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獣人総合スレ 避難所
499
:
そよ風の憧れ
◆TC02kfS2Q2
:2010/06/24(木) 23:27:22 ID:CXf7ZP6k0
「大変ッス!取り合えず患部を冷却するッスよ!!ヒカルくん、おんぶッス!」
「ええ?」
「ちょ、ちょっと!白先生は勘弁だぁぁ!!」
クロの代わりに今度はサン先生かぁ、とぼやく暇も無くヒカルは暴れるサン・スーシを背負い中等部三人組引き連れて保健委員と共に保健室へと急いだ。
「お姉さん……は、ニャ?」
「先生のお友だちよ」
スカートの裾を引っ張り、背を丸くするクロの目線にミナがしゃがむとミナのTシャツから白い毛並みの背中が見えた。
「もしかして、お姉さん……。わたしをお子さまって思ったニャね!だって、だって、ヒカルくんにおんぶされて!
わたしだって立派な『れでぃー』なんだから、おんぶなんかされても嬉しくないニャだもん!だって……だって」
「ふふふ」
「空を飛びたかったんだもんニャ」
クロのすねたような、恥らうような、爪先立ちの子どもの背伸び。
ミナはクロの目線まで腰を落とし、頭を撫でながらクロをなだめる。
「気持ちよかった?」
「うん」
「そうなんだ、わたしも飛んでみたいなあ」
―――
街が一休みする時間なのに、未だ外は明るい。佳望学園からの坂道を一台のバイクが風を切って下りてゆく。
ちょっと昔のデザインだけど、古さを感じぬミナの愛機。白いヘルメットから顔を出すミナの短い髪が涼しげになびいた。
エンジンの振動は心地よく、夏の香りをかぎ分けながら、目下に映る街を望む。空の雲は白い。
「コイツで空を飛べたらいいのになあ」
風は味方。
風はよき友。
ネコだって、ケモノだって、風さえ心許せば空を飛べる。愛機に乗っていると、そんな錯覚さえ事実だと思い込んでしまう。
「まったく、ミナは何しに来たんだよ!」
後ろからサン・スーシがポケバイに乗って追い駆ける。グランドにいたとき以上にやかましい声を聞きながら、杉本ミナはスロットルを噴かす。
「理由なんか後付けで十分だよ」
おしまい。
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