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関西弁キャラ

1:2020/06/06(土) 16:44:19 ID:hJ7.fVEA

 「……ホンマかいな。」

 有り得ないとは言わない。───が、それは例外中の例外で有る。

104:2020/08/02(日) 07:05:46 ID:rgKwLgv.

 「……チィッ…!」

 一切の隙を見せたつもりはなかった。 其れでも、



 服の袖を破り、患部に慣れた手付きで縛り止血を止める。不衛生な布だが、いまはこれで我慢するしかない。押し当ててある布が、じわじわと赤く染まっていく。

 「…」

105:2020/08/02(日) 07:07:19 ID:rgKwLgv.

 「そない、ウチが何者か気になるんか。 しゃーないな……。 」

106:2020/08/02(日) 07:10:39 ID:rgKwLgv.
お前、名前なんて言うん

107:2020/08/02(日) 07:26:45 ID:rgKwLgv.
悪巧みするような顔で笑った。


“友達”と言える程まで仲の良い友達がいるわけではなかった。だから、本性を人前で曝すことなんて一度もなくいつも息の詰まるような生活を毎日していた。
 
だからこそ心の中では気づいて欲しかったのかもしれない。自分から言うことなんて出来ないし、絶対にないと思うから他人に気づいて欲しかったのかもしれない。

108:2020/08/02(日) 07:54:37 ID:rgKwLgv.
ギギギと壊れたような機械音を首から発し冷や汗ダラダラの顔で「よ、よう…惣右介」と右手を上げた。

109:2020/08/02(日) 08:59:01 ID:rgKwLgv.

 「めんどいやっちゃ……。 」

110:2020/08/02(日) 09:18:25 ID:rgKwLgv.

 「……チィッ…!」

 一切の隙を見せたつもりはなかった。 それでも、〇は僅か一瞬を掻い潜り、肩に鋭い痛みと共に宙に血が弧を描く。
 服の袖を破り、患部に慣れた手付きで縛り止血を止める。不衛生な布だが、いまはこれで我慢するしかない。押し当ててある布が、じわじわと赤く染まっていく。

 「…」

111:2020/08/02(日) 21:10:42 ID:yncAmzBo
 

 「」
 「 一時的に利害の一致なんだから協力なんて冗談じゃ無いわよ?ーーそう。だから貴方が私に“合わせる”の。」 

 同時、座席を蹴って跳躍。眼前の大型ノイズへ向けて跳び上がり、空中で大太刀を抜き放った。
 上段に構え、ノイズを見下ろし、一瞥。
 一刀、阻む者なく、両断。
 
 無音。
 
 翼はくるりと空中で一回り。脚から羽のように軽々と着地する。

112:2020/08/02(日) 22:39:44 ID:yncAmzBo

 「……ええ事教えたるわ。 この世で幸せに生きるコツは無知で阿呆のままで“気付かない振り”する事や。」
 「ほな、回れ右やみ、ーーー…… っ……はあ、つめんどいやっちゃな、ホンマに。」

 億劫そうに頭を掻きながら、面倒事に関わるのが嫌なのか露骨に倦怠感丸出しで「しっし…」と猫を追い払う様に、手で追っ払う素振りをする。ーーその瞬間、大気が揺れた。
 すぐさま、原因を探る様に周囲を見渡す。幸いな事にその根源を目視出来た。

113:2020/08/02(日) 23:12:33 ID:yncAmzBo

 「……ええ事教えたるわ。 この世で幸せに生きるコツは無知で阿呆のままで“気付かない振り”する事や。」
 「ほな、回れ右やみ、ーーー…… っ……はあ、つめんどいやっちゃな、ホンマに。」

 億劫そうに頭を掻きながら、面倒事に関わるのが嫌なのか露骨に倦怠感丸出しで「しっし…」と猫を追い払う様に、手で追っ払う素振りをする。ーーその瞬間、大気が揺れた。

 直ぐ様、原因を探る様に周囲を見渡す。幸いな事にその根源を目視出来た。


 「……」

114:2020/08/02(日) 23:13:51 ID:yncAmzBo
 

 「利害の一致や。……ウチは協力なんて冗談じゃ無いわよ?ーーそう。だから貴方が私に“合わせる”の。」 

 同時、座席を蹴って跳躍。眼前の大型ノイズへ向けて跳び上がり、空中で大太刀を抜き放った。
 上段に構え、ノイズを見下ろし、一瞥。
 一刀、阻む者なく、両断。
 
 無音。
 
 翼はくるりと空中で一回り。脚から羽のように軽々と着地する。

115:2020/08/04(火) 20:51:39 ID:ueyyTp/M
 

 「利害の一致や。……ウチは協力なんて冗談じゃ無いわよ?ーーそう。だから貴方が私に“合わせる”の。」 

 同時、座席を蹴って跳躍。眼前の大型ノイズへ向けて跳び上がり、空中で大太刀を抜き放った。
 上段に構え、ノイズを見下ろし、一瞥。
 一刀、阻む者なく、両断。
 
 無音。
 
 翼はくるりと空中で一回り。脚から羽のように軽々と着地する。

116:2020/08/04(火) 21:10:45 ID:ueyyTp/M
一方的に粉砕するのではなく程よく反撃を貰えば貰うほどにギアが上がっていく点。
 殴打でも、何ならナイフなどで斬られたり、刺されたり、最悪車に撥ねられたとしても彼は狂った笑みを浮かべて反撃に次ぐ、反撃。血塗れの異名は何も返り血だけが原因ではなかった。

117:2020/08/08(土) 10:04:22 ID:mB.plr4.

 何かが破裂したような乾いた音が響く。

 
「……なん、……やと………?」
 
 何が起きたのか。
それを理解する間もなく、未来の視界は暗転し、その体は後ろ向きに仰向けで倒れていた。
 角材で殴られたのとは違う、額に空いた一つの風穴。血が流れ、空洞を晒すこれこそがその答えである。


鋭い尖ったナイフのようなドスが効いているが高めのアンバランスな声で否定される

118:2020/08/08(土) 11:00:36 ID:mB.plr4.
鋭い尖ったナイフのようなドスが効いているが高めのアンバランスな声で否定される


/ow9g0
改札をぬける
無人駅ではないが、どことなく人寂しい駅だ
こんな田舎で一体なにするつもりなんだろうか? 大名行列の如く、そこそこ人が行き交う路地を並んで歩く俺達
皆これと行った手荷物が無い事から、俺が予想していたような馬鹿な真似を起こす気はないように察することはできる
だがしかし、自殺オフ会と称し、一人で苦しむより皆で苦しんだ方がいいという理屈を鵜呑みにして(ある意味安価で動いてる俺もだが)集まるような連中だ
普通のVIPオフみたいにカラオケとかボーリングとか飲み会とかで楽しんで終わりなはずがない
考えれば考えるほど青春を逆向きに歩いてるこいつらの行動が怖くなってくる
雨が素肌に触れる。湿度が高いせいか、じわっとした暖かさで蒸された空気と混ざり合って気分がどんどんブルーになっていく
「えっと、これからどこに向かうんですか?」
衣服についた雨雫を払いながら、傘をさしている幹事にたずねる。もちろん相合い傘なんて期待してる心の余裕なんてない
「そうですね・・・ゆっくり話ができる場所でしょうか」
淡々とした幹事の口調は相変わらずで、どこか薄気味悪い印象さえ俺にはあった

119:2020/08/08(土) 15:28:56 ID:mB.plr4.

 けれど、私は痛みを感じなかった。
 いや、感じたには感じたが吹き飛ばされた痛みだけで、斬られた時に感じる焼けたような痛みは全く持って襲ってこない。
 
 
 そっと、目を開ける。
 現実を直視する為に、目を背け続けないために。
 ……だけど、そこには見たくない現実が拡がっていた

 在ったのは左腕。
 切断面が見え、露出した骨と筋肉が本来出られない、出るはずのない外界に晒されている。
 落ちた衝撃で肉片が少し飛び散っており、自分の頬にも血と肉片が付いていることが分かった。
 
 
 ……この時、一瞬にして私の中のナニカが弾けた。
 
 
「あ…あぁ……あ゙ぁぁぁぁ!!! 嫌、いや、イヤァァァァァ

120:2020/08/08(土) 15:29:29 ID:mB.plr4.

 重く鋭い音。私は難なくこやつの初撃を、振り向くことなく魔槍で弾いてやる。

121:2020/08/08(土) 15:33:25 ID:mB.plr4.

 では、次はこちらの番だ。一転して攻防が入れ替わり、クー・フーリンめの槍を弾いた直後、一条の真紅を走らす。
 不意の一撃だというのに、こやつは瞬間的に目を見開いては即座に認識し、槍を宛てがって致命傷を防ぐ。



「…………!」
 
 流石の気配察知、いや、どちらかと言えば反射神経

122:2020/08/08(土) 19:30:07 ID:f7kz6JVk

 握る魔槍を踊らせ、残像で円を描くように高速回転させる。突きではなく、斬撃、薙ぎの連打である。

123:2020/08/08(土) 19:35:15 ID:f7kz6JVk

 「(…………冗談やない……!)」

124:2020/08/09(日) 15:27:01 ID:KmckDs0c

 重く鋭い音。
 難なく初撃を、振り向くことなく戦輪で弾いてやる。

 では、次はこちらの番だ。一転して攻防が入れ替わり、クー・フーリンめの槍を弾いた直後、一条の真紅を走らす。
 不意の一撃だというのに、こやつは瞬間的に目を見開いては即座に認識し、槍を宛てがって致命傷を防ぐ。



「…………!」
 
 流石の気配察知、いや、どちらかと言えば反射神経

125:2020/08/18(火) 22:10:26 ID:Wbz3U3/g

空が茶色く見えた。頭が少しぼうっとする。
足元は暗く、淡い小さな光がちらちらと見えた。
ぐらぐらと視界が揺れ、どういうわけだか右足に何かが酷く巻きついている感触があった。

��

「……? …………??」

��

それが自分が逆さまになっているせいだと気付くのには、少しの時間を要した。
なんの事はない。空だと思っていたのは地面で、足の向こうに空があっただけだ


手の先が熱い。脳が麻痺したかのような錯覚に陥る。
熱いのではなく痛いのだと気付けば、より灼熱感は濃くなった。
頬に生温い何かが伝う。叫んでいる自分の口から漏れた唾液だった。
そうだ。叫んでいたんだった。それすらわからなくなっていた。手の先が熱い。熱い。熱い。



何がなんだか分からないまま、痛くない方の手をがむしゃらに振るう。がりり、と肉を抉った感触が返ってきた。
敵だ。戦わないと。逃げないと。
痛みをかき消すかのように、恐怖心がぼこぼこと湧き上がってくる。
戦わなきゃ/逃げなきゃ。
振るった手が宙を掻く。敵がどこにいるかも見ないまま無茶苦茶に四肢を暴れさせる。

126:2020/08/19(水) 22:03:08 ID:HkQJUu8A

渋い顔で

127:2020/08/20(木) 18:01:46 ID:x6MPhv3A

 「……? ………??」



 ーー手の先が異常に『“熱い”』。

 瞬間、脳から刺激が一気に麻痺したかのような錯覚に陥る。ーーだが、熱いのではなく『“痛い”』のだ。それに気付けば、痛みは濃くなった。

 恐る恐る、視線を泳がせる。
現実を直視する為に、或いは、目を背け続けないために。……だけど、その事実は年端も行かない少女には受け入れ難い現実が待ち受けていた。

 切断面が見え、露出した骨と筋肉が本来出られない、出るはずのない外界に晒されている。
 落ちた衝撃で肉片が少し飛び散っており、自分の頬にも血と肉片が付いていることが分かった。



 頬に生温い何かが伝う。叫んでいる自分の口から漏れた唾液だった。
そうだ。叫んでいたんだった。それすらわからなくなっていた。手の先が熱い。熱い。熱い。


 「……ぅ、」

何がなんだか分からないまま、痛くない方の手をがむしゃらに振るう。がりり、と肉を抉った感触が返ってきた。
敵だ。戦わないと。逃げないと。
痛みをかき消すかのように、恐怖心がぼこぼこと湧き上がってくる。
ーー戦わなきゃ/逃げなきゃ。
振るった手が宙を掻く。敵がどこにいるかも見ないまま無茶苦茶に四肢を暴れさせる。

128:2020/08/21(金) 06:45:11 ID:M6wdQ65U

 「ーー無駄や。」

 射線を嫌らしく遮さえぎっている。ーーが、そんなものは関係ない。 どんな距離だろうと、どんな障害物があろうと、“必ず当てる”自信がある。

 それは針の穴を通すように隙間を抜けていき、手を伸ばした盗賊の頭部へと命中した。
 男の頭は小規模ながら衝撃で爆ぜ、血肉の華を咲かせ

129:2020/08/21(金) 07:07:34 ID:M6wdQ65U

 「……ごめん。」

 しゅる、しゅる。眼帯の紐を解けば、荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
 ただ、一言謝り、頬に涙が伝う。

 瞬間、○に異常をきたす。
 それは、『視力』『聴覚』『嗅覚』『』『』と五感と呼ばれる全てが遮断された。

 「あり、が、……と、」

130:2020/08/21(金) 09:16:30 ID:M6wdQ65U

 
 「茶番(あそび)は終いやーー。」


 強引に眼帯の紐を毟り取れば、全てを見透かす様な荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
 その瞳で一瞥すれば、並大抵の人間では竦む所か、臀部を地に着かせてしまう程恐ろしく冷え切った視線。
 たった一動作の視線誘導ですら、獅子に凄まれる鼠の様な心地悪さである


 「残念やけど、聴覚に頼った生活に慣れていれば慣れてる程ーー。」
 「ーーーーっ、ーーーーだーーー? ーーーー。」

 徐々にゆっくりと聴覚に異常な違和感を。ーー否。違和感を覚えられなり、周りの雑音が徐々に掻き消え。最終的には無音に包まれるだろう。


 「ーー堪忍な。 “命を賭ける”ちゅうのは、こういう事や。 …… ま、聞こえてないんやけどな。」

131:2020/08/21(金) 10:58:30 ID:GwTS5FV2

 「……阿呆。不確定要素に迂闊に飛び込んだら、あかん事ぐらい三歳児でも分かるやろ。」
 「茶番(あそび)は終いやーー。」


 強引に眼帯の紐を毟り取れば、全てを見透かす様な荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
 その瞳で一瞥すれば、並大抵の人間では竦む所か、臀部を地に着かせてしまう程恐ろしく冷え切った視線。
 たった一動作の視線誘導ですら、獅子に凄まれる鼠の様な心地悪さである


 「ーー辟。髻ウ縺ョ荳也阜縺ク繧医≧縺薙◎」
 

 徐々にゆっくりと聴覚に異常な違和感。
ーー否。違和感を覚えられなり、周りの雑音が徐々に掻き消え。最終的には無音に包まれるだろう。

 「閨エ隕壹↓鬆シ縺」縺溽函豢サ縺ォ諷」繧後※縺?l縺ー諷」繧後※縺?k遞」
 「ーー堪忍な。 “命を賭ける”ちゅうのは、こういう事や。 …… ま、聞こえてないんやけどな。」

132:2020/08/21(金) 11:20:14 ID:GwTS5FV2

 「ええか、勘違いすんなや。」
 「話すべき情報(こと)を伏せたまま、ウチを動かせると思うなよ。ーーウチの決定権はウチにしかない。」

133:2020/08/21(金) 11:48:00 ID:GwTS5FV2

 「うっさいわ!このハゲ! 」

 ○の胸ぐらを引っ張り、顔を近付け耳元で大きな声で叫ぶ。その声音はどこか苛立ちや焦燥感に駆り立てられた様に。

134:2020/08/21(金) 13:16:09 ID:GwTS5FV2

 「……ごめん。」

 しゅる、しゅる。眼帯の紐を解けば、荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
 ただ、一言謝りーー瞬間、○に異常をきたす。
 それは、『視力』『聴覚』『嗅覚』『味覚』『触覚』と五感と呼ばれる全ての神経が遮断された。

 ーーー“ざしゅっ”

 「……もう、何も考えたくないんよ。」

 ○の胸ぐらを引っ張り、顔を近付け耳元に小さく囁く。その声を合図に、再び○に感覚が甦る。
 だが、そのまま生駒未来は動こうとせず、○に力無く凭れ掛かれば、首元から歪な呼吸音と一緒に血が溢れだす。

135:2020/08/21(金) 17:10:24 ID:GwTS5FV2

 「……阿呆。不確定要素に迂闊に飛び込んだら、あかん事ぐらい三歳児でも分かるやろ。」
 「茶番(あそび)は終いやーー。」


 強引に眼帯の紐を毟り取れば、全てを見透かす様な荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
 その瞳で一瞥すれば、並大抵の人間では竦む所か、臀部を地に着かせてしまう程恐ろしく冷え切った視線。
 たった一動作の視線誘導ですら、獅子に凄まれる鼠の様な心地悪さである


 「ーー辟。髻ウ縺ョ荳也阜縺ク繧医≧縺薙◎(無音の世界へ)」
 

 未来の言葉が異国語の様に聞こえる。聴覚に異常な違和感。ーー否。違和感を覚えられなり、徐々に周りの雑音が掻き消され。最終的には○の聴覚から情報は削除され、無音に包まれるだろう。


 「閨エ隕壹↓鬆シ縺」縺溽函豢サ縺ォ諷」繧後※縺?l縺ー諷」繧後※縺?k遞」

 未来が、予備動作無しで足を蹴る。

136:2020/08/21(金) 21:58:05 ID:Y0csLY.w

 「……阿呆。不確定要素に迂闊に飛び込んだら、あかん事ぐらい三歳児でも分かるやろ。」
 「茶番(あそび)は終いやーー。」


 強引に眼帯の紐を毟り取れば、全てを見透かす様な荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
その瞳で一瞥すれば、並大抵の人間では竦む所か、臀部を地に着かせてしまう程恐ろしく冷え切った視線。
 たった一動作の視線誘導ですら、獅子に凄まれる鼠の様な心地悪さである


 「ーー辟。髻ウ縺ョ荳也阜縺ク繧医≧縺薙◎」

 
 突如、未来の言葉が異国語の様に聞こえる。
聴覚に異常な違和感。ーー否。違和感を覚えられなり、徐々に周りの雑音が掻き消され。最終的には○の聴覚からの情報は削除され、無音に包まれるだろう。

 「ーーーーーーー。」


 口パクで何かを伝えれば、予備動作無しで振りかぶり、迷い無く放たれた戦輪。
 風切り音が、

137:2020/08/22(土) 06:36:35 ID:3N8hZ1wU

 「……阿呆。不確定要素に迂闊に飛び込んだら、あかん事ぐらい三歳児でも分かるやろ。」
 「茶番(あそび)は終いやーー。」


 強引に眼帯の紐を毟り取れば、全てを見透かす様な荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
その瞳で一瞥すれば、並大抵の人間では竦む所か、臀部を地に着かせてしまう程恐ろしく冷え切った視線。
 たった一動作の視線誘導ですら、獅子に凄まれる鼠の様な心地悪さである


 「ーー辟。髻ウ縺ョ荳也阜縺ク繧医≧縺薙◎」

 
 突如、未来の声が異国語の様に聞こえ重なる。
聴覚に異常な違和感。ーー否。違和感を覚えられラなり、徐々に周りの雑音が掻き消され。最終的には○の聴覚からの情報は削除され、無音に包まれるだろう。

 「■■■■、■■■■■■■。」


 口パクで何かを伝えれば、予備動作無しで振りかぶり、迷い無く放たれた戦輪が風切り音が鳴り奏で、響き渡る。その目指す先は、頭部へーー。

138:2020/08/23(日) 15:48:05 ID:KmckDs0c

 「(どうする、…この人数を捌けるか……?)」

 「ウチが、血路を拓くッ。 その間に離脱しろ。」

 脂汗が出る。震えが止まらない。焦点が合わなくなる。歯の根が鳴る。
 血が出る程に唇を強く噛み締め、正気を保っているも

139:2020/08/23(日) 16:19:11 ID:KmckDs0c

 
 「……ッ ……はぁ、は……っ」

 どんどんと視界が狭くなる。
耳障りに響く浅い呼吸音が脳内を侵入する。身体も限界を迎え

140:2020/08/23(日) 16:24:48 ID:KmckDs0c

 「……で、何や。」

 軽く舌打ちした後に、足を組む。
態度も悪ければ行儀も悪い。

141:2020/08/23(日) 16:32:00 ID:KmckDs0c

 頭を抱え、絶叫する。爪を肌に食い込ませ、血まみれになった顔ひっかきながら叫ぶ。

142:2020/08/23(日) 17:33:18 ID:KmckDs0c

 
 「……ホンマかいな。」

 有り得ないとは言わない。───が、それは例外中の例外で有る。軽く舌打ちした後に、足を組む。態度も悪ければ行儀も悪い。

143:2020/08/23(日) 18:08:23 ID:K6f9Wj8w

 
 「……ッ ……はぁ、は……っ」

 どんどんと視界が狭くなる。
耳障りに響く浅い呼吸音が脳内を侵入する。身体も精神も限界を迎えてきた。

144:2020/08/24(月) 23:15:40 ID:Qp1pNzuk


 「 止めとけ、止めとけ。
 …半端な“殺意”を向けたらアカン事ぐらい知っとるやろ。
無意識に迷いがある内は後悔するで?」

145:2020/08/28(金) 08:37:52 ID:I.5yHZHY
何度も)足掻き�燧(もが)き、そして

日が落ちて風変わる
街灯がそっと点く。

146:2020/08/28(金) 09:33:29 ID:I.5yHZHY
  ■枯木市 商店街西口。

 日が落ちて風変わり、街灯がそっと点く。
人の流れに目を奪われ、やる事する事を全て放棄し半日の間、ただひたすらに人をぼんやり、と。眺めていたーー。


 ふと、左手に視線を泳がせる。
ある筈の場所に“無い”違和感に思わず、脂汗が頬を伝う。朔日の記憶が、濁流の様に脳裏を蝕む。震えが止まらず、歯の根が鳴る。


 「……っ、……はぁ、……考えたら腹減ったわ……。」

 考えれば考える程に、深みに嵌る思考を無理やり遮断し、深い溜息ひとつ。
同時刻、本来の目的を思い出した。『朝ご飯を食べに外に出てきた事を』と言っても時刻は夕方に近いのであるがーー。

 それは、兎も角、その飢えた獣の様な鋭い眼光を光らせ、人の群れを見渡す。もし、彼女の瞳に偶然通り映れば、話し掛けに行くのかもしれない。

147:2020/08/28(金) 20:52:54 ID:gnvanlH.
何度も足掻き�燧き(もが)き、そして遂に万策つく

148:2020/08/30(日) 10:53:08 ID:KmckDs0c

 「その程度では何の痛痒も感じへんわ、阿呆。」

149:2020/08/30(日) 11:46:09 ID:KmckDs0c

 「三日会わざれば刮目して見よーーとは、何も男子に限った話ではない訳ですね。」

150:2020/09/26(土) 21:35:14 ID:A6bNNopM

 「戦輪は」

 射線を嫌らしく遮さえぎっている。ーーが、そんなものは関係ない。 どんな距離だろうと、どんな障害物があろうと、“必ず当てる”自信がある。

 それは針の穴を通すように隙間を抜けていき、手を伸ばした盗賊の頭部へと命中した。
 男の頭は小規模ながら衝撃で爆ぜ、血肉の華を咲かせ

151:2020/09/26(土) 21:44:28 ID:A6bNNopM

 後ろに一歩、また一歩と喉元を抑えながら不乱に後退していく。
 一瞬、喉の気管に違和感が生じ、眼孔が極限まで開かれ、慌てて口元を抑える。ーーが。手の隙間から零れ落ちる血の洪水により防がれる。

152:2020/09/27(日) 07:28:53 ID:A6bNNopM

 後ろに一歩、また一歩と喉元を抑えながら不乱に後退していく。
 その瞬間、喉の気管に違和感を覚え、眼孔が極限まで開かれれば、慌てて口元を抑える。────が。手の隙間から零れ落ちるのは血の洪水。

153:2020/09/27(日) 08:01:05 ID:A6bNNopM

 「」

 射線を遮さえぎる物は何も無い。
 どんな距離だろうと、どんな障害物があろうと、“必ず当てる”自信がある。

 針の穴を通すように隙間を抜けていき、手を伸ばした盗賊の頭部へと命中した。
 男の頭は小規模ながら衝撃で爆ぜ、血肉の華を咲かせ


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