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白騎士「ちょっこり最高ー!」赤髪「ちっちゃい言うなー!」

15以下、名無しが深夜にお送りします:2024/10/14(月) 20:44:04 ID:2xRP.pXc
白騎士「捨てられてなんかねえ!!」

赤髪「!!」

ドラゴン「......ほう」

白騎士「悪いのは俺だ! 自分の気持ちばかり優先して赤髪さんの気持ちなんて全く考えて無かった!責められて当然だ......俺は何時もそうだ、大切にしたいって物ばかり傷つけてしまう......そんな事望んで無いのに!!」

赤髪「(......白騎士)」

白騎士「あの人は優しいんだ......こんな俺に丁寧に仕事も教えてくれてギルドの皆んなにも気を遣って......人一倍気を張ってっ!!お前みたいな魔物から街を......王都を身体を張って護ってくれているんだっ!!」

赤髪「.........」

ドラゴン「はっはっは、あんなチンチクリンがか? 大きく出たな人間風情がぁぁ!! ドラゴンブレス!!」ゴアア!!

白騎士「うぐぅ!!? はぁ...はぁ...チンチクリンなんかじゃねえ......俺にはあの背中が昔も今もでっかく見えてるんだっ!!! あと滅茶苦茶可愛いぃー!!」

赤髪「可愛いは余計だ馬鹿」

白騎士「あ、赤髪さん!?」

16以下、名無しが深夜にお送りします:2024/10/14(月) 20:55:36 ID:2xRP.pXc
バシュン!!

ドラゴン「な!? かき消した? 貴様......」

赤髪「何って振り払っただけだが?」

白騎士「あ、赤髪さんすいません......おれ」

赤髪「後で聞いてやるから、少し休んでろ」

白騎士「は、はい......お気をつけて」

赤髪「うむ、よし」

ドラゴン「逃げたと思った腰抜けが戻ってきたか......」

赤髪「そうだな......ある意味腰抜け、お前の言う通りだ」

ドラゴン「ふん潔し、ならばこの灼熱の息吹で塵も残さず死ぬが良い!!」キュイイン!!

赤髪「白騎士ィィ!!」

白騎士「!!」

赤髪「これがSSランクの強さだ、しっかり目に焼き付けておけ!!」

白騎士「は、はい!!」

17以下、名無しが深夜にお送りします:2024/10/14(月) 21:05:00 ID:2xRP.pXc
ドラゴン「(SSランクだと......この一帯では1人しか居ないランクだ、そして燃えるような紅い髪......まさか!?)」

ドラゴン「貴様、<憤怒の赤髪>......か!?」

赤髪「今更気づいたのか」

ドラゴン「ま、まさかこんな......チンチクリンが!? 我が同胞達を屠った災厄なのか!?」

赤髪「......」ブチッ!!

白騎士「あ......」

赤髪「全く、強さを身体のサイズで判断するなんて竜族も堕ちたもんだな?」シャッ!!

ドラゴンに生じた一瞬の隙を逃さず赤髪はドラゴンの首元に飛び移る。そして片手をドラゴンの首へ突き刺した。

ドラゴン「がぁ!? おおおおお!!!」

18以下、名無しが深夜にお送りします:2024/10/14(月) 21:15:34 ID:2xRP.pXc
赤髪「弱いっ」

赤髪を振り払おうとしたドラゴンの腕は彼女の掌底で木っ端微塵に吹き飛ぶ

ドラゴン「ぐあああああ!!?」

白騎士「か、片手だけで......俺が全力で剣を突き立ててもちょっとの傷しか付かなかったのに...!?」

赤髪「魔力は量より質、極限まで練り上げた魔力は全てを凌駕する。お前の様に火を吐くだけの攻撃と一緒にするな。そしてぇぇ!!!」ブチブチッ!!

ドラゴン「ま、まて!?

赤髪「ちっちゃい言うんじゃねぇーーーーー!!!!!!」

肉が引き裂かれる音と共にドラゴンの首がはねとばされる。たった一振りの手刀。まさに必殺の一撃、斬撃の余波でドラゴンの両足とその下の地面までもが割かれていた。

白騎士「こ、これがSSランク......」


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