今季アニメで期待してるもの

658：電波でキチガイな名無しさん：2020/10/05(月) 23:36:24 ID:9zWGRtpk: ラスト

山の麓にある茶色い池の畔の小屋に、一人の青年が住んでいた。
彼はいつも変わらない平凡な毎日を過ごしていた。
ある日彼の小屋に親戚のおじさんが来て、こう言った。
「村で宝の地図が見つかってな、そいつがこの山の中にあるらしいんだが。」
「この山にかいおじさん」
青年は答える。
「そうなんだが、いかんせんこの危険な山のことだ。誰も探しにいく人はいなくてな。」
おじさんが返す。
「ならぼくが行くよ」
青年は普段はもの静かだが、こうと決めたことに関しては熱中する性格だった。
おじさんはしばらく考え込むとこう言った。
「そうかい。お前のことだ、一度決めたことは曲げんだろうから止めるのは無駄か。これを持っていくといい。」
おじさんは肩に掛けた袋の中から鞘に入った剣を取り出すと、青年に渡した。
「ありがとう。じゃあ来週発つよ。」
青年はそう答えると、鞘から剣を抜いてしげしげと眺めていた。

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