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【にじさんじ】月ノ美兎×樋口楓【かえみと】第473

914物書きの壁:2019/07/11(木) 22:54:28 ID:???00
彼女にとっては息苦しさよりも、ゆるくゆるくな今の状態の方が辛いらしい。
このまま長引かせていてもあまり良くはない。
私が楽しいばかりでは意味がなく、こういった行為はお互いを思いやってこそだ。
ぐっと奥へ指を沈み込ませてお腹側のざらついたところを刺激する。彼女の腰は逃げようとするけれど、そんなことはさせてあげられない。

「っン、ぁく…ふあ…は」

吸う息よりも吐く息の方が強い。
100mを全力で走った後か、過呼吸の一歩手前か、そんな喘鳴の合間に漏れる艶めかしい声に私も息が上がる。

「…ゃっ…っはあ、ああ、ンふぅ」

きっと美兎ちゃんの顔は汗や涙や涎でべとべとだろう。肩口がぐしょぐしょに濡れているのがわかる。
これも全部が全部、息苦しさと快楽の狭間で、必死に足掻いた産物だと思えば服の1着や2着などどうでもいい。
ああ、早く彼女をこの水中のごとき水音ばかりが響く空間から解放してやらなければ。

「…っあ、は…ぁっく……ふは…」

指が痛いほどに締め付けられて、彼女から離れることが叶わない。
お互いに上がった息を落ち着かせるために抱き合うと、呼吸と鼓動が混じり合って1つになったように感じる。私と美兎ちゃんは1人1人でしかないのに。
ふうふうと息を吐いて上下している小さな背中を撫でてやる。何度触ってもその身体の薄さは変わらなくて、力を入れれば折れてしまいそうだと思う。

ようやく緩んだそこから指をずるりと引き抜くと、どろりと欲望の証が零れ出てくる。
その光景は誰がどう見たって淫猥で、静まりかけていた身体に再び火が点くような感覚がした。鳴ってしまった喉に気付かれてはいないだろうか。
長時間挿し入れたままだった私の指はふやふやにふやけていて、長風呂をしたときでもここまではないと断言できるほどで。

「かえ、で、ちゃん……」
「ちゃんと息してる?」
「して、ます…」
「酸素吸わんと死んじゃうからね」
「どの、くちが…いっ、てるん…だ」

キスしたいけどこれ以上、苦しくなってもらっては困る。

「どうやったらちゃんと呼吸できるやろね」
「…れんしゅう?」
「練習って……」

いつの間にか美兎ちゃんがこちらを見つめていて、想像していたよりもその顔はずっとずっと綺麗だった。

「…しらんよ?」

身体の奥が熱で溶けだす。

理性など、この部屋のどこにもあるものか。




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