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【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】
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『帰らざる河』9
※独自設定を含む内容です
緊張しながらもいつの間にか寝入ってしまった正邪。
次にまぶたを開いた時は陽の光で小屋の中は明るくなっていた。
足元の方からいい匂いが漂ってくる。
むくりと身を起こすとあの女が手製の膳に椀や皿を並べているのが見えた。
「あんだぁー起きただか? 腹減ったべ? こっちさ来て飯食(け)ぇ」
その口調にわずかに苛立ちを覚える正邪。彼女は布団から立ち上がり自分の膳のまえに座った。
「どした? 天ン邪鬼でもいただきます言わねどバチ当たっぞ」
「…夕べ来客があっただろ」
「はぁ、やっぱ起きてただか」
「気付いてたのか?」
「寝息の案配で分かるだよ。どんだけの童(わらし)っこの面倒見てきたと思ってるだ。ほれ、口だけでなく箸も動かせ」
女にせかされ正邪は渋々飯を掻き込んだ。
「…あいつとは普通に喋っていたな。どっちが本当のお前なんだ?」
「どっちも本当だぁ。それに相手は麓の妖怪の賢者様…よそ行きの言葉使って何が悪い?」
「裏の賢者って何だ」
「山の賢者様は忙しくて目端が利がねからな、うちが山の様子を見て回っているだよ」
「わざわざ妖怪の山に入り込んで悪さする奴なんているのか」
「妖怪の山だからこそわざわざ入り込んで悪さする奴らがいるだよ…そこまで言うなら今度はうちが聞いてええが? なして下克上なんて大それた事しようと思っただ?」
(続く)
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