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【水星の魔女SS】スレッタ「ほ、ホーンテッドマンション!?」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/05(火) 22:22:58 ID:iXd/E6SE
アスティカシア高等専門学校:とある怪しい通り道
――――――――――――――――――――――――
ゴロゴロゴロォォ〜〜ゴロゴロゴロゴロ・・・・・
ここはアスティカシア高等専門学園にある学校から遠く離れた場所にある寮へと続く道。
そこにその学園の生徒である女子生徒が2人、数ある資料を持ってその道を歩いていた。
1人はこのアスティカシア高等専門学園を経営する会社『ベネリットグループ』の総裁の娘である『ミオリネ・レンブラン』
もう1人は学園最強のパイロットの称号である【ホルダー】であり、この学園に編入してきた少女、『スレッタ・マーキュリー』
この2人の少女たちはとある用事を遂行する為にこの道を進んでいくのだが、
彼女たちはこれからその身に起こる恐怖が降りかかることをまだ知らずにその道に進んでいくのであった・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――
タッタッタッタッタッタッ・・・・・
スレッタ「ミ、ミオリネさん・・・ほ、ほんとうにこの道であっているのでしょうか?」
ミオリネ「ええ、地図に書いてある通りなら、あと少し歩いて行けば到着するはずよ。」
スレッタ「ハァ・・・・。それにしてもここ・・・なんかとても暗いし、なんか霧もモヤモヤとしていますし・・」
ミオリネ「は?こんな森程度でビビってるのスレッタ?あなたがこのような場所でビビるようじゃホルダーとしても私の花婿としても務まっていかないわよ。」
スレッタ「び、ビビっていませんよ!!私、このような場所は絵本でしか見たことがなくて・・・」
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/05(火) 23:23:39 ID:iXd/E6SE
タッタッタッタッ、スタッ・・・
ミオリネ「確か地図に書かれている場所があってるとしたら、この辺だと・・・・!?」
スレッタ「ええ・・・・・・・!?」
――――――――――――――――――――――――――――――
アスティカシア高等専門学園:フロント66区 アニスタ寮
ゴロゴロビカァァァァーーーン!!
アニスタ寮 外部風景のイメージ
https://msp.c.yimg.jp/images/v2/FUTi93tXq405grZVGgDqG5QfZ39Dpdbn1mTb6rFF7rQ_ZZYbneHnPiQIbddIgHLORWcEALXrwVV4nf-QyZallzKgH1zm8iswMZW4bFvA8dqIU-xQ7W782OTbDzFJYJZc9RCrcXqK0O6-MAdhGy7epa2kUdMiS_JfJoRjbj_hXArPzNPDUQAKTc3APgJHiwTzhCMMART10XB2GlT736NDkA==/h9Y.jpg?errorImage=false
ミオリネ「こ、ここが学園で一番恐ろしいと噂されているというアニスタ寮・・。本当にこのような場所だったのね・・・」
スレッタ「アワワワワ〜!?ミオリネさんもう帰りましょうよ!ここ、ペトラさんたちの話が本当だったら・・・」
ミオリネ「バ、バカじゃないのスレッタ!あんなジェターク寮の妄想話を信じるというの?あなたはそれでも私の花婿だというの?」
スレッタ「ち、違います!違いますけど・・・・」
ミオリネ「ツゥゥ・・・あーもう、さっさとこの仕事を終わらせるわ!スレッタ、先に行ってるわ。」
スレッタ「!?。ちょ、待ってくださいミオリネさぁぁ〜〜ん!?」
タッタッタッタッ!タタタタタァァーー!
ミオリネ「(いるわけない・・・いるわけないじゃない!この・・人類が宇宙に進出しているこのご時世にいるはずがないわ・・・)」
ミオリネ「(このA.S.(アド・ステラ)の時代に・・・『幽霊』なんかいるわけがないわ・・・・」
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/06(水) 00:03:11 ID:jNm31n7c
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アスティカシア高等専門学園の校舎から一番遠くにあるフロント66区に建つアニスタ寮。
その寮付近の風景は今にも幽霊や魑魅魍魎が現れそうな怪奇に包まれた所であり、宇宙開拓時代にはあまりにも似つかわしくもないこの場所に、
『魔女』と呼ばれしガンダムのパイロットとその花嫁は、その心にその寮への恐怖心を抱きつつも懸命にその寮へと向かっていく。
この怪奇に包まれた学園寮に向かう2人の前に待つのは果たして・・・・幽霊の『呪い』か、魔女の『祝福』なのか?
『ホーンテッドマンション 水星の魔女と999の幽霊たち』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アニスタ寮:玄関前
コンコンコンッ!
スレッタ「す、すみませーん!わたし、アスティカシア学園のホルダーのスレッタ・マーキュリーと申しますが・・」
スレッタ「学園の連絡文書の掲示物の張り替えに来ました。中に入りたいのですが、どなたかいらっしゃいますかー―?」
ミオリネ「・・・・・・・・・」
シーン・・・・・
スレッタ「・・・・ミオリネさん、向こうの方から一言も返事が来ないんですけどぉ〜・・・」
ミオリネ「ハァ・・まったく、よりによってアニスタ寮の寮員全員お留守なんて聞いていないわよ。どんだけ私たちを馬鹿にすれば気がすむのよ、あいつらは・・・」
スレッタ「ハ、ハァ・・・・・・」
ミオリネ「・・・・仕方がない。ここはひとまず出直すしかないわね・・・・」
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/06(水) 21:19:30 ID:jNm31n7c
――ガチャッ、ギィィィ〜・・・
紫髪の女子生徒「・・・・・・・・・」
スレッタ、ミオリネ「!?。うわぁぁぁぁ〜〜!?」
紫髪の女子生徒「・・・・なに?誰なのあなたたち?そんなに私が恐ろしく見えるの?」
スレッタ「い、いえ違います!なんかその・・急に出てきたものでびっくりしちゃいまして・・・・その・・・」
ミオリネ「ハアハアハア・・・・ちょっとあんた!さっき呼びかけてて、返事もしないのに急に出てきたからさ・・驚かせないでよね・・・」
紫髪の女子生徒「そう・・・てっきりいつもの業者さんかと思ってたからつい・・・・」
紫髪の女子生徒「それよりあなたたちは誰?こんな場所に何か用なのかしら?」
スレッタ「あっ、そうでした。え〜っと私はスレッタ。スレッタ・マーキュリーと申します。少し前にアスティカシアに編入いたしまして・・・」
紫髪の女子生徒「スレッタ・・・?ああ〜〜あなたの事はこっちでも噂になってるわ。水星から遙々とやって来てジェタークの御曹司を軽々と倒したスペ―シアンがいると・・あなたがそうなのね?」
紫髪の女子生徒→パレット・アニスタ「わたしはパレット・・・パレット・アニスタよ。この古びた寮の寮長をしているわ。」
スレッタ「パ、パレットさんですか・・・。あぁえぇ〜と、こちらにいらしていますのが、そのぉぉ〜・・」
パレット「ミオリネ・レンブランよね?あのベネリットグループのお嬢様で最近は『株式会社ガンダム』とかいう会社を立ち上げたってね・・?」
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/06(水) 22:05:52 ID:jNm31n7c
パレット「ミオリネ・レンブラン、あなたのようなベネリットのお嬢様がわたしに何しに来たのかしら?」
パレット「あなたの会社のことだから、この寮を取り壊すために私を寮から立ち退きさせようと、噂のホルダー様と一緒に来たと思ってるわ。」
ミオリネ「・・別にそんな事なんか無いわ。私だってここに来るのは初めてであって、あなたの事なんか知らないわよ。」
ミオリネ「ここに来たのは学園の連絡文書の掲示張り替えに来ただけ、それが終わったらすぐに帰るわよ。」
パレット「ああそう・・・それなら私が寮を案内するわ、付いて来て。」
ミオリネ「え、ええ・・。ほら行くよスレッタ、置いていくわよ!」
スレッタ「あ、はぁはい!!」
タッタッタッタッタッ、ギィィィ〜〜・・バタンッ。
――――――――――――――――――――――――――――
スレッタとミオリネはアニスタ寮の寮長であるパレット・アニスタの案内の元、怪しい風景漂うアニスタ寮の中へと足を踏み入れていった。
しかし彼女たち2人はまだ知らない。このアニスタ寮にはまだ、彼女たち以外にも数多くの存在がこのアニスタ寮に棲み着いているという事を・・
スレッタとミオリネの2人はそれらの事実を知らぬまま、アニスタ寮の掲示板の張り替えをする為にアニスタ寮の中へと入って行くのであった・・。
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/07(木) 00:06:53 ID:w5a6KJj.
アニスタ寮:廊下
タッタッタッタッタッタッ・・・・・
スレッタ、ミオリネ「・・・・・・・・・」
パレット「・・・・・・」
スレッタ「あのぉ〜パレットさん・・。ここに来る前に聞いたことなのですけど、この寮にはなんかその・・・お化けが出るとか出ないとかと噂で聞いているのですけど・・」
ミオリネ「ちょっ、スレッタいったい何を言ってるのよ。アスティカシア学園にオバケなんているわけないわよ。」
パレット「お化けですか・・・。確かにこの寮の風景からしてあなたのいうオバケが出てくるような洋館に見えるのも無理はないと思いますけど・・・」
ミオリネ「ええ。確かにこの寮の外や中から見て、オカルト話に出てくるような雰囲気がいっぱいありそうなのだけどね・・」
ミオリネ「このアニスタ寮を含めてこの区間はかなり古びているように見えるけど、ここは少し前に建造されたばかり・・・」
ミオリネ「宇宙フロント仕様のこの区間にこのような風景の建物を建てるなんて、さすが『アニスタ・ビルダース」が建てるモノは伊達じゃないわね。」
パレット「ええ。あのベネリットの令嬢にこの寮の支援会社の功績を褒められるなんてね・・ほんと夢にも思っていなかったわ・・。」
スレッタ「あ、あぁはい・・・・」
寮長のパレットの案内のもと、スレッタとミオリネはアニスタ寮の廊下を静かに進み、掲示板がある所へと向かって行っているのだが・・
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/09/08(金) 21:00:07 ID:rd6Hv7FM
廊下にある絵画「―――――――――――」ジィィィ〜・・・
スレッタ「(ウゥゥ・・・なんだがわたし・・・誰かに私の事を見られているような感じがしてるんですけどぉ〜・・・)」
スレッタ「(ウゥゥ・・・・なんで私とミオリネさん、こんな事になっちゃったのかなぁぁ・・・・?)」
ミオリネとパレットの後ろにいるスレッタだけは廊下にある絵画の人物からの視線を感じており、
スレッタはその絵画からの視線を気にしつつ、スレッタは何故こんな事なってしまった理由を思い出していくのであった・・
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