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(゚、゚トソン ホシヲウチオトス ヨウデス
1
:
名無しさん
:2022/05/05(木) 22:14:17 ID:OuSiPKTg0
ドエロ祭り参加作品
105
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:15:18 ID:gyjRiklQ0
从; ゚∀从 それに、キュートの怯え方、普通じゃなかった…!あなたが何かしたんでしょ?
从; ゚∀从 私はもう、誰も信じない
从; ゚∀从 私はジョルジュと幸せになるの。あなたにも、誰にも邪魔させない
( 、 トソン …そう
106
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:15:51 ID:gyjRiklQ0
(゚、゚トソン もう、会うこともないね
从; ゚∀从 ええ、そうでしょうね
从; ゚∀从 もしこれ以上私に付き纏うなら、警察に相談するから
(゚、゚トソン わかった
(゚、゚トソン …さよなら
107
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:16:47 ID:gyjRiklQ0
从 ゚∀从 …ごめんね
从 ゚∀从 代金は私が払ってあげるから、もう私の前に姿を見せないで
从 ゚∀从 じゃあね、トソン
( 、 トソン
( 、 トソン (終わった)
108
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:16:52 ID:mobxSoag0
ドキドキする
支援
109
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:18:18 ID:gyjRiklQ0
( 、 トソン (終わった、終わった、終わった。もう戻れない)
( 、 トソン (清々したわ。これで私の弱さは死んだから)
( 、 トソン (世界なんてクソくらえだ、「可哀想」?ふざけないで。可哀想なのはあなたたちの方)
( 、 トソン (私も幸せになってやる。絶対に、私のやり方で)
.
110
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:22:13 ID:gyjRiklQ0
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
111
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:22:54 ID:gyjRiklQ0
ファミレスを出た後、トソンはあてもなく夜の街を徘徊する。
かつてない程の轟音が彼女の耳につんざいていた。
完全に、世界から放逐されてしまった。
彼女の覚悟は業火のように燃え上がっていた。
彼女は、街の中央にある公園に立っていた。
気付けば履いていた靴はどこかへ行き、ただ裸足で立っていた。
彼女の後ろで、不気味な造形をしたモニュメントが噴水の光に鈍く照らされている。
街中だというのに、空には満天の星が輝いていた。
112
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:23:38 ID:gyjRiklQ0
(゚、゚トソン
彼女は時間を忘れ、ただ呆然とそこに立っていた。
それは異様だった。
通り過ぎる人の中には、小さく悲鳴をあげる者すらいた。
113
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:24:52 ID:gyjRiklQ0
( ∵) ア゛ァ゛ァ!?
(゚、゚トソン
.
114
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:25:13 ID:gyjRiklQ0
彼女に話しかけてきたのは、古い家着の上下にサンダルを履いた、中年の男であった。右手に持ったビデオカメラを彼女に向ける。
( ∵)あんた、なにしてんの?
(゚、゚トソン ?
( ∵) ホラね。やっぱり
( ∵)…だから信用できないんだよ。
( ∵) お前らなんかオレに嫌がらせしてるみたいだけど、出てって下さいね!この街から….
115
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:26:00 ID:gyjRiklQ0
(゚、゚トソン …どういうことですか
( ∵) アァ!?しらばっくれやがって!
( ∵) 組織の手先なんだろ!?お前
(゚、゚トソン …。
( ∵) ...ほらね、図星ですよ。奴らは都合が悪くなると喋らなくなるから、これがその証拠!政治家も皆一緒!
( ∵) ひょっとしたら、人間じゃなくてロボットかもしれないなぁ、、おお、怖い怖い…
( ∵) とにかく、あんたらは俺に嫌がらせして「真実」を世の中に広めないように、懸命に努力されてるみたいですけども!
( ∵) 証拠はたくさんありますから! 俺は騙されない!
( ∵) ペッ!
116
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:27:05 ID:gyjRiklQ0
(゚、゚トソン ゾクゾク
それは運命の出会いだった。
そうとしか言いようがなかった。
.
117
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:27:28 ID:gyjRiklQ0
トソンはそのまま男を尾けた。
裸足は足音を消すのに都合がよかった。
男は町から離れた一角にある一軒家に住んでいた。
周りは空き地や駐車場になっており、その家だけ孤立しているように見えた。
(゚、゚トソン (ここがあのひとの家…)
辺り一帯が死んだような雰囲気に包み込まれていた。
人が住んでいながら、人気を感じない空間。
都市の深淵のような場所であった。
118
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:28:05 ID:gyjRiklQ0
そして彼女は、男の家の塀にスプレーで文字が書かれているのを発見する。
「誰も知らない真実 宇宙 8月15日 見てるんだろ お前だよ
革命はもうすぐ起きる」
(゚、゚*トソン ゾクゾクゾクゾクゾク
彼女の体内に、雷が落ちたような衝撃が起こった。
全身に暗い痺れが走り、心臓が激しく脈を打つ。
ここだったのだ。彼女が行くべきところは。
おぞましくも、あまりに魅力的な闇がそこに広がっていた。
119
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:28:58 ID:gyjRiklQ0
2022.5.1
はいりたい はいりたい はいりたい のぞきたい!
きっとすごいことになる、あそこで私は生まれ変わる運命なんだ!
.
120
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:29:41 ID:gyjRiklQ0
その夜から、トソンは一秒たりとも、あの男のことを考えないことはなかった。
あの深淵、あの家に吸い寄せられているのが分かった。
彼女が求めている忌々しい行為。
それは蜜に近付く蟲のように抗い難い。
本能がしてはいけないと全力で拒否している一方で、それを抑え込むことはできない。
( 、 *川 あっ、あっ、あっ、あっ
パンパンパンパン
(´^ω^`) フーッ!フーッ!
(゚、゚*トソン (待てない、待てない、早く準備しなくちゃ)
すぐ側で展開される両親の営みなど意にも介さず、
直ぐに彼女は、男の家に侵入する計画を立て始めた。
121
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:30:26 ID:gyjRiklQ0
.
122
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:30:59 ID:gyjRiklQ0
直ぐにその夜はやってきた。
男は毎日22時には帰宅して一日を終えることがわかった。
また、何者かによって窓は破られており、侵入はあまりにも容易であった。
(゚、゚*トソン
トソンは裏庭から、物音を立てないように敷地に侵入する。
心臓の音が痛い程高鳴り、耳の後ろでバクバクと音を立てる。
明らかな、極度の性的興奮を覚えていた。
123
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:31:53 ID:gyjRiklQ0
割れた窓の隙間から鍵を開く。
物音を立てぬようにゆっくりと扉を開く。
一歩、部屋に踏み込んだ瞬間、饐えた匂いが鼻をついた。
(゚、゚*トソン 〜〜〜〜〜ッ!!!
それは男の部屋だった。
壁や天井を、政治家や誰かの写真、ニュース記事の切り抜き、手製のコラージュ画像や図が埋め尽くしていた。
その部屋には机とコンピュータ、夥しい量のクリアファイルが存在し、
その山の中で男は布団を敷いて眠っていた。
(゚、゚*トソン (あ、だめ、かも)
彼女はあまりに濃密なその暗い空気が、じっとりと全身に纏わりつくのを感じた。
足腰から力が抜け、その場にへたり込む。
124
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:32:55 ID:gyjRiklQ0
変わる。変わる。トソンの何かが変わっていく。
それが手に取るようにわかった。
一線を超えたのが分かった。
(゚、゚*トソン (もっと、もっと凄いことが、この先に待ってる)
彼女は男を一旦そのままにして、家を探索することにした。
男のいる部屋から廊下に出ると、そこにも夥しい量の文言や写真が、まるで札のように張り巡らされていた。
はやる気持ちを抑えながら、トソンは一歩ずつ、歩を進めていく。
125
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:33:36 ID:gyjRiklQ0
バキッ
(゚、゚*トソン !!
途中で、床が割れる音がした。
彼女は足元の新聞紙をおそるおそる捲った。
床には、大きな裂け目ができていた。
そしてその奥に、地下室があるのがわかった。
地下室には、僅かなランプとベッドだけがあり、ベッドには男の母親と思しき老婆が横たわっていた。
髪はところどころ抜け落ちて、痩せこけ、死人のようになっている。
その老婆は、恐るべき眼力で、彼女のことを見上げていた。
126
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:35:55 ID:gyjRiklQ0
<●> <●>
その瞳を、その深すぎる闇を覗いた瞬間。
( Д *トソン ア゛ーーーーーーーーーーーーーーー
彼女は、生まれて初めての絶頂を感じた。
とてつもない快楽と共に沈んでいく意識が、老婆の闇の中に堕ちていくのがわかった。
腰から広がる重たい快楽が、真っ黒な闇の中へ彼女を引きずり下ろしていく。
彼女は嬉々として、その沼の中へとドプドプと浸かっていく。
127
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:36:36 ID:gyjRiklQ0
悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。悪。
彼女の脳裏に繰り返し現れ、焼き付いていく文字。
気付けば彼女は、地下室に降る階段を駆け下り、老婆に抱きついていた。
(゚、゚トソン フーッ…! フーッ!
( <●><●>)
老婆は彼女を見たまま、一言も発さない。
彼女は衝動に駆られるがまま、彼女に口づけをする。
老婆は全てを見通すがごとく、それを受け入れる。
世界に対する限りない恨みと、絶望をぶつけながら。
128
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:38:05 ID:gyjRiklQ0
(゚、゚*トソン はぁ、はぁ、はぁ、
老婆の口内に舌を差し込み、闇をそこからねぶりとるように接吻する。
その後、トソンは老婆の上に馬乗りになり、彼女の首に手をかけた。
ゆっくりと、力を込めていく。
129
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:38:36 ID:gyjRiklQ0
老婆は抵抗しない。
彼女は無限に感じるような時間、老婆の首を絞め続けた。
ゆっくりと、ゆっくりと、その眼から光が失われていくのを眺めていた。
( <●><●> )
命が失われる時、老婆の眼からは憎しみもまた消え失せた。
そこには、つるんとした、ただ、ただ、深い深淵だけが残った。
トソンはその間、絶えることなくイき続けていた。
130
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:39:13 ID:gyjRiklQ0
(゚、゚*トソン アっは….。
( ∀ *トソン あっははははははははははははははははは!
( ∀ *トソン やったぁぁぁぁぁぁ!私は、こんなことを、やってしまったぁぁぁぁ!
( ∀ *トソン 私、生きてる!生きてるよ!あははははは!
( ∀ *トソン はー….はー…
( ∀ *トソン ごちそうさまでした
( 、 *トソン 次は…
131
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:39:55 ID:gyjRiklQ0
彼女は階段を二段飛ばしで駆け上がり、小躍りするように男の部屋へと舞い戻った。
その姿は悪鬼か、妖精の類にすら見えた。
布団に眠る男を紅潮した表情で見下ろし、息を切らす。
(゚、゚*トソン はぁ、はぁ、
モゾモゾ
彼女は男の布団の中に潜り込んだ。
132
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:41:39 ID:gyjRiklQ0
(゚、゚*トソン こ、ん、ば、ん、は
( ∵) ン….
( ∵) うあああああ!?
(゚、゚*トソン 私です。前に公園でお会いした
( ∵) な、なんの用だッ!
(゚、゚*トソン …あは、
トソンの全身は、闇を飲み込むように、力強く脈を刻む。
その脈動は男に浸透し、更なる闇を彼女の内へ呼び込んでいく。
( ∵) …っ
(゚、゚*トソン もう硬くなってる、
133
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:42:10 ID:gyjRiklQ0
( ∀ *トソン …おめでとうございます。革命、起こりましたね
.
134
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:42:38 ID:gyjRiklQ0
2022.5.9
凄い体験をした。まるで世界で最も暗い場所に辿り着いたみたいだった。
ママとパパも絶対に経験したことのないような、体験。
私は勝った。
あの夜、私が彼にしたことは…ひみつ。笑
.
135
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:43:05 ID:gyjRiklQ0
.
136
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:44:06 ID:gyjRiklQ0
翌朝。
(´・ω・`) ふぃ〜ただいま〜。トソン、いるか?
(゚、゚トソン おかえり、お父さん、お母さん
('、`*川 あら、早起きなのね
(´・ω・`) 昨夜は凄かった…お得意先の男女を7人呼んでね。クスリあり、なんでもありの乱交パーティさ
('、`*川 もう限界…ちょっと座らせて。足腰に力入らなくなっちゃった
137
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:44:30 ID:gyjRiklQ0
(´・ω・`) 一人、めーちゃくちゃな奴がいてね。キマッた弾みでこいつにフィストしたんだよ。…もう戻んないね。ありゃ
('、`*川 ええー。でも、
(´・ω・`) 楽しかったなぁ、ハハハ!
(゚、゚トソン ねぇ
(´・ω・`) ('、`*川 ?
138
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:45:11 ID:gyjRiklQ0
両親の話など、トソンが同じ夜、体験したことに比べれば、大したことではない。
空気のようなモノであった。
思えば、長い道のりだった。
初めに精神を崩壊させた夜。
入院中の長い長い内省。
女子トイレに穴を開けた中2の夏。
ギコを、キュートを喰った夏。
そして、再び訪れた夜。
彼女はついに、自立した一人の人間になることができたのだ。
両親と、世界に、完全なる勝利を収めたのだ。
139
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:46:00 ID:gyjRiklQ0
(^、^トソン いつもありがとう、お父さん、お母さん
(´・ω・`) ('、`*川
(*´・ω・`) な、何だよ〜
(^、^トソン 家族のために精一杯頑張る二人には、私からプレゼント
(^、^トソン 開けてみて?
140
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:46:25 ID:gyjRiklQ0
(*´・ω・`) わ、わかった
ゴソゴソ…
(*´・ω・`) うお、腕時計か!?
('、`*川 どうしたのこんな立派なもの
(゚、゚トソン いろいろね。私も恩返ししないとって思って
(゚、゚トソン 中学生の時、色々迷惑かけてごめん
(゚、゚*トソン…でも、この通り!娘は立派に育ってます!
141
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:47:15 ID:gyjRiklQ0
( 、 *川
(; 、 ; *川 ペニサス…
(゚、゚トソン お母さん….
(; 、 ; *川 あなたには、迷惑ばかりかけて…
(゚、゚トソン 大丈夫だよ。私はお母さん大好きだよ
(; 、 ; *川 ありがとう…、ありがとうね…
142
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:48:04 ID:gyjRiklQ0
(´;ω;`) うぅぅ〜
(´;ω;`) ダメだ、父さんも涙を堪えられねえ
(´;ω;`) ブワッ
(´;ω;`) …うううう、こんな俺でもよ゛ぉ、娘に恩返しされる時が来るなんてぇ….っ!
(´つω;`)
143
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:48:42 ID:gyjRiklQ0
(´^ω^`) ありがとう。これは俺たちの宝物だ
('ー`*川 ありがとう。トソン
(゚、゚*トソン
144
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:49:10 ID:gyjRiklQ0
*(‘‘)*
*(‘‘)* パパ、ママ、大好き!
.
145
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:49:33 ID:gyjRiklQ0
(; 、; トソン う、うわぁぁぁぁぁぁぁん!
(´・ω・`) よしよし。偉かったな、トソン
('、`*川 本当に…立派になったわね。誰よりも賢くて、強くて、優しい子に
146
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:50:00 ID:gyjRiklQ0
ガタンッ
(´・ω・`) ん?
('、`*川 ベランダの方から…何か落ちたのかしらね
(つ、トソン
(゚、゚トソン …私が見に行ってもいい?
147
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:50:43 ID:gyjRiklQ0
.
148
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:51:23 ID:gyjRiklQ0
トソンがベランダの窓を覗くと、
そこには大きなカラスの死骸があった。
苦悶に見開いたまま、永遠に閉じられることのない眼。
ガラス玉のような眼を、虹がかった黒い羽根を、朝焼けの光が赤く照らし上げていた。
それは美しかった。
キラキラと輝いて、彼女の記憶に残り続けた。
.
149
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:52:02 ID:gyjRiklQ0
2016.7.10
ねえ、終わっちゃう前に目を覚まして。
何もかも壊して、新しく作り上げてよ。
星なんかちぎって落としてやる。
真っ黒な空、きっとそれは素晴らしく綺麗だから。
.
150
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 18:52:51 ID:gyjRiklQ0
完
期間に間に合わず、申し訳ございませんでした…。
151
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 20:38:11 ID:ffitzN/s0
救いなんてないのか、救われちゃったからの結末なのかわかんねぇな…乙
152
:
名無しさん
:2022/05/07(土) 20:47:05 ID:b55hdG0w0
乙
153
:
名無しさん
:2022/05/10(火) 19:07:56 ID:k8P94Om60
おつ
突然の岩〇で笑った
154
:
名無しさん
:2022/05/16(月) 18:40:06 ID:2cqW5.Lo0
乙
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