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獣人総合スレ 避難所
701
:
引っくるめて好きだし
◆TC02kfS2Q2
:2012/05/19(土) 23:38:45 ID:ktblaAvo0
机に並べられたバラの束。茎には小さな刺がちくちくと散りばめられていた。ルルは一茎つまみ上げて、くんくんと花の香りを
翔子の目の前で独り占めしてみた。こめかみに汗する翔子にルルが持っていたバラを一茎渡し、虎……いや、小ネコのように
両手に軽くこぶしを作り両腕を軽く上げてポーズを決めてみた。
「女の子だって、牙むいちゃうぞ」
「……」
「わたしが先生にしたお願いごと。の仕返し」
目を丸くして携帯をポケットに仕舞う翔子がルルには愛しすぎて、くるりとちょっと早めの向日葵のような顔をして
「なんてね」
「え?」
「あなた、他人って思えない」
と、ルルは付け加えた。
#
仕事を終えて帰宅するルルの足取りは雲の階段を登って行くような心地良さだった。半袖と長袖が入り混じる街、ルルは人間、
迷わず長袖。大分日が落ちたとはいえ、日差しはまだ強い。日に焼けることはちょっと、嫌かな、と。
「先生にお願いごと!ここでキスしてよ」
今朝、ルルが出掛けに掲げたお願いごと。
先生は少し戸惑っていたが、目の前の若い芯の強い視線を見ていると、断ろうと言葉を選んでいるうちにルルの両腕は先生を囲み、
色つやのよい唇が先生のざらつく舌を挟んでいた。自宅だというのに先生は恥じらって、ルルの両腕を解き放つとルルの両手首を掴んだ。
微かになぞるネコの爪がルルの薄い肌に白い線をひいた。
痛いかも。痛いかも。
だけど、息が掛かるほどに近く、甘く、息苦しく。たった、くちびるを交わすだけなのに、相手のことが言葉無くても通じる不思議。
ルルは帆崎の舌に思うがままになじられて、牙を舌に這わして、そして仕返しされて。傷ついて。
そんな下敷きあって、若い娘のちっぽけな言葉に説得力を増す。先生に爪とか、牙があってよかった……と。
「そんなこと引っくるめて、好きだし」
#
「翔子ちゃん。分かるかな」
「うーん。オトナって分かりません」
庇った傷跡がルルの気持ちを確かなものにしていた。
おしまい。
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