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テスト用スレ

86名無しさん:2019/05/31(金) 21:23:55 ID:???
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「あれ〜むずかしいなぁ、えっと、こう、かなぁ? あー、やっと剥がれたー」

 一番苦戦していたのはメグだった。
 ナイフの刃先を爪の間でぐりぐり、何度も肉を抉りだし、ようやく爪を抜き取る。

 俺はといえば――

「グゲッ‥‥ウボォ…ゲハアア」

 テーブルの上で盛大に嘔吐する。

「もうっ、ここ飲食店なんだよ? 分かってるのかな」

 その飲食店で爪剥がしを提案した調本人がわざとらしく言う。

「たすけてよ、ココア、ゆるして、くれるんだろ? い、痛いんだよ、早く帰してくれよぉ」

 そこには驚くほど弱気な自分がいた。
 もうプライドなんてない。泣き落としでお願いして、なんとか慈悲を請う。だけど、

「ふーん、どうしようかなぁ」
「――ッ!? 約束、したじゃないか。その爪をこの世界に残す代わりに解放してくれるって、だから俺は、あんな痛いのに耐えて…」
「あー、キミの爪?」

 指先で血まみれの爪を弄んで、興味なさげにココアが言う。

「やっぱりいらないや、こんなもの」

 肉片まで付着したその爪を、床に投げ捨てる。
 ココアに続いて、

「私もいらないわ」

 シャロが、そして、マヤやメグ、千夜までもが剥がした爪を投げ捨て、挙句足で踏みにじる。

「コッ…ココアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 怒りと悔しさ、苦痛、あらゆる感情をぶちまける。
 だけど、この状況下、俺にはもう反撃する力など残されてはいない。

「うるさい!」
「――グガッ」

 テーブルごとひっくり返される。
 床に顔面から落ちた俺をいたぶろうとする6人の足音が近づいてきた。

――こわい、怖いよ!!

 心の中で、この世界で唯一頼れる存在であるリゼの名前を叫ぶ。
 けれどその声は届くはずもなく、無慈悲な仕打ちが再開されようとしていた。

「まだまだ元気そうだね。よかったっ、これならまだ遊べるね」

 次は何をしようか、みんなで話し合っている。
 その間に俺は、拘束を解かれ、服を脱がされていた。
 もう、手足もまともに動かせない。

「これ、どうしますか?」

 チノが、俺から剥ぎ取った衣服や下着、鞄の荷物を見せる。
 それは、現実世界との唯一の繋がりであると言ってもいい。リゼの屋敷にいる間も、それだけは大切に残しておいたんだ。いつか元の世界に帰るときのために。

「あとで全部燃やしちゃおう。この人には必要ないものだもんね」

 感情が読み取れない笑顔で、俺を見据える。
 それはまるで、次に処分するのはキミだよと言っているようだ。

「壊す前に、私たちの玩具になってもらおうかな」

 ココアがスカートの中に手を入れて、下着を下ろす。
 シミの付いた水玉パンツから、その興奮具合が窺える。

「まずは私から、いいよね? 爪剥がしている間ずっとしたかったんだぁ」
「あー、ココアばかりずるいぞ!」
「マヤちゃんには良いモノ貸してあげるから、待っててね」
「良いモノってなに!?」
「クスッ、それはあとのお楽しみ」

 ココアの瞳が怪しく光る。
 すぐ背後では、シャロと千夜がスカートを下ろし始めていた。

 少女たちによる性欲処理の順番待ちが、早くも完成しているようだ。


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