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【リレー】第2回創発キャラトーナメントバトル【part3】

1名無しさん@避難中:2011/07/27(水) 01:06:39 ID:WXKLCzWU0
ここは創発のキャラを使ったトーナメントバトルをリレー形式で行うスレです

《まとめ》
http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/1023.html

《過去スレ》
リレー小説でトーナメントバトル
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/3274/1294915051/
【リレー】第2回創発キャラトーナメントバトル【part2】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/3274/1295684382/

《前大会》
第一回創発トーナメント(ルパン「とんでもねぇ大会だぜジゲ〜ン」)
http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/276.html

57名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:36:23 ID:60brgvSA0

大魔女「バクサーレ メコレッ!!!!!!!」
ズドオオオオオオオォォッォン!!!!!!!!!!!

遥「なんのっ!!」

ワアアアアアアアアア!!

アンテナ『いやあようやくはじまりましたね、二回戦第一試合! 創発きっての勢いを持つ巨大スレVS超人スレ! 観客たちも凄まじい熱狂ぶり!!』

柏木『それにしてもいきなり飛ばすねえ』

アンテナ『かたや世紀の大魔女(20)、かたや魔法少女(19)、両者結構いい年してアレです!!』

柏木『声荒げてる君も相当だよ』


大魔女「メコレボンブ バクサス メコレッ!!!!!」
バババババッ
《爆発の弾幕が襲いかかかる》

遥「ぐうっ!」
ギリッ


ルガー『そっちは危ないよ!』

ワラース『馬鹿正直に誘導されてやがるな…ヒヒヒ…』

サナバー『それにしてもやり過ぎじゃないか』

リヒト『あれぐらいなら丁度いいって、ちったぁ揉まれてきたほうがデカくなる』

ウ詐欺<おっぱいの話ですねわかります>

リヒト『断じて違う! ロリの巨乳など邪道も邪道、ナイチチこそ未完にして究極の芸術よ!』

ボケ妹『突っ込む所そこかよ!!!!!!!!』

マリモス『ほう、リヒトさんと言いましたか、あなたとは気が合いそうですね』

亀『それにしても神子といったか、ロボの世界で魔法使いのようなものが存在するなんて興味深いな!!!! 今度取材させてくれ!!!!!!!』
パシャ

玉藻<おっと、まどかを撮るなら私を通してもらおうか>

まどか『こらこら、たまちゃん』

珍獣「それよりもはやくしないとお弁当なくなっちゃいますよ!」

ライ「いやs」

ボケ妹「いやそれより試合の心配しろよ!!!!!!!!!」

ライ「………」

ねこ「……あっフーリャンちゃんが危ないよう!!!!!」

ライ(こいつらなんで普通に馴染んでるんだ……)

58名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:37:05 ID:60brgvSA0

ギャンッ!!

大魔女「くっ…まさか爆炎の中を突っ込んでくるなんて正気の沙汰じゃないわ」

遥「心頭滅却すれば火もまた涼し、ってね!!」

大魔女「だったら頭の中まで燃やしてやるまでよ!!! ハイドボム バクサーレ メコレ」
ドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!

遥「負けるもんかっ!! Go a head!!」
ダッ

アンテナ『なんとーっ!! 一条選手一切臆する事なく突き進んでいくーっ! 凄まじいガッツです!! かつてこんな勇ましい幼女(19)がいただろうか!! 』

ズドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!

《遥は致命傷だけをギリギリ避けて弾幕が薄い所を無理やり通り抜ける!》

大魔女「ちっ……ドン・レイファブリアイズ バクサーロード……」

遥「フィジカルスリーパー!!」
ガシィ!!

大魔女「くっ……いつの間に!!!!」

遥「確かに凄い威力の魔法だけど、この狭いリングじゃ自分や施設そのものも巻き込みかねないからね。そこに付け入る隙があるっ!」

ギシギシ……

遥「そしてこの距離とこの締め付けなら、得意の魔法もっ!」

大魔女「……」
ブリブリブリッ!!!!!

遥「くさぁっ!!」

《黙唱…フーリャンは詠唱なしでウンコ メコレを発動させていた》

アンテナ『あーっと一条選手流石にこれには腕が緩む! その隙にフーリャン選手脱出!!』


大魔女「ふん……ちょっと侮り過ぎたようね。フワラル レーロー メコレ!」
バサァッ

アンテナ『おっとフーリャン選手の背中から翼! 得意の飛行魔法です!』

柏木『あれでは一条選手は手が出せないか?』

遥「ならこっちも! 変☆身っ! 魔法少女フィジカルハルカ!」
パアァーッ!(変身バンクショートver)

59名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:37:39 ID:60brgvSA0

遥「いくら空高く飛べてもここは地下! つまり高度も有限!!」

ダッ!

はさみさん『跳んだ!』

遥「きらめけブリューナク☆スーパージャンプ!!」
ギュオオオオオオン!!

串子『これは……槍から放出されたビームで加速!?』

グググ……

アジョ中『いや、これはむしろ……!』

グワン!
《ガン○ムのサーベルみたいにビームが凄い撓った!》

霧崎『まるで棒高跳び、といったところじゃな』

ゴオオオオオオオッ!!

大魔女「ハッ わざわざ飛び込んで来てくれるとは助かるわ!!!!! 魔体術『爆走』!!!!!!」
グッ!!!!!!

ドカーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!

《天井に爆風を当てて無理やり向きを変えると、その勢いをマントに受け帆船のように突っ込んできた》

遥「!!?」

グワシ!!!!!

アジョ中『あの体勢から空中の相手を掴んだと!』

大魔女「大魔女脳天逆落とし!!!!!!!!!」
ギャルギャルギャルーーーーーーー

SSP『空中でバックドロップ!?』

ギャオウン!!!!!

遥「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!」

アンテナ『勢いよく天に昇った一条選手、今度はそれ以上の速度で落ちていくーっ!!』

柏木『しかもそれだけじゃあない』

大魔女「フン、これで心置きなくブッ放てるわ!」
ゴゴゴゴゴ……

山梨『落下の最中じゃあ防御のしようがない……初めからこれが狙いだったわけね!』

一条彼方『お姉ちゃん!!』

発子『来るわ……彼女の最大級の魔法が!!』

「ゴクリ……」

60名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:38:11 ID:60brgvSA0

大魔女「リアル ビッグ ウンコ メコレ」
ボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「最大級のウンコだったァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!


ドバッシャァアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!


アンテナ『超巨大ウンコ落下ァァ!! 一条選手の姿は当然見えません! 当然あのウンコの下敷きになったと見るべきでしょう!! なんと恐ろしいフーリャン選手のウンコ魔法! これは決まったかーーっ!?』

柏木『君はそんな連呼していていいのか……待て、様子がおかしい』



<――――汝、平和を欲さば、戦への備えをせよ>


カッ!

ズドオォォオオオオオオオオオン!!!

アンテナ『ウンコが爆発したあああっ!! これはどういう事でしょう……いや、その答えは一つしかありません!!』

柏木『あれは……あれこそが一条選手の使役する漆黒の機械人形<オートマタ>――』

<システム、戦闘モードへ移行します。マスター、反撃の許可を>

『――M-12 リヒター・ペネトレイター!!』


「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

「ローボ!! ローボ!! ローボ!!」

「ローボ!! ローボ!! ローボ!! ローボ!!」

「ローボ!! ローボ!! ローボ!!」

「ローボ!! ローボ!! ローボ!! ローボ!!」

アンテナ『これが、これこそがロボスレ! ついに登場した真打に会場はロボ一色です!!』

「パーーーンチラ!!! パーーーーンチラ!!!」

アンテナ『……ロボ一色です!! ロボ一色です!!!』

遥「待たせちゃったね……それじゃあ、いくよリヒター!」

リヒター<イエス・マイマスター>
ゴウッ

アンテナ『デカい! しかし速い! まさに疾風、まさに弾丸! バリアを解除して一気に突っ込む!!』

ムクッパ『だか……彼女も速い』

61名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:38:34 ID:60brgvSA0

大魔女「韋駄天足!!!」

ビュッ

遥「かわした!?」

大魔女「マッサツ メコレ」
ガキキキキィン!!!!!!!

亀『すげえ嫌な音がするぜーー!!!!』

リヒター<……………>

大魔女「涼しい顔してくれるじゃない……流石にこれは骨が折れそうね。とはいえ長引くと面倒くさいし……」

スッ

大魔女「こっちも頭数を増やさせてもらうとするわ。カクリオ リフル メコレ!!!」

柏木『なるほど魔獣の召喚で対抗する気か』

ほっしー『あの召喚術はわしが育てた』

ボシュウウウウウ

「!!!!!!」
鑑賞用筋肉魔獣 アポロ
ドドン!!

大魔女「即効でブッアレすわよ!!!!!」

アンテナ『でかいっ! そしてナイスマッスル! 体格ではリヒターに勝るとも劣らないぞーっ!!』


アポロ「!!」

リヒター<マスターはやらせん>

《アポロの攻撃をリヒターが盾になって防ぐ》

大魔女「背中向けてんじゃないわよ!」

遥「リヒター、ブースト!」

ガシイイイイイン!!

《後ろから追ってきたフーリャンの攻撃をマナのバリアで防いだ!》

大魔女「硬い癖にバリアまで自由に張れるわけ!?」

サナバー『なんという息のあった連携じゃ……まったく隙がないぞ』

62名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:38:49 ID:60brgvSA0

大魔女(それにしてもこのメカ…魔力で動いてるようだけど何かおかしいわね。さっきから魔力の流れが滅茶苦茶だわ!)

リヒター<もらう!>

大魔女「あんたにやるもんなんかないわよ! レレレイド ザンガ メコレ」
バリバリッ

遥「今だよリヒターっ!!」
ギュウン

大魔女「!?」

アンテナ『おっと回避したかにみえたフーリャン選手! しかし光のダガーが伸びる!』

ズバッ

明日名『これは……出力が瞬間的に増幅したのか?』

平賀『どうやらあれはただのカラクリ人形ではなさそうじゃな』

キッコ『ふむ、女子のほうからか魔素が流れ込んでおるの。ああ見えて案外あれはむしろ我らの側に近い存在なのかもしれん』


大魔女(ちっ……またマントっ!!! 三つ編みおさげ一人なら魔力を持て余していたみたいだけどこれは厄介ね……それなら!!!!!)
「カクリオ リフル メコレ!!!」
ボシュシューン

「じゃじゃ〜ん!」
精神攻撃用毒舌魔獣 リリス

「むちゅちゅ〜〜〜〜ん」
身代わり口吸い魔獣 ディアボロ

アンテナ『フーリャン選手ここで残りの魔獣も投入! 三つのしもべに命令だァー!』

柏木『資料によるとあまり戦闘向きではないようだが、さてどうするのかな』

大魔女「あんた達は全員で三つ編みの相手してなさい!!!! あのメカは私がブッアレす!!!!!!!」


まどか『オートマタが最大限の力を発揮できるのは神子との連携があってこそ…どうやら彼女はそこに目をつけたようですね』

ワラース『いひゃひゃひゃ!!! 互いに対戦者以外とやりあうなんてどんな試合だよ!!!!!』

かのたん『まあそこは適材適所でしね』

リヒト『チームプレイは大事だからな』

ヘンヨ『まったくだ』

ツカサキ『しっかしそう簡単に分断できるかねぇ?』

チャンダーン『行けーフーリャン様〜〜!!!』

ライ(めっちゃ増えてる! ってか席取られてる!)
ゴーーーーーーン

珍獣『あれ、ライディーンさん居たんですか』

63名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:39:07 ID:60brgvSA0


リヒター<対多数は慣れたものだ……!>
ギュオン

大魔女「ジ アーレ メコレ……ふざけた瞬発力たけど接近するのがわかっていれば!!!!」

リヒター<!!?>
カチッ

ドオオオオオオオオン!!!!!!!!

マチコ『あらら、地雷を設置する魔法まであるのね』

遥「リヒター! って何これ邪魔っ……来ないで!!」

ディアボロ「むちゅ〜ん」

大魔女「でかしたわ! エブリル フォッサマグナ バクラージ メコレ!!!!」
ズドドドドドォォォーン!!!!!!!

《地面から大量の火柱が噴き出し壁を作り出す》

遥「ええいこんなっ!」

リリス「あんたの相手はこっちだよ〜森羅万象おめめ『モノリスっぽいの』!!!」

アポロ「!!!!!」
ぐぐぐっ……もりもりもりっ

アンテナ『火の壁・鉄の壁・肉の壁〜!!! 三つの壁が一条選手とリヒターを分断したぁッ!!』

柏木『決して強固ではない。そして恒久的とも言えない。だが二人をそれぞれ釘付けにするには十分だね』

遥「リヒター! 私は大丈夫だから、思いっきりやっちゃって!」

リヒター<イエス・マイマスター!!>

大魔女「意外とすんなり切り替えてきたわね。まあどっちみちブッアレすだけだけど…ハム バクサボ メコレ!!!!!」
ボゴゴォォーッ!!!!!!

アンテナ『凄まじい爆音!! 地面ごと吹き飛ばす気かーーっ!?』

柏木『いや、狙いは……!』

大魔女「対メカ魔体術――」

リヒター<土くれと爆炎に紛れたか!>
ピピッ……

直りん『炎の中でわざわざ氷結の拳? いえ…あの両手は……』

大魔女「――反属性パンチ!!!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!

64名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:40:42 ID:60brgvSA0
アンテナ『速い速い速ーい!! フーリャン選手怒涛のラッシュ!! しかしこれは効いているんでしょうか!?』

柏木『確かに普通の打撃なら大した効果はないだろうが、あれは魔法の力を身体に宿す魔体術。その効果は……』

ジークリンデ『炎と冷気に連続打撃……なるほど金属疲労狙いってわけね』

《金属疲労――急激な加熱と冷却を繰り返したりすると起こるっぽい現象》

大魔女「オラオラオラオラオラオラ!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!

リヒター<黙って受けるわけにはいかない!!>
ギュオオン!!!

大魔女「――ッ!! ハード ガドロワ メコレ!!!」

バッギャアアアア!!

アンテナ『ああっ! リヒター反撃の貫き手がフーリャン選手を捉えたーッッ!!! これはついに決着か!?』

柏木『いや、彼女は直前に防御魔法を発動させていたようだ。しかし……』

大魔女「防ぐのが遅れたとはいえこの威力……まったくもってふざけてるわね……」
ボロッ

アンテナ『フーリャン選手立ち上がったがどう見ても大ダメージ!! しかしとっておきの対メカ魔体術が効かなかったのはどういう事だーっ!?』

???『説明しよう!!!!』
バッ

新野『一見して只の金属に見えるオートマタの装甲だが――』

フォード『それを構成しているのは超極小の機械群、ナノマシン』

ユノー『このナノマシンがまるで有機生物の細胞のように成長と分裂を繰り返すことで――』

悪山『表皮、すなわち装甲を再生する事が可能となるのじゃ。より強固なものとなってな!』

「なんだナノマシンか」
「ナノマシンならしょうがないな」

アンテナ『よく分かりませんが説明ありがとうございます……ってか博士多っ!! 流石ロボスレ、白衣で1ブロックが埋め尽くされています』


亀『体力だけじゃなく身体そのものも回復できるなんて無敵じゃないか!!!?』

たま<ハハハ……苦しゅうない、もっと褒め称えよ>

まどか『まあ本当にそれで全部済んだら良いんですけどね』


リヒター<……次は直撃させる。死にたくなければ降参しろ>

大魔女「生きてもない奴が今さら偉そうな口叩いてんじゃないわよ!! 戦闘兵器ならごちゃごちゃ言わずにかかってきなさい!!!!!」

ウ詐欺<あらあら酷い言われようですね>

リヒター<……ならばそうさせてもらう>
ググッ……ゴオオオオオッッ!!!!

65名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:42:15 ID:60brgvSA0
柏木『来るぞ…リヒター・ペネトレイターの十八番、「とっつき」だ』

《リヒターは背中のブースターを全開にして突っ込んできた!》

大魔女「!!」
バッ

リヒター<貴様の回避行動は既に見切っている>

大魔女「……カキン チンクルァ メコレ!!!」
ピキッ

バゴォォオオオオン!!!

アンテナ『フーリャン選手は魔法によって身体を硬化させたのかッ!? しかし関係ないと言わんばかりにリヒターこれを吹き飛ばし、叩き付けた壁をも粉砕するーーーっ!!』

ガラガラッ
大魔女「ぐっ………」

アンテナ『瓦礫の中からフーリャン選手再び立ち上がる! しかし……やはり大ダメージは免れていない! 完全に満身創痍!!』

ボケ妹『あいつまともに受けやがったぞ!!!!!』

リヒター<もう一度だけ警告する。降参しろ。貴様に次の手はない>

大魔女「ゲホッ…手がない? ……手がないってのは……今のアンタの状態を言うんじゃないの?」

ピシッ……

リヒター<!!?>

ピキピキッ……

柏木『これは!』

パキィィィン!!!

アンテナ『ななななんと! 攻撃を放ったはずのリヒターの拳が砕け散ったぁーーッッ!! 一体全体どういう事だぁ!!?』

『またまた説明しよう!』

大江戸『ナノマシンと言えど小さいだけで機械である事に変わりはない』

十字『先の攻撃による負荷そのものは少しずつではあるが、確実に蓄積されていた』

天農『そこに超高速の一撃。止めを刺したのは自らが放った衝撃の反動というわけだ』
ズララ〜〜ッ

アンテナ『な、なるほど……つまりナノマシンも万能ではないと?』
(解説の順番取りで並んどる……)

柏木『そもそも自動修復が備わっているという事は破壊を前提としている事に他ならないからねえ』

66名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:42:48 ID:60brgvSA0

リヒター(利き腕の修復には時間がかかるか。ダガーでの攻撃は可能だがマナの残量も減ってきている。ここは一旦……)
ザッ

大魔女(流石に魔力的にも体力的にも結構厳しいわね……リリス達はうまく抑えてるかしら)
チラッ

《距離をとった両者は同時に戦況を確認しようとしていた。しかし!!》


遥「でね、私も猫のほうが好きっていったら『同じ』だねーって!」

リリス「あー何かそれっぽい。っていうかあのロボットも猫っぽいよねー」

遥「うそ、わかる? ぱっと見ドーベルマン系なんだけどあの子結構猫ネコしてるんだよね……あ、でも最近私に似てるって言われるかも」

リリス「えーじゃあそれって自分も猫って事じゃん…まあ一条はどう考えても虎だけど」

遥「リリスちゃんそれひどーい!」
きゃいきゃい

リヒター<………>

大魔女「………」

よし子『めっちゃ打ち解けてるーーーー!?』
ずーーーーーーン


メルフィー『遥さん今試合中ですよ!?』

遥「はっ……こんな事してる場合じゃなかった!!」

大魔女「リリス!!! あんた達もなにボサっと突っ立ってんのよ!!!!!!」

リリス「あはは、ごめんよ大魔女〜」

遥「集中っ!」
ざくっ

《遥が杖をを突き立てるとそこから魔力(マナ)が放出される》

探知桃花『これは……竜脈の流れに乗せて気を……違う、まさかそれすらも取り込んで?』

イリコ「あんな距離からでも飛ばるんですかン!!!!?」

サナバー「いかん! あれだけの量と密度、回復どころではすまされないぞ……」

遥「リヒター……一気に行くよ!!」
ギュオオオオオオオン

リリス「大丈夫だよジジィ〜」

オオオオオオン

《三重螺旋となってライフル弾のように走る魔力(マナ)。その先にあるのは――》

67名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:43:13 ID:60brgvSA0
――――カッ

ディアボロ「ちゅむちゅー……むちゅっ!!!!」
《フーリャンの魔獣》!!!


リヒター<マスター!!!>

遥「えっ……うそ、リヒターじゃ……ない!?」

ドン!!

アンテナ『何が起きたのか!? 魔力とやらが見えない一般ピーポーにはサッパリですが一体全体どういう展開になっているんでしょうこれは!!? 流れを見るに魔力供給に失敗したのでしょうか!?』

リリス「お喋りしてる間に幻影投射をかけておいたんだよ〜 ごめんね一条〜」

《幻影投射――読んで字のごとく》
ドドン!!!!!!!!!

大魔女「でかしたわ!! トドメよ……バクエング バクサドン メコレ ギオッ!!!!!!!!!!」

カッ

ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!


アンテナ『さ、炸裂ーーっ! これが上級呪文『メコレ』を上回る『ギオ』ッ!! 恐ろしすぎる威力っ!!』

柏木『しかし、あれは――!』

シュゥゥ……

リヒター<マスターは……私が……守る……!>

ドドンッ!

大魔女「アイツ……いつの間に……!!!!」

リリス「しかもなんか見た目がパワーアップしてるよ〜?」

《一瞬! フーリャンが呪文を唱え終わるまでの一瞬にリヒターが飛び込んでいた!!》

リヒター<しかし……どうやらここまでのようです……申し訳ありません、マイ…マス…タ……>
ヒュオォン……

センジュ『一度に大量のマナを消費しすぎたか。再起動には相応のエネルギーが必要だが……』

大魔女「はぁ……はぁ……とにかくこれでようやくチェックメイトね!!!!」

遥「……っっ!!」

リヒト「もういい、ギブアップしろ遥。これ以上は無理だ!」

遥「嫌です!!」

リヒト「何のためにリヒターが庇ったと思ってんだ。お前は半人前だ、一人で戦ってるわけじゃないんだぞ」

遥「だからです師匠、一条遥はひとりじゃない」

68名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:44:38 ID:60brgvSA0
マチコ「フフ、強情な弟子をもったものね」

草川「あれをやるんだな、一条」

ルナ「私たちも応援するわよ!」

メルフィー「遥さん、こっちはいつでもOKです!」

隆昭(え……なんでこの面子で俺だけ何も知らないわけ?)

リヒト「しょうがねえな、どんな策があるかは知らんが、その代わり……勝てよ!」

遥「はいっ!! これが……これが私たちの、最後の切り札!」
キュォォ……

トエル「ふぇ…カードがけんじゅうに!」

炎堂「魔法少女にロボット使いの神子ときてお次はなんだァ!?」

《地面に描かれる魔方陣を打ち抜く遥》

キュイイイイイン

石川『ちごうからくりが出てきとるよ!』

ウパ太郎『これは……平行世界の力であるか』

ゴゴゴゴゴ……

柏木『あれは……本来の存在とは異なるもうひとつのアストライル・ギア――ヴィルティック(わっふる)!!』

ザザン!!

「ハールーカ!! ハールーカ!! ハールーカ!!」

「H・R・K!!H・R・K!!H・R・K!!」


大魔女(とんだ隠し玉を抱え込んでたわね……今度こそ魔力の残量がヤバイわ……)

遥「行くよメルフィー! シャッフル!!」

ヴン

<トランスインポート・ウイング>

アンテナ『でかいっ! その大きさは先の二倍以上……10メートルはありましょうか!! その巨体が!!」

ゴオォォォォッ

アンテナ『舞い上がる!! 天高く――』


遥「あっ」

メルフィー「えっ」

大魔女「は?」

69名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:45:58 ID:60brgvSA0

アンテナ『――そう、天高……く……?』


ずぼっ


『突き刺さったーーーーーーーー!!!!!!!!!!』

《勢い良く飛翔したヴィルティックは頭から天井を突き破って挟まっていた》



まどか『…………』

ねこ『……うん』

リヒト『まあ……』

ウ詐欺<……デカ過ぎましたね>

サナバー『そうじゃな……』

ちーん


遥「ごっ…ごめん、つい勢いで……」

メルフィー「いえ、私も迂闊でした」

遥「あっ……これどうにか動かせないかな」

メルフィー「……天井が崩れる恐れが」

遥「……」

メルフィー「……」


アンテナ『とういう事は……』

柏木『規定に従うしかないねえ』

よし子『そ、そこまでだーーーっ!! ……ってコレでいいのかーーーーっ!!!?』
カァーーン


【二回戦 第二試合 一条遥 VS 大魔女フーリャン
リングアウト復帰不能により……
               勝利者:フーリャン】

大魔女「……」

ヒューヒュルヒュル……

大魔女「な  に  よ  こ  れ!!!!!!!!!!!!」

ズズーーーーーーン

《to be continued》

70名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 17:47:29 ID:60brgvSA0
投下終了

はじめにオチありき。

71名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 18:00:44 ID:G6CxotZ.0
おおー! おつおつ
キャラがすごく活きてる
オチワロタw

さて、長かった2回戦もあとはハルト閣下vsシロちゃんだけか

72名無しさん@避難中:2011/08/27(土) 19:16:38 ID:I/pG7J6QO
投下来てたコレ!!
乙!!!!!

73名無しさん@避難中:2011/08/28(日) 02:29:27 ID:E8pH/z7E0
 ああ! ウチの娘の試合投下されてた! ちんたらしてる間に完全に先を越される形になってた!

>>70
 乙です! 超乙です!
 よく頑張った! 遥さんもペネ子もよく頑張った! 二人とも頭なでなdジョインジョインハルカァ
 まさかわっふるの方まで使っていただけるとは感無量ですイィヤッホォォゥ!!
 それにしてもタカ坊だけハブられててワロタw


 さて……書きかけの第2試合になるはずだったものはどうしましょうか……。

74名無しさん@避難中:2011/08/28(日) 06:04:08 ID:7pUcHYDk0
ライと空気さん不憫w

75名無しさん@避難中:2011/08/29(月) 22:57:42 ID:s0pkPmzoO
>>73
>  さて……書きかけの第2試合になるはずだったものはどうしましょうか……。


詳しく話を聞かせてもらおうか

76 ◆1m8GVnU0JM:2011/08/30(火) 12:43:32 ID:hFlnyBKg0
>>75
 パンモロー博士を戦わせる予定だったんじゃよ!

77名無しさん@避難中:2011/09/02(金) 15:17:08 ID:Ju0MzDY60
wiki更新した
最初にやってくれてた人じゃないから不足分やおかしいところは各自修正よろしく。

PBMの人vsやまなし はやまなっちゃん勝利で収録したけど
リザーバー戦になるなら追加してやってください。

遥vsフーリャン はスレに投下されたショートバージョンのままです。


番外編のD君の話は何処にいれたらいいだろう?
鬼子vs青森さんの試合中の話らしいんだが
陽太vsウパの試合が先に済んでるらしくてどうしようかと。




《未消化試合》
第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ

78名無しさん@避難中:2011/09/02(金) 15:36:28 ID:CZOso4fo0
番外編でまとめてみたらどうかね?

79名無しさん@避難中:2011/09/02(金) 15:43:50 ID:e0euvAw20


80名無しさん@避難中:2011/09/04(日) 01:01:36 ID:D.VpR3M20
乙です

一人遊びのは単純にボツ稿タレ流しなんで現状でokです、いらん事して申し訳ない

81名無しさん@避難中:2011/09/05(月) 17:02:15 ID:VQBfTWGYO
まとめ乙ちゅ

82名無しさん@避難中:2011/09/10(土) 21:09:17 ID:r15SNSa20
>>76
http://loda.jp/mitemite/?id=2426.jpg

83名無しさん@避難中:2011/09/10(土) 22:16:14 ID:PVjb/xA.0
これはwww

84名無しさん@避難中:2011/09/11(日) 04:31:26 ID:GUP6x5jc0
ちょwww

85名無しさん@避難中:2011/09/11(日) 11:37:02 ID:EogMCwbc0
>>82
 ふぅ……。

 パンモロー博士はかわいいなあ!!!!

86名無しさん@避難中:2011/09/11(日) 12:27:44 ID:5UqSJJrM0
イイヨーエロイヨー

87名無しさん@避難中:2011/09/20(火) 13:41:30 ID:IP2x8ZssO
エロトーナメント

88名無しさん@避難中:2011/09/20(火) 17:06:19 ID:/Jw0IaqA0
   _|\
  \   |
 </ ̄ ̄\
 /   _ノ  \        …………。
 |    ( ◎)(◎)
. |     / ̄ ̄ ̄\
  |    \ ̄ ̄ ̄フ
.  |      ̄ ̄} ̄
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、

89名無しさん@避難中:2011/09/28(水) 17:21:57 ID:ZDntQiRIO
大乱闘創発シスターズ

90名無しさん@避難中:2011/10/07(金) 22:54:11 ID:XnVLQrugC











91名無しさん@避難中:2011/10/07(金) 23:52:57 ID:ih74cEbQ0




…ん?

92名無しさん@避難中:2011/10/24(月) 22:22:11 ID:9lnYwiKYO
(^人^)

93名無しさん@避難中:2011/11/07(月) 19:00:26 ID:vdDELBiUC
迎えるか一周年


余裕で迎えそうだな……

94名無しさん@避難中:2011/11/07(月) 19:03:46 ID:FyyM8ek.0
もうマックスコーヒーが主食の生活は嫌だお

95名無しさん@避難中:2011/11/24(木) 20:47:16 ID:PNH1sAdIO
ぬッッッッ








るッッッッ








ぢッッッッ

96名無しさん@避難中:2011/11/27(日) 18:19:17 ID:.gripqjAO
(;D)| ̄|_

97名無しさん@避難中:2011/12/07(水) 08:59:40 ID:IIZ2S11QO
( `;ω;)o彡゚

98名無しさん@避難中:2011/12/27(火) 11:56:37 ID:QBcoYFRsO
こねままじゃ一周年になっちまうぜっ……

99名無しさん@避難中:2012/01/06(金) 01:27:48 ID:1OXLKMzEO
age

100 ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:31:56 ID:gCJJ3PvE0
第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ
投下します

101二回戦 第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:32:43 ID:gCJJ3PvE0
SSPことニール・アルバート・フロントフィールドは、トイレで用を足していた。
観客用のトイレが混雑していたので、選手用のトイレまで足を運んだ。
ここにいると会場の喧騒がまるで嘘のようだ。
落ち着いた気分で水を流し、洗面台で手を洗う。
そのまま去ろうとしたまさにその時だった。
ガタッ。大きな音が掃除用具入れの方から聞こえてきた。
用具が倒れた音にしては鈍い。もっと大きな質量が動いた音のように聞こえた。
ニールは用心しつつ掃除用具入れに近づき、そっと扉を開いた。
「――!!」

「二回戦も残すところこの一試合となりました! さあ、両選手に登場していただきましょう。
 S.ハルトシュラー・アーンド……あれ?」
アンテナさんの締まらない声を受けて「二人」がリング上に姿を現す。
一方は、一見ドレスを身にまとった少女、されどその実体は『創発の魔王』、ハルトシュラー。
他方は、鍛え上げられた肉体を風に晒しながらも、素顔だけは決して見せない、
「スイカだーっ!」
スイカの皮で顔を覆った男、リザーバーのすいかさんだった。
「マシロ選手はどうしたーっ!」
すかさず審判よし子からのツッコミが入る。
すいかさんは答えた。
「彼女ならもう……来ないと思うよ。」
その発言の纏う空気に、会場が凍りついた。
言い方からして、彼が何かを知っているのは明白だ。
あらゆる方向からの不審、あるいは敵意が彼に向けられる。
しかし彼は(見えていないからかも知れないが)全くひるむ様子を見せない。
そんな中、一番強く殺気を放っていたのは、意外にも目の前の小さな魔王だった。
震える手を抑えながら、ハルトシュラーは審判に声を掛ける。
「よし子、いいな?」
把握していないリザーバーの登場というイレギュラーな事態にしばし呆然としていたよし子だったが、ハルトシュラーの声に我を取り戻し、
「あ……始めっ!」
戦いの幕開けを宣言した。

102二回戦 第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:33:00 ID:gCJJ3PvE0
開始と同時に、弾丸のごとくハルトシュラーが飛び掛かる。
直立不動の相手の腹に、渾身のボディブロー。
「ハルトシュラー選手! いきなりのスマッシュヒットです!」
すいかさんはどストレートに飛ばされ、壁をぶち壊してようやく止まった。
どこかで見たような光景だ。
しかし前回と違い、この場にいる誰もが、これで終わったようには思えなかった。
あれだけ不気味に登場したすいかさんがこの程度でくたばるはずがない。
そもそも、ガードも何もしないというのは明らかにおかしい。
わざと受けたのではないか。その疑問を裏打ちする言葉が、壊れた壁の奥から発せられる。
「良い当たりだね。」
土煙の中から姿を現したその鋼の肉体は、少し汚れはしたものの、かすり傷ひとつ負っていなかった。
「じゃあ、こっちも行くよ。」
言うが早いか、すいかさんはハルトシュラーの元へと駆け寄る。
(身長差から考えて、蹴りがくるだろうな。)
即座に判断し、ハルトシュラーは構える。
すいかさんの一手は、彼女の狙い通り蹴りだった。右脚での回し蹴り。
これを左腕でガードし、右腕で……と、思考途中に顎への衝撃。
「なんとすいか選手! あの体勢から左脚で蹴り上げました!」
「筋力にものを言わせた強引な蹴りだねえ。
アンテナさんの実況を、解説の柏木が補足する。

「ちっ!」
舌打ちするハルトシュラーに、すいかさんは悠然と立ちふさがる。
「もっと本気を出してもいいんだよ。」
「言われなくてもそうする。」
片膝を突き、目は相手を見据えながら、ハルトシュラーは地面に人差し指を走らせる。
「これは、一回戦でも見せた実体化能力ですね!」
ほどなくして石の剣が形成される。
ハルトシュラーはそれを手に、敵へと向かってゆく。

103二回戦 第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:33:17 ID:gCJJ3PvE0
(おかしい……。)
あれから何度か切り結んだはずである。
剣にはそれなりの鋭さをイメージとして与えた。
それなのに。
「すいか選手、未だに無傷です!」
もはや頑丈だとかそういう域を超えている。
彼は明らかに超常の能力の持ち主だろう。
ハルトシュラーの考えがそこまで至った時のことだった。
騒がしい会場にもかかわらず、全くかき消されない力強い声が響き渡った。
「STOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOP!」

その場にいた全員の注目が一斉に声の方へと集まる。
そこには、一人の男を担いだSSPの姿があった。
「その試合、ノーコンテストだ! こいつが本物のウォーターメロンマンだ!」
騒然となる会場に、柏木がとんでもない一言を投げ掛けた。
「ああ、やっぱりね。」
彼の投げやりな言葉によって観客席に火が付き、中には説明を求めて暴れ出す者も出る始末だ。
「皆さん! 落ち着いてください! 落ち着いて!」
アンテナさんが声を張り上げるが、届いているのかいないのか。

対照的に、リング上の二人は冷静だった。
「ここまで早くバレるとは想定してなかったな。」
「道理で開会式で見た時と“気”が違うわけだ。」
ハルトシュラーはそう言いながら観客席を目で探る。
視線はすぐに目標の人物を捉え、彼女は叫んだ。
「倉刀!」
「はいっ!」
弟子は阿吽の呼吸で師匠の望むものを投げつける。
それは、一振りの刀だった。
正式な試合ではないとはっきりした以上、律儀に持ち込み武器禁止のルールを守る必要も無い。
「こいつはさっきの即興モノのようにはいかぬぞ。」
「それは危険そうだ。僕も本気を出すとしよう。」
言葉ほどの危機感を感じさせない態度の偽すいかさん。
彼の影が、にわかに伸び始めた。
「これは!」
それは、一回戦でマシロが見せた影の技そのものだった。
影は形をぐにゃぐにゃとうねらせながら立体的にハルトシュラーの方へと伸びてゆく。
一方のハルトシュラー、これに臆することなく飛び掛かる。
剣先はぶれることなく影を斬り拓いて。
斬られた影がくっつくよりも速く、偽すいかさんの元へたどり着く。
そしてとどめの一撃を加える。

が、その軌道は背後から追いついた影によって逸らされた。
偽すいかさんの肩に一筋の血が流れる。だが、それだけ。
「さすがに今のは焦ったよ。」
ハルトシュラーはそのまま影によって捕まれ、身動きを封じられた。
しかしその表情は悔しさや絶望ではない。むしろ勝ちを確信したかのように笑っている。
「十分だ。」

104二回戦 第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:33:34 ID:gCJJ3PvE0
突然、偽すいかさんの背に何かが飛びついた。
俯瞰していたアンテナさんが真っ先に状況を理解し、叫ぶ。
「ああーっとあれはー! マシロ選手です!」
「なっ……!」
偽すいかさんは初めて本心からの驚きの声を上げる。
まだ彼女が動けたとは。
彼の肩に乗った白髪の少女は、その流れ出る血を一滴も逃すまいとすすっている。
その髪が徐々に銀色味を帯びてゆく。
しばらくして、充電完了。マシロは蹴りを加えつつ、偽すいかさんの傍から離脱する。
「効いてませんの?」
「打撃は無駄だ! 斬れ!」
それを聞いてマシロはスカートの内側から包丁を取り出した。
客席のごく一部が反応する。
「あれは! 加藤先生の!」
「私が彼女に渡したんだ。先生の遺志を……継ぐために……。」
マシロが静かに目を瞑る。
その時、会場にいる誰もが、彼女の背後に浮かぶ鬼の闘気を見た。
次の瞬間には、全てが終わっていた。
「がはっ……!」
マシロと偽すいかさんの姿が重なり、偽すいかさんの胸には包丁が突き刺さっている。
「警備員ーっ! 今だ――っ!!」
よし子の声に警備員が動く。
こうして、偽すいかさんはあえなく御用となった。

「僕は、目立ちたかった。お前達人気キャラみたいに、お前達人気作者みたいに。
 ただ黙々と作品を創ったこともあった。雑談でそれとなく話題を出したこともあった。
 だが結果はどうだ!
 僕は何者にもなれなかった。そう、僕は創作発表板の“カゲ”でしかなかったんだ……。」
場外追放前に偽すいかさんが語った言葉に、ハルトシュラーは思うところがあった。
(私と全く対極の存在、か。その正体に心の奥では気付いていたのかも知れぬ。だから私は奴が許せなかったのか。)
彼に対する怒りはマシロのためのものではなかったのだろう。全く非情な自分に呆れる。
しかし今しばらく、それは胸に秘めておこう。
「よし子、今度こそ本当の試合を始めよう。」
「でっ、でもお前、まださっきの疲れが!」
「それは彼女もお互い様だろう。それに――」
ハルトシュラーはにやりと笑った。
「――これ以上観客を待たせるわけにいくまい。」

105二回戦 第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:33:49 ID:gCJJ3PvE0
「それでは! 邪魔も入りましたが、改めて二回戦最終試合を始めます! 両者、位置へ!」
アンテナさんの声にしばしの静寂。
そして、
「始めっ!」
よし子の合図で会場は再び湧き上がった。

その頃、客席の一角に、女子○学生に膝枕をされている羨……けしからん男がいた。
「う、うーん……。」
「あ、博士っ!」
「あれ? 僕は一体……?」
体を起こし、首をかしげる男に、そばにいた幼女(まったくけしからん)が説明する。
「パパトママ ネテタ!」
男は〇学生の顔を見て、
「君も?」
と問うた。
「ええ、私もさっき起きたところなんです。」
「今の状況は?」
「あ、はい。ちょうど今マシロの二回戦が始まったようですよ。」
「二回戦!?」
ついさっきまで一回戦をやっていたように思うのだが……。
「寝てた」らしいがどうもその直前のことが思い出せない。
だが、彼女たちがそばにいてマシロが普通に戦っているということは、心配するようなことは無かったのだろう。
そう判断して、彼はおとなしく観戦を続けることにした。

106二回戦 第三試合 S.ハルトシュラー VS マシロ ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:34:05 ID:gCJJ3PvE0
(残り二分、といったところでしょうか。)
マシロにとって、ハルトシュラーの「今すぐ試合を始める」という提案はラッキーだった。
彼女は培養が十分でなかったため、ホムンクルス本来の力を発揮できるのは、血を飲んで数分の間だけなのだ。
(とにかく速攻ですわね。)
焦りは禁物だが急ぎはせねば。
とにかくハルトシュラーに向かって飛びつき、猛ラッシュをかける。
「はぁぁぁぁっ!」
「くっ!」
「ハルトシュラー選手、押されています!」
「パワーではやはりマシロ選手に分があるようだねえ。」
ハルトシュラー、苦し紛れに足払いを掛ける。
が、マシロはひょいとかわし、そのまま空中で両足キック。
ハルトシュラーはこの勢いを利用し、大きく後ろに逃れる。
させじと距離を詰めるマシロ。
「ハルトシュラー選手、受けるのは不利と判断したか? 攻撃を避けるように立ち回っています!」
そこからというもの、打てども打てども攻撃が入らない。
舞う葉のように鮮やかに避け続けるハルトシュラーに、マシロはいらだちを覚え始めていた。
(時間がありませんというのに……。)
ここはもう、四の五の考えてられない。攻撃が駄目なら口撃だ。
「逃げてばかりでは勝てませんわよ?」
すると、返ってきたのは意外な言葉だった。
「心配するな、今完成したところだ。」
「!?」
まずい! と、直感で回避しようとしたが間に合わなかった。
ゴゴゴゴ……と大きな音がして、地面からせり上がってきた石造りの巨大な左手がマシロを握り込む。
「右手も創ってやらんとな。」
そう言ったハルトシュラー自身の右手に、リングの石畳がまとわりついてゆく。
みるみるうちにそれは巨大な拳の形を形成していった。
「いくぞ! 春斗――」
(あんなものを食らってしまったら! しかし動けませんわ!)
もがくマシロの耳に、その時、
「――有情――」
「シロぉぉぉぉっ!」
客席のどこからか、男の声が聞こえてきた。
「――覇岩――」
(お父……様……。)
「――拳!!!!」

大量の粉塵が舞っている。客席はかたずを飲んでそれが治まるのを待っていた。
「えー、土煙で中の様子がよく……あっ、晴れてきました!」
その光景を見た瞬間、会場は一気に沸いた。
「うおおおおおおおおおおおおお!!」
「すげええええええええええええ!!」
マシロは、倒れてはいなかった。
それどころか、巨大な岩の拳を受け止めていたのだ。
腹の底まで響く歓声を受けながら、しかし彼女はぽそりとつぶやいた。
「はぁ……はぁ……ですが……。」
「おっと、マシロ選手! 座り込んでしまいました! どうしたのでしょう!」
「時間切れ、ですわ。」
銀色を帯びていた髪の色が、白へと戻っていく。
ホムンクルスの力を発揮して何とか戦えていた彼女の勝ち目は、これで完全に無くなった。
「審判、ギブアップを申し出ます。」
「なんと! マシロ選手ギブアップ! 準々決勝進出はハルトシュラー選手です!」
これ以上無いと思っていた会場の声量が、またさらに勢いを増した。

【二回戦第三試合 勝者 S.ハルトシュラー】


会場のどこか。一人の女がつぶやく。
「名無しの奴、しくじったか。ま、それほど期待はしてなかったがね。」
怪しい笑みを浮かべながら、彼女はまた人込みに紛れていった。


※偽すいかさんについて、特定のモデルがいるわけではありません。ご了承ください。

107 ◆KazZxBP5Rc:2012/01/21(土) 22:35:46 ID:gCJJ3PvE0
投下終わりです
暗躍する謎の人物については片方消化、片方保留ということになりました
が、別に後の投下では思いっきり無視してくれてもいいのよ?

3回戦(準々決勝)は前の通りだと23(月)0:00:00から解禁らしいよ

第一試合 桃色 VS 大魔女フーリャン
第二試合 S.ハルトシュラー VS ダイヤモンドダスト
第三試合 クズハ VS 岬陽太
第四試合 無限彼方 VS やまなし

108名無しさん@避難中:2012/01/21(土) 22:59:09 ID:8Hyflcqg0
偽スイカは本物スイカを倒すくらいの実力はあるんだなw

109名無しさん@避難中:2012/01/21(土) 23:30:22 ID:z6e1l8120
な、名無し……お前……!

それはそれとしてハルトさん素敵! 流石、勝ち進んだなw

110名無しさん@避難中:2012/01/21(土) 23:32:28 ID:03.4oKXU0
おお、見事にまとめおった。いやはや乙です

111名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 05:28:27 ID:DuYxmvYUO
うひょ〜 キテター!!!

112名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 14:08:52 ID:XM6R063s0
そろそろ予約期限1週間とかに延ばしてもいいと思うんだけどどう?

113名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 22:03:53 ID:r52KO0Bk0
>>107乙!
ついにベスト8が揃ったか
しかし暗躍してるの誰なんだw


3日だろうが7日だろうが書ける人は書くし
踏み倒す人は踏み倒すだろうから自分はどっちでもいい

今夜、予約の取り合いは見られるんだろうかwktk

114名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 23:23:54 ID:XM6R063s0
残り少なくなってきたし期間短いと書く人が焦るかなあと思って

wktk

115 ◆bEv7xU6A7Q:2012/01/23(月) 00:00:53 ID:.8NU9qb.0
ハルトvsダイヤ 予約

116名無しさん@避難中:2012/01/23(月) 00:02:22 ID:rUuSRR9g0
きちゃー!

117名無しさん@避難中:2012/01/23(月) 00:03:20 ID:RraPS8T60
wktk

118名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 22:38:16 ID:5cbKSwi20
結局3日なのか7日なのか曖昧なままそろそろ3日

119名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 22:41:15 ID:PyWeQY1w0
もともと遅れてる人もいたし七日でいいんじゃないかw

120名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:11:14 ID:5cbKSwi20
うん、7日でいいよね
と言いつつ後何人か同意をとりたい

呼んでくるか

121名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:36:39 ID:9IkGfzEw0
7日でよろしいかと

122名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:37:44 ID:5tiZ2R860
一週間は切りがいいしよろしいかと

123名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:46:16 ID:8Nyk6ATc0
七日か3日かか。

七日でええんでない?
緩い感じの作者居るなら三日の方が良いと思うけど

124名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:49:41 ID:5cbKSwi20
>>123
別に必ず7日後とか3日後じゃなくて
期限内ならいつでもいいんだよ

125名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:51:48 ID:8Nyk6ATc0
じゃあ七日ですな

126名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:56:55 ID:5cbKSwi20
よしじゃあ7日で

127名無しさん@避難中:2012/01/26(木) 20:53:14 ID:lmbigEaQO
dkdk

128名無しさん@避難中:2012/01/26(木) 21:07:36 ID:VCYGuzdc0
wkwk

129名無しさん@避難中:2012/01/26(木) 23:31:49 ID:eoR1CY1.0
tktk

130名無しさん@避難中:2012/01/27(金) 01:13:31 ID:f.ASUbRsO
ksks

131名無しさん@避難中:2012/01/27(金) 01:15:49 ID:Zae2OuOM0
占くシュー

132名無しさん@避難中:2012/01/27(金) 04:54:52 ID:K4rn1Aqo0
あべし

133名無しさん@避難中:2012/01/30(月) 00:02:14 ID:VV8ulELw0
今日だなwktk

134名無しさん@避難中:2012/01/30(月) 22:50:34 ID:R.0nzf.s0
dkdk

135名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:16:37 ID:HeJOztNg0
ksks

136名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:30:48 ID:SUalifY.0
シュー

137名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:34:05 ID:HeJOztNg0
やられたー

金曜か土曜と聞いてたので

138名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:38:09 ID:Nco0dzGg0
まーたぶん今までの中でダントツの作業量ぽいから気長に待ってみようぜw
期限なんてそもそもあって無かったようなもんだしさw

139名無しさん@避難中:2012/02/06(月) 03:17:34 ID:p6q/bLHM0
ksks

140名無しさん@避難中:2012/02/06(月) 05:09:41 ID:H1WM1jnM0
シュー

141名無しさん@避難中:2012/02/15(水) 02:08:48 ID:HCrZbURo0
延長宣言くらいしようぜ? 待つからさ

142名無しさん@避難中:2012/02/15(水) 04:28:08 ID:zp5f4BxY0
あと一枚だそうです。

143名無しさん@避難中:2012/02/17(金) 20:31:58 ID:RNFNjR/QO
緊張してきた

1443回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:07:47 ID:GuYRCsWc0

にっしょく 「そんなそうびでだいじょうぶなのですか?」
ダイヤ 「大丈夫です、問題ありません!」

にっしょく 「……あいてがあいてですからね」


※ ※ ※


ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

アンテナ 「さあ、次の試合はハルトシュラー選手とダイヤモンドダスト選手の対決になりますが
       柏木さん、この試合をどう見ますか?」
柏木 「ん〜これはダイヤ選手、流石に相手が悪すぎるとしか言いようがありません。
      一回戦、二回戦では相性の問題もありダイヤ選手が優勢でしたが
       今度の相手は創発の魔王、ダイヤ選手の能力では正直太刀打ちできないでしょう」
アンテナ 「やはりハルトシュラー選手の有利と」
柏木 「そうなりますね」
アンテナ 「どうやらダイヤ選手には厳しい戦いになりそうですが…それでは選手入場!
       まずは細氷の化身、ダイヤモンドダスト選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

ダイヤ 「色々言われてますが…私の能力とこの聖衣があれば!」 ザッ!

アンテナ 「さあ続いてはこの方、創発の魔王!ハルトシュラー選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

倉刀 「頑張って下さいね師匠!」
ハルト 「………………」
倉刀 「……師匠?」

よし子 「よーし、それじゃー試合開始だー!!!」 ドンッ!!!

ギュオンッッッ!!!!!

ダイヤ 「へッ……!?」

ゴシカァン!!!!!!!

ダイヤ 「きゃああああああああああ!!!」
ハルト 「……ふん」

アンテナ 「おおっとぉ〜〜!!? ハルト選手、いきなりダイヤ選手の黄金聖衣を砕いてしまったー!!!」

ダイヤ 「ちょ、いきなり!? ひとまず逃げなきゃ……」 ザザッ
ハルト 「……遅い!」 ザザザザッッ
ダイヤ 「…は、速すぎ…って、ああああッ!!!」

ドカアアアアン!!!!!!
グシャアアアン!!!!!!
バキイイイイン!!!!!!

アンテナ 「ふ、フルボッコだー!!! ダイヤ選手、一方的にやられてしまっているー!!!」

1453回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:09:39 ID:GuYRCsWc0
※ ※ ※

パチン描き (…あー やっぱうろ覚えのラフ描き装備じゃあんなもんか……)
パチン描き (……っていうかさっきから閣下がこっち睨んでるんですけど……)
パチン描き (やっぱテキトー描きの装備なんかで出場させた事に怒ってるのか……)
パチン描き (やるなら本気出せと…つまり……)

魔王は言っている…ここで終わらせる定めではないと……

ぎゅいいいいいん!!!

「!!!ッああああ、てっ…ぎす速、は…」 ヤイダ
ッンド 「!!!ーだ始開合試ーゃじれそ、しーよ」 子しよ
「ねすまりなうそ」 木柏
「と利有の手選ーラュシトルハりはや」 ナテンア

ぎゅおおおおん……


※ ※ ※


にっしょく 「そんなそうびでだいじょうぶなのですか?」
ダイヤ 「大丈夫です、問題ありま…」
パチンゴミ 「ちょっと待ちんしゃい」 ザッ
にっしょく 「かいちゃ……?」
ダイヤ 「あら、どうしたんですか描いちゃ…」

ジャカカカカ!!!

ダイヤ 「ッ!? え…何を?」
パチンゴミ 「ぐぶッ…さ、これを……」
ダイヤ 「これは…ペンタブ? でも私、絵は……」
パチンゴミ 「いいから、お守りだと思って持っておきなさい…」
ダイヤ 「???」


にっしょく 「……いったいなにをしたのですか、かいちゃ?」
パチンゴミ 「…………」 スゥー…
にっしょく 「え…?」


にっしょく 「かいちゃが…きえた?」

1463回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:13:22 ID:GuYRCsWc0
アンテナ 「まずは細氷の化身、ダイヤモンドダスト選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

ダイヤ (なんでしょうね……この胸のモヤモヤ……)

アンテナ 「さあ続いてはこの方、創発の魔王!ハルトシュラー選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

倉刀 「頑張って下さいね師匠!」
ハルト 「………………」
倉刀 「……師匠?」

よし子 「よーし、それじゃー試合開始だー!!!」 ドンッ!!!

ギュオンッッッ!!!!!

ダイヤ 「……ッ!」

ゴシカァン!!!!!!!

ダイヤ 「くううううッ!!!」
ハルト 「…………」

アンテナ 「おおっとぉ〜〜!!? ハルト選手、いきなりダイヤ選手の黄金聖衣を砕いてしまったー!!!」

ドカアアアアン!!!!!!
グシャアアアン!!!!!!
バキイイイイン!!!!!!

アンテナ 「ふ、フルボッコだー!!! ダイヤ選手、一方的にやられてしまっているー!!!」

ガシッッッ!!!
ハルト 「ッッ!!」

アンテナ 「おおっとダイヤ選手、ハルト選手のパンチを受けとめました!」

グググググググググググググググ…
ビキッ!!!

ハルト 「うぐッ!!!」 バシッッ!!!
ダイヤ 「…………」

アンテナ 「ハルト選手、なんとかダイヤ選手の手を振りほどいた!!!」
柏木 「……どうも様子がおかしいね」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ズッ…ズズッ……ズズズッ……

桃花 「なッ……あれはッ!?」

柏木 「……驚いたね」
アンテナ 「こ、これはどういう事でしょう!? ダイヤ選手の姿が! PBM!戦で描いちゃ選手が描いた極寒怪人の姿に!!?」

ダイヤ? 「その呼び方はやめてくださいますか……?」
ダイヤ? 「わたくしは……氷厳寄生!」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/513/DK2.png

1473回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:15:28 ID:GuYRCsWc0
アンテナ 「なんとぉー!? ダイヤ選手ここでまさかの寄生化!!!
      この試合一体どうなってしまうのでしょうか!?」

※ ※ ※

にっしょく 「だい…や……?」
にじ 「どうしちゃったのダイヤ!? あんな怖い姿……」
いかづち 「ダイヤ……どうしちまったんだよ……ッ」

エル 「ダイヤさん……」
タイダル 「一体……」
テンペスト 「これは……」
たつまき 「ヒャハハ! イカスフォームチェンジじゃねえの!!!」

りゅうせい 「あら、いたのねあんた達」

 「「「…………」」」

※ ※ ※

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ……

アンテナ 「せ、『静止の世界』再び!―っていうかさささささ寒いッ! 先ほどの試合より
       強力な寒波がここ実況席まで来ておりますッ!!!」

よし子 「ウギギギギ……」 カチカチカチカチカチ
ハルト 「…………」

氷厳寄生 「これだけの極低温で顔色ひとつ変えないとは……
       流石は創発の魔王……という事でしょうか?」

氷厳寄生 「でも…先ほどの試合での動きはどうでしょうね…?」

ジャラッ

アンテナ 「ダイヤ選手、砕けた黄金聖衣の破片で何を?―― 」

氷厳寄生 「――『アイスサーベル』!」
ピキーン!

アンテナ 「おお! ダイヤ選手! 聖衣の破片を芯に氷の剣を作りだしたー!!!」

1483回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:16:41 ID:GuYRCsWc0

ハルト 「ふふん、この私に剣で挑むか――」

バババババババババババババッッ!

アンテナ 「おおっと!? ハルト選手の周りに様々な武器の柄が浮かんできましたッ!」
柏木 「あれは前大会で見せた召喚術、『ゲートオブマヨヒガ』――!」

スラッ――

アンテナ 「そしてその中から! 一振りの日本刀を取り出しましたーッ!」

ハルト 「……」

氷厳寄生 「フフフ… ですが寄生であるこのわたくしに普通の武器では通用しませんよ…?」

ハルト 「 だろうな。……貴様、私の目…何故赤いのか分かるか?」

氷厳寄生 「目……? ――まさか!?」

ハルト 「ああ、そのまさかだ」

ズオォォォオオッ!!!

アンテナ 「な、なんとハルト選手ッ! 影を纏った――ダイヤ選手と同じく寄生化だーッ!!!」

氷厳寄生 「…………」

柏木 「ハルト選手はありとあらゆる魔術に精通している… 寄生の秘術を再現するなど容易いでしょう」

氷厳寄生 「剣には剣で、寄生には寄生というわけですね…フフフ……」

ハルト (消滅するかもしれないというのにこの余裕… まだ何か切り札を隠し持っているな )


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

1493回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:18:04 ID:GuYRCsWc0
※ ※ ※ 

ズシャアァッッ!

ハルト 「うぐうッ!!!」

氷厳寄生 「フフフ…、おーほほほ!」

アンテナ 「ハ、ハルト選手、再びダウンッ! 対するダイヤ選手、まったく余裕の表情だーッ!!!」

ザワザワザワ…ッ!

倉刀 「し、師匠が剣で押されているッ!!?」

氷厳寄生 「あなた…まさか自分がいつも通りに動けてると思いますか? 『絶対零度』ですよ」

ハルト 「…………」

氷厳寄生 「こんな環境では筋肉の柔軟性は落ち、関節の可動域も狭くなります
        人は体温の低い状態で最高のパフォーマンスなどできません
        極寒で動きの鈍ったあなたがわたくしの動きについてこれない理由がわかりました?」

ハルト 「ふん、ここはお前の土俵というわけか……ならばッ!」

ビリリリリッ! ジュウウウウウ……

柏木 「シ…シバリング!! すさまじい熱だ…!!!」

 シバリング!!
 寒さなどで体温が下がった際 身震いなどにより熱を発生させ体温を保とうとする生理現象を「シバリング」という――
 ハルトシュラーの「シバリング」は大気を震わせ、絶対零度の中、体温を維持する程の熱を産出していた

氷厳寄生 「フフフ―― シバリングですか… それが幼稚なんですよ」

ハルト 「勘違いするな、ここからが本題だ――」

バオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!

彼方 「……マジかよ」

アンテナ 「ハ、ハルト選手、さらに影を纏い漆黒の闇の姿にッ!!!」
柏木 「『天神化』―――ッ!!!」

1503回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:19:22 ID:GuYRCsWc0
ドドドドドドドドドドドドドドド!!!

アンテナ 「凄まじい熱量ッ! 凄まじい闘気が会場全体に伝わってきますッ!」
柏木 「天神化は速度、攻撃力が跳ね上がる…これは決まりですかね……」

ワアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

氷厳寄生 「…………」

ハルト (これでもなお余裕の表情… その正体、確かめてみるか――ッ!)

倉刀 (師匠が構えた…本気だッ!)

ダッ!!!
ザザザザザザザザザザッ!!!

ギュニュッ!!!

柏木 「縮地!!」

ギュラッ! ザンッ!!!

アンテナ 「ダ、ダイヤ選手の体が両断され――ッ!!!」

ハルト 「春斗魔刃剣 『鍾馗』!!」

倉刀 「 殺ったぞ!!!」


「殺っていません 殺られたのです」


ギンッ! ゴシャッ!!!

ハルト 「カ… ハァ!!」

倉刀 「し、師匠ーーーッ!!!」

氷厳寄生 「ソーダアイス菓子と叫んで斬れば 世界はするりと片付き申す…おーほほほほほほほほほほ!!!」


アンテナ 「な、なんだーッ!? ハルト選手の神速の技でダイヤ選手がやられたと思った直後
       出血し倒れたのはハルト選手の方ッ!!! しかもダイヤ選手は無傷だあーッ!?」

1513回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:22:59 ID:GuYRCsWc0

ハルト 「ちッ……だが今のでわかったぞ」

ハルト 「そのひらひらした袖で隠れて気付かなかったが…それが貴様の切り札か」

氷厳寄生 「ふふふ、ご名答」

ズッ…

アンテナ 「あ、あれはッ…描いちゃ選手の持っていたペンタブ――ッ!?」

氷厳寄生 「今こそ見せましょう、このペンの真の姿を――」

ゴキベキパキベキピキッ!!!

アンテナ 「ぺ、ペンタブが禍々しい形に変形したーッ!?」
柏木 「あれは…ッ! 『邪悪な筆』!!!」

 《邪悪な筆》
 http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/514/JF.png
 古の呪術師が使っていたとされる魔道具。その鋭い爪を使用者に突き刺し血を啜る事で
 自ら動き数々の素晴らしい作品を生み出すという――  しかし、その力で名声を得た代償は高く
 数多の創作者がこの筆に血を吸い尽くされ命を落としていったと言われる。

柏木 (だが……アレは確か……)

氷厳寄生 「正解ですわ、加えてこの寄生の体…いくら血を吸われようとダメージを受けることなく
        使い続けることができるのです…」

ハルト 「なるほどな、その筆で体の欠損部を描いて修復したという訳か」

氷厳寄生 「ええ、そして体を修復するだけではありませんッ!!!」

ジャカカカッ!!!

ダンッ!!!

カイチャ戦闘員1 「ほほほほほ! カイチャー!!!」
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/515/K1.png
カイチャ戦闘員2 「ふはははは! カイチャー!!!」
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/516/K2.png

アンテナ 「カ、カイチャ戦闘員です! PBM!戦で描いちゃ選手が描いたカイチャ戦闘員をダイヤ選手が召喚だー!!!」

1523回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:26:44 ID:GuYRCsWc0
氷厳寄生 「さあ、カイチャ戦闘員共! ハルトシュラーに止めを刺すのです!!!」

カイチャ戦闘員1 「イエッサー!カイチャー!!!」
カイチャ戦闘員2 「幼い少女に手を上げるのは心苦しいカイチャー…これも命令、許せッ!」

アンテナ 「カイチャ戦闘員! ハルト選手にトドメを刺さんと襲い掛かるーッ!!!」

ドゴオオオン!!!

カイチャ戦闘員1・2 「「――ッ!?」」


ハルト 「…ふふん」

カイチャ戦闘員3 「ふふふふふ… カイチャー……」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/517/K3.png
カイチャ戦闘員4 「ぐへへへへ! カイチャー!!!」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/518/K4.png

アンテナ 「な、なんとッ…!!! ハルト選手もカイチャ戦闘員を召喚しましたー!!!」

ハルト 「『邪悪な筆』……それは私も持っていてな……」

ズズズッ…
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/519/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88SD.png

アンテナ 「ハ、ハルト選手も邪悪な筆をとりだしたーッ!!!」

カイチャ戦闘員1 「お、お前達、裏切るんでカイチャー!!?」

カイチャ戦闘員3 「裏切るもなにも…マスターが違うのだから当然の事でカイチャー…」
カイチャ戦闘員4 「へへへ、そういう事でカイチャー! そしてお主等では我々に勝てんッ!!!」

ドカアアアアン!!!!!!
グシャアアアン!!!!!!
バキイイイイン!!!!!!

カイチャ戦闘員1・2 「「おんぶーッ!!!」」

アンテナ 「カイチャ戦闘員3・4! 戦闘員1・2を蹴散らしたーッ!!!」

ハルト 「ふっ」
氷厳寄生 「ちいッ!」

1533回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:29:03 ID:GuYRCsWc0
氷厳寄生 「ならばこれならどうですかッ 来なさいッ『念抹寄生』!!!」

ジャカカカッ!
ドウンッ!!!

念抹寄生 「ジョヤアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/520/NK.png

アンテナ 「ダイヤ選手! 今度は雪の怪物、念抹寄生を召喚してきましたー!!!」

婆盆  「ほほう、しかし念抹は練刀より少し強い程度
      あの魔王に対抗できるほどの力は無い筈だが…」
練刀  「おい、ちょっとまて。聞き捨てならんぞソレ!」

氷厳寄生 「そうでしょうね……ですが!!!」 バッ

ズズズズズッ…!
念抹寄生 「セ…イ……ボ……ォォオオオオオッッ!!!」

アンテナ 「ダ、ダイヤ選手が念抹寄生と融合したーッ!」

氷厳寄生 「念抹は雪の寄生… ならばこのわたくしの能力で念抹を強化すればッ!」
念抹寄生 「クリス!!!マス!!!シュウリョウ!!!!!」

アンテナ 「念抹寄生がダイヤ選手と融合した事でより巨大で禍々しい姿に!!!」

ヒュンッ

ハルト 「ッ!」

ドゴオオオン!!!

ハルト (ちいッ! 速いな…ッ!)

アンテナ 「念抹寄生! 長く巨大な腕をブン回して攻撃ッ! 闘技場が揺れるッ!!!」

ザザザザザザザザザッ!!!
ドウンドウンドウンドウンドウンッッ!!!

アンテナ 「次々と繰り出される豪腕ッ! ハルト選手これを何とかかわしていくッ!!!」

1543回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:29:54 ID:GuYRCsWc0
カイチャ戦闘員3 「マスター…ッ!」
カイチャ戦闘員4 「ぼさっとしてないで我らも行くでカイチャーッ!!!」

ザザザッ!!!

カイチャ戦闘員3 (腕は3本…それさえ砕けば……ッ)

ドゴオンッ!
ガキィィィン!!!

カイチャ戦闘員3 ( 硬い……ッ! なんて硬度ッ! )

アンテナ 「カイチャ戦闘員!足を狙い攻撃しましたがビクともしないー!!!」

氷厳寄生 「わたくしが強化した念抹の体皮は刃を通さない『氷皮(ヒエロ)』!
        それ自体が鎧なのです!! 生半可な攻撃では通用しませんわッ!!!」

カイチャ戦闘員4 「ならばッ!!!」
ダアン!!!

カイチャ戦闘員4 「本体のアンタを直接狙ってやるでカイチャーッ!!!」

アンテナ 「カイチャ戦闘員4!跳び上がってダイヤ選手に攻撃だーッ!!!」

氷厳寄生 「……ッ!」
ガッシン!!!

アンテナ 「ダイヤ選手! なんとかこれをガードッ!!!」

カイチャ戦闘員4 「ふんッ! だがここまで近づけばこっちのモ…ノ……ッ!?」

氷厳寄生 「かかったな アホが!」
ピキーン!!!

アンテナ 「こ、凍っているッ!!! ダイヤ選手、カイチャ戦闘員4を氷漬けにしてしまったーッ!!!」

氷厳寄生 「フゥー…『アイスタイム』……そしてこういう風に砕いてしまうと……」

ガシャァン!!!

カイチャ戦闘員3 「よ…4……ッ!!!」
カイチャ戦闘員4 「コッパミジンコ!!!」

1553回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:31:15 ID:GuYRCsWc0
アンテナ 「か、カイチャ戦闘員4がバラバラに……ッ!!!」

ハルト 「……おい3 命令だ。今すぐよし子を連れて逃げろ」
カイチャ戦闘員3 「し、しかし……」
ハルト 「これから使う技はこの場の者を巻き込みかねん。それにそろそろアイツの体力が持たん」
カイチャ戦闘員3 「了解……」
ザッ

よし子 「あッ!お、おいッ!!!」
カイチャ戦闘員3 「……ここからは…残りの二人に任せましょう……」
よし子 「おまえ……カイチャ口調はどうした」

ハルト (……4の時間稼ぎで半分は仕掛けられた…あとは……)
ズオオオオオオオオオッ!!!

アンテナ 「ハルト選手再び天神化ッ!!!」

ガキイイインッ!!!

氷厳寄生 「ふふふ、無駄ですわ!!!」
アンテナ 「ハルト選手再び剣撃を加えますが効いていないッ!!!」

ドウンドウンドウンドウンッ!!!
ギインッ!ギインッ!!!

アンテナ 「ハルト選手! 念抹の猛攻を避けながら攻撃! しかしやはり通用しないッ!!!」
柏木 (……あの攻撃はダミーだな…本命は……)

ハルト (80……89……)
氷厳寄生 「効かないというんですッ!!!」
ハルト (……100ッ!)

ダアンッ!!!

アンテナ 「ハルト選手! 高く跳び上がったーッ!!!」

ハルト 「―――春斗……百裂拳ッ!!!」

ドゴゴゴゴゴゴゴガガガガガッッ!!!

アンテナ 「なッ!? 闘技場から無数の巨大な石の拳がッ!!! ダイヤ選手に襲い掛かるーッ!!!」

1563回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:32:39 ID:GuYRCsWc0

氷厳寄生 「――――――『アイスエイジ』!!!」

ガキイイイイイイインッ!!!

アンテナ 「ダ、ダイヤ選手! 無数の石の拳を全て凍らせたーッ!!!」
柏木 「―――まだ来るッ!!!」

バリバリバリバリバリッ!!!

ハルト 「――――来たれ、龍」

アンテナ 「ハルト選手!! ダイヤ選手の頭上で黒い稲妻を―――」

ハルト 「――――爆ぜよ、天!!!」


ズガガガガッッ!!!


アンテナ 「ああッ!!!」

ハルト 「グ…ボォ……ッ!?」

氷厳寄生 「『両棘矛(パルチザン)』……おーほほおほほほほほほほ!!!!!」

アンテナ 「止められた…ッ! ダイヤ選手!無数の氷の剣を撃ちだしてきたーッ!!!」

氷厳寄生 「残念でしたわね……垂氷よォ! 銀竹よォ! 力をお貸し!」

ガガガガガガガガガガガガッッ!!!

アンテナ 「攻撃の手を緩めないッ!!!ハルト選手万事休すかァーッ!!?」
氷厳寄生 「雹の嵐でくたばりなさい!」
ハルト 「く…そ…ッ!」

アンテナ 「ハルト選手! 力なく落ち―――」
氷厳寄生 「トドメェッ!!!」

ゴシャァァンッ!!!

アンテナ 「念抹の豪腕がヒットォーッ!!! ハルト選手ッ壁に激突ーッ!!!」


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