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【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】

63名無し妖精:2017/08/16(水) 13:16:50 ID:7/hnBV7c0
『帰らざる河』6

※独自設定を含む内容です



「彼女を知っているの?」と紫。
「昔行き倒れの天邪鬼の子を拾って面倒みていた事があった…前髪一房が赤い天邪鬼なんてそうそういるもんじゃないからね。あの子に間違いないと思う」
「その子はどうしたの?」
「天邪鬼だからもちろん利かん気さ…飯は食っても仕事は手伝わないし本当手を焼いた…んである日突然居なくなった」
「喧嘩でもした?」
「まあちょっときつめに叱ったかな…居なくなったのは昼間のような大雨の日だった」
「もしや…川に…」
「その可能性は考えた。だから諦めていたのさ」
「でも彼女は貴女の事を…」
「別にいいさ…生きていてさえくれればそれでいい」

だが正邪は女がそう言った後についた溜め息に失意の念が混じっているのを感じた。

(このババアは私を知っているのか?……)

そう思う正邪だが彼女自身は女の事を全く覚えていない。どういう事なのか。

「で、お前さんはどうするんだい? 自分に楯突いた咎(とが)であの子を殺っちまうのかい?」

正邪は寝床の中で身を固くした。


(続く)




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