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【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】

57名無し妖精:2017/04/16(日) 21:58:38 ID:OPX/1uvs0
異形が叫ぶ。
「グガァァァ、ダグバザバニジュグゼエサレルマベニ、ビドリデモニエニ」
異形の一撃が私をかすめる。直撃していたならば頭が吹っ飛んでいただろう。
なぜだ、何故躱せた。
異形の一撃よりも、私の反射行動に私は驚いた。
なにかが、何かが私を救った。
そして声。
「臆するな。お前の力、それこそがお前の真の力だ」
さらに続く。
「お前の力を解放しろ。今のお前ならできる!!」
何かが思い浮かぶ。あれは……。
体内に嵐と激情を取り込む。その姿を私は思い出した。
あれは……。
「ボマエガツギノデギゼイジャカ。バドボダグズ」
思い出した。
あの姿。あの力。
あれは。
この世の不条理に抗う力だったんだ。
私の唇が呟く。
正しく、正確に。
「変身」
私の体を焼き尽くす様な熱が走る。
だが。
それは、歓喜の力だ。解放の力だ。
奴の体に赤銅色の異形が映り込む。
「ボマエハ……、クウガ!!」
私の体が空を飛ぶ。束縛から解放された力が解放の時を待つ。
「オオオオオォオオオー!!」
跳躍が頂点に達し、奴は動く事無く私の足蹴りを受けた。
「グガガァァァ、ク、クウガヨ。オ、オマエハカコノアヤマチヲフタタビグリカエスノカ……」
奴の体が蒼い炎に包まれていく。
そして崩れた。
何時からだ。
小糠雨が私を包む。そして。
「偉いもの見ちゃったな」
そして続く声。
「未確認に敵対する存在……。空我か」
黒い魔女は三つ編みをいじった。




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