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獣人総合スレ 避難所
692
:
ネコ足靴下
◆TC02kfS2Q2
:2012/04/27(金) 23:45:49 ID:yj1R3LVs0
タスクは不思議な思いを巡らせながら自分の部屋へ入って制服から着替えた。
目の前のものから現実逃避を試みようと友人から借りたマンガを読み出す。しかし、頭が回らないから入らない。
やがてマンガにも飽きて読むのをやめてうつ伏せに布団に沈む。自然と腰が疼き尻尾が動きに合わせて前後に動く。
頭で考えても答えなんか出ない。そんなときゃ、体動かせ。誰の言葉か知らないけれど、タスクはベッドに転がって
友人から借りたマンガを読むよりも、外の空気を吸うことを選んだ。
自分の部屋から出ると隣には確かに『モエの部屋』と小さな看板が添えられている。
訝しい気持ちで居間を覗くと、制服姿の少女がソファーの上で丸くなって居眠りをしていた。カーペットに伏した
ランドセルの上にはタスクが無くしたと思っていた合い鍵が乗っており、拾い上げてポケットへと無造作に入れた。
「姉ちゃんの、大根。大根脚……って、また言いたいな」
イヌのキーホルダーが付いていたから……間違えはないんだよ、と。
「タスク……ケーキ、買ってきてよお。コンビニすいーつってやつ」
少女の寝言にびくっとタスクは肝を冷やした。
#
「解せない!解せない!解せない!」
呪文のように唱えながらタスクは街に出たけども、面白くないぐらい変化が無いことに少し苛立ちを感じた。
自分がこの世界からつまはじきされたのかと、後ろ向きな思考がタスクの尻尾を引っ張る。だが、絶望は希望にも変わることは
世の常だ。姉の友人二人組がオープンカフェでカフェオレを嗜んでいる姿を見つけたのだ。女神はいた。しかも二人。
「あ、あの!」
リボンを付けたネコとメガネのウサギの少女に話し掛けると、まるで自分のことを知らないような顔をされたことに不安を過ぎらせた。
「因幡さんに……、ハルカさん」
「なんでわたしたちの名前、知ってんの?」
メガネの少女はタンブラーを机に置くと、ぱちくりと瞬きをしていた。一方、リボンのネコ少女はにこにこと笑っていた。
「リオさぁ、もしかして。わたしたち、誘われてるとか?」
「あの!ウチの姉……芹沢モエなんですが」
「誰?その子?ハルカ、知らないよね。そんな子」
タスクの胸をえぐったメガネのウサギの言葉。女子高生二人組はそれぞれカバンを持つと、ネコの子は優しく手を振って、
ウサギのメガネはこそこそと避けるようにその場を去っていった。「もしかして、リオ狙いだったり」「それ無い無い」と声がする。
短めのスカート揺れる二人の後ろ姿はモエのことをいっそう募らせた。
二人の女神は羽を散らしながら本屋へと入っていった。
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