【6月23日は】六実っ子ちゃん綜合☆9★24【六実の日】 - 1715091472

359：名無しっ子：2024/07/03(水) 04:39:47 ID:hgdVJtH.0: りんご飴「『料亭林檎飴』…思いつきデ始めるコトになったケド、マァ何とかサマになってきたナ。
店の内装、調理器具の搬入も終った。アトは食材の仕入先カ…」
オメガ「うーやー！」ｶﾞﾗｶﾞﾗ
りんご飴「ア"ァン？オイ、オッサン入口丿張り紙見えなかったカ？
ウチは準備中ダ。まだ営業してないンだヨ」
オメガ「うー！うー！」
りんご飴「何だコイツ、日本語通じねェのカ…？頭カチ割っテやろうかト思ったケド、サスガに障害者を殺っちまうのもナァ」
オメガ「うーやー！」ｽﾞｶｽﾞｶ
りんご飴「オイ！勝手二上がり込むンじゃネーヨ！食材無いカラナンも作れネーゾ！」
オメガ「やー！」ｸﾞｲ
りんご飴「アァ？何だヨこの手綱…ッてコレ羊じゃネーカ！」
オメリー「めえ！」
りんご飴「飲食店に家畜連れで来ンじゃねーヨ！」
オメリー「めえ？？」
オメガ「うーやー！」ﾄﾞｶ
りんご飴「聞いてねェナ…羊アタシに押し付けテ勝手に席に座っちまっタ…」
オメガ「うーやー！」
りんご飴「…ン？そうか、もしかしテ…」
オメリー「めぇ？」
………
……
…
りんご飴「ホラヨ！出来たゾ！鍋でイイのか？」ｸﾞﾂｸﾞﾂｸﾞﾂ…
オメガ「うーやー！！！」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
りんご飴「イイ食べっぷりダ。美味しいカ？」
オメガ「うーやー！！」ﾆｯｺﾘ
りんご飴「アンタがお客第一号ダヨ。食材費はアンタ持ちだしお代はサービスしといてやるヨ」
オメガ「うー…？」ｷｮﾄﾝ

座間子「あら…？こんな処に料亭が…？ごめんくださーい」ｶﾞﾗｶﾞﾗ
りんご飴「オッ今度は座間子センパイか」
オメガ「うーやー！」
座間子「賑やかだと思ったらりんご飴さんのお店だったのですね」
りんご飴「センパイも食ってくカ？開店前で鍋シカ出せないケド」
座間子「よろしいのですか？それではご相伴に預からせていただこうかしら」
りんご飴「ハイよ！アツアツだヨ！」
座間子「！！美味しい！ジンギスカンですね、これ」ﾊﾌﾊﾌ
………
……
…
オメガ「うーー！！！やー！！！！」
りんご飴「大声出してンじゃねーヨ！！何つってンのか解んねェんだヨ！」
座間子「どうかなさいましたか？」
りんご飴「オオ！座間子センパイ！このパワー系ガイジがいきなり大声出して困ってンだ」
オメガ「うーうー！」
座間子「白井さんのお父様は預けていたオメリーくんを返せ、と仰ってます」
りんご飴「預けたオメリー…？アア、あの羊ならさっきオマエラが食っちまったダロ」
オメガ「あ"ぁ"!?」
座間子「ファッ！？」
オメガ「ゔーー！！！やぁーー！！」
座間子「食事の間預かって置いてくれと言って渡しただろ、と仰っています」　
りんご飴「オマエ何言ってンのか解ンなかったカラてっきりあの羊を調理してクレってコトだと思ったンだ、悪ぃナ」
オメガ「ゔーーーー！！！やぁわば！！！！！」ﾄﾞｸﾞｼｬｧｧｧ!!顔面が陥没するほどりんご飴で殴られ店の外に吹っ飛ばされるオメガくん
りんご飴「今アタシはチャンと謝ったよナ…？これ以上騒ぎ立てンならカスタマーハラスメントってヤツだヨ」
オメガ「ア"ッ…ア"ッ…」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
りんご飴「座間子センパイ、塩撒いといてクレ！お詫びに中で飲み直そうゼ！」
座間子「は、はぁ…あの、カナチさんのお父さま、オメリーくん、とっても美味しかったですよ」ｶﾞﾗｶﾞﾗ…ﾋﾟｼｬ
オメガ「ゔっゔゔーーーっ！！！やぁぁあああー！！」
にわかに降り出した雨。最愛の羊を失ったオメガくんの嗚咽は雨音と混じりいつまでも、いつまでも続いていた。