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ザマコスキーが暴走するだけのスレ

1ウラの王★:2022/04/18(月) 01:21:40 ID:???0
新しく立てた隔離板でかつ隔離スレなので当職が好き勝手暴走させてもらいます
本来ムツケーで書けないSSのネタとかあるからそういうやつを載せるスレになります

2ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/04/18(月) 22:58:54 ID:cZrXo7go0
SSのネタ、ムツケーで封印してたMMInf(オリジナル作品)との繋がりを強くした"K"の世界観でいくつかあるから時間があったら書きたい
座間子が好きすぎて結婚した後のSSとか書きたいんじゃ
流石にオリジナル要素を強く含む作品をムツケーで書く訳にはいかないからここでやる

"K"自体がオリジナル要素の塊なのは置いといてくれ

3ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/04/25(月) 00:56:48 ID:iAqBExo20
https://pic-rainn.hatenablog.jp/entry/2022/01/25/022426
ここだから貼るけどブログに書いてるノリがこれという
このノリでSSを書いてここに投下したい

4ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/04/29(金) 01:55:39 ID:1zxX1eSY0
SS書いてるけど普通にそれなりに長くなりそうだな
SS(本編比)

やりたい事は世界観の補完がメインだが

5ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/05/11(水) 20:55:13 ID:m2DEVBewS
Cannon Ball聞いてて考えてたやつ
MMInfのセーブデータ連動でアルファが隠しボス(ボスバトルのみ実装)として出るけどその時にソースコードも使い回す関係で隠しキャラとしてカナチが使えるようにするつもりだけどその時にカナチを使ってたら専用の会話になるとか考えてる

鳳「メガワークスのデータベースに面白そうな物を発見したわ。ソースコードが残っていたからサイバーエルフとしてビルドしておいたわ。バトルエクスペリエンスで戦えるようにしておいたわ。」
カナチ「ほう、そいつの名前って何だ?」
鳳「ソースコードにはアルファって書いてあったわ。」
カナチ「アルファ…だと?」
鳳「カナチさん、何か知ってるの?」
カナチ「知ってるも何も、オレが生きていた頃に戦った相手だ。まさかメガワークスの名前が出てくるとは…」
鳳「…え?」
カナチ「ほら、過去に洗脳兵を部隊長とした武装テロが日本であったろ。」
鳳「ちょっと待って…」(端末で検索)
鳳「確かにあったわね。謎の武装勢力が日本各地でテロを起こしたって事件ね。」
カナチ「あぁ。で、首謀者としてメガワークスの山本が逮捕されたはずだ。」
鳳「確かに逮捕されたって書いてあるわね。その後嫌疑不十分で釈放されたみたいだけど。」
カナチ「その時にオレと戦った最後にして最強の機械兵としてアルファと戦ったんだ。まさかアレがメガワークス製だとは…」
鳳「でもメガワークスはFBIが直接犯行に関わってないって判断したんじゃ…?」
カナチ「まぁ"捜査記録上は"そうだっただろうな。」
鳳「捜査記録上は…?」
カナチ「多分FBIも最後まで把握してなかったはずだが、この件にはある一人の男が黒幕として関与していた。遺体は衛星と共に焼け落ちたうえに海上に落下したはずだから捜査のしようが無いはずだが、そいつがメガワークスの全社員を洗脳していたって話だ。」
鳳「洗脳していたって… 証言はあるはずじゃ?」
カナチ「いや、そいつは超能力としか言えないような手法で洗脳していて、どうも記憶すら残さなかったみたいなんだ。」
鳳「そんな話って…実際にあったの?」
カナチ「あぁ。現にオレが目にした事だ。だから…」
カナチはセイバーを手に取る。
カナチ「出来れば思い出の中でじっとしておいてほしかったんだがな。」
鳳「ごめんなさい…消したほうがいい?」
カナチ「いや、アイツはかなり強かった。インフィニティらの戦闘データとして使えるなら是非使ってほしい。」
鳳「いいの…?」
カナチ「あぁ。ただオレも腕が鈍ってないかを確認するという意味でも戦っておかなければな。」
鳳「分かったわ。なら私がオペレートするわ。」
カナチ「頼む。ならオレも一暴れしてこようかな!」
そう言うと、カナチはサイバーエルフをバトルエクスペリエンスに転送した。


こんな感じか?

6ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/05/13(金) 09:41:08 ID:FtKkJu7sS
https://twitter.com/Garbage_FuckAd/status/1524903916390871040
実際に妄想してみたがなんだこの怪文書

7ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/05/17(火) 15:46:03 ID:CWyinu4A0
今書いてるの書き上がったら>>6のやつ書くか

8一般ネットナビ:2022/05/17(火) 17:46:21 ID:wirk/GUwS
ええぞ

9ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/05/17(火) 18:13:41 ID:HP6QHRbYS
ちなみにSSが今日仕上がったので入力さえ出来れば投下出来ます
裏設定使った世界観の補完だからここじゃないと掲載出来ないけど

10ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/05/18(水) 09:55:59 ID:6O6I1.QIS
https://twitter.com/Garbage_FuckAd/status/1526563599891972096
原稿だけ先に投下

11ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/06/04(土) 02:21:18 ID:3QLJBcX20
書いてて思うが書き方からして完全に本編の延長線上みたいな書き方してる(ムツケーでよくあるSSの書き方というより普通の小説の書き方)から超越神力神輿並に浮いてる気がする
デリュケーみたいな感じと捉えたらそこまで浮いてる訳ではないが…

12ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/06/07(火) 09:23:20 ID:VUk/RQUoS
https://media.discordapp.net/attachments/748213427377274890/983397426935263232/Scan2022-06-07_004727.jpg
ここからどういうセリフで本番まで持っていくのかが思いつかない
前戯シーンをどう書くべきか…

13ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/06/14(火) 01:22:57 ID:7r81L.KE0
唐突に座間子の育児ネタを書けっていう天啓が降ってきたけど育児モノとか書ける気がしない
純愛物のその先みたいな話だけどこれ書けないかもな
生後数ヶ月の乳児相手に奮闘するって感じのやつだけど俺自身にそういう経験が一切無いから書けないと思う

14一般ネットナビ:2022/06/14(火) 17:59:32 ID:rpdWHhIIS
子共がよくわからんのであれば手始めに座間子が母乳が出るところから書いてみればよいのではないだろうか

15ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/06/14(火) 20:02:49 ID:1jm1zsBkS
>>14
今書いてるやつが完結したら考える

16ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/06/29(水) 17:44:13 ID:eWMfsinY0
エロSS書いてるがセリフ書いてる自分を客観視するとかなりキツく感じる

なお書く

17ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/07/01(金) 20:31:04 ID:1bVLPwZYS
何となく俺がムツケーメンバーでRPG作るとなったらコマミの影響を受けるんだろうな

18ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/07/04(月) 02:11:04 ID:8ltD6FcA0
ムツケーで座間子の身長は160ちょいって書いたけど160ちょいの理由が自キャラの身長が180ちょいでちょうど頭1つくらいの身長差だといいなって思っただけです

19ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/07/05(火) 01:43:39 ID:eyUR8Zzo0
すげー個人的な願望で恒心全く関係ないんだがいつも描いてる擬人化リーフィアのMMDモデル欲しい…
座間子とセットでシオカラ節踊らせたい

20一般ネットナビ:2022/07/08(金) 22:42:55 ID:Vp0x7STIS
リーフィアのはっぱカッターでけんちんが刺激される

21ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/07/09(土) 02:30:28 ID:LMrmPrtU0
こういうのを描くくらい座間子も例のリーフィアも好きなんですよね
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10884011
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10890016

22ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/08/12(金) 19:36:20 ID:0aSqeF2c0
暴走して書いてたSSが完成したのでこっちに投下する
書いた目的は世界観の補完
ムツケーで書かない理由は自キャラを出すという制約があったから

23ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/08/12(金) 19:38:44 ID:0aSqeF2c0
(EX5終了後)
あの戦いから数ヶ月経ったある日、けんまが回収していた機械兵の残骸を照宮の研究室に運び込んだ。
「また厄介な物を持ち込んだな……」「社長、これ解析出来るンマ?」「解析目的で持ち込んだにしてはずいぶんと状態が悪いな。」
「仕方ないンマ。これでもカナチが破壊した物の中から比較的状態の良い物を選んだンマが……」
「ウィルスで破壊したやつを持ち込んでほしいと言いたいが、今回の目的は記憶媒体の解析だからな。」
「アレは結構ヤバい事してたンマね…… カーネルを破壊するとか相当な事やってるンマよ。」
「そらそうよ。アレはCPUの脆弱性を突いてカーネルを破壊する目的で作ったからな。」
「…本職のハッカーはとんでもない物を思いつくンマね。」「アーキテクチャ特有のバグからカーネルをぶっ壊す方法を思いつくのに時間が掛かったがな。」
「時間が掛かった…?サンプル入手からどれくらい掛かったンマ?」「社員総出で数日。」「それ普通は早いって言うンマよ。」
「しゃーないやろ、数日以内にウチの工場を襲撃するって予告があったんだし。」
「天才の考える事はよく分からないンマね……」
「天才だ?俺あhメカヲタ拗らせてこんな仕事やってる馬鹿だぞ。それに今回の一番の貢献者は基盤設計の小関だ。アイツがIA-64派生って事に気付かないとウィルスの開発は進まなかった。」
「社長が社長なら社員も社員ンマね……」
「ただあの時得たサンプルは本体だけだ。試作品のEMPで強引に壊してから回収してるから記憶装置周りは完全に死んでる。今回のこのサンプルからバイナリが抽出出来ればいいが……」
「そういやハード面でメーカーは分かったンマ?」「いや、ほとんどが汎用品でなおかつCPUを作ったメーカーが倒産したから詳細は分からんな。」
「汎用品ンマ……」「あぁ。CPUはテキサス・コンピュータ製でマザーボードはGIGABYTE、RAMはG-Skill、記憶媒体は東芝、その他部品もアメリカのメーカーだった。」
「テキサス・コンピュータって確かあの戦いが始まる前に倒産してたンマね。」「あぁ、だから資料は消失していたな。」
「でも汎用パーツがメインって事が何か引っかかるンマね。」「そうだ。俺にはメーカーを特定させまいという心意気を感じるな。ただ……」
「ただ?」「IA-64ベースなんて他に作るメーカーが無いからバイナリからソースコードをデコンパイル出来たらメーカーが分かるかもしれん。」
「まぁ普通200年以上前に廃れたアーキテクチャを使うなんてかなりおかしいンマね。」「あぁ。ARMかx256の方がメーカーを特定し辛い気がするが……」
松本は機械兵の解体を始める。「僕は何をすればいいンマ?」「Fire Decompilerの使い方は分かるか?ウィルス作った時の解析結果から言うとC#で書かれている可能性が高い。」
「C7じゃないンマ?」「俺も最初はC7を疑った。だがC7にIA-64用のコンパイラは無い。仮にあったとしても一人で保守しているとかだ。」
「でも僕はC7なんて書いた事無いンマが……」「今のエンジニアは大抵そうだろうな。でもC7は書けるだろ?」
「書けるンマが…… それが何ンマ?」「C7の文法はC#から派生してるからC7が書けたら多分どうにかなるぞ。」
「分かった、挑んでみるンマ。」「分からなかったら俺かシステム開発の岡田に聞け。アイツも物好きだからC#が分かるぞ。」
松本は手際よく機械兵のメイン基盤を取り出す。「…幸いこれは無傷か。この損傷にしては状態がいいな。」
そして過去の解析結果から得られた情報を基に、デバッグ用のポートを探す。(確か1050番ピンをデバッグに使ってたっぽいんだよな…… このピンからプログラムを送れば…?)
松本は取り外した基盤を専用の装置にセットし、デバッグ用ポートを後付する。「…まさかノリと勢いで作ったこの機械が使える時が来るとはな。」
「社長が作ったンマ?」「あぁそうだ。ガワが3Dプリンターで作った見た目してるのもそういう理由だ。」
「普通こういう物って悪ふざけで作らないンマよ……」
しばらくして作業完了を示すアラート音が鳴る。「よし、作業完了だ。俺はフラッシュメモリから直接データを吐かせる。解析は任せたぞ。」
「了解ンマ!」そして機械兵の解析が始まった。

それから数時間程経ち、けんまが面白い物を見つけた。「社長、これちょっと見てほしいンマ。」「何だ?」
「このデジタル証明書ンマが……」けんまは解析していると、ソフトウェアの署名に使われたであろう証明書を見つけた。
「Mega Works Company……」「メガって裁判で嫌疑不十分で社長が釈放されてたンマね。」「確かに釈放されたな。」
「でもこのデータは…… いや、もしかして…?」「どうした?何か心当たりがあるのか?」
「今から話す事はFBIも多分知らない事ンマ。もしかしたらカナチが有罪になるかもしれないから誰にも言わないでほしいンマ。」
「分かった、ならちょっと待ってくれ。」松本はパソコンにいくつかでコマンドを実行した。
「監視カメラと録音を止めた。一応これで証拠は残らない。」「裁判でメガの社員が洗脳されていたって言ってたンマね。」
「あぁ、ニュースになったから覚えている。」「あと巨大な人工衛星が落ちたンマね。」「アレもNASAが色々言ってたな。」
「実はカナチはあの落下した衛星の中で戦っていたンマ。それで最後に倒した敵が座間子達を洗脳してたと思われるンマ。」
「…あの事件の黒幕がそいつと。眞子を洗脳したとは許されんな。」
「そういう事ンマ。だからメガは関係ないと思われていたンマが、実は全員洗脳されていてそいつがこの機械兵を作らされていたと思われるンマ。」
「でも全員が洗脳っておかしくないか?裁判で全員があんな事言うとかどう考えてもおかしいぞ。」
「そういうのも無理は無いンマね。でもこれを見てほしいンマ。」けんまはカナチのアーマーから抽出したログを見せる。
「…信じがたいがこれ本当の事なのか?」「僕達がこの目で見たンマ。」
「…その目は嘘ついてる目じゃなさそうだな。信じる事にするか。で、このデータの扱いはどうした方がいいんだ?」
「警察に送るとさっきも言った通りカナチが有罪になる可能性があるンマ。だから機密情報として扱ってほしいンマ。」
「分かった、今回解析した機械兵のデータは社内機密として扱っておく。」

今回の調査で一連の事件がメガ社の支援によって引き起こされた事が分かったが、結局その事実が大衆の目に晒される事は無かった。

24ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/08/13(土) 02:41:18 ID:94G.UxUQ0
あとがきというか世界観の補足というか

唐突に出てきた照宮とかいう名前の企業、正式名称は照宮電子株式会社です
この時はまだ本社は別のとこにあるが大阪日本橋を拠点とするロボットをメインとするメーカー
初代社長兼創業者が松本龍次
本編で時々出てきた例の第三者がコイツ
ムツケーで自キャラを出してはいけないって制約を課して書いてたけどUBBS自体それを隔離する目的もあったのでこっちで好き放題書いた
キャラ設定に関してはブログに書いてあるのでそちらを参照
https://pic-rainn.hatenablog.jp/entry/2019/11/07/135906
この段階ではまだ座間子とは結婚してないです

文中に出てきたC7は架空言語で量子CPUでも動くC言語系のプログラム言語
作中ではデファクトスタンダードになっている言語
設定はこれもブログに書いてる
https://pic-rainn.hatenablog.jp/entry/2021/02/20/011108

けんまに関してはEX2終了後辺りに照宮に就職してるイメージで書いてる
社会人けんまとかいうムツケーではまず見ない設定だが
まぁそういう意味でも好き放題やってるけどね

25一般ネットナビ:2022/08/13(土) 21:03:32 ID:/KlqNNfcS
お疲れさまです
謎の会社はロボ系の基本

ムツケーで次なに描こうか悩まれてた感じですが、よかったら擬人化ムツバメくんの完全体を描いてくれたらなと

26ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/08/13(土) 21:39:44 ID:94G.UxUQ0
実はメガ社の設定もある程度固まってたりする
https://pic-rainn.hatenablog.jp/entry/2019/09/30/021037

27ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/08/15(月) 00:23:51 ID:qGoK7Ero0
https://i.imgur.com/zXKu9Ak.jpg
忘れてたけど原稿はこれです
相変わらず読めない字なのはご愛嬌

28ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/08/15(月) 02:49:25 ID:qGoK7Ero0
今思い出したけどEX2の時点で照宮製品である千刃剣魔が戦闘に参加してたからその部分意識して眉毛の件を書き直さないといけないわ
戦闘時のデータ取ってたから内容が矛盾してる

29ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/08/28(日) 03:20:54 ID:Haog8BI20
やらかした分を書き直してる

30ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/09/01(木) 22:15:30 ID:NAgWAFs20
https://i.imgur.com/O9YTt8K.png
続きをどうするか…

31ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/09/02(金) 01:50:06 ID:YJsvL.UM0
後半書き直した
前に投稿したやつと比べると本来の設定に戻した関係で流れはちょっと違う

32ザマコスキー(仮) ◆c5Fznoa1wE:2022/09/02(金) 01:50:31 ID:YJsvL.UM0
(EX5終了後)
あの戦いから数ヶ月経ったある日、けんまが回収していた機械兵の残骸を照宮の研究室に運び込んだ。
「また厄介な物を持ち込んだな……」「社長、これ解析出来るンマ?」「解析目的で持ち込んだにしてはずいぶんと状態が悪いな。」
「仕方ないンマ。これでもカナチが破壊した物の中から比較的状態の良い物を選んだンマが……」
「ウィルスで破壊したやつを持ち込んでほしいと言いたいが、今回の目的は記憶媒体の解析だからな。」
「アレは結構ヤバい事してたンマね…… カーネルを破壊するとか相当な事やってるンマよ。」
「そらそうよ。アレはCPUの脆弱性を突いてカーネルを破壊する目的で作ったからな。」
「…本職のハッカーはとんでもない物を思いつくンマね。」「アーキテクチャ特有のバグからカーネルをぶっ壊す方法を思いつくのに時間が掛かったがな。」
「時間が掛かった…?サンプル入手からどれくらい掛かったンマ?」「社員総出で数日。」「それ普通は早いって言うンマよ。」
「しゃーないやろ、数日以内にウチの工場を襲撃するって予告があったんだし。」
「天才の考える事はよく分からないンマね……」
「天才だ?俺あhメカヲタ拗らせてこんな仕事やってる馬鹿だぞ。それに今回の一番の貢献者は基盤設計の小関だ。アイツがIA-64派生って事に気付かないとウィルスの開発は進まなかった。」
「社長が社長なら社員も社員ンマね……」
「ただあの時得たサンプルは本体だけだ。試作品のEMPで強引に壊してから回収してるから記憶装置周りは完全に死んでる。今回のこのサンプルからバイナリが抽出出来ればいいが……」
「そういやハード面でメーカーは分かったンマ?」「いや、ほとんどが汎用品でなおかつCPUを作ったメーカーが倒産したから詳細は分からんな。」
「汎用品ンマ……」「あぁ。CPUはテキサス・コンピュータ製でマザーボードはGIGABYTE、RAMはG-Skill、記憶媒体は東芝、その他部品もアメリカのメーカーだった。」
「テキサス・コンピュータって確かあの戦いが始まる前に倒産してたンマね。」「あぁ、だから資料は消失していたな。」
「でも汎用パーツがメインって事が何か引っかかるンマね。」「そうだ。俺にはメーカーを特定させまいという心意気を感じるな。ただ……」
「ただ?」「IA-64ベースなんて他に作るメーカーが無いからバイナリからソースコードをデコンパイル出来たらメーカーが分かるかもしれん。」
「まぁ普通200年以上前に廃れたアーキテクチャを使うなんてかなりおかしいンマね。」「あぁ。ARMかx256の方がメーカーを特定し辛い気がするが……」
松本は機械兵の解体を始める。「僕は何をすればいいンマ?」「Fire Decompilerの使い方は分かるか?ウィルス作った時の解析結果から言うとC#で書かれている可能性が高い。」
「C7じゃないンマ?」「俺も最初はC7を疑った。だがC7にIA-64用のコンパイラは無い。仮にあったとしても一人で保守しているとかだ。」
「でも僕はC7なんて書いた事無いンマが……」「今のエンジニアは大抵そうだろうな。でもC7は書けるだろ?」
「書けるンマが…… それが何ンマ?」「C7の文法はC#から派生してるからC7が書けたら多分どうにかなるぞ。」
「分かった、挑んでみるンマ。」「分からなかったら俺かシステム開発の岡田に聞け。アイツも物好きだからC#が分かるぞ。」
松本は手際よく機械兵のメイン基盤を取り出す。「…幸いこれは無傷か。この損傷にしては状態がいいな。」
そして過去の解析結果から得られた情報を基に、デバッグ用のポートを探す。(確か1050番ピンをデバッグに使ってたっぽいんだよな…… このピンからプログラムを送れば…?)
松本は取り外した基盤を専用の装置にセットし、デバッグ用ポートを後付する。「…まさかノリと勢いで作ったこの機械が使える時が来るとはな。」
「社長が作ったンマ?」「あぁそうだ。ガワが3Dプリンターで作った見た目してるのもそういう理由だ。」
「普通こういう物って悪ふざけで作らないンマよ……」
しばらくして作業完了を示すアラート音が鳴る。「よし、作業完了だ。俺はフラッシュメモリから直接データを吐かせる。解析は任せたぞ。」
「了解ンマ!」そして機械兵の解析が始まった。

それから数時間程経ち、けんまが面白い物を見つけた。「社長、これちょっと見てほしいンマ。」「何だ?」
「このデジタル証明書ンマが……」けんまは解析していると、ソフトウェアの署名に使われたであろう証明書を見つけた。
「署名されてたのはMega Works Companyンマ。」「メガか……」「社長、あのニュース見たンマ。」
「あぁ、メガの社員が一気に逮捕されてたアレだろ。」「千刃剣魔のデータも見たンマ?」
「カナチと"A.C."相手に精神攻撃仕掛けてたやつだろ。アレは何らかの機械の補助でも無い限り説明出来ないが……」
「でも実際ああなったから信じるしかないンマ。で、ここから先は僕の推測ンマが……」
「ちょっと待った。」「何ンマ?」「この部屋はカメラもマイクもある。一度記録を止めさせてくれ。」
「分かったンマ。」龍次は部屋にあるコンソールを触り、記録を一時停止する。「よし、続けてくれ。」
「さっきの続きンマね。僕の調べによるとメガ社の社員が眉毛の男に洗脳されてた説がありそうンマ。」
「眉毛の男……」「多分千刃剣魔のログに残ってると思うンマ。」龍次は千刃剣魔が残したデータを再確認する。
「分かった、アイツか。確かに千刃剣魔がカナチの精神世界に潜り込んだ時に通常とは違う反応があったが、それが洗脳だとは言い切れないし、裁判で全員が口を揃えて自他共に洗脳された事に気付いてないってのが引っかかるんだよな。」
「ただ強靭な精神力を持つカナチですら屈する程だから並大抵の能力ではないのは間違いないンマ。」


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