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それでは!!!!!!!!!! なんとかファイト

570名無しさん@避難中:2014/09/01(月) 20:15:21 ID:GSNpoVxIO
ギル「ではヤンデル殿」

ヤンデル「………すごい人………だと思う……
だって…………………眉毛が点だから……………」

ギル「そこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「俺眉毛ないから…………あんな個性的な眉毛…憧れる………」

ツバメオー「あーそーそ
ヤンデルの眉毛はボクが若い頃ガムテープで脱毛してやったんだヨ!!!!!!
まさか生えなくなるなんて思わなかったけどねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キャハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「……………………」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…………

ギル「つ…つづいてツバメオー殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「変態
以上」

ギル「以上ですか…………」

モリ「フハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 変態か
ここまで直球に簡潔に言ってもらえるとむしろ清々しい心持ちになるでござるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんかもう胸を張って言えるくらいでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうです 拙者が変態です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ものすごく誇らしげに宣言した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「メンタル強すぎんヨ………」

ビラコ「次私ですか?
えーっと モリさんはリアル天狗さんだと思います
何故ならチン」

ツバメオー「ストオオオオオオーーーーーーーーーップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ以上は言わなくて良いヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これはなんとも! ビラ嬢にそんな下ネタを言われるとにわかに興奮してしまいそうでござる!!!!!!!!!!!!!!!!
伸びるぞ!!!!!!!!!!!!!!!! 天狗の鼻が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「水を得た魚だヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変態属性を得たこのオッサン 水を得た魚だよぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

571名無しさん@避難中:2014/09/01(月) 21:35:44 ID:GSNpoVxIO
ギル「モ…モリ殿は…
とても誉れ高い騎士で………」

モリ「ひょっふぉおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
比べて見るでござるか!? 比べて見るでござるか!?
ひょっふぉふぉおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
天狗と拙者wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
テッテレー

ギル「憧れを抱かずにはいられないほど強くて…」

ツバメオー「うるせーこの下ネタ侍がァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「ボボルォぐォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「皆を守ってくれるとても頼りがいのある……」

モリ「ビラビラ嬢助けてでござるー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ササッ

ビラコ「あらあら」

ツバメオー「女の後ろに隠れるとかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…………………」



     <(。o+)>   <(。o+)>

         ジワワワ…


モリ「正直すまんかった 調子に乗りすぎた」

ツバメオー「なにもなくこたねーじゃん……」

572名無しさん@避難中:2014/09/01(月) 23:05:59 ID:GSNpoVxIO
ビラコ「次私ですか? 恥ずかしいですねー
私ぃビラコですよ 意外かもしれませんけど…実は……
天狗が好きでいつもしゃぶってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! きゃっ!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『知ってる』

―――

ヤンデル「………天狗……ちょっと俺には分からない…」

―――

ツバメオー「天狗キ○ガイだね」

―――

モリ「奨められた天狗アニメは面白かった」

―――

ギル「えっと…………………天狗…?」

ツバメオー「満場一致で天狗じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「やたー!!!!!!!! 天狗様褒められて嬉しいですーっ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「いや喜んでいいの? お姉さん自体全然褒められてないけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!

ギル「え…えぇっと…! て…天狗以外でもありますよ!!!!!
あ…あーっと……そう!! 何と言ってもやはり…パン筋でありますね!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ殿のパン筋は素晴らしい 自分はよく目にするのでありますが
そのナース服から浮き出るパン筋を見るとなんとも言えぬ悦楽を感じずにはいれませんね!
まずお尻のラインが素晴らしい! そのお尻に食い込むような角度のきついパッツンパンツは何物にも変えがたい至宝の眼福でありましょう
実はいつもビラコ殿のパン筋に感謝の拝礼をしてしまってるのでありますよ!!!!!!!!
これほどの価値がある ビラコ殿のパン筋は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
100点でありますよ!!!!!!!!」
ムン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「わ〜〜〜〜! なんかわかんないけど嬉しいですよー!!!!」

ギル「いやぁ…ハハ…………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

じと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
みんな『………………』
引き〜〜〜………

ギル「な………なんつって〜〜〜〜…テ…てへぺろ〜」

モリ「リーダー殿も十分変態でござるな…」

ツバメオー「…………」

573名無しさん@避難中:2014/09/01(月) 23:56:37 ID:GSNpoVxIO
ギル「ごほん!!! つ…次はツバメオー殿でありますね!!!!!」

ツバメオー「ボク? ボクはボクだヨ
なんか言いたきゃ勝手に言えば」

ギル「あぁはい…………ビラコ殿」

ビラコ「ツバメオーちゃんはー 小さくてかわいくてー
見てると私の妹を思い出すですよ
だからもっと仲良くしたいですけど…」

ツバメオー「………」

ビラコ「…えへへ そんな日がいつか来るといいです」

ツバメオー「…………………………」

ギル「続いてヤンデル殿どうぞ」

ヤンデル「………………………」
オオオオオオオォォォ…

ギル「ヤ…ヤンデル殿?」

ヤンデル「………………………」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ………

ツバメオー「なんだヨ!! 言いたい事があるならさっさと言えヨ馬鹿野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
ヤンデル「…………………

ついおか…ゆいたみしちよひの
ばつれいぜるつまそてゅ…ひし
めもをやっさかかをくしうひみ
しいこがたんそらとちてひひだ
ねつきっいぞののりゅやひ…な
…もつてに…あうだくるひた…」

ツバメオー「は? 何語それ?」

ギル(い…意味が分かると恐ろしい話…………)
ぞ〜ん…

574名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 00:36:56 ID:vTL4zS0UO
モリ「ツバ嬢か………………とりたてて言うこともないが…あえて言うなら…パンツか
さすがにあの水色のパンツはなかろう? 小学生かと思ったでござる
仮にも16… 背は仕方なくともまずパンツから大人の階段を登ってはいかがかな」

ツバメオー「ん…んにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ブッ凍ろすゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「なんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキキィィィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「お二方落ち着いてぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「まったく……レディに対して失礼だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなのさっさと終わらせてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「あ…あぁ!! は…はい! えーっとですね…! ツバメオー殿はですね…!
えっと あの その う…うーんと……
パ…パン筋!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「」

ギル「いやはや不肖ながら自分は女性と会うといつもまずパン筋を確認してしまうのでありますよね
いやこれは変態だから とかではなく自分の本能的なアレでありまして決して変なアレとかじゃないのであります
ホントにもうこれは不可抗力的なアレでしてハイ
それでまぁ ツバメオー殿のパン筋もしっかりちゃっかり確認させてもらったわけでありますが
非常に勿体ないと言えるでありますね
まず一番に先ほどモリ殿言ったように 履いているパンツ少々対象年齢が低めすぎるであります
それはそれである意味いいのかもしれせんが 自分的には筋を見ただけで興奮出来そうなものがいいのでありまして…
そもそもまず ツバメオー殿はパン筋があまり浮かばないのが問題でありますね
これはパンツ自体がちょっとブカブカなのもありますし そのスカートの生地が厚めなのも原因の一つであります
せめてスカートの厚さをもう半分……いや! 30%でもいいので薄めにしてもらいたい…!
そして早急にパンツをピッチリ大人パンツに履き変えることを推奨します
僭越ながらパン筋マニアからのアドバイスでした」
ぺこ

ツバメオー「………………」

みんな『………………』

ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………

ギル(は…!!!!!!!!!!!!!!!! し…しまったぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガガ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

575名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 00:48:18 ID:bcH5Z9fg0
墓穴掘りまくってるじゃねーかwww

576名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 00:54:32 ID:vTL4zS0UO
ギル(じ…自分としたことがまたしても!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! またしても謎のパン筋批評をしてしまったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぐぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!! パン筋マニアの悪い癖がまた出たッ…し…しかもツバメオー殿に対して…!!!!!!)
そ〜〜〜〜… ちら〜


ダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「ほひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
びく〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
ツバメオー「………やっぱり…あんた嫌いだヨ…」

ギル「あ…あうぅ〜〜〜〜〜!!!!!!! す…すみませんツバメオー殿…!!!!!
つい…つい失礼なことを言ってしまったであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホントに申し訳ないであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じ…自分は好きなものを話すと饒舌になってしまって…!」

ツバメオー「パン筋が好き…………ね
それはあんたが “元魔反会”だからだろ」

ギル「…?!」

ツバメオー「ボク知ってるヨ
魔反会の人間は… 退魔を扱う人間は みんなパン筋が好きなんだヨ
………あんたがいくら“ボクらの仲間”だって風体を繕っても
本質は“魔反会”と同じなんだ…………
ボクの嫌いな……大ッ嫌いな魔反会とね…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ツ…ツバメオー殿待って下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ついて来んなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクに関わるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 話し掛けるなッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↑↑↓↓←→←→+BA」
ゴオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

つかつかつかつか………


ギル「ツ……ツバメオー殿…………」

577名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 01:28:23 ID:vTL4zS0UO
すぃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

ギル「…」


ビラコ「あらぁ…」

モリ「相当ご立腹でござったな…」
コ○ミコマンドまで出して…

ギル「自分…………ツバメオー殿から見たら…やはり…魔反会の人間…なのでありますね…」

ヤンデル「……………悪い
ツバメは……魔反会に対して…深いトラウマがあるんだ…
だから少し敏感なんだ…」

ギル「…確かに…ツバメオー殿の魔反会に対する怨みは…深く感じるであります…
何かあったので…?」

ヤンデル「………………………
…ふぅ… ……………言うか…」

ギル「…?」

ヤンデル「ツバメの家族は……魔反会に殺された…
家族だけじゃない………友達も…近所の知り合いも…全員だ…」

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なッ…
こ…このネアメに来る前に…ですか…!!!!?」

ヤンデル「…そうだ………
あれは………俺達の村から脱出してネアメに向かう…ちょうどその日だった…
あの日…ツバメは…村を出る前に 古都コトコトという隣町の友達の所に言ってお別れをしに行ってたんだ…
その時は俺も付き添いで居たんだが………その帰り
村に着くと 村に火が放たれ…村の人間が全員殺されていたんだ…
おそらく あの当時出来たばかりの公認傭兵団の仕業だろう…
ひどい有様だった………魔法使いは全員惨殺… そうじゃない人達も殺されていた…
生き残ったのは俺達だけだったんだ…あの時 村にいなかった俺達だけが生き残った…」

ギル「…………」

ヤンデル「ツバメの家族は…崩壊した家の下敷きになっていた…
あの時 ツバメがどんな気持ちになったか…俺にも分かる
親と早くに死別した俺を引き取ってくれたのはツバメの家族だ… だからツバメの家族は俺の家族でもある…
あの時の思いは…絶望と…形容しがたい憎悪………
だからこそ…このネアメに拾われて…ツバメは自分から戦う道を選んだんだ…
魔反会に復讐するためにな…」

モリ「そうでござったか……確かにそれは…………魔反会を嫌うのも当然でござるな…」

ギル「…」

ヤンデル「確かに俺も魔反会は嫌いだが……かといって元魔反会のギルにどうこう言うつもりはないよ…俺はな
ツバメだってホントは分かってるはずだ……こんなのただの八つ当たりだって…
でもきっと………どうしようもないんだと…思う…」

ギル「……………!」
ギリッッ…

578名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 01:50:03 ID:vTL4zS0UO
ビラコ「そうだったですか…
じゃあ前に家族団欒を見て不意に泣いてたのは…」

ヤンデル「自分の家族を思い出したんだと思う…………」

ギル「…………そんな……闇を抱えて…!」
ギリリッ…

ギル(自分に何が出来る…?
本来なら支えるところ… しかし…今の自分がそれをしようとしたところで ツバメオー殿は間違いなく拒絶するでしょう…
何も出来ないのか…自分は………)

モリ「……………ふぅ………
………こんなんでは…もうこのメンバーでは任務など儘ならぬでござる
リーダー殿 ここはこのメンバーを解散したらどうでござる?」

ギル「え…?」

モリ「統括殿に頼んで新しいチームを編成してもらっては………ということでござる
もうこのメンバーは限界でござろう」

ギル「し…しかし…! 自分はこのチームで……このチームのままで…戦いたい…」

モリ「このチームで………戦えるでござるか…!!!!!!!?
こんな…団結のだの字もないチームで!! 戦士の先輩として言わせてもらうが …無理だ」

ギル「…!!!!」

モリ「ヤン坊 ビラビラ嬢がリーダー殿に付いて行ったとしても 拙者とツバ嬢は違う!!!!」

ヤンデル「モリさん…………あんた…」

モリ「……拙者はやはり ………リーダー殿……いや…ギル殿に仕える気にはならん
ギル殿にはリーダーとして大切なものが欠けているからな
………拙者は今後は一人で活動することを希望する………失礼」
スタスタスタ

ビラコ「あ………あ………う…あ…」
あせあせ…


ガク…
ギル「…じ…自分が謎のパン筋批評をしたばっかりに…
せっかくディミリア様が計らってくれた懇親が…」
ガク…

ギル(いや…それはきっかけにすぎないであります…
遅かれ早かれ…いずれこうなっていた…………
………………………)
ガクゥゥ…

ヤンデル「…………ギル…」

579名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 02:07:25 ID:vTL4zS0UO
―――

ギル「………というあらましであります…」

ディミリア「そうですか………
私 余計なことをしてしまいましたね…申し訳ないです」

ギル「い…いえ!!!!! ディミリア様に否は何一つないでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いのは…全面的に自分でありますから…」

ディミリア「……」

ギル「…モリ殿は…チームを解散した方がいいとおっしゃっていました
それは確かに間違えではありません だから
…………ディミリア様 このギルチームの解体の許可を…」

ディミリア「ギルさんはそれでいいんですか…?」

ギル「自分的にはこのまま…このままのチームでやっていきたかったであります
しかし こんなバラバラなチームではいつか重大な間違いをおかしてしまうであります
そうなるまえに……皆が皆 上手く収まるチームに編成をし直して貰えば…」

ディミリア「今のチーム以上に上手く行くチームは…ないと思ったのですが…」

ギル「…?!」

ディミリア「…戦闘員名簿を見た“あの人”は
真っ先にギルさんのチームの編成を提案しました
…ツバメオーさんもヤンデルさんもビラコさんもモリさんも ネアメにおいて非常に独特でアクの強い人達…
それを纏められるのは ギルさんを置いて他にいないと…
そう言っていました そして私もそう思いました」

ギル「…買い被りすぎであります」

ディミリア「買い被りじゃ…ありませんよ
ギルさんには素質がある ……ただ 自信がないだけ…」

ギル「自信…………」

ディミリア「…………しかし 確かに メンバーの安全が何より第一ですから
どうしてもチーム替えを希望するならば 考えておきましょう
しかしすぐに とはいきませんので…
とりあえずそれまで今のまま……お願いしてもいいですか?」

ギル「……はい… やってみるであります」
ぺこ

ディミリア「はい お願いします」

ギル「はい………」
スタスタスタ… ギィィィ………

ディミリア(…………“あの人”は…こうなることも予測していたのかしら……
だとしたら…きっと必ず…)


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォ…………


―――

その夜…

ホーー… ホーー…


ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ネアメに…サイレンが鳴り響く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォ…………

580名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 20:42:55 ID:vTL4zS0UO
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ウーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ウーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ざわっっ!!!!!!!! ざわっっ!!!!!!!! ざわわわ!!!!!!!!!!!!!!!!


ネアメ「な…なんだ!!!!!?」

ネアメ「緊急サイレン…!!!? な…なんかあったのか…!!!!!!!!?」

ざわざわざわ


―――

ガバッ!!!!!!
ギル「な…何事であります!!!!? こんな深夜に!!!!!?」
キョロキョロ

ウーーーーーーーーー… ウーーーーーーーーー…

ゴク…
ギル「こ…こんなことは初めてでありますッ…! これは間違いなく非常事態…! もしや敵に侵入でも…!!!?
そうならば命を懸けても守ってみせるッッ…!」
チャキ…


ピンポンパンポ〜〜〜〜〜ン…


アナウンス「緊急警報で連絡します
山田さんが御漏らししましたー 山田さんが御漏らししましたー
担当者は444号室まで来て下さい 担当者は444号室まで来て下さいー」
ピンポンパンポ〜〜ン


みんな『ずこ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ネアメ「山田かよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ネアメ「山田いい加減にしろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ネアメ「ていうかわざわざサイレン鳴らしてまで伝えんなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ざわざわ



ギル「な…なんだ…山田か………
ふぅ…寝直そう…」
ゴソ…


アナウンス「あとついでに 特外部隊のギルチーム〜〜 ギルチーム〜〜
大至全員急統括の部屋に集合してください 大至急集合してください〜〜」
パンポンピンポ〜〜〜ン


ガバァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「って…ええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
山田のおもらしのついでに召集!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
でで〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

581名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 22:06:02 ID:vTL4zS0UO
礼拝堂前

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………


ギィ…
ギル「ん………あ! ビラコ殿」

ビラコ「おはよーございますですよぉ〜」

ギル「はは…おはようございますと言ってもまだ2時ですけど」

ビラコ「びっくりしたですね〜 さっきの放送〜〜!!!!!!!」

ギル「えぇ……」

ビラコ「まさかあの山田さんがおもらしなんでびっくらですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「そっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
一体誰なんですかその山田さんとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「え…? あのぬるぬる洗剤アスリートの山田さんですけど…?」

ギル「誰なんですかそれは一体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「でも急な集合ってなんなんですかね〜? ふぁ…ねみゅたいですよ」

ギル「ビラコ殿 寝ていらっしゃらないのですか」

ビラコ「ふぁい……一人天狗祭が佳境に突入してて眠れなかったですよ…」

ギル「なんだか聞いてもわかりそうにないので突っ込まないようにしておきます…」

ビラコ「えっとー それで…みんな待つですか?」

ギル「…えぇまぁ…
自分のチームで集合…といったニュアンスの放送でしたし…」

ビラコ「来るですかねー」

ギル「…」


ガチャ…
モリ「うむむ! ギル殿 ビラビラ嬢 早かったでござるな」

ギル「あ……モ…モリ殿」

モリ「ははは そう身構えるな
“一応”今はまだギルチームでござる 任務とあらば来るでござるよ」

ギル「は……ありがとうございます…」

モリ「問題はツバ嬢だが…?」


ギィ…
ヤンデル「………
……あ… ギル 悪いな 遅くなって…」

ギル「いえ
自分も今来たところで………
…………え…えーっと…あの ツバメオーさんは…」

ヤンデル「…あぁ…あいつなら…………」


ふらふらふら
ツバメオー「ヨヨヨヨ〜〜〜〜〜……ひゅるるる〜」

ギル「ツ…ツバメオー殿!!!!!!!!!?」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「わぁーっ! 鼻提灯ー! 寝ながら歩いてるですよ!!!!」

モリ「起用でござるな」

582名無しさん@避難中:2014/09/02(火) 23:26:54 ID:vTL4zS0UO
ヤンデル「おい…ツバメ」

ビクン!
ツバメオー「んが…ふがほっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! むにゃむにゃ…
眠いヨ…………もぉー…! なんなの…こんな時間に…!!! ふざけんなヨまじ…」

ヤンデル「上の命令だ……仕方ないだろ…」

ツバメオー「ぶー」

ギル「…! ツ……ツバメオーさん…
………あ…あの…」

ツバメオー「…」

ツバメオー「……
ねぇ結局なんなの? この召集はさ」

ギル「え…あ…あぁ 自分も聞いてないであります
全員で集まって としか…」

ツバメオー「そうなんだ
つーかここがこのアジトで一番偉い人の部屋?
これから会えんの? ボク初めて会うヨ」

ギル「そ…そうでありましたか」

ツバメオー「はやく行こーヨ」

ギル「え…えぇ…」


ギル(な…なんだか想像と違うでありますな…
自分はてっきりシカトされると思っていたのでありますが……)

ヤンデル「…」

ツバメオー「はやくはやく」

ギル「(…しかしやはり…壁を感じるでありますが…)
そうですね…」


―――

ギィィィィィィ

ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ディミリア様!!!!!!!! ギルチーム ただいま参りました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは一体どのような用件でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


ディミリア「…………」
しん…

《ギル達に背を向け椅子に座ったまま反応がない…》

ギル「ディミリア様…?」


ディミリア「………」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


モリ「まるで反応がないでござる」

ギル「…?! ディミリア様………ディミリア様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

くるっ!!!

どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ゼットゼットゼットゼット…」
ぐーすかー…

ギル「寝てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

583名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 00:32:16 ID:62bDj8hY0
寝てんのかいw

584名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 00:35:31 ID:exrm6NckO
新旧 旧

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org63717.jpg

585名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 01:10:26 ID:exrm6NckO
新旧 新

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org63761.jpg

586名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 01:50:45 ID:exrm6NckO
ディミリア「ゼットゼットゼットゼット…」

ギル「ぐっすり就寝中ーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「この人が一番偉い人? ボクらを夜中に呼んで置いて眠るとか職権乱用も甚だしいヨまじ」

ギル「ディミリア様ー!!!!!!!! ディミリア様しっかり〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゆさゆさ

ディミリア「…ふがっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………ひ… アスパラガス………
アスパラガスで鼻を揉まないで………」

ギル「どんな夢!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「ちゅる…むにゃむにゃ……よく寝………みゃ!!!!!!!!!!!!!!!!? あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『………』
じと〜〜〜〜〜〜〜〜…

ディミリア「ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ごしごし!!!!!!!! あせあせあせあせ
フキフキフキ サッサ!!!!!!!!!!!!!!!!

ぴっし〜〜〜〜〜〜〜〜!
ディミリア「よくいらっしゃいました」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「いや手遅れだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いまさら平静を装っても手遅れだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「〜〜〜〜〜〜〜〜//////」
ササ ガポ

ディミリア「恥ずかしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マ゙〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ごみ箱に顔を突っ込み叫ぶディミリア》

ギル「ディミリア様落ち着いてーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

587名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 02:07:13 ID:exrm6NckO
ディミリア「ギ…ギ…ギルさんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私やってしまいました〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…ま…待ってるつもりだったんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしたらフと頭の中で地面から生えてくるアスパラガスの映像が始まりっ…アスパラガスを数えていたら寝落ちしてしまいました!!!!!!!!!!!!!!!!
ご…ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「大丈夫です!!!!!!!! 誰にでもありますそんなこと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「確かにある いやない(反語)」

ツバメオー「…この人がボスかヨ……随分と抜けてるヨ…」

ディミリア「はっ………そのくるくるヘアは…
あなたがツバメオーさんですね? 始めまして
ディミリアです」

ツバメオー「どーも」

ヒソヒソ
ディミリア「ギ…ギルさん! ツバメオーさんアレ完全に私を『なんだこいつ 頭おかしんじゃねーの』みたいな顔をしてますよね!!!!!? 怖い!!!!
想像以上ですね!!!!!!!! 想像以上ですね!!!!!!!!?」
あせあせ

ギル「え…えぇ」

ツバメオー「なにこそこそ話してんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン

ディミリア「いえいえ ツバメオーさん いい歯ですね」
キラ…

ツバメオー「初めて褒められたよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
話逸らすの下手だなこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜ん

ビラコ「ディミリアセンセ! 落ち着くですよ!
さぁこの天狗の鼻を見て!」
サッ

ディミリア「!」

ビラコ「ぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーる」
ぐるぐるぐるぐるぐるぐる

ディミリア「……………」
じぃ…

ビラコ「ぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーる…!」

じぃぃぃ
ディミリア「………………………〜〜〜
め…目が〜〜〜」
ふらー

ビラコ「つかまえたー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシー!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「捕まったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「トンボか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにがやりてーんだヨ!!!!!!!!」
ズェーーン!!!!!!!!

588名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 02:38:23 ID:exrm6NckO
ディミリア「…………ふうぅ〜〜〜
ごめんなさい 深夜のテンションに罹ってました お見苦しいところを見せましたね」

ツバメオー「ひどい深夜のテンションだな」

モリ「して
我々を呼んだ理由とは如何なもので…?」

ディミリア「はい 緊急任務です」

ギル「き…緊急…?」

ディミリア「皆さんには早急にこの町へ向かってもらいたいのです」
ス…


オオオオオオオオオオォォォォ…

モリ「マホ地方……メッコウ村…
マホ地方と言えば ネオ魔反会が主力とする5地方の目と鼻の先の地方でござりますな」

ギル「メッコウ村………聞いたことがありますね」

ディミリア「メッコウ村…通称“要塞村”
かつての退魔戦争で人間側の主力砦があったという場所です
この村の大きな特徴は 退魔戦争時代から残る巨大な外壁…
メッコウ村はこの壁と…高い裏山に囲まれた要塞のごとき村ですね」

モリ「おぉ あの文化遺産に登録された村でござるか」

ギル「その村に何が…?」

ディミリア「その村に駐在していたネアメの協力者“渡り鳥”から救難の伝言を受けました
現在 メッコウ村は魔反会の兵に包囲されているとのこと」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…!」

ディミリア「その村には未だに魔法使いがおり 渡り鳥と共に脱出しこのネアメに来る予定でした
しかしその準備の最中 突如として現れた魔反会に村を囲まれた… と」

ギル「な…なんと…!
じゃあ魔法使いの方々は今現在 村に篭城していると…?」

ディミリア「はい
幸い要塞の外壁のおかげで魔反会の侵入を許すことはありませんが
魔法使いの方も そしてメッコウ村に住む方も全員が実質軟禁状態です」

モリ「それはまずい……食料が切れたらおしまいでござるぞ…」

ディミリア「そうです
…この救難自体も もう5日前に書かれたもののようです
まだ篭城をしているならそろそろ厳しいところかと…」

モリ「飢え死に……か
うっかり扉を開けて魔法使いを皆殺し…でござるか」

ツバメオー「…」

モリ「ム…………すまぬでござる」


ギル「な…なんとしても全員を救出しないと…!!!!
我々の任務とはつまり…そういうことなのでありますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ディミリア「そうです
メッコウ村に居る魔法使いはかなりの人数…
それを村から逃がすとなると………かなり無茶が要求される案件です
そんなことを頼めるのは あなた方のチームだけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうか…メッコウ村の魔法使いの方達を助けてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

589名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 19:57:17 ID:exrm6NckO
ツバメオー「…ねぇボスお姉さん」

ディミリア「ボスお姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒソヒソ
ディミリア「ギ…ギルさん! なんだか私 ゴツいあだ名付けられちゃいました!!!!
こ…こわい!! あぁいうハッキリした最近の若い子こわい!!!!!!!!」
ドキドキ

ギル「え…えぇ…!」

ツバメオー「だから何をヒソヒソしてんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「なんでもありませんよ
あら ツバメオーさん 素敵なベルトですね
どういう物理法則ですか?」

ツバメオー「だから話を逸らすすなー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「えっと…なんでしょう?」

ツバメオー「この任務が重要なのは分かったヨ
はやく助けに行った方がいいのは同意だね
でもこの任務に携わるのはボクらだけなの?
かなり大きな任務だヨ…」

ディミリア「はい 確かにそうです
しかしこの任務のキモは “救出”の前に“潜入”であることです
先も申した通りメッコウ村は高い外壁に囲まれた要塞村…
大人数で行けば潜入の段階で敵に見つかる恐れがあります
少数精鋭で潜入し 敵に悟られず村から脱出………それが理想ですね」

モリ「なかなかハードルが高い事を申すでござるな
潜入が難しい時点で脱出がそれ以上に難しいのは自明の理…」

ディミリア「はい 分かってます
だからこそ私はあなた達を選びました
あなた達は現時点のこのネアメで最も精鋭揃いのチーム…!!!!!
これが我々がメッコウの村の同志達に示せる 最大の救いの手なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「むぅ…!」

ギル「…皆さん やりましょう
いやこれは やらなければならない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これがこのチーム最後の任務になるにせよ
自分達は最後の最後まで力を合わせてやり遂げましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…ギル!!!!! …そうだな!!!!!!!!」

モリ「…ほう」

ツバメオー「そんなに熱くならなくてもボクはやるし」

ビラコ「絶対助けるですーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「…! お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

590名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 19:59:21 ID:exrm6NckO
○ これがこのチーム最後の任務になるにせよ 最後の最後まで力を合わせてやり遂げましょう

591名無しさん@避難中:2014/09/03(水) 23:35:55 ID:exrm6NckO
ディミリア「…とはいえ 脱出が成功した後のフォロー要員は回しますので
ギルさんチームが出発したあとそういったサポート部隊を派遣し 警戒網にかからないあたりで待機をさせておきます」

ギル「分かりました
では…行ってまいります!!!!」

ディミリア「ご武運を……」

ギィ…………ガチャン!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「……」

ディミリア(見送るだけで何も出来ない私をお許し下さい…
どうか無事で…)


ギ……………

ディミリア「? 何か忘れ物でもありま…」

??「答えは NO!!!!!」
ズン…

ディミリア「!! あなたは………スパルティーさん!!!!!!」

ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「統括っ娘殿…どういうことかね?」

【ネアメ・ルート 戦力管理顧問 スパルティー・E・ブッブー
(元ギギギ自由兵団総長・非魔法使いで外部の協力者)】
ゴオオオオオオオオオオオォォォォ…

ディミリア「…なにがでしょうか?」

スパルティー「多くの人命に関わる大任務に…あの問題チームを宛がったことよ」
ズン

ディミリア「確かに個性的な方々ですが 私が思う最高のチームですので」

スパルティー「私見など………NO!!!!!!!!
まず人格を見るべきじゃないのかね
特に……あの“元魔反会”……それを中心に据えるとはなんとも考えられぬ人選と言わざるを得んな」

ディミリア「…まるでギルさんが裏切るような言い方……それはいけませんよ…
ギルさんはそんな方じゃありません 彼とは一度壊滅する前のネアメからの知り合いですし
正直一番信頼を寄せてる人です」

スパルティー「ヌハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただ長く一緒にいただけで信頼とは…NO! 正気の沙汰とは思えぬな
信頼とは! 相手の全てを掌握して初めて芽生えるものだ
私は士官として“愛情を持って”多くの兵を育ててきた…
私が育てた部下達は私に忠誠を従い そして私はそんな連中を上手く使う…
そこにあるのは間違いなく信頼だ!!!!!!!!!!!!!!!!
合理的とは思わんかね 統括っ娘殿がこの任務に選ぶべきだったのはあのチームではなく 私が育てた兵のチームにすべきだった」

ディミリア「愛情ですか…………
しかしスパルティーさん指揮の兵育成にはあまりにも怪我人が多いと思います
無理な訓練で大切な戦力の母数を減らすのはあまり……」

スパルティー「何を言う 我々が戦っているのは精鋭が集まる悪の枢軸 ネオ魔反会…
あの程度の訓練で音をあげるようなやつらは鼻から戦力にはならん
ふるいだよ ふるい…」

ディミリア「…」


オオオオオオオオオオォォォォ……

592名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 00:01:37 ID:fjObdPYsO
スパルティー「統括っ娘殿は甘いのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたのその危機感を感じない立ち振る舞い! まさに…NO!!!!! 重ねて能!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポポン!

ディミリア「危機感ですか…」

スパルティー「あなたの楽観的な姿に 今の状況はまだ安心だと錯覚してるものが多いこと!!!!!
現実は……NO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々は…魔法使いは今 角に追い詰められたネズミとあると知るべきだ!
だからこそあなたはもう少し危機感を煽るべきだ!!!!!!!!!
そうすれば日和見のバカ共も死にたくない一心で死に物狂いになるというもの!!!!!!
いかがかね?」

ディミリア「確かに…それは分かりますが…
…私には出来ません 私は元もとしがない医療魔法使いですから…
人を苦しませるようなことは…」

スパルティー「そうかそうか いや分かっていたがね?
まぁ…それも一つの生きる道と…推して知るべきだ…
…はてさて して 私がここに来たのはこの書類に目を通してもらいたくあってのこと
新しい育成方針についての計画案だが」

ディミリア「……また目を通しておきます
…判はその後で」

スパルティー「了解した
いやはや夜分にすまんな 山田のおもらしを処理したついでに立ち寄ったのだが
……ではこれにて失礼する」
ズン… ズン… ガチャ…
バターーーーン…!


オオオオオオオオオオ…

ディミリア「…………
……………ふぅ…」



―――

ズンズンズン…
スパルティー「……………ぬるい!!!!!!!! …ぬるすぎるわあの小娘…!!!!!!
どれほどの人命が関わる役職か分かってない…!! やはりあんな若輩の女では荷が重い…
やはり組織のリーダーには 強い人間が立つべきだッッッ
…強い人間………私のようにな…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…………

593名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 00:50:55 ID:fjObdPYsO
〜〜〜 ちょっと前

ザザザザザザザザザ

モリ「ムム?」

ギル「どうなさいましたか…?」

モリ「今すれ違ったのは…………スパルティー氏でござったか」

ツバメオー「え?! 別に今誰ともすれ違ってないヨ!!!!!?」

ギル「先ほどは気づきませんでしたが…確かに我々が来た道から強い気配を今頃感じるであります」

モリ「さすが元ギギギ自由兵団の長…前線を退いても変わらぬ実力
しかし あの男が統括殿の所に何用でござるか」

ギル「だ…大丈夫でしょうか…」

ヤンデル「誰……」

モリ「このネアメの戦闘育成部門を取り仕切るスパルティーという男でござる
本格的な対魔反会に備え 魔法使い・非魔法使い…素人・玄人関係なく戦闘術を教えているでござる
元はギギギ自由兵団という名の知れた傭兵団の長で…名実共に折り紙付きの実力者でござる
しかし…少々性格に難があってな……」

ギル「自分が聞いた話では 一日に100人の教え子を潰したり
山の頂上から教え子を落としたり 一日のスケジュールを訓練23時間59分30秒 睡眠30秒にしたり
食事を馬のちんこだけにしたり トイレの隣に来るとチンコを覗き込んで吹き出したり
ニートを容赦なくハローワークに送ったり 自慢のロンゲが無駄にふぁさぁ…っとしてる…など
並べ切れないほどの悪評を耳にするでありますね」

ツバメオー「よくわかんないけどクソ野郎ってことは分かったヨ」

モリ「…あの男がこのネアメに入ったのはまだ最近の方でござるが…
さっそくデカい顔をしてるようでござるな
どうやらたまに統括殿にも意見しているようだが…」

ギル「ディミリア様は元々戦闘系ではないのでそのあたりはあの方にまかせてらっしゃるのですが…
いかんせん押しと主義主張の強い方なので 最近は何かと手に余ってるようでありますね」

ビラコ「ディミリアセンセ困らせたら私怒るですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗のいかりー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「何もなければいいが」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…………

594名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 01:36:12 ID:fjObdPYsO
―――

ギル「皆さん 事態は急を要するでありますが
満足に準備もせずに飛び出しては後々支障が出かねませんので
出発の前に各々しっかりと準備をしてきてください!!!!!!!!
集合は10分後 出口前で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「は〜い」

ビラコ「ギル君!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗は何円までですか?
バナナは天狗に入りますか?!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「天狗の値段に制限はありません!!!!!!!! そしてバナナは天狗に入りません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
以上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はぁーい!」

モリ「準備はないがウンコしてくるでござる」

ツバメオー「ヤンデル行くヨ! ボクの荷物持てヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…………ツバメ…今日も髪くれ……」

わいわい…… しーん…


ギル「…さて自分も………気合いのパン筋写真を取りに行くであります」
ザッ…


――― そすて10分後

ギル「!」

モリ「…ふぅ〜〜〜…! ギリギリ…!!!! 固くてなかなか出なかったでござる…!
おかげで切れ痔…… シークレット生傷の出来上がりでござるよ…!!!!!!」
ニィィ…

ギル「よ…良かったですね…」

ツバメオー「おまたー」

ヤンデル「…」

ギル「あ…あれ… 思ったより荷物ない」

ツバメオー「…思ったよりなかったんだ
ボクよりヤンデルの方が多いくらい」

ギル「へぇ…ヤンデル殿は何を…」

ヤンデル「あぁいや………」


ズオオオオ…
ヤンデル「替えのワラ人形を100ほど…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

ツバメオー「んもー! ヤンデルは子供だヨ!!!!!!!! お人形がないと寝られない女の子じゃあるまーしさ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「ひ…ひ……ヒヒ…ヒ…」
ニィィィィィ…

ギル「……………」

595名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 01:57:31 ID:fjObdPYsO
ギル「あとはビラコ殿でありますか」

ツバメオー「大体なに持ってくるか想像つくけど」


ビラコ「おまたせですよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ…


ギル「!!!!!!!!?」


ズオオオオオオオオオオオオオン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「重いですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!
《10mくらいの袋を引きずってきたビラコ!!!!!!!!》

ギル「荷物多ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「出発前のサンタかっつーくらいの荷物だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「その荷物の中はやはり…?」

ビラコ「はいー!
テンキーですよ♪」

ギル「テンキーだったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「天狗じゃねーのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!! なんでこんなにテンキー持って来てんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

ビラコ「天狗面はあまり持つとかさ張るから……仕方なく字が近いテンキー持ってきたです?小さいから大丈夫かな? って思って奮発したですけど」

ツバメオー「奮発しすぎだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 塵が積もりまくってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ビラコ殿! テンキーでもそれほどの荷物は持っていけませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せめて天狗面5つくらいにしてもらわないと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「あむー…分かりましたです…」
しぶ〜〜〜ん…

ツバメオー「つーかさ お姉さんは別についてくる必要なくない
邪魔になるから今日は待ってれば?」

ビラコ「そんなこと言わないでですよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

596名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 22:02:32 ID:fjObdPYsO
モリ「確かに…今回の任務の重要性を考えたら少しの足手まといも連れていくわけにはいかぬでござるな」

ビラコ「そ…そんなー!!!!!!!! 足手まといなんてハッキリぃ!!!!!!!!!!!!!!!! モリさんひどいですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽかぽかぽかぽか

モリ「いやいやまぁ…もちろんこれまでビラ嬢には助けられてきたでござるが
今回の任務は潜入から脱出まで間違いなく極A級…
身体能力が一般人程度のビラ嬢には荷が重いでござる
拙者としてもビラ嬢のためを思ってのことでござる」

ビラコ「あう…」

ギル「うーん…実際そうでありますね
今回は戦闘が主では無いですし」

ビラコ「はう!!!!!!!! ギル君まで!!!!!!!!ギル?」

ヤンデル「俺も……やめたほうがいいと思う…」

ツバメオー「大人しく留守番しててヨ」

ビラコ「わ…私だけ仲間外れ嫌ですよーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ディミリア様の言う後発組として行く手もありますが…」

ビラコ「嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌ですーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「え…えぇぇ…」

モリ「最終的な決定はギル殿でござるが」

ギル「う…うーん…」

ビラコ「ギル君…私も行きたいですよ!!!!!!!!!!!!!!!! お願いです…!
目を見て……目を見て答えて下さいです…!!」

ギル「目…………」
ジ…

597名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 22:04:18 ID:fjObdPYsO
きらきらきらきらきら…

_..                ,,.-'ヽ
ヽ "゙ー-、、         / : :!
  i 、 :. ヽヽ_,,.....、,,,....._;/ ,;' ;,.!
  i.,  ..;;;ヽ       ヾ ,,;_ , /
   ヾ_:::,:'           -,ノ
   ヾ;.   ,         , 、;,
    ;;   (:::) , ... 、, (:::);:
    `;.       C)   ,; '
     ,;'     '.、 -‐-ノ ,;'、
    ;'            ;:
    ;:            ';;



グオオオオオオオ《ズームアップ》

   ヾ;.   ,         , 、;,
    ;;   (:::) , ... 、, (:::);:
    `;.       C)   ,; '
     ,;'     '.、 -‐-ノ ,;'、


グオオオオオオオオオオオオオオオオオ

   ヾ;.   ,     ,
    ;;   (:::) , 
    `;.       C)
     ,;'     '.、


《瞳の中》

            , ;,勹
           ノノ   `'ミ
          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l
         〃 彡  "二二つ
         |  彡   ~~~~ミ     
     ,-‐― |ll  川| ll || ll|ミ―-、
   /     |ll        |   ヽ
  /       z W`丶ノW     ヽ
 /        \\   / /      |
/    天      \`i / /  狗   |

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

            , ;,勹
           ノノ   `'ミ
          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l
         〃 彡  "二二つ
         |  彡   ~~~~ミ      


ズズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l


《更に瞳の中》


ポポンッ!!!!!

 /i               iヽ
 ! !、      ___        / ノ
 ヽ ヽ、 ,彡フ ̄  ̄ヽミミ、/ /
  ヽ フ''         く /
   _ 〉'           ヽ/,_
  (ヽi,      /;ヽ       i/ )
   i ! ,,_____ノ、i;;iヽ、_____、 i i
    ! 'ヽ__●ノ' 'ヽ_●,ノ ,ノ i
   !、jヽ、 ,-   ;; -、 / _ノ
    〉 /,、''`ヽ__/` ' ,、'  )
    '!, ヽ`t-,、__, -'イ/  /
    ヽ ヽt,=,='='=イi  /
     \ `'"~⌒~"' ノ
       `-- ^-- '

イヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ギル「う…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「い…行きましょう…! え…えぇもちろん連れていきますとも…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタ

モリ「何を見た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

598名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 23:34:49 ID:XVQSWiYc0
おにwww

599名無しさん@避難中:2014/09/04(木) 23:52:20 ID:fjObdPYsO
ビラコ「やったですよー!!!!!!!!!!!!!!!! 私の真摯な思いが伝わったですー!!!!!!!!!!!!!!!!
やったね天狗様!!!! ちゅぱちゅぱぴー!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅぷじゅぷ

ツバメオー「ちょっと…………いいの?」

ギル「まぁ大丈夫なんじゃないですかねきっと上手くいきますよハハハそもそも仲間外れなんてよくないですよ我々はチームなんですからねえぇ」
ブルブルブルブルブルブルブルブル
プッシャー

ヤンデル「体からすごい勢いでギル汁プシャーしてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「だから何をみた」

ビラコ「でも…………やっぱり私足手まといになりたくないですよ
だから少しでもマシになるようになりたいです」

ツバメオー「どうやって?」

ビラコ「シャキーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 婆盆ビラコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《天狗面を被るビラコ!!!!!!!!》

みんな『…』
しーん…

ビラコ「しばらくこのまま集中するです
ごめんなさいですけど道中は私の事は無視して下さいですよ
じゃあ 入ります」
ス…

ギル「入る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「お姉さんが電波の向こう側に行っちゃったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜ん…!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「……まぁ リーダーであるギル殿が決めた事なら何も言わぬが」

ギル「…えーと…では 出発しましょうか」


――― 外 西出入口結界ポイント

ポアアァァー… ガコォーン…

ツバメオー「さて………ん!!!!!!!?」

ペトロ「いひひひひひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペトロ2「ほほーいwwwwwwwwwwほほーいwwwwwwwwwwwwwww」
ドドドドドドドドドドドドドドド

ペトロ3「いっひいっひいっひいっひいっひひんほんむぅぅーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

わらわらわらわらわらわらわらわら


ツバメオー「………………」

しゅいーん… ガチャーン!!!!!!!!

ツバメオー「ごめ 間違えて地獄の入口の方を開けちゃったみたい」

ギル「いや今のとこで合ってます」

600名無しさん@避難中:2014/09/05(金) 01:39:28 ID:E1LUayX.O
ギル「自分のところにディミリア様からメッセージが届きまして
どうやらあのペトロは我々の乗り馬として計らって下さったもののようであります」

ツバメオー「なんて余計な計らいだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「しかしペトロを舐めてはいけませんよ!
乗り心地 スピード 持久力も含めて動物最高峰であります!!!!!!!!!!!!!!!!
ただたまに友情棒で突かれるという些少の難もありますが…」

ツバメオー「些少じゃねーヨそんなもんわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「背に腹は変えられんでござる
素直にペトロに体を預けるとしよう

ツバメオー「うむ〜…こういう事態じゃなきゃ受け入れないんだからな…
おいお前ら! 変なことしたら凍らすヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペトロ「ひひひひひひひひひ…」

ギル「それではよろしくお願いするであります ペトロ!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペトロ「ひひひひひひひひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…

スンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《お姫様だっこ》

ツバメオー「え!!!!!!!!? こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

パカラ! パカラ! パカラ!

モリ「ふむ 体勢の違和感を除けばなかなかどうして 良い乗り心地でござる」

ヤンデル「ちょっと恥ずかしいけと…………」

ツバメオー「ぐがぉ〜〜〜〜 むにゃむにゃ〜〜 ぐがぉ〜」
ツツンッ ツンツンッ ツツツツツツツツツツツツツツツツンッッ!!!!!!!!

ギル「なんだかんだいってツバメオー殿…結局寝ているであります
友情棒でめっちゃツンツンされても気づかないであります…
……………」

ヤンデル「どうした…?」

ギル「あ…あの…ヤンデル殿…ツバメオー殿は“あの後”…
何か言ってらっしゃいましたか…?
なんだか随分と…あっけらかんとしていて…」

ヤンデル「………別に何も…
…………あいつがあんな態度なのは多分………
………いや…やめておこう…」

ギル「…………?」

601名無しさん@避難中:2014/09/05(金) 01:56:43 ID:E1LUayX.O
パカラ パカラ パカラ パカラ

ギル「この調子なら昼には着きそうでありますね
ペトロ殿! スピードはまだまだ上がるでありますか!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ペトロ「ひひ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぬ…ぬぐぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! まだ上がるでありますかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんと速い…!!!! みなさんちゃんと掴まらねば振り落とされるであります…!!!!!!
ビラコ殿も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ
ビラコ「〜〜〜〜」
し〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

ヤンデル「聞こえてない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ものすごく…“入ってる”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「今は入ってる場合じゃないでありますよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ殿〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!! ビラコ殿〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「〜〜〜〜」
ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ………
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…………

ギル「ビラコ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビラッ………」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙



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    ;;   (:::) , ... 、, (:::);:
    `;.       C)   ,; '
     ,;'     '.、 -‐-ノ ,;'、


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…!


 /i               iヽ
 ! !、      ___        / ノ
 ヽ ヽ、 ,彡フ ̄  ̄ヽミミ、/ /
  ヽ フ''         く /
   _ 〉'           ヽ/,_
  (ヽi,      /;ヽ       i/ )
   i ! ,,_____ノ、i;;iヽ、_____、 i i
    ! 'ヽ__●ノ' 'ヽ_●,ノ ,ノ i
   !、jヽ、 ,-   ;; -、 / _ノ
    〉 /,、''`ヽ__/` ' ,、'  )
    '!, ヽ`t-,、__, -'イ/  /
    ヽ ヽt,=,='='=イi  /
     \ `'"~⌒~"' ノ
       `-- ^-- '

イヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ギル「ひ…ひィアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ぎやあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタン!!!!!!!! ガタタン!!!!!!!!!!!!!!!!


モリ「トラウマになっている」

602名無しさん@避難中:2014/09/05(金) 22:14:17 ID:E1LUayX.O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org65004.jpg

603名無しさん@避難中:2014/09/05(金) 23:21:54 ID:6VWNHpdY0
いい面構え

604名無しさん@避難中:2014/09/06(土) 00:22:18 ID:2Wt8ykDMO






<3


―――

ギル「到着…かなり早いでありますね」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
《山》

ヤンデル「…? 村は…?」

ギル「この山は『グラップラーおはぎ』という山で 問題のメッコウ村の裏山に繋がっているであります
我々の行路はこの山を突っ切り メッコウ村の裏山に出てそこから村に潜入するであります」

ツバメオー「マジかヨ!!!! かなり険しそうだけどさ!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「だからこそでありますよ
当たり前の道を通っては どこに魔反会の罠や監視があるか分かったものではありませんから
しかしこの道ならその心配はありません」

ツバメオー「えー…」

モリ「フフ…そうがっかりしなくても良いでござろう
山登りは生傷作りのきっかけの宝庫…!!!! 拙者はすでにたぎっているぞ…」
ゴウ…!!!!!!

ツバメオー「おっさんだけな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…仕方ないな…まぁ助けにいくためだし…我慢するヨ…」

ギル「この山に魔力感知タワーがあるとは確認されてはいませんが 一応魔消石で魔力を隠していてください」

ツバメオー「はいはい」

ギル「それと一応…道中で潜入の際の相談をしたいのですが…よろしいですかね…」

ツバメオー「………」

ツバメオー「ボクめんどいのパス
ヤンデルを代わりに置いとくからそいつと話してヨ 内容はあとできいとくからさ」
スタスタ

ギル「あ……」

ヤンデル「ギル………聞くよ…」

ギル「あ…す…すみません ならそうします…」

ヤンデル「あぁ…なんでも言え…!!
ツバメの悪口…罵詈雑言…妄想虐待などなど…なんでも聞くぞ…!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「い…いやそういうのはナシの方向で!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!

605名無しさん@避難中:2014/09/06(土) 01:17:15 ID:2Wt8ykDMO
――― 道中

ギル「…というわけで…………つまり…そうしてもらいたく…」

ヤンデル「ふむふむ」

ギル「…そういうわけなので ツバメオー殿には協力いただけないかなと…」

ヤンデル「聞いてくる…」
スタタタタタタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ
《先を行くツバメオーの元に駆け ギルの説明をそのまま伝えるヤンデル…》



タタタタタタタ
ヤンデル「はぁ…はぁ……
それした場合の魔力のアレはどういうアレなのか………って」

ギル「あ…あぁ…それは アレをアレしてアレするのでどーたらこーたらしたいと思うのですが可能でしょうか?」

ヤンデル「…!!!!!」
タタ…



ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ わいのわいの



タタタタタタタ……
ヤンデル「ヒー…ヒュー…ヒー…ヒュー……っ!
それは構わないがやり方が分からない…って…ゼー…ゼー…」

ギル「あ…あぁそれは自分は聞いてますので
簡単にいえばコレにアレのソレをあれやこれやしてうんたらかんたらすればアレになるので一気にアレしてそうこうしてしまえば良いとのことであります」

ヤンデル「ハー…ハー……」
タタタタッ…



ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ ワーワーギャーギャー



タタタタタタタ………
ヤンデル「ヒュハアアアアアー!!!!!!!! ヒっ…ヒッヒっぎ…!!!! ズォオオオ〜〜〜〜〜…ヒュオォ〜〜〜〜〜…!!!!!!!
わ…分かった…!!! 協力するって…!!!!!!!!」

ギル「な…なるほど! それは良かったですハイ」

ヤンデル「…!!!!!!!!!!!!」
ダッ…

ギル「いやもう伝えなくとも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ ギャーギャー ワギャー



フラ… フラ…ドサァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「バ…バヒイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ホッ…ホッオアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュゴ〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!! ゼェェ〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んっ…ぐっ…!!!! ハァー…ハァー…!! ヒィィィィィ……!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あっそ… そんなことより…喉かわいた……と…」
ドサァァァ…

ギル「も…もういいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
伝言役はもういいですから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

606名無しさん@避難中:2014/09/06(土) 01:31:04 ID:2Wt8ykDMO
そして


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ


モリ「Fuwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ナチュラル岩なだれきたこれでござるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
どっせいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
どがごおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《落ちてきた岩を受け止めたモリ!!!!!!!!!!!!!!!!》

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モリ「生傷フィーバータイムヒャッホォォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
《そのまま岩とともに転げて行った!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「モリ殿オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「おっさん それが死か」



バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「ひひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


ギル「ペトロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「モリさんを受け止める気だ…!!!!」



ペトロ「ひっひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
にょきぃぃぃ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ヤンデル「…友情棒で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「無茶ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
モリ「にょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ペトロ「ひっひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ニョキィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ズオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ズブリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モリ「アッッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「うほっーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ペトロの友情棒がモリ殿のお尻にィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
かぁーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「見たかズブリのモリだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッショイワッショッショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

607名無しさん@避難中:2014/09/06(土) 01:53:59 ID:hYvm7rDY0
アッー!

608名無しさん@避難中:2014/09/06(土) 02:28:48 ID:2Wt8ykDMO
モリ「ぐ…お…お…!!!! ケツに生傷は初めてでござる…!!!!!」

ペトロ「ひっひ…」

ツバメオー「つか なんでペトロが一匹居るんだヨ
こいつらは山の下で待機させとくんじゃなかった?」

ギル「このペトロは…紳士ペトロ殿ですね…
一体何故ここに?」

ペトロ「ヒヒ…
(畑はアナホにまかせついて来ました
皆さんの熱い思い…どうか私もお手伝いしたく…!!!!!!)」

ギル「な…なんと…! どこまでも紳士なペトロ殿でありますか…!」

ツバメオー「こんな足場が悪いとこじゃお前にも乗れねーし
居て何が出来るの?」

ペトロ「ンヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(この山は勾配がきついので登るのもツラいと思います
そこで私が先に登り…)」


ニョキ〜〜〜


ペトロ「ほぉーwwwwwwwwwwほぉーwwwwwwwwwwwwwww
(この友情棒を伸ばすので伝って来てもらっても構いません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「帰れ」

ペトロ「まっまっまっまっまっまっまっwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(そ…そんな!!!!!!!! 何か!!!! 何かさせてください!!!!!!!!!!!!!!!!
荷物運びでもなんでもします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」

ツバメオー「荷物運び…?」


―――

ザシャンザシャンザシャン
ペトロ「ひっひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
《背中にたくさんの荷物を乗せるペトロ!!!!》

ギル「ホントに良いのでありますか? そんなにたくさん…」

ペトロ「まひまひほんほwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(問題ありません この程度ならペースを落とさず…
いやそれどころかピストン運動を交えながらでも運べます)」
クククククイ

ギル「なるほどそうですか
では普通に運んで下さい」

ツバメオー「やったー!!!!!!!! 楽になったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
でも喉が渇いたヨ!!!!!!!! 死んじゃうヨー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル オレンジジュース買ってきてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「そんなものはない…」

ツバメオー「えー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
のーど!!!!!!!!!!!!!!!! のーど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! のーど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かわいた!!!!!!!! かわいた!!!!!!!! かわいたー!!!!!!!!!!!!!!!!」
わー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「う…うーん…そうは言っても…」



さわさわさわさわ……



ギル「……沢の音!!!!!?」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

609名無しさん@避難中:2014/09/07(日) 01:16:52 ID:NmloVnl.O
―――

ザアアァァァーーー…


ギル「おぉ…なんとも小さな川がありますね…」

ヤンデル「よかったなツバメ……水だぞ…」

ツバメオー「水だけど小さすぎるヨこんな川
もちょっと大きいとこで水汲みたい」

ヤンデル「わがままだな…」

ギル「う…うーん この川を辿って行ったら大きな水場に出るかもしれません
辿ってみますか」


――― 辿ってみた

ギル「…む! …おぉ! これは!!!!」


ババァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一行の前には大きな水溜まりが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「これは見事な水溜まり………いや 池といいましょうか」
ツバメオー「やったー! 水だー!!!!!!!!」
タターッ!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「奇妙な池でござるな」

ヤンデル「なにが…」

モリ「ん? いやなに なんだか形が随分と整理されているような…人の手が加えられたような池でござるな
しかも……端の方から水深がやたら深い まるで削り掘ったようでござるよ」

ギル「うーん…………しかしこんな山の中でなんでわざわざ人が…」

ツバメオー「なんでもいいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それよりこの水うみゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにこの水!!!!!! 甘め!!!!!!!! 激ウマー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この水だけでご飯3杯いけちゃう心持ち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシャバシャバシャバシャ!!!!!!!! ゴクゴクゴクゴク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「大袈裟だな…」

ゴキュゴキュゴキュゴキュ
ツバメオー「いやマジだって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 騙されたと思って飲んでみッ…!! ……!!!!!!?」

フッ!!
《ツバメオーが視界の端でなにかを捉らえた!!!!!!》

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ツバメオー「…………!!!!!!!!!!!」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…


チラ…


ペトロ「ひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっィィィ〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
バッチャバッチャバッチャバッチャバッチャバッチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ペトロが池で友情棒を突っ込み洗っていた!!!!!!!!》

ツバメオー「スワロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブブシ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

610名無しさん@避難中:2014/09/07(日) 01:30:40 ID:NmloVnl.O
―――

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…

カーン カーン カーン


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ

カコーンカコーンカコーンカコーンカコーンッッッ


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ツバメオー「うしゃアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スコ〜ンスコ〜ンスコ〜ンスコ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「―――」
ピッキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《凍ったペトロを石蹴りサッカーのように蹴飛ばし進むツバメオー!》


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ツバメオー「右サイド右サイドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
〜〜〜〜〜ッから中央突破ァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこからッッ 見せてやる! ボク達のサッカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ポイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジジジジジジジジ…
《プラスチック爆弾》

チュッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペトロ「―――」
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………キラーン…

《爆発と共にペトロは空の彼方へ消えた!》


ツバメオー「ゴオオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダダダダ
ギル「いやゴーーールじゃないですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

611sage忘れ:2014/09/07(日) 01:58:59 ID:NmloVnl.O
ギル「何やってるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紳士ペトロ殿がどっかに吹っ飛んでったじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!

ツバメオー「うっせ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
制裁じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「ッッ ツバ嬢 静かに!!!!!」

ツバメオー「ほげぃ!?」

モリ「…見よ」

みんな『!?』


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
《一行はいつの間にか山の高台の方に出ていた!! そこから見える景色は―――》

ヤンデル「………壁!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…つまりここがメッコウ村でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「…なんともまぁ…想像以上に高い…
なんならば この裏山の上から壁を飛び越える…などと考えてもいたが…
山よりも更に高いとは…」

ツバメオー「どうやったらこんなでけー壁こさえられるんだヨ」

ギル「…確かに圧倒されるでありますね…
しかし任務はここからが本番でありますよ!!!!!
この任務 第イチの難関『潜入』!!!!!!!! この高い壁をどう超え 中に入るか…」

モリ「もう策は出来ているのでござろう?」

ギル「えぇまぁ しかしこの作戦は日が落ちてからではなくてはなりません
…というわけで 日没までここで待機しつつ 下の様子を観察であります」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ…………

〜〜〜


   裏山(ギルたち)
   ___
_/ \_

 / ̄ ̄ ̄\
 |        |
 |   村   |
 |       |
 \___/


ギル「…なるほどなるほど…」

ヤンデル「何を見てる…?」

ギル「見張りの動きであります
この村の回りはネオ魔反会の兵約5人が時間差でぐるぐると時計回りに巡回しているようであります
一人が視界から消えた後 どのくらい経ったら次の兵が来るのか
目視で確認しながら計算していたであります
その時間が我々に許された潜入の時間になりますが…」

ヤンデル「どのくらいだ…?」

ギル「約2分30秒……といったところでしょうか…」

モリ「なかなかギリギリの時間でござるな…!
カップラーメンだって意外に早い時間でござるぞそれは…!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

612名無しさん@避難中:2014/09/07(日) 02:36:14 ID:NmloVnl.O
じー………《望遠鏡を覗くギル》
ギル「…………しかし……気になるであります」

ヤンデル「なにがだ…?」

ギル「今この村を巡回している兵はどこの班でしょう…」

ツバメオー「はは………わかんないの? 元魔反会なのに…」

ギル「…………は…はい 判らないですね
…魔反会内での服装は自由にしてもOKというのが建て前ですが
実際は所属する班によって統一される場合がほとんどであります
例えば全軍統括班の兵は自分のような服装の上に軽鎧を着けます
他には特務班は全身タイツ 本拠防衛軍は鎧軍服…
研究系の場合は白衣…などなど」

ツバメオー「さすがの魔反会雑学はいいけどさ
そこまで把握しててあのヘータイはどこのか分からないの?」

ギル「そ…そうでありますね…
ちょっと記憶にないであります…あぁいうのは…」

モリ「全員セーターのようなものを…いわゆる“プロデューサー巻き”してるでござるな」

ツバメオー「きっとひどいセンスの班だヨ」

ヤンデル「ギル……兵隊の所属が分からないと困るのか…?」

ギル「いえ…困るわけではありませんが 敵の班が分かれば向こうの戦略や出方がある程度想像がつけられるので 把握しておきたかったのですがね………
…あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ!!!!!!

ヤンデル「どうした…!!!!!!!?」

ギル「ずっと向こう……我々のいる裏山の丁度反対…
つまりこの村の正門の方になりますか
そこに天幕が見えるであります!!!!!
服装は分からなくとも天幕にかかれた班別マーク もしくは知った人物でも見えれば班が特定出来るであります!!!
この望遠鏡は最新式…!!!! なんと倍率は100000000000000000倍…!!!!!!!!
これを使えば遥か彼方の火星に存在する宇宙人のニキビの数までかぞえられるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これを覗いて正体を見破るであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「…………!!!」
じ〜〜〜〜…

みんな『…!』
しーーーーーん…

ギル「…………ぬ…ぬぬぬぅぅぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワナワナワナワナ

ヤンデル「見えたか…!!!!!!!?」

ギル「……! …見えすぎて…!!!!!!
倍率すごすぎて…!! 覗いたら人の顔どころか それを飛び越えてDNAが見えてしまったであります…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ツバメオー「性能良すぎて役に立たねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

613名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 00:21:46 ID:r7oBKl2sO
ギル「あ…! 倍率を変えるボタンがあるであります!!!
こちらを押して調整…………お! 毛細血管が見えてきました!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「いや顔が見えるようにしてヨ………」

キリキリキリキリキリ…
ギル「おー…見えてきた見えてきた…
………ムムムー…ダメだ ちょうど天幕が障害物で見切れていてマークが見えないでありますね…」

ツバメオー「ダメじゃん」

ギル「残念………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「どうしたでござる…?」

ギル「アレは…………」

ツバメオー「どうしたの? ははん! 昔のお友達でもいた?」

ギル「いえ……………そういうわけじゃありませんが…
もしかしたらあの方は…いやしかし…………あ!
視界から消えたであります…」

モリ「班の特定は出来たでござるかな?」

ギル「うーーーん…………」
じいー…


じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜……………

ジッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ゾォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「どうした…!?」

ギル「い…一旦隠れてッッ …! 今誰かと目が合いましたッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガサッ!!!!!!!!

ツバメオー「はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

モリ「気のせいでござろう? こんな…十数キロも離れているのに」

ギル「……! ほんとに一瞬ではありますが…! 確かに今…! 誰かと目が合いました…!!!
顔すらまともに確認出来ないような刹那でありましたが…! まっすぐとこちらを見据えた目で…!!!!
い…今のは一体…!!!!!!!?
い…いや とにかく隠れましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ササ…

モリ「分かった」
ガサ…


―――

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

??「……」

女「ベナ? どうしたっち?」

??「………くく… いやぁ…なんでもないきにィ…」
ニヤリィィ……………

614名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 01:04:47 ID:r7oBKl2sO
―――

ゴソ…
ギル「…………」
キョロキョロ…

ヤンデル「…どうだ…?」

ギル「…大丈夫そうでありますね…
天幕の方でなにかザワついた感じもありませんし 村周囲の警備も別段変わった様子もない
うぅむ…」

ツバメオー「気のせいだったんじゃないのー」

ギル「う…うーん…………そうですね
きっとそうでありますね すみません」

モリ「しかし時間を置いたおかげか いい時間頃になったでござる」


どっぷり〜


モリ「そろそろ頃合いでござろう?」

ギル「そうでありますね……………皆さん
では 少しでも早く 一つのミス無く行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「……ふー…行くか…」

ヤンデル「…」
こくこく…

モリ「今下を歩いてる兵が視界から消えたら………一気に…でござるな…!」

ギル「えぇ…!」
ゴク…



―――

ピューピュー
兵「マチュピチュマチュピチュマっチュピっチュ〜〜♪
マチュピチュマチュピチュふんふんふ〜〜〜〜〜〜〜〜ん♪」
てくてくてくてくてくてくてくてく

ぴた…
兵「……………」
キョロキョロ



―――

ツバメオー「なんだヨあいつ!!! 止まっちゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何してんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

兵「………ふぃ〜〜 巡回の仕事は楽だが交代が来るまで外せないのが難点だな
おかげでちょうどいいウンコTIMEに合わねーじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!
今のうちにやっちまえ!!!!!!!!!!!」
ぬぎぬぎ


―――

ツバメオー「やろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな時に野糞し始めやがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

615名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 01:46:15 ID:r7oBKl2sO
―――

モリ「く……………男の野糞を眺めるハメになるとは…」
ズーン…

ツバメオー「出鼻くじかれたヨ」

ギル「次であります 気を引き締め直しましょう」

ヤンデル「次来た…」


―――

兵2「マチュピチュるー マチュピチュマチュピチュマチュピチュぴちゅりるるー♪
マチュマチュぴちゅちゅ♪ マチュピチュちゅ♪」
すたすた…


―――

ツバメオー「あの歌流行ってんの?」

ギル「今度は何語もなくいってくれそうですね…!」

―――

兵2「マチュピチュマチュピチュマチュピチュー♪♪」
すたすたすたすたすた………




ギル「今です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「走るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ツバメオー殿! アレの準備も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「分かってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソ…


タタタタタタタタタッッ…
《山を駆け降り 巨大な外壁のたもとまで来た一行》

ギル「ツバメオー殿!!!!!!!!」

ツバメオー「分かってるって…!!!! あんまり使い慣れてないからちょっと待って…!」
ガササッ バババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ツバメオーが取り出したのは 魔札!!!!!!!!!!!!!!!!》

ポアアアアアアッ…
ツバメオー「札に宿りし魔の力よ……発現せり!!!!!!!!!!!!!」
ピカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ポパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《壁に氷でつくられた飛び石の足場がいくつも現れた!!!!
それは頂上に向かって並んでいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「よし…!」

モリ「魔法を込めた魔札を使って魔法の足場を作る…か
その考えはいいが 本当に今ので魔力は悟られないのでござるか」

ギル「大丈夫であります!! ねぇツバメオー殿!!!!!!?」

ツバメオー「…まぁ大丈夫じゃない?
魔札は事前に込めた魔法の“効果だけ”を放出するから無駄な魔力は出ないはずだヨ
出たとしても感知出来ないような微々たる魔力だし
まぁ慣れてないから魔法を札に込めるのが大変だったけどねー」

ギル「しかしおかげで足場が出来ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆さん 次の兵が来る前に この足場を飛び伝って壁を越えましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

616名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 18:35:22 ID:r7oBKl2sO
【緊急提案企画】

今 このなんとかファイトは危機に直面していた…
止まることのない失業者… 少子高齢化と出生率の低下… 希望を無くした若者たち…
消えた年金… 安定した将来が訪れるかどうかも分からぬ現代社会…!

そしてそれに拍車をかけるように続く ストーリーの停滞モード…

予定を遥かに下回る展開の遅さに大きな危機感を感じずにはいられないのだ展開
ゲームや動画視聴・SNSなどにうつつを抜かしすぎた…と言ってしまえばそれで終わりだが
この現状…これはもはやそういった社会の大きな力が働いているとしか思えなかった…
これをなんとか打破しなければいつまで経っても終わるはずがない…!
だからこそ 変わるしかないと思い 創作プランナーと協議した結果
こんなキャンペーンを提案した…!

《ガチガチ! NO無駄・超シリアスキャンペーン!!》…である!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


このキャンペーンは
創作プランナーが指摘した無駄を徹底的に省いていくキャンペーンである
まず 多すぎる!マークを省いていき
それにあわせて無駄な叫びや悲鳴も省く
更には脈絡のない会話や 不条理窮まりなく意味不明な展開
脱線など以っての外である

これらを全て省いたシリアス一辺倒の超新生なんとかファイト…!!!!!!!!!!!!!!!
果たしてどこまで我慢出来るのか…!!!? それは誰にも分からない…!!!!!!!!

キャンペーンのルールはこちら↓


・!マークの数は4つまで
・すぐ叫ばない
・ボケない
・突っ込まない
・脱線しない
・擬音を使わない

これを一つ犯す度に 1点減点となり
もし10点に達した場合は 責任をもって
にんじんを食べようと思う………

もし『これはアウト』と感じた場合は お手元の家庭用へぇボタンを押してくれると幸いである

…それでは… 後の ―――線 より下から…

《ガチガチ! NO無駄・超シリアスキャンペーン!!》………いざ尋常に…




―――――――――――――


スタート…!



ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

617名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 18:45:02 ID:r7oBKl2sO
× 擬音を使わない
○ 擬音を多用しない

618名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 19:06:03 ID:wYUbqmMw0
早速じゃねえかwwwwwwwwwwwww

619名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 21:07:32 ID:r7oBKl2sO
ヒュオー…

ギル「出発の前にビラコ殿ですが……
そろそろいいでしょうかね?」

ツバメオー「いいもなにもここでちゃんとやってもらわなきゃ成立しないんだけど
自分から来るっていったんだからさ」

モリ「言われた通りここまで話し掛けず触らずにいたでござるが…?」

ギル「…」

ビラコ「…」
《天狗面をかぶっているビラコ》

ギル「ビラコ殿!!!! どうでありますか…? もう登っていかなければなりませんが…?」

ビラコ「……」
ス…………
《面を外すビラコ………その顔は!!!!》



のび〜〜〜〜〜〜ん…!!!!


ギル「鼻が伸び……え!!!!?」

ツバメオー「〜〜〜〜〜ッ…?!!!!」

モリ「まさか…………」

ギル「分かるのですか!!!!? モリ殿!!!!?」
バッ

http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/854/140908_205609.jpg


http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/855/140908_205536.jpg



オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォ…

620名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 21:28:19 ID:wYUbqmMw0
かおwwwww

621現在減点1:2014/09/08(月) 22:20:02 ID:r7oBKl2sO
ギル「な…何故鼻が伸びたのでありますか?!!!!
説明を求めます」

パァァァァァァ…
ビラコ「…」

ビラコ「精神統一することで私自身が天狗になったでやんす
天ビラ狗になったでやんす!!!!」
ば〜ん

ギル「なるほど………」


オオオオオオオオオオォォォォ……………


ツバメオー「そういうことか」

ビラコ「そういうことでやんすよ〜
今の私はビラコであり天狗!!!! 天狗の身のこなし 天狗の技が使えるでやんす!!!!」

モリ「ということは この氷も登っていけると?」

ビラコ「こんなものは階段を登るようなものでやんす」
シュッ


ターーーン ターーーン ターーーン ターーーン


ギル「ものすごい身軽」

ヤンデル「これなら大丈夫そうでござるな
行こうぞ!!!!」
タンッ

タタンッ タタンッ タタンッ タタンッ タタンッ


モリ「…」



ターーーン ターーーン
ビラコ「先に行くでやんすー〜〜〜〜〜!」


オオオオオオオオオオォォ……


モリ「見ろヤン坊 パンツまる見えでござる」

ヤンデル「! …////」

モリ「風流でござるな」

ツバメオー「おいこらさっさと行けや」
タン!

ツルッ!!!!
ツバメオー「きゃっ!」

ギル「!!!!?
(ツバメオー殿が“きゃっ!”…?!!!! なんておしとやかな悲鳴…!)」


かわいい…!
やってて良かった《ガチガチ! NO無駄・超シリアスキャンペーン!!》…!!!!


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ……………

622名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 22:59:00 ID:r7oBKl2sO
【短編小説『おれたちのサッカー』】


       .,:-ー' ̄ヽ/ ̄ ̄`ヽ
     /      /   三\
    /彡   彡  ミ/ 彡  ミヽ
   /     _,:-―`'〜ー-、__  |
   /   | ̄          | ミ|
   |   |            |  |
 .,-|  /            | ミ|
 | ヾ |   ;;;;iiii::   !!iiii::;;,, ヾ /ヽ
  |  ヾ| ミ ,-―-、   ,-―-、  |/ |
  | ヾ |    ̄ /  i :  ̄  | /
  !_|        ; :     | |
    |     /(   _)ヽ    |ノ
   .|  | 「   ~`-'~  ヾ,   |
    |   ;';ー-〜ー-、_   :/ これがおれたちの…!
    ヽ   `ヾミ三ソ~ ;  /
     \         ,/
       `ー-:、___,/





サッカーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    ∧_∧
   (`・ω・)つ
   (づ ノ
   (ノ(_)


     |
     |||

     ┌
`∧_∧(・∀・) ∧_∧
(;・ω・)    (・ω・;)
( つo    oと  )
しーJ\_ _/ しーJ
ゴシゴシ    ゴシゴシ


    ┌
   (゚д゚)
       ┌
      (゚д゚)


ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

623名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:14:17 ID:r7oBKl2sO
                __
       _,,ィ=、    ,ィ=ニ――`-、
     /'               `ヽ、
    ,/                    \
   /  __          ィニ===-、    \
    /:;;;;::::下        イ:::;ィニヽ:::::::ヽ
    /:::(●) ! i       !' ((●))  :i!
    :::::`ー' , _,-         ` ̄    !
    `ー '"          ヽ、__,,
        ハ  -、
          〉   `
       /
       /~⌒ヽ
     ( r' ̄^ヽ、
      く ̄ ̄ ̄`
      ` ー―-、

そう来ましたか ならば守るのみです




エターナルフォーメーション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

_ミ`ー‐、
  `⌒丶、'ー-、_       +             十
     ̄\―ヽ._ 二_‐-
       \   \   ̄ ‐-       ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、
        ̄\ ̄ \‐-     ╋__..ニ -―― ´ ̄ __... -―一┘
  +  ニニ ー--\   ⌒Y´ ̄ `丶     __,. -‐二´  ̄ ―     +
           ̄\    !   =,. -‐ 二_          /ヽヽ
          _   ヽ.._     ノ           /ヽヽ  \
           ̄   〉   ー- ノ三二   +    \    _
    十       ̄―/  ,'   /二  ̄ _      _     ∠、
        ニー/⌒∨  /  二/ /⌒'l    ̄    ∠、    oノ
      _   / l /二    /  ,イ  |二_      oノ    /
        / /| / .ノ 〈. ′ / | _|__     ╋   /     /^ヽノ
      ̄_/ _/_ヽ_,   .__,/  |  |_      /^ヽノ
     彡ニ ,ノ __(     )_   〈__ 三ミ      +
   +  `⌒   ̄∨ ̄∨―

624名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:14:39 ID:r7oBKl2sO
                               ヽ`
                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´



〜 fin 〜

625名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:20:54 ID:wYUbqmMw0
なんなんだwwwwwwwwwwwww

626現在減点4:2014/09/08(月) 23:29:44 ID:r7oBKl2sO
そして

ヒュオー…

ツバメオー「んっしょと…ここが頂上だ」

ギル「皆さん無事に辿り着けたでありますね!!!!
ビラコ殿も…すごいでありますよ!!!!」

ビラコ「当然………ウッ」
どさり…!!!!

モリ「ビラビラ嬢!!!!」

ビラコ「う………私…」
すく… すぃ〜ん

ヤンデル「鼻が普通になってる…」

ビラコ「一体なにが…? …あ! 登れたんですか 私!!!!?」

ギル「お…覚えてないんですか…」

ビラコ「はい……………ただ………
ものすごく鼻がよくなる夢を見ました………
匂い鑑定士みたいに…」

ツバメオー「そっか…」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ………


―――

ギル「残った氷は…モリ殿!!!!」

モリ「承知! お湯カートリッジ装着!!!! 『Oh! Uシールドモード』!!!!」
ジャキン!

ギル「そのお湯で氷を溶かしてください!!!!」

モリ「承知! …しかしその前に!!!!」

ポチッ
モリ「カルキを飛ばす」
じゅわじゅわじゅわじゅわじゅわ

ギル(さすがモリ殿……氷を溶かすだけなのになんて心遣いだ…!)

627名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:54:45 ID:r7oBKl2sO
じゅわじゅわじゅわじゅわじゅわ

モリ「もうしばらく待つでござる」

ギル「はい……」

モリ「ところでギル殿?」

ギル「なんでしょう?」

モリ「前々から思っていたでござるが
拙者の名前とギル殿の名前は被ってるとは思わぬか?」

ギル「!!!! そんな…別に被っては…」

モリ「いや確かに被ってる…というのは違うも知れんが
なんというか紛らわしいでござる 今こうして並べてるだけでもどっちがどっちか分からなくなるでござる
そうは思わぬか?」

ツバメオー「確かにさぁ 紛らわしいヨ
2文字だし 語感も似てない気もしないでもないしさ
そもそも名前もだけど語尾になんかつけるのも被ってる」

モリ「そうでござろう?
語尾はともかく…名前は重要でござるからここで名前を変えようと思うでござる
この場で募集するのでいい名前を出してほしいでござるが」

ギル「はぁ…そうですか…」

ビラコ「どんな名前がいいですかね…」

モリ「2文字以上で他と区別が付く名前がいいでござる
かといってあまり長い名前も困るが」

ビラコ「うーん…」

モリ「とりあえずなんか考えて出してほしいでござる」

ギル「考えてみましょう」


――― 30分後

モリ「考えついたでござるかな?」

ヤンデル「一応…」

ビラコ「いい名前出来たですよ♪」

モリ「では全員フリップをあげて!!!! ござる!!!!」


パッ!!!!

ギル【シェパード】

ヤンデル【闇カルテ】

ツバメオー【ナマキズヘンタイジジー】

ビラコ【ベナガンチャラ】


モリ「…ギル殿 拙者は犬か?」

ギル「い…いやッッ!!!! 違うであります!!!! すいません!!!!
モリ殿のような凛々しい姿を想像してつけたのですが…!! さすがに失礼でしたね…」

モリ「ヤン坊はなんでござるか
闇ゆ○ぎ的なノリでござるが」

ヤンデル「………///」

モリ「ツバ嬢はスルーするとして………ビラビラ嬢!!!!
………ププププッ なんでござる!? その変な名前は!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「え…変ですか?」

モリ「変でござろう!!!! そんな名前の人間はいないでござるwwwwwwwwwwwwwwwプププwwwwwwwwwwwwwww
論外でござるなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
バンバンバン!!!!

ビラコ「あう…」

モリ「なんとも このメンバーではいい案は出なかったでござる
そうだ! ここは秘策でござる!!!!
>>628を拙者の名前にするでござる!!!!」

ギル「えー!!!!?」

モリ「上の4人が上げた以外の名前で……>>628!!!!
拙者の名前は…………>>628でござる!!!!」
ばばばん!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!
!!!!

628名無しさん@避難中:2014/09/08(月) 23:59:42 ID:wYUbqmMw0
塩化ビニール

629現在減点5:2014/09/09(火) 00:18:52 ID:mLlzir.QO
塩化ビニール「というわけで拙者は塩化ビニールでござる…
塩化ビニール・マッサオでござる………!!!!」
ぽろぽろ…

ビラコ「まぁ! 良かったですねぇ!!!! 泣くほど嬉しいなんて!!!!」

塩化ビニール「お…! おおぉ…!! おおぉぉぉぉん…!!!!」
ぽろぽろ…

ヤンデル「か…かっこいいよ…!
塩化………うん…エンカさんって…! なんか…歌うまそう…!!!!」

ギル「え…えぇ!!! 塩化ビニール…! い…いいじゃないすか!!!!
塩化じゃなくて酸化だったら最悪でしたよこれ!!!!」

ツバメオー「キャハハハハハハ!!!!
!!!!
!!!!」
ゲラゲラゲラ

エンカ「…承知…! 頂いた名…! ありがたく拝命し
末期の宝と致すでござる…!!!! お…おう…!!!! おうおう…!!!!」

ツバメオー「よっ!!!! エンビーさんよっwwwwwwwwwwwwwww
プラスチックの仲間っwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
死ぬ前にちゃんと分別しろヨっwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ゲラゲラゲラ

ギル「煽っちゃダメですよ…」

630名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 11:23:27 ID:mLlzir.QO
ギル「えーっと…カルキは抜けましたか?」

エンカ「うむ よかろう」
ポチッ

じゃわ〜

じゅうううううううううううううううううう
しゅわしゅわしゅわしゅわしゅわしゅわ


ビラコ「氷が無くなったですよ!!!!」

ギル「これで壁を登った証拠を隠滅したであります
…今! ジャスト2分30秒ッ!!!!
ちょうど次の見回りも来ました! 作戦成功であります!!!!」

ヤンデル「でも下に出来た水溜まりが怪しまれるんじゃ…」

ギル「大丈夫!!!!」


――― 下

オオオオオオオオオオ………

兵「マチュピチュマ〜チュピチュマチュチュピッチュ〜…………ん?!」

じわ〜…

兵「なんだこの直径10mにわたって滲む水溜まりは!!!!?
怪しい…! 賊かッ…!!!!? ………むむ!!!!?」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
張り紙【ここでおしっこしちゃいました<3 ごめんなサイ(ぱお〜ん)】

兵「なーんだ 前通ったやつが直径10mにわたる水溜まりが出来るほどの野ションをしただけか
安心だな」
スタスタスタ…


――― 上

ギル「コングラッチレーション!!!!
うまく行ったでありますよ!!!!」

エンカ「なるほど考えたな」

ヤンデル「ギル…! 策士…!!!!」

ビラコ「頭いいですねぇ…! もしかして東大出ですか!!!!?」

ギル「ちょっ//// ほ…誉め過ぎでありますよぉぉ〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァ〜〜〜〜…

ツバメオー「で………… このあとどうすんの…?
どうやって下おりんの…?」

ギル「…」


                  _,. -‐ '' " ",. ̄'' ̄` ''‐、
                ,.-'      ,r''  _,,.. - 、  ` 、
               ,.r'/// /   ,.-'      `' 、. \
             /       ,r'  ,r'       ,rfn、 \ '、
               / /////  ,'   ,'  ,rffn.   '"     ヽ ',
            i     ,.ァ   .i  '"     ,riiニヽ.   ',. ',
                |  ,.r '"  |.   {  ,riiニヽ      _.    ', ',
            | .,.r'    |   !   ,..  _,,.. -‐' _,..r'  i .i
            |,'      ',   ',   '、., __ ,.. -‐''"゙  }  | .|
            |       ',    `、  ヽ        !   } .}
                ',         ',    '、  ヽ      ./   ! .|
            '、       `、   \  `ヽ==='゙    ,' !
             `、        '、     ' 、        / .,'
                '、'-..,,_____ ___`、    `''‐- ..,, ,,.. r'  / ←ギル
               \ ヾヾヾヾヾ \          /
                ` 、  、、、、、、、、 ` - ..,,, _ _,.r'゙
                  `' - .,,_       _,. - ''"
                      `"'' '' '' ""




                __
       _,,ィ=、    ,ィ=ニ――`-、
     /'               `ヽ、
    ,/                    \
   /  __          ィニ===-、    \
    /:;;;;::::下        イ:::;ィニヽ:::::::ヽ
    /:::(●) ! i       !' ((●))  :i!
    :::::`ー' , _,-         ` ̄    !
    `ー '"          ヽ、__,,
        ハ  -、
          〉   `
       /
       /~⌒ヽ
     ( r' ̄^ヽ、
      く ̄ ̄ ̄`
      ` ー―-、


↑ツバメオー

631名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 21:20:10 ID:mLlzir.QO
ツバメオー「ちょ………マジかお前!!!!
登ることだけ考えといてこっから先は考えてねーのかよ!!!!?」

ギル「恥ずかしい…限り…」
ぽろぽろ…

ツバメオー「ほんとに恥ずかしいヨ!!!! なんだよさっきまでのドヤ顔!!!!
詰めあますぎるヨ!!!! なんでこうなったんだヨ!!!!」

ギル「………!!!」

ギル「……深夜に考えて…これならイケる!…と思ったのに…!!」
ぽろぽろ…

ツバメオー「深夜のテンションに身を任せすぎるからこんなことになるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい加減にしろヨ!!!!!!!!!!!!!!!! 突っ込まずにはいられねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「どうするでござる? さすがに飛び降りれぬぞ」

ビラコ「私の天狗様の鼻を伸ばしても………地上までわずか499m足りないですよ…」

ツバメオー「あーあーあーあー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もーダメだ!!!!!!!!!!!!!!!! ボク達はここで死を待つのみの運命となりましたー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はい終わりー!!!!!!!! はいさようならー!!!!!!!!!!!!!!!!
せめてボクは西の方角で死なせてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 風水的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばぁーん!!!!

ギル「う…うわぁー!!!! こうなったら自分が責任をもってここから飛び降りるので皆さんは自分の上に落ちてくださいー!!!!
せめてクッションにー!!!! せめてクッションにー!!!!」

ツバメオー「お前一人クッションになったところで助かるかヨ馬鹿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めてお前は今この場で髪をむしり取ってこの壁の上から毟った毛を風にでも飛ばしとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ガチャ
男「うるせーぞ!!!! おめーら!!!!」


びく
ギル「あっ…はいっ すいません」


男「まったく最近の若いもんは…」
ギィィ…ガチャ…


ツバメオー「ほら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 知らんおっさんに怒られちゃったじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「う〜〜〜…申し訳ないであります…」

632名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 21:49:50 ID:mLlzir.QO
ツバメオー「もーいい!!!! ボクは西へ旅立つヨ!!!!
さようなら!!!! ボクの骨は135日後に拾ってヨ!!!!」

ギル「待つであります!!!! も…もう諦めるのは早すぎるでありますよ…
ここは一度皆でこの外壁の上をまわってみましょう
一縷の望みをかけて…」

エンカ「まぁ全てを見ずに諦めるのもアレでござるからな……
最後までやってみるでござる」

ツバメオー「ふん…」


――― 一周目…

ギル「みなさんくまなく足元を探すであります」

ヤンデル「なんもない…」

――― 二周目…

ギル「先ほどは見落とした可能性があります! もう一度よく見て回りましょう!!!!」

ビラコ「うーん…天狗様でも分からないですよぉ…」

――― 三周目…

ギル「まだ…まだ諦めない……」

エンカ「そろそろ歩き疲れたな…」

――― 四周目…

ギル「………」

ツバメオー「もういいヨ!!!! いつまでぐるぐる回る気だヨ!!!!
こんな楽しくないメリーゴーランドは懲り懲りだヨ!!!!」

ギル「うっ…うっ…すみません…
どうやら我々はここで終わりのようであります…
どうか自分を怨みながら天国へ行ってください…」
ぽろぽろ…

ガチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男「いやもういいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何やってんだよおめーら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
入口はここだよ!!!!!!!! いい加減にしろよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「あー!!!!?」

エンカ「な…なんと!!!!? そんな仕掛けがあったとは!!!!?」

男「気づくのおせーよ!!!! つーか白々しいよ!!!!
さっきもあったじゃねーか!!!! 思いっくそ会話したじゃねーか!!!!
あの時に突っ込めよ!!!! その勢いで気づけよ!!!!」
どーん!!!!

ギル「だって突っ込み禁止されてるし…」
す〜〜ん

男「そのおかげで余計に時間取られてるじゃねーか!!!!
キャンペーン逆効果だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

633名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 22:51:37 ID:mLlzir.QO
―――

かつーん… かつーん…

ギル「なるほど…壁の内部にはこんな階段が…」

男「この壁は防御と遠くの監視を兼ねているからな
まぁここ数千年こんな使い方することはなかったんだがな…」

ギル「そうでありましょうね…」

男「ところであんた達がメヤニ・ルートでいいんだな?」

ギル「ネアメ…であります…」

男「どっちでもいいが …よく来てくれた
ここの町に来てたあんたらの仲間が救援を出してから…全然来ないもんだから見捨てられたもんかと焦った」

ギル「すみません…準備に手間取りました…
…あなたは この町の方でありますか?」

男「あぁ
俺はアシコリーダ この町の若いもん連中のまとめ役をまかされてる
そしてこの町に閉じ込められてる魔法使いの奴らの脱出作戦の責任者もな」

ギル「なるほど…
それで…現状は?」

アシコリーダ「良いわけないだろう? 軟禁状態にされてもう一週間強だ
心身ともにバイヤーだ
俺達は平和に暮らしてただけなのに連中ときたら…」

ギル「心中お察しするであります…」

アシコリーダ「かといって魔法使いを見捨てるわけにもいかねー
あいつらも立派な町の仲間だ…!!!!」
キリッ

ツバメオー「……」

ギル「おぉ…! なんと義にあつい方でありますか…!!! 素晴らしいでありますね…!」

アシコリーダ「まぁこれでも色々気に病んでたんだがな
だがメヤニが来てくれたなら安心だ みんな救われる!」

ギル「え…えぇ…………ネアメですけど…」

アシコリーダ「すごい作戦で壁を登ったくらいだ
もちろんみんなを逃がす作戦も考えてんだろ?」

ギル「―――」

アシコリーダ「どんな作戦なんだ? 教えてくれよ
…あぁいや!!!! みんなが居るところで話したほうがいいよな
今はいいよ」

ギル「は…は……」
ひくひく…

ヤンデル「……………ギル」

エンカ「……実際の所どうなのでござる?
何か良い作戦はあるのか?」

ツバメオー「あるんなら聞かせて欲しいヨね〜〜 ボクらにはさ〜〜〜〜〜」

ギル「…」



                  _,. -‐ '' " ",. ̄'' ̄` ''‐、
                ,.-'      ,r''  _,,.. - 、  ` 、
               ,.r'/// /   ,.-'      `' 、. \
             /       ,r'  ,r'       ,rfn、 \ '、
               / /////  ,'   ,'  ,rffn.   '"     ヽ ',
            i     ,.ァ   .i  '"     ,riiニヽ.   ',. ',
                |  ,.r '"  |.   {  ,riiニヽ      _.    ', ',
            | .,.r'    |   !   ,..  _,,.. -‐' _,..r'  i .i
            |,'      ',   ',   '、., __ ,.. -‐''"゙  }  | .|
            |       ',    `、  ヽ        !   } .} ←ギル





                __
       _,,ィ=、    ,ィ=ニ――`-、
     /'               `ヽ、
    ,/                    \
   /  __          ィニ===-、    \
    /:;;;;::::下        イ:::;ィニヽ:::::::ヽ
    /:::(●) ! i       !' ((●))  :i!
    :::::`ー' , _,-         ` ̄    !
    `ー '"          ヽ、__,,
        ハ  -、
          〉   `
       /
       /~⌒ヽ
     ( r' ̄^ヽ、
      く ̄ ̄ ̄`
      ` ー―-、

↑ツバメオー

634名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 23:34:17 ID:gB.ydAlM0
やっぱりw

635名無しさん@避難中:2014/09/09(火) 23:53:24 ID:mLlzir.QO
ツバメオー「な…なにも考えてないとかー!!!!?」
ズーン!!!!

エンカ「…さすがにマズいのではないか…」

ギル「ま…まってください! 今考えます!!!!
自分の脳みそをフル回転させ今!!!! 妙案をひりだすであります!!!!
唸れ!!!!
!!!!!
脳!!!!
!!!!
!!!!
!!!!」
ゴォ!!!!


――― ギルの脳内

前頭葉

細胞「ッ信号確認!!!! 至急脱出作戦の案を考え出す!!!!
思考猶予は30秒!!!! 右脳左脳の幹部…そして全身から幹部クラスを呼べ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― 脳会議室………『鼻』

まとめ「幹部細胞のみなさん!!!!!!!! どうか脱出作戦を考え出してください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「……フ なんでこの右脳の幹部である俺がそんな会議に出ねばならん…
そういうことは左脳でやるがよいわ…」

左脳「バカモノ!!!!!!!!!!!!!!!! 非常事態だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こういう時こそ全細胞が力を合わせなきゃならんのだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

肝臓「そうだぞ! 今日は普段脳なんかに来ない細胞達まで来てるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

膵臓「一個の体を支える俺達でこの窮地を救おうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「くだらん………俺は馴れ合わん…」

胃「ケッ……カッテェーなおめー
そんなんだから仲間からも信頼されねーんだ」

右脳「なんだとォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
脆弱な胃が!!!!! いつも穴を空けおって!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様の修復にどれだけの細胞が費やされていると思う!!!!!!!!!!!!!!!?」

胃「うっせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それもこれもお前らが外的ストレスを快感に変換しねーからだろ!!!!!!!!!!!!!!!!
さっさとMにでもなってくれりゃこんな簡単に穴もあきゃしねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「簡単に言うなバカモノが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「くそがッ…う!!!!?」

まとめ「どうしました?」

胃「くっ…!!! 何かを飲み込んだな…………しかもこの感触…!」


―――

くちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃ…
ギル「リラックスリラックスリラックスリラックス………ゴク………あ のんじゃった…」


――――

胃「ガムだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガムを飲んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

636名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 00:07:41 ID:YFs7KTloO
胃「のどちんこォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アレほどガムは飲むなと!!!!! のどを通るのを死守しろといっただろうが!!!!!!!!
なにやってんだおめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

チンコ「はなして……ぼく…チンコだよォ…」
ぷるぷる

胃「あ…あぁ……すまん…
おまえか!!!!!!!! おいこらのどちんこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のどちんこ「ンなこと言われたかてワテ下の防御ガッバガバやし」

胃「くそっ!!!! 飲んだものはしかたねー
とりあえず胃の壁にくっつく前に……腸!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

腸「分かったわ!!!!!!!!!!!!!!!! 来て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ス… チュ…
ブチュ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!

ガタッ!!!!!!!!
右脳「!!!!!? こんな時にディープキッスとは何事だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

チンコ「せ…背伸びィィィ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぃぃぃ〜〜〜

金玉「おいチンコ! 背伸びすんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

左脳「落ち着け
これは消化だ
胃から腸へとガムを流しているんだ」

腸「………ぷはぁ〜〜…! んもう…! せっかちさん…<3
こんなに早くワタシの奥に流しちゃって…<3」


チンコ「は…発射ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュゴゴゴゴゴ…ドドドォォォーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《空へと飛んで行ったチンコの細胞…》

金玉「チンコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「ふぃ〜〜 胃の炎症が未然に防がれたな…
すまなかった…腸… 乱暴しちまって…」

腸「うぅん………いいの…///
でも聞いて…………もう…出来ちゃったみたい…<3」

胃「え…!!? それってまさか…俺達の…!!!」

腸「そ……
う…<3 ん…<3 こ…<3
キャッ…」
ぽっ…

胃「やったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

キュルルルル…
ギル「ご…ごっふ…!!!! は…腹が急に…!!!!」

ヤンデル「だ…大丈夫かー!!!!」

637名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 00:52:18 ID:YFs7KTloO
――― 脳内

ピーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ピーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

アナウンス「緊急警報発令!! 緊急警報発令!!!」

左脳「むぅ…!!!! ストレスが一気にふくれあがったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」

右脳「バカどもが!!!! 溶かしきってないガムをウンコにするからだッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

血管「血圧上昇!!!!!!!! 血圧上昇!!!!!!!!!!!!!!!!
ストレスで血圧がマッハだ!!!!!!!! なんとかしてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「う…うぐ…………ちょ…腸…」

腸「胃………! この子は…」

胃「体のためだ…! おろしてくれ…!!!!」

腸「………! …分かったわ…
私達のウンコ……排出します…」
ゴオオオオオオオオオオオオ…

左脳「ちょっとまて こんなところで!!!!!?」
ばば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


――― ケツ

ウンコ「ウンコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュゴオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

肛門「待て!!!」

ウンコ「ウンコです!!!」

肛門「ここは通さん!!!!!!!! 場をわきまえろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウンコ「……分かりました」
す〜〜〜〜〜…


シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウンコ「屁です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

肛門「よし通れ」


ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

638名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 00:57:56 ID:CggKdeXc0
ひっでえwww

639名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:10:06 ID:YFs7KTloO
―――

ギル「ぽ…ぽぇいはァァァァァーーーーーーーーー!!!!」

アシコリーダ「どうした!!!!?」

ギル「…………!!!!」


――― ケツ

ギギギギギ…
ウンコ「な…なに!!!!? 止められた!!!!!!? ケツ筋が肛門を塞いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

肛門「なにやってんだおま………ってウンコじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
騙しやがったなコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウンコ「惜しかったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

筋肉「まったく…世話の焼ける…」


―――

まとめ「連絡です
ウン漏れは筋肉がなんとか阻止したそうです」

左脳「よし!! 間に合った!!!!」

右脳「貴様ら大概にしろよ!!!! もう少しで尊厳を失するとこだったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」

胃「す…すまねー 見切り発車だった」

右脳「ダメだダメだやはり貴様らのようなバカとは話してられん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は帰らせてもらう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ

胃「おい待てよ!!!!!!!! ちょっとしたミスだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

右脳「うるさいうるさい!!!!!!!! 芸術指向の俺には貴様らのようなカスは合わん!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様らのようなのといたら脳が腐るわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なぁ!!!? 肺!!!!!!!!!!!!!!!!」

肺「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴっしー!!!!

胃「黙れイエスマン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まとめ「み…みなさんどうか作戦を…!
本体の思考猶予は30秒… 瞬考によって引き延ばされた脳内時間でも精々15分…!!!!
その時間ももうすぐ来ます…! それまでにどうか結論を出してください!!!!!!!!」

左脳「そうだ
とりあえず落ち着け…座れ」

右脳「うるさい 俺は帰る
左脳 お前が仕切るといい こういうカス集団の旗手は貴様のようなカスが相応しいわ!」

左脳「な…なに…! もういっぺん言ってみ…」



ダァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ビリビリビリビリ
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
心臓「…」
ドクン…ドクン…ドクン…

左脳「し…心臓…! ハツ子師匠…!!」

心臓「……………」
ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…

心臓「黙れーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

640名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:10:35 ID:YFs7KTloO
あぶねー…
色鉛筆スレに書き込むとこだった…………

641名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:22:14 ID:YFs7KTloO
左脳「ハ…ハツ子師匠…!!!!!!」

心臓「てめーら一回黙れーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつまでやってんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 漁業オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつまでもいつまでもいつまでもいつまでもガキの喧嘩みたいなことしてんじゃ
ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
同じ一個体の中の細胞がいがみあってんじゃ
ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私達は全員で一つ つまり他がクズならお前もクズなんだよ 右脳
よぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

右脳「ぐっ…」

ハツ子「だから喧嘩してんじゃねーバカモノ共オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お里が知れるぞやああああああああああああああああああああああじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

左脳「と…とと…とりあえず落ち着いてくださいハツ子師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
心臓がヤバい!!!!!!!!!!!!!!!! 心臓が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ハツ子「ハァー…ハァー………もうめんどいから…
八心に決めてもらえ…」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわ…

642名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:41:32 ID:YFs7KTloO
左脳「八心…!!!!!!?」

??『よんだ?』
ぺかー

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』


八心…
細胞に属さぬ“感情”などを司る体内細胞達の上位種
7人いる



暴食「まったくちょーがない細胞たちでちねー」
もぐもぐ

喜悦「もひひひひひ!!!!! くっだらねぇ…」

悲哀「しくしくしくしく…喧嘩はやめよ…」

憤怒「全員死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傲慢「俺達すごいから頼られるのは仕方ないね」

怠惰「どでもいい〜〜〜」

エロエロ征夷大将軍(性欲)「きひひひひ…ジュル」


まとめ「八心様…どうか決めてもらえませんか」

ゴーマ「しかたないなー だれが決める」

ワライー「じゃんけんしようぜーwwwwwwwwwwwwwww」

ハラヘリー「勝ったやつが決めるブーチョ」


右脳「適当じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ジャーンケーン ぽいっ
アーイコーデ しょっ
ジャーンケーン……

――― そして

ギル「………………」

ヤンデル「ギル…?」

エンカ「すっかり黙ってしまったでござる」

ツバメオー「ハハッ 結局なんも思いつかないんでしょ ダッサイわぁ」

ギル「………分かった」
ギラン…

ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「思いついたですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「やるではないか」

ツバメオー「な…なんだヨ 適当じゃないの
だったら言ってみろヨ」

ギル「えぇ
……………………」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ…

ギル「ではまず ツバメオー殿とビラコ殿」

ツバメオー「な…なに?!!!」

エンカ(女子2人絡めた作戦か!!!?)

ギル「とりあえず…………………」

ギル「パン筋見せてもらえませんかねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
テッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャアァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《脳内じゃんけん大会》
性欲の勝ち


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

643名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 01:51:23 ID:CggKdeXc0
ダメダメだwwwwwww

644名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 20:33:12 ID:YFs7KTloO
ギル「パン筋みしてwwwwwwwwwwパン筋みっしてwwwwwwwwwwwwwww
ほいほほいほほいほ〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ウィッ ウィッ ウィッ

ヤンデル「ギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しっかりしろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「現実逃避してんじゃねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボギャアアアアアアアアスッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぱんぶりッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「気持ち悪ッッ 勝手にしろヨもう」
ズカズカズカ

ギル「うぐぐ…………」

エンカ「今のはギル殿が悪い」

ギル「す…すみません… 頭の中がぐるぐるして訳が分からなくなって…」

アシコリーダ「なにやってんだ? 仲いいな」

ツバメオー「よくないヨっ」

ギル「あうぅ…どうしますか…」

エンカ「とりあえず村人に会うしかなかろう
事情はそれから説明するでござる
少しがっかりするだろうが………」

ギル「…………はい…
…土下座します……… 回転土下座します…」

※回転土下座とは
土下座の姿勢のままその場で回転する 縄文時代から続く伝統的な謝罪法


――― そしてぃ

アシコリーダ「下に着いたぞ この扉の向こうに村人達が待ってる」

ぶつぶつぶつぶつ…
ギル「扉が開いた瞬間に飛び出して回転土下座回転土下座回転土下座回転土下座…………」
ブツブツブツブツ…

アシコリーダ「開けるぞ」
ギィ…

ギル「ッッ」
ぐッッ


パァンパァ〜〜〜〜〜ン!!!!
《ギル達をたくさんのクラッカーが出迎えた!!!!》

ギル「!!!!?」


村人達『ようこそ!!!! 救世主様ー!!!!』
ワァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

ギル「」

村人「やっときてくれた!!!! 待っていたぞ!!!!」

村人「もうダメかと思った!!!!」

魔法使い「ありがとう!!!! 来てくれてありがとう!!!!」

子供の魔法使い「みんなとここからでる〜〜〜!!!!」

ワイワイきゃーきゃー


ギル「………」


言いずれぇ〜〜〜〜〜〜〜………

ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン………

645名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 22:54:41 ID:YFs7KTloO
子供「パパ〜〜〜〜」
タタタ

アシコリーダ「おぉ! ズヌレ! ハゲシ!!!!」
ガシ!!!

ズヌレ「パパ!!!! おかえりぃ!!!!」

ハゲシ「パパ!!!! この人達がまほーつかいさんたちの味方!!!?」

アシコリーダ「あぁそうだよ」

ズヌレ「すっごいやパパ!!!! これであたしの友達のメーちゃんもこうしくんも殺されないんだねー!!!!?」

アシコリーダ「あぁもちろんだとも」

ハゲシ「すげい!!!! やっぱりパパはすげいや!!!!
やっぱりパパはみんなのきゅーせいしゅだったんだ!!!!」


ギル「………」


村人「す…すまんなアシコリーダ…『信じて待て』というお前の言葉に反発して酷いことを言ってしまって…」

アシコリーダ「過ぎたことだ」

村人「ありがとうアシコリーダ!!!! お前のおかげで最後まで諦めずにすんだ!!!!」

アシコリーダ「あぁ」


ギル「………」


タタタタ
子供「ねあめるーとさん! これあげる!」
ス…

ビラコ「まぁ…画用紙に並んだこども達の絵と……この言葉は…?」


ねあめ・るーとさんへ

みんなをたすけてくれてありがとうございました
きょうまで ちへどをはくくらいくるしかったけど
みんなでがまんして がんばりました
みんなここからだっしゅつするのをたのしみにしています

まほうつかいのこどもたちより


ス〜〜〜ン…

ギル「…………………………」

ビラコ「あらあら…」

ツバメオー「どうすんだヨこれ」

ギル「……………………」

ふらふら…
ギル「ちょっと壁の上いってきます…」

ヤンデル「まて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 飛び下りる気じゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞぞ〜〜〜ん!!!!

646名無しさん@避難中:2014/09/10(水) 23:47:17 ID:YFs7KTloO
ヒソヒソ

ツバメオー「逃げようとすんなー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「も…もうダミだァーーーーー!!!!!!!!!!!! ものすごく…ざ…罪悪感に押し潰されそうでありますゥ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺して〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 優しく殺して〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ギル!!!! 落ち着け!!!!」

アシコリーダ「どうした? 顔真っ青じゃないか?」

エンカ「…なんでもないでござる」

アシコリーダ「それよりみんなにメヤニの脱出プランを教えてやってくれ!!!!
みんなそれを聞きたがってる」

ギル「お…おぱぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!」
ガクガクブルブル

エンカ「………それについてはギル殿が責任をもって白状するべきでござろう…」

ツバメオー「腹かっさばいて死ねば?」

ビラコ「同じチームの連帯責任ですよぉ 切腹するときはみんな一緒ですよ…!!!」

ツバメオー「や…やだし!!!! 勝手に決めんなし!!!!」

アシコリーダ「どうした? 勿体振ってないで頼むよ!!!!」

ギル「え……えっと……あの…! み…みなさ…………!
ご…ごめんなさ――――――」


ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ
ガガガガガガガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!


ギル「!!!!
!!!!?」

村人達『!!!!』


ジジ… ガガガ…

拡声器から『みなさま おこんにちは☆
みなさまにより良い生活を提供する 臨時放送のお時間です…☆
今日も平和のためのお話………始めましょうね…☆』


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


ギル「…?! この声は…!!!!」

647名無しさん@避難中:2014/09/11(木) 23:18:57 ID:lNRuGTkQO
ざわざわざわ

村人「あいつらだ………」

エンカ「あいつらとは…………外の魔反会でござるか」

アシコリーダ「あぁ
あいつら毎日毎日決まった時間になるとあーやって村に演説しやがるんだ
なぁに 耳を貸すやつなんていねぇよ……」


拡声器から『みなさま! みなさま今日は! 今日こそはちゃんとお話しませんか?
我々に文句を言うだけでも構いません!
これからのことを真摯にお話しませんか?
あなた方も長い間そちらに居て疲弊してらっしゃいますよね?
求めて下さればマッサージやフルコース料理 各種レジャーを急造で用意致しますからね!!!!』


村人1「フ…フルコース〜〜〜〜…エロマッサージ〜〜〜〜…」
ふら〜…

村人2「おい惑わされるな!!!! エロマッサージとは言ってねぇ!!!!」
ゴオオオオオオ…!!!!


拡声器から『………私は皆さんのためを思っているんですよ…
みなさんも辛いでしょうが 私はもっと辛いのです!!!!
何故私を信じて下さらないんですか!? それはそうですね
だって今我々はコミュニケーションをまったく取っていません!!!
こうして…こちらが一方的に話し掛けているだけ!!!!
そんなのでは伝わらないんです!!!! 当然です
だから!!!! だから私達はみなさんに会いたい!!!! 腹を割って話したい…!
皆さんがイメージしてる魔反会と現実の魔反会は違うのだと…皆さんにちゃんとお伝えしたいんです!!!!
…それでも会えないと言うのなら せめて聞いてください!
私から皆さんへの…メッセージソング…!!!!』



安心と信頼の魔反会
作詞作曲:まーず 歌:?

安心〜〜〜だよ〜〜〜〜〜
魔反会は〜〜〜〜 と〜〜〜〜ってもだ〜〜〜〜よ〜〜〜〜〜
なんつーかもうマジ〜〜〜 超無金利で借り放題的な感じ〜〜〜〜
トイチなんてメじゃないよ
それはもうトニーだよ トニー
トニー言ってるよ
『俺とお前は親友だ… なんつーか…ズッ友だョ…
だから保証人になってくれる?』
ほら… トニーが言ってるよ… あのトニーが言ってるよ…?
トニーを信じろよ………な?
とりあえず審査なしで1000万から貸してやるから…トニーでさ…
安心〜〜〜〜〜〜



ギギギギギ…
村人「ぐ…! なんて安心出来るウタだ…!
思わず…! 持ってかれちまいそうだ…!!!!」
ギギギギギギギギギギ…!!!!

648名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 00:09:07 ID:FSWfd6YEO
【キャンペーン結果】

キャンペーンを実施してみた結果
!が少ないと非常に物足りない気分になり気分が乗らないことが分かったため
創作プランナーとの協議の末 キャンペーンを中止することになりました
よって次の―――線より下より 通常に戻ります
そして明日からニンジンをお尻に刺して生活することを誓います!!!!
これからもよりよいジャスコを応援下さい!!!!


―――

ズンチャズンチャズンチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュッキュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンチャチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(ジャスコっぽいBGM)

649名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 00:27:00 ID:FSWfd6YEO
アシコリーダ「皆騙されるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あいつらの甘言に!!!!
足元を救われるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「そッ………そうだ…! お…お前らの思い通りにさせるかってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らが帰れ!!!! 帰りやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わーわーわー
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人「石投げに憩うぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ま…待ってください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「どうした…?」

ギル「…あまり近づかないほうがいいであります…
あの声がする…正門の方には…」

アシコリーダ「?! なんでだ…!?」

ギル「………この村を囲んでいる兵が魔反会のどこの班の者なのか分かりませんでした…しかし
今の声で分かりました…! この村を取り囲んでいるのは…………魔反会の宣伝戦略班!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それを指揮するのは 魔反会において最も人心掌握に長けた“マンイーター(人食い花)”の異名を持つ
…メロンピルト様ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの方はまずい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…!?」

650名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 01:16:25 ID:FSWfd6YEO
正門前(外側)

??「あらあら? あら? あらぁ?」

兵「どうかなさいましたか! メロンピルト班長!!!!」

ドン!!!
メロンピルト「いいえぇ
たいしたことじゃ ないんですけどぉ」
【ネオ魔反会 宣伝戦略班班長 メロンピルト(元女優)】

メロンピルト「なんだか今日は……食いつきが悪くありません?」

兵「食いつきも何も…… いつも罵詈雑言で返されるじゃないですか」

メロンピルト「今日はそれすらありませんよ? なんででしょうねぇ?」

兵「な…なんででしょう…」

メロンピルト「んー…」

兵「それよりメロンピルト班長…
いつまでここで粘るんですか?
もう一週間にはなりますよ…… 村の連中は意地を通してますし
それにメロンピルト班長もたまには本部に戻って“会議”にたまには出ないと
なんてったってメロンピルト班長はネオ魔反会の上位12人の内に選ばれた『ムーンリングス』の一人ですよ…
たまには会議に出なきゃ面子が…」

メロンピルト「あらー? 嫌味ですか? 私なんて序列11位のほぼほぼ末席ですよ〜」

兵「そッ…そういうつもりで言ったわけじゃありませんがッ…」

メロンピルト「うふふ 冗談ですよ
私みたいな 元々外部から来た女が会議なんて出たって何も言えないもの
こうして現場に出て 皆さんに声を聞いてもらってた方がいいですよ〜
そういう性分なの 今のこの状況もですけど」

兵「はあ…なるほど」

メロンピルト「もちろんこのまま粘るつもりじゃないですよ
そろそろ仕掛けていくつもりですから」


??「つまんないつまんなーい…」

メロンピルト「あら?」

??「メロンさん いつまでこんなみみっちい事やんわけ?
もう一気に突入した方が早いだろ コラ」

兵「き…貴様…! メロンピルト班長になんて口を!!!!!!!!!
立場を考えろ!!! “前”はどうだか知らないが今はこの魔反会で最も立場が…」


スピィィィィン…


兵「は? ……」
ブシュッッッ………

兵「ぎゃ…ぎゃああああああああああああぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! は…腹から血ィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

??「あん? 立場がなんだとゴラァ
私を服従させたきゃ実力で上回れやボゲがァ
次は首狩ッぞオラァ」

兵「ひ…ひぎぃぃぃーッ…!! ひぎぃぃぃーッ……!!!!!!!!」

メロンピルト「あらあら はやく手当してもらって下さい
キンリーちゃんも オイタはメッですよ〜?」

??「はいはーい」

651名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 01:18:31 ID:FSWfd6YEO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org68377.jpg

652名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 02:04:09 ID:FSWfd6YEO
??「でもわざわざ私が駆り出されたけど
こんな仕事ならいらないだろうがコラ
しかも私だけじゃなくて地方班の兵と公認傭兵団まで連れて来てるみたいじゃん
魔反会の純正の兵ならまだしも傭兵なんて余計な戦力用意したってただの金の無駄じゃんカスが」

メロンピルト「えー そうですか?
まぁ私も保険のつもりでついて来てもらったんですけどね
だって私の班は戦闘部隊じゃないですもの」

??「…よく言うわ」

メロンピルト「まぁ大丈夫ですよ きっとキンリーさん達にもお仕事来ますよ」

??「あ? なんでそう思うの?」

メロンピルト「くす……流れが変わった気がしますから」

??「?」

メロンピルト「さ……私は続けて呼びかけますよ」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ……


―――

女「…だってさー」

男「くくく…そりゃあいい話を聞いたきぃ」

女「どゆことだろね?」

男「ンなもんオレっち達みてーな下請にはわからんぜよ
…んま 指示があるんならそれまで待つじゃきぃーにぃー
オレっちァ寝っから 仕事来たら起こせよロッコ」
どさぁ グースピー

女「もぉー!!! ベナー!!!! お兄ちゃんー!!!!!」


――― 中

アシコリーダ「とりあえず集会場に行こう
ついてきてくれ」

ギル「は…はい」

ヤンデル「…とりあえずさっきの演説のおかげで話さずに済んだな…」

ビラコ「良かったですねぇ」

ツバメオー「よくねーヨ 問題を先のばしにしただけじゃん」

ギル「はあ……………ん?」


ど〜〜〜〜〜〜〜ん
《巨大な荷物》

エンカ「これはペトロに持たせた荷物ではないか」

ギル「本当だ!!!!!!!!!!!!!!!!
もしかして紳士ペトロ殿もこの村のどこかに居るかもしれないでありますね!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「いなくていいヨあんなのは…」

ギル「とにかく助かった!!!!!!!
これには大切な物も入ってますからね…!!!!!!!!!!!」


―――

集会場 BAR『毛溜まり配水管』

ざわざわ わいわい


アシコリーダ「このBARは俺が経営してんだが
この篭城の間ここを集会場にしている
飯もここで食うようにしているんだが 最近は蓄えがな…」

エンカ「これだけの巨大な村 もっと備蓄があって然るべきであると思うが」

村人「…実は…魔反会の巧妙な罠に掛かってしまい…食料が一気に底を尽きちまったんだ…!」

ギル「!? 魔反会の…!!!!?
まさか魔反会は食料庫に何らかの攻撃を加えるなどの卑劣な手を…?!」

村人「いや…そんなことはされてないんだが
ある日連中が外でバーベキューをしててよ
『皆さんも一緒に混ざりませんか?』つって誘って来るもんだ
だから俺達もそんな手にかかってたまるか! と思い
奴らのバーベキューに負けじと盛大なバイキングパーティーを開いたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのおかげで…みるみるうちに食料が…!!! くそっッ…」

村人2「巧妙な罠だッッ…」

ツバメオー「罠じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前らがバカなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこ張り合うんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

653名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 02:48:33 ID:FSWfd6YEO
村人「あー…腹減ったなァ…」

子供「ごはんいっぱいたべたい…」

ギル「…」


ギル「皆さん 実は我々は少しですが食料になるようなものを持ってきたであります」

ざわざわ!!!!!!!!

村人「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「そーなんですか?」

ギル「えぇ
何を隠そうこの荷物でありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ殿に運んでもらった荷物には食料がぎっしりと入っているのであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この食料不足は予測していたであります故!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ずっしり〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!

エンカ「そういうことか」

ヤンデル「さすがギル…!」

アシコリーダ「い…いいのか…?」

ギル「もちろんであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そのためのものでありますから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただ…たいしたものじゃありませんが…」

アシコリーダ「いやぁ ありがたいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっそく開けていいか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「どうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ざわざわ ワイワイ

村人1「うひょー!!!! こりゃ久々のご馳走だ!!!!!」

村人2「たいしたことないとか謙遜してるが きっとすごいいいものにちがいない!!!!!」

村人3「ネアメ様ありがたや〜〜〜 ありがたや〜〜〜〜」
ナムナム

アシコリーダ「えー…と…」
ゴソゴソ…


アシコリーダ「ヤングコーンと…」
ゴト…

アシコリーダ「チンゲンサイ…」
バサ…

アシコリーダ「パセリ……」
ふぁっさぁ…

アシコリーダ「おが屑……」
パッサ〜〜…

アシコリーダ「道明寺粉……」
パラ…

アシコリーダ「ゴーヤ………」
ズシ…

アシコリーダ「サトウキビ………」


アシコリーダ「…以上……」
ドンッ…


村人『本当にたいしたものじゃなかったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

654名無しさん@避難中:2014/09/12(金) 23:49:55 ID:FSWfd6YEO
村人「副食にも程があるラインナップじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

ギル「これらがネアメの主食でもあるのであります…」
ズズーン…

アシコリーダ「うーむ…まぁこんなものでも食べ物は食べ物だ
俺にまかせろ なんか作る」


――― 数分後

アシコリーダ「出来たぞ メヤニの食料だけで作ったものだ」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


キラキラキラキラキラ……


村人「すげー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ヤングコーンやチンゲンサイが
霜降り和牛ステーキ風のみそ汁サケ焼き付きの定食になったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすがアシコリーダだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「みんなの分あるから食え!!!
久しぶりの贅沢だ!! またしばらく節制できるように味わっておけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガツガツガツ

アシコリーダ「お前達のもある
食っておけ」

ギル「あ…ありがとうございます」

ツバメオー「どんな作り方したらそうなるんだヨ!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人「アシコリーダはダンス出来るからな」
【ダンス万能説】

ツバメオー「絶対それ関係ねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜〜〜ん!!!!


ジジジジジ…
外から『みなさんおこんにちは〜♪
そろそろ夜が近いですね♪ そこで皆さんのお腹も減っていると思いますので
こちらではたくさんのお料理を用意させてもらってます♪
みんなで仲良く食べませんか?』



村人「ケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な〜〜〜〜〜にがお料理だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンコイン弁当かなんかの間違いだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちの飯のほうがつえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あのバカどもに自慢してきてやんぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ま…待ってください!!!!!!!!」

村人達『!!!?』

655名無しさん@避難中:2014/09/13(土) 02:44:42 ID:nsZlexboO
ギル「皆さん冷やかしやでもちょっとした文句でも
あの声の近くに行くのはやめるべきであります」

アシコリーダ「…何故だ?」

ギル「この町に向かい喋りかけているのは魔反会のマンイーター…メロンピルト様…!!
人の心を惑わすのを最も得意とする方であります
メロンピルト様の囁くような声質と言葉のトーン…テンポ 抑揚が合わさると不思議と心の奥底まで入り込んでしまうのであります
一度メロンピルト様の言葉に捕われたら終わりであります
そうなればメロンピルト様の意のままとなるでありましょう」

エンカ「…下腹部の痛み町でそんなことがあったな
町の人間まるごとマインドコントロールし 魔法使いを憎悪する人々を作り上げた…
あれほどの数の人数を操るとは…確かに恐ろしい話でござる」

村人「そ…そんなに?!」

村人B「そんなにヤバいやつなのか…?
あの女は魔反会だが 話だけを聞いてみるとどうにも悪いやつには思えない気もするんだがな…
なんていうか…誠意もある」


ガガガガガガガ…
メロンピルトの声『皆さん勇気を出して私の元へ来て下さい!!!!!!
特に魔法使いの皆さん!!!!! 皆さんは魔反会に対して大きな偏見を持っているかも知れません
しかし!!! 我々が目指すのはあくまで暴力を排した平和であり
今回の“保護”の目的はあくまであらゆる危険を孕む魔法の暴発を未然に防ぐための予防のためでありそれ以上の他意など全くありません!!!!!
それでも心配というのなら私が徹底的にサポート致します!!!!
私の保護にあるうちは 最大限の厚い扱いをさせてもらいます!!!!
私が側にいる間 何一つ不安も! 気兼ねもいらない時間を過ごしてもらえる事を約束します!!!!!!!!』


ざわ… ざわ…

魔法使い「え…? 保護…? そうなの…?」

魔法使い「だったら別に…」

ツバメオー「バカかお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんだけ純粋なんだヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会である限り あんな女がいい奴なわけがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会は悪だヨ……! ボクは魔反会に村を滅ぼされてんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわわ…

村人「そ…そう…なのか…?」

魔法使い「や…やっぱり悪い奴…?」

ギル「………
…つまりメロンピルト様の恐ろしさはソレであります
メロンピルト様の声にかかればどんな綺麗事もどんな嘘臭い言葉も…なんの捻りのないベタな台詞でも…その全てが真実で大きな事のように感じられるのであります
まさに人を食ったような…! 人食い花…!!! 心の隙間に根を張ってくる…!!!!!
絶対に耳を貸してはなりません …!!!!!」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

656名無しさん@避難中:2014/09/16(火) 01:16:55 ID:287et5r.O
ギル「そもそも今の言葉にも大きく引っ掛かりますね
『自分が側にいる間は安全を保証する』とはつまり『居ない時に何があろうと関係ない』と言い換える事が出来るであります」

村人「ホントやーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょうあいつら許せねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「というわけでみなさん外の魔反会の言葉には騙されずに過ごしてくださいね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜

村人「で
脱出方法をそろそろ教えてくれよ!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「うぇっ えっ…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
まぎまぎ…

ザ…
マジデス「まーまーまーまーとりあえず今回はマジそれはよくね?
今日はマジもうおっせーからみんな家に帰った方がいいよマジ」

村人「しかしマジデスさん!!!!!!!!!!!!!!!!
脱出方法は我々の最後の希望!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
聞かずしていられるカッテンダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「マジで? でももうこの時間マジあれよ? TVで『世界ちんすこう大戦』始まっちゃってるよ? マジで
見なくていいのマジ」

村人「なにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し…しまった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「そーそ だから今日はマジもうはやく帰るべきだと思うぜ
それにあまり脱出計画のことはきいてやるなよ マジな話
話聞いてあんまり騒ぎ立てると外にバレっから
マジやべっから とりあえずマジ超信じてやれよ
なぁあんた?」

ギル「そ…そうですそーです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まったくその通りであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジデスさんの言う通りであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(誰なんだ一体…)」
ず〜〜ん

657名無しさん@避難中:2014/09/16(火) 03:13:47 ID:287et5r.O
―――

『毛溜まり排水管』2F…


ギル「な…なんと!!!!!!!! あなたがこの町の渡り鳥の方でありましたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マジデス「マジです」
【ネアメ・ルート協力者 渡り鳥の マジデス】

エンカ「ということは貴殿がネアメにこの村の現状を伝えてくれたと…」

マジデス「うい
つっても俺がこの村に居たのはマジ偶然だけどな マジで
仕事のついでにここによってよ 壁があまりにも珍しいから見物してたんだよマジ
まじまじとだぜ マジで
マジまじまじと見てたかんなマジ マジマジ マジまじまじとマジでマジマジ」

ツバメオー「マジマジうるせーよマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「まー そん時魔反会が来たのはマジ偶然 マジびびったわマジな話
んでこれはマジやべーって思ってあわてて『マジ書(マジでヤバい書状)』をチョウチョに乗せて運んだんだ
マジびびるわ チョウチョでも手紙運べるもんだな
マジ神様にはチョー感謝だわ 感謝しかねーわマジ…
ゼアイズサンクス マジオンリーだわ…」

ギル「確かにそれはすごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「嘘ですよぉ チョウチョのIQは0.5しかないからそんなことできないですよー
きっとそれ蛾ですよ 蛾のIQは105ですから」

マジデス「いや 藪蚊だったかもしれん」

ビラコ「そっちかー」

ツバメオー「いやもうどっちでもいいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「いやでもマジホント良かったわ…あんたら来てくれて…
毎日毎日嘆くここの人ら見てるのマジ辛かったんだよ
いやマジでホント頼むわマジ」

ギル「は…はぁ…えぇ…」

マジデス「でもあんたら脱出計画なんて何も考えてないっしょ マジ」

ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ふぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「しょすょっ そんなわけないでありますよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ななななっ んなぁ〜〜〜〜〜にを言ってらっしゃるのでアリマスカ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザッブォンザッブォンザッブォンザッブォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「おいおい嘘つくんじゃねーよマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目が泳ぎまくりだよマジ!!!!!!!!!!!!!!!! 目がバタフライしてるよコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

658名無しさん@避難中:2014/09/16(火) 22:34:45 ID:287et5r.O
ギル「………実はそうなのであります…」
ズーン…

マジデス「そうか そりゃマジでやべーな」

ギル「申し訳ないであります…」

マジデス「…まぁそれほど急いで来てくれたんだろ? マジ正義感ぱねー
……だがこれはマジ村人には言わないほうがいいなマジで」

ギル「えぇ…」

マジデス「だがマジで あんたらはなんとしてもその方法を見つけなきゃならねー
それがネアメの在り方だろう?」

ギル「…もちろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「マジチョー協力すつぜ俺
よろしくなマジ」

ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「あんたらが持ってきた食料のおかげで多少は余裕が出来たようだが それも長続きはしねー
……もって3日…それまでになんとかしねーとなマジ」

ギル「…はい…!!!!!!!!!
というわけで皆さんも一緒に考えましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとしても魔法使いの皆さんをこの町から脱出させるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…」
コクコク

ビラコ「天狗に聞いてみますよ♪」

ツバメオー「……」

エンカ「まぁ考えるだけ考えてみるが」


オオオオオオオオオオ………

――― 部屋の外…

アシコリーダ「……………」


――― 次の日…

メロンピルトの声『みなさんおはようございます♪
体調はいかがでしょうか? 一日の元気はおいしいご飯から!!!!
こちらにたくさんの朝食を用意しておりますので どうかどうかお気軽に門をお開け下さいね!!!!!!!!』


― BAR ―


村人「うっせうっせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前らの朝食なんか食えっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人2「へへん!!!!!!!! 食い物なら足りてらぁ!!!!!!!!
ヤングコーンでダシをとり 蒲鉾で作った麺を合わせたとんこつラーメンが俺達の朝食だい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズヌレ「パパーおいしー♪」

ハゲシ「しやわせー!!!!」

アシコリーダ「…そうか 良かった」

村人3「そうだ ネアメルートの英雄さん方はどこだ?」

マジデス「脱出マジ計画の下準備だぜマジ
色々マジ大変らしいから自分らにはマジ構わないで欲しいってよーマジでー」

村人4「そっかー!!!!!!!! 楽しみだなぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわい

アシコリーダ「…」

659名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 00:05:54 ID:t8g9f.42O
――― 空地

ギル「では皆さん!!!!!!!! これより『みんなで仲良く脱出作戦会議』をはじめたいと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「会議って… 広げたシートに座って朝飯囲いながらか」

ギル「は…腹が減ってはなんとやらといいますし
ではみなさん 寝るまえに考えておいて下さいと言った脱出作戦のプランは出来てますか?」

ツバメオー「はあっ…考えたヨ
おかげで寝不足だヨ」

ビラコ「はーい! 私も考えたですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『…』
しん…

ビラコ「あー!!!!!!!! みなさんもしかしてまた私が天狗のなんらかを言うんだろ って思ってますか?!」

ギル「い…いや…………まぁ」

ツバメオー「それしか引き出しないじゃんお姉さん」

ビラコ「んぶー!!!!!!!!!!!! 私だって天狗以外のものだってあるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の作戦は……ズバリこれです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ… スチャアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ビラコは後頭部に長い筒のようなものを付けた》

ギル「……………それは?」

ビラコ「ぬらりひょんご用達の後頭部カバーですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
知ってます? ぬらりひょんは人が気づかないうちに家に上がり込んでお茶を飲むんですよ♪
これを応用してこのぬらりひょんカバーを付けぬらりひょんになりきって気配を消して気づかれないまま正門から出るですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「却下!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「結局妖怪じゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はうわう」

ギル「そういう超常頼りはなしー!!!!!!!!!!!!!!!!
現実的に行きましょう現実的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル(現実的………だったら俺の丑三つワラ人形殺法もアウツだな…)
くしゃ…

660名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 01:11:11 ID:t8g9f.42O
ギル「ツバメオー殿はなにか?」

ツバメオー「単純にさぁ……もう門開けちゃえば?」

ヤンデル「はあ…? 何言ってんだツバメ…
そんなことしたら…」

ツバメオー「だから
この魔消石使って魔力を消せばいいじゃん
村人に混じって魔反会をやり過ごすか こっそり村から脱出するか出来るじゃん」

ギル「いい案であります
しかし魔反会がこの村の魔法使いの名簿をまとめ 人数や顔を把握していないとは考えにくいであります
それに魔消石は魔力を感じにくくするだけであり 決して魔力を消すものではありません
したがって精密に調べられれば簡単にバレてしまうでありますし
それによって魔法使い最後の希望である魔消石の存在がバレるのは避けたいであります」

ツバメオー「あー…そっか じゃあダメじゃん」

ギル「エンカ殿は…?」

エンカ「拙者か 特に何も思いついておらぬが
一度壁の上に登って色々と確かめてみたいでござるな」

ギル「確かに……それはいいでありますね
よし! 言ってみましょう」

ツバメオー「あの階段を今度は登るのかヨ…」


――― 壁の上

ヒュオーーーーーーーーー…


ビラコ「んまーー! いい風ですよぉー!!!!!」

ギル「最初来たときは暗かった上に潜入の緊張もあって落ち着いてみれませんでしたが 景色も素晴らしい」

ヤンデル「村の中が小さく見える………
あ…… あれなんだろ…」

ツバメオー「どれ?」

ヤンデル「村の裏手に大きな池がある…… なんか不自然だな……」

ツバメオー「なんだお前 わかんないの? 本当にバカだな〜ヤンデルは〜〜
あれはプールに決まってんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「いやアレは貯水池でござろう」

ツバメオー「貯水池に決まってんダロ!!!!!!!!!!!!!!!! ヤンデルはマジ無能だわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…」

ギル「ほー 今時あんな…
しかし随分と立派でありますね」

ビラコ「天狗のお面浮かべたいですよ♪」

ヤンデル(ツバメを逆さ沈めて浮かべたい…)

エンカ「まぁそれはいいのだが
問題は外だ」

ゴオオオオオオオオオオオ…

661名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 01:43:41 ID:t8g9f.42O
――― 数分後

ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜…


エンカ「ふむ 現実的に考えるとこの村の唯一の脱出口はこの壁の上からでござろう
兵士の見回り間隔も相変わらず一定で 死角となる時間が出来る
だが問題の方法でござる…」

ビラコ「あー!!!!!! じゃあじゃあ! ツバメちゃんが魔法で大きな大きな氷の滑り台を作ってみんなで滑って降りるですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「バカ言わないでヨお姉さん
こんな高い壁から滑れる氷の魔法なんて簡単に作れないヨ
急造じゃ角度とか計算して作れない
そういうの度外視して作ったとしたら滑り落ちた後地面にぶつかってミンチになるヨ
それに魔力もいるし その魔力でバレるヨ」

ギル「それに村の魔法使いの方がたは約50人… 空白の時間に全員を滑り降ろすのはなかなか厳しいでありますよ」

ビラコ「そっかー…………」

ヤンデル「いい方法だとは思うけど……」

ビラコ「だったらー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「天狗はなしね 他の妖怪も」

ビラコ「はうわう…」

エンカ「うーむ…ダメか
一旦下に戻ろう」


――― 一行は地上に戻った…
そして再び脱出作戦を皆で話し合ったが… 結論は出ず…
結局途中で『自分がこれまで経験したクソゲー話』に花が咲いてしまい
その日は何も進展もないまま夜を迎えてしまった…


――― BAR

村人「今夜の夕飯はチンゲンサイで作ったとマグロの丼だぜ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うめ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわいがやがや
《盛り上がる村人達…》


ズヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン………
ギル達『………』

《それに反してブルーな一行》


ギル「うっ…うっ……まさか…まさかクソゲーの話で8時間も時間が過ぎるとは…うっ…うっ…」

マジデス「マジでかお前ら…」

ツバメオー「ボ…ボクは悪くないヨ!!!!!!
リーダーさんがゴーストバス○ーズについて5時間も語るからだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクはい○きについてちょっと話しただけだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「まずい○きはクソゲーではござらん
そこを履き違えてもらっては困る」

ツバメオー「蒸し返してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「やめろってマジ
クソゲーごときで喧嘩するなんてマジみっともねーぞ」

ギル「申し訳ないであります…」

マジデス「頼むよマジ…」


コト…
アシコリーダ「お疲れさん これは俺からだ そら豆で作ったカレーだ」

マジデス「マジスゲー!!!!!!!! 米がそら豆で出来てる!!!!!!!!! 味も米だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーい!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「お前の料理の才能すげーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

662名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:02:47 ID:t8g9f.42O
かちゃかちゃ

エンカ「これは美味でござる」

ビラコ「適度なあまさ〜〜〜〜♪♪」

アシコリーダ「ルーはトイレットペーパーを水でとかしたものに味をつけたやつを米にかけている」

ツバメオー「絶対食いたくねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
でも食べちゃう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふしぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱくぱくぱくー!!!!!!!!

アシコリーダ「…ところで 脱出作戦の方はどうだ?」

ギル「んブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぶしゃ〜〜〜!!!!!!!!
ツバメオー「へばし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きたねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…大丈夫か?」

フキフキ
ギル「え…えぇ…!!!!!!!
え…えっと…! なんでありましたっけ…!
えー……い○きの件でしたっけ?」

アシコリーダ「ちがう
脱出作戦についてだ」

ギル「あ…あぁ……
も…もちろんですよ…! ………!!」

アシコリーダ「…そうか それはよかった
……」
チラ…


ズヌレ「もうすこしで村からでられるよ!!!!」

子供魔法使い「ほんと!!!? ほんと!!!!?」

ズヌレ「うちのお父さんがそういってたもん!!!! 大丈夫だよ!!!!!」

村人「がははは!!!! そうだそうだ!!! アシコリーダがネアメなら大丈夫だって言ってんだ!!!!! あいつの言うことは正しいさ!!!!!!!!
アシコリーダはダンスやってるからな!!!!!!!!」
【ダンス万能説】


アシコリーダ「…………そうでなきゃ…俺は…」

ギル「?」

アシコリーダ「なんでもない………頼んだぞ」
スタスタスタ

ギル「…?」

ごしごしごしごしごしごし
ツバメオー「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目が超絶しみるヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前胃液ごと噴き出したんじゃねーか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜ん!!!!!!!!

663名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:20:41 ID:hYLz6jvg0
嫌なルーの作り方だwww

664名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:20:53 ID:t8g9f.42O
次の日


ギル「今日は徹底的に試行をして方法を探るでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずありとあらゆる事を試すであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― 中略 ―――

――― 数時間後


ギル「ふ…風船をォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風船を集めるでありますぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風船で空を飛んで脱出でありますぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「しっかりしろギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「ありとあらゆる試行も失敗に終わり とうとう精神が持たなかったでござるか…」

ツバメオー「ちょっと……マズいじゃん!?
どうすんのさ!!!!!?」

ギル「…皆で色々なんとか考えて…まだ行ってない方法を…」

ツバメオー「無理だヨもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色んな方法今日やったもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これ以上出てこないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「いや…まだ…なんとか…! 考えればきっとなんとかいい方法が…!!!
諦めないであります…!!!!! 最後まで…絶対に…!!!!!!
魔法使いの皆さんのために…!」

ツバメオー「……!!!!」
ギリッ…!


――― また夜

カチャ… カチャ…

村人「ちょっと飯も質素になってきたなー………」

村人2「もう無くなってきたのか…」


アシコリーダ「………」


ギル「…はぁー…」

ビラコ「ギル君 ため息なんてダメですよぉ」

ギル「あ…あぁ…すみません」

ツバメオー「…」

ザ…
村人3「なぁあんたら……いつになったら脱出作戦を始めるんだ…?
そろそろ内容くらい教えてくれたっていいだろ…」

ギル「い…いやまだ準備が…」

村人3「じゃあ準備がいつ終わるかぐらい言ってくれよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


しーん…

665名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:33:58 ID:t8g9f.42O
アシコリーダ「おい! 落ち着け!!」

村人3「落ち着いてられっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正直なぁ…俺達ゃ限界なんだよ!!!!!!!! あんたらが持ってきた食料のおかげで多少は気も紛れたが
だがそれもすぐ尽きる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! また疲弊の日々が来ると思うとウンザリなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで俺達がこんな目に合わなきゃなんねーんだよ
魔法使いじゃない俺達まで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「…おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

子供魔法使い「う…うえーーーーーーーーーん…!!!!!!!!」

村人3「…!」

村人4「おい落ち着けって!」

村人5「それ以上はやめろ!!!!!!!!」

村人3「…………くそッッッ」
ズンズンズン…


ガチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「………」

ギル達『………』


―――

村人3「くそ!!!!!!!! くそッくそッくそッ
…………!! はぁ〜〜……くそ!!!!!!
……少し…言い過ぎちまったかな…」
ザ… ピタ…

村人3「しまった……正門まで来ちまった…」


門の向こうから「あら…? どうしました…?」

村人3「?!!!! お前…!」

門の向こうから「こんばんは
お話していきませんか…?」

村人3「…だ…誰がお前なんかとッ…」

門の向こうから「…なんだか お悩みがありそうな声をしていますね…?
こんな閉鎖された村にいたら気分も落ち込むでしょう…?
どうでしょう 少しの世間話でも…
なに…言いたくないことは言わなくてもいいんですよ
ただ少しでもお話すれば
気分も晴れるかも……
だから…
協力しますよ…
あなたの
お悩み解決に…」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

666名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:58:51 ID:t8g9f.42O
次の日もやっぱり何もいい作戦が思いつかなかった
既にマジデスが示したリミットである4日目…


カー… カー…

エンカ「暗くなったでござるな 今日はこれくらいにしようぞ」

ヤンデル「…ギル?」

ギル「自分はもう少しこの空地にいるであります
先に行ってて下さい」

ツバメオー「…」
スタスタスタ

エンカ「…了解にござる」
スタスタ

ヤンデル「ギル…? 何かやるのか…? だったら俺も手伝う…」
ギル「大丈夫でありますよ
ヤンデル殿も疲れてるでしょう 先に行って休んでて下さい」

ヤンデル「…………分かった…」


―――…

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜………
カー… カー…


ザック… ザック… ザック…
ギル「こうなったらば残された手段は地下トンネルを掘ってそこからの脱出であります…!!!!!!!!
とりあえずある程度掘ってみて…!」
ザクッ… ザクッ… ザクッ…

アシコリーダ「無駄だ」

ギクリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ア…アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…何故ここに!!!? 今は夕ごはんの準備では…!」

アシコリーダ「もう食料が少ないから今日は簡素なものだ だから仕込みは終わった」

ギル「そ…そうでしたか」

アシコリーダ「…穴を掘っているのか」

ギル「…!!!!!!!! こ…これはですねハイ…!!!!
ちょうど野ウンコをしたのでそれを埋めるための穴でして…!!!!!!!」
あせあせ

アシコリーダ「脱出のためのトンネルを掘るんだったら無駄だ
この村の地面は少し掘ると鉄板が出てくる
この村は“壁に囲まれてる”のではなく“鉄の箱の中にある”村なんだ」

ギル「…!」

アシコリーダ「……話は初日に聞いていた
ノープランでここに来て 脱出作戦なんてないんだろう?」

ギル「ッッ…!!!
…はい…申し訳ないことに…」

アシコリーダ「そうか
…………そうか……」

ザザッ!!!!! ペコー!!!!!!!!
ギル「騙していて申し訳ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは自分が…真実を言わない方が皆さんの不安にならないと考えたからであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし結果として皆さんの心を疑心暗鬼にしてしまったであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…」

ギル「今回の件をまとめるアシコリーダ殿には本当に悪いと思っているであります
しかし自分は!!!!! 何も諦めてはいません!!!!!!!!
必ず皆さんを…魔法使いの皆さんを脱出させ 村を魔反会の手から解放するであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからこのことは皆さんにはッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…ふー… 分かってる 言わない」

ギル「ほ…本当でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「あぁ だから頑張ってくれ」
ザ…

ギル「は…はい…!!!!!!!!」
ぺこ〜〜〜〜!!!!


――――

ザ… ザ… ザ… ザ…
アシコリーダ「……………
…言えるわけ… ないだろう………
言えるわけ…………」

ヒュオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…………

《重い足取りで どこを行くでもなく アシコリーダは村をさ迷った
そして向かう先は…》

667名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:17:28 ID:.wGGNAcUO
―――

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

ザ…ザ… ピタ…
アシコリーダ「…!!?」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


アシコリーダ「俺はいつの間に正門に………
…………まるで何かに引き寄せられたよう…だ…
………歌…?」

門の向こうから「♪〜〜〜… ♪〜〜〜〜〜…」


ビッグになりたい
作詞作曲:ハマチ 歌:メロンピルト

あー…ビッグになりてー…
ビッグな人間になりてーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてビッグマックをたらふく食いてー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ピクルス抜きで食いてー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが俺はチビだった… 平均身長を大きく下回るスモールボーイなのだぜ…
何cmかって? 聞くかそれを…
俺の身長は140cm!!!!! もちろん背伸びありで
こんなんでビッグになれるか! ハンバーガーだって満足に食えやしねー!!!!!!!!
だが俺には……一つだけ自慢があった…それは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK♪ BIG DICK♪ BIG DICK DICK♪
世界最大未確認〜〜! 不埒千万百科全書〜〜!!!!

BIG DICK LICK & CLICK !!!!
BIG DICK LICK CLICK !!!!!!!!
ホ〜〜wwwwwwwwwwwwwww

BIG DICK KICK & CLICK!!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK KICK CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

BIG DICK SICK & CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK SICK CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

アシコリーダ(なんて…なんて綺麗な歌声だ…
俺はこの声に“引き寄せられた”……?)


門の向こうから「………あら…? どなたかいらっしゃいますか…?」

アシコリーダ「!!!」

門の向こうから「お話…
しませんか………?」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…

668名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:44:34 ID:.wGGNAcUO
アシコリーダ「…!! 別に話など…!!!
たまたま来ただけだッ…」

門の向こうから「その声は…………アシコリーダさんですか…?
まぁ嬉しい… 代表の方とお話できるなんて」

アシコリーダ「! …お前…俺の事を…?」

門の向こうから「えぇもちろん… 町の方のことは皆把握していますよ…
あなたとは初日の交渉の時もお話しましたし……
しかしあの時と比べると…随分とお疲れのようで…?」

アシコリーダ「だ…誰のせいだと思ってるんだ…」

門の向こうから「あらあら…まるで私達が悪者みたいな言い方じゃないですか…?」

アシコリーダ「ここまでしておいて違うといいたいのか?!!!!!!
太い野郎だなッ…!!!!!!!!!」

メロンピルト「そんな……私達は真摯ですよ…
目的さえ果たせばこの町からはすぐ離れます…
簡単なことです…」

アシコリーダ「……魔法使いを…… 仲間を売れというのか!!!!!! ふざけるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「言い方が悪いですよ…
私達は魔法使いの方々をどうこうするつもりはありませんし…
ただの保護です 私が側にいる間は安全で…」

アシコリーダ「側にいないなら何されても知らない…だろ?
バカらしい…! 話すだけ無駄だ
俺はこれで失礼する…」

門の向こうから「そうですか………
じゃあ一つだけ聞いてもいいですか…?」

アシコリーダ「…?!」

門の向こうから「そちら…誰か来ていますか…? 外部から…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……

アシコリーダ「ッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……バカな…何を根拠に…」

門の向こうから「根拠ですか…? そうですね…
こうして村の方とお話をする機会が急に減ったから…でしょうか…?」

アシコリーダ「!!!!?」

門の向こうから「少し前までは村に声をかけていると いつも熱いお言葉(批難)を皆様が投げかけてくれていたのですが
ここ数日…どうもそれがない…
誰かからそう言われていませんか…? 外から来た誰か…」

アシコリーダ「…!!!! そ…そんな…わけ…ないだろう…!!!!!!
そもそもそんなの どうやってこの村に入るってんだ!!!!!!!!
この村には見ての通りバカでかい壁があるし 入口や壁の回りはあんたらが押さえている!!!!!!!
鼠一匹入れやしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「…普通の人なら…まぁ入れませんよね…
でも…普通じゃない人なら…入れない壁じゃない…
そして私達は…そういう方々を少々ご存知でして…」

アシコリーダ「…!」
ゴク…!!!

門の向こうから「そして残念なことにその方々は…我々が唯一対立している“テロリスト”でして…
…そういう方々とこの村が繋がっているならば… 我々も少々やり方を変えざるを得ないのですが…」
オ゙ォ゙ン…

アシコリーダ「…!!!!!!!!!!!!」
たらたらたら…

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

669名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:46:45 ID:.wGGNAcUO
訂正

門の向こうから「少し前までは村に声をかけていると いつも熱いお言葉(批難)を皆様が投げかけてくれていたのですが
ここ数日…どうもそれがない…
もしかしたら…私達と話すなとか… 近づくなとか…
誰かからそう言われていませんか…? 外から来た誰かから…」


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