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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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シリ ‘ -‘リ「……ねえ累次」
(´<_` )「何だ?」
シリ ‘ -‘リ「好き」
(´<_` )「……俺も好きだぞ、五月」
シリ ‘ -‘リ「……へへ。ん……」
(´<_` )「ん……」
シリ*‘ -‘リ「ぷぁ……。累次ぃ……」
(´<_`*)「五月……」
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シリ* - リ「そろそろ、欲しいなぁ……赤ちゃん」
Case6「五月館」
Day1B「えっ、新婚生活……??」
To be continued...
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Case6-Tips2 セカンドナンパ
爪゚ー゚)「やあ、僕は地流椎菜」
ハハ;ロ -ロ)ハ「えと……あの……」
爪゚ー゚)「こんなところでナンパとは災難だったね。
僕もこう見えて女だからね、心中お察しするよ、うん」
ハハ;ロ -ロ)ハ「は、はあ……」
爪゚ー゚)「隣、いいかな?」
ハハ;ロ -ロ)ハ「エ……は、ハイ、どうぞ」
爪゚ー゚)「……何かごめんね、これじゃあ僕までナンパしてるみたいだ」
ハハ;ロ -ロ)ハ「イエ……」
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爪゚ー゚)「タケノコ……いいじゃないか」
ハハ ロ -ロ)ハ「……」
爪゚ー゚)「君は好きかい? タケノコ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ア……好き、デス」
爪゚ー゚)「じゃあ頂こうじゃないか……いただきます」
ハハ ロ -ロ)ハ「ん……いただきマス」
爪゚ー゚)「……うまい……」
ハハ ロ -ロ)ハ「ん……! おいしい……!」
シリ ‘ -‘リ「いかがですか?」
ハハ ロ -ロ)ハ「あ、五月サン」
爪゚ー゚)「うん、凄くおいしいよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「おいしい、デス」
シリ ‘ -‘リ「ふふ、よかったです」
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シリ ‘ -‘リ「地流様」
爪゚ー゚)「ん、何だい?」
シリ ‘ -‘リ「ハローさんのこと、よろしくお願いしますね」
爪゚ー゚)「? ああ」
ハハ;ロ -ロ)ハ「あ、あの……」
爪゚ー゚)「君はハローっていうのかい?」
ハハ;ロ -ロ)ハ「あ……ハイ」
爪゚ー゚)「山井さんとは知り合いなのかな?」
ハハ;ロ -ロ)ハ「えと……SNS、で」
爪゚ー゚)「SNS……ああ、「五月の声」か」
ハハ ロ -ロ)ハ「アノ……あなたも?」
爪゚ー゚)「いや、僕は会員ではないよ。幸いメンタルは健康でね」
ハハ ロ -ロ)ハ「ア……そうデスか」
-
爪゚ー゚)「いやーしかしうまい」
ハハ ロ -ロ)ハ「タケノコ……」
爪゚ー゚)「うんうん、タケノコはいいね」
ハハ ロ -ロ)ハ「タケノコ……おいしいデス……」
爪゚ー゚)「うんうん」
―――。
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爪゚ー゚)「え、じゃあ彼も会員なのかい?」
ハハ;ロ -ロ)ハ「は、ハイ……」
爪゚ー゚)「それは意外……でもないか。なるほどね」
ハハ;ロ -ロ)ハ「SNSデハ……あんな人とは思わなくテ……」
爪゚ー゚)「ちらちらあっちの様子伺ってるけど、相当不器用な子みたいだ」
ハハ;ロ -ロ)ハ「は、ハァ……」
爪゚ー゚)「君の気持ち次第だけど、ちゃんと謝ってきたら許してやっても良いかもしれないね?」
ハハ ロ -ロ)ハ「……」
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今回はここまで
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乙
突然ラブラブになってて何事かと思た
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乙!
たけのこご飯羨ましい
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おつです
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乙です
何だろ、夢魔みたいなものかな?
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>>529-532
おつありん
タケノコご飯はおいしい
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前回のあらすじ
・僕は地流 椎菜。こう見えて警察官だよ
・キノコタケノコ停戦だな……里に平和が訪れた
・借金塗れの老後とか笑えん
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
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|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
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Case6-Day2A
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( -_ゝ-)「む……」
( ´_ゝ`)「……朝か……」
(-<_- )zzz...
( l┴l)zzz...
( ´_ゝ`)「ん? 弟者が先に起きてないとは珍しいな……おい弟者、起きろ」
(-<_- )zzz...
( ´_ゝ`)「おい弟者」
(-<_- )zzz...
( ´_ゝ`)「……? マジで珍しいな、超熟睡してるぞ……」
(-<_- )zzz...
( ´_ゝ`)「弟者!」
(-<_- )「む……」
( ´_ゝ`)
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「起きたか」
-
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「……? どした?」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「おい」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「喧嘩売ってんのか?」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「これもうわかんねぇな」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「マジかー……」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)つ「てい」
(´<_` )「……いてっ」
( ´_ゝ`)「目覚めたか弟者よ」
-
(´<_` )「……? 何で兄者がいるんだ?」
( ´_ゝ`)「おいおい、寝ぼけてんのか?」
(´<_` )「……鹿肉今日納品だっけ?」
( ´_ゝ`)「お前が何を言っているのか、これ全くわからん」
(´<_` )「五月はどこに行ったんだ?」
( ´_ゝ`)「五月? おい弟者、お前どんな夢見てたんだよ?」
(´<_` )「夢……夢?」
( ´_ゝ`)「……プッ。おいおい弟者、マジでどんな夢見てたんだ?」
(´<_` )「……なん、だと……」
( ´_ゝ`)「ようやく本格的に目が覚めてきたようだな? プッ」
(´<_` )「……」
(;<_; )ブワッ
( ´_ゝ`)「……えっ……?」
-
(;´_ゝ`)「う、嘘だろ弟者……何もそこまで……」
(;<_; )「ウッ、ウウウッ……!」
(;´_ゝ`)ノシ「や、山ちゃん先輩! ヘルプミー!!」
( l┴l)zzz...
(;´_ゝ`)「NOOOOOOOOOO!!!!」
―――。
-
( ´_ゝ`)ノ「おはよう!」
(´<_` )「……ん、はよ」
( l┴l)「……おはようさん」
( ´_ゝ`)「針の筵」
(´<_` )「……そうか」
( l┴l)「……なるほど」
(;´_ゝ`)「これは……何か起こっているのか……?」
(´<_` )「……ん?」
( l┴l)「……何が?」
(;´_ゝ`)「うーむ……」
(´<_` )ピクッ
( l┴l)ピクッ
(;´_ゝ`)「おん? どした?」
(´<_` )「……」
( l┴l)「……」
(;´_ゝ`)「おい、どこへ……って朝飯か? 丁度時間だな……おい待てって!」
-
【2階廊下】
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴‐ __ __
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[二二二二二二二二]
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(´<_` )「……」
( l┴l)「……」
(;´_ゝ`)「っ……!」
( ・A・)「……」
ハハ ロ -ロ)ハ「……」
(;´_ゝ`)(っ!! こいつらもか……どうする、止めるか? それとも……?)
爪゚ー゚)「おや?」
(;´_ゝ`)「!?」
-
(;´_ゝ`)「地流さん」
爪゚ー゚)「……何か様子がおかしいね?」
(;´_ゝ`)「その認識であってる。反応が凄まじく鈍い」
爪゚ー゚)「……なるほどね。どうする?」
(;´_ゝ`)(理解が早すぎる……まさか予期していた?)
( ´_ゝ`)「……ふぅ。とりあえず、真似しとく……とか?」
爪゚ー゚)「……なるほど。それが良いかもしれないね」
( ´_ゝ`)「うむ……」
爪゚ー゚)「正直、有能な探偵が正気なのは心強いよ」
( ´_ゝ`)「こっちもな……警官の地流さんが正気でよかった」
爪゚ー゚)「……お喋りはこれくらいにしておこう」
( ´_ゝ`)「ああ……」
-
【食堂】
______,,,,,,..........、、、、、、、 ---丁[二二二二二|丁!ニニ|___________
 ̄ ̄ ̄ / \ |::| :| | | | :::|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.:
_∠ 、--‐‐…┯ |::| :| | | | :::|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.:
'"´| ‐=¬冖ニ'i| |::| :| | | | :::|:| ̄`丶 : : : : : : : |:|: : : : : :
. | | :|| |::| :| | | | :::|:| ̄`) ノ _,|:|
. | | :|| |::| _, ┴ー| | |ー─|:| ;'´ (__/::::::|:|\__
. | | :|| _|⊥-=ニ¨ _,,,..| | |-‐ '^|:| 乂_,.-'´:::::::::::|:|:::::`、___
. | | :||  ̄|丁¨¨¨¨¨¨¨| | | | .::|:|ロ /::::::::::::::::::::|:|:::::::::´,
. | | :|| 爻爻 _,..┴ー| | |ー─|:| /:::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::∨
. | | :|| T'T‐''"´.:.:.:.:.:.:.:. | | |_, :i'´|:|∨ ::::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::::::::
. | | :|| 人人 ̄ ̄ ̄ ̄´:| | | | |:|:::::::::::::::::::::::::::::::: |:|____
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ニ¨:::::_ニ- ¨ /
ニ- ¨ /
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シリ ‘ -‘リ「皆様おはようございます。ふふ」
(´<_` )「アッ...!」
( l┴l)「ウッ...!」
( ・A・)「ンッ...!」
( ´_ゝ`)「ムッ...」
J ゚ ゝ゚J「おはようございます、お嬢様方。クク」
ハハ ロ -ロ)ハ「アッ...!」
爪゚ー゚)「ウッ...」
( ´_ゝ`)(ふむ……なるほど)
爪゚ー゚)(確かにイケオジだがなあ……)
-
(´<_` )「五月、今日は任せちゃってすまんな」
シリ ‘ -‘リ「いいえ、大丈夫ですよ」
( l┴l)「いやー五月の飯はうまいからな!」
シリ ‘ -‘リ「ふふ、ありがとうございます」
( ・A・)「飯!」
シリ ‘ -‘リ「はいはい」
( ´_ゝ`)(……なるほど、そういう感じ?)
( ´_ゝ`)「黙っていても飯が出てくる、感謝しかない」
シリ ‘ -‘リ「ふふ、こちらこそ感謝しますよ」
ハハ;ロ -ロ)ハ「ワタシ、料理できなくて、すみま――」
J ゚ ゝ゚J「クク、適材適所という言葉がございます」
爪゚ー゚)(ふむ)
爪゚ー゚)「まったく出来た旦那クンだな、素晴らしい」
J ゚ ゝ゚J「いえいえそれほどでも」
シリ ‘ -‘リ「さあさあ、朝食は焼き鮭定食ですよ」
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r―‐‐.( ( ⊆⊇ ) )‐―──────────、
| |` ─‐─ ' i ,,,,,::;;'';;;;;;;;;;;:;;;;,,,,.. |
| |. -‐─-、 l // ヽ、 |
, '"```.、 l / |-' ,':::,' \ ヽ、ヽ、 ヽ, |
,r'´ ;;`、 | / -─-、. | // \ ヽ ヽ ,〉 |
,:' :: ::::l ', ( ( ⊆⊃ )))""ヽ----―――――---イ´. ,'
,-.{ :: .::::::|‐-.、 ヽ 、 ` ──‐' ノ
( :, :: ,,.::;:;:;:;:;;'' ) `=============================='´
',`'ー`‐-======-‐' ! `' 'ー‐--------‐─' '´
ゝ、 / ,、、 .,、、 ./ ̄ ̄ ̄ ̄\
` 、 _..-´_.((⌒),--、 ,.- 、/;:| レ;:| | / ., 。ooo∞o。 \
/ ̄ ̄ ̄ ̄\` ̄ ̄´ , ' ((⌒)トi--イi--イ :// ;// !\〃。o∞∞o8ヽ/!
/ ,,..--ー-..._, \ (_ ((⌒).`r-‐'.ト--';//::// .) l \,。o8o∞o/. !
|\,〃'i;'"~ ゙;ミ;:..::ヽ/| ヘ`ー-'`ヽト‐‐イl,-‐' ´`-‐'ソ | i ̄ ̄ ̄ l |
. l \゙ゞ-ノノ彡:/ l ヘ ::  ̄ ̄,,;;;;;;;;;;;;,,:'' | l i |
.| l ̄ ̄ ̄l | ヽ、_ ;;;;;;,;:;:;:;;::;:;:'' ヽ l l /
ヽ .l ! / `i .,,;:;::;:;;;i' \___i_______i___/
ヽ二l________l二ノ `ー--‐'' `ー--‐'´
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,. -‐''r''" ,:´゚ ゚,゙'ヽ'‐-、, | 《 !;:;:;:;:;; ,-ー‐-、 : : ! ! .;.;.;;:;:;:;: | 》 | . i ,r''": ::::./二/!: :.::`丶、.i
( ,r'" ;. "。 ; ゚:. ヽ、 ) | 《 l;;;;;;;;:: / / l : : :| | ∧∧ ::;;;;| 》 | .|゙ヽ..;;__|___」/_ ._,,,.-' |
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`ー--‐'' | お て も と /三三l
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(´<_` )「日本人に生まれてよかったと思わされてしまう定食」
( l┴l)「うまー!」
( ・A・)「和食、いいな……」
( ´_ゝ`)「なるほど、うまい」
ハハ ロ -ロ)ハ「おいしいデス」
爪゚ー゚)「ふむ、絶妙だ」
シリ ‘ -‘リ「ふふ」J ゚ ゝ゚J「クク」
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【客室 藤の間】
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( ´_ゝ`)「さて……どうしたもんか」
(´<_` )「何がだ?」
(;´_ゝ`)「ッ!?」
( l┴l)「おっ、今日何するかって話?」
(;´_ゝ`)(……正気に戻った……のか?)
(´<_` )「何だよ、鳩が豆鉄砲を食ったような顔して」
( ´_ゝ`)「……弟よ、先ほどまでの醜態を覚えてないと申すか?」
(´<_` )「んん??」
( l┴l)「何かあったっけ?」
( ´_ゝ`)「五月ちゃんにガチ恋しちゃったんだろ?」
(´<_` )「何言ってんだこいつ」
( l┴l)「脈絡なさすぎね?」
( ´_ゝ`)「……なるほど」
(´<_` )「何がなるほどなんだよ」
-
( ´_ゝ`)「朝飯うまかったな」
(´<_` )「ん? おう、控えめに言って最高だな」
( l┴l)「やっぱ鮭だよなあ!」
( ´_ゝ`)(ふむ、朝食の記憶はあり、と。一体どういう認識になってんだろ?)
(´<_` )「そんでどうする?」
( l┴l)「沢でも行ってみるか?」
(´<_` )「おっ、いいですね」
( ´_ゝ`)「あ、それなんだけどさ。今日は俺別行動していいか?」
(´<_` )「あん?」
( ´_ゝ`)「さっきちょっと地流さんと話してたんだけどさ、別府さんにこのあたりの話聞いてみたくて」
(´<_` )「そうなのか?」
( l┴l)「俺らも付き合ってもいいけど?」
( ´_ゝ`)(地流さんとそんな話はしてないが……つまりやはり記憶はない?)
-
( ´_ゝ`)「いや、山ちゃん先輩は麻生君誘って行っといでよ。一人で暇してるのが目に見える」
( l┴l)「あー、確かに」
(´<_` )チラッ
( ´_ゝ`)(ん、弟者は何かあるの感づいたか。うーん、この辺は正気っぽいが……)
(´<_` )「何かちょっと可哀想だしな……行きますか」
( l┴l)「だな。ああいう若人には沢遊びとか効きそうだし」
( ´_ゝ`)「沢行くなら網とかあった方がいいっしょ。車に取り行こうぜ」
( l┴l)「おっ、そんなん持ってきてんの?」
(´<_` )「ええまあ」
( l┴l)「んじゃ俺はその間に麻生君呼んでくるかなー」
( ´_ゝ`)「よろしく」
(´<_` )「んじゃ行くか」
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【車】
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ヽ___/
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(´<_` )「……で?」
( ´_ゝ`)「うむ。自覚はないようだが完全におかしくなってたぞ」
(´<_` )「……マジ?」
( ´_ゝ`)「弟者だけじゃない。俺と地流さん以外全員な」
(´<_` )「俄かに信じがたいんだが……」
( ´_ゝ`)「そらそうだろうな。今は話半分でいいよ」
(´<_` )「その話が真実だとして、何で兄者と地流さんは何ともないんだ?」
( ´_ゝ`)「……俺については心当たりある」
(´<_` )「何が……って、あー」
( ´_ゝ`)「たぶんこれだわな」
-
/´ ̄`ヽ
/´ ̄`ヽ |:. .::|
|: :|: :|:. .::! /´ ̄`ヽ
|: :| |:. .::|: :|: :|
./ ̄`ヽ |: :|: :|:. .::| |: :|
..|: :| |: :| |:. .::|: :|: :|
..|: :| |: :|: :|:. .::| |: :|
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..|: :|: :|:. .:| :/:. .::/ /´:::::....:..:|
..|::.. ...::| |: :| /:. .::/ /: ..:/
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..|: :|: :|: :|/:. .::/ /: ..:/
..|:. ..:::ー'::.. ..:::´ ...:::::レ'::. /´ ̄ ̄`ヽ
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./:::.:.. /\/ ̄ ̄\/| |∞/ .:/
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|:. .:/ .:/
|:.. / .:/ ∮
|;:;::...:.:::. .:/∮ ∮
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../:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ̄´ ∮ ∮ チャラッ
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../:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ∮ ∮
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(´<_` )「……そうなるとマジでオカルト攻撃の可能性が高い、と」
( ´_ゝ`)「まことに遺憾ながら」
(´<_`;)「えっ、俺どうすりゃいいんだ? 無自覚なんじゃ気を付けようがないぞ」
( ´_ゝ`)「聖水ぶっかけるくらいしか思いつかんな」
(´<_` )「あー……確かにそれはいけそうな気がする」
( ´_ゝ`)「あとはもう帰るとか」
(´<_` )「帰るってどこにだよ? ここが俺の家なんだが」
(;´_ゝ`)「……マジか?」
(´<_` )「ん? 俺何か変なこと言ったか?」
(;´_ゝ`)「……マジか」
(´<_` )「……そうか、変なこと言ってるんだな?」
(;´_ゝ`)「言ってる」
(´<_` )「全くわからん……やばいかも」
(;´_ゝ`)「正直ゾクっとしたわ。正常に狂ってる」
(´<_` )「うーむ……」
-
( ´_ゝ`)「期を見て聖水ぶっぱするわ。切り札切るにはまだ早そう」
(´<_` )「……わかった」
( ´_ゝ`)「悪いな」
(´<_` )「いや、全然自覚ないから別にな……」
( ´_ゝ`)「深掘りすることも可能だが藪蛇にしかならなそうだからやめておくぞ」
(´<_` )「うむ」
( ´_ゝ`)「……そんじゃ網持って戻るか」
―――。
-
【沢】
ミ;' : :|:::|/ |::::|:;': :.:|::::|辷冖゙;゙;;ミ ⌒|:::::i:i:i|==‐‐ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:,|:::::|;:ミ:/::/ヾ;:ミ:ヾ;jヒ比此此此北ヒ乂いハい
刈V小ミミ小人:.::ミ|::::|i:i:゙;゙;゙;゙;゙;ミ __ノ|::::i:i:i|;';' : : : : : :⌒Xヾ;:ミ:ヾ;:ミ::/ヾ;:ミ:ヾ比北此此比比ヒ乂いハいハ
ミ小小小く爻爻爻x|i:i:i:゙;゙;゙ミ ⌒''|::::i:i:|;';';';'⌒ ミミ|:::::|/::/;:ミ:ヾ;:ミ:;ヒ比此批批比北ヒ乂ハいハ
寸ヒリン⌒'ホ爻父父ivivivivi,、,、 , , , ,|::::i:i:|;';';';';';' . . : : : ::|:::/::/ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:比此批批批此比比乂ハい
\/.:.:/ ̄爻爻狄狄炎父爻爻爻父狄狄狄从viviv: : :.:::|/::/.: ヾ;:ミ:ヾミ:北此批批紕紕批北ヒいハい
::|.:.:.|/.:.:.:./⌒>''"´.:.:.}水爻水爻水刈狄狄絲絲xミ;ミ;ミ;ミ;/::/ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ比此批批批紕批北ヒハいハ
ノ: :/ /.:./:/'´.:.:.:.:.:.:__ノ淡水爻水爻水爻刈狄狄絲絲ミ;ミ;::厶ミミ;';';';';';';';'比批批批紕紕批北比いハい
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: /ーく/⌒::/.:.//:/:ミ `:、`:、`:、`:、`:、 ´'ホ爻水ソ刈狄狄狄狄狄ミ;ミ;ミ;ミヾ;:北比此批批批比比いハいハ
/: .小,\::::/.:.// /ミ`:、`:、`:、xXXx `:、 ´'ホ水爻ソ刈狄狄狄狄ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:比ヒ北此此ソ |゙;゙;゙;゙;゙;゙;ミ;゙|::|
: /i:i沁,.:.∨::///´´´´爻`:、`:、⌒X(⌒ ; ; ; ; ´'ホミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;;';';';;';';';';'⌒ヒ 刈 :;.:,i:i:|:|ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:|::|ヾ
/狄i:i沁,.:.∨//⌒``` `:、`:、`:、`:、;';';';';';';';';' ;' ;' ;''ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:_Ξ辷‐‐ ~|:::|゙;゙;゙ミ;|:|;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ|::|ミ
辷j{从小{/㌻¨¨¨ \─ 、`:、`:、`:、`:、;';';';';';';' ; ; ; , , __,.二ニ=-‐ ´ ミ|:::|ヾ;:ミ:;|:|ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:|::|ミ
;';';';'、 ̄ ̄\__| \ l ̄ ̄\__三二ニ=-‐‐ '' "´ , , , , , , , , ,、xXX|:::|;:ミ:ヾ;|:|;:ミ:ヾ;ァ'´ ̄「
;';';';';'\__ノ. : : |.:.: : .| ̄ ̄`'<二>v''"´ ̄ ̄`> y父ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:|:::|ヾ;:ミ:从ヾ;:ミ:乂__ノ´
`:、;';';';'}/ ̄ ̄ ̄ \_/'´´´´``'ーー┘ ̄```´´ ___小爻ミミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:∵ ̄j__ノ
: : : : ノ⌒ ;';';';';';';'.:.:ノ _,.-‐‐v'"´´´ 水爻水爻ミ;ミ;ミ;ミ:;.:,:;.:,: : : : : : ;ヾ;:ミ:{__,ィi{批ヒ
`'vー-く___ノ""´´ . . . : : : : : ,;'´ ‐___‐ ‐ 爻小爻小``:;.:,:;.:,:;.:,/ ̄ \_ノ ̄`'<批批
};.:, : : :\ _ _ _ . . . : : __r‐‐rくつ-く__}へ二二─ ‐ ‐ ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ: ; ;{/ ̄.:.:.:.:´`´ ̄.:.狄ミ
_,__;___;__ノ┘‐ ‐ . . . :.:/ ̄ Y⌒X___ ノ__ノ\二二─ ‐ ‐ミ;ミ;ミ;ミ;;';';';' ; ; ; ;\/.:.:.:.:.:.:ノ、.:.:.:人ミ
二二‐ ‐ ‐‐ . . : :.:.:.:{_ノ´ ´___ノ __ノ⌒ヽ___ノ=_=_=ァー‐‐┐=_‐_‐_ ‐ ‐ ; ; ; ; ``'ー‐‐价{ ̄\ミ
…‐ ‐ _ . . . . : : : :>--: :ー‐‐厂√T冖ァ'⌒しとつ乂__rf从从v ‐ ‐ ; ; ; ; ; ; , , {::{\_{.:.:
-- - - . . . : : /´´__}: : : : :⌒¨¨7二jノ⌒ こて⌒ 从从从㌫ニ- - --二二二j::{ミ;';';';';';';'
-
(´<_` )「おー、思った以上にいい感じですね」
( l┴l)「だな! いやー清流ってのはいつでも心躍るね」
( ・A・)「アソウ」
( l┴l)「麻生君は子供の頃やんなかった? 川遊び」
( ・A・)「……小学校の頃は結構やったかな、ザリガニ獲りとか」
( l┴l)「だよな! いやー童心に返るというか、な!」
( ・A・)「うるせー、声でけーよ」
(´<_` )「お、小魚もいそうな感じですね」
( l┴l)「よっしゃ! せっかく網あるし魚捕りしよーぜ!」
( ・A・)「捕ってどうすんだよ、食うのか?」
( l┴l)「っかー! つまんないこと言うなよ、ガキの頃食ってたか?」
( ・A・)「いや食ってねーけどさ……」
( l┴l)「そういうことだ! はっはっは!」
( ・A・)「うるせーって」
-
【林道】
ヒ批比ヒ刈i:i::::::批批矧溺赫絲絲狄爻いぃ ´'小北批妣豼豼妣批批妣豼豼ン絲絲縱縱縱
ヒ批いヒ矧i:l::::::|北比い小爻狄絲狄狄爻い, ´'小ヒ比此批ヒ匕ヒ匕ヒヒ批批ン絲i縱i縱i縱
ヒ打i厂´'小::::::|^'ホホ、 ´'小小,´'爻狄祓爻ぃ, ´゙爻:;.:,:;.:,刈ヒ比比批妣妣妣ン絲絲縱縱
:::|ホ、 ‘ ! ´'ホホx、 ´'小:;;..´'ホ祓絲ソ父x . .:.:.:.:.ミ批批批泌ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ン絲i絲i縱
: |乂ホ、 ‘ ´ンいハ、 ´ソ: . :´'小抓狄父x . . : ミ此:;.:,ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:絲絲
: | : : : . : ´ンいハ、′ ´'小. ´'小狄ソ爻水v、、 . . .:.:.::;.:,:;.:,ヾ;:ミ:ヾ;:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;
: | . . .i:..... ´'ン:;/ . .. ¦ ‘´'小:;.ンj:|厶狄x、 . . :;.:,:;.:,:;.:,ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;
:::| ′...}::... ∴;': : . i ´ン7厶水爻父x . . . :;.:,:;.:,:;.:,ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;
:::::.、 .′ ,' ,′ :;.:, : . . : ′'ン爻乂乂:;.:,. . . . :;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:ヾ;:ミ:ヾ;
::::: \′ vっクんう .:.:: : :|:... ´'小:;.:,:|:::::|:::.... . . . :;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.
:::::::::. , っfつう厶く⌒ : : : |:::::..... : ,' .′ . . : :|:::::|:;.:,:;.:,:.... . . . .:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.
i:i::::::::: : j厂 フ仄fつ 〉 : : :|:::::::::::|/:/:.. |:::::|:;.:,:;.:,xヾ;:.... . : :ヾ;:ミ:ヾ;ミ:
Ⅵi:i::::: ‘ ⌒``: : : . . : ::|::::::::::::::/:: : . . !:::| . .:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:... . . : : : ミ;ヾ;
..Ⅵi:i:i:::: : : : . . :|::::::::::::::|.:.:.:i::i: . ’ ! . : :ミ;ヾ;:ミ:j'Xx、、 . .
. Ⅵi:i::::... : : : : : .. . !::::::::: :|:;.:,:|::|;':.: .: . ‘ . . . : : 刈淡淡爻x、、
: :.:.Ⅵi:i:i::::....: :. :.: : : : . ... ‘ . . .:::|:; : |::|:;.:,.:.: : : . . : ¦ . 爻爻淡淡淡淡
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.:.:.:.:.|i:i:i:i:i:::::::| :::... :.:.:.: : : .: ’ |::|:;.:,:;.:,:;. :, : : |:::::|: : . . . .爻爻淡淡淡淡
:;.:,: :,|i:i:i:i:i:i:::::| ::::::.... .:.::.:.:.:|:::.. . :|::|:;.:,:;.:,:;.:,:;.:, |:::::|: : : : . . . . . 父ン父i淡淡淡
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. . ::|i:i:i:i:i:i:i:i:| .:;';';' : . . . : |:::::::::::::| . . : :;';';'淡淡㍊淡爻;';';';';'淡㍊※※㍊淡※※
: .:,:;.: |i:i:i:i:i:i:i:i:| . . . . : : : ;':;.:,:;.xX爻水爻父x |: : : ;';';';';';';';'ミ;ミ;淡㍊淡災爻爻淡㍊淡i㍊i※i州
:;.:,:;.:,:;|i:i:i:i:i:i:i:i:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::;.:,:;.:,爻水爻水爻水爻父x:;.:,:;.:,;';';';';';';';'xX爻水爻水爻炎淡㍊洲洲洲
-
( ´_ゝ`)「さて、ここらでいいか」
爪゚ー゚)「ああ、尾行はされていないと思う」
( ´_ゝ`)「……とりあえず現状の確認からいくか」
爪゚ー゚)「そうだね」
( ´_ゝ`)「部屋に戻ってから皆の反応が普通っぽくなったのは認識してる?」
爪゚ー゚)「うん、ハローさんに着いて彼女の部屋まで行ったからね」
( ´_ゝ`)「普通っぽく見えて狂ってるのは?」
爪゚ー゚)「ん? そうなのかい?」
( ´_ゝ`)「弟者と少し話したんだがな。受け答えは基本的に普通なのに、
帰るって話を振ったら「ここが俺の家なんだが」だと」
爪゚ー゚)「それは……興味深いね」
( ´_ゝ`)「自分がおかしくなっているということを認識はしたが、何がおかしいのか理解はできなかったようだ」
爪゚ー゚)「ふむ……それ以上踏み込まなかったのは正解かもしれない」
( ´_ゝ`)「やっぱそう思う?」
爪゚ー゚)「大蛇が出そうだ」
-
( ´_ゝ`)「ところで……地流さんは何か起こることを予期してたのか?」
爪゚ー゚)「おや、どうしてそう思ったのかな?」
( ´_ゝ`)「あの状況に全く動じてなかったからな」
爪゚ー゚)「……何か起こるだろうなとは思っていたよ。何が起きるのかはさっぱりだったけどね」
( ´_ゝ`)「……もしかして捜査中だったり?」
爪゚ー゚)「まあ、そうだね」
( ´_ゝ`)「……特課、という言葉に心当たりは?」
爪゚ー゚)「ふむ? 生憎心当たりはないかな」
( ´_ゝ`)「ありゃ? ……じゃあ個人的に調べてるとか?」
爪゚ー゚)「それであっているよ。むしろその特課とやらに興味が湧いたんだけど?」
( ´_ゝ`)「何とも荒唐無稽な話だが、荒唐無稽な事件に対処するための特殊部隊らしいぞ」
爪゚ー゚)「ほう……そんなものが……」
( ´_ゝ`)「普通に信じるのな」
爪゚ー゚)「現状では信じるデメリットがないからね」
( ´_ゝ`)「割り切り方がキレッキレだな」
-
爪゚ー゚)「……初めに違和感を覚えたのは友人の豹変だった」
( ´_ゝ`)「ふむ」
爪゚ー゚)「なかなか良い感じに陰気な男でね。言葉選びのセンスが俊逸だったんだけど。
ある時を境にその哀に溢れた感性は鳴りを潜め、つまらない男になってしまったんだ」
( ´_ゝ`)「うーん……?」
爪゚ー゚)「確かに人は変わることもあるよ。だけど、染みついた感性はそう変わるものじゃない」
( ´_ゝ`)「あー……そうだな。思春期ならともかく、根本的な感性はそう変わらない。
陰気な人間が陽気になることはあっても、言葉選びのセンスまでは大きく変わらんか」
爪゚ー゚)「急にはね。だから妙だなと思ったのが最初だよ」
( ´_ゝ`)「で、ここに来てたと」
爪゚ー゚)「そういうことになる。それと、昔のことを忘れていることが多かったのが気になったよ」
( ´_ゝ`)「なるほど……?」
爪゚ー゚)「おかしな話だけど、別人なんじゃないかと思ったよ」
( ´_ゝ`)「わからんでもないな……」
-
爪゚ー゚)「それから少しずつここについて調べ始めた。五月の声を知っているかな?」
( ´_ゝ`)「ああ、事前調査したからな」
爪゚ー゚)「彼も会員だったんだけどね。アカウントを作って眺めてみると、なかなかにディープな世界だったよ」
( ´_ゝ`)「まあなあ……メンヘル界隈はなあ……」
爪゚ー゚)「それはまあいいか。で、奇妙なことだらけの世界だったけども、それとは違った奇妙に気づいてね」
( ´_ゝ`)「というと?」
爪゚ー゚)「ここに泊まった人たち。どうもそれっきり発言が少なくなるんだ」
( ´_ゝ`)「ほう……?」
爪゚ー゚)「直接やり取りしても彼の変化と同じようなものを感じた。程度の差はあるけど」
( ´_ゝ`)「ちょっと眺めただけじゃそこまではわからなかったな……」
爪゚ー゚)「だろうね。それで、ここに何かがあるという疑念を深めたわけだ」
( ´_ゝ`)「まあ順当なとこだな」
爪゚ー゚)「それから。山井電装について」
( ´_ゝ`)「む? 宗一氏の会社か?」
爪゚ー゚)「そうだね。その躍進を支えたのが別府さんだ」
-
( ´_ゝ`)「腹心だったって話は聞いたな」
爪゚ー゚)「聞くところによると、彼の教育手腕は素晴らしかったようだ。
特に、保養所での合宿を経た問題社員は人が変わったように真面目になるとか」
( ´_ゝ`)「あっ……そういうこと?」
爪゚ー゚)「嫌でも結び付けてしまうよね」
( ´_ゝ`)「別府さんが何らかの洗脳のような手段を持っていると……?」
爪゚ー゚)「うん。状況証拠だけ追うとそうである可能性があるなと。
まさか催眠を掛けられたようなそぶりもなくあんな人数が一度に、とは思わなかったけど。
僕が何故無事だったのかはわからないけど、流石に肝が冷えたよ」
( ´_ゝ`)「ふむ……。俺はガチの霊能系人物から貰ったお守り的なもののおかげで無事だったと推測してるが」
爪゚ー゚)「お守り……お守りね。そういえば僕も持ってるよ、厄除けのお守り」
( ´_ゝ`)「えぇ……。普通のお守りで防げるなら普通に今までもレジストされて騒ぎになってそうだが……」
爪゚ー゚)「普通のお守りだと思ってはいたけどね。実は普通に買ったものではないんだ」
( ´_ゝ`)「おん?」
爪゚ー゚)「神職の友人から貰ったんだ」
( ´_ゝ`)「……なるほど。そうなるとちょっと話は違うかもしれない」
-
爪゚ー゚)「その子にはここの話もしていてね。宿泊してみるって話をした時に貰ったのさ」
( ´_ゝ`)「……タイミングがよすぎる。その人はこういった状況を危惧したのかもな」
爪゚ー゚)「そうかもしれない。まさか本当にご利益があるとは驚きだよ」
( ´_ゝ`)「お守り確定ではないが……ほぼ決まりだろう」
爪゚ー゚)「二人とも特別なお守りを持っているとなればね」
( ´_ゝ`)「それで……地流さんはこれからどうする気なんだ?
俺は少なくとも弟者と先輩を正気に戻さないとならんのだが」
爪゚ー゚)「僕も付き合おう。別府さんがよからぬことをしているなら一警察官として見過ごせないし」
( ´_ゝ`)「そりゃ心強い。ちなみに拳銃は?」
爪゚ー゚)「ないよ。あっても非番だから使えない。……何がしか戦闘を想定してるのかい?」
( ´_ゝ`)「不本意ながらこういった事件は何度か経験あるが、
大抵文字通りの化け物と戦闘になるんだよなあ……」
爪゚ー゚)「そうなのか……化け物ね……興味深い」
( ´_ゝ`)「興味深いのか……」
爪゚ー゚)「それはそうだろう? 存在しないと思っていたものが存在するとなれば」
( ´_ゝ`)(好奇心で死ぬ猫タイプだな……)
-
爪゚ー゚)「さて、それでどうしようか?」
( ´_ゝ`)「ひとまずは館内を探索したいとこだが……」
爪゚ー゚)「ふむ。事務室は難しいだろうから別府さん達の私室かな?」
( ´_ゝ`)「五月ちゃんはともかく別府さんの部屋は位置的に難易度高いけどな」
爪゚ー゚)「どちらも狙いは調理中だろうけど……炊事場の隣だからなあ」
( ´_ゝ`)「事務室は探索できるとしたら深夜だろう」
爪゚ー゚)「ちょっと作戦を考えようか」
―――。
-
【沢】
ミ;' : :|:::|/ |::::|:;': :.:|::::|辷冖゙;゙;;ミ ⌒|:::::i:i:i|==‐‐ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:,|:::::|;:ミ:/::/ヾ;:ミ:ヾ;jヒ比此此此北ヒ乂いハい
刈V小ミミ小人:.::ミ|::::|i:i:゙;゙;゙;゙;゙;ミ __ノ|::::i:i:i|;';' : : : : : :⌒Xヾ;:ミ:ヾ;:ミ::/ヾ;:ミ:ヾ比北此此比比ヒ乂いハいハ
ミ小小小く爻爻爻x|i:i:i:゙;゙;゙ミ ⌒''|::::i:i:|;';';';'⌒ ミミ|:::::|/::/;:ミ:ヾ;:ミ:;ヒ比此批批比北ヒ乂ハいハ
寸ヒリン⌒'ホ爻父父ivivivivi,、,、 , , , ,|::::i:i:|;';';';';';' . . : : : ::|:::/::/ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:比此批批批此比比乂ハい
\/.:.:/ ̄爻爻狄狄炎父爻爻爻父狄狄狄从viviv: : :.:::|/::/.: ヾ;:ミ:ヾミ:北此批批紕紕批北ヒいハい
::|.:.:.|/.:.:.:./⌒>''"´.:.:.}水爻水爻水刈狄狄絲絲xミ;ミ;ミ;ミ;/::/ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ比此批批批紕批北ヒハいハ
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/: .小,\::::/.:.// /ミ`:、`:、`:、xXXx `:、 ´'ホ水爻ソ刈狄狄狄狄ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:比ヒ北此此ソ |゙;゙;゙;゙;゙;゙;ミ;゙|::|
: /i:i沁,.:.∨::///´´´´爻`:、`:、⌒X(⌒ ; ; ; ; ´'ホミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;;';';';;';';';';'⌒ヒ 刈 :;.:,i:i:|:|ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:|::|ヾ
/狄i:i沁,.:.∨//⌒``` `:、`:、`:、`:、;';';';';';';';';' ;' ;' ;''ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:_Ξ辷‐‐ ~|:::|゙;゙;゙ミ;|:|;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ|::|ミ
辷j{从小{/㌻¨¨¨ \─ 、`:、`:、`:、`:、;';';';';';';' ; ; ; , , __,.二ニ=-‐ ´ ミ|:::|ヾ;:ミ:;|:|ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:|::|ミ
;';';';'、 ̄ ̄\__| \ l ̄ ̄\__三二ニ=-‐‐ '' "´ , , , , , , , , ,、xXX|:::|;:ミ:ヾ;|:|;:ミ:ヾ;ァ'´ ̄「
;';';';';'\__ノ. : : |.:.: : .| ̄ ̄`'<二>v''"´ ̄ ̄`> y父ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:|:::|ヾ;:ミ:从ヾ;:ミ:乂__ノ´
`:、;';';';'}/ ̄ ̄ ̄ \_/'´´´´``'ーー┘ ̄```´´ ___小爻ミミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:∵ ̄j__ノ
: : : : ノ⌒ ;';';';';';';'.:.:ノ _,.-‐‐v'"´´´ 水爻水爻ミ;ミ;ミ;ミ:;.:,:;.:,: : : : : : ;ヾ;:ミ:{__,ィi{批ヒ
`'vー-く___ノ""´´ . . . : : : : : ,;'´ ‐___‐ ‐ 爻小爻小``:;.:,:;.:,:;.:,/ ̄ \_ノ ̄`'<批批
};.:, : : :\ _ _ _ . . . : : __r‐‐rくつ-く__}へ二二─ ‐ ‐ ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ: ; ;{/ ̄.:.:.:.:´`´ ̄.:.狄ミ
_,__;___;__ノ┘‐ ‐ . . . :.:/ ̄ Y⌒X___ ノ__ノ\二二─ ‐ ‐ミ;ミ;ミ;ミ;;';';';' ; ; ; ;\/.:.:.:.:.:.:ノ、.:.:.:人ミ
二二‐ ‐ ‐‐ . . : :.:.:.:{_ノ´ ´___ノ __ノ⌒ヽ___ノ=_=_=ァー‐‐┐=_‐_‐_ ‐ ‐ ; ; ; ; ``'ー‐‐价{ ̄\ミ
…‐ ‐ _ . . . . : : : :>--: :ー‐‐厂√T冖ァ'⌒しとつ乂__rf从从v ‐ ‐ ; ; ; ; ; ; , , {::{\_{.:.:
-- - - . . . : : /´´__}: : : : :⌒¨¨7二jノ⌒ こて⌒ 从从从㌫ニ- - --二二二j::{ミ;';';';';';';'
-
( ´_ゝ`)ノ「おう弟者」
(´<_` )「ん、来たか兄者」
爪゚ー゚)「彼らは何をやってるんだい?」
( l┴l)「そーっと、そーっとだぞ……!」
( ・A・)「うるせー。……えいや」
( l┴l)「おー! やった!」
( ・A・)「だからうるせーって」
(´<_` )「魚捕りですね」
爪゚ー゚)「ほほう、興味深いね……ちょっと混ぜて貰おうかな」
( ´_ゝ`)「弟者、ちょっと」
(´<_` )「むっ?」
-
(´<_` )「んで、何だ?」
( ´_ゝ`)「漏洩の懸念もあるから詳しくは説明しないが、一つ頼まれてくれないか?」
(´<_` )「内容によるな」
( ´_ゝ`)「それじゃあ――」
―――。
-
【車】
_.......----‐‐‐‐''''''-- 、..,,
_,,......--‐‐''''''´ / ,-‐‐--- ll`‐‐-......,,__
/´ / / l l l ̄`''''‐--..二l―‐-...,,,_
/ / / l l lヽ l ̄l l `''''''ー-l
/ / // ̄ ̄ヽ .l lヽヽ l l l l
/ /''‐、/ / ,,l lヽヽ l l l l
ィ__,,.........----―‐‐‐''''''''''''''' ̄´/ l/_,......--‐‐''''´ ̄ l l ヽ-‐ l l
/ ./ l l l  ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄`l
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l l l l / ̄ ̄\ ヽ l ....-‐'''´ l/ l l
.l l .l l ./ /ヽ l l l ,,..-‐l'´ ヽ/l
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ヽ___/
-
( ´_ゝ`)「さて、昼食までは時間ないから決行は夕食前でいいな」
爪゚ー゚)「ああ、それで良いと思うよ」
( ´_ゝ`)「切り札の切り時は間違えないでくれよ」
爪゚ー゚)「もちろんさ。……ちなみに切った後はどうする?」
( ´_ゝ`)「弟者と山ちゃん先輩引っ張ってダッシュで逃げる」
爪゚ー゚)「いいのかい?」
( ´_ゝ`)「しゃあないっしょ、切り札切るとか完全な非常事態だろうし」
爪゚ー゚)「確かにね」
( ´_ゝ`)「弟者正気に戻して三人で挑めるなら打倒も視野に、ってとこだな。
化け物舐めてるとマジで死ぬ」
爪゚ー゚)「……君がそう言うならそうなんだろう。気を付けるよ」
( ´_ゝ`)「さっき話した通り、銃持った武闘派刑事いても手も足も出なかったからな……」
爪゚ー゚)「全く恐ろしい話さ」
-
( ´_ゝ`)「それじゃあ……気を引き締めていこうかね」
Case6「五月館」
Day2A「状況開始」
To be continued...
-
今回はここまで
-
乙
気になるぅ
-
乙乙
精神攻撃くらってても兄のことは変わらず信頼してるのな。いいな
-
otsu
-
乙乙!
ワクワクしますな〜
-
乙。おもすれー
狂ってる側の無自覚っぷりが良いね
-
>>575-579
乙ありであります
-
掲載忘れてた部屋割りをば
[五月館(1F)]
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| | | | | |______|
| 男子便所 . | . 脱衣所 | . 男子浴場 | .炊事場 | . 別府私室 |__階段__|
| | | | | J ゚ ゝ゚J .. . |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
裏 |
口 |
|______________________________________________ .. .|
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . 脱衣所 | . 女子浴場 | | 従業員室 | |
| | | | | 川 ・ v・) | |
|______.|______.|___________|. 食堂. |___________| |
| | | | | |
| | | | |受 |
| . .五月私室. | .空室 | | 事務室 |付 |
| シリ‘ -‘リ | | | | |
|____________l___________|___________|___________|______|
| | |
| 縁 側 | |
|_____________________________________________| 玄関 |
| |
|______|
-
[五月館(2F)]
_____________________________________________________
| | | | | |______|
| | | | | |______|
| 男子便所 . | . .倉庫. .| 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|__階段__|
| | | ....(´<( ´_ゝ`)( l┴l) | (´〜`) | ( ・A・) |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
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|____________________________________________________l
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . .倉庫. .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 倉庫 |
| | | 爪゚ー゚) | ハハ ロ -ロ)ハ . | | |
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
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乙!
ちょっと読み返したら山の社で無事帰れるようにと祈っていたシーンでゾッとしてしまった
早速弟者がここを家と認識して帰るという概念がなくなっててヤバい
-
>>583
ありあり
-
前回のあらすじ
・これは……何か起こっているのか……?
・自分がおかしくなっているということを認識はしたが、何がおかしいのか理解はできなかったようだ
・好奇心で死ぬ猫タイプだな……
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
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Case6-Day2B
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( ´_ゝ`)「……さて、始めますか」
爪゚ー゚)「うん。まずはほぼノーリスクで回れそうな二階からだね」
( ´_ゝ`)「今は二階誰もいないみたいだしな」
爪゚ー゚)「山本さんが本当にいないのかは微妙なところだけど」
( ´_ゝ`)「……実は部屋に居ました、ってオチは流石にないと思うぞ?」
爪゚ー゚)「そうかな? 前後不覚状態で軟禁されていても驚かないよ」
( ´_ゝ`)「こわ……」
爪゚ー゚)「疑ってるこっちからしたら「一体いつ帰ったんだ?」って世界だからね」
( ´_ゝ`)「しこたま酒飲んで部屋に戻ったのにその夜のうちにチェックアウトとかないわな」
爪゚ー゚)「あの場で問いただしてやりたいくらいだったけど」
( ´_ゝ`)「まあその手はないな。いきなりボス戦どころか弟者達まで敵になった可能性あるし」
爪゚ー゚)「だから踏みとどまったけどね」
( ´_ゝ`)「……ま、部屋に居るのかは見てみりゃわかる」
爪゚ー゚)「うん。期を逃してもあれだしそろそろ行こうか」
-
【2階廊下】
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| | | | | |______|
| | | | | |______|
| 男子便所 . | . .倉庫. .| 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|__階段__|
| | | | | |______|
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| ( ´_ゝ`) |
| |
| 爪゚ー゚) |
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| | | | | | |
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| 女子便所 . | . .倉庫. .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 倉庫 |
| | | | | | |
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
-
( ´_ゝ`)「よし、ちょっと見張っててくれ」
爪゚ー゚)「オーケー。手早くね」
( ´_ゝ`)「おう」
. , -- 、
{ ト,
\¨´ \------- 、
/ \ \_,,.、丶´ \
/ \ \ / \
/ \ \/_/ ∨
|\ .\∧ !
___| \ \, |
\_>―=ミ、_|
___〉 、
\_______,,.、丶´ ̄ . \ \
\ \
\ \
\
( ´_ゝ`)「……よし、開いた」
爪゚ー゚)「見分は任せるよ。誰か来たら適当に誘導しておく」
( ´_ゝ`)「ほんと一人じゃなくて助かるわ」
爪゚ー゚)「ふふ。お互いにね」
( ´_ゝ`)「んじゃよろしく」
爪゚ー゚)「そっちも」
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【倉庫】
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| | | | | |______|
| | | | | |______|
| 男子便所 . | 【倉庫】 .| 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|__階段__|
| | . ( ´_ゝ`) | | | |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
| 爪゚ー゚) |
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| 女子便所 . | . .倉庫. .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 倉庫 |
| | | | | | |
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( ´_ゝ`)「ふむ……掃除用具やら何やら。特に何もなさそうだな」
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【倉庫】
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| 男子便所 . | 倉庫 . | 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|__階段__|
| | | | | |______|
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| 爪゚ー゚) |
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| 女子便所 . | 【倉庫】 .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 倉庫 |
| | . ( ´_ゝ`) | | | | |
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
( ´_ゝ`)「こっちも同じか……」
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【倉庫】
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| | | | | |______|
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| 男子便所 . | 倉庫 . | 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|__階段__|
| | | | | |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
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| 爪゚ー゚) |
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| 女子便所 . | . .倉庫. .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 【倉庫】 |
| | | | | | ( ´_ゝ`) |
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
( ´_ゝ`)「……むっ? これは……」
-
( ´_ゝ`)(ガンロッカーか……状況が状況だし拝借しとくか?)
>1.( ´_ゝ`) やっちゃえ☆彡
2.(;´_ゝ`) えっ、盗みとかはちょっと……
( ´_ゝ`)(……よし、頂いちゃおう。背に腹は代えられん)
( ´_ゝ`)(そうと決まればここをこうして……)
( ´_ゝ`)(よし、開いた……おおう、M870か……馴染みの銃だから助かるけど大分年期入ってんな。
宗一氏から引き継いだもんかな?)
( ´_ゝ`)(弾薬はこっちの金庫か? どれ……む……ちょっと難易度高いなこれ)
( ´_ゝ`)(……おし、開いた。……うーん、ちょっと古そうだが……密封されてるから大丈夫かな?)
( ´_ゝ`)(運搬は……釣り竿のバッグ持ってきて入れるか、一時の言い逃れくらいはできるだろ)
-
爪゚ー゚)「どうだ――ってそれは……」
( ´_ゝ`)「拝借しちゃった☆彡」
爪゚ー゚)「……僕、一応警官なんだけど」
( ´_ゝ`)「鍵開けを非公式公認しちゃってる時点でね」
爪゚ー゚)「……はぁ、後で困ったことになっても自分で何とかしてよ?」
( ´_ゝ`)b「もち」
爪゚ー゚)「倉庫の収穫はそれくらいかい?」
( ´_ゝ`)「ああ、次は……」
爪゚ー゚)「……菖蒲の間だね」
( ´_ゝ`)「さて、箱の中の山本さんは」
爪゚ー゚)「生きているのか死んでいるのか、って? いや流石に死体が、ってことはないと思うけど……」
( ´_ゝ`)「まあ、いるかいないかの二択だな普通に。一旦部屋に銃置いてくるわ」
爪゚ー゚)「ああうん、是非そうして……」
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【菖蒲の間】
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| 男子便所 . | . .倉庫. .| 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|__階段__|
| | | | ( ´_ゝ`) | |______|
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| 爪゚ー゚) |
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| 女子便所 . | . .倉庫. .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 倉庫 |
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|______.|______.|___________|___________|___________|______|
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( ´_ゝ`)(ほっ……流石に誰もいないな)
( ´_ゝ`)(しかしこれは……おいおい、普通に荷物置いてあるぞ……!)
(;´_ゝ`)(……どこ行っちゃったんだろうね? 順当に考えると一階の空室か……?)
( ´_ゝ`)(しかし一体何のために……洗脳の最終調整、とか?)
(;´_ゝ`)(……だとすると今夜とか同様に誰かしらいなくなる可能性が高い、か……)
( ´_ゝ`)(仮定通りだとして分けてる意味もよくわからんな)
( ´_ゝ`)(洗脳のかかり具合……? あれ、だとすると……)
(;´_ゝ`)(……俺らが洗脳かかってないの、バレてる?)
(;´_ゝ`)(いや、落ち着け……全くそんなそぶりはない。仮定が誤ってる可能性の方がよっぽど高い)
( ´_ゝ`)(……しかしそれ以外の理由となると……単純に待ち状態? 一日一人しかできない、とか?)
( ´_ゝ`)(……駄目だな、考えても答えは出ない。一旦事実だけ共有するか)
-
【2階廊下】
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| | | | | |______|
| | | | | |______|
| 男子便所 . | . .倉庫. .| 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|__階段__|
| | | | | |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
| ( ´_ゝ`) |
| |
| 爪゚ー゚) |
|____________________________________________________l
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . .倉庫. .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 倉庫 |
| | | | | | |
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
( ´_ゝ`)「荷物あり」
爪゚ー゚)「……なるほどね」
( ´_ゝ`)「……雑過ぎる説明した俺が言うのも何だが理解力高すぎない?」
爪゚ー゚)「それほどでもないさ。詳細は後で擦り合わせれば十分だと思ってね」
( ´_ゝ`)「それが理解力高いって言ってるんだが……まあいい、次行くか」
爪゚ー゚)「……ここからは一層用心しないとね」
-
【縁側】
_____________________________________________________
| | | | | |______|
| | | | | |______|
| 男子便所 . | . 脱衣所 | . 男子浴場 | .炊事場 | . 別府私室 |__階段__|
| | | | | |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
裏 |
口 |
|______________________________________________ .. .|
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . 脱衣所 | . 女子浴場 | | 従業員室 | |
| | | | | | |
|______.|______.|___________|. 食堂. |___________| |
| | | | | |
| | | | |受 |
| . .五月私室. | .空室 | | 事務室 |付 |
| | | | | |
|____________l___________|___________|___________|______|
|( ´_ゝ`) | |
| 爪゚ー゚) 【縁側】 | |
|_____________________________________________| 玄関 |
| |
|______|
-
( ´_ゝ`)「あー、見るからに古い和風建築な構造上鍵ないかと思ったが……流石にあるか」
爪゚ー゚)「一応高崎市内だからねここ。若い娘さんの部屋なら流石にそれくらい追加するでしょ」
( ´_ゝ`)「至極ごもっとも」
爪゚ー゚)「しかしこの位置関係は少々解せないね。普通なら部屋の位置別府さんと逆だと思うよ?」
( ´_ゝ`)「それは俺も思った。在室中に何が来ても撃退する自信の表れ……?」
爪゚ー゚)「もしくは……撒き餌?」
( ´_ゝ`)「……よし、開いた」
爪゚ー゚)「じゃ、よろしく」
( ´_ゝ`)「うむ、そっちも」
-
( ´_ゝ`)(……意外と普通だな。若い女の子の部屋にしては少々渋いってくらいか)
( ´_ゝ`)(本棚……見た限り普通の……普通の……?)
(;´_ゝ`)(……えっ、何か薄い本っぽいの多くね? しかもどれもイケオジ物っぽいぞ……)
( ´_ゝ`)(おん? この本は……うっ!?)
(;´_ゝ`)(えっ、あっ、えっ? ……どう見ても五月ちゃんが別府さんと交わっている手書き本……)
(;´_ゝ`)(……まさかこれ五月ちゃんが描いたのか? 見てはいけないものを見てしまった感が凄いんだが……)
(;´_ゝ`)(本棚気になるのそれくらいか。それくらいってレベルじゃないが)
( ´_ゝ`)(箪笥……年頃の少女の箪笥とか漁るの気が引けるが止む無しか)
( ´_ゝ`)(……うん、普通に服。カップサイズは見た通りのようだと思ったのは男として仕方ない、うん)
( ´_ゝ`)(机……PCか。これは弟者いないと厳しい……うん、試しにパスワードいくつか入れてみたけど駄目だな)
( ´_ゝ`)(あとは……お、これは日記か?)
-
( ´_ゝ`)(ふむ……五月ちゃん病弱だったのか……。
手術や長期入院をしこたま繰り返した結果精神を病んでメンヘル面に……つら。
斜め読みでも普通につらいやつ来たこれ)
( ´_ゝ`)(更に言うと両親も亡くなり、宗一氏も……呪われてるレベルだな)
( ´_ゝ`)(……んで……それを救ったのが……別府さん? 何故?
医者でも何でもないだろあの人。知らんけど)
( ´_ゝ`)(メンタル面ならその前から依存気味っぽかったけど……肉体の病気は無理だろ常識的に)
( ´_ゝ`)(……この決心ってのが臭いな。オカルト面に堕ちる覚悟?)
( ´_ゝ`)(最近の日記は対照的に物凄い安定してるな。本当に同一人物なのか疑いたくな……る……?)
(;´_ゝ`)「……まさ、か……」
(;´_ゝ`)(いや、むしろ必然だ、な……)
( ´_ゝ`)(……)
( ´_ゝ`)(別府……てめぇ……)
-
【縁側】
_____________________________________________________
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| | | | | |______|
| 男子便所 . | . 脱衣所 | . 男子浴場 | .炊事場 | . 別府私室 |__階段__|
| | | | | |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
裏 |
口 |
|______________________________________________ .. .|
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . 脱衣所 | . 女子浴場 | | 従業員室 | |
| | | | | | |
|______.|______.|___________|. 食堂. |___________| |
| | | | | |
| | | | |受 |
| . .五月私室. | .空室 | | 事務室 |付 |
| | | | | |
|____________l___________|___________|___________|______|
| ( ´_ゝ`) | |
| 爪゚ー゚) 【縁側】 | |
|_____________________________________________| 玄関 |
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|______|
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爪゚ー゚)「……大丈夫かい? かなり冷静じゃなさそうな空気が漂ってくるんだけど……」
( ´_ゝ`)b「大丈夫だ、問題ない」
爪゚ー゚)「……ふむ、手際に問題は感じられない。流石はプロといったところかな?」
( ´_ゝ`)「ちょっとどう転んでも別府に顔面パンチ打ち込みたくなっただけだから大丈夫」
爪゚ー゚)「それは……後で詳しく聞かせて貰おうかな? たぶん同じ感想になりそうだ」
( ´_ゝ`)「おうよ。……開いた」
爪゚ー゚)「お見事。熱くなってるのに冴えてるね」
( ´_ゝ`)「世辞はいい。ここ位置的にマジヤバだからほんと頼むぜ」
爪゚ー゚)「任せてくれたまえ、伊達に警官やってないよ」
-
【空室】
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|\└┘ (二)
| |[二二二二
| ||____
| ||____
| ||____
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\|[二二二二
 ̄/___
_,/ \
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( ´_ゝ`)(さて……部屋の作りは隣と一緒だがほぼ倉庫だなこりゃ)
( ´_ゝ`)(調理器具やらは特に興味ないが……本棚はどうだ?)
( ´_ゝ`)(む、これは……山井建機の社内報? 多すぎて全部は読めないが……)
( ´_ゝ`)(おっ、一番古いのに落成時のことが載ってるな。
山井健三……五月ちゃんの父親かな? いかにも職人って感じだな……)
( ´_ゝ`)(ふむ……地流さんの言っていた通り、昔はここで別府が合宿研修してたのか。
敬意を込めて「別府道場」と呼ばれていたようだな)
( ´_ゝ`)(最新は……保養所閉鎖のお知らせか。自社で保養所持たないのは時代の流れだよな)
( ´_ゝ`)(……ん? この号、何か手書きで書き込みされてるな……なになに……)
( ´_ゝ`)(……健三さん、あんた……別府が怪しいって気づいてたのか?
確信はなかったようだが……そらそうだ、社益になってるしな……)
( ´_ゝ`)(そうなると、まさか両親の死は……いや流石にそんな……)
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【客室 藤の間】
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( ´_ゝ`)「――とまあそんな感じ」
爪゚ー゚)「なるほどね」
( ´_ゝ`)「どう考えてもヤバいヤマだなやっぱり。常に逃走意識しとかんと」
爪゚ー゚)「それは同意するよ。しかし……興味深い」
( ´_ゝ`)「先に言っとくが俺は好奇心に命まで掛けないからな?」
爪゚ー゚)「まるで僕がそうするとでも言いたげだね?」
( ´_ゝ`)「最初に出てくる感想が興味深いじゃそりゃあ」
爪゚ー゚)「あー……うん、そう言われると否定できない」
( ´_ゝ`)「しっかりしてくれよお巡りさん、多数の市民の身の安全が掛かってるんだぜ?」
爪゚ー゚)「むっ……これは痛いところを突かれた。そうだね、少々不真面目だったよ」
( ´_ゝ`)「何なら増援のお巡りさんも呼びたいところだが……」
爪゚ー゚)「ここに来てからお誂え向きにスマホの電波ないからね。
それも高崎市内なのにそもそもおかしな話だけど……」
( ´_ゝ`)「敷地から抜け出して、ってのは流石にナシだしなあ……どう転ぶか見当つかん」
爪゚ー゚)「抜け出すなら沢下りが良いだろうけどね」
( ´_ゝ`)「正面は絶対あかんやつだし他は藪が激しすぎるからな……」
-
爪゚ー゚)「しかし、空室にいなかったとなると山本さんはどこに行ったんだろうね?」
( ´_ゝ`)「大方事務室か別府の部屋に地下室への入り口でもあるんだろうさ」
爪゚ー゚)「ふむ……いかにもありそうではあるが、やけに実感が籠ってるような?」
( ´_ゝ`)「過去あったからな」
爪゚ー゚)「な、なるほど……転職しようかな……?」
( ´_ゝ`)「あんた致命的に探偵向いてないよ。喜んでミイラになるミイラ取りだ」
爪゚ー゚)「……まあ、市民のためという強力な建前のおかげで踏み外さずに済んでるというのはあるかもね」
( ´_ゝ`)「自分のことよくわかってるのにこれだもんなー」
爪゚ー゚)「おい、その残念な子を見るような目で見るのは流石にやめて欲しいんだけど?」
( ´_ゝ`)「これでも頼りにしてんのよ? 頼むよマジで?」
爪゚ー゚)「ふっ、もちろんさ」
(;´_ゝ`)(ふ、不安だ……)
-
爪゚ー゚)「……さて、そうこうしているうちにそろそろ時間だよ」
( ´_ゝ`)「いよいよ山場だな……」
爪゚ー゚)「いよいよ核心に触れそうだね」
( ´_ゝ`)「ワクワクしてんじゃないよ。くれぐれも、マジで、頼むからな?」
爪゚ー゚)「ああ、任せてくれ」
( ´_ゝ`)「……」
爪゚ー゚)「この警察手帳に誓う」
( ´_ゝ`)「……頼んだ」
爪゚ー゚)「ああ」
―――。
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【五月館】
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;〈 ノ⌒゙;゙;゙;゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;〉ミ;ミ;ミ;ミ;,、,、,ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;〈 ノ゙;゙;゙;゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;く ミ;、\ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ノ,、,、ノ'^'^ヽ,、,、`つヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:く,ミ辷_)>,、`'ミミ;ミ;ミ;\`ミ;ミ;ミ;ミ;
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾくノ ̄ ̄ ̄`>。,`'ー-ミ} 廴ミ;ミ;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ 、_辷ミ辷_ー--ミミ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾノ `¨¨¨⌒ ̄ ̄⌒'弋
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:゙;゙}
─────────────────ーー─┬─→ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:゙;゙;゙r┘ _,、,、,、,、,、、 ,、,、,、,、、
三三| | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|二二| |゙;゙;゙;__゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミソ _yミ;ミ;ミ;ミ;\ミ;ミ;ミ;ミ;<ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;
 ̄ ̄| | | | | |二二| _| - /\ヾ;:ミ:゙;゙;゙;く ⌒>ー----ミ辷_`'辷ミ;ミ;ミ
__| |__|__|__|__|二二| _ -  ̄_ -\/‐ _ ; ;'⌒ `¨¨¨¨⌒'弋__
__________________ _ ‐  ̄_ ………………‐ _ へ ´'ー
二二二二二二二二二二二二二二 _ ‐ ̄ _ ………| ̄ ̄ ̄|……… __ -‐=ニニ//\´'ミ爻ミ爻ミ
ニニニニニニニニニニニニニニニxfうXx _ ‐ ̄ _ …………┤____| -‐=ニ二二二二://\::::::\´'ミ;ミ;ミ;ミ;ミ
ニニニニニニニニニ_,..-=ニ/,.へ::\\ _ ‐ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨/二二二二二二ニ://| |::::::\::::::\´'¬辷
二二_,.-=ニ二二::://| | \::\\ニニニニニニニニニニニニ:/二二二二二二://_,,,,| |:__\::::::\──
二/ニニニニニニニ// ̄| | ̄ ̄\::\\ニニニニニニニニニニ:/二二二二二ニ:// ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ \::::::\
/ニニニニニニニ// ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄\::\\_____/______//_____,| |_____\::::::\
|二二二二二|二二二二二二二二二二二「______|二二二二二二ミ| |二二二二二二二二:::| |丁 ̄
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( l┴l)「いやー山菜結構採れたな!」
(´<_` )「ですね」
( ・A・)「山菜で喜ぶとかじじいかよ」
( l┴l)「おん? 昨日和食とかーって言ってたのだれだったかな?」
( ・A・)「……喧嘩売ってんのか?」
( l┴l)「おいおい、図星突かれてその反応は時代を問わずダサいぞ」
(´<_` )「麻生さんはもう少し素直になった方が人生順調かと」
( ・A・)「……わーってるよ。じゃなきゃ今ここにいねーし」
( l┴l)「わはは、人生楽しんだもの勝ちだぞ若人!」
( ・A・)「うるせー」
(´<_` )「確かにちょっとうるせーです先輩」
( l┴l)「えーそうか?」
( ・A・)「そうだ」
-
( l┴l)「さーて冷蔵庫入れとかないとな」
(´<_` )「あ、俺行ってきますよ」
( l┴l)「おん?」
(´<_` )「先輩は食堂で麻生さんとお茶でも飲んでてください」
( l┴l)「ならお願いしちゃうかな?」
( ・A・)「え? ちょ待――」
(´<_` )「んじゃ行ってきますね」
( l┴l)ノ「よろしく!」
( ・A・)「おい離せ!」
( l┴l)「もーそんな釣れないこと言うなよー」
( ・A・)「うぜえ」
(´<_` )(さて、兄者の依頼を熟すとしよう)
-
【調理場】
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(´<_` )「五月ー。山菜採ってきたぞ」
シリ ‘ -‘リ「あ、ありがとう。ええと……」
J ゚ ゝ゚J「お嬢様、オトジャ様です」
シリ ‘ -‘リ「オトジャ、ありがとう」
(´<_` )「何だよからかってんのか? いつも通り累次って呼んでくれよ」
シリ ‘ -‘リ「あっ。ありがとう、累次」
(´<_` )「おう、冷蔵庫入れとくぞ」
シリ ‘ -‘リ「うん、お願い」
(´<_` )(さて、兄者の依頼ではそのまま調理を手伝いつつ、ということだったな)
(´<_` )「俺も手伝うよ」
シリ ‘ -‘リ「えっ? あ、でも」
J ゚ ゝ゚J「良いではありませんか。是非手伝って頂きましょう」
シリ ‘ -‘リ「そうですか……? じゃあ、お願い」
(´<_` )「任せろ」
-
【1F廊下】
_____________________________________________________
| | | | | |______|
| | | | | |______|
| 男子便所 . | . 脱衣所 | . 男子浴場 | .炊事場 | . 別府私室 |__階段__|
| | | | (´<J ゚ ゝシリ ‘ -‘リ ...| |______|
|______.|______.|___________|___________|___________|______|
裏 爪゚ー゚)( ´_ゝ`) |
口 |
|______________________________________________ .. .|
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . 脱衣所 | . 女子浴場 | | 従業員室 | |
| | | | | | |
|______.|______.|___________|. 食堂. |___________| |
| | | ( l┴l)( ・A・) ..| | |
| | | | |受 |
| . .五月私室. | .空室 | | 事務室 |付 |
| | | | | |
|____________l___________|___________|___________|______|
| | |
| 縁側 | |
|_____________________________________________| 玄関 |
| |
|______|
-
( ´_ゝ`)チラッ
爪゚ー゚)コクッ
( ´_ゝ`)(頼むぞ、弟者、地流さん……)
爪゚ー゚)(さて、責任重大だな……さりげなく行かないとね)
. , -- 、
{ ト,
\¨´ \------- 、
/ \ \_,,.、丶´ \
/ \ \ / \
/ \ \/_/ ∨
|\ .\∧ !
___| \ \, |
U \_>―=ミ、_|
___〉 、
\_______,,.、丶´ ̄ . \ \
\ \
\ \
\
(;´_ゝ`)(……いよしっ、手早く開いた!)
-
【別府自室】
/
〜、、 γ´ ̄ ̄ ̄ ̄`丶 /
``〜、、 ゝ __,. '′ / /
ニ=- __ `′ .,_ / //
__ ⌒ニ=- _ ``〜、、 / //
| |丁T=- ⌒ニ=- _丶、 / //
| | | | | |:|:| 「丁T=- , _ | ``ii─┬ ______________________/ //
二..,,_ー-: | |:|:|:|::|::|::「丁:|::| || | |`i¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨| //
| |::|::|丁ニ| |==-⊥L_|: |::| ̄~^"||─ | |_:|_____r‐ーー┐__rーー‐┐____________|//
|_|::|::|::|::|::| | | | | | | | |:「|::| ̄~^"||¨¨ | |‐|‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐|:| ̄ ̄|:|--|:| ̄ ̄|:|‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐イ
「「 丁iTT| |¬====ー|::| _||_ | | :| |:|====|:| |:|====|:| | ̄ ̄ ̄| |
| | | | | |:|:| | | | | | | |::|:|:|::|T丁「| |~| | | :| |:|__|:| |:|__|:| | | |
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|_|」⊥ニ- | |-‐_,.二ニ¬|::| ̄ ̄ ̄ ̄_,. -‐¬〈__/  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ _,. -‐……‐- .,_ |
-┬¬Ti「| 「「|: | | |:| |::|:|::|ニニニニTi「ニ=-ーT「 // __| ̄|____ |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | |
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-┴_ ,二┤ |iT丁|::|::|:,,|」|::| |-| | | |_||_.| | |── |── |──| |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
T「|i:| |:|:| | |_」⊥-_二┬|::| |‐| | ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|___|___|__|/ \
|_|」⊥┴::| |┬T「| | |_|Li::|__|-|_|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:/ \
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」┘¨ _ -二: : : : : : : : : : : : . . . | |
_ ‐二: : : : : : : : : : : : . . . . . |_________________,|
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-
( ´_ゝ`)(ふむ……ここは洋室なのか)
( ´_ゝ`)(書棚は……ビジネス書が主か。オカルトめいた怪しげな書籍は……む?)
( ´_ゝ`)(これは……何語だ? タイトルと著者だけメモしとくか……)
( ´_ゝ`)(机は……あー、引き出し鍵付きか……面倒だが仕方ない)
( ´_ゝ`)(……おし、開いた。どれ……)
γ;⌒;ヽ
{;;;;;;;;;;;;;}
`ト、,イ´
ΥΥ
|..::|
|..::|
|..::|
|..::|
|..::|
|..::|
|..::|
!..::!
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[II]
`´
(;´_ゝ`)(うーわ、いきなりヤバそうなのが……真っ黒だろこれ)
-
へ_________________ _
/:: ̄ | ,' ̄'--------------------------------------' '--、
||:: |i| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~||||||||||||||||||~ ̄'i,ーク
', ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|l| ̄ ̄ ̄~`ヽ_____,-ュ_,..,______!!!!!!!!!!!!!!!!!!_ヘ_'l'
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄└--------| ,_(___,,,,'ニニニ」,..-ー'''''ー-.,iヾ`''-'、__
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ .,'´ ̄'i lヽヽ i, ① 'i, i, ,.-'>ー、
i l j lノiノ 'i, 'i, `´,i'´ ̄´
. ヾ'==='=( ( ○.'i, 'i, ,i
. `ヽ, ヽ.'i, 'i」
'i, 'i,. 'i,
'i, 'i,. 'i,
'i, 'i, . 'ii,
'i, 'i, 'i,i
'i, 'i, ① r''i,j
'i____'i,,,... --ー'''''゙´
 ̄
(;´_ゝ`)(うーわ、更に倍率ドン。ってかこんな机の引き出しに保管すんなよ……)
-
(;´_ゝ`)(……しかしあれだな、記録やら書類やらは見当たらないな……その辺は事務所か、クソッ)
( ´_ゝ`)(いや……冷静に考えると、武器らしきものを普段携帯してないっぽいのはでかいな)
( ´_ゝ`)(だが、リスクを取って収穫がこれだけでは……他に何かないか?)
( ´_ゝ`)(む、これは……アルバム、か……?)
(;´_ゝ`)(えっ……!?)
(;´_ゝ`)(こ、これはッ……!?)
―――。
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