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わたしの保護室@若槻

18若槻 ◆/HV2b6TqMw:2018/06/10(日) 20:16:13 ID:yYQxKoYM
保護室へのご案内。
覗いてくれている方、入室ありがとうございます。
そうですね。今回は、『知らないこと区別』。
例えば、この私の思考考察を考えてみてください。
問題点が2つ程、或いは、複数あるかと思いますし、それがその解、否、ヒントとしてのいくつかの答えに繋がるかも痴れません。
思考考察として、まず、赤という色について知るべきことを、『ある人』はすべてを知っています。
ひとりの科学者として、それは『その人』が追及してきたことであり、なぜ私たちが赤外線を見ることができないのか、なぜ血液は赤い色なのか、なぜ赤は情熱の色なのか、それが知りたければ、『その人』に直接聞いてみるといいのは明瞭、且つ、明白です。
ある事実を知らなければ、そんなことは、どれも特別ではないのでしょう、
しかし、実のところ、『その人』は全色盲であり、今まで色は全く見ていません。
しかし、今、もうすぐに全てが変わろうとしています。
現在では、神経外科学が進歩したおかげで、治療ができるようになり、もうすぐ『その人』は、色の付いた『世界』を初めて自分の目で見ることになります。
『その人』の網膜は、それ自体に異常があるのではなく、脳へ送られた信号が処理されていないだけなのです。
と、いう事は、知識は豊富でしたけれども、実際、『その人』は赤について全てを知っているわけではないのかも痴れません。
そして、知るべき事がまだひとつ残っています。

『赤がどんなふうに見えるのか』。

ここでの思想の最大問題点は、
『自己の感覚的な経験をどのように説明するべきか』
心と身体は、どういうわけか共存はしていますが、別々のモノであるという考え方に、ほとんどの科学者は耳を貸そうとはしません。
例えば、非物質のである魂が、動物である身体の中に棲んでいる、又は、機械の中の霊魂、そういった考えは、とても反科学的であるからでありますが、
しかしながら、間違った世界観をただ拒絶するだけでは、正しい世界観へ到達する保証はありませんし、そして、身心二元論を退けるならば、
それに代わるものは一体何なのでしょう。
有力な候補を挙げれば、『物理主義』です。
『物理主義』とは、私の解釈上で大まかに謂えば、一種類のモノ、つまり物理的なモノだけが存在し、人間の心を含む全てのモノはそれによってできている、とするモノです。
もちろん、このモノはぶつかり合う粒子の球ではなくて、エネルギーであるということにもなるかも痴れません。
ここでの問題点は、『その人』に於いて、科学者として、物理学の用語では、赤に関して全てを知っているということ。
しかし、それでも、知らない事がひとつだけあります。
それは、『赤がどう見えるか』。
もうひとつの問題点は、科学が客観的、実験的、量的であるのに対して、感覚経験、つまり、あらゆる心理経験は主観的、経験的、質的なモノであるということであり、
ここから示されるのは、どのような物理的説明も、それがどれほど完成であろうと、
私たちの心の中で何が起きているかは決して捉えられず、心的なモノは物理的なモノに還元することはできないということです。
『その人』が初めて色を見るとき、この世界は新たなモノとして、出現するのです。
私たちが普段行う会話や、普段見ている風景、普段感じる感覚、それらでは、その微妙な区別は曖昧になりますが、その区別こそ、最も重点に置かないといけないのであります。

『新しい世界を見た時』。

『異なる世界に遭遇した時』。

『出現した世界が無かった時』。
 



アナタは、正確に区別し、判断できますか。


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