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全板トーナメント 児童書板向け支援物資
1
:
名無しさん
:2008/08/14(木) 07:27:06
全板トーナメント 児童書板向け支援物資
2
:
第3回一次予選 児童書板制作1/2
:2008/08/14(木) 07:28:04
【意外に知られていない「ズッコケ三人組」シリーズの現在 1/2】
児童書板の宣伝です。
Μ_ ____
////\ ̄\, | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | /uuuuuu \
(((((((((\ ヽ ヽ_Λ_Λ___. | |┃[・・]┃| |
ヽヽヽヽヽヽヽ\ |. | [・・]ヽ | | _/ ‥) ⌒ヽ 6l
|| ・||・ | |||__/ニつ ┿━┯━┯━|__/ / ≡) (≡  ̄\
/ `-c `−′ 6 l|. |`─c`─ ′ 6 l | / \_ |
ヽ (____ ,-||| /____ ,-′ | (_____ |
ヽ ___ / ヽ ___ /ヽ ヽ /
/ |_/  ̄l ^ヽ / |/\/ l ^ヽ / ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄\
|_| |__| | | | | / , \
(AA作成:「流浪の一トナメ厨」さん。どうもありがとうございました)
ハチベエ、モーちゃん、ハカセの小学生3人組が活躍する「ズッコケ三人組」シリーズについては
他板の皆様の方が詳しいかもしれません。
1978年に開始したこのシリーズは、累積2000万部以上を売り上げ
国内の児童文学では最大のヒット作と言われています。
3
:
第3回一次予選 児童書板制作2/2
:2008/08/14(木) 07:33:49
【意外に知られていない「ズッコケ三人組」シリーズの現在 2/2】
ただ、このシリーズの現在の姿については意外と知られていないのかもしれません。
第3回トーナメントの選対活動を通じてそう感じたので、以下に記してみます。
この「ズッコケ三人組」シリーズは、2004年に発売された『ズッコケ三人組の卒業式』
をもってすでに完結しています。全50巻でありました。作者の那須正幹氏、お疲れ様でした。
…ですが、この「ズッコケ三人組シリーズ」は今でもちょっと姿を変えて続いています。
人によっては「かなり変わっていて驚いた」という感想を持つ方もいるようです。
どんな姿かというとこんな感じです。
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80002330
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80003000&link=1
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80003970
4
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作1/10
:2008/08/14(木) 07:36:39
気のいい火山弾 著 宮沢賢治
彼は、「ベゴ」と呼ばれた、ただの石でした。
何の特徴もないただの野原で、
ゴロンと横になって日々を過ごしていました。
あんまり気が良すぎて、周りに馬鹿にされても、
何と囃されても、逆に相手を気遣うことすらします。
そんな彼を、ある客が訪れ、
彼の人生は変わってしまったのでした。
ベゴの裏表ない純粋な性格は、愚鈍な印象をも時に
与えますが、宮沢賢治の理想の一つとも言えるでしょう。
それが、巧くまとめられた一作です。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4440_7303.html
5
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作2/10
:2008/08/14(木) 07:43:20
エルマーのぼうけん 著 ルース・スタイルス・ガネット
そこに描かれる世界は、まさに子供の胸躍るもの。
エルマーがぼうけんに持っていくものは、
輪ゴム、ヘアブラシ、チューインガム……
子供の身近にあるものばかり。
そしてエルマーは、その道具を上手に使って
捕まえられていたりゅうを救い出します。
自分もそんなぼうけんが出来るんじゃないか、
子供にそう思わせ、わくわくした気持ちに
引き込むこの本は、まさに児童書の王道と
言える一作でしょう。
6
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作3/10
:2008/08/14(木) 08:02:04
トロッコ 著 芥川龍之介
前半のトロッコへの憧れ、
中盤の高揚感、
後半の絶望感、
それぞれの心境が丁寧に描かれています。
同じ文章の中にありながら、
大人の世界と子供の世界の、隔絶の具合も絶妙です。
これを読んで、子供心にトロッコに乗ってみたいと思ったものです。
最近の子供達だと、ドラえもんを見て、
土管の中に入ってみたいと思うのかも知れませんね。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/43016_16836.html
7
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作4/10
:2008/08/14(木) 08:02:59
天才えりちゃん 金魚を食べた 著 竹下龍之介
龍之介と、妹のえりちゃんを巡る連作集。
作者の竹下龍之介は、当時6歳ということで
話題になりました。
子供の感性で描かれたものが子供の共感を
得るのは、当然のことのようにも思えますが、
驚嘆すべきなのはその構成力。
子供の言葉は支離滅裂で取り留めの無いものですが、
それをきちんとお話としてまとめられたからこそ、
作品として成立しているのです。
8
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作5/10
:2008/08/14(木) 08:09:54
一房の葡萄 著 有島武郎
嫉妬に駆られて、ある意地悪をしてしまった「僕」。
でもすぐに露見してしまい、級友達に責め立てられ、
先生のところへ連れて行かれます。
そこで先生が取った行動は……。
装飾された透明感のある文章で、
ゆったりと文字が流れていきます。
読みやすさと併せて、子供に読ませる価値のある、
読後感の良いストーリーです。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000025/files/211_20472.html
9
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作6/10
:2008/08/17(日) 04:17:41
兎の眼 著 灰谷健次郎
小谷先生と鉄三ら「処理所の子」を中心に、
小谷先生の苦悩、葛藤、そしてその成果としての
交流と成長が描かれていく物語。
子供達が主役で、割とすんなり読める作品ですが、
子供には分からない単語が沢山出てきます。
処理場、ハンストetc
バクじいさんたちエピソードは子供心にも衝撃的です。
ビラ配りの辺りなど、子供の頃は「こんな活動を
手伝わない他の先生達って、何て酷いんだ!」
なんて思ったりもしましたが、大人になると別の見方に
なってしまいます。これは成熟したと見るべきなのか、
汚れてしまったと言うべきなのか。
10
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作7/10
:2008/08/17(日) 04:19:23
手袋を買いに 著 新美南吉
作者は「ごんぎつね」の新美南吉。
子狐が一人で手袋を買いに街まで行くお話。
前半の雪の描写は、実に綺麗です。
「母ちゃん、人間ってちっとも恐かないや」
という子狐の無邪気さと、母さん狐の
「ほんとうに人間はいいものかしら」
という懐疑がよく対比しています。
一人で行かせるなよ、と突っ込んだら負け。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/637_13341.html
11
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作8/10
:2008/08/17(日) 04:20:16
星の王子さま 著 サン・テクジュペリ
サハラ砂漠に不時着した「ぼく」は、
小さな星からやってきた王子と出会う。
王子が聞かせる話は、色々な星の話。
そしてこの地球にやってきてからの話。
話を聞きながら飛行機を修理する、
そんな日々を過ごしていた「ぼく」は
飛行機が直り、この砂漠を離れることになったのだが……
幻想的ではありながら、その世界には
常に現実的な毒が含まれています。
子供の頃には分からなかったこと、
でも知らない方が良いのかも知れません。
それを知ってしまうと、もうこれは児童書ではなく、
寓意的な小話に変換されてしまうかも知れないから。
12
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作9/10
:2008/08/17(日) 04:21:36
マチルダは小さな大天才 著 ロアルド・ダール
マチルダは、小学校に上がる前からディケンズやスタインベックの
世界に親しみ、図書館の本は全て読破してしまうような天才少女。
でも、そんな彼女の才能を周りの大人たちは理解しません。
両親ですらマチルダを「かさぶたかなにか」としか思わず、
その才能に気付こうともしないのです。
彼女の理解者は担任のミスハ二ーだけ。
しかし、マチルダの才能を伸ばそうとするミスハニーの努力も、
暴君たる校長、ミス・トランチブルに捻り潰されます。
大好きなミスハニーと、自分自身を守るため、あることを決意するマチルダ。
彼女の溢れる才能はその時、ある「特別な力」を与えていたのでした……。
ちなみに、著者は映画化された
「チャーリーとチョコレート工場」でも知られています。
13
:
第3回一次予選 創作文芸さん制作10/10
:2008/08/17(日) 04:22:22
あしながおじさん 著 ジーン・ウェブスター
孤児だったジュディは、「月1回の手紙」という条件で、
進学費用の援助を受けることになった。
顔も知らないその謎の援助者のことを、
ジュディは「あしながおじさん」と呼びます。
時を経てとうとう、ジュディは「あしながおじさん」と
対面することになるのですが……。
「あしながおじさん」に宛てた手紙を中心に物語は進みますが、
ウィットに富んだその手紙は、
ジュディの学生生活を実によく想像させてくれます。
あしながおじさんの行動をよくよく考えてしまい、
こいつきめぇw と思ったら、光源氏よりはマシ、と思えば良い。
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名無しさん
:2008/08/17(日) 05:16:28
【FLASH板住人さんが作って下さった児童書板支援FLASH】
http://www.geocities.jp/dx_aa/
の「児童書板支援FLASH」をクリックすると見られます。
25
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)1/11
:2008/09/01(月) 00:11:50
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 ツェねずみ/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ 「償っておくれ。償っておくれ。さあ、償っておくれ」
├─┤├─┤┃ このふてぶてしい台詞を覚えている人も多いのでは?
..|. ま││は│┃
├─┤├─┤┃ 下男、ツェねずみ、ねずみ捕り。
..| で.││ |..┃ 物が当たり前のように口をきくのはちょっと面白いですね。
├─┤├─┤┃
│読││ │┃ 途中までは可愛らしい話のようですが、
├─┤├─┤┃ ツェねずみの自業自得な一面があるとはいえ、
..| .ん |..│ │┃ 最後は、罰というにはちょっと可哀想な展開にも思えます。
├─┤├─┤┃
..| .だ |..│ │┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
├─┤├─┤┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1949_18526.html
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ ねずみ如きが海原先生を気取っては
├─┤├─┤┃ いけないという教訓談
26
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)2/11
:2008/09/01(月) 00:12:38
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 やまなし/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ 不思議な物語。
├─┤├─┤┃ やまなしというよりは、クラムボンといった方が
..|. ま││は│┃ 思い出す人も多いかもしれません。
├─┤├─┤┃
..| で.││ |..┃ 水の中の様子が繊細に描かれていて、
├─┤├─┤┃ その色彩は侵しがたい雰囲気を作り上げています。
│読││ │┃
├─┤├─┤┃ 言葉が川のように美しく流れる物語です。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/46605_31178.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ クラムボンしか覚えてもらえません
├─┤├─┤┃
27
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)3/11
:2008/09/01(月) 00:14:45
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 どんぐりと山猫/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ 一郎はある日、不思議な手紙を受け取ります。
├─┤├─┤┃ でも手紙が来て嬉しかった一郎は、
..|. ま││は│┃ 言われた通りに出かけてみるのですが……
├─┤├─┤┃
..| で.││ |..┃ 丁寧に描写された道のりは遠足のようで
├─┤├─┤┃ 自分が歩いているかのように子供をわくわくさせてくれます。
│読││ │┃ 裁判での子供の喧嘩のようなやり取りは、
├─┤├─┤┃ まるで、休み時間の教室で騒いでいる時のような賑やかさです。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43752_17657.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ お子様に○○なんてやらせてしまうなんて、
├─┤├─┤┃ お給料泥棒な人たちですね
28
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)4/11
:2008/09/07(日) 01:13:53
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 セロ弾きのゴーシュ/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ 壁にぶつかり悩むセロ弾き、ゴーシュ。
├─┤├─┤┃ そんな彼の元を、様々なお客が訪れます。
..|. ま││は│┃
├─┤├─┤┃ 三毛猫、かっこう、狸、野鼠の親子……
..| で.││ |..┃ 彼らはそれぞれの理由でゴーシュの演奏を求めます。
├─┤├─┤┃
│読││ │┃ 悪態をつきつつも、彼らの求めに応じて
├─┤├─┤┃ ゴーシュはセロを演奏するのでした。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/470_15407.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ 要するに元祖ツンデレです
├─┤├─┤┃
29
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)5/11
:2008/09/07(日) 01:14:51
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 グスコーブドリの伝記/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ ブドリは飢饉で父を失い、母を失い、
├─┤├─┤┃ そしてまた妹のネリを失ってしまいます。
..|. ま││は│┃
├─┤├─┤┃ ブドリはそんな自分のような人間を出さないため、
..| で.││ |..┃ 懸命に働き、学び、また働き、幸せを取り戻していきます。
├─┤├─┤┃
│読││ │┃ しかしある日、ブドリの前に一つの天秤が置かれます。
├─┤├─┤┃ 片方の皿には彼のより望む世界。そしてもう一つには……
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1924_14254.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ ネリ萌えかと思ったら、
├─┤├─┤┃ あまりネリに萌えられない話
30
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)6/11
:2008/09/07(日) 01:15:46
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 気のいい火山弾/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ 彼は、「ベゴ」と呼ばれた、ただの石でした。
├─┤├─┤┃ 何の特徴もないただの野原で、
..|. ま││は│┃ ゴロンと横になって日々を過ごしていました。
├─┤├─┤┃
..| で.││ |..┃ あんまり気が良すぎて、周りに馬鹿にされても、
├─┤├─┤┃ 何と囃されても、逆に相手を気遣うことすらします。
│読││ │┃
├─┤├─┤┃ そんな彼を、ある客が訪れ、彼の人生は変わってしまったのでした。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4440_7303.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ リアルで居たら、焼きそばパン買ってこさせる。
├─┤├─┤┃
31
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)7/11
:2008/09/07(日) 01:16:18
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 カイロ団長/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ その日その日を楽しく過ごしてきたあまがえる達。
├─┤├─┤┃ ある日、新しく開いた店に、物珍しさで入っていったのですが……
..|. ま││は│┃
├─┤├─┤┃ ちょっとしたほろ苦い失敗談を、
..| で.││ |..┃ のんびりしたやり取りが柔らかく包んでいます。
├─┤├─┤┃
│読││ │┃ かびの木ってどんなものなんだろう?
├─┤├─┤┃ と子供心に不思議に思ったものです。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1918_18512.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ 犯罪者を野放しにした、愚かな王の物語です
├─┤├─┤┃
32
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)8/11
:2008/09/07(日) 01:16:49
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 虔十公園林/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ 虔十は馬鹿にされてばかりの男でした。
├─┤├─┤┃ そんな虔十がはじめてした頼みごと。
..|. ま││は│┃ それは、たくさんの杉の苗を買ってくれ、というものでした。
├─┤├─┤┃
..| で.││ |..┃ 庭木の手入れは遠くから見て見栄えが良くなるように、
├─┤├─┤┃ としばしば耳にすることがあります。
│読││ │┃ 人生など儚いもの。決して聡明ではなかったのでしょうが、
├─┤├─┤┃ その先を見通していた虔十の美しさが、
..| .ん |..│ │┃ この作品には滲み出ているように感じます。
├─┤├─┤┃
..| .だ |..│ │┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
├─┤├─┤┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4410_26676.html
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ ニートよりちょっとマシな程度の人が早死にした話
├─┤├─┤┃
33
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)9/11
:2008/09/07(日) 01:17:28
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 注文の多い料理店/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ 二人の若い紳士は山へ狩りに出かけましたが、
├─┤├─┤┃ 大した成果も挙げられないまま、犬も死んでしまい、
..|. ま││は│┃ 空腹に耐えかねてしまいます。
├─┤├─┤┃
..| で.││ |..┃ そんなところに(あからさまに怪しい)
├─┤├─┤┃ 西洋料理店が現れます。
│読││ │┃
├─┤├─┤┃ その看板には「山猫軒」と書かれていました。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43754_17659.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ 踊り食いに拘りすぎです
├─┤├─┤┃
34
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)10/11
:2008/09/07(日) 01:20:15
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 よだかの星/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ よだかは、その醜さのせいで、兄弟たち以外の
├─┤├─┤┃ 全てから疎まれ、蔑まれていました。
..|. ま││は│┃
├─┤├─┤┃ 遂に、鷹から、改名か死かを迫られます。
..| で.││ |..┃ 困り果てたよだかは、高く高く飛び上がるのでした。
├─┤├─┤┃
│読││ │┃ 夜鷹といえば、江戸時代の売春婦のこと。
├─┤├─┤┃ この作品は、そこにも重ね合わされるところがあります。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/473.html
├─┤├─┤┃
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ 謝れ! 全国の市蔵さんに謝れ!
├─┤├─┤┃
35
:
第3回本戦 創作文芸さん制作(宮沢賢治作品紹介)11/11
:2008/09/07(日) 01:21:02
├─┤├─┤┃
│.こ││今│┃【 月夜のでんしんばしら/宮沢賢治 】
├─┤├─┤┃
│.こ││日│┃ その夜、恭一が見たものは夢ではなく、
├─┤├─┤┃ でも夢以上に幻想的で圧倒的なひと時でした。
..|. ま││は│┃
├─┤├─┤┃ でんしんばしらは歌います。
..| で.││ |..┃ ドツテテドツテテ、ドツテテド
├─┤├─┤┃ でんしんばしらは歩きます。
│読││ │┃ ドツテテドツテテ、ドツテテド
├─┤├─┤┃ そして彼らは、人の営みを護っています。
..| .ん |..│ │┃
├─┤├─┤┃ 青空文庫の、この作品のURLはこちらになります。
..| .だ |..│ │┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43756_17661.html
├─┤├─┤┃ ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/46266_23909.html(軍歌)
│ ││ │┃──────────────────────────
├─┤├─┤┃ ぶっちゃけ
│ ││.. |..┃ 優秀な街の仲間達は、そのチームワークゆえに
├─┤├─┤┃ 超体育会系なのですね、分かります
36
:
第3回本戦 ミステリーさん制作(児童書って何?)1/3
:2008/09/07(日) 01:21:57
,へ こんにちは本日出場中の児童書板です。
\/ ヽ ( )
_/*+*`、 ( ) 突然ですが、児童書の定義とは何でしょうか。
<_______フ ) 意外と答えづらい質問ですよね。
从  ̄ >ノ 〜
/゙゙゙lll`y─┛ .正確な定義はもちろんないのですが、いろいろなところでよく
ノ. ノノ | 「○○は児童書ですか?」
. `〜rrrrー′ 「〜〜のスレは児童書板にありますか?」
. |_i|_(_ という質問を見かけたので、
児童書板で扱っている児童書とはどこからどこまでの範囲なのかを、
今日は紹介したいと思います。
37
:
第3回本戦 ミステリーさん制作(児童書って何?)2/3
:2008/09/07(日) 01:22:33
まずは児童書板誕生までの話をしましょう。
児童書板の誕生には絵本板が大きく関わっています。
もともと2ちゃんねるには児童書板も絵本板もありませんでした。
それらは全て一般書籍板で一括して扱っていたんですが、児童書や絵本専門の話題を扱いたいという人達が、
何度か絵本・児童文学板の申請を繰り返していました。
おそらく上の申請とは無関係に、突然、運営の気まぐれによって「絵本板」が誕生しました。
ここでいう絵本は「ページの半分が絵になっている本」。(現在の絵本板のローカルルールもこれが基本になっています)
絵本と児童文学の板を申請していた頃に比べると格段の前進ですが、ちょっとまって。
「ページの半分が絵になってい」ない児童書も沢山あります。そういった本は当時の絵本板では扱えません。
これが原因で議論が紛糾しました。ちなみに当時名無しでトオルさんも参加していたそうです。
トオルさんは絵本板、児童書板の成立に大きく関わってきます
そんなこんなで一時的な閉鎖を挟み、絵本板に現在のローカルルールが整備され正式に成立したのですが、
結果的にあぶりだされた児童書を語りたい人たちは、児童書板の成立を目指し、
一般書籍、そしてしたらば「児童書板(暫定)」で話し合いを続けました。
38
:
第3回本戦 ミステリーさん制作(児童書って何?)3/3
:2008/09/07(日) 01:25:10
そんなこんなで一時的な閉鎖を挟み、絵本板に現在のローカルルールが整備され正式に成立したのですが、
結果的にあぶりだされた児童書を語りたい人たちは、児童書板の成立を目指し、
一般書籍、そしてしたらば「児童書板(暫定)」で話し合いを続けました。
何を話し合っていたかというと、それが冒頭に上げた問い「児童書の定義とは何か」。
明確なボーダーラインがないと新規板の成立が認められにくかったんですね。
いくつか定義案がでました。
「レーベルによる定義」「Cコードによる定義(出版社が児童書向けとしているか)」
「児童図書館所蔵か否かでの定義(識者が児童書とみなしたか)」と変遷して、
最終的に、
「NDLC分類(国立国会図書館分類)で児童書とされている(先頭がY1〜Y18)もの」
という現在の児童書板のローカルルールの基礎となった定義で申請が出されました。
それからしばらくして、児童書板が成立し、またもう少し柔らかい表現のローカルルールになりました。
というわけで児童書板での児童書の定義はNDLC分類が基準なのですが、
実は児童書といわれて思い浮かぶものは大抵この基準に入っているので、あまり厳格に考えなくても大丈夫です。
(絵本に該当するものは絵本板があるので板違いになりますが)
気軽に立ち寄って昔懐かしい児童書の話題に花を咲かせてみませんか?
39
:
名無しさん
:2008/09/07(日) 01:27:24
【児童書板本選出場日(2008/6/29)にハード・業界さんが作って下さった支援ポスター】
http://www.souseiseki.net/upload/src/up1480.jpg
40
:
第3回本戦 SF・FT・ホラーさん制作
:2008/09/07(日) 22:43:39
234 名前: <<児童書>>板さん江 投稿日: 2008/06/29(日) 09:42:38
何かお手伝いをしたかったんですが、できることは本の紹介だけなので粛々と紹介。
イギリスの作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「九年目の魔法」を。
少女ポーリィは10歳のとき、チェロ奏者である年上の男性トーマス・リンと偶然出会う。
おとぎ話の創作を通して二人は親しくなり、やがてトーマスは彼女に本を送ってくるようになった。
「どんな人もこれを読まずに育ってはいけない、と本屋が教えてくれたものばかりです」
という手紙とともに送られてくるのは
『オズの魔法使い』『ライオンと魔女』『宇宙戦争』『トムは真夜中の庭で』
『太陽の東 月の西』『金枝篇』ほか多数。書痴にはたまらない展開。
(だがちょっと待ってほしい。ある意味「あしながおじさん」よりもアレではないだろうか)
時は流れて19歳になったポーリィ、記憶と現実が整合しないことに気づく。
再会したトーマスもポーリィのことなど知らないと言う。
トーマスは本当は何者なのか? 9年ごしの出来事の真相は?
児童文学なのに骨太のファンタジー。イギリスの子供はこれを読んで育つのかと思うとちょっと負けた気分に。
なお、本書を読んだのは第2回全板開催中、投票所板住人の某文芸担当氏が挙げていたのが
きっかけでした。今回も投票で活躍中のようでなにより。
236 名前: 清き一票@名無しさん 投稿日: 2008/06/29(日) 09:44:55
<<児童書>>
>>234
<<園芸>>
>>235
以上、文芸牢人◆支援de布教連 がお送りしました。
41
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作1/10
:2008/09/16(火) 03:41:08
この船じごく行き/山中恒
買ったばかりのテレビを壊してしまい、
その罪の心から家出をして、
船に乗り込んだ二人の男の子達。
でも、船は本当に出港して
大海原へ繰り出してしまいます。
そして船員達に見つかった後、
明かされた真実は子供達には
ちょっと分からない、でも今から来る
事実は恐ろしいものでした。
助かるのか? 死んでしまうのか?
冒頭に起きたトラブルのせいで、
作中は常にゴワゴワした緊張感に覆われています。
それでもページを繰らずにはいられない、
そんな面白さがこの本にはつまっています。
42
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作2/10
:2008/09/16(火) 03:42:00
グスコーブドリの伝記/宮沢賢治
児童書には意外と辛辣な生死が描かれたり
しているものですが、この一作もその一つでしょう。
ブドリは本当に死ななければならなかったのか?
ブドリの行動は批判できるのか?
自己犠牲を過度に美化してはいないか?
この作品では、どうしてもラストの部分に
焦点が当てられてしまいます。
ブドリがどれだけ島を、隣人たちを、妹を思い、
そして努力してきたのか、そこが忘れられてしまいます。
一所懸命に生きてきたブドリの人生、
そこには何のけれんみも無いのです。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1924_14254.html
43
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作3/10
:2008/09/16(火) 03:43:47
凧になったお母さん/野坂昭如
「火垂るの墓」と同じく太平洋戦争を描いた作品ですが、
悲しすぎて、虚しすぎて、涙が止まらない物語です。
ラストはまるで「百年の孤独」のような
非日常的な光景が起こるのですが、
既に戦争という状態が非日常であるが故に、
現実のものとして引き止められています。
それがとても悲しいのです。
44
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作4/10
:2008/09/16(火) 03:44:46
名人傳/中島敦
大人にとっては一事を貫き通す求道者でも、
子供にとってはきっと「何なのこの馬鹿なニート」です。
大人にとっては何かを考えたくなる深みがあっても、
子供にとってはきっと「裸の王様」と同レベルのオチです。
原文をそのまま読むのは難しいでしょうが、
読み聞かせてあげた時、どんな反応を見せるのか、
なかなか楽しみな一作ではあります。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/620_14533.html
45
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作5/10
:2008/09/16(火) 03:45:28
うわさのズッコケ株式会社/那須正幹・前川かずお
知らない人は居ないだろう、ズッコケシリーズから一作を紹介。
釣りに来たハチベエ。そこで思いついたのは、釣り客相手に
ラーメンを売って小銭を稼ぐというものでした。
そうして発足したのが「株式会社」
最初こそはうまく行きますが、
思ってもみなかったアクシデントに見舞われます。
そこで3人が取った起死回生の一策とは……?
子供らしい発想と、大人びた計算が入り混じっています。
「こんなにお金を稼いでるハチベエたちってすげー」
「僕も大人になったら会社を作るんだ!」
そう思わせてくれる作品です。
46
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作6/10
:2008/09/16(火) 03:45:58
煙草と悪魔/芥川龍之介
悪魔が日本に初めてやって来た時、
日本人のキリスト教徒はまだ殆ど居なかった。
「しまった、これでは誘惑する相手もいない」
仕方がないので悪魔は、暇潰しに畑仕事を始める。
そこに植えたものとは……?
作中に出てくる単語は子供には理解しがたい
ものばかりですが、ルビには不思議な音がします。
その不思議さだけでも楽しめる作品です。
無論、短編の名手である芥川の作品だけに、
物語の筋もすっきりと読みやすいものになっています。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/163_15142.html
47
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作7/10
:2008/09/16(火) 03:46:41
ルドルフとイッパイアッテナ/斉藤洋
「星の町の物語を〜」のNHKテレビ絵本で
覚えている人も多いのでは?
可愛い猫達が妙に人間くさいことを喋る。
これだけでもお腹一杯です。
猫による風刺といえば「吾輩は猫である」を
どうしても思い出してしまいますが、
こちらは社会的ではなくて世俗的です。
平たく言えば、「子供の思った素朴な疑問」を
うまく拾い上げてるというべきでしょうか。
48
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作8/10
:2008/09/16(火) 03:47:11
ごんぎつね/新美南吉
教科書の定番中の定番。
読んだことの無い人は殆どいないでしょう。
でも、「自業自得だ」「殺されて当然」
そんなことをしたり顔で思った人は、
この作品を読んだつもりになって
本当は忘れてしまっているのでは?
もう一度読んでみてください。
一人というのは、実に寂しいものです。
この作品は青空文庫で読むことが出来ます。
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/628_14895.html
49
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作9/10
:2008/09/16(火) 03:47:53
車のいろは空のいろ/あまんきみこ
子供は車に憧れます。
無駄に助手席に乗りたがるし、
タクシーなんてもうたまらない。
そんなタクシーには色々なお客さんが乗ってきます。
でもそれは人間ではありません。
人間は蝶に変わり、熊に変わり、猫に変わります。
そんな白昼夢のような日常が綴られていきます。
そこには爽やかな色彩があり、
少しほろ苦い味も加えられています。
50
:
第3回二次予選 創作文芸さん制作10/10
:2008/09/16(火) 03:48:53
ぼくらの七日間戦争/宗田理
児童というか、どちらかと言えば
大人の世界を意識し始めた世代の読む作品でしょうか。
河川敷の廃工場に立てこもった中学生に
どうして良いか分からず、右往左往する大人たち。
ちょっと世界を背伸びして眺めてみて、
そこに反抗心を抱いている思春期の子供達にとっては、
実にすかっとする気分になれる小説でしょう。
そして次作以降を読んだ時、あれだけの団結を誇ったというのに
離れていく友人たちがいるのを見て、
「時の流れの非情さ」を知ることになるかもしれません。
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