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【6月23日は】六実っ子ちゃん綜合☆9★24【六実の日】
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学校の帰り道
けんま「小西先生の事、人によって全然印象が違うみたいンマ。
杉浦綾乃似の美少女だって言う人もいればドMのダメダメお姉さんだったり、毛の薄い汚いおっさんだって言う人もいるンマ。
これはどう言う事ンマ?小西先生お答えください。」
小西「ふむ…他人は自分を映す鏡だと言う人がいるね」
けんま「ンマ…?」
小西「心の美しい人は他人の良いところを見ようとするし反対に心の醜い人は他人の悪いところばかり探してしまう…という事さ。
けんまくんには私はどう映っているのかな…?」
くすり、といたずらっぽく微笑み小西はじっとけんまの瞳を覗き込む。
少年の胸はドキリと高鳴った。
けんま「こ、小西先生は美人で頭も良くって強くてカッコよくて…オタクや風俗嬢、それに園芸用品のボクにも1人の人間として向き合ってくれるンマ。
時々距離感がおかしな時があるけど先生として、人として尊敬してます、ンマ…!」
ドキドキと高鳴る鼓動を悟られまいとする焦りが返って少年の口から本音を溢れさせる。
小西はにんまりと笑い少しだけ乱暴にけんまの体を引き寄せぎゅっと抱きしめる。
小西「うんうん、素直でよろしい!」
けんま「ンマァ…!何だか誤魔化されてる気がするンマ…!」
小西「ハハハハ…!」
微笑ましい教師と生徒のスキンシップ。
だがその様子を物陰から伺う男がいた。
悪芋「やはりあの女…小西一郎か…」
男はかつて小西とトラブルを起こしていた反社会勢力の所謂殺し屋だった。
彼らの取り仕切る違法風俗店で強制的に働かされていた女性達を小西の介入により脱退させられ幾度もシノギを潰されてきたのだ。
組織の怒りを買った小西は遂に彼の手で始末され東京湾の海底へと沈められた…はずであった。
悪芋「ヤクザに始末された弁護士が顔と性別を変えて教師として生活している…取り留めのない与太話だと思っていたがそれが奴だったとは…」
殺し屋が標的を仕留め損なったとあれば信用を失ってしまう。
小西生存の可能性を感じ男は密かにここ松戸へと赴いていた。
やり残した仕事を片付けるために。
男は静かに懐から短銃を取り出すと背後から小西の背中へと標的を定める。
いきなり標的の小さな頭を狙うのは素人のする事だ。
まず標的が大きく外すリスクを最小に止められる胴体を狙う。
仮に防弾ベスト等で防がれたとしても背後からの銃撃に即座に対応出来る者などいない。
動きが止まった所に間髪入れず放たれる二射目で確実に頭を打ち抜く。これが男の殺しのセオリーだ。
気配を悟られぬよう細心の注意をはらい外しようもない程の至近距離まで迫る。
けんま「ンマ…?」
いつの間にか小西の背後に立つ男。
かつての所有者の為にこれまで幾度も不審者を見てきたけんまの直感が冴えたか、
けんま「あれは…拳銃?!小西先生!!危ないンマー!!」
咄嗟に小西を突き飛ばし銃口の前に無防備に身を晒す。
ガァーーン!!それと同時に男の銃口が火を吹いた。
小西「!!」
けんまに突き飛ばされ体制を崩しながらも小西の眼は背後に立つ男と、その手に握られた短銃を視認する。
スーツに包まれたスラリと長い小西の脚が鞭のようにしなり倒れ際に男の手から銃を蹴り飛ばす。
けんま「ンマーーー!!」
けんまはそのまま後ろへとひっくり返る。
悪芋「クソッ動物みたいな勘をしたガキだ!」
小西の思わぬ反撃に銃を取り落とした悪芋は即座に懐からナイフを取り出し逆手に構える。
小西「けんまくん!ケガはないか!?」
視線は襲撃者から逸らさず小西は転がるようにけんまの前に移動する。
けんま「ンマ…!?か、肩を弾が掠めただけで大丈夫みたいンマ!」
パタパタと身体を探りけんまが応える。
悪芋「そのガキのおかげで命拾いしたな」
再び男が距離を詰める
悪芋「どうやってあの東京湾から生還したのかは知らないが、今度こそとどめを刺してやる」
ナイフから身を躱せば確実にけんまに危害が及ぶ。
完全な詰みである。
悪芋「終わりだっ!」
小西へとナイフが振り下ろされる。
けんま「小西先生!!」
グサリ、ナイフは吸い込まれるように小西の胸はへと突き刺さった。
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