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虐厨いじめスレ

201神の賽子のままに おまけ 首おいてけ濠 ◆vBEOnE9fo2:2019/01/22(火) 19:33:12 ID:w8V2t.FE0
「な、なんじゃこりゃ!!!?」
行方不明者を特に多く出している山へ捜索に来た村の男たちは目の前の光景に戦慄した
かつてゆっくりの巣になっているとされていた洞窟の中
彼女らが一斉駆除で全滅し今は別のゆっくりが占拠しているそこは
地獄だった
あちこちに人骨が散らばり、乾いた血が壁にも天井にも地面にもこびりついている
人骨はどれも損傷が激しかった、頭蓋骨などは完全に砕かれ影も形もない
「骨を壊して中身を食った」のだと理解するのにだいぶかかった
同時に、人骨がここに大量にある理由も理解した
ここのゆっくりは、人を食うのだ
恐らく今までの行方不明者たちは、目の前のソレだろう
だが、今までこんなことはなかった
「ゆっくり」は野菜に手を出す個体こそいたが人間に手を出す奴はいなかった
駆除の時もただ逃げ回り命乞いをするだけだった
しかし夢ではない現実が目の前に広がっている
急いで帰り報告しようと最後尾の男は後ろを振り向いた
その目の前に、たくさんのゆっくりがいた
「ゆっくりしていってね!!」というお決まりのセリフはない
当然である
その挨拶は同胞か見知らぬ種族相手に行うものだ
これから狩る獲物にわざわざ挨拶をする奴はいない
そして彼女らの目は彼らの知るゆっくりのものではない
獲物を狩る狼や熊のそれだ
思わず後ずさりした男の真上から、何かが落ちてきた
それが天井に張り付いていたふらんであると知る前に
男の首は食いちぎられて血しぶきが散る
それを合図に洞窟の入り口、天井、奥の方から
次々とゆっくりが一行に襲い掛かった
こうして、「行方不明」はまた増えた

彼女らは「えきしゃ」とは関係ない
生きているゆっくりたちだ
だが、苛烈な迫害を受けて彼女たちは変わった
畑を荒らさなくても殺される
山奥に隠れ住んでも探し出されて殺される
そして人間に貢献してきたはずの「えきしゃ」の死が
決定打となった
人間との共存は不可能
人間と敵対する以外に生きる道はない
彼女たちはそう結論を出した
だから、山に入ってきた人間を積極的に襲った
最初は撃退できればそれでよかった
人間を殺せるなど、想定すらしていない抵抗だった
ところが・・・
襲った人間は、あっけなく死んだ
後ろに倒れた拍子に頭を石で割り、死んだ
「人間は殺せない」
今までの前提条件は消失した
自分たちでも人間を殺せる
ゆっくりたち全員の認識が変化するのに時間はかからなかった
徒党を組んで山狩りをする人間はともかく
単独で、あるいは2,3人で山に入る人間など
ゆっくりでも簡単に狩れた
いずれ来るだろう山狩りにも備えた
徒党を組み武装した人間たちが入ると
偵察の ふらんやもこうが空の上から見て知らせる
あとは身を隠し洞窟という「狩場」に入るのを待つだけだ
洞窟の中なら彼女たちの独壇場である
隠れる場所も死角も知り尽くしている

人間を獲物とした狩りを行うゆっくり
彼女たちの活動は徐々に広がっていくことになるが・・・
それはまた別の話である

(おわり)


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