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The Sealed Swordman "K"
269
:
名無しっ子
:2020/07/25(土) 03:23:14 ID:kyTC0g0I0
弾が消えたのを確認した二人はまた勢いよく互いの距離を詰める。直後、双方のセイバーが互いを撫で斬るように交差する。
二人は斬られた衝撃をいなすために回転して勢いを殺す。二人の腕部アーマーには斬られた跡が残っていた。
(…そういやアイツの大技が飛んでこないな。あのオーラなら天焦裂覇のはずなんだが……)
先程纏ったオーラから天焦裂覇を警戒していたカナチだったが、いつまで経ってもアルファは天焦裂覇を出さなかった。(待てよ…?もしかしたらそういう事か!!)
カナチの中で何かが確信に変わる。アルファは再び痺れるようなオーラを纏い、カナチに向けてバスターを連射する。
カナチは再び弾幕をくぐり抜け、アルファの頭上に近づく。そして迎撃覚悟で割木斬を放つ。アルファもそれに反応し、昇炎斬でカナチを迎え撃つ。
カナチにはこれは想定済の行動だった。カナチのセイバーは炎に呑まれたものの、オーラには到達し、アルファが纏っていたオーラが消えた。
(オーラが消えたが……)カナチはすぐに回避行動を取り、炎のダメージを最小限に抑える。
オーラを剥がされたアルファは一瞬よろけるも、すぐに体勢を立て直し、カナチに向かって斬りかかる。
カナチもすぐに起き上がり、バスターを放ちつつ後ろへ逃げる。
アルファは計算の結果、カナチが動かないと判断したのか、誰も居ない空間に向けて力強くセイバーを振り下ろした。
その硬直に先程放ったバスターの弾が数発当たる。アルファも反撃としてフレイムアローを放つも、それを見たカナチはアイスジャベリンを盾にして突っ込んだ。
突き進む氷の槍は炎の矢を飲み込む。アルファもこれを認識するとセイバーを再び強く握り、カナチに向かって突進する。
双方の距離はどんどん縮まり、互いに斬りつけるとまた距離が離れていく。ここでカナチが勘付く。(やはりそういう事か!)
アルファの大技とオーラが連動していた事に気づいたカナチ。アルファは負けじと凍えるオーラを纏い対抗しようとするが、オーラの謎を見破ったカナチの前では無意味だった。
カナチはスパークバレットを放ち、直様アルファのオーラを消しに行く。
アルファはこれを紙一重で避けたが、カナチはそれを想定済と言わんばかりにセイバーに電撃を纏わせ、アルファに向かって突進する。
アルファがセイバーの間合いに入った時、カナチは急加速し、アルファのオーラに高速でセイバーを突き立てる。
セイバーの刀身が刺さった所から弾けるようにオーラが消える。アルファもまた突き刺そうとするも、カナチはセイバーを引き抜き、アルファのセイバーを弾く。
そのままバスターを連射しながらカナチは距離を取る。アルファが放った斬撃弾は逃げるカナチを追うように進み、同時に覇気で形成されたようなオーラを身に纏う。
(また回復するつもりか!ならば…!!)カナチは勢いよく壁を蹴り、高く跳び上がり、そのまま横になり、縦に一回転する。
「一刀両断!!」振り下ろす瞬間、セイバーの刀身は激しさを増し、そのまま分離するように巨大な斬撃波は空間を斬り裂きながらアルファの方へ向かって飛んでいく。
しかしアルファが取った行動はカナチらの想像を遥かに上回っていた。なんと、そのまま大きく跳び上がり、横になり、縦に一回転する。
この動きを見たカナチは恐怖を感じた。アルファのセイバーは大きくうねり、刀身からカナチの物と同じ衝撃波が発生する。
アルファはカナチの幻夢零を模倣したのだ。放たれた斬撃波はカナチの物と同じく空間を斬り裂きながら進む。
そして双方の斬撃波が衝突した時、一際大きな衝撃波が発生する。その衝撃は凄まじく、カナチらの足元に転がっていた瓦礫が吹き飛ぶ程だった。
しかしそれを見ていた"A.C."は不敵な笑みを浮かべる。(この状況でまだ秘策があるというのか!?)カナチは"A.C."の顔を見て警戒した。
次の瞬間、"A.C."の口から驚愕の言葉が出る。「さらにもう一発!」その言葉を聞いたアルファは再び跳び上がる。
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