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【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】
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仮面ライダー正邪
「裏切者が脱走した!!」
「門を閉めろ!!」
「守衛を呼べ!!」
「鍵を掛けろ!!」
「生きて出すな!!」
わたしは、私は何時からここにいるのだろう?。
たしか、幼い頃。いきなりここに連れてこられた気がする。
私の小さな手を引いてきたのは両親だったのか?
それ以来、私はこの牢獄しか知らない。
3度の食事。
小さな窓から差し込む太陽と月。
手のひらに収まるような世界。
それが私のすべてだった。
だが。
ボガゼ、ゲギゴウザザ?「……(お前。適合者か?)」
こいつは、私の手を引き何を言っているんだ?
ダラバ、ボガゼボヅレテ、ソトニゲル「……(ならば、お前を連れて、外に出る)」
こいつの言葉は分からない。ただ、私を連れて外に逃げようとするのは分かった。
警報の音が響く。
沢山の足音も。
建物の外に出た時。
周囲を沢山の者たちに囲まれているのを感じた。
「裏切り者サグメ!!」
「反逆の鬼姫!!」
「ここがお前の終点だ!!」
「異分子まで連れて!!」
「死ぬがいい!!」
だが、私を連れた者の手からは暖かい力を感じた。
「バダシバゴゴマデガ、ガダ、バダラシイチカラハ、デギニレタ(……私はここまでか、だが、新しい力は手に入れた)」
そして、その者は、私に微笑んだ。
「ボマエラシギ、ボマエノイギダガヲズズメ(……お前らしい、お前の生き方を進め)」
あいつは叫んだ。今もその声を忘れない。忘れるはずがない。
「変身!!」
風を呼び、嵐をまき散らし、奴は顕現したんだ。
空我。
それが私に引き継がれた力。
全ての力に反逆する力。
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