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( ^ω^)妖精迷宮のようです
1
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/06/20(火) 00:48:35 ID:A/15VTu60
……バタバタ……バタバタ……
小汚い家の中で人が走り回る音だけがする。走り書きした羊皮紙が床に散らばっていて乱雑だった。
もう少し、家の様子を見てみよう。
インクと羽ペン。古びた木の枝に金属製の杖。棚には様々な生物の身体の一部が並んでいた。
(; ^ω^)イソガシ……イソガシ……
( ^ω^)「んっ!ううん!!」
先ほど走り回っていた音の主はこの若い小太りの男である。黒い髪をくしゃくしゃと掻き、咳払いを一つする。
167
:
名無しさん
:2023/09/08(金) 04:08:21 ID:LOye16BE0
おつです
168
:
名無しさん
:2023/09/08(金) 23:36:21 ID:WY.HTZtA0
フォックスに性癖破壊されそう
169
:
◆FdL1jBqM3g
:2023/10/26(木) 00:08:19 ID:973.XWyk0
>>166
様 ありがとうございます。
第6話で各キャラクタの秘密が次々と明らかになりましたね!
>>167
様 ありがとうございます。
>>168
様 ありがとうございます。
フォックスちゃん、可愛いですもんね!
あと、狐娘さんからお話があるそうです!
イ从^ -^ノi、「フォックス様を性的な目で見たコン?」
イ从^ -^ノi、「こっちにおいで?お話しようコン。な?」
170
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:09:39 ID:973.XWyk0
前回迄のあらすじ
我ら魔法使いは【妖精】より力を貰い、様々な奇跡を起こす。人はそれを【魔法】と呼んだ。
第6階層は【妖精女王】ペニサスが支配する花畑だった。また、黒猫商会のロマネスクはペニサスのペットとして囚われていた。
第6階層に堕ちてきたブーン達。ブチキレるペニサス。最高にハイッになっているニダー。炸裂するブーンの魔法。
強力な魔法を使った代償で瀕死の怪我を負ったブーンに声をかけるのは、(´※ω・`)。彼は妖精迷宮の支配者【妖精王】だった。
そして、明かされるブーンの秘密。
(´※ω・`)「お前は妖精迷宮最強の魔法使い」
(´※ω・`)「【逸脱者】ブーン・ホライゾンなんだから」
171
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:11:34 ID:973.XWyk0
( ^ω^)妖精迷宮のようです
最終話
.
172
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:12:32 ID:973.XWyk0
ーーーーーーー2年後ーーーーーー
.
173
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:15:38 ID:973.XWyk0
ここはとある港町。
王国の大都市程の大きさはないが、活気に溢れる町で、みんなが住みたい町ランキングで上位に入るところである。
「到着したである。なかなか遠かったであるな。」
「宿に荷物を置き、宿泊の手続きをして……ふむ、意外と時間が空くである?」
「暇つぶしにこの町でも散策するか」
174
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:16:16 ID:973.XWyk0
『魔法使い』は宿で宿泊の手続きを行うと、港町の散策に出発した。
彼は、ぶらぶらと町を歩いていると、町の人達が声を上げ、騒いでいた。
見ると、高い木の上に猫が居て、降りられなくなっているようだ。
彼は、杖を取り出して、呪文を唱える。
ふわふわと浮かぶ水球が杖から出てきて、猫へと飛んでいく。猫は水球の上に乗り、水球はゆっくりと下降して、猫を助けた。
町の人達は安堵した。人集りは徐々にバラけていく。その中の一人が彼に声をかけた。
175
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:17:31 ID:973.XWyk0
(゜д゜@ 「あらやだ!貴方、いい人ねぇ!猫ちゃん助かってよかったわ!」
「大したことはしてないであるよ」
「ん?貴女は第3階層の商人では?奇遇であるな」
(゜д゜@ 「……ええと……」
(゜д゜;@ 「ごめんなさい。人の顔は覚える方なんだけど……お客さんだったかしら」
「はははは。【この顔】で会うの初めてであるからな」
176
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:18:41 ID:973.XWyk0
彼は、小鞄から【マスク】を取り出し、顔に被った。
( ФωФ)「これならどうかな?」
(゜д゜@ 「あらやだ!ロマネスクさんじゃあないの!おひさ〜〜〜〜!」
(゜д゜@ 「お時間ある?よければお茶でも飲みません?」
( ФωФ)「是非!喜んで」
177
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:22:13 ID:973.XWyk0
ガヤガヤ・・・
./. ./ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/
.L二二二二二二二二|: |.二二二二二二..二二二二二二二 |
.| ∬,,∬ .|. .□.|□ |. | | ▽ ∪ ∇//,,∥//n .凡 Π// ,, | |
.| .|_______|_______.|/| | ⊥ ⊥ ⊥/[| ∥|].(_)|コ|〔__〕// ,,| |
| .人 |::.| (《::::::》|.|_|..========================..|_|/
(.,(゚∀゚. )_,,)..|::.| ._∬≫≪≫≪|.. || .〓 . [_] .ロ / / ||
...(|  ̄ ̄ |)|;;;| ./ | ( ) ) )_..|| .|:::| |.| ,| | /∩.||
.| /. / / | |;::| .| | ___( ヽ),, <.||/≡ヽ. ./=.V ヽ,||.||||
λ_λ. .____. .| ./ / /| |;;;| (⌒ | ● ト──イ |[ .。 ]ソノ~~~~||||:::::::冒 |:;;;ii|‐‐‐|,∪.||
(`ー´ ,,)∀./ _/| ヽ___ノ..|;/ ̄ ̄ ̄ ̄(88=) ̄ ̄|/ ̄ ̄.グ|〜 . |||| / ○ヽ;;ii| ◇.| ||
(つ つ⊥ / // .| σσσ.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄".|;;;;;;;;;;;;;;;|..|___,||||:::ゝ_ノ;;iii|‐‐‐| || /
∧ ∧ / / // / ̄┗┻┛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻┻  ̄  ̄ ̄∬ ∬  ̄ ̄ ̄ ̄/|/
( ‘∀).▼./ // | ̄ ̄ ̄ ̄(⌒`⌒) ̄D∫∬∫ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____ ̄ ̄ ̄ ̄〕/
( つ⊥ .// __  ̄ ̄ ̄ ̄ |___| ̄/ ________ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ__ノ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / \ ) ( (・∀・ )つ \ / _.。_ __ / ̄ヽ___
/ /  ̄ ̄ ̄| | ロ ̄(∞-) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄c(__ア 旦 ̄ ̄ ̄/┗(;;;;;;;;;;;) /|__
. |ニニニニニニニニ.ニニニニニニニニニニニニニニニ.ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニξニ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ /|
∧_∧ ∧_∧ 、,, /■\ ∧∧ ξ ζ cヽ_フ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ //
(,, ・∀)cU ( ´∀`)∀ (∀` )c■ ( ,,゚Д) c目 c□ ∧∧.  ̄ //
ニニニγ つニニ( つニニと \ニニ / つニ(- ) ニ(ω^=).ニニニニニニニニ |/
oゝ_.⌒) .( ) ( ___.) 〜(__ノ ( ∪)_ ( ._)〜 |
(_____し .( ̄ (_) .し__) (__) U ̄ _) U__)/ .|
∥ ∥ || ̄|| ∥ ∥ ∥ ∥ || ̄|| ∥∥ |
178
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:23:02 ID:973.XWyk0
(゜д゜@ 「前は猫ちゃんの顔をしてたと思うけど、今は違うの?」
( ФωФ)「おかげ様で【魔法が解けて、元の顔を取り戻した】である」
(; ФωФ)「まあ、猫の顔の印象が強すぎて、妖精迷宮で出会った人達用には猫のマスクを被るようにしているけどな。」
(^ д゜@ 「うふふ。大変ね〜〜〜」
(゜д゜@ 「この町に来たということは、貴方も【招待】されてきたの?」
179
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:23:44 ID:973.XWyk0
( ФωФ)「うむ!そうである」
( ФωФ)「……2年前は考えられなかった。我輩達は死んでもおかしくなかった」
(゜д゜;@ 「あらやだ!2年前に何があったの?」
( ФωФ)「我輩達が妖精迷宮の【第7階層】迄、落ちてしまったときのことである」
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
180
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:25:30 ID:973.XWyk0
。:::: ; ω ::・゚:。「……僕が【逸脱者】?……」
(´※ω・`)「そう、【記憶と人格を失う前】のお前は妖精迷宮最強の魔法使いだった」
(´※ω・`)「この世の常識と理を逸脱した者。だから逸脱者」
(´※ω・`)「お前は、強大な魔力と卓越した魔法のセンスで妖精迷宮の階層を自由に駆け巡っていた。」
(´※ω・`)「妖精迷宮に挑戦してきた魔法使い達を片っ端から倒して、自由気ままに魔法を使い、妖精迷宮の環境を作り変えていった」
181
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:26:12 ID:973.XWyk0
(´※ω^`)「最初はそれでも良かった。私を筆頭に親愛なる隣人は楽しいことが大好きだからな」
(´※ω・`)「だが、お前は調子に乗り過ぎた。『事故』が起こったのだ。」
(´※ω・`)「お前が誤ってかけた魔法がペニサスの身体を大きく変化させた。可哀想に。その巨大な身体に大いに戸惑い、精神は不安定なった」
(´※ω-`)「私はお前に代償を支払わせなければならなかった」
(´※ω・`)「私は、お前の逸脱者としての記憶と人格を消し去り、妖精迷宮から追放した」
182
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:26:59 ID:973.XWyk0
。:::: ω ::・゚:。
。:::: ω ::・゚:。「僕の記憶と人格は戻ることはないのか?」
(´※ω・`)「ない。記憶と人格は完全に消した。ある意味、私は逸脱者であるお前を殺したのだ」
(´※ω・`)「今のお前はただの貧弱一般魔法使い労働者のブーン・ホライゾンだ」
。:::: ω ::・゚:。「………そうか……」
183
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:27:25 ID:973.XWyk0
( ^ω^)パァアアアアアア!
(´※ω・`)!!
(´※ω・`)「お前、私に復讐したいか?私がお前を殺したようなものだからな」
( `ω´)「それよりもやることがあるだろ」
( ^ω^)「フォックス達を探しに行くお」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
184
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:31:22 ID:973.XWyk0
川 ゚ -゚)カタカタカタカタ
静かな部屋の中でタイプライターを使う音が心地良く響く。
クロウリー家の執事、クール・タイターは自身の仕事部屋で2年前の妖精迷宮での出来事を報告書にまとめていた。
だれからに求められた訳ではない。
ただ、クロウリー家に送られてきた【招待状】をきっかけに彼女はあの日のことを記録に残そうと考えたのだ。
185
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:32:10 ID:973.XWyk0
川 ゚ -゚)カタカタカタカタ
(内藤ホライゾンは魔力欠乏で妖精に肉体を食われていた。そこから全快した理由は、逸脱者だった頃の記憶と人格が永遠に戻らないことを悟り、その喪失感から魔力が回復したことが考えられる)
川 ゚ -゚)カタカタカタカタ
(魔法の本質は人間の本質であり、人間の本質は喪失にあるという大原則に当てはめれば十分考えられる現象だ)
川 ゚ -゚)カタカタカタカタ……カタ………
扉の向こうから足音が聞こえてくる。それは徐々に大きくなり、クールのいる部屋に近づいてくる。
そして、激しいノックと「失礼します!!」というさらに激しい声と共にクールの扉は開け放たれた。
ノパ⊿゚)「ヒートさああああん!!お嬢様がまたお勉強サボってますうううううううううう」
川; ゚ -゚)=3(マジでホントに……)
186
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:35:01 ID:973.XWyk0
))))o川*゚ー゚)o「うぇーーーーい!お馬さんに乗るもんねーーーー!!」
「行けませんよ。お嬢様。今は勉強の時間でしょ?」
o川*゚ー゚)o「あーーーーーー!!!」
o川*゚ー゚)o『タカラだーーーーー!!』
タカーーーーーー( ,,^Д^)ーーーーーラ
.
187
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:39:07 ID:973.XWyk0
(; ,,^Д^)「そうですよ、タカラですよ。また、サボりですか?」
(; ∵)「お嬢様戻ってください。でなきゃクール姐さんに怒られちまう」
/ ゚、。 /「なってないなー、お前ら」
(; ,,^Д^)「ボス!」
/* ゚、。 /「お嬢様。勉強なんてクソっすよ。俺と一緒にお菓子食べましょ?ね?ね?ね?ね?ね?」
o川*゚ー゚)o「はあ?きっもっ」
188
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:40:30 ID:973.XWyk0
川; ゚ -゚)「お嬢様。そんな言葉使いはよしてください」
川; ゚ -゚)「貴女はクロウリー家の【後継ぎ】なんですよ」
o川*゚ー゚)o「えー?でも、ダイオードは悪口言うと喜ぶもんね?」
o川*^ー^)o「ざぁこ♡ざぁこ♡ろりこんきもっ♡♡」
/* ゚、。 /「このガキッ♡大人を揶揄いやがって♡♡………やっべ、たまんねぇ………♡」
:::::::::/* ゚益。 /::::::::
「イグ!イグイグイグイグイグイグイグイグイグ♡♡♡♡!!!!!!!」ビクンビクン
189
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:41:35 ID:973.XWyk0
o川;*゚ー゚)o「うわぁ」
( ^Д^ ,,)
( ,,^Д^)「クールさん。大丈夫です。俺がキュートお嬢様を守ります」
川 ゚ -゚)「当たり前だろ」
川 ゚ -゚)「お前らは過去の悪行に目を瞑れば、優秀な魔法使いだからな。クロウリー家は敵も多い。お嬢様はお転婆だし………」
川 ゚ -゚)「そして、お前らもクロウリー家の後ろ盾が無ければ即処刑の盗賊だ。だから、お前ら自身のためにもしっかり働け!」
190
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:42:09 ID:973.XWyk0
川 ゚ -゚)「あと、ダイオードは話があるので自室に来なさい」
/* ゚д。 /ハァ………ハァ………
/* ゚д。 /「パンツ変えていい?」
川# ゚ -゚)「死ねッ!!!」
( ∵)「そーいや、クール姐さん。今日の【結婚式】には行くんスか?」
191
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:43:18 ID:973.XWyk0
川 ゚ -゚)「あ?私の立場を考えろよ。行けるわけねーだろ」
(; ∵)「………でもぉ…………」
(; ∵)「俺らの命を救ってくれたのは【フォックス様達】なんスよ……」
川 ゚ -゚)「………………」
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
192
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:43:54 ID:973.XWyk0
「ああ、死ぬ、死んじまうよぉ……」
「肌が……焼ける………」
<。:::・゚::::・゚::・。 ∀´>サラサラサラ
ザフウ。:::・゚::::・゚::・。:::・゚::::・゚::・。
('、メ*;川「………痛てててて。強力な魔法攻撃だったわね」
('、メ*;川「おかげで正気にはなったけど」
('、メ*;川「【他の人間はそれどころじゃないみたいね】」
193
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:44:21 ID:973.XWyk0
(´※ω・`)「ペニサス、無事か?」
('、メ*川「……ショボちゃん……」
('、メ*;川「なんで?何しに来たの?私は貴方を解体したのに……」
(´※ω・`)「怪我をした妻を気遣うのに理由は必要ないだろ」
('、メ*川「アナタ………」
194
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:44:59 ID:973.XWyk0
爪;д;)「うわわわああああん!!!」
(; ^ω^)「フォックス!!無事かお!?」
爪;д;)「せんせぇ!き、狐娘が!狐娘が!!」
イメ※※※-ノi、「…………」
狐娘は全身に大火傷を負っていた。
呼吸を弱く、今にも命は尽きそうである。
他の魔法使い達もブーンの【火龍王乃咆哮(バックドラフト)】で瀕死の重傷を負っていた。
195
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:45:50 ID:973.XWyk0
(´※ω・`)「これは良くないな。あと数分で全員お陀仏だぜ」
(´※ω^`)「特におっぱいちゃんはもう死ぬな!」カワイソ!
爪;д;)「わああああああああああ!!!」
(; ^ω^)「やめろ!そんなこと言うなお!」
(´※ω・`)「じゃあどうする?【怪我を治す魔法】なんて高度な術を使えるのか?私は自分の体しか治せないしな」
196
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:47:04 ID:973.XWyk0
パァアアアアアア(((((爪;-;)「うぇ?」)))))アアアアア
突然、フォックスの杖が強く光り始めた。
暖かな黄金の光が狐娘を照らす。
イメ※※※-ノi、「………ぅぅ…」
(´※ω・`)「お嬢ちゃん。お前の杖の触媒、私の眼球じゃあないか?」
爪つ-と)グシグシ
197
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:47:37 ID:973.XWyk0
爪;'ー`)「この触媒は第3階層で金色の雌鹿さんから貰ったんです……」
(´*ω・`)=3
「親愛なる隣人の気まぐれは困るな。たまに私の予想を遥かに超えてくる」
(´*ω^`)「お嬢ちゃんは妖精に愛されているんだな」
( ^ω^)「ショボン」
( ^ω^)「君の力を借りたい。君の『眼球』の力を使うことを許可して欲しい」
(´*ω・`)「……勝手にするがいいさ」
198
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 00:58:41 ID:973.XWyk0
( ^ω^)「フォックス。狐娘を救うには『君が成長するしかない』」
爪;'ー`)「え?」
( ^ω^)「僕は治療の魔法なんて持ってない。今ここで『魔法を作る』しかないんだお」
( ^ω^)「そして、それができるのはフォックスだけ。自己治癒能力を持つ【妖精王】の眼球を触媒にしている君だけなんだお」
爪;'ー`)!!
爪;'ー`)「分かりました。どうすればいいですか?」
( ^ω^)「杖をかざすんだお。魔力を流し、傷ついている者を癒すことをイメージするんだお。呪文は自ずと湧き出てくる」
199
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:00:31 ID:973.XWyk0
( ^ω^)「君ならできるお。フォックス」
( ^ω^)「君は僕の弟子なのだから」
爪- -)つー+++パァアアアアアア
フォックスの杖から優しい黄金の光が瀕死の狐娘を照らす。
フォックスは最初から知っていたかのようによどみなく呪文を唱える。
爪'ー`)つー+++パァアアアアアア
【善きひとびとよ。妖精王の名の下、慈愛と癒しを彼らに与え給え。天使の息吹の如く力を行使し、理不尽な死を遠ざけ給え】
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーー
200
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:01:03 ID:973.XWyk0
( ФωФ)「ふう。到着したである」
(゜д゜*@ 「うわ〜〜綺麗ね〜〜〜」
( ФωФ)「カラフルな花がいっぱいである………なんか既視感を覚えるな」
(゜д゜*@ 「あらやだ!シルキーやブラウニーが給仕してるじゃあないの!よほど力を持った魔法使いが仕切っているのね」
(´*ω・`)「そりゃあ、妖精迷宮に住む親愛なる隣人達が出張ってるからな!まあ、私の卓越した統率力とお嬢ちゃんの人徳のおかげだな」
(; ФωФ)「うわっ」
201
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:01:36 ID:973.XWyk0
(´*ω^`)「よお間男!2年ぶりだな!元気にしてたか?はははははッ」
(´*ω^`)「そんなビビんなよ!お前を責める気持ちはもうないよ!」
('、`*川「だ〜〜りん♡知り合い?」ノッシノッシ
('、`*川「あ!ロマちゃんじゃーーん!お久しぶり〜〜〜!!!」
(゜д゜;@「おおぅ!(でっかいわね〜〜5mぐらいありそうね!)」
(; ФωФ)「……なんか縮みましたね?」
202
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:04:01 ID:973.XWyk0
('、`*川「わっかる〜〜ん?」
('、`*川「私にかけられた魔法が徐々に無くなっていってるの!あと数年ぐらいで完全に解呪されるんじゃあないかしら!!」
(* ФωФ)「おお!それは良かったである!!」
(´※ω・`)「!!そろそろ始まるぞ」
妖精達が奏でる軽やかな音楽と共に式は始まった。
203
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:04:37 ID:973.XWyk0
ワアアアアアアアア!!
イ从* ゚ ー゚ノi、('ー`*爪
パチパチパチ
フォックスと狐娘。2人の結婚式である。
204
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:05:28 ID:973.XWyk0
ーー結婚式から少し離れているが様子がよく見える丘ーー
川 - )「………こんなのはただのままごとなんだよ……」
川。 - )
( ∵)「あれ?クール姐さん泣いてません?」
/ ゚、。 /「よせ、ビコーズ。野暮なことは言うんもんじゃあない」
(* ,,^Д^)「2人共幸せそうっすね」
205
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:07:26 ID:973.XWyk0
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「それでは皆々様方!フォックス様、狐娘様の門出を祝しッ!!」
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「マリントン・カンパニーが誇る大魔法使い!魔法売上ランキング2年連続No. 1の男!!」
|;;;;| ,'っノVi ,ココつ「ブーン・ホライゾンよりお祝いの魔法をお贈り致しますッ!!」
( ^ω^)ペコリ
( ^ω^)つーーー スラァ……
( ^ω^)『空に輝く光の大輪、願いを叶え、夜空に花を咲かせん。永遠に輝き、物語の終わりを飾れ』
.
206
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:09:25 ID:973.XWyk0
ドォン!ドォン!!
\ ゚ o 。| 。 / 。 /
○ 。 ゚ |゜ O / o / 。゜
゜ 。 \ o ゚ O ゚ 。 /゚ 。 O
゚ 。 \ | ゚ o / ゚ 。 ゜
。 ゜ 。 。 。 ゚ 。o ゜
__。___ ゚ 。 ゜ ―O――――
゜ o 。 o ゚ 。 ゚ 。 ゚
゚ 。 O / 。 |゜ 。゚ \゜ O ゜
゜ 。 / 。 / ○゚ O \ 。 ゜
O ゜。 / ゚ | 。゜ ゚ 。 o
/ o 。゜ | o \ ゚ o 。| 。 / 。 /
○ 。 ゚ |゜ O / o / 。゜
゜ 。 \ o ゚ O ゚ 。 /゚ 。 O
゚ 。 \ | ゚ o / ゚ 。 ゜
。 ゜ 。 。 。 ゚ 。o ゜
__。___ ゚ 。 ゜ ―O――――
゜ o 。 o ゚ 。 ゚ 。 ゚
゚ 。 O / 。 |゜ 。゚ \゜ O ゜
゜ 。 / 。 / ○゚ O \ 。 ゜
O ゜。 / ゚ | 。゜ ゚ 。 o
\ ゚ o 。| 。 / 。 /
○ 。 ゚ |゜ O / o / 。゜
゜ 。 \ o ゚ O ゚ 。 /゚ 。 O
゚ 。 \ | ゚ o / ゚ 。 ゜
。 ゜ 。 。 。 ゚ 。o ゜
__。___ ゚ 。 ゜ ―O――――
゜ o 。 o ゚ 。 ゚ 。 ゚
゚ 。 O / 。 |゜ 。゚ \゜ O ゜
゜ 。 / 。 / ○゚ O \ 。 ゜
O ゜。 / ゚ | 。゜ ゚ 。 o
/ o 。゜ | o ゜ \ / o 。゜ | o ゜ \゜ \
ワァアアアア!!
207
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:10:43 ID:973.XWyk0
最終話
夢の終わりに
.
208
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:12:26 ID:973.XWyk0
あとがき
平素はお世話になっております。
>>1
でございます。
この度は『( ^ω^)妖精迷宮のようです』を閲覧頂きありがとうございます。
6月から本作を投下し、本日完結を迎えたこと大変喜ばしいことと存じます。
209
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:14:45 ID:973.XWyk0
本作を投下した頃、ChatGPTが話題になっていた頃であり、それを使って何かできないかなと考えていました。また、ファンタジーな作品も作ってみたいと思っていたので、『魔法の詠唱とか考えてもらおうかな!?』と思い、今日に至りました。
各々の呪文詠唱で『 』や【 】で表記されていましたが、これは、『 』はChatGPT。【 】は私が一から考えたものになります。
本作品を2周目するときはそういった違いもお楽しみ頂けたら幸いです。
さて、ここで第6話から最終話迄の2年間で各キャラクタに何があったか簡単に解説をしたいと思います。
210
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:15:46 ID:973.XWyk0
爪'ー`)。彼女は、狐娘だけでなく、他の人達の命も救いました。
その後、ショボンとブーンに修行をつけてもらい、魔法の技術がメキメキと上達。クロウリー家の刺客達を次々と撃退し、ついには家の束縛から解放されました。そして、イ从゚ ー゚ノi、に正式にプロポーズし、めでたく結ばれることとなりました。
( ФωФ)。ショボンから魔法を解いてもらい、人の顔に戻ることができました。
でも、人の顔の時は印象が薄いし、妖精迷宮で出会った人達は人間の時の顔は知らないため、猫の顔のマスクを被るようにしてるそうです。
211
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:16:30 ID:973.XWyk0
(´・ω・`)('、`*川。2人はあの後、仲直りして、今ではすっかり仲の良い夫婦に戻っています!
川 ゚ -゚)/ ゚、。 /( ∵)( ,,^Д^)。
密かに盗賊3人の実力を認めていたクールは、妖精迷宮を出た後、3人をクロウリー家の護衛部隊にスカウト。3人共、2年の間に礼節を覚え、今では執事見習い兼護衛として働いています。犯した罪は消えないけど、一応更生して、頑張って働いているようです。
212
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:17:24 ID:973.XWyk0
( ^ω^)。
彼は、フォックスに魔法を教えながら、妖精迷宮で見つけた高度な魔法を基に新しい魔法を作成。
それが次々と大ヒットし、魔法を売る会社、魔法商マリントン・カンパニーの技術部長迄、出世しました。もう、パワハラで泣く彼はどこにもいません。
以上になります。
また、近日中に新たな作品でお会いしましょう。
( ^ω^)「それじゃあ、またな!」
213
:
◆6K3IPcAnTw
:2023/10/26(木) 01:18:00 ID:973.XWyk0
( ^ω^)ノシ 妖精迷宮のようです
【完結】
.
214
:
名無しさん
:2023/10/26(木) 11:06:13 ID:TCEwUal60
乙
215
:
名無しさん
:2023/10/26(木) 19:05:31 ID:sOSGK0kU0
GPTは新鮮やね、乙!!!
216
:
名無しさん
:2023/10/27(金) 06:32:05 ID:4OcXEzqA0
乙です
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