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獣人総合スレ 避難所
609
:
うさぎの夜
◆TC02kfS2Q2
:2010/12/31(金) 23:28:17 ID:WPm8e4Mo0
跳月がコンビニから出ると、高校の教え子の因幡リオが中学生ぐらいの少年と一緒に歩いているところを見かけた。彼女もうさぎ。
学校の制服を脱いで、コートを羽織り、ショートブーツを鳴らす音はぎこちない。近づくか近づかないかの距離で、少年は気まずそうな顔をしていた。
「因幡、デートか」との跳月の問いかけは、リオの長い耳の根元を赤くさせる。
黒タイツ晒した短いスカートと反して、リオは学校では真面目な風紀委員長。この時間、この組み合わせ、そして大晦日。
「は、はづきち!ぜったい、ぜったい勘違いしてるでしょ?お年頃の男子と一緒に歩いているからさ、
『ははーん、特別な夜は特別な人と一緒なんだな』って自分勝手な妄想駆り立てて、オトナってずるいよお!センセのばかばか!」
「誰も言っていないぞ。落ち着け」
「あ。因幡の弟のマオです。姉がお世話になっています」
学校の外で教師に会うことは、スカイプでヲタ話しをしているのを親に聞かれるぐらいの破壊力を持つ。
それは、リオが弟を紹介しようとして「もうしたよ」とマオからたしなめられたことから伺えるではないか。
「はづきちは、今夜も一人で?」
リオはふくれたコンビニの袋を見て、白い息を吐く。
「うるさいな。茉莉子は海外だ」
「一人っきりに慣れっこですからね」
「三十路を舐めるなよ」
大切な人が遠い土地にいるという事実を掴まれていた跳月。精一杯の反抗で大人ぶる。
マオはわざと姉は教師から叱られようとしているな、と目を細めるしかなかった。
「ぼやぼやしてたら、二度目の成人式ですね。あ、数回目の七五三の方が先でした!」
跳月のげんこをボブショートの頭にねじり込まれらているリオは、心なしかレジの店員の目と似ていた。
「マオ!行くよ!今年の大晦日は大切な日だからねっ」
「う、うん。姉ちゃん」
そう。弟とは言え、大切な人といえば大切な人。リオはむしろこの世の中では果報者。跳月は一回りも下な小娘を嫉妬する。
もうすぐ、うさぎが夜を跳ねる。星空たちも羨むような、立派な年越しにしてやろう。と、うさぎたちは12時を心待ち。
跳月は跳月で、来年こそ大切な人とこの夜を過ごしたいと、手に食い込むビニル袋の痛さを堪えていた。。
そう言えば、レジの店員が「割り箸は一つでよろしいですね」と尋ねたことを思い出しながら。
おしまい。
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