したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

みんなで世界を作るスレin避難所2つめ

1名無しさん@避難中:2010/06/11(金) 21:04:38 ID:Y1a78MZw0
ここは、みんなでせかいをつくるスレのひなんじょです▼

現スレ:http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1275122105/
wiki:http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/286.html

ほんスレではなせせないようなこともこっちではなしてね!ふぇふぇ▼

592名無しさん@避難中:2010/10/04(月) 21:51:24 ID:/5Mdr6Fs0
主人公グループは元ネタから一ひねり加えてあるけど、
端役敵役がウィキペディアからそのまま拾ってるので怒られないか心配。

593名無しさん@避難中:2010/10/04(月) 22:10:10 ID:kvdVGWM.0
ttp://dqname.jp/
名前って難しいよね
由来からが簡単なんだけど、ググると沢山ヒットするぜヒャッホィ

594 ◆p3cfrD3I7w:2010/10/05(火) 21:22:48 ID:iXjgTlGQ0
僕の作品の登場人物の由来ですが

クラウス・ブライト K-1MAX初代世界王者アルバート・クラウスと英語で光り輝くものという意味の「ブライト」より。
セフィリア・ブライト「BLACK CAT」の登場人物、セフィリア・アークスより。
アリーヤ・シュトラッサー スワヒリ語で最高の存在を意味するアリーヤと、ドイツの軍人、ペーター・シュトラッサーより。
シオン・エスタルク イスラエルの歴史的地名「シオン」と、ドラゴンクエスト4のボス「エスターク」をもじった。
シュヴァルツ・ゾンダーク ドイツ語で「黒い日曜日」という意味。
アスナ・オブライエン 「魔法先生ネギま!」の登場人物、神楽坂明日菜と「遊戯王GX」の登場人物、オースティン・オブライエンより。
セオドール・バロウズ 「クロックタワー1、2」に登場するバロウズ家の初代当主、セオドオル・バロウズより。
ベルクト・ニコラヴィッチ ロシア語でイヌワシを意味する「ベルクト」と、「ヨルムンガンド」の登場人物、ドラガン・ニコラヴィッチより。
フィオラート・「サクヤ」・レストレンジ イタリアのコムーネ(地方自治体のようなもの)の一つ、「フィオラーノ」と、日本の神様「コノハナサクヤヒメ」と
                    ハリー・ポッターシリーズに登場する魔女、ベラトリックス・レストレンジより。

595名無しさん@避難中:2010/10/05(火) 21:52:09 ID:ENC5wWnMO
P3さんはネーミングセンスいいよね。ベアトリーチェ・チェンチなんかまんまビジュアル補完できるし。

596 ◆p3cfrD3I7w:2010/10/06(水) 20:33:38 ID:h6VKL3xw0
>>594の続き・その他の人物

カルロス・ブライト 「バイオハザード3 Last Escape」に登場する「カルロス・オリヴェイラ」より。
アリシア・ブライト 「戦場のヴァルキュリア」のヒロイン、「アリシア・メルキオット」より。
ケビン・F・ケールズ 「ホームアローン」の主人公、ケビン少年とアメリカ合衆国大統領、J・F(フィッツジェラルド)・ケネディより。
イスカリオテ・エスタルク 「12使徒」のうちの一人、「イスカリオテのユダ」より。
シロアム・エスタルク イエスが奇跡を盲人の眼を癒すという奇跡を起こしたとされる池の名前より。
ネロ・エスタルク イタリア語で「黒」を意味するが、イスカリオテの狂信ぶりに嫌気がさした母親が込めた意味は
         歴史上初めてキリスト教を迫害した男の名前より。
クレア・シュターク 「銀河鉄道999」に登場する「ガラスのクレア」と、「戦場のヴァルキュリア」に登場するロージーの本名
          「ブリジット・シュターク」より。アレックスに惚れているのはこの人。
クリス・ラタトスク 「機動戦士ガンダム0080・ポケットの中の戦争」の主人公「クリスティーナ・マッケンジー」と
          「テイルズオブシンフォニア・ラタトスクの騎士」より
フリードリッヒ・クルーガー 「ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮」に登場する「フリードリッヒ・ヴァイセンベルガー」と
              「鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー」に登場する「クルーガー提督」より。
シャロン・クラウス 「クイズマジックアカデミー」に登場する「シャロン」より。
エルセス・クレイ   特に由来はない。
ルカ・グラシアス  「ボーカロイド」の一人「巡音ルカ」とスペイン語で「ありがとう」を意味する「グラシアス」より。
ローザ・ダンケ    ともにドイツ語で「薔薇」と「ありがとう」を意味する単語を並べた。
レイ・オルヴォワール 「新世紀エヴァンゲリオン」のヒロイン、綾波レイとフランス語で「さよなら」を意味する「オ・ルヴォワール」より。
           ヤシマ作戦出動の時、レイがシンジに向けて「さよなら」と言ったのが元ネタ。
ルイン・ヴァルトート 遊戯王OCGの儀式モンスター「破滅の女神ルイン」と、ドイツ語で「死んだ」を意味する「ヴァル・トート」より。
スティード・ヴォルフェル スティードは「風」という意味。ヴォルフェルは確か「怒り」という意味だったと思う。
コロナ・ロシオッティ どちらも「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」に登場するキャラクターの名前より。
ベアトリーチェ・チェンチ 歴史上に登場する薄幸の美少女の名前。詳細はウィキペディア参照。
クゥ・ラ・ホロコースト 「河童のクゥと夏休み」と、大虐殺を意味する「ホロコースト」より。
シエラ・ルルヴィア・アクエリアス 「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」に登場するドラグーン「シエラ」と、
                  コカコーラより発売されているスポーツ飲料「アクエリアス」より。
イリア・オルトロス        「機動戦士ZZガンダム」に登場する「イリア・パゾム」とギリシャ神話に登場する双頭の魔犬
                 「オルトロス」より。

以上でございます。他の作者さんのキャラクターの名の由来もぜひ知りたいと思う今日この日でございます。

597名無しさん@避難中:2010/10/07(木) 01:45:28 ID:Ew.nqVc20
うへえ、みんなまともに考えてたりするのね……
正義の定義はなんか意味がありそうで全然無かったりするのがほとんどです。
火燐と焔は苗字を入れ替えるとに龍騎になります。大好きです龍騎。ドラグレッターだけに火燐も龍です。
そして火属性です。
水萌の話の瀬鈴栖はFF6のセリスから取りました。というか、水萌の話自体がFF6のオペライベントの軽いオマージュだったり。
代わりに歌を歌うっていうヤツねw
他は戦国武将だったり、自分の感性で決めたりまちまちだった気がする。
でも白石の由来元のこれhttp://www.youtube.com/watch?v=8dB6lYHqK0kだけは譲れない。
というかこのキャラ自体が北海道弁キャラですし。随所随所にこれから取ったネタを白石に仕込んでたりするけど
北海道ローカル番組のネタなんて誰もわかんねーよって気がついた頃には時既に遅しであった。

598名無しさん@避難中:2010/10/07(木) 17:30:22 ID:eWkgmCDg0
先生、一周年って10月何日でせうか?

599名無しさん@避難中:2010/10/07(木) 17:42:19 ID:WkcHBZQMO
先生じゃないけど26日だとおも

・我蛾妃→レディ・ガガ

・矢崎晶子(リリべルママ)→別板過去作で溺死した別キャラクターより。また溺死

その他はほぼ由来なしかな……

600名無しさん@避難中:2010/10/07(木) 18:44:45 ID:eWkgmCDg0
ありがとうごます!

601 ◆mGG62PYCNk:2010/10/07(木) 20:19:10 ID:JUNwaXCg0
おいおい皆結構答えが真剣で>>591書いた俺がかわいそうじゃないか!
俺も書く、書くぞ!

クズハ:葛の葉狐から。
     舞台とする場所を信太の森に使用と決めた時に決定。

坂上匠:とりあえずなんか有名どころから名を借りうけようと思い
     田村麻呂さんから坂上を姓をもらいました

安倍明日名:安倍保名からもじった
        安倍姓が一人どうしても欲しかったのです

他は特に元ネタ無しです

602名無しさん@避難中:2010/10/09(土) 21:55:23 ID:tPijZKoQO
本スレは今日も人稲だけど「こんなの書こうかな」なんつう雑談とかない?

603名無しさん@避難中:2010/10/09(土) 22:31:56 ID:14FqZV/.0
せっかく一周年近いんだから全キャラ登場のSSとかやってみたいなー
むしろ誰かかいておくれよー

604名無しさん@避難中:2010/10/10(日) 07:49:06 ID:mroU1Z8Y0
昔懐かしいリレー小説

605名無しさん@避難中:2010/10/11(月) 22:40:47 ID:Ufr.0XmoO
三連休の収穫だが画像悪い
http://imepita.jp/20101011/814270

606名無しさん@避難中:2010/10/11(月) 23:24:53 ID:cV1WBx1cO
俺達はいつの間にか他所に進出してたのか

607名無しさん@避難中:2010/10/18(月) 22:56:27 ID:UqZw5nYE0
作者さんのを参考にさせていただきました(十一)
http://loda.jp/mitemite/?id=1470.jpg

608名無しさん@避難中:2010/10/18(月) 23:42:13 ID:ChdZX9a20
白石さんじゃないっすか!
相変わらず足フェチを唸らせる絵だわさ。
にしても自分のキャラが描かれるのはやっぱり嬉しいね!
私も一周年記念絵晒しちゃおうかしら?一周年までとっておくべきか?
勿体ぶるような出来じゃないんだけどね。

609名無しさん@避難中:2010/10/19(火) 02:11:13 ID:0o/OPLqE0
白石さん!
たぶんきゃーそのトレースしづらい口調が好きよー!!

今の俺は来る26日までなら焦らしプレイに耐えれるが投下されるのもそれはそれでよし

610名無しさん@避難中:2010/10/19(火) 07:43:55 ID:aYuEgausO
うわっニータイツが超素敵だ!!
俺もまた一周年に向けて絵かいてみようっと

611 ◆p3cfrD3I7w:2010/10/22(金) 21:39:05 ID:W4MuBN2wO
パソコンがエンコして致命的痛手…orz

612名無しさん@避難中:2010/10/22(金) 22:00:10 ID:/qUL2QLoO
つ携帯

613名無しさん@避難中:2010/10/25(月) 20:15:40 ID:MH9wFrnoO
そろそろ一周年カウントダウンということで、こっちもなにか話題は?

614名無しさん@避難中:2010/10/25(月) 20:38:05 ID:heRsOxJA0
一周年祭の段取りや突発企画でも考えてくだしあ
とりあえず作品について質問したら作者が親切に答えてくれるコーナーが欲しい

615名無しさん@避難中:2010/10/25(月) 20:58:02 ID:MH9wFrnoO
明日は平日だけどオール即レスの決意(キリッ

616名無しさん@避難中:2010/10/25(月) 21:08:29 ID:heRsOxJA0
やあ奇遇だね、ボクも勤め先が倒産して暇なんだ…ははは…

617名無しさん@避難中:2010/10/25(月) 22:08:23 ID:ovu01AOkO
祭なんていいからハロワ行けw

618名無しさん@避難中:2010/11/01(月) 21:02:14 ID:HIY08/9gO
ここ最近静か過ぎてどうも筆が進まんな…

619名無しさん@避難中:2010/11/01(月) 21:54:04 ID:luFORwXE0
雑談ならいつでも付き合うぜ

620名無しさん@避難中:2010/11/01(月) 22:29:13 ID:HIY08/9gO
お、人居たw
いや、もともとマイペースに書いてるんで静かなのは苦にならないんだが、何より人の作品読むとモチベ上がるんでw
書き手さんなら頑張ってね!!

621名無しさん@避難中:2010/11/01(月) 22:48:54 ID:luFORwXE0
し、しばらく書けないんだ……
それはそれとして雑談って大事だと思うの
って数日前別のスレで話しあってたりしたのさ

まあ振るネタはないんだがw

622名無しさん@避難中:2010/11/02(火) 00:33:54 ID:b7DJ71Cs0
一周年で燃え尽きたぜ…

623名無しさん@避難中:2010/11/11(木) 20:14:01 ID:liQHv9P6O
age

624名無しさん@避難中:2010/11/14(日) 03:32:56 ID:WvpQeYpk0
ラジオで殿下が一瞬言及されてたw

625 ヘ ノ: ヘ ノ
ヘ ノ

626名無しさん@避難中:2011/01/03(月) 22:22:48 ID:oAZ4VKZ2O
過疎なのに規制とは……モチベ下がるな……

627名無しさん@避難中:2011/01/04(火) 03:43:28 ID:tMN8pc9MO
規制明けに書く作品を書き貯めておこう

628名無しさん@避難中:2011/01/11(火) 22:47:05 ID:4TQWMiTs0
ようやくデスマーチが終わりそうなので、だれか今のスレ状況を産業でたのむ

629名無しさん@避難中:2011/01/11(火) 22:49:23 ID:UXcUeJNc0
SS投下1月無し
住人は居る
皆忙しそう

630名無しさん@避難中:2011/01/11(火) 22:52:07 ID:4TQWMiTs0
把握
まとめwikiよんでおくよ、ありがとう

631名無しさん@避難中:2011/01/14(金) 21:26:53 ID:xcIofaNgO
そのWikiでも更新されりゃあモチベーション上がるんだが……

632 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/18(火) 22:17:14 ID:eVd6/qYc0
お久しぶりです。毎日スレッドをチェックしていても一向に投下がない日々が続いていますが…
僕の作品の8話にてカットした未公開シーンがあるんですけども、需要ありますか?

633名無しさん@避難中:2011/01/18(火) 23:03:52 ID:Dwo1HBsoO
是非ぜひ!!

634 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/18(火) 23:13:01 ID:eVd6/qYc0
ではHDDあさって探してきます。内容なんですが、クラウス君とセフィリアさんが一夜を共にした
シーンの詳細だったと思います。

635名無しさん@避難中:2011/01/18(火) 23:15:24 ID:u/BUkQ8w0
wktkだが、本スレに投下できるのか?w

636 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/18(火) 23:23:54 ID:eVd6/qYc0
ギリギリ投下できる内容だったと思います。

637名無しさん@避難中:2011/01/18(火) 23:31:13 ID:u/BUkQ8w0
ギリギリと聞いてさらにwktk

638名無しさん@避難中:2011/01/19(水) 10:05:42 ID:1h4QE146O
まああれだ
判断しかねるのなら限界突破してキャッキャッウフフスレへGOw

639名無しさん@避難中:2011/01/19(水) 23:17:55 ID:AS8zn7660
あっちにしようかこっちにするべきか。
http://loda.jp/mitemite/?id=1674.jpg

640名無しさん@避難中:2011/01/19(水) 23:22:05 ID:BXHjRYeQO
か、かわえぇ……

641名無しさん@避難中:2011/01/20(木) 00:22:24 ID:UcQp6ppo0
おおう……!
これは可愛い!

トーナメントバトル、色々とたのしみですw

642名無しさん@避難中:2011/01/20(木) 06:03:26 ID:8Zd3LsRo0
>>639
いい仕事だぜ…
俺も髪の毛ふさふささせろー!

643名無しさん@避難中:2011/01/20(木) 15:03:24 ID:5t14vAk6O
トーナメントなんて全く覗いてしてなかったよ……
クズハがんばれ!!

644 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/20(木) 21:35:05 ID:RfhDta060
エリカ様に髪をすいてもらってるのはクズハさん?それともキッコさま?
あと、未公開シーンの件ですが、行方不明につき書き直し中です。カミングスーンということで
お待ちくださいw

645名無しさん@避難中:2011/01/21(金) 23:20:22 ID:/MEEt1vE0
>>644
樟葉です。 キッコさんは未だ私の中では姿が安定しません。
http://loda.jp/mitemite/?id=1680.jpg

646名無しさん@避難中:2011/01/22(土) 15:16:34 ID:KNuqocEk0
>>645
キッコ様おっぱいおっきいお
あー、クソ
口元たまらん
モフモフしてぇ!

647名無しさん@避難中:2011/01/22(土) 21:27:02 ID:XvfU3NY6O
いつもながらGJ!
早くSSでもクズハの姿を拝みたいところ

648名無しさん@避難中:2011/01/23(日) 00:15:41 ID:iK4xdBCE0
巨乳! 巨乳!
貧乳! 貧乳!

クズハはむしろ絶壁な感じがまたいいと思ふ!
耳と尻尾はmyジャスティス!
幸せ者だなぁ俺は

649 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/23(日) 01:27:42 ID:OuRwR3Xk0
さて、書き直しが終わりましたがその性質上、若干の性的描写を含みますが、投下してOKですか?

それはそうと…クズハたんとキッコ様マジ可愛いなおいw

650名無しさん@避難中:2011/01/23(日) 13:46:32 ID:pHHfOllQO
>>649
久々の投下、乙でありんした!!
地獄異形も再始動に期待

651名無しさん@避難中:2011/01/23(日) 14:23:27 ID:lN2C7lxc0
>>649
若干ならいいんじゃないかと個人的には思うけど、強烈に拒否反応示す人もいるようだしなあ
明確に行為を書いてるんじゃなければいいんじゃないだろうか

652 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/23(日) 22:53:48 ID:y9U1y9po0
>650
ねぎらいの言葉、ありがとうございます。できれば簡単な感想もつけていただけると何よりの
励みとなります。こうして自分が投下することで他の書き手さんのカンフル剤的な役割を果たされば
重畳です。

>651
そういわれると弱いので、やはりキャッキャウフフのほうへ落としてきます。
読みたい方はそちらへどうぞ。

653 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/28(金) 21:45:16 ID:wfYS2uHk0
トーナメントスレにてクズハたんが間もなく試合と聞いて、告死天使のみなさんからの
方からの応援メッセージです。

クラウス「クズハちゃん試合だってね。僕たち『みんなで世界を創るスレ』三世界代表として頑張ってきてね」
セフィリア「私もあなたの勝利を心から祈っていますからね。クズハさん」
アリーヤ「私ごときに言われるまでもないかも知れんが、お前ならやれる。自分の感覚を信じて精一杯戦ってこい」
 シオン「クズハさん、君に神のご加護があらんことを。エイメン…」
朝倉霧香「クズハさん、あなたには八百万の神がついています。安心して戦ってきてください」
シュヴァルツ「試合の前にリラックスできる方法をお教えしましょう。掌に「狐」と書いて飲み込むんですよ」
セオドール「試合中にはクズハちゃんを応援する曲を俺たち『ブルー・スカイハイ』が流してやっからな」
ジェネシス「私の直感ですが…あなたは勝ちます。私の直感は昔からよく当たるんですよ?」
ベルクト「勝ってあいつにいいとこ見せてやれよ。鈍感だからな、あいつ」
フィオ「頑張ってねクズハちゃん。ボクも応援してるからね」

654 ◆mGG62PYCNk:2011/01/29(土) 18:38:02 ID:Cu49QVDc0
うむ、クズハが勝ってしまってて(wikiの人気投票的に)大丈夫だろうかと思わないでもないが
人様に書いて頂くとにやにやがとまらなかったりするあたり現金なものです

本編ですがいろいろとありますが4月まで待って頂きたいなぁとかなんとか
頻繁にここには来てるので誰か投下したら感想書くぜ!

655名無しさん@避難中:2011/01/30(日) 04:01:07 ID:HkDOSVWQ0
>>653
狐と書いて飲むwww

656 ◆p3cfrD3I7w:2011/01/30(日) 23:39:45 ID:G6zsWyug0
クズハたん一回戦の勝利に告死天使の方々は…

クラウス「え〜さて、それではクズハちゃんの一回戦の勝利のお祝い並びに二回戦の勝利を
     祈願して…かんぱ〜い!」
一同「かんぱ〜い!」

セオドール「うぉい!ベリュクトとフィオとジェネシシュ!めでてえ席なんだから酒くれえ呑めや!」
ベルクト「俺たち3人はまだ未成年だし、フィオは自警団第一課課長だぞ…いいのかセオドール」
ジェネシス「完全に出来上がっちゃってますねこの人…私たち3人はソフトドリンクで大丈夫です」
  フィオ「うんそうだね。クラウス君に言ってジンジャーエールもらってくるね」
朝倉霧香「シュヴァルツさんお強いですね。もうビール8杯目ですよ。私も負けていられませんね」
シュヴァルツ「私の祖先であるゲルマン民族にとってビールは水と同じだったそうですよ。霧香さんこそ日本酒3合目ですけれど」
アリーヤ「うん、うまいなこのカクテルは。なんという名前だ?クラウス」
クラウス「ブルーラグーン。きれいな青をしてるだろう?その色にあって味も爽やかで美味しいでしょ?」
セフィリア「兄さんの姿…父さんとかぶって見えるなぁ…」
シオン「クラウス君、このワインの銘柄は?美味しいな…」
クラウス「サンタ・デュック・エリタージュ。値段の割に美味しくて結構人気のワインなんだよ」

????「ねえ、みんな。何か忘れてないかな?」
一同「え?」
アスナ「私のことだよ!>653でも私だけ端折られてみんなで酒盛りなんかして!」
一同「…あ」

アスナのただならぬ殺気を感じとり、目くばせの後逃げ出す一同。

アスナ「あ!待てこらーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

その後、俊足を持って逃げおおせたクラウスとフィオを除く全員が彼女の拳骨を食らうのでした。

アスナ「遅れながら!クズハちゃん頑張ってね!」

657名無しさん@避難中:2011/01/31(月) 18:51:52 ID:5wqvq2zM0
お前ら呑みたいだけやろとw

658名無しさん@避難中:2011/01/31(月) 23:25:57 ID:zf9TpPkk0
酒飲みの集まりww

659 ◆p3cfrD3I7w:2011/02/11(金) 22:26:19 ID:lZ1okQIs0
もうすぐバレンタインデーということで…

アリーヤ「さて、今日貴様たち女性陣に集まってもらったのは他でもない。来たるべき2月14日についてだ」
アスナ「あ!バレンタインデーだよね。ブクリエでもチョコをたくさん使ったケーキが今も絶好調だし」
シオン「それに最近はチョコレートを買うと自動的に募金や寄付ができるものもあるらしいしね。いろんなことを考えるものだ」
朝倉さん「でも、それと私たちを集めたことと何の関係があるんです?アリーヤさん」
アリーヤ「うん、日ごろ何かと世話になっている男性陣の面々に感謝の気持ちを伝えるという意味でチョコを贈ってはどうかと思ってな」
フィオ「いい考えだねアリーヤちゃん!あ、でもそのチョコってどうするの?買ってくるの?」

アリーヤ「いや、手作りでこそ気持ちが伝わるというものだろう。だが問題は…私たちの中にチョコづくりに詳しいものがいないということだ…」
アスナ「チョコケーキとチョコを作るのは全く別の問題だしねぇ…素人が作っても失敗作にしかならないよ、きっと」
フィオ「でもみんなならそれでも喜んで受け取ってくれるだろうけど、どうせなら美味しいチョコを贈りたいよね…」
朝倉さん「何かいい方法はないものでしょうか」
シオン「…あるよ。今一つ思いついた。私の弟、ネロは若干二十歳で閉鎖都市きっての天才パティシエなんだ」
アリーヤ「なるほど…彼にチョコレートの作り方は伝授してもらおうというわけだな」
シオン「そういうこと」

アスナ「じゃあ、さっそくネロ君のところへレッツゴー!って…どこにいるのかな?」
シオン「今日は休みだといっていたから実家にいるだろう。この時間だと…父さんは礼拝堂か…」
朝倉さん「ではシオン先生。行きましょうか」

こうしてバレンタインデー計画のため、ネロのもとに向かうことになった。

660 ◆bEv7xU6A7Q:2011/05/04(水) 02:19:44 ID:Swh8JxnE0
http://loda.jp/mitemite/?id=2041.jpg

661名無しさん@避難中:2011/05/04(水) 02:31:41 ID:WTjLcs6k0
おお、かっこいいw

662名無しさん@避難中:2011/05/04(水) 15:58:12 ID:OIhiYj8g0
殺戮モードの幼女北!
お色気攻撃を所望するで御座る!

663名無しさん@避難中:2011/05/04(水) 21:20:12 ID:bZBY56G6O
ロボット幼女!
こいつは剥きたいが残念ながら中身は機械……いや、しかし……!

664 ヘ ノ: ヘ ノ
ヘ ノ

665名無しさん@避難中:2011/07/11(月) 22:40:40 ID:0xrSK6B6O
こちらも地獄上げ

666名無しさん@避難中:2011/08/30(火) 03:40:18 ID:N5xUA3io0
ちこくですがー
http://loda.jp/mitemite/?id=2397.jpg

667名無しさん@避難中:2011/08/30(火) 04:21:02 ID:aa5e8dFs0
トエルさんきた!
流石幼女あざとい! 遅れ登場なあたりもまた素敵だ

668名無しさん@避難中:2011/11/24(木) 20:02:52 ID:EDnLSKRw0
みんつくはしばらくこっち進行でもいいのではないかと
本スレがあんな調子だし・・・

669 ヘ ノ: ヘ ノ
ヘ ノ

670 ヘ ノ: ヘ ノ
ヘ ノ

671 ヘ ノ: ヘ ノ
ヘ ノ

672名無しさん@避難中:2011/11/24(木) 21:27:05 ID:EDnLSKRw0
こっちにまで来るとはね

673名無しさん@避難中:2011/11/25(金) 09:13:40 ID:eYYc.Udg0
GJ

674 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:30:50 ID:njDphXNU0
いろいろスゴイのでこっちで投下してみる

675白狐と青年「ずれた認識」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:32:24 ID:njDphXNU0


            ●


 キッコに無理矢理連れられてクズハの部屋へ入った彰彦は、
ベッドの上で新聞を開いていたクズハにとりあえず片手を挙げて挨拶した。
「よう、クズハちゃん。元気してたか?」
 ついさっきまで眠っていた者に言う言葉では無いと思いつつ声をかける彰彦の眼前、
顔を上げたクズハは、部屋に侵入した三人を見て数度瞬きをすると、
「あ、キッコさん、彰彦さん、こちらにいらしてたんですか。明日名さんも、おはようございます」
 そう言って頭を下げる彼女を見ながら彰彦はひとまず内心で良かった、と息をつく。
 ……体調は戻ってきてるみたいだな。
 そうは思うが、こちらを見てくるクズハは本調子ではないのか、やや元気がないようにも見える。
「俺たちもちょっとじいさん手伝いにな」
「そうなんですか……」
 クズハは首を傾げ、
「えっと、それでなんで私の所に?」
「そりゃ決まってるだろ」
 言って、彰彦はクズハに訊ねる。
「なんで平賀のじいさんや匠を部屋に入れようとしないんだ?」
 この面子が来たのだ、クズハとしてもこの質問は予想できていたはずだ。しかしクズハは彰彦の質問に顔を強張らせた。
 彼女はついと顔を逸らして長い髪で表情を隠すと硬い声で、
「……皆さんには関係ないじゃないですか」
「本当にそう思ってるか?」
「……はい」
「俺の顔見て言ってみ?」
 クズハは応じない。彰彦はまあいいや、と言ってクズハに逃げ場を与えた。
 ……嘘がつけない子だな。
 いっそ微笑ましい。放っておけば勝手に元の鞘に収まるような気もするが、
匠をあのままにしておくのは彼の親友としてはよろしくないし、クズハはまだ敵に狙われてもいる。
このまま解決をじっくりと待つことはできない。
 だから、と彰彦が言葉をかけるより前にキッコが口を挟んだ。
 彼女は小さく抑えた声でクズハに訊ねる。
「クズハよ、何故あの二人を拒絶した? 一時的にせよ我はお前に憑いておった。
心根も知っておるつもりなのだがの」
「理由は……ただ、だめなんです」
「要領を得んの。我としてはお前には不幸になってもらいたくはないのだ」
「……すみません」

676白狐と青年「ずれた認識」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:32:55 ID:njDphXNU0
 目を合わせないクズハの様子に吐息を一つ入れて、キッコは呟く。
「口を割らんのなら、匠をここに連れて来て直接理由を尋問させようかの」
 その言葉に、クズハが劇的に反応した。彼女は焦ったように早口で、
「ま、待ってください! もう少しだけ、もう少し……」
 半ば取り乱したそのさまは、匠を恐れているようにすら見えた。
 内心首を傾げる彰彦は明日名を窺い見る。明日名は静かにクズハを見つめ、やがて頷いた。
「分かった。行こうか、キッコ、今井君」
「明日名、我の話はまだ――」
 明日名はキッコを手で制すると話しを続けた。
「ひとまず出よう。クズハも起きたばかりで混乱しているかもしれないし、
安静にして体の調子も整えなければならないだろうしね」
 そう言って彰彦とキッコを外に促す明日名は去り際クズハに訊ねた。
「何か欲しいものはあるかい? もって行くよ」
 そう言われたクズハは躊躇いがちに注文を告げた。
「あ、じゃあ……あの、私が武装隊の方々と一緒に行政区に行ってしまった後の新聞や号外があれば、
できるだけ全部頂けませんか?」
「分かった。すぐに手配するよ」
 そう答えて明日名はなおも何か言い足りなさそうなキッコの背を軽く叩いた。
キッコは髪を乱暴に掻いて部屋の外に足を向ける。
「一体何を考えておるのかは分からんがの、話してみれば気も晴れるものぞ。少し考えておくのだの」
「はい、……ご迷惑をおかけします」
「……っ、かけられておるのは心配ぞ」
 部屋の扉を閉める間際、彰彦はクズハが深々と頭を下げたのを見た。

677白狐と青年「ずれた認識」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:33:32 ID:njDphXNU0


            ●


「………………」
 キッコが無言で廊下の先を歩いて行く。
 彰彦と明日名は平賀の部屋へと進んで行くキッコの後についていきながら顔を見合わせた。
なんとなく抑え気味の声で会話を交わす。
「先程のクズハの態度、坂上君や平賀博士に対するものよりも軽いとはいっても随分と硬かったね。それに頑なだ」
 彰彦が応じる。
「そうっすね。これまで俺が見てきたクズハちゃんとは微妙に違う感じだった。
特に匠の名前を出された時のあの反応は気になるな」
「反応?」
「あれ? 明日名兄さん気付かなかったか? ありゃどうも怖がっているみたい、というか……」
 上手く言葉が出てこない。しかしクズハがしていたようなあの目は、昔見た事がある気がする。
 ……どこだったかな。
 なかなか思い出せない。しょうがないと息を吐いて、彰彦は別の方面からクズハの状態について考える。
「クズハちゃんのあの状態が術や薬みたいなやばい物の影響が出たわけでないとなると――」
 先程のクズハの顔を思い出し、
「匠のせい……とかじゃねえだろうな」
「いや、それは流石にないんじゃないかな」
 明日名が苦笑で言う。
「やっぱり、捕らえられていた間に何かされたんじゃないかと思うんだ」
「何か……ねえ」
 彰彦の呟きにキッコがぼそりと返してきた。
「……狐が誑かされたかの」
「え?」
「なんでもない。ただの勘だの。しかし、まあ、匠の方にも色々と言いたい事も出来たわ。
何をクズハの言葉に大人しく従っておるのやら」

678白狐と青年「ずれた認識」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:34:10 ID:njDphXNU0
 キッコが不機嫌そうに言いながら平賀の部屋の扉に手をかけた。
扉が開けられ、中に居た二人が問うような視線を向けてくる。
 彰彦は上げた手を左右に振って、
「だめだな。クズハちゃん、変に頑なだ。それでもまあ、もう来るな、とまでは言われなかったけど」
 明日名がとりあえず、という感じで言葉を引き継ぐ。
「新聞や号外を頼まれたので、ひとまずそれをあの子の所に届けに行こうと思います」
「あ、待ってくれ」
 彰彦は咄嗟にそう言って明日名を止めた。
「俺がクズハちゃんのとこに御所望の品を届けに行くわ」
「今井君が?」
「おう、ちょっと聞いてみたい事もあるし……それに」
 明日名に近付いて声を抑え、キッコに目を遣りながら、
「キッコさんがなんか匠に説教したくてたまらなそうなんで、そっちの抑え役、頼んます」
 下手をしたら匠が食われかねない。そんな事を思う彰彦に明日名はなんとも言えない表情を浮かべた。
「分かった。図書館か資料室に行けばここ最近の新聞も号外もあるから、よろしく頼むよ」
「了解」
 二人の間でとりあえずの分担ができた。それぞれが動き出す寸前、それまで黙っていた平賀がさて、と声を上げた。
「クズハ君も目覚めた。わしの方でも彰彦君の報告も勘案して、色々と行政区と話しを進めてみようと思っとる」
「マジですか……?」
 ここで平賀が離脱してしまうのは正直痛い。
出来れば残ってキッコの抑え役をしていてもらいたいと彰彦は思うが、
平賀は瓢げた笑みを浮かべて彰彦と明日名、キッコを見やる。
「クズハ君の事は心配じゃが、皆になら任せる事もできるかのう」
 そう言って匠の背を叩き、部屋を出て行った。

679白狐と青年「ずれた認識」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:34:51 ID:njDphXNU0


            ●


 平賀が出て行くのを見送り、匠は呟く。
「さて、どうしたもんかな……」
「クズハちゃんはまだ狙われてるんだろうからな、
いくら平賀のじいさんの研究所内にいるっていっても危険な事にはちげえねえ。
急いで仲直りしてもらいたいとこだ」
 そう言って彰彦もまた、平賀の後を追うように扉に向かった。
「だから、急いでクズハちゃんの気持ちを理解してくれよ? 匠」
 そう言い残して部屋から出て行く。クズハから頼まれた資料を取りに行くのだろう。
できれば匠が直接行ってクズハと話をしたい所だが、
 ……どうすればいいのか分からない。
 理由もよくわからないままに拒絶されたのだ。
その理由も掴めないままに部屋に行ってもまた拒絶されるだけだろう。
 そんな事を長々と考え、匠は弱り切って言葉を漏らした。
「俺、何かクズハに嫌われるような事したか……?」
 うな垂れる匠の正面に気配がきた。顔を上げると底に居たのは、
「キッコ……」
 見上げる匠の視線の先、どうやら彼女は何か怒っているようで
、口の端から牙が覗いている。彼女は険呑な目つきで匠を睨んで、
「あの子を寂しがらせるなと我は言ったのだがの」
「そうは言ってもな、クズハの方から拒絶されたんじゃどうしようもない」
「あの子が坂上君を意味もなく拒絶する事はないと思うけれどね」
 明日名がキッコを宥めるようにその肩に手を置きながら言う。
 確かにそうだろうと思いかけた匠は、しかしいや、と首を振った。
「そうでもないでしょう」
「そうかい?」
 匠ははい、と頷き、
「クズハにとって俺は父親とか兄とかのような存在です。
父離れが……そう、武装隊の令状に従って行政区に付いて行った時点で父離れが起こっていたと考えるなら、
この拒絶もそう不思議ではないのかもしれませんよ? あの年頃の女の子は難しいと聞きますし」
 言って、肺腑に溜まった重い息を吐き出した。
 クズハの態度が本当に父離れと同じようなものなら自分には何もできないのではないか。そう思っていると、
キッコが何やら驚きと呆れを混ぜ合わせたような不可解な顔をしているのに気付いた。

680白狐と青年「ずれた認識」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:36:36 ID:njDphXNU0
「どうした?」
「……うむ」
 キッコは奇妙な顔のまま、今度は憐れみを混ぜたように眉尻を下げた目で、
「匠よ、お前本当は我に喰われたいのではないかの?」
「キッコ、俺は真剣なんだ。茶化すな」
 キッコの目を見ながら言い切った途端、肩を叩かれた。
振り返ると、明日名がなんとも言えない顔をしていた。彼は言葉を選ぶような間を置いて、
「坂上君、君は……そうだな、少し、自分があの子にどう思われているのかを考えた方がいいかもしれない」
「明日名さん……?」
 困惑する匠の頭をキッコが平手で叩いた。
「こ奴には言葉で行っても無駄ぞ、やはり直接会わせる他あるまいて」
「そうだね、あの子の、あの突然の距離の置き方はやっぱりおかしくはあるし、
状況も状況だ。少し手荒でも引き会わせた方がいいかな」
 二人の間で進んで行く会話を聞いて匠は待ったをかけた。
「ま、待て、クズハを辺に刺激するような事はしない方がいいんじゃないか?」
「何をそんな及び腰な事を言っておるか」
 キッコの言葉に、匠は言い辛そうに口ごもりながら反論する。
「……クズハが俺にあんなに強く反論してきたのとか初めてで、今の状態で会っても、どう接したらいいのか分からない」
「あー……」
 明日名が唸ってうんうん頷き、キッコが冷めた目で匠を見てきた。
「うだうだ言うでないわ」
 そう言ってキッコは匠の髪をつかんだ。顔を近づけ、いい笑顔で、
「行・く・ぞ?」
 有無を言わせない迫力に、匠はただ頷くしかなかった。

681白狐と青年「信仰に至る信頼」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:37:59 ID:njDphXNU0


            ●


 クズハが見たがっていた資料をそろえて持って行った彰彦は、
扉付近で腕組みをして、クズハが新聞や号外を見ている姿を眺めていた。
 やがて全ての資料に目を通し終えたクズハは、その間じっとして動かなかった彰彦を見上げて口を開いた。
 発される声はそっけなさを装ったもので、
「えっと……何か?」
「おう、ちょっと聞きたい事があってさ」
 言葉を返しながら、彰彦は扉から離れてクズハに近付いていき、問いかける。
「クズハちゃんはなんで匠を恐がってるんだ?」
「恐が……る?」
 分からないというふうに首を傾げるクズハ。彰彦はクズハの状態を見ながら首を捻り、
「いや、違うか……畏れている、うん、そうだ。畏れている。まさにそんな感じだな」
「おそれ?」
「そ、神様仏様に対する畏まるの畏れな。今のクズハちゃんさ、匠の事を話に出すと、
まるで天罰か何かを恐がるみたいな顔するんだぜ? 気付いてたか?」
 クズハは、はっとした顔をして、自分の顔に手をやる。自分の表情を確かめるかのように顔に手を這わせて、訊ねる目を彰彦に向ける。
「……そうですか?」
「ああ、俺としては、何でそうなっちまってるのか気になるな」
「そうですか……」
 小さく呟いて、クズハは独白するように続けた。
「だって、いっぱいご迷惑をおかけしました」
 会話が続いた事でとっかかりを得た彰彦は、クズハから更に言葉を引き出すためにオウム返しに問う。
「迷惑?」
 はい、とクズハは頷いた。
「以前の和泉の事、匠さんにとてもご迷惑をおかけしました。審問などという場にも出してしまいましたし、
それに研究区に来てからも、武装隊の皆さんに以前の過ちを迫られて――そして、今回です」
 クズハは、読み終え、畳み置かれた新聞の山を示した。
「収監されていた異形が逃亡、それを捕らえるために行政区は武装隊を派遣……。私を捕まえる為に彼等はここに来てるのですよね?」
「そうだな。だけどこりゃ武装隊の奴らの見当違いだ。別にクズハが気にするような事じゃないと思うぞ?」
「そういうわけにもいきません。研究区を頼って来た方々に重圧がかかっています。それに」
 眉を寄せて、クズハは呟いた。
「今回のこの事態は、匠さんや平賀さん、お二人の立場も危うくしています」
 確かに、と彰彦は思う。二人、特に平賀は行政区や大阪圏と敵対している状態になっているため、
大阪圏内における発言力も低下しているだろう。
日本における人類の生存に大きく寄与した人物の一人である彼が声をかけて回っているのに、
行政区との交渉体勢を整えるまでにこんなにも時間がかかっていることからもそれは分かる。
 しかし、
「クズハちゃんを匿うのは異形みんなに対して掲げられた研究区の総意だぜ? 
だからこそ、ここを頼って来る奴らもある程度の保障っていう恩恵を受けていられるんだし、
それはクズハちゃんも受ける事ができるもんだ。気にするもんでもないだろ」

682白狐と青年「信仰に至る信頼」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:38:49 ID:njDphXNU0
 当然、いくら異形を匿う事が研究区の総意とは言っても、
犯罪の参考人としてクズハを捜している武装隊に対してクズハの存在を隠している、というのは厳しいものもある。
 ……ま、それはまた別の問題だな。
 クズハが罪を犯していないと把握しているこちらは黙ってクズハを匿っていればいい。
そう思いながら彰彦は言葉を続ける。
「それに、そのクズハちゃんの説明だと、匠に対する畏れみたいな態度の説明にはなってねえよ。
俺はそっちを聞きたいんだがな」
 先のクズハの発言だけでは平賀や研究区の皆に対する申し訳なさは分かっても、
匠に対してクズハが見せる畏れの説明にはなっていない。
 ……クズハちゃんのあの態度、というかあの目か……ああいうのどっかで見たんだよな……。
 彰彦が眺める眼前、クズハが俯きがちに告げる。
「あの態度は、申し訳ないと思っています。でも、あの……少しだけ時間をください」
「時間を?」
「はい」
 クズハはゆっくりと頷いて、
「そうすれば、私の中の覚悟が決まりますから……」
 ……覚悟……?
「一体何の覚悟だ?」
 問いに対して、クズハは体を抱いて小さく頷いた。
「……ここから去る覚悟です。匠さんに出て行くように言われても耐えられる心構えです」
「おい、クズハちゃん……?」
 クズハの発言の意味を図りかねた彰彦は、僅かに強い語調でクズハの名を呼ぶ。クズハは頷き、
「もう私には皆さんに取り返しのつかない程の迷惑をかけています」
「だがそれはクズハちゃんのせいじゃ――」
「同じ事です」
 彰彦の言を途中で断ち切ってクズハは続ける。
「私は……もう匠さんから武装隊という、元の居場所を奪ってしまっているんです。
これからは匠さんの役に立って生きていこうと、そう決めていたのに……私にはそれすらできなかった!」
 両手で顔を覆って、クズハは自責に歪んだ言葉を吐く。
「匠さんはとても優しいから、私に出て行けとは言わないかもしれません。
でも私は、私がここに居る事の危うさを知ってしまいましたから……もう、居なくなるべきなんです。
 それが私のできるたったひとつの匠さんの役に立つ事で、
それが出来るのなら、私は喜んで匠さんの前から姿を消します」

683白狐と青年「信仰に至る信頼」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:39:56 ID:njDphXNU0
 そう言って口を閉じたクズハを前に、彰彦はこれはクズハが抱えているコンプレックスの表出だろうと得心する。
 ……随分と思いつめちゃってまぁ……。
 実家に帰るのを渋っていた自分などよりもよほど重症だと彰彦は内心で苦笑して、
「無理矢理に覚悟を決めるのは構わねえけどさ――」
 大事なのはそんな事では無いと思い、告げる。
「実際のところ、本心としてはクズハちゃんはどうしたいんだ?」
 クズハは動きを止めた。しばらく悩むように俯いて、
「匠さんの御心のままに。そして、匠さんのためになるのなら、
やっぱり私は匠さんの前から消える事は私の望むところです」
「匠はクズハちゃんを捨てるなんてこてゃ絶対ねえと思うぜ?」
「優しい方ですから、だから本心を私には見せずに私のせいで被る迷惑を背負ってしまうんです。
そんな事は嫌だから、だから、私は自分で匠さんの前から消えるんです」
「結局はそこに行きつくのか」
 彰彦は難儀な思考をしていると思い、いや、と内心で否定を入れる。
 ……そうでもないか。本心から尽くそうとしてるだけだな。自分の全部で。
 文字通り、自らの全てをかけての献身だ。彰彦はクズハの考えの在り方をできるだけ忖度しようとしながら問いかける。
「じゃあ、話を進めてみるか。――クズハちゃん、クズハちゃんは俺たちの前から消えて、それからどうするんだ?」
「どうする……ですか……?」
 きょとんとした顔でクズハは固まった。しばらく考えに沈んだ後、顔を上げ、
「……どうしたらいいでしょうか?」
 そう言って途方に暮れた顔になる。
「行く場所もないんです。今あるものだって匠さんにもらったものばかりで……この居場所だって、この命だって
……だから、だから役に立たなくちゃいけなかったのに、それだけが私が匠さんに返してあげられる唯一のものだったのに……っ」
 細く震えるクズハの声を聞きながら、彰彦は納得を心に得る。
 ……まるで匠を聖人か何かみたいに言うもんだ。
 おそらくそれが、クズハの献身が極まった形なのだろう。危うく揺れ動く彼女の目は、ある種の光を湛えている。
その光とよく似たものを彰彦は記憶の中から思い出していた。
 第二次掃討作戦中、激しい戦闘の中では己の力だけを信じ、協調性に欠ける者がかなりの数存在した。
自分だけはどのような強さの異形を相手にしても負ける事など無い、だから他の者に構う必要も無い。
そのように思わなければ、人など瞬時に殺害しうる化け物相手に立ち向かう精神を維持し続ける事など出来なかったのだ。
 一方で、自分を信じ切る事ができない者は、その対象を外部に向けた。
その結果として己の扱う武器を信じる者や、敵対する異形を愛しい怨敵として崇めるような者などもいた。
全てはいつ凄惨な終わりを迎えるのか分からない戦場で、精神の均衡を保っていくための無意識の上での自衛処置だ。
 そのような者達の目の色と、今のクズハの目の色はとても似ていた。
 今のクズハの状態、それはまるで――
「信仰だな」

684白狐と青年「信仰に至る信頼」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:40:43 ID:njDphXNU0
「信仰、ですか?」
 匠に対する絶大な信頼、そして、自らの存在意義すら匠に委ねて依って立っている状態は、
妄信や狂信に近いものがあるのかもしれない。
 ……匠の為になる、が存在意義で、んでもって同時に教義でもあるってとこか……。
 彰彦の言葉を吟味するようにクズハは沈黙し、やがて頷いた。
「信仰、なのかもしれません。私は匠さんに全てを肯定してもらって生きてきましたから、
匠さんの言う事ならすべて従ってもいいと思っていますし、私が役に立てないのなら
……信仰する資格すらないのなら、もうこのまま消えてしまえばいいとも考えています」
「敬虔なこった」
 よっぽど恩を感じているという事なのだろう。その上にここ最近の事件のせいで、
異形として抱いていたコンプレックスが悪い方向に向かって行ったのだろう。
 武装隊へ自らの身柄を引き渡したのも彼女のこの考え故だろう。そしてベッドに畳み置かれた新聞を読んで、
その行動すら裏目にでてしまったと知って、クズハはここまでの思い詰めたのだ。
 ……ったく、なんでここまでクズハちゃんが追い詰められなきゃなんねえかな。
 事件の裏に居る者達に対する憤りを感じながら、彰彦は説得の言葉を口にする。
「なんだクズハちゃん。つまるとこ、あんたは匠と一緒に居たくねえのか?」
 挑発するような言葉に対して、即答が来た。
「そんなわけないじゃないですかっ!」
 叫びに似た声量で言い放ち、クズハは彰彦に目を向けた。涙が浮かんだ目で重ねられる言葉は、
「だって私は匠さんの事が好きで……っ、大好きなんですから!」
 クズハの本心の発露に応じる形で、彰彦の背後から声がした。
「――――え?」
 呆然、という言葉をそのまま体言したかのような呆けた声だ。
反射的に背後、扉の方へと振り返った彰彦は、そこに声の主を見る。
 匠だった。

685白狐と青年「信仰に至る信頼」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:41:45 ID:njDphXNU0


            ●


 振り返った彰彦の視界の中、部屋に入って来たのはキッコ、明日名、匠の三人だった。
 扉を開いたらしきキッコが、おお、の形に口を開いて動きを止め、その後ろで明日名が気まずそうに視線を逸らし、
匠がそれなりの付き合いがある彰彦から見ても初めて見るような、何とも滑稽な顔をしていた。
「――ぇ……? な……?」
 背後、クズハの居る方からはかわいそうになる程動揺したクズハの、意味を為さない言葉が聞こえている。
 ……顔を見てやらないのが情けってもんだよなぁ……。
 そう思いながら、彰彦は匠達の方を向いたまま、どうしたものかと天を仰いだ。
 それがいけなかった。
「彰彦!」
 キッコの呼号。そして同時に生じる背後での≪魔素≫の動き。
 意味を考えるよりも早く、彰彦は背後、クズハの方へと振り返ったが、その時には既に窓が破壊されていた。
 そして、
「……すみません」
「――待」
 小さな一言を残して、クズハの姿は部屋の中から外へと消え失せた。

686白狐と青年「信仰に至る信頼」 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:42:05 ID:njDphXNU0


            ●


 彰彦は割られた窓と、クズハの居なくなったベッドに目をやって、吐息を漏らした。
 ……目が覚めたばっかでここまで動くとは……。
 窓から地面を見下ろすが、二階相当に当たる高さからの飛び下りでクズハが転んだ様子は無く、
彼女の姿は既に見当たらない。大したもんだと思いつつ、彰彦は扉付近の三人にまず非難の目を向けてやった。
「……あのタイミングで部屋に来るとか、いろいろと空気読めてなさすぎじゃね?」
 妙に力の抜けた、我ながら情けない語調での文句になったが、
未だに固まっている匠よりは遥かにマシだろう。そう思っているうちにキッコが室内に踏み込んできた。
 彼女は数度頷きを作りながら、
「いや、うむ……。我としても、まさかこのような瞬間に出くわすことになろうとは思わなんだでな」
「驚いたね」
 そう言って、明日名は匠を気の毒そうな顔で見る。
 一方匠はクズハが飛び出して行った窓を眺めながら、不可解そうな顔で零した。
「クズハは……俺を嫌ったから拒絶してたんじゃない……のか?」
 発言を聞く限り、先のクズハの言葉を上手く処理出来ていないようだ。
 ……めんどくさい奴め。
 匠は匠で少し考えをまとめる必要がありそうだが、今この研究区内に飛び出して行ってしまったクズハの事も心配だ。
 目配せを交わし合い、彰彦とキッコと明日名はそれぞれ今後の動きを決めた。
「クズハを匿っていた事に対する武装隊の方への言い訳も考えねばなるまい。我らは先に平賀にこの事を伝えてこようかの」
「その後、俺とキッコは飛び出して行ったクズハを追うよ」
「じゃあ俺は――」
「待て、匠」
 明日名達に続こうとした匠を彰彦は止めた。
「だが彰彦」
「いいから」
 キッコと明日名が部屋を出て行く。
 二人になった室内で、匠が彰彦に言う。
「彰彦、クズハが今の研究区内に出て行くのは危険だ。急いで追わないと」
「今のお前が行ってもクズハちゃんはまた逃げちまうよ」
 言って、彰彦は匠に指を突きつけた。
「お前にはいろいろと問い質さなきゃならねえ事がある。あの子の為にもお前の為にも、だ」
 だから、
「答えてもらうぞ?」

687白狐と青年 ◆mGG62PYCNk:2011/11/25(金) 23:43:25 ID:njDphXNU0
ヘタレた匠はクズハとの関係を変化させる事ができるのだろうかとか
クズハのテーマなのかもしれない部分の明示的な感じ

いわゆるヤンデレなのかもしれないなぁとも思いつつ
そろそろ匠にはいろいろ自覚してもらわねば

688名無しさん@避難中:2011/11/26(土) 02:18:06 ID:PZBpHovc0
乙です。人間関係なんて常に平行線なんてありえない。どこかで山があったり、どこかで谷があったりするものだよ。
それを乗り越えてまた仲が深まっていくんじゃないかな。匠くんにはこの谷を越えることができるのかな。
。ただ一つ言えるのは、神様は乗り越えられる試練しか与えないということだけどね。

689名無しさん@避難中:2011/11/27(日) 23:41:30 ID:8wCLZPG.0
ttp://loda.jp/mitemite/?id=2639.jpg

690名無しさん@避難中:2011/11/27(日) 23:42:41 ID:ptQNtO7I0
かわえええええええ

691名無しさん@避難中:2011/11/28(月) 01:17:21 ID:4/4HspnI0
乙です!
なんだろう、こう若干艶っぽくて素敵です!


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板