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獣人総合スレ 避難所

630名無しさん@避難中:2011/04/16(土) 20:56:31 ID:AkyvWBeo0
 水島先生に連れられて、プールサイドを練り歩く。
放課後に雨宮と廊下ですれ違った、といった話を部員から聞き出し、その度に自信満々で
“役立つ情報が得られただろう?”といった風な顔をしてみせる水島先生。
それだけ見れば頼りがいのある笑顔なのだろうが……どうもピントがずれている。
あと、水島先生が部員に向ける視線の種類が、男子に対するものと女子に対するものでは
違うように見えるのだが、気のせいだろうか。
 犬人やスナドリネコ人やペンギン人やラッコ人の部員たちが水しぶきを上げる横を通って、
飛び込み台の近くまで来た。カルキで皮膚がピリピリする。こんな所へ準備も無しに来るんじゃなかった。
雨宮の居所は分からないままだ。当然だろう、奴もこんな所で長居はすまい。


 ふと上を見ると、谷川が飛び込み台の上に立っていた。その姿は普段よりも細く、
まるで研ぎ澄まされた刀のように見える。次の瞬間、飛び込み板の先端から身を躍らせた。
鮮やかな色彩が複雑に回転しながら降りてくる。そして、一直線になって水の中に吸い込まれた。
あれほど高い所から飛び降りたのに、水音も水しぶきも驚くほど小さい。
跳んでから水に入るまでの時間が、まるでスローモーションのように長く思われた。

 どうも、頭がぼうっとする。きっと、塩素に、あてられたのだろう。こんな所で…長居をしすぎた。
気分が……悪い……
そして、立ちくらみ。
倒れそうになったが、なんとか踏みとどまった。鮮やかな色彩の誰かがこちらの様子に気付いて、
プールから上ってきた。「水島先生!こんなところに皮膚呼吸するヒトを連れてきたら……」
最後まで声が聞き取れない。誰かの肩を借りて、どこかへ連れて行かれた。


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