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【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】

85名無し妖精:2018/03/11(日) 16:29:20 ID:D.yYQ7Ic0
『春の匂いのホワイトデー』1



「クソッタレめ…どこなんだよ…」

3月14日、妖怪の山上空で悪態を呟く正邪。
この前日、予告通り八雲藍が正邪の元へ再び訪ねてきた。
もちろん“八雲紫の古い知り合い”への返礼の有無についてだが、正邪は自分で直接届けに行くと答えた。
その返事を予測していたかのように藍は正邪にその“知り合い”の住む場所への案内図を差し出した。紫が書き記したものだという。
自分の考えが見透かされているようで面白くなかったが、先方の正確な居場所が分からない以上受け取るしかなかった。
とはいえ山中はまだ深い雪が残り、案内図に記されているような地形や目印を把握しづらくしていた。


それでも何とか正邪は指定された場所に辿り着いた。
藍��というより紫��の話では正午頃に到着出来れば先方が待っているという。

「ババアいるかぁ!?」

林の端に立った正邪は奥の方に向かって声をかけた。しばし待ったが返事はない。
じれったくなった正邪は林の中に足を踏み入れた。

(何やらされてンだよ私は…)

重い包みを左手にぶら下げ、雪に足を取られながら忌々しそうに胸のうちで呟く正邪。
そこへヒュヒュヒュ…という耳慣れない風切り音が急速に近付いて来た。


(続く)




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