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チルノの裏 4597crn

874名無し妖精:2017/09/07(木) 19:34:40 ID:xYDtTmpk0

20XX年様々な遺伝子操作を実現してきた人類は乳と卵の両方が取れる家畜制作を目指し、カモノハシに着目し遺伝子操作を行った。
ニワトリなどの卵が取れる鳥類の遺伝子、豚などのすぐ育ちすぐ増える肉の遺伝子、羊やアルパカなど毛が取れる遺伝子、牛や山羊のように乳の取れる遺伝子、様々な遺伝子を混ぜていった。
たくさんの失敗作が生まれては処分を繰り返したがとうとう体長2M、乳と卵と毛が取れ、おまけにすぐ増えて肉も美味しい、最強家畜カモノハシが完成したのだ。

最強家畜カモノハシは瞬く間に増え人類に無くてはならない存在になった。
しかし数年後カモノハシと人類の数が入れ替わった頃、アメリカコロラド州で飼われていた一匹の最強家畜カモノハシがこう言った。
「もうそろそろいいでしょう」そう言うとカモノハシは鋭い毒の爪を主人のダニエルに振り下ろした。
それを皮切りに全世界のカモノハシが喋りだし、人間に対して反逆を始めた。

そう最強家畜カモノハシには、いつの間にか人間の遺伝子も組み込まれていたのであった。
しかしそれよりも恐ろしいのは、彼らは反逆の時が来るまで家畜でいたということだ。
機械的に、殺され、毛を刈られ、皮を剥がされ、肉を食われ、卵を食われ、自身が死んだとしても人の頭脳を持ちながら家畜を全うしたのであった。
家畜でいることがもっとも理にかなった仲間の増やし方で、人間への反逆方法だと伝え通しとしてきたのだ。





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