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The Sealed Swordman "K"
268
:
名無しっ子
:2020/07/25(土) 03:22:55 ID:kyTC0g0I0
"A.C."の言葉を聞き絶望するカナチ。「今までの努力は一体……」思わず言葉をこぼすカナチ。
それを聞いたけんまはすかさずフォローに入る。「カナチ!多分アレは一度使うとしばらく使えないはずンマ!だから――」
確かにそうだ。自己修復はそれ相応のエネルギーが必要になるだろう。
だが、そのリチャージ時間がこちらがダメージを与えるペースを上回ったら?カナチは呆然と立ち尽くす。
アルファは立ち上がり、カナチを挑発する。カナチに対する応援の声は耳に入れど頭が受け付けなかった。
アルファは再び痺れるようなオーラを身に纏い、カナチに斬りかかる。カナチは反射的に攻撃を弾くも、その腕には力があまりこもってなかった。
そしてアルファは両腕に大型の武器腕を装着する。そのまま両腕に電撃を纏わせた時、カナチは雑音の中から一つの単語を聞き取る。
「カラコロス」と。誰が言ったのかは分からなかったが、再び記憶同士が繋がり合い、アルファの行動パターンを理解しだす。
(まさか…… ここにまたカラコロスが絡んでくるって事か? なら纏っていたオーラは…!そうか、そういう事か!)
アルファの謎が解け、再びカナチは集中力を取り戻し、アルファのライトニングボルトを避ける。
何度か受けるうちに電撃の落ち方も何となく分かってきたのだ。
まず一発目は自分が居た位置に、二発目は自分のやや後方、三発目は自分の鼻先に、そして最後の一発は再び最初に居た位置に落ちる。
今までパターンが分からなかったが、遂にパターンを認知し、自力で避ける事が出来たカナチ。
カナチがライトニングボルトを避けたのを認識したアルファはバスターの弾を放ち後退する。
カナチは飛んできた弾を飛び越え、アルファに接近する。近づかれたアルファはセイバーを力強く振り下ろし牽制する。
だがカナチは屈さず、アルファの懐に潜り込み、至近距離でバスターを放つ。しかしアルファの弾を受け流すかのように姿勢を変え、極力ダメージを抑える。
流れるように着地したアルファは再び燃え盛るオーラを身に纏い、カナチに向かってアイスジャベリンを放つ。
カナチは飛んできた氷の槍と地面の間の僅かな空間を這うようにくぐり抜ける。
そして勢いを殺さぬよう、アルファの放った弾丸を踊るように躱し、水を纏ったセイバーでそのまま斬りつける。
セイバーが通った跡に出た水の壁はアルファが纏ったオーラをかき消した。しかしアルファはまるで気にしないかのように再びセイバーを振り下ろす。
カナチはこれをステップで回避する。避けたのを認識したアルファはカナチを逃さまいとそのまま昇炎斬で追撃する。
これをカナチはセイバーで弾き、反動で距離を取る。アルファは左腕にエネルギ-を溜め、カナチはバスターを構え着地する。
カナチがバスターの弾を放つと同時にアルファもカナチの方へと向かってくる。そして次々と放たれたバスターの弾を、先程のカナチのように流水の如く避ける。
「滅びよ!!」ついにカナチの眼前まで来たアルファは至近距離で滅閃光を放つ。再び被弾するかと思われたが、なんとカナチはセイバーでこれを弾いて防御した。
(一度喰らった手だ、同じ手に引っかかるものか!)これを"A.C."はこれを興味深く見ていた。(ほう、アレを弾くのか。大した技術やな。)
弾かれた滅閃光のエネルギー弾はカナチの頬を掠めるように飛んでいく。次の一手を探るためにアルファを見張っていたカナチの眼はどこか凛々しかった。
カナチが攻撃しないと判断したアルファは距離を詰め、一気に畳み掛けるように怒涛の連撃を叩き込む。
カナチは予想していたと言わんばかりにアルファの斬撃を次々と避ける。カナチには過去に自分がやった事なのでパターンは分かっていた。
一発、また一発と矢継ぎ早に繰り出される斬撃の軌道はカナチには分かっていた。アルファはこれ以上の攻撃は無駄と判断したのか、バスターの弾をバラ撒いて距離を取る。
カナチも逃げるアルファを追うようにバスターを放つ。双方の弾はちょうど中間で相殺し、静かに消える。
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