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獣人総合スレ 避難所
161
:
月夜の浜辺で〜二日目の夜〜
:2009/09/20(日) 21:59:12 ID:mg4.7WQE0
「…ごめん」
「何で謝るのよ」
「野暮なこと聞いた。ごめん」
「あたしが勝手に言ったんだから卓君が気にすることないわよ」
トーンが下がる卓とは対称的に、あっけらかんとした様子で、それにね、と朱美が続ける。
「あたしもちゃんと思い出したのはほんの30分前なの」
「え…どういうことだ?」
「この海岸」
朱美が海岸を広く眺める。つられて顔を向ける。
「昨日着いたときから、前にも来たことあるなって感じてたんだけど思い出せなくてさ。
ずっともやもやしてて、ついさっき思い出したの」
朱美が簡単に過去を語る。
あたしが卓君と利里君に会うよりももっと小さいころ。
親戚の子たちはもう自由に飛びまわってるのに、自分はまだ上手に飛べなくて。
お母さんはまだ小さいんだから無理しちゃダメって言うんだけど、悔しくて。
見かねたお父さんが夜に内緒で特訓してくれたんだ。
「自分の力だけで海まで飛んで来れたときは嬉しかったなぁ」
「それがこの海岸?」
「そういうこと」
今夜みたいに月の明るい夜で、並んでぶら下がってた。
何を話したかまでは忘れちゃった。でもね…
「ナデナデしてくれた手のことはよく覚えてるんだ」
「そっか…」
朱美は眼を閉じた。
肌に感じる潮風。静かな波の音が、幼い日の感覚を呼び起こす。
頭に触れる手の感触。その温かさ、確かな優しさが伝わってくる。
「よく頑張ったな、朱美」
うん。ありがとう、お父さん…
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