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The Sealed Swordman "K"

6名無しっ子:2018/12/04(火) 02:11:58 ID:H7QCUWdo0
翌朝
「ふぁー…」カナチが欠伸をしながら2階から降りてくる。「おはようンマ。今朝ご飯を用意するから待っていてほしいンマ。」けんまが急いで台所に向かう。
「けんま、その目…」「カナチのためにそこのアーマーを大急ぎで完成させたンマ!」「オレのためにそこまで…」けんまが座っていた椅子の前にはアーマーが一式置かれていた。
「カナチ、コーヒー飲むンマ?」「…じゃあカフェオレでお願いしたい。」大急ぎでけんまがコーヒーを入れる。
「これ食べて今日も頑張ってほしいンマ!」時間の割に豪華な朝食をけんまが持ってきた。食卓に付いてテレビを付けると衝撃の光景映されていた。
なんと街一帯から人影が消えており、それどころか要塞まで築かれている。それも1箇所だけでなく、全国に4箇所も。
「"A.C."が言っていた事はコレの事か…」「そうみたいンマね。」「奴の事だ、まずはオレら以外を潰すとこを見せしめにして牽制してくるのだろう。」「ンマッ!?直接ボクらを叩くんじゃないンマか!?」
「奴の性格から考えると恐らく最初からこっちを攻めてこないだろう。」「てっきり最初からこっちを攻めてくるものって思って迎撃装置のメンテナンスまでしたのに無駄になったンマ…」
「一晩のうちに無茶し過ぎだぞ、体壊すぞ?」「でもカナチの事を想ったら居ても立っても居られなかったンマ…」「もういい、一旦休め。俺はまず札幌にある要塞から叩きに行く。」
「分かったンマ。ご飯を食べたら転送装置を準備するからそれを使うンマ!」心配そうに見るカナチとそれを気にせず張り切るけんま。けんまは食事中も常に何かを調べているらしく、パソコンの画面から目を離さなかった。

「よし、まずは札幌の要塞から叩くか…」カナチがアーマーを着込みながら呟く。「カナチ、これも持っていったほうがいいンマ!」「何だソレは?」カナチに小さな物を手渡す。
「小型の酸素ボンベンマ。調べたらどうも要塞内で水没してるところがあるらしいンマ。」「そうか、それなら遠慮なく使わせてもらう。」カナチが転送装置の上に乗る。
「座標入力完了ンマ!いつでも準備出来てるンマよ!」「了解、こちらもいつでも出れる。」「カナチは強いから絶対負けないンマ!」「そう言われると何か照れるな…」
「それじゃ行くンマよ!転送!」けんまが勢いよく転送装置のスイッチを押す。「…I'll be back.」転送される瞬間にけんまに一言かける。
カナチが転送されるのを見届けて倒れ込むけんま。「昨日は十分頑張ったから少し休むンマか…」けんまは側にあったクッションを枕にして眠りだした。


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