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八月の海に解けるようです

34名無しさん:2025/08/08(金) 22:51:41 ID:r4XkT5/w0

(#・ゞ・) 「……っ嘘つくなよ」

ヰ゚∀゚)「え?」

いきなり立ち止まった僕に驚きながら金城が振り向く。僕の声は怒りに滲んで、震えている。

(#・ゞ・) 「ばかにしてんだろ」

ヰ゚∀゚)「なんで、そんな思うん」

(・ゞ・) 「だ、って金城、……僕の話嘘だって言ったじゃん」

何が『いい』のか。そっちの方が嘘じゃないか。
金城は何の話をしているかわからないような顔をしている。金城が、こいつが、狼狽えれば、不機嫌になれば、逆ギレでもすればまた違ったのかもしれない。けれど金城は何も変わらない。いつもと同じ温度で、態度で、いつものように僕に声をかけて僕の話を聞いて『ええな』と言う。全部がほんとうってことなんだ。あの時、僕の話は嘘みたいだと言ったのも、今僕の話を聞いて羨ましがっているのも、全部全部本当なんだ。
尚更意味がわからない。
わからない事が悔しくて、むかついて、僕は驚いた顔のままの金城に怒鳴り付けた。

(・ゞ・) 「馬鹿にしてんだろ」

ヰ゚∀゚)「なん」

(・ゞ・) 「なにが、何がキンタマコンビだよ、そんな、それすら馬鹿にしてんだろ!」

ヰ゚∀゚)「ちゃうって、ちゃうやんそんな、僕玉木を馬鹿になんかしとらん……」

(#・ゞ・) 「馬鹿にすんなよ!!」

手を伸ばしたけれど、それをどうしたら良いかわからないような顔した金城を置いて僕は走った。走って走って、馬鹿みたいに汗を流して、息もしづらくなって、それから叩きつけるような勢いで家に入った。
それから夏休みに入るまで、金城は僕に話しかけて来なかった。


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