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ヘソ大公
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石小ノ風
:2021/05/16(日) 09:10:12 ID:04uiw1Wo
昭和63年3月14日、釧路漁協所属の中部鮭鱒流し網と近海マグロ延縄の兼用船で45日程度の近海マグロ漁に乗船。浅縄で主な狙いはメカジキだった。
船は当時の86トン型の鉄鋼船。三年乗船後社内転船で228トン型のマグロ延縄専用船で、ミッドウエー沖へ。同船ではその後豪州沖へ。ちなみに寄港地はタスマニアならホバート、オーストラリアならシドニーやブリスベンだった。あの頃の割り当てはミナミマグロ43トン位だったな。今はだいぶ割り当て減ってるらしいが。約四年乗船後、大西洋に興味を持ち宮城漁協所属の439トン型へ。建造は静岡の三保造船。スペインのカナリア諸島ラスパルマを基地にアンゴラ沖からブラジル沖でメバチマグロやメカジキを主に漁獲。補給地はコートジボワールのアビジャン。4月末になると北上し外洋で大西洋黒マグロ漁、1日に300キロ越えが三本獲れれば大漁という時代だった。6月ジブラルタル通過、スペインの補給地に寄る。通貨はペセタ貨幣かちは日本とほぼ同じだから計算しやすい。出航し地中海のマグロ漁。1日に15本のマグロ。急速冷凍室はすぐに満杯だった。マグロ船は覚えなければいけない事が山ほどある。各種ロープの結びかた、マグロの処理、カジキは三枚おろし。あとは何を知りたい?
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