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異界大戦記のようです
982
:
名無しさん
:2023/12/23(土) 20:54:08 ID:RitR9poI0
ポツリとトソンが漏らすその呟きに皆が一瞬、顔を曇らせる。
この国の力の象徴とも言える王であり、世界を征する力を持っていたといっても過言ではなかったはずの存在。
それが今では元という肩書きとなり、その力は全て失っている。
爪;'ー`)「あの、陛下はその、元首ではある、んですよね?自分は、よく分からないのですが......」
(´<_` )「ん?あぁ。そのようだ......一応な」
( ´_ゝ`)「......そうか」
その言葉に多くの者がホッと胸を撫で下ろす。
国として多くのものを失ってしまったが、形だけは何とか保つことが出来ているのだ。
力が無くなったとはいえ、自分達が信じ、崇めていた王はまだ、国のトップに立ち、導いてくれる。
その事実にどこか救われたような、ほんのわずかではあるものの心に希望が宿っていた。
皆がそうして小さな希望に顔を明るくする中、アニジャの顔は険しいものであった。
オトジャの『一応』という言葉に込められた意味に考えが至ったのだ。
それは元首という肩書きは本当に形だけのものであり、権力などはなく実質的な支配は他にあるだろうということ。
すなわち傀儡であり、陛下であるアラマキはこの国の民にその支配者達からの言葉を伝えるための道具となったのであろうと、考えたのだ。
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