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獣人総合スレ 避難所

619淺川のくせに ◆TC02kfS2Q2:2011/02/22(火) 19:10:53 ID:f1BDlGTk0
「ネコの日って、あれでしょ!夜中にネコさんたちが集まって、いっしょに……いろいろしたり!」
「よく知ってるな、ウサギのくせに」
「だって、ググったんだもん!画像とかいっぱいあったよ!」
得意げなハル子の顔。しかし、浅い。現代っ子といえば通りがいいのだが。
足元も街の子も顔負けのスニーカー。子ども用とはいえ、品がいい。袈裟懸けしたバッグもしっかりとした作りだった。

「22日だよ!今日だよ!」
「ふーん。早く23日にならねえかな」
「どうして?ネコの日なのに」
潮風が淺川の前髪を揺らした。悪気はない。
ただ、淺川の言葉を止めたということは褒められるべきなのか。二の句を続けない淺川にハル子は戸惑う。

「わたしの住んでる島って、ネコの人がいないでしょ!」
「知ってるよ」
「だから、ネコの日のお祭りって……ネット動画でしか見たことないし、すんごい楽しそうなのに……」
視線を落としたハル子は沈黙の後、淺川の顔に自分の言葉をぶつけた。
「だって!だって!淺川ったら、ネコの日のことを……!」

ネコになりたいな。
ネコになって、みんなでネコの日のお祝いをして、楽しく遊んで……。
そして、ネコになって淺川とネコの日を過ごしたかったな。
ネコになりたいな。
子ウサギはぶら下げた大きなカメラをぎゅっと握る。
ネコの日の一切れを、カメラに焼付けたかったな。
なのに、淺川ってば!
ハル子は自分が子どもだということに奥歯をかみ締めた。


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