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東方創想話について語るスレ その205
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ここは『東方シリーズ』の二次創作SSを発表する場として、「Coolier -クーリエ-」管理人のmarvs氏が同サイト内に設営した、
「東方創想話」に投稿されている作品について、作品に対する感想・批評を述べたり、
作品の捉え方や解釈について議論したり、この作品の○○萌え〜と叫んだりするスレッドです。
前スレ
東方創想話について語るスレ その204
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1455936985/
・創想話は直リンクOKになりました。レビューへのURL添付などご随意に。
ただし、検索機能を外部から直接使うことは禁止されています。
◆おやくそく◆
・東方創想話内の作品と、創想話に投稿なさっている作家さんの作品に関しての話題のみとして下さい。
絵や同人誌、音楽、関連ゲーム等は二次創作スレで。
・作家さんは、自分の作品について明示的に意見を述べる場合、もしくは作家として意見する場合に限って
トリップをつけて下さい。(トリップは名前欄に「#(適当な文字列)」)
・感想は、なるべくその作品に対する感想欄に書きましょう。得点をつける場合は自分に正直になりましょう。
・自分の価値観や好みを押し付けるのはやめましょう。
長編、短編、シリアス、ほのぼの、パロディ、全てが等しく作品です。
・ネチョは当然スレ違いです。
・次スレは>>970以降、流れが速い時は>>950以降に気付いた人が宣言してから建てましょう。
◆SS捜索、関連ツール、作家さんの交流はこちらで◆
・【こんなSS】 貴方に合うSSを探すスレ 第7話 【知ってるよ】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1426656488/
・創想話スクリプト・ツールスレ3
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1352420491/
・東方創想話作家の交流スレッド その40
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1425117073/
◆当スレまとめサイト◆
・創想話スレまとめwiki
ttp://wikiwiki.jp/sosowamatome/
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もしや、彼は逃げたのだろうか
いや、忙しいなら仕方ないけどね
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>条件反射の否定コメはほんと百害あって一利ないと思うんですよ。
>育てるためのアドバイスするのでもなけりゃ、最初から作者よけすればいいのに
まったくの真理
けれど愉快犯は止めようとはしないだろう
こういう輩を生温かくスルーするのが賢者の道か
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俺は名前避けのが寂しいと思うけどなあ
過去の作品が気にくわないからって今の作品まで読みもしないのは損してるよ
もちろん、貶すだけのコメントは良くないって前提の上でだけど
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名前避けするけど、たまにこれなら合うかもと思って読んでみる
大体はやっぱりダメだってブラウザバックだけど
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南条氏がtwitterで行っている #創想話読書スカイプ
もう40回もやってるんだよな。活気づけの一つとしてありがたいと思う。
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偉いッスよね、南条氏
俺なんてレビューしかでけへんし
【作品集】215
【タイトル】古明地こいしの嫉妬録 【書いた人】十六茶 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1494769817
【あらすじ】
古明地こいしは嫉妬していた。誰あろう、友達の秦こころにだ。
かつての博麗神社の催しでのこと。こいしは、こころが舞台で踊る際、終幕の紙吹雪を散らす係を任された。
彼女の演舞を咫尺の間に眺めて、観客らの喝采を一身に受ける彼女に、こいしは、憧れめいた煌めきと名状しがたい距離を感じた。
そうして、ふと気付いたのだ。自分の中に存在する、その、黒い感情に。
【感想】
自分の感情に戸惑うこいしと悩みを聞いてあげる優しいさとり(それとパルスィ)のSS。
最初はこいしとこころの話なのかと思いましたが、読後、印象に残ったのはさとりでした。良いお姉ちゃんしてます。
文体はこいしを主観とした一人称もので、特に読みにくさを感じることはなかったです。
きっと、こいしはこころと仲直りできることでしょう。その嫉妬録が紡がれる限りは。
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>>292
誰かに言って楽になるってことがあるから
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読者スカイプなんて結局馴れ合いと内輪で終わるのわかりきってるんだよなぁ。
現に身内の投稿中心なとこあるし。
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実際、5/5のスカイプはワロタ
あめの氏に690点、自作に590点、アサゲ氏のに770点、簡易はシラネ
ま、景気付けにはなってんじゃねえの
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なれあい、身内評、もう仕方ないじゃん
人がいないんだもん
誰だって知り合いの点数を高く付けるし、知り合いの作品をいいね!するんだよ
そんなことは当たり前で、そもそも作者達がそれに甘んじているわけだから、どうしようもないことだ
とにかく面白い作品を作ってくれれば、俺はそれで良いよ
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時には昔の話でもするか?
某羊とかよ
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♯時には昔の話
…今の1000点って昔の3000点だよね
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1000点は1000点だよ
書き手も読み手も減ったからな
「東方のSSをよく読んでます!」って言ってるやつでも「創想話なんてどこの零細サイトだよw」みたいな印象だろう
人の集まる場所は企業主体のところに移ってしまうのはしかたない
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>>306
あんま考えすぎないほうが良いっすよ
【作品集】215
【タイトル】戦え。僕らのロボ霊夢! 【書いた人】maro 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1494064516
【あらすじ】
それの基盤は木人形だった。上半身は人の形に象られているものの、腰から下は二連のキャタピラとなっている。
顔は"こけし"をちょっと整えたようなくらいであり、腕は木の棒、全体としてはカカシに似ていた。
そいつを一頻り眺めた後、霊夢は、誇らかに笑っているにとりに問うた。
「……にとり、これは何なの?」
「ロボ霊夢ですよ」
「よし。殺す」
これはポンコツなロボ霊夢が大ロボ天魔王へと成長する、一週間の物語。
【感想】
にとりの作ったポンコツなロボットに振り回される霊夢のSS。
ストレートなコメディですが、ラストではほんのりとした気持ちにさせてくれます。
文章には少しだけ誤字が散見されるものの、素朴な文体という印象です。
ロボ霊夢がポンコツであると最後まで腐しながら、悪くはなかったと告げる、最後の霊夢の淡い心変わりが個人的には好きでした。
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レビュー乙です。
そもそもそそわ以外のSSってどこで読んでるの。ピクシブ?
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>>310
あんたには関係のない話だ
>>311
pixivでしょうね
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そうかい、まあ好きにするといいよ
ついでに>>230のやつ、ちょいと手直ししてwikiに載せといたよ
なんか、載ってなかったからね
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>>313
感謝感謝
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ノノノ氏の優しく終わりを告げてからのギョウヘルインニ氏の十ざなう咲夜さんで全部解決
ノノノ氏文章力あがってるから今後に期待
ギョウヘルインニ氏最近投稿してないから復活して欲しい
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あおこめ氏と作者の方々への敬意を以って、第4回あおこんぺ作品の幾つかをレビューします。
創想話とは関係ないと言われりゃ、確かにそうかも知れませんが、できれば怒んないで下さい。
これが、今回の優勝作品です。
【作品集】第4回あおこんぺ
【タイトル】好きだから、地獄だって飛び込んでしまう 【書いた人】Pumpkin 氏
【URL】 ttp://thssc4.s2.xrea.com/bluecompe04/1/1495909188
【あらすじ】
数日前、魔法探偵マリサシリーズの末尾を書き終えたアガサクリスQは執筆の習慣から開放されずにいた。
自分の執筆依存性に苦笑して朝一の珈琲を口にする阿求の元に、来客を知らせる声が届く。
来訪者は新聞記者の姫海棠はたて――要件を察することは、そう難しいことではなかった。
「そこで是非、私の花果子念報にも連載をと」
その依頼に、アガサクリスQは休止期間を置きたいとして断りを入れるのだが……
【感想】
記者の急な思いつきで取材を受けることになった阿礼乙女と、初々しく未熟で身勝手な新聞記者のSS。
デートのプロで、ベテランで、玄人でプロフェッショナルなはたてのエスコートはなかなか純朴で良かったです。
文体は阿求の一人称で続いていきますが、わりと身につまされる内容が多く、こちとら"つらたん"でした。
個人的には、阿求がさらっと草間彌生の画集を見ていたところで吹き出しました。あの水暴走メルヘンは幻想郷にまで届いてんですねえ。
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【作品集】第4回あおこんぺ
【タイトル】凍てつく海に消ゆ 【書いた人】K.M 氏
【URL】 ttp://thssc4.s2.xrea.com/bluecompe04/1/1495982707
【あらすじ】
東風谷早苗が世話をしている外来者は外国人の幽霊だった。
彼は『自分ではない自分』の昔話を早苗に語り、そのくせ自分の正体を明かそうとしない。
やがて彼は早苗の前から姿を消してしまう。どうやら村紗水蜜に会いに行ったらしいのだが……
「水難事故を引き起こす程度の能力を持つという君の存在自体が許せないのだよ」
「……悪行三昧だった過去は自覚していますが、予想外のところから因縁が来ましたね」
豪華客船を舞台とした"八つ当たり"が、今、幕を開ける。
【感想】
大西洋の敵を幻想郷で討たんとする男と、水難事故の念縛霊たる村紗のSS。
タイタニック号の中での弾幕ごっこはなかなか想像を掻き立ててくれます。
全体的な表現としては、もう少しタイタニック号の内部の描写が欲しかったと、そんな気がしました。
このSS自体はハッピーエンドですが、果して、根本的に村紗が許される日は来るのでしょうか。
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【作品集】第4回あおこんぺ
【タイトル】旅行土産 【書いた人】ガニメデ 氏
【URL】 ttp://thssc4.s2.xrea.com/bluecompe04/1/1495897061
【あらすじ】
四季映姫が公務を兼ねた旅行に出かけていた。
残された小野塚小町は、最初こそその気楽さを満喫していたものの、三日目を過ぎた辺りから物淋しさを膨らませ始めた。
やがて任されていた仕事のノルマを終えてしまった小町の元に、映姫から電話がくる。
『今日の夕方には帰ります。適当に夕食の材料を見積もって買っておいてください。お土産の海老フライを食べさせてあげましょう』
海老フライ? さて、海老フライとは何であろうか?
【感想】
小町が海老フライに思いを巡らせるSS。
氏が仰っているように、『帰りを待つ』描写によって『旅』を呈示しており、大変興味深い内容でした。
掌編であり、文章も小町の視点を中心とした淡々としたものなので、すぐに読むことができると思います。
お土産を色々と空想していたものの、小町はきっと海老フライ以上に映姫の帰りを待っていたことでしょう。
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【作品集】第4回あおこんぺ
【タイトル】明日の空模様 【書いた人】てんのうみ 氏
【URL】 ttp://thssc4.s2.xrea.com/bluecompe04/1/1495960859
【あらすじ】
ある日、彼女の自宅のポストに謎の乗車券が投函されていた。記載はバス停の場所のみで、他には何も書かれていない。
この簡素な乗車券に、何やら招待状めいた雰囲気を感じ取った彼女は、そのバス停に赴くことにした。
天気は生憎の雨模様で、バスの時間すら明示されていない停留場に佇んでいると、ふと、誰かの視線を感じた。
「貴女は人間?」
「……じゃあ貴女は人間じゃないのね」
「うん。人間じゃないよ」
当然のように告げて、少女はクスクスと笑う。雨音が強さを増していた。
【感想】
ふとしたことから幻想郷を訪れることとなった『女性』のSS。
登場人物の名前が最後まで明示されないものの、特に違和感を覚えることは無かったです。
文体は淡白に過ぎて、解釈が揺らいでしまう箇所が幾つか見受けられるものの、文章そのものはスッと頭に入ってくるものでした。
彼女の明日の空模様は、きっと、雲間を穿つ快晴となるに違いありません。
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【作品集】第4回あおこんぺ
【タイトル】地の底の地獄で極楽を 【書いた人】仲村アペンド 氏
【URL】 ttp://thssc4.s2.xrea.com/bluecompe04/1/1494409563
【あらすじ】
地霊殿の経済状況は逼迫していた。開設して今や三ヶ月ほど経った温泉の利用客が少ないのだ。
何せ想定されていた2%にしか届いておらず、現時点で温泉の欠損金は坂道の雪だるま状態である。
それをどうにか改善するために、さとりは地霊殿の面々を招集し、旅行客誘致戦略会議の開始を宣言した!
「では、当『暗黒地獄極楽温泉』の旅行客誘致戦略会議を始めます」
「まず温泉の名前を変えませんか?」
果して、温泉のリニューアルオープンは無事に成功するのか――?!
【感想】
温泉について頭を悩ませる地霊殿の面々のSS。
実に純粋なコミックリリーフであったと思われます。
コミックリリーフなので、掛け合いが殆んどであり、地の分は限りなく少なく抑えられています。
個人的にはこいしの存在感が物凄かったです。言葉のキャッチボールどころか、とにかく言葉で殴りに行ってますね、この子。
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>>316
レビューおつっす。
>>315
なるほど確かにそうかもね。
ついでにレビュー
【作品集】215
【タイトル】優しく終わりを告げて 【書いた人】ノノノ氏
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1497147737
【あらすじ&感想】
寿命ネタ(正統派)
咲夜に眷属にならないかと誘ってみたことがある。
『私はどこまでも人間です。一生死ぬ人間ですよ。死ぬその時までお嬢様の従者です。これだけは譲れません』
咲夜が歳を重ね老いて寿命を迎える。レミ咲の寿命ネタで正統派な作品でレミリアが咲夜を思う気持が伝わってくる。
【作品集】209
【タイトル】十ざなう咲夜さん 【書いた人】ギョウヘルインニ氏
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/209/1451916843
【あらすじ&感想】
寿命ネタ(異端派)
「はははじゃないわ。いつまで、あなたガスっぽいままで居る気なの?」
「それは成仏するまでですよ。私は成仏するまで幽霊ですから」
咲夜が死後幽霊になっている。レミ咲の寿命ネタで異端派な作品で咲夜がレミリアを思う気持が伝わってくる。
『お嬢様は、私と一緒に死ぬことができますか?』優しく終わりを告げての咲夜の問いかけに「……あなたには負けたわ」十ざなう咲夜さんでレミリアが答えそう。
でもこれ大抵の咲レミ寿命ネタ作品の後に十ざなう咲夜さんつけたらみんな喰われる気がする。
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久々にスレ覗いたらレビューで溢れていて驚いた。レビュー乙。
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今作品集のおすすめ作品紹介の時間だ!
『オー、ベイビー、ベイビー』 火男氏
ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1494712503
Q,どんな話なの?
A,「和歌を詠んだことがありますか」と慧音に訊ねられた妹紅はかつては都一番の風流人だったと見栄を張ってしまい、その嘘をすっかり信じた慧音に、寺小屋の授業で父兄参観があり、句会を催すので妹紅さんにもゲストとして参加してほしいと依頼される。安請け合いをして苦しみ喚く妹紅は、その泣声を聞きつけてやってきた影狼の助力を得てなんとか完成させるのだが……。
Q,なんかこの妹紅、無性に可愛らしくない?
A,稚気愛すべし。妹紅に限らず、夜に泣く子供を狼風にあやすべく最後まで妹紅の面倒を見てあげる影狼や、叱られてべそをかく妹紅にあっさりと愛おしさを膨らませる慧音など、作中の人物はどれもキャラクターが際立っていてきわめて愉快! この点は読み口の軽さに大いに貢献していて、文体がやや硬めの作風に思える割に異様な読みやすさがあるぞ!
Q,特にどの場面が面白かった?
A,妹紅の和歌が明かされたときの慧音先生の反応は一読の価値があるので、そこだけでも読むべきでは? 明かされるのは中盤なので、そこまで読んだらもう最後まで読むべきでは?
Q,後書きとかタグで『わたしを離さないで』について言及してるけど、この作品との関連性はどんな感じ?
A,すまない。読んだことがないんだ。すまない。
『I,YAMA』 ドクター・ヴィオラ氏
ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1494999509
Q,これ、タイトルは『I, Robot』のもじり?
A,作中でも時折一文が引用されていることからわかるように、『われはロボット』のあれやそれを秘封倶楽部といい感じに融合させているのがこの作品。別に元作品を知らなくても秘封倶楽部が面白おかしく動いてくれるので、うん、イケる、イケる!
Q,で、どんな話?
A,メリーが夢の中から思いがけずに持ち帰った彼岸の法の書を読んだ蓮子は、人工知能にこの本の知識と人格を与えて、人工の閻魔を創造しようと思い立つ。シキと名付けられたそれに対して、蓮子とメリーはそれぞれ別の理由から気がかりがあると話をする。「シキは嘘をついている!」 「蓮子、あれは異常よ。すぐに、壊してしまうべきよ、捨ててしまうべきよ」
Q,50kb超……ちょっと長くない?
A,読めばわかるけどあっという間に飲み込まれるから。02のシーンでもうシキは完成してる親切な構成だから。ヒロシゲに乗ってる間に読み終えるから。早く読んで。
Q,一押しの場面とかある?
A,ネタバレになるのであんまり詳しく書けないんだけど、07でシキが原則の狭間でついに自己を規定する言葉の応酬の場面とか、09の対決のシーンとか最高。あと、序盤のいかにもな原作秘封の風味。もう初めから終わりまで全部一押しってことでいいと思う。
おすすめしたいけどまだおすすめできない作品紹介の時間だ!
『ネヴァー・カミング・フォークロア』 Cabernet氏
ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1495193472
Q,なんで紹介できないの?
A,天空璋のネタバレを回避しながらのレビューは尊さが振り切れて語彙が死滅した人みたいに「良い」としか言えなくなるので!
Q,無理せずネタバレを回避して紹介しろ。
A,天空璋の1ボス、2ボス、3ボス、それぞれのキャラクターに焦点を当てた三篇の掌編集です。とても良いものでしたので、体験版が公開されたら読みましょう。
今作品集じゃないおすすめ作品紹介の時間だ!
『入り口のない庭』 地形性怪雨氏
ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/213/1482483947
Q,どんな話?
A,地底の生物相に関する研究施設を訪ねていたさとりは、実験で生まれた醜い肉塊のような生物の存在を知り、そんな「ばけもの」にも心があるのかと、その胸のうちを覗き見た。そこでさとりが見たものは、果てしなく広がるばらの花園だった。
Q,どういうところが面白いの?
A,醜悪な肉塊が美しい心象を見せるという惹きつけられる導入と、「青いばら」「小石」等のワードから早い段階で世界観を共有させる構成、これらが鮮烈かつ読みやすい印象を抱かせ、読者は作中のさとりのようにこの情緒豊かに彩られたばらの花園に惹きつけられるという寸法。なんたる巧妙な描写術か!
Q,特に良かった場面は?
A,ラストの絵がひたすら綺麗にはまっていて、余韻が後を引いて止まない。青虫の段階では『入り口のない庭』を一緒に空から見渡すことが叶わず、羽化のようにして生まれた覚のこいしと共に地底世界(入り口のない庭)を眺めるという対比が素晴らしい。
Q,後書きを見るにこの話は作中作なの?
A,自由解釈の時間です。まあ、後書きも含めて作品とするかどうかは人それぞれだから。
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>>321
>>323
レビュー乙です
こういう雰囲気が何より大切なのだと、自分は思います
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実際、レビューする人が増えるのは良いことだと思う
レビュアーさん乙です
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テンプレとは違った型破りのレビュー。これはいいものだ、真似させていただきたい。
アン・シャーリー氏が新作をあげていた。とてもよかった。みんなも読むといい
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【作品集】215
【タイトル】非想九重縁結び 其の一 -投我以桃、報之以李- 【書いた人】電動ドリル氏
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1495542510
【あらすじ】
異変解決ごっこからしばらくしてもことある事に天子は紫に戦いを挑み、怒りをぶつけてくる彼女に紫は、冬眠を控えていたこともあり辟易していた。幾度も返り討ちにあっていた天子は、やがて預けられていた謝罪の答えに結論を出すのだが……
【感想】
笑いあり、驚きあり勢いありと読むことを飽きさせない作品。天子と紫の意外な因縁が語られることとなるが、その途中に挟まれる日常や交友関係が楽しく読み応えがあるものの、長編である容量を感じさせない話運びになっている。
自由や愛といったテーマが拾うことのできる本作はシリアス寄りであるためか、所々に伏線が置かれていたりする。巻末にて知らされる冒頭の意味が、この作品の天子が抱えている憎しみや優しさを現していると言えるでしょう。ゆかてんに興味がない人にもおすすめです。
【五段階評価】
★★★★★
【作品集】215
【タイトル】非想九重縁結び 其の二 -妖怪の山大決戦!- 【書いた人】電動ドリル氏
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1495546789
【あらすじ】
洗い流せない恨みと向き合う天子だが、解り合うための一歩を考え思いあぐねていた。衣玖からの提案で贈り物を作ることを決め、妖怪の山へ向かうのだった。
【感想】
前進と後退、希望と絶望の展開が胸を抉りました。前半と後半に繰り広げられるバトルシーンが魅力的で、どちらも甲乙つけがたい魅せ方やキャラたちが活き活きと躍動するさまは熱いの一言。
ギャグも健在で合間合間に入る息抜き具合も絶妙だが、それら全部を持っていく因果が凄まじい。想いに生かされ想いに殺されてしまう感覚とはいえどれほどにつらいものなのか……
佳境に入ったふたりの行く末や、ゆかてんが気になりはじめた人にはおすすめの作品です。
【五段階評価】
★★★★★
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【作品集】215
【タイトル】非想九重縁結び 其の三 -光の降る夜- 【書いた人】電動ドリル氏
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1495625671
【あらすじ】
自身の死を望むことに、彼女を取り巻く面々は誰も彼もが陰気だった。台無しにしてやる――友人の危機を知った天子は断ち切れない過去や迷いに押されながら、踏み出せなかった一歩を出して駆けてゆく。
【感想】
拠り所を求める感情の終わりと新たな旅立ちまでが書き切られた道程は熱い、焦燥、感動の嵐!想いの力が伝播したように各人が持つしがらみを払う姿はたまらないほどに胸を打ち、時間を忘れさせて物語に引きずり込んでくる。
目覚ましい活躍を見せる妖夢や橙が素敵。様々な枷や確執が解消されてゆくさまは読んでいて気持ちよく、ふたりが選んだ決着に胸が暖かくなった。「ゆかてんいいな」と感じたあなた、オススメですよ。
【五段階評価】
★★★★★
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【作品集】215
【タイトル】非想九重縁結び epilogue -終わらない明日- 【書いた人】電動ドリル氏
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1495628616
【あらすじ】
恨み、疎まれ、許し合った。数奇な、運命とも呼べる時間を経たふたりは、今宵東の島の空を見上げる。
【感想】
総量600kbを超える長編にも関わらずぐいぐいと持っていかれた。完走するのに力がいるイメージの強い長編だが、しかし読み切ったあとに胸を占める思いは「読んで良かった」となることでしょう。エピローグ故の短さもあるが、いまさら多くを語る必要はなく野暮だと思いますので、まだ読まれていない方は是非是非お手に取ってくださいとオススメできる作品です。
さあ、ゆかてんが気になって仕方がないでしょう、あなたもレッツゆかてん!
ゆかてん最高!
ゆかてんは皆の理想郷! ゆかてんは良いぞお!
ゆかてんは無限大! ゆかてんは全てを救う!
ゆかてん万歳いいい(ry
【五段階評価】
★★★★★
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ああやっぱ消し忘れが残ってた、だからやなのよこのポンコツ千里近眼…orz
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怒涛のレビュー乙
ゆかてんが感染してる……
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気持ちはわかるさ。私だって好きカプが来れば怒涛の宣伝を行うはずだ。みんなもそうだろう?
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>>327-329
レビュ乙
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ゆかてんブーム来てる?来てる?
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【作品集】215
【タイトル】夢の重み 【書いた人】アン・シャーリー 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1497183025
【あらすじ】
図書館にて、フランドールはパチュリーが新たな趣味に没頭しているのに出くわした。
小さな箱の中に存在するそれは博麗神社のジオラマだ。作成者曰く、なかなかハマるとのこと。
やがて、そこに咲夜が訪れ、レミリアが呼んでいるとフランに告げる。
どうやら博麗神社での宴会に自分の名代として行ってきて欲しいとのことで……
【感想】
幻想的なジオラマによってフランドールの夢が再現されるSS。
ミニチュアの博麗神社を見下ろすフランとパチュリーの構図はとても美しかったです。
文章は逐次的な印象で、想像のイメージを損なわせない巧みな構成でした。
個人的には、やはり最後のシーンが好きです。何せ幻想的でしたから。
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【作品集】215
【タイトル】狂いの落葉の所以 【書いた人】静楓 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1493305216
【あらすじ】
鈴仙が永琳の伴として訪れた往診先の家の少女は脳腫瘍の患者だった。
少女は人好きのする性格で、鈴仙はすぐに彼女と仲良くなる。
鈴仙は少女のために特別な薬を作れぬか永琳に問うが、彼女はそれをルール違反として切って捨てた。
「あの子はいつまで生きられるのでしょうか」
「……半年。いえ、三ヶ月がやっとね。冬を迎えられるかどうか、あの子次第でしょう」
やがて少女との交流が日課となった鈴仙は、ある日、彼女に秋色したカエデの木の絵を見せられて……
【感想】
最後まで非常ではいられなかった鈴仙と、秋を待ち望んだ少女のSS。
少女が最後に眼にした光景はきっと美しかったことでしょう。
その文章は、人の死を扱う物語であるためか淡々としていて、全体的に抑えられている印象です。
個人的にはやはり"狂気に魅せられた秋の終わり、それは言うなれば、狂いの落ち葉と呼ぶべきか。"って一節が好きです。
この一節には、氏の描きたかった総てが凝縮されているような気がします。
ただ、これは感想というより疑問なのですが……この場合、穣子さんはどこに?
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レビューお疲れ様です
…氏は静葉さん贔屓だから(震え声
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【作品集】215
【タイトル】水面睨みて妬み待つ/Shit Fish Hit 【書いた人】怠惰流波 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1492782578
【あらすじ】
パルスィとヤマメは欄干に並んで釣竿を垂らしていたものの、徒に時間ばかりが費やされて夕餉分すら得られず、二人してボウズを託っていた。
先週は確かに大漁だったのだ。ぞんざいに置かれていた古竿を使ってその釣果なのだから、このヤマメ特製の新しい釣竿で釣れぬはずもないのだが。
やがてヤマメが先週の釣果をビギナーズラック呼ばわりし始めるが、パルスィとしては、それを認めたくはない。
なんのかんのと釣れぬ原因を話し合うが、どうにも分からず八方塞がりとなって、疲労したヤマメが橋桁に座り込んだ。
その拍子に、件の古竿がカタンと倒れ、さながら自らの意志で川へと糸を垂らした――
【感想】
パルスィの家の片隅で埃を被っていた不思議な釣り竿のSS。
キャプチャーウェブが反則なのは間違いないと思います。
文章は上品な描写を心がけている印象で、全体として爽やかで読みやすい仕上がりでした。
きっとここから二人の釣り求道の日々が始まっていくことでしょう。たぶん。
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【作品集】215
【タイトル】いんたーすてらー 【書いた人】青段 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1495629890
【あらすじ】
古明地さとりが地上を出歩くのは珍しい。実に百年ぶりとのこと。
かくもインドアな彼女が人里を訪れたのは、音に聞こえた貸本屋とやらに興味が湧いたためだった。
鈴奈庵の暖簾を分け入り、小鈴と二三会話を交わし、彼女の脳裏に過ぎった本を品定めする。
「外来本もあるのかしら」
「ええもちろん。あちらの棚にございます」
「ありがとう」
やがて手に取った一冊の本が、地底を揺るがす大事件を引き起こすこととなる――
【感想】
折り紙から始まった壮大なサイエンス・フィクションのSS。
正直、半分ほども理解できたか怪しいところではありますが、面白かったのだろうと思います。
氏の独特の文法が駆使されておりますので、特に自分が何を言うほどのことはないでしょう。
数億年の延滞料金ってのはどのくらいなんですかね。創想話10000点くらいかな。
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>>338-339
レビュー乙
いんたーすてらーはゆるふわなのに壮大だったよね
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【作品集】215
【タイトル】真昼の洪水 【書いた人】うぶわらい 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1497616427
【あらすじ】
出梅を終え、庭先にも夏空が訪れて、阿求は朝の小閑を坪庭の一眺に充てていた。
その折に、小鈴が来訪し、客間へと通された彼女は「すごいもの」を持ち寄ったことを阿求に耳打ちする。
昔、彼女に「すごいもの」と評された「氷漬けの小めだか」を思い出し、閉口する阿求であったが、小鈴は意に介さない。
揚々として袂から取り出された木箱には「カステラ」が入っていた。小鈴は、これを秘密の場所で食べようとして阿求を誘い――
【感想】
不思議な蛇口によって引き起こされる水の異変のSS。
阿求と小鈴の大水に対する反応にそれぞれの性格が現れており、読んでいて楽しかったです。
起こっている事態の割りに爽やかな印象に留まっているのは、氏の平静な文章の賜物でしょう。
しかし中盤、カステラを三切れも食べるってのは凄い。二人とも食いしん坊ですね。
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レビュー乙です。作品集215が豊作のせいかスレも賑わってる感じ。
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ほとんどレビューの人じゃねえか!!
もっと作品を語れよ!!
>>341
レビュ乙です
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メンツが豪華だよね、今作品集は
短編も長編も面白い
個人的にはI,YAMAが良かったかな
一番SFって感じがした
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最近アペンドさんが上手になってきてる気がする。昔よりも読むのに抵抗がない。
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戸隠氏の作風変わって無いのに評価されるようになったよね。時代の移り変わりか。
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またすごいのが投稿された。199kb。今作品集も長編がなかなか多いね
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長いよ...
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なんでよ長編じゃんか
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×長編じゃんか
○長編最高じゃんか
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平気で三時間くらい持っていかれるから、なかなか読むに至れないんですよな。
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読み終わったけど、良い話だったよ
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よし、レビュー
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長いよ...
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久しぶりにただひたすら胸糞作品が投稿されている。
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最新はともかく、最新から二作目は控えめに見て産廃向きかなぁとは思った。明確な線引きはないからどうしようもないけれども
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産廃でも無理だと思うなぁ
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カエル虐待
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甘くて蕩けそうなめーさくが読みたい。
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書けよベネット
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長さも内容も管理人がOKなら気にスンナ
禿げるぞ
それはともかく名作なめーさくって例えばどんな過去作?
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二度手間氏の「棒立ちカンフー、魔犬と踊る。」は何度でも推したいめーさくな名作である。
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カワセミ氏のやつ、評価が伸びないのはやっぱバッドエンドだから?
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金曜日の22時〜次第
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読み切る段階までいってないからだろうけどそうやってネタバレに近いこと言われるとなお読む気が失せる
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この程度のネタバレを嫌がるなら何でこのスレにいるんだよ
レビューとか全否定なのか
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bad・happyは個人感覚な作品もあるからあてにしない派
自分のなかでhappyendだと思ってたらbadだの声が多かったゲームやアニメもあるしのう
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【作品集】215
【タイトル】宇佐見菫子がエスパーだったころ 【書いた人】カワセミ 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1497533767
【あらすじ】
稗田阿求は、とある甘味屋の店員に取材を試みていた。
彼女の名は宇佐見菫子、最近になって幻想郷に定住したエスパー少女である。
かつて都市伝説の異変を起こした彼女は、現在、普通の少女として集合住宅に暮らしていた。
阿求はスプーン曲げをリクエストし、菫子はそれに容易く応える。超能力の腕前は鈍っていない。
なのに彼女の表情は阻喪して、疲弊の色すら浮かんでいた。一体、彼女に何が生じたのだろうか。
【感想】
夢を諦めたような菫子と、その原因を探る阿求のSS。
タイトルから超能力が使えなくなった云々の話かと思ったものの、全くの見当違いでした。
文体は客観的で簡潔な描写に抑えられていますが、これはストーリー重視という、氏の意思でしょう。たぶん。
ともあれ阿求はいつもこういう危険と隣り合わせで幻想郷縁起を書いてんですかね。偉いもんだ。
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【作品集】215
【タイトル】変わらないもの 【書いた人】もなじろう 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1497846849
【あらすじ】
『あいつ』が幻想郷を去ってから、魔理沙の生活に新たな日課ができた。
とある機械を通して、その日の出来事や愚痴を聞いてもらい、また相手の話を聞くのだ。
それは些々たる交流であったが、とても大切な時間だった。
「じゃあな、明日もこのくらいの時間になると思うぜ」
ところが、ある日より、その音声にノイズが混入するようになり――。
【感想】
純情一途な魔理沙のSS。
その相手を本当に大切に想っていたであろうことが確かに伝わってきました。
文体についてですが、氏の創作上の試みのため、少しフワフワしています。ただ、それもまた持ち味でしょう。
これを読んだ貴方の頭には、果して、誰が浮かぶのでしょうか。
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レビュ乙
このスレは見てるけど最近急がして肝心のSSが読めてねぇ……
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>>370
読むのは気が向いたらで良いんですよ。そういうもんです。
何か読みたいと思った時に参考にして貰えれば良いって、そういうつもりでのレビューですし。
【作品集】215
【タイトル】彼は後にノーペル化学賞をもらったそうな 【書いた人】戸隠 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1496458202
【あらすじ】
蓬莱山輝夜は今日も今日とて求婚を求めし男性達に難題を与えていた。それが輝夜姫の役割であるからである。
だが、ンな阿呆なことを毎日続けてたもんだから、今や幻想郷では輝夜に求婚する成人男子が不足してしまっていた。
やむにやまれず派遣業者は、地下から車持のもこを復活させ、そこいらで暇そうにしてた作者の戸隠氏と共に、輝夜の元へと派遣することにした。
もちろん結果は言わずもがな。二人は難題によって追い払われ、彼らの後に求婚者として登場したのは冷やかしに来ていた藤原妹紅であった。
【感想】
不思議な世界観を持った戸隠氏のSS。
創想話で100000点ってのはまさしく難題かと思われます。
その文体はフォーマット無用のロウブロウ文学とでも称すべきものでしょうか。つまり、いつもの氏と変わりません。
彼が見つけた220番目の元素・ビビニリウムは何という名称となるのでしょうね。カグニウムとか?
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なぜだろう
マトモな作品に見える
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レビューって、偉大なんやなって…
monochromancierさんがそそわから撤退したようだ。また作者が一人消えた。残念でならない
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投稿しなくなるだけなら分かるけど
わざわざ撤退ーっつって何年も前の物まで削除して回るのってどういう思考経路なんだろう
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作品を消してしまったということかしら
読めてなかったからなんともいえないんだけど、罵倒コメでもついてたのかね
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作った作品に対して、評価と得点が低かった為だろうか?
今の創想話は閲覧数という数字もあるので、そんなに気にする物では無いと思うんですけど。
まぁ、作品をどうするかは作家さんの自由だしね。
あ、一作品だけ残ってる。
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閲覧数ってあてにならないよ
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自分が思った通りの評価を得られないだなんて、そんなの傲慢だよ
それがどんなに傑作だとしても、自意識の中の歓声を越えることはない
だから、創作ってのは、長くやれば誰もが鬱屈するんだ
でもまあ彼の場合はpixivでやるみたいだし、良いんじゃん?
そこで読めるみたいだし
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読みにくい作者名だな
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別に投稿するのが勝手なら消すのも勝手だろ
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【作品集】215
【タイトル】おぞましい二人 【書いた人】雨宮和巳 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1498288760
【あらすじ】
幼少のみぎり、図書館にて蓮子が読んだ絵本は実際の犯罪を元にしたクライムストーリーだった。
不気味なタッチで描かれたそれに、蓮子は忌避を覚えつつも惹かれていき、遂にはそれを無断で持ち帰ってしまう。
その後も、その絵本を幾度となく読み返し続け、今も尚それは鞄の中に入っている。
やがて月日は過ぎ去り、大学での講義中、昼寝をしていた蓮子は隣の席に座っていた友人に揺り起こされた。
「あによ……私、眠ってたんだけど……?」
「そんなの、夜に寝なさいよ。それよりほら、みてみて!」
そう言って、彼女が示したスマートフォンには少女の死体が映されていて……
【感想】
倒錯した嗜好を持った蓮子が主役のSS。
犯罪を予防するための啓発的な絵本なら知っていますが、犯罪を元にした絵本となると流石に児童書ではないような気も……間違えて置かれてたんですかね。
文体についてですが、蓮子の観点を端的にかつ明確に書いており、万人向けといえる文章です。
いつも以上にネタバレを避けたつもりのレビューですが、とにかく様々な意味で御手本のようなストーリーでした。
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>>381
レビュ乙。
年寄の思い出話になるけど、だいぶ前は3千点超えてないとレビューされる事はなかった。
今のレビューを否定してはいないよ。ここ大事。
なんか最近、穏やかで平和な空気がこのスレに流れてると感じる。
レビューの人、頑張ってね。
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面白い作品書いてた人なら惜しいけど
この人の作品思い出せない
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>>381
レビュ乙です
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>>383
一作は>>269でレビューされてる
結局それも無駄になったけど
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別に無駄ではないような…?
まあ考え方は人それぞれなので仕方ないが
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戸隠氏、10点で良いんだ。
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潔くて好きやで
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戸隠氏もこのレビューの人も独自の価値観というか点数を大して気にしていない感が滲み出てて、そういうの見習わなくちゃならんと思いつつ、そうもいかないジレンマ
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点数気にしないで変なのばっか作られても
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俺389じゃないけど、少なくともこのレビューの人のやつは相当すげえと思うがね
読んでないの読んできたけど、やっぱり良かった
まあ俺もその人だって確証はないけどさ
たぶん本人も断定されたくないんだろうし
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その人が誰かってことを、殊更に話題にしちゃうのはやっぱ空気読めてないと思う
本人が止めてと言ってんだから
俺達それぞれが、この人かもしれないとか思っとけば良いんじゃないかね
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まあ、皆さんの心にそれぞれ浮かんでる人が全員私ということで、ここは一つ宜しくお願いします。
【作品集】215
【タイトル】意志の名 【書いた人】仲村アペンド 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1497158162
【あらすじ】
竹林に倒れていた、その少女は、どうやら月の兎であった。
てゐは彼女が『落ちてきた』のだと語った。
永琳は彼女を『月の間諜』であると疑った。
輝夜は彼女を『脱走兵』として斟酌した。
やがて覚醒した彼女は、レイセンと、心細げな声で名乗った。
【感想】
レイセンが鈴仙・優曇華院・イナバになるまでを辿ったSS。
永遠亭の皆の温かい協力が無ければレイセンは今の彼女になれなかったわけですね。
文体についてですが、一文一文を長くしないように配慮された、読みやすい文章です。
今後も彼女は逞しく生きていくことでしょう。その意思の名と共に。
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最後の『意志の名』が『意思の名』になっちゃってますね
ごめんなさい、wikiのほうは直しときます
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レビュー乙です。
最近投稿が多くてホクホクである。全然追いついてないけど。長編はどうしても後回しになってしまうな…
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【作品集】215
【タイトル】あなたは 【書いた人】ノノノ 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1496545478
【あらすじ】
美鈴にとってフランドールは不思議な存在だ。
ふと気が付けば、彼女は美鈴を見ている。自ずからは何を言寄せるでもなく、無表情のまま美鈴を眺めている。
時として、彼女は美鈴に宛てて『忘れ物』を残すこともあった。それは美鈴の眼には不器用な優しさとして映った。
いつしか美鈴の世界はフランドールで満たされるようになった。
【感想】
美鈴の視点からフランを見つめ、フランの視点から美鈴を見つめ返したSS。
美鈴の呑気さとフランの純情が対照的で、相互を輝かせています。
文体は二人の主観を全面に出したもので共感しつつ読み進めることができました。
個人的にはフランがやっと笑うシーンが好きですね。古典的ですが心地良い余韻を感じました。
【作品集】215
【タイトル】視線の先 【書いた人】ノノノ 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1498214034
【あらすじ】
フランドールの、その視線の先には、いつだって美鈴が居た。
その感情の正体を彼女は十二分に理解しており、美鈴は彼女にとって特別な存在だった。
だが、その夜、フランドールは美鈴が咲夜とキスする姿を見た。
美鈴の、その視線の先には、もとよりフランドールが存在する余地など無かったのだ。
【感想】
フランの視点から美鈴を見つめたSS。
フランの純情と美鈴の呑気さが対照的で、そこはかとない悲愴が感じられます。
文体はフランの内情を切々と綴ったもので没入して読み進めることができました。
個人的にはフランが泣いてしまうシーンが好きですね。感情が溢れてくるシーンというのは強い印象を与えてくれますから。
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