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【嫁と過ごす】東方キャラとイチャつくスレ36【この時間】
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「ん」
「なんだい、急に。餌付けはされても体を許したりはしないよ?」
「いやはや、流石にそこまで餓えてない」
「精々好みの女を見つけることだね」
「なんだかんだで探し物は見つけるタチだから御心配なく」
「私には劣るだろうがね。それで、なんだいこれは。毒やからかいの類じゃ」
「心配すんな。いいから開けろ」
「……ふむ、これは確かーーチョコレートとかいうやつだったか」
「こっちに入ってきた日は割と浅いはずだが、知ってたか。女だな」
「まあ話だけは聞いてたんだ。
でも何故君が知って……そうか。そういえば君は外から来たんだったな。外にもあるのかい?」
「まあな。食べてみろ」
「……私に、だけか? まあ取りあえず一つ頂こう」
「……どうだ?」
「ーーこう、なんというか聞いていたほど甘くないものなんだな」
「……そうだな。で?」
「美味しいよ。どちらかと言えば、話のように甘いだけの物よりもこちらの方が好きそうだ」
「そうか。ならよかった。日持ちはしないから早めに食べろよ。それじゃあな」
「なんだかよく分からないが、礼を言うよ。
こんなもの珍しいんだろうし、そう数は無いんだろう? 大事に食べさせて貰うよ」
「ああ。じゃあな」
「と、言うとでも思ったかい? 逃がさないよ」
「今日が何の日なのか、君は知らないはずないだろう?」
「幾つか聞きたいんだが、いいね? 拒否権はないよ」
「まず、私にこれをくれたということは、そういうことと捉えていいのかい?」
「次に、私には返事すらさせてくれない、ということなのかな?」
「そして、そんなことをされたら私がどう感じるかも想像出来ないと。私の気持ちも考慮していないのかい?」
「……分かった。分かったから首に突きつけたロッドを下げてくれ」
「分かればいい。で、答えは?」
「じ、順番にいこう。まず、今日がどんな日かは知っている。バレンタインデー、だ」
「そうだね。好いている者へこのチョコレートを渡して気持ちを伝える、という日だ」
「……まあ感謝を伝える日でもあるけどな」
「この期に及んで逃げるのは許さないよ。さて、次だ」
「……そういうことだよ。まどろっこしいな、纏めようか。
ーーナズーリン、俺は貴女が好きだよ。そして、すまなかった。好きな女へとる態度ではなかった」
「……狡いな、君は。主導権を握っているのはこちらなのに」
「そういう性分だ。まあ、なんだ。些か以上にこういうのは苦手なんだ。だから、その、日和った」
「分かった。だから……ああもう、いいよもう。変なところで殊勝なのも性分なんだね」
「……ありがとう」
「ああ。そして、覚悟はいいかい?」
「……ああ。煮るなり焼くなり」
「そうかい。じゃあ……私もだ○○。私も君を好いている。だから、その、受け取ってくれ」
「ん、これはーーチョコか」
「女より先に渡すものではないよ。
……もっと乙女心を理解したまえよ」
「そうか。……ナズーリン、いいか?」
「なんだい改まって。普通そういう流れだろう? いや、待てなぜ近付いてーー!?!?」
「そ、そそそっそこはっ! チョコを食べる流れであって! 私にく、口付けるのは、ち、違っ……違う、だろう……」
「す、すまん。でもその、俺も男だ。
あんな風な目を向けられたら、な。据え膳食わねば、ってやつだった」
「……やはり君は狡いな」
「そっちこそ、あの顔は中々反則だったぞ」
「改めて、こんな私だが、こ、これからよろしく頼む」
「こちらこそ。こんなだ。迷惑をかけるな。よろしく頼む」
「ん、美味しいなコレ」
「その、変な味じゃないか? 一応、作ってみたのは初めてだから……」
「いや、全然美味い。堅くもないしな。
こっちこそ変な味じゃなかったようでホッとしてる」
「うん? こっち……まさか」
「何年ぶりか知らないくらいだからな。失敗してないならよかった」
「……君はやはり乙女心を分かっていない……」
「うん?」
「自信というものは儚いものなんだよ……覚えておきたまえ……」
長く読みにくいけどギリギリセーフということで
ナズーリンと手先の器用な不器用者でお送りいたしました
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