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【横浜の呪縛】内川コピペが幻想入り【終焉】

23名無し妖精:2017/12/08(金) 21:38:45 ID:2MgSOkB60
風神録、妖怪の山で迎えた第1面
中ボス静葉がノーミスノーボム、その後も残機を奪えず惨敗だった
人里に響く農家のため息、どこからか聞こえる「今年は凶作だな」の声
無言で帰り始める妖精達の中、豊穣の神である穣子は独り山奥で泣いていた
幻想郷の神々が手にした力、知恵、威厳、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の穣子が得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいのよ・・・」穣子は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、穣子ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい落ち葉の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってさつま芋の手入れをしましょう」穣子は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、穣子はふと気付いた

「あれ・・・?信徒達がいる・・・?」
山奥から飛び出した穣子が目にしたのは、裾野まで埋めつくさんばかりの信徒だった
千切れそうなほどに「みのちゃんラブ」の旗が振られ、地鳴りのように稲田姫様に叱られるからが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする穣子の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ミノリコ、定例演説だ、早く行くぞ」声の方に振り返った穣子は目を疑った
「か・・・神奈子さん?」  「どうしたイモ、居眠りでもしてたのか?」
「や・・・八百万の神?」  「なんですか穣子、かってに諏訪子様を呼び捨てにして」
「早苗さん・・・」  穣子は半分パニックになりながら神々による演説表を見上げた
1番:穣子 2番:弁々 3番:早苗 4番:神奈子 5番:諏訪子 6番:空 7番:雷鼓 8番:静葉 9番:八橋
暫時、唖然としていた穣子だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
雛から髪飾りを受け取り、祭壇へ全力疾走する穣子、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、妖怪の山で冷たくなっている穣子が発見され、村田は鳴らない電話の前で静かに息を引き取った




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