして絶対に逃がします!!!!!!! 本当に今更ですが やっと出口を見つけた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「!!!!!!!」

ギル「ヤンデル殿!!!!! BARの魔法使いの方々に話をして貯水池の方に向かってもらって下さい!!!!!!
ヤンデル殿はしんがりとして皆さんを守って下さい!!!!!!!!」

ヤンデル「分かった…!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「アシコリーダ殿もBARへ!!!!!!
あなたは魔法使いではないので狙われることはない…
魔法使いの皆さんは自分達にまかせて!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵も自分がここで食い止めますので…」

アシコリーダ「だ…だが……まだあんたの仲間の…女の子が…」

ギル「?! ツバメオー殿でありますか…?」

アシコリーダ「正門の前で……魔反会のヤバい兵を食い止めてる…!!!!
頼む…あの子を助けてくれ…!!!!!!!!!」

ギル「!!!!」
ざわわッ

702名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 23:40:09 ID:MIjCscPQO
ギル「ツ…ツバメオー殿が…!!!!?」

アシコリーダ「そうだ…! たった一人で…!
相当ヤバいやつらしい…! 震えていた…!
それでも村を…皆を守るために身を呈して敵の前に立った…!!!!
俺は逃げるしか………くそっ…!!!!!!!!」

ギル「…!」


ざわざわざわ
ズラズラズラ

魔法使い「ま…魔反会が来るって!!!!!!!!?」

ギル「!!! …どうやらそのようです!!!!!!
ヤンデル殿から話は聞いたでしょうが この村からの脱出口は貯水池にあります!!!!!!!!!!!!!!!!
貯水池にはエンカ殿がいらっしゃるので 皆さんはどうかそこまで走って下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「わ…わかった!! みんな行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い達『わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!』
ダダダダダダダダダダダダダダダダ


ギル(…魔法使いの方々はとりあえず貯水池へ…!
しかし…不測の事態すぎる… あまりにも早い!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らく貯水池の水はまだまだ抜けきっていないはず…!!!!
それでも皆さんを脱出させるには―――…)


バッ
ヤンデル「ギル!!!!!! ツバメがいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ツバメ殿は正門だそうです」

ヤンデル「え…?」

ギル「…おそらく敵と交戦中… かなり分の悪い相手と想定されます…」

ヤンデル「そ…そんな…」

ギル「大丈夫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 自分が助けに行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかくヤンデル殿は魔法使いの方々の後を着いて彼らを守り…」

ヤンデル「ダメだ!!!!!! 俺はここを動けない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「何故!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「BARにはまだビラコさんがいる!!!!!! まだ動けない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

村人1「ビ…ビラコさん頼む!!!!!!!! 逃げてくれよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「まだです…! まだ薬は全員分出来てない…!!!!!!!!」

オオオオオオオオオオォォ…

―――

ヤンデル「ビラコさんの作業が終わるまで俺はこの場を守る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!

ギル「…! …分かりました!
ならば貯水池のエンカ殿に連絡をして魔法使いの方々を守って貰いましょう」

ヤンデル「どうやって?」

ギル「…ついにこれを使うときが来ましたか…」
チャキ…

703名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:08:13 ID:h4Qry0.2O
ヤンデル「これ?」

ギル「自分の剣であります」
チャキ…

ヤンデル「ただの剣…」

ギル「ところがどっこい!!!! この剣には秘密があるであります
この剣はあらゆる状況を想定し あらゆる仕掛けが施された剣…
その名も『仕込み七星剣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何が飛び出すか分からぬ摩訶不思議のからくりソード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「おぉ…!」

ギル「そしてこうした場面で真価を発揮するのが……このッ
仕掛けナンバーその1『柄笛』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ギルの剣の柄から笛が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ヤンデル「じ…地味!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「まぁいろいろな状況を想定してますので…
えー…では…」
スー…


ピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ピピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピッピリピッピリピィ〜〜〜〜〜〜〜〜ポイポイポイポイ…
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

―――

エンカ「なんだか向こうが騒がしいな……む!!!!!?」


ピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ピピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピッピリピッピリピィ〜〜〜〜〜〜〜〜ポイポイポイポイ…
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


エンカ「この音………」


《―――軍隊には
笛などを用いて作戦やメッセージを伝える伝達方法があるという…
それは無線などの電波を妨害された時や “なんかたまには初心にかえりてーな〜”って時に用いられるという
笛によるメッセージは世界で画一・定形化されており 笛の音が成す意味をある程度把握していれば
『今夜の晩御飯はウンコ味のウンコよ<3』などといった細かいメッセージも伝えられるという…》


エンカ「………」―――√ ̄


エンカ「なんだ今の笛………なんなのかまったくわからん…」

オオオオオオオオオオ…

704名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:20:07 ID:h4Qry0.2O
――

ギル「よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
伝わったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「本当かそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「連合騎士団のエンカ殿ならきっと意味を把握してくださるでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!」


ズドドドドドドドドドド……


ギル「…敵が来ましたか!!!
…恐らく多勢ですが… ヤンデル殿 ここをまかせてもいいでありますか」

ヤンデル「…ここの道はそんなに広くないし… 一斉にはかかってこれないはずだ…
だから…大丈夫…」

ギル「頼みます!!!!!
自分はツバメオー殿の元へ行きます!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…ギル…!!!!!」

ギル「はい!?」

ヤンデル「ツバメを頼む………
あんなやつだけど……実際に死んだら…超うれし…
じゃなくて…いやだ…」

ギル「分かりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に助けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダダダダダダダダダダダダ
ギル(いや…助けなければ! この急転直下の脱出作戦……ツバメオー殿がいなければ最早成立しない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
傭兵達『うお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

705名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:20:57 ID:UvJ3Z/720
だめじゃねーかwww

706名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:53:12 ID:h4Qry0.2O
ギル「来た…! 多い!!!!!!!!!!!!!!!!
…ヤンデル殿のために少しは減らすであります
すりぬけざまに覚悟ォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィ!!!!!!!!

傭兵「一人で突っ込んで来るぞ!!!!!!!!? バカめ!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵2「でも魔法使いじゃなさそうだぞ?」

傭兵3「武器を構えてるじゃねーか!!!!!!!! なんにせよ敵だ!!!!!!!! 殺れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵達『うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「群牙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズタタタタタタタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵達『ずずぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドゴゴゴゴゴゴゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル(…フーリャン様達がいなくなって…自分だって多少は鍛えた!!!!
あの方々のような一騎当万とはいきませんが… せいぜい一騎当百ぐらいならば出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはヤンデル殿達も同じ…! 戦力を削れたのは多少でありますが
この傭兵達ははヤンデル殿にまかせるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ダダー!!!!!!!!

傭兵4「ま…まて!!!!!!!!」

傭兵5「ほっとけ!!!!!!!! とにかく村の中心部にいって魔法使いを探すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ヤンデル「…きたか…」

スゥゥー…
ヤンデル(…落ち着け……闇を深く保て………全員…ブッ殺死!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ダダダダダダダダ…
ギル「…もう少し…!」


??「おいおい…先に行った傭兵連中をスルーしてどこへ行く気じゃきぃ」


ギル「!!?」
ザザっ

707名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:11:00 ID:h4Qry0.2O
ギル「何者!!!?」

??「俺っち達かい? 俺っち達ゃとびっきりすげー傭兵じゃき!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズンチャチャズンチャチャズンチャチャズンチャチャ♪
チッチッチッチッチッ♪ パチンッ♪

男「ヘイ!!
俺達俺達ロクシア俺達ロクシア!!
今を波乗り脂も乗った傭兵チーム・ロクシアロクシアやっほっほー!!!!
公認傭兵団やってるロクシアやっほ!! だけど行動原理は至って自由!!!!
やりたいようにやるぜロクシアロクシアやっほう!!!!!!!!
ロクシア5人の傭兵さ! とっても強い傭兵さー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…」

ベナガンチャラ「おれ俺オレが 傭兵チームロクシアリーダーだ!!!!
筋骨隆々マッチョなイケムン!!!! 甘いマスクのワイルドバンチ!!!!!!!!
誰が言ったか天下無敵の傭兵王!!!!!!!!
よろよろよろしくオレ俺おれっちがァ!!!!!!!!
チームロクシア名誉リーダー・ベナガンチャラ様っよっ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 公認傭兵団『ロクシア』ボス ベナガンチャラ】


ペポコンロッコ「続けて私がペポコンロッコちゃんだっち〜〜〜〜!!!!!!
超ムサムサマッチョの兄を持つきゃわいー妹だっち!!!!!!!!
パンダは私の婿!!!!!! とっちゃやぁーよ!!!!!!!!!!
気軽にロッコちゃんって呼んじゃって〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【ベナガンチャラの妹 ペポコンロッコ】

ベナガンチャラ「そして俺っち達の後ろに佇む影3つ!!!!!!!!!!!!!!!!
イチタ・ニタ・サンタの超重量級兄弟だー!!!!!!!!
キャラ設定やデザインの労力と手間を省いてくれるすごいやつー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ばばーん!!!!!!!!

イチタ「…」
ニタ「…」
サンタ「…」
【『ロクシア』メンバー イチタ ニタ サンタ】

ベナガンチャラ「以上をもって俺達が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
超究極傭兵チーム『ロクシア』じゃっきぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ばばば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/864/140920_225727.jpg

708名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:14:14 ID:UvJ3Z/720
手間www

709名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:26:18 ID:h4Qry0.2O
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ギル「…」

ベナガンチャラ「なんじゃき!!!!!!!
反応がまったくナシとはリアクションの出来んつまらんやつぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「ヒいてるんじゃない?」

ギル「……じ…
自分は……」

ギル「自分の名前はウラ・ギル!!!!!!!!!!!!!!!!
正義の機関ネアメ・ルートが放った弾丸だー!!!!!!!!!!!!!!!!
世界に仇なす魔反会!!!!! それを討つため戦い続けるのが自分の役目!!!!!!!
チームを率いるリーダーだけどっ まだまだ未熟なサナギ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!
だけどきっともっとすごいやつになるのさ絶対に!!!!!!!!!!!!!!!!
憧れ抱く大魔女様に負けぬよう 戦い続ける修羅の道!!!!!!!!!!!!!!!!
応援よろしくウラ・ギルです!!!!!!! すっごく頑張るウラ・ギルです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

し〜〜〜〜〜〜ん…


ペポコンロッコ「ぅぶふー!!!!!!!!!!!!!!!!
真面目かー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシシー!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「お兄ちゃんこの人真面目だよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やだー!!!!! 面白いっちー!!!!!!!! か〜〜〜〜〜わ〜〜〜〜〜い〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶー!!!!!!

ベナガンチャラ「ぐ…ぐ〜〜〜〜〜ぬ〜〜〜〜〜〜…」
ギリギリギリ…

ベナガンチャラ「殺せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「なにゆえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「ちッくしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつの自己紹介の方が…
俺より文字数多かったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「どうでもいい理由だったっち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「やれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 一思いにやれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
潔くこの首を渡そうーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ぅあッだがまて!!!!!! 最後に今月のコロコロコミックを見せてくれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「全然潔くないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろ情けないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

710名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:44:07 ID:h4Qry0.2O
ペポコンロッコ「つーかコロコロコミックて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いくつだよお兄ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「29だウラァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「いい加減卒業しろっち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「バッキャロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
昔から読んでるもんを今更捨てれっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちとら25歳から読んでるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ペポコンロッコ「ハマる年齢からしておせぇよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「とにかくコロコロを出せ!!!!!!!! 俺っちに“スーパーマ○オくん”を読ませやがれきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうじゃなきゃ俺っちはしなねーぞバーカバーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「潔さが微塵も感じられねぇっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「ふははは!!!!!!! コロコロがないならばまだまだ死ぬわけにはいかんきぃぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…」


ギル「ありますけど…」


ベナガンチャラ&ペポコンロッコ『あったーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「き…貴様もコロコロホルダーじゃきぃ…!!!!!!」
ワナワナワナ

ギル「チーム内で回し読みしていましてね…」
キリッ

ペポコンロッコ「はやってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
若者の間にコロコロの波来ちゃってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ベナガンチャラ「お…おぱあああああ……」
ガタガタガタガタガタガタ… ジョバ〜〜〜〜

ペポコンロッコ「まさかの事態にお兄ちゃん顔面蒼白ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てゆーか自分で言っといてビビるなら最初から死ぬとか言うなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「バカ言うなロッコ
俺っちァなァ… 嬉しいんだぜ… 願いが叶い…なんの後悔もなく死ねる幸福にな…」
ガタガタガタ… ジョバ〜〜〜〜

ペポコンロッコ「失禁してる男が言う台詞じゃねーっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

ベナガンチャラ「ふ…ふははははは と…とにかく最後のコロコロを見せてもらおうじゃないか…」

ギル「えぇ」
スッ

ベナガンチャラ「ふむ……ふむふむ… …ふむ!! ふむふむ………ふむ!!?
ムムム!!!!!!!!?」
ぺらぺらぺらぺらぺらぺら…!!!

ベナガンチャラ「これ別冊コロコロコミックじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッリィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「そう来たかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

711名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 03:18:09 ID:UvJ3Z/720
別冊wwwwww

712【変更】お兄ちゃん→あんちゃん:2014/09/25(木) 22:32:57 ID:h4Qry0.2O
ベナガンチャラ「ふざっけんじゃねーきぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
別冊じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 別冊じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはもう契約違反じゃきぃ!!!!!!!! もう死ぬわけにはいかんわマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムーン!!!!!!!!

ペポコンロッコ「なに言い出してんだこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん

ベナガンチャラ「ふざけていやがるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よりにもよって別冊はよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このお兄ちゃんはしらねぇようだ 月コロ派と別コロ派は長い間争ってるってことを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そうなのでありますか!!?
い…いやしかし…………別冊には月刊の漫画もあるでありますよ」

ベナガンチャラ「そういう問題じゃねーきにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様はカーチャンに週間少年マガジンを頼んでたのに別冊マガジンやマガジンSPECIALを買ってきたらどう思う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「いや
厚さが違うので多分間違えませんね」

ベナガンチャラ「マジレスうるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁいいきにぃ!!!!! 月刊がない以上俺っちが死ぬ理由はないじゃき!!!!!!!!!!!!!!!!
ルールを守れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「いつからそんなルールになったっちか!!!!!!!!」

ギル「それは申し訳ないであります
して…通してもらってもよいでありますか?
自分はこの先に行きたいであります」

ベナガンチャラ「こん先に行ってどうする気じゃきぃ?
この先にあるのは正門じゃきに
そこに居るのは怖い女と そいつに狩られる哀れな少女ぜよ」

ギル「…その少女は自分の仲間であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから助けに行くのであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「やめとけやめとけ
今頃首チョンパぜよ あの女はやべーきぃ」

ギル「……通してください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ザッ
ベナガンチャラ「通すかよ
おもしれー獲物と出会ったのによぉ」
パキポキ…

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

713名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 23:01:00 ID:h4Qry0.2O
ペポコンロッコ「あんちゃん
この人魔法使いじゃないっち」

ベナガンチャラ「だが村の人間でもねーきに
なぁ? ネアメの兵隊さんよ? あん時ゃ目があったな」

ギル「ッ!!!!!!!! も…もしかしてあなたがあの時…双眼鏡を覗く自分を見ていた…」

ベナガンチャラ「そうぜよ
まったく無用心じゃきに」

ギル「き…気付いていたのに魔反会の人間には伝えなかったのでありますか?」

ベナガンチャラ「俺っちはおもしれーことしかしねータチじゃき
チクるなんておもしれーことじゃねーきにぃ
実際チクらなかったからお前らは村に入る前から退散しなかったし 今こうして対峙しとるぜよ
結果よければこまけぇこたぁいいじゃき
さぁ やろうぜよ 俺っちの“今日”の武器は…」
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「バスターソードぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「……!!」
チャキ…!!!!!!

ペポコンロッコ「あんちゃん やるっち?」

ベナガンチャラ「おぅーい!! 水を差すなァロッコ!!!!!
見りゃわかんだろ!! タイマンじゃきぃ!!!!!!!
俺っちたちの“チームワーク”を使うまでもねーぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「はいはい」

ギル「くっ…こんなことしてる場合じゃ…」

ベナガンチャラ「やるかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵王の力を見せてやるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル(…この方の言っている事は決してビッグマウスではない……実際かなり強い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らくエンカ殿並かそれ以上………どちらにせよ自分以上…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう切り抜ける…?!! はやく向かわないとツバメオー殿が…)



遠くからツバメオー「きゃああああああっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」




ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「おやや? どうやら向こうもクライマックスぜよ…」

ギル「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

714名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:05:04 ID:Mto6sVzsO
ベナガンチャラ「へへ!!!!!!!! そうこなくっちゃなァ!!!!!!!!
濃密な時間を過ごすじゃきィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そんな時間など…ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー殿を助ける…!!!!!!!
自分はツバメオー殿に…死んでほしくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スチャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「アツいねぇ!!!!!!!! コレかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
コユビー

ギル「仲間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「………………へぇ!」


ギュア〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ベナガンチャラ「究極最強大斬撃ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶん!!!!!!!!!!!!!!!!

《巨大な剣を片手で振り上げるベナガンチャラ!!!!!!!!!!!!》

ギル「ああああああああああっっッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガギギィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「むん!!!!!?」

《素早く剣を突き出すギル!!!!
狙いは振り上げた大剣…を持つベナガンチャラの手!!!!!!!
剣の腹を使いベナガンチャラの手に打撃を加える!!!!!!
手に思わぬ打撃を受けたベナガンチャラはバランスを崩し重心が後方にかかりのけ反った!!!!!
そのすきをギルは見逃さず―――》

ギル「墜牙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《剣の腹でベナガンチャラの顔をフルスイング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ベナガンチャラ「はべらごびーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるくるくるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドギャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《建物に突っ込んだ!!!!!!!!》


ペポコンロッコ「あんちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ぷすぷすぷすぷすぷすぷす… シュ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
《建物に突っ込み 下半身だけ出てるベナガンチャラ》

ペポコンロッコ「かっこわる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶひー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

715名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:26:27 ID:Mto6sVzsO
ギル「…! すみません!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!


ペポコンロッコ「あんちゃんカッコ悪すぎるっちー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イチニーサンちゃん引っ張り出して!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

イチニーサン『うす』

ベナガンチャラ「―――」
しゅ〜〜〜〜〜…


―――

ギル「…! …ツバメオー殿ッ
ツバメオー殿ッッ!!!!! ツバメオー殿ぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…


――― BAR前

ガン!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵「がっぴら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

傭兵2「こ…こいつ…つぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「次……血を流したい奴は…誰だ…」

巨漢傭兵「オイドンじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッボッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「……」
タタンッ タンッ

巨漢傭兵「こなくそぉー!!!! 身軽に攻撃を避けやがって〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「足元がお留守だ…」
コッ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

巨漢傭兵「げ…げぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! すねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵3「そんなでかい体してなにやってんだー!!!!!!!! 見かけ倒しのデブかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

巨漢傭兵「バ…バカにするじゃねぇー…!!」
よろよろ…

ヤンデル「……足………痛そうだな… 血が出ている…」

巨漢傭兵「あ…あぁ…!!?」

ヤンデル「折れているかもしれない…… 無理してこれ以上戦えば…もっと酷くなるな…
最悪足を切り落とすハメになるかもしれない…
痛そうだ……かわいそうだな……かわいそうだ…………」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

巨漢傭兵「…………!!!!!!!!!!!」
ズキ…ズキ…

巨漢傭兵「黙れガキッッ…」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビリィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
巨漢傭兵「ひ…ひぃぃぃ!!!!!!!! 足が痛いよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!! 折れてりゅよおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「多分折れて……ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキィィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

巨漢傭兵「げっぷりィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《―――不安を煽り 相手が負った傷に意識を集中させ…心理を利用し痛みを増幅させる…
ヤンデルの ペイン・リーディング・F!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

716名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:45:19 ID:Mto6sVzsO
傭兵4「ぐぅぅ…!!!!! いちいちねちっこい野郎だッ…
たいしたことない怪我も重大に思えちまうッッ」

傭兵5「惑わされるなあんなガキに!!!!!!!!!!!!!!!! 邪魔者はコロセ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ヤンデル「元気いいな………だったら…地獄を見せてやる…」
ザ…

巨漢傭兵「―――」

ヤンデル「―――こいつの金玉を…踏み潰す…」
ギンッ…

傭兵6「正気か貴様ァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵7「そ…それが何を意味するか分かってるのか人殺しぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
はらはら


ヤンデル「あぁ分かってるさ…
“コレ”を踏み潰せば…きっと想像もつかない痛みが体を支配するだろうな…
女の人は出産の痛みは男には分からないというが…
女の人に金玉を踏み潰される痛みは分からないだろう…
だがきっと……こっちの方がいたい…
だって踏み潰すんだ…俺の体重…約60kgの重量――加速し重力が付加し更に倍以上の重量になるだろうこの足に
粉々のぺしゃんこに踏み潰されるんだ…
しかも一つじゃないぞ… 2つ同時だ…さぁどんな痛みだ?
一度は金玉を蹴りあげられたことがあるだろう……きっとあれより痛い…
蹴りあげられたら下腹部が痛くて痛くて…何も食えない……だけど踏み潰せばそれより痛い…
きっと死ぬより痛い…そんな痛みだ…
どんな顔をするかなこいつは…見ていろよ…」
スー…


傭兵8「しょ…正気かこいつ…」

傭兵9「ク…クレイジーだ…!!!! や…やめろ…! やめろ…!!!!」


ヤンデル「やめないさ…
楽しいショータイムだッ…」
ぐぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


どぐしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

717名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:52:24 ID:1uWgtvKo0
ひい


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