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（ ´_ゝ`）／こちら流石探偵事務所＼（´<_｀ ）
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| 流石だよな、俺ら |
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Ｖ Ｖ
d（ ´_ゝ`）人（´<_｀ ）b
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前スレ：（ ´_ゝ`）／こちら流石探偵事務所＼（´<_｀ ）
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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ｼﾘ‘ -‘ﾘ「あ、八町屋様」
( l┴l)ノ「パンフレット貰いに来たよ」
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「あ、はい！ こちらです」
( l┴l)「ありがとう！」
（ ´_ゝ`）「さてさて、どんな見どころちゃんがあるかな？」
（´<_｀ ）「……なるほど、近隣で採れる山菜とか見られる野鳥の紹介か」
（ ´_ゝ`）「山菜とかは採っちゃっていいものなのかな？」
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「あ、はい、ご自由にどうぞ。
ただ根こそぎはやめて頂けると助かります」
（ ´_ゝ`）「山菜採りの必修マナーね、了解」
（´<_｀ ）「他人の山に勝手に入ってそれやる奴いるから困る」
（ ´_ゝ`）「うちの山の場合、究極極限セコム者により下手人は漏れなく後悔することになるが」
( l┴l)「山菜盗りはなぁ……せめて悪事の自覚を持って欲しいもんだ」
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（ ´_ゝ`）「む、割と近くに沢があるのか」
（´<_｀ ）「それはいいな。癒されそうだ」
（ ´_ゝ`）「ひたすら川の水音聴いてるの好きだもんな弟者」
（´<_｀ ）「ああよ」
( l┴l)「ん？ この平場っていうのは？」
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「高崎炭田の施設が建っていたと思われる場所ですね」
（ ´_ゝ`）「思われるというのは？」
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「記録もなく、痕跡もあまりないので……お爺様から聞いた話になります」
（ ´_ゝ`）「へー、高崎炭田って名前は聞いたことあったけどこの辺なんだ」
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「当時採掘されていたらしい亜炭が落ちていたりもするので、おみやげにされる方もいますね」
( l┴l)「亜炭？」
（ ´_ゝ`）「石炭のなりそこないみたいなもんだったかな？」
（´<_｀ ）「あってる。亜炭なんか持って帰っても使い道なさそうだけどな……」
（ ´_ゝ`）「産業遺構のお土産としてはまあ、って感じじゃない？」
-
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「念のためですが、たき火などは亜炭に燃え移る可能性もあるのでおやめくださいね」
（ ´_ゝ`）「そもそもこんな藪だらけのとこでたき火はNG……」
（´<_｀ ）「森林火災とか洒落ならん」
( l┴l)「ま、そうだな」
（ ´_ゝ`）「他なんかありそう？」
( l┴l)「ええと……お社？ なんだろこれ？」
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「山の神を祀っていたといわれる祠ですね。
これもお爺様の受け売りですけど」
（ ´_ゝ`）（祠ねぇ……）
（´<_｀ ）（炭鉱跡地付近に山の神の社があるなんておかしいことじゃないのに、
奥多摩の一件のせいで穿って見てしまうな……）
( l┴l)「一応お祈りいっとく？」
（ ´_ゝ`）「まあいいんじゃない？」
（´<_｀ ）「特に異論はないです」
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（ ´_ゝ`）「んでどうする？」
( l┴l)「ひとまずお社とやら行ってみるかな？」
（´<_｀ ）「……旅の無事でも祈っておきますか」
( l┴l)「おう！」
ｼﾘ‘ -‘ﾘ「お出かけですか？ お食事は18時、施錠は21時ですのでお忘れなく」
（ ´_ゝ`）「ありがと」
（´<_｀ ）（まあ普通に18時には戻ってこれるだろ）
( l┴l)ノ「そんじゃ行くべ！」
―――。
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【林道】
ﾋ批比ﾋ刈i:i::::::批批矧溺赫絲絲狄爻いぃ ´'小北批妣豼豼妣批批妣豼豼ン絲絲縱縱縱
ﾋ批いﾋ矧i:l::::::|北比い小爻狄絲狄狄爻い, ´'小ヒ比此批ﾋ匕ヒ匕ヒﾋ批批ン絲i縱i縱i縱
ﾋ打i厂´'小::::::|＾'ﾎホ、 ´'小小,´'爻狄祓爻ぃ, ´ﾞ爻:;.:,:;.:,刈ﾋ比比批妣妣妣ン絲絲縱縱
:::|ホ、 ‘ ！ ´'ホﾎx、 ´'小:;;..´'ホ祓絲ｿ父ｘ . .:.:.:.:.ﾐ批批批泌ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ン絲i絲i縱
: |乂ﾎ、 ‘ ´ﾝいﾊ、 ´ソ: . ：´'小抓狄父ｘ . . : ﾐ此:;.:,ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:絲絲
: | : : : . : ´ンいﾊ、′ ´'小. ´'小狄ｿ爻水ｖ､、 . . .:.:.::;.:,:;.:,ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
: | . . .ｉ:..... ´'ン:;/ . .. ￤ ‘´'小:;.ﾝj:|厶狄ｘ、 . . :;.:,:;.:,:;.:,ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
:::| ′...}::... ∴;': : . ｉ ´ﾝ7厶水爻父ｘ . . . :;.:,:;.:,:;.:,ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;
:::::.､ .′ ,' ,′ :;.:, : . . : ′'ン爻乂乂:;.:,. . . . :;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:ヾ;:ﾐ:ヾ;
::::: ＼′ ｖっｸんう .:.:: : :|:... ´'小:;.:,:|:::::|:::.... . . . :;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.
:::::::::. , っfつう厶く⌒ : : : |:::::..... : ,' .′ . . : :|:::::|:;.:,:;.:,:.... . . . .:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.
i:i::::::::: ： j厂 ﾌ仄fつ 〉 : : :|:::::::::::|/:/:.. |:::::|:;.:,:;.:,ｘヾ;:.... . : :ヾ;:ﾐ:ヾ;ﾐ:
Ⅵi:i::::: ‘ ⌒｀｀: : : . . : ::|::::::::::::::/:: : . . ！:::| . .:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:... . . : : : ﾐ;ヾ;
..Ⅵi:i:i:::: : : : . . :|::::::::::::::|.:.:.:ｉ::ｉ: . ’ ！ . : :ﾐ;ヾ;:ﾐ:j'Xｘ､、 . .
. Ⅵi:i::::... : : : : : .. . ！::::::::: :|:;.:,:|::|;':.: .: . ‘ . . . : : 刈淡淡爻ｘ､、
: :.:.Ⅵi:i:i::::....: :. :.: : : : . ... ‘ . . .:::|:; : |::|:;.:,.:.: : : . . : ￤ . 爻爻淡淡淡淡
: : .:.|i:i:i:i:i:::::::| ::... :.:.:.: : : :... . ！:;. |::|:;.:,:;.:,: : : : :￤..:|:.. 爻爻爻淡淡淡
.:.:.:.:.|i:i:i:i:i:::::::| :::... :.:.:.: : : .： ’ |::|:;.:,:;.:,:;. :, : : |:::::|: : . . . .爻爻淡淡淡淡
:;.:,: :,|i:i:i:i:i:i:::::| ::::::.... .:.::.:.:.:|:::.. . :|::|:;.:,:;.:,:;.:,:;.:, |:::::|: : : : . . . . . 父ﾝ父ｉ淡淡淡
,､j､,､|i:i:i:i:i:i:i:i:|,､,､ ｖｉｖｉｖ. . . ｖｉｖ|:::::::::....ｉｖ刈ｆﾋｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｉｖｖｉｖ此此此ｉ批批
. . ::|i:i:i:i:i:i:i:ｉ:| .:;';';' : . . . : |:::::::::::::| . . : :;';';'淡淡㍊淡爻;';';';';'淡㍊※※㍊淡※※
: .:,:;.: |i:i:i:i:ｉ:i:ｉ:i:| . . . . : : : ;':;.:,:;.ｘＸ爻水爻父ｘ |: : : ;';';';';';';';'ﾐ;ﾐ;淡㍊淡災爻爻淡㍊淡i㍊i※ｉ州
:;.:,:;.:,:;|i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::;.:,:;.:,爻水爻水爻水爻父ｘ:;.:,:;.:,;';';';';';';';'ｘＸ爻水爻水爻炎淡㍊洲洲洲
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（ ´_ゝ`）「思ったよりしっかり藪刈られてて快適」
（´<_｀ ）「そうだな」
( l┴l)「五月ちゃんも藪刈りしてんのかな？」
（ ´_ゝ`）「そう人数が多いわけでもなさそうだから普通にやってると思う」
( l┴l)「あんな美少女が藪刈りしてるの想像すると……なんか……萌えるな」
（´<_｀ ）「……確かに」
（ ´_ゝ`）「何なら一緒にやりたいな。そういうツアーやれば人気出そうだけど」
( l┴l)9m「それ！ アリ！！」
（´<_｀ ）（……むしろあそこまで美少女ならSNSで話題になってそうなもんだがな。
つまり結局SNS住人は利用していない？ そんなことあるか？）
（ ´_ゝ`）「何か考え事のようだなムッツリ者」
（´<_｀ ）「煽り雑すぎる。SNS」
（ ´_ゝ`）「あー、うん。確かに」
( l┴l)「？？？」
-
（ ´_ゝ`）「とはいえ俺らが住人だったとして、言いふらすかな？」
（´<_｀ ）「……なるほど。胸に留めるだろうな」
（ ´_ゝ`）「そゆこと」
( l┴l)「おっ！ そろそろみたいだ！」
（ ´_ゝ`）「おん？ なるほど、それっぽい」
（´<_｀ ）「あれが平場か……？」
-
【平場】
豼豼州ｈi:7/ﾐ; : : ;ヾ;:ﾐ:此:ﾐ:. : ;ヾ;:ﾐ:此批7:::/此此比, : ;ヾ;:ﾐ:爻狄淡淡淡淡淡ソいﾐ淡淡淡狄;:ﾐ: . . :ヾ;:ﾐ:狄狄淡淡狄狄爻
豼矧川::|//此; : : ;ﾐ:;比此;:ﾐ: : ;;:ﾐ:此=-'ﾞ.ィ此批此比, : ;ヾ;:ﾐ:爻爻狄狄淡淡ソいﾐ爻狄淡淡狄ヾ;:ﾐ:. . :ヾ;:ﾐ:狄狄淡淡淡爻
批矧:::::::::/此ﾋ; : : ｉ此此ヾ:ﾐ:. :／／此批此此比<⌒:. : ' '〜ミ爻ミ爻狄狄ソミ爻ミ爻淡淡淡狄ヾ;:ﾐ: . . :ﾐ;ﾐ;狄;狄淡淡狄
｀'小i|:::::::|批批ﾋi:. .|此此比ﾋ:. ｨ小比此比比此く;';';' :. . : ﾞ;ﾞ;ﾞ;⌒''弌爻爻狄狄乂ソンミ爻狄狄爻ヾ;:ﾐ: . . :ﾐ;ﾐ;ﾐ;狄狄淡淡
＾＼:'|::::: |批批ﾐ|::. ; : ∵ﾐ;'／,:. .∵'此批批此此ﾋｔ; ﾞ;: :. . :}!ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;＾'ｹ爻ソツリﾝソリ爻爻狄狄爻ヾ;:ﾐ:ﾐ:. . : :ﾐ;ﾐ;ﾐ;狄狄淡
ソﾝﾊ:::::::|此批ﾐ|::::. . :^>' ／;'∴ . :;';';';';'⌒此此ﾋくﾞ;ﾞ;Ｙ;':. ..:}i//ﾞ;ﾞ;'/ﾞ;ﾞ;ﾞ;^つｿ儿ン八ｿ⌒＾ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ|::::|ヾ;:ﾐ:.. . : :ﾐ;ﾐ;ﾐ;狄狄
ンソ;|:::::::|此此i|:::::::. ／／＾;;∴∴ . :⌒´.:.:.:;';';';';';';';';'; |:;.:,:. . :/／/／ﾞ;ﾞ;ﾞ;Ｙ^iﾐ::::::/⌒ヾﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ/:::ミヾ;:ﾐ:;':. . : :ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;
⌒ヾ;|::::::::|比ﾋ |:::::::::. '´. : .:.:＾ｉ:ｉ⌒:. . : .:.⌒ｉ i⌒'⌒⌒|::::| :. .:/::::/:ﾞ:ﾞ:ﾞﾞ;ﾞ;'ﾉ: |:::::::/: :.:.: :｀Ｙﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;'/::::::/ﾐﾐ／／:. . : :ヾ;:ﾐ:ヾ;
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. . : .:.:.|::::::::::::::::::／ . : :. . . . : :´''〜ミ;:'"´´｀':, ￣弋__: :. .:,:^:,、.:.::ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ｀∵…．;:;:;:;:;:;:｀;.:.／ . : |:| :.: : | |＾トﾐ;';' : .
. : : .:./::::::::::::／ .:.:.:.:.:: : . . . : : . ',: : : : : _! . : : ＼::. . : :∴´"''〜ミ:∴: : . ‘':．´｀`''く｀'::., :|:|.:.: :.:{ﾐ}: |:::|/'ｰ : .
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ミミ|:::::::::::::|ﾐ;ﾐx: : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : . . . . . : : ゝ;';';';';';';';';';';';').: : . . . . : : : : .:.:.:.:＼;';';';';';';';'〉.:.:.:.:.:.:.:.: :.| |: : . ._,,.. -‐
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（ ´_ゝ`）「ふむ。確かに平場って感じ」
（´<_｀ ）「ここが……？ 正直言われなきゃただの広場としか」
( l┴l)「あ！ この残骸！」
（ ´_ゝ`）「あー。それっぽい残骸だな」
（´<_｀ ）「いやマジで言われてなきゃスルーするレベルだわ」
( l┴l)「うーむ……数十年前にはここで炭鉱夫達がなにやら仕事してたわけだ」
（ ´_ゝ`）「そう思うとエモいよね、何も残ってないことも含めて」
（´<_｀ ）「それは……そう、だな。たった数十年でこんなにも何も残らないものなのか……」
（ ´_ゝ`）「完全撤退したらそんなもん。文明の力の限界を感じる」
( l┴l)「そうかもなー。これから過疎化でそうなってく山も沢山あるんだろうな」
（ ´_ゝ`）「だと思う。人の手が入らなきゃ自然に埋もれていくのよ」
（´<_｀ ）「はぁー……なんともだな。わかってても感じるものがある」
（ ´_ゝ`）「だな」
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【お社】
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＼三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／
＼三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／
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|ニニ| |二二二二二／ ／二| |ニニ|
＿＿_Lﾆニ| |三/＿＿＿_.＼／ '∨/| |ニﾆ」＿＿_
/ニニニニﾆ三ニニニニニニニニニニ三ニニニニﾆﾍ
|三三三三/ /三三三三三三三三ﾍ ﾍ三三三三|
Lニニニﾆ|￣ |ﾆ/==============|ﾆ| ￣|ニニニニ」
└─┘ └─┘
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（´<_｀ ）「……なあ兄者」
（ ´_ゝ`）「何だ弟者？」
（´<_｀ ）「祠ってのは大体こんな感じに落ち着くもんなのかな？」
（ ´_ゝ`）「概ねこんな感じだと思うぞ？」
（´<_｀ ）「そうか？」
（ ´_ゝ`）「そうだ」
( l┴l)「ふーん、これがお社かー。特に何の神なのかも書いてないのね」
（ ´_ゝ`）「……確かに」
（´<_｀ ）「書いててくれりゃ多少捗ったんだが」
( l┴l)「とりあえずお賽銭、っと」
（ ´_ゝ`）「あ、俺も」
（´<_｀ ）「俺も」
-
（ ´_ゝ`）（（無事に筆府に帰れますように……））（´<_｀ ）
Case6「五月館」
Day1A「お祈り申し上げます」
To be continued...
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[五月館（1F）]
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__
| | | | | |＿＿＿＿＿＿|
| | | | | |＿＿＿＿＿＿|
| 男子便所 . | . 脱衣所 | . 男子浴場 | .炊事場 | . 別府私室 |＿＿階段＿＿|
| | | | | |＿＿＿＿＿＿|
|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿|
裏 |
口 |
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ .. .|
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . 脱衣所 | . 女子浴場 | | 従業員室 | |
| | | | | | |
|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|. 食堂. |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |
| | | | | |
| | | | |受 |
| . .五月私室. | .空室 | | 事務室 |付 |
| ｼﾘ‘ -‘ﾘ | | | | |
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_l＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿|
| | |
| 縁 側 | |
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| 玄関 |
| |
|＿＿＿＿＿＿|
-
[五月館（2F）]
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__
| | | | | |＿＿＿＿＿＿|
| | | | | |＿＿＿＿＿＿|
| 男子便所 . | . .倉庫. .| 藤の間 | 菖蒲の間 .| 鈴蘭の間 .|＿＿階段＿＿|
| | | ....（´<（ ´_ゝ`）( l┴l) | | |＿＿＿＿＿＿|
|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿|
| |
| |
| |
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_l
| | | | | | |
| | | | | | |
| 女子便所 . | . .倉庫. .| 芝桜の間 .| 花水木の間 .| 薔薇の間 .| 倉庫 |
| | | | | | |
|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿_.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿|
-
今回はここまで
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乙
-
乙
自称諸葛亮の古代ローマ人か…
パリピ(´・ω・`)だな！
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おつ！
祈りが切ねぇ…
-
乙です
-
乙乙
宿泊先でされる案内って無性にワクワクするよね
-
乙乙
-
>>467-472
乙あり！
以下アンケート的なもの、気が向いたら回答よろろん ※今後の展開に影響することもある……かもしれない
①好きな回（Case1〜Case5）
②好きなキャラ
③その他要望等（聞き入れるとは言ってない）
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乙
間取りまでしっかりと作られているところを見ると何も起こらないってのは無さそうだな……
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①case3
②弟者、クックル
③孤島、山荘ときたのでズバリ怪しげな村ですね！（ミステリ好き並感）
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①2と5
②（ ´_ゝ`）と( ･∀･)と川 ﾟ -ﾟ)が特に好き
③特に無し、いつも楽しく読ませてもらってます
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①Case1〜Case5
②弟者
③姉者と妹者がまた出てきてくれたら嬉しい
-
①case3
②ミノリちゃん、白根さん、根野さん
③兄弟の学生時代に何か事件があったら読みたいです
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>>474
おつあり
>>475
怪しげな村超やりたい
>>476-478
あざっす
参考にさせて貰いやす
-
Case6-Tips1 山井の爺様
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「五月館？ ああ、乗附のあれかい？ それなら知ってるよ。
あんた山井の爺様知ってたっけ？ 山井宗一。知らない？
五月館は孫娘の五月ちゃんが切り盛りしてる旅館だよ」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「あん？ そうだねえ……元は山井の爺様が孫娘が生まれた時に建てた社員保養所とは聞いたよ。
娘夫婦は乗附に住んでたんだとさ、知ってるのはそれくらいかね」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「山井の爺様は結構前に病気でポックリ逝って、その時に継いだみたいだね。
ご両親のことは詳しく知らないけどもっと前に亡くなってたみたいだ」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「それよりあんた、香那ちゃんとはちゃんと進展あるんだろうね？
ああ？ まだウダウダしてんのかい情けない」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「ちょっと累次に替わんな……ああ累次、あんたに頼みが……そう、真理男。
まだウダウダしてるみたいじゃないか、あんたがケツ叩いてやんな。ロックな8ビートで」
-
∬´_ゝ`)「ふぅん、愚弟か？」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「ああ。何か知らんけど五月館について調べてるとか」
∬´_ゝ`)「寡聞にして聞き覚えがないのだが」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「乗附で小ぢんまりやってるからねえ」
∬´_ゝ`)「あのような場所で宿とはな」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「本当にねぇ。まあ遺産があるから困ってはいないんだろうさ」
∬´_ゝ`)「ふぅん、金持ちの道楽といったところか」
＠＠＠
＠#_、_＠
( ﾉ`)「言い方は悪いけどそうなるかねぇ」
-
前回のあらすじ
・現在は五月さんと別府氏で宿を運営している。
・うちの山の場合、究極極限セコム者により下手人は漏れなく後悔することになるが
・山の神を祀っていたといわれる祠ですね。 これもお爺様の受け売りですけど
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| 流石だよな、俺ら |
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Ｖ Ｖ
d（ ´_ゝ`）人（´<_｀ ）b
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￣ ￣. ￣ ￣
【標準AA環境】
※右のAAのｽﾞﾚない環境が標準です｡ | |＼|／ | ｜ ｜
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧＿∧ | ∧∧ |
|(,,ﾟДﾟ)||,,ﾟ Θﾟ）|（； ´Д｀）|(=ﾟωﾟ)|
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Case6-Day1B
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＼三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／
＼三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／
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|ニニ| |二二二二二／ ／二| |ニニ|
＿＿_Lﾆニ| |三/＿＿＿_.＼／ '∨/| |ニﾆ」＿＿_
/ニニニニﾆ三ニニニニニニニニニニ三ニニニニﾆﾍ
|三三三三/ /三三三三三三三三ﾍ ﾍ三三三三|
Lニニニﾆ|￣ |ﾆ/==============|ﾆ| ￣|ニニニニ」
└─┘ └─┘
-
( l┴l)「なんかめっちゃ真剣に祈ってたけど、二人ともお祈りとかしない派じゃなかったっけ？」
（ ´_ゝ`）「ああうん、ちょっとね」
（´<_｀ ）「お気になさらず」
( l┴l)「おん？」
（ ´_ゝ`）（神も仏もないならともかく、マスター曰くいる可能性ありとなりゃ話は別）
（´<_｀ ）（現金すぎて気難しい神様なら普通に助走つけて殴られそうだがな）
( l┴l)「まあいっか。お参りしたことだし戻ろうぜ」
（ ´_ゝ`）「おう」
（´<_｀ ）「まだ夕飯には早いですが」
( l┴l)ｂ「ポケット麻雀持ってきたから久々にやろう！」
（ ´_ゝ`）「え、三人なのに？」
( l┴l)「まあいいじゃん」
（´<_｀ ）「別に良いですけど……」
-
【五月館】
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;〈 ノ⌒ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;〉ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;,､,､,ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;〈 ノﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;く ミ;､＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ノ,､,､ノ'＾'＾ヽ,､,､｀つヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:く,ミ辷＿)>,､｀'ミﾐ;ﾐ;ﾐ;＼`ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾくノ￣￣￣｀＞｡,｀'ｰ-ミ} 廴ﾐ;ﾐ;
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾐ ､＿辷ミ辷_ｰ--ミﾐ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾﾉ ｀¨¨¨⌒￣￣⌒'弋
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾞ;ﾞ}
─────────────────ーー─┬─→ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾞ;ﾞ;ﾞｒ┘ _,､,､,､,､,､、 ,､,､,､,､、
三三| |￣￣|￣￣|￣￣|￣￣|二二| |ﾞ;ﾞ;ﾞ;__ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐｿ _ｙﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;＜ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
￣￣| | | | | |二二| _| - ／＼ヾ;:ﾐ:ﾞ;ﾞ;ﾞ;く ⌒＞ｰ----ミ辷＿｀'辷ﾐ;ﾐ;ﾐ
＿＿| |＿＿|＿＿|＿＿|＿＿|二二| _ - ￣_ -＼／‐ _ ; ;'⌒ ｀¨¨¨¨⌒'弋__
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__＿_ _ ‐ ￣_ ………………‐ _ へ ´'ｰ
二二二二二二二二二二二二二二 _ ‐￣ _ ………|￣￣￣|……… __ -‐=ﾆﾆ／／＼´'ミ爻ミ爻ミ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｘfうＸｘ _ ‐￣ _ …………┤＿＿__| -‐=ﾆ二二二二:／／＼::::::＼´'ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_,.．-=ﾆ／,.へ::＼＼ _ ‐￣￣￣￣￣￣￣¨/二二二二二二ﾆ:／／| |::::::＼::::::＼´'￢辷
二二_,．-=ﾆ二二:::／／| | ＼::＼＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ:/二二二二二二:／／_,,,,| |:＿＿＼::::::＼──
二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／／￣| |￣￣＼::＼＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:/二二二二二ﾆ:／／￣￣| |￣￣￣ ＼::::::＼
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／／￣￣| |￣￣￣＼::＼＼＿＿＿＿_／＿＿＿＿＿_／／＿___＿,| |＿＿＿＿_＼::::::＼
|二二二二二|二二二二二二二二二二二｢＿__＿＿_|二二二二二二ﾐ| |二二二二二二二二:::| |丁￣
|::|￣|::|￣|:::|_________ | |: ┃┃ |::::|丁|¨~丁|¨~丁|¨¨|:::|::|━┻━┻━| |┻━┻━┻━┻━ || |｜
V(／(／(|:|:|:::|:|:|:|:|:|:| | | |=┻┻=:|::::|⊥|___⊥|___⊥|＿|:::|::|::::::::::::::::::::::|i:ｉ| |i:i:i:i:i:|| || | | :|| |｜
／⌒く⌒|ﾆ|:::|ﾆﾆﾆ¨| | | |｜ ｜:|::::|丁|¨~丁|¨~丁|¨¨|:::|::|::::::::::::::::::::::|ﾆ| |ﾆﾆﾆ|| ||─┴ー┘ :|| |└─
Ｖ／⌒ミ:|:|:|:::|:|:|:|:|:|:| | | |┼─┴:|::::|┼|ー┼|ー┼|─|:::|::|::::ｘ爻ﾐ爻ﾐ爻ﾐ|i:i:i:i:i:|| || || |
/／⌒¨~＞|:::|:|:|:|:|:|:| | | |┘￣￣:|::::|└'￣└'￣└'￣｀ｰ┴爻ミ爻ミ爻ミーー┴‐┘￣￣￣￣ || |￣￣
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‐‐‐‐ ／／ . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
-
爪ﾟーﾟ)「おや？」
（ ´_ゝ`）（む？）
( l┴l)「こんにちは」
爪ﾟーﾟ)「やあ。あなた達も宿泊かな？」
（ ´_ゝ`）「ああ。そちらも？」
爪ﾟーﾟ)「ああ。こっちは一人だけどね」
（´<_｀ ）（……女性、だよな？）
（ ´_ゝ`）「俺は流石真理男。そっちは弟の累次。二人で探偵をやってる」
爪ﾟーﾟ)「！！ ほう、探偵……！」
（´<_｀ ）「累次です。こっちは大学の先輩の八町屋さん」
( l┴l)「ども、八町屋です！ 登山用品売ってます」
爪ﾟーﾟ)「僕は地流 椎菜。こう見えて警察官だよ」
（ ´_ゝ`）「ほほう」
（´<_｀ ）（警官がこの歳で僕っ娘か……まあすげー似合ってるから良いのかな？）
-
( l┴l)「あ、地流さんこの後予定あります？」
爪ﾟーﾟ)「む？ 少しこの辺りをぶらぶらしようと思っていたくらいだけど」
( l┴l)「よかったら麻雀やりません？」
爪ﾟーﾟ)「麻雀か……いいね、付き合おう」
（ ´_ゝ`）「お、そりゃ助かる」
（´<_｀ ）「３麻は地味にめんどいからな」
( l┴l)「おー、ありがとうございます！」
爪ﾟーﾟ)「ふふ、そんな礼を言われるほどのことじゃないと思うけどね」
（ ´_ゝ`）「いや、普通初対面で付き合わないっしょ」
爪ﾟーﾟ)「いやいや、生憎探偵と知り合う機会なんてなかったものでね。
よかったら遊びながら話を聞かせて貰えればと思って」
（ ´_ゝ`）「あー、なるほど」
（´<_｀ ）（三人ともコミュ力高いな……）
-
【客室 藤の間】
|| | || | | | | | | | ＼＼
＿||.._|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_||.._|＿＿＿＿＿＿＿__.| | |＿＿____.| | |０ ＼＼
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|| |├┼┼┼┼┼┤|├┼┼┼┼┼┤|| | | | | | | | ＼＼`
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|| |├┼┼┼┼┼┤|├┼┼┼┼┼┤|| | | | |_ ('υ | | | |||'`
|| |└┴┴┴┴┴┘|└┴┴┴┴┴┘|| | | | | ﾐ)γ´.| | | |||
|| | !'''''''''''''''''''''''''''''''!｜!'''''''''''''''''''''''''''''''! || | | | |＿__|￣|_| | | |||
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＼l二二二二二二二二二二二二二二二二l | | | |||
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＼..＼. |||
＼.＼|||
＼.!||
＼`
-
（ ´_ゝ`）「――とまあそんな次第で遭難していた筋肉ムキムキマッチョマンの不審者を救出したわけ。リーチ」
爪ﾟーﾟ)「ポン。なるほどなあ、どうやら君たちは優秀な探偵らしい」
（´<_｀ ）「どうですかね、それほどでもないと思いますが」
( l┴l)「地流さん警察でしたよね？ 何かそういったエピソードないんです？」
爪ﾟーﾟ)「うーん……仕事柄あんまり吹聴できないからなあ」
（ ´_ゝ`）「それは俺らも一緒。だから色々と脚色させて貰ってる」
爪ﾟーﾟ)「あー、なるほどね」
( l┴l)「あ、ロン！ タンヤオトイトイ！」
（ ´_ゝ`）「おっとっと。山ちゃん先輩地獄単騎好きだねえ」
( l┴l)「ふふふ」
（´<_｀ ）（変に拘って上がれないイメージしかないが）
ヽ爪ﾟーﾟ)ﾉ「残念、結構良い手だったんだけどね」
( l┴l)「ははは、そいつは残念でしたね」
-
（´<_｀ ）「そろそろ夕飯の時間か」
( l┴l)「あ、確かに」
（ ´_ゝ`）「ちょっと早めだけど区切りいいしもう行っとく？」
爪ﾟーﾟ)「ふむ、それが良いかもしれないね」
( l┴l)「んじゃ片付けて行くかー」
爪ﾟーﾟ)「さて、僕は一旦部屋に戻るよ」
（ ´_ゝ`）「ああ」
（´<_｀ ）「ありがとうございました」
爪ﾟーﾟ)「よかったらまたやろう。それじゃあ」
( l┴l)「……ぃよし、片付け完了！」
（ ´_ゝ`）「んじゃ行こ行こ」
―――。
-
【食堂】
＿＿___＿,,,,,,..........､､､､､､､ ---丁[二二二二二|丁!ニニ|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣ ／ ＼ |::| :| | | | :::|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.:
_∠ ､--‐‐…┯ |::| :| | | | :::|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.:
'"´| ‐=￢冖ﾆ'ｉ｜ |::| :| | | | :::|:|￣｀丶 : : : : : : : |:|: : : : : :
. | | :|｜ |::| :| | | | :::|:|￣｀） ﾉ ＿,|:|
. | | :|｜ |::| _, ┴ｰ| | |ー─|:| ;'´ (＿＿／::::::|:|＼＿＿
. | | :|｜ ＿|⊥-=ﾆ¨ _,,,..| | |-‐ '^|:| 乂＿,.-'´:::::::::::|:|:::::｀､＿__
. | | :|｜ ￣|丁¨¨¨¨¨¨¨| | | | .::|:|ﾛ ／::::::::::::::::::::|:|:::::::::´,
. | | :|｜ 爻爻 _,.．┴ｰ| | |ー─|:| /:::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::∨
. | | :|｜ Ｔ'Ｔ‐''"´.:.:.:.:.:.:.:. | | |_, :ｉ'´|:|∨ ::::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::::::::
. | | :|｜ 人人￣￣￣￣´:| | | | |:|:::::::::::::::::::::::::::::::: |:|＿＿＿＿
. | | _,|｜ 〈::::::::::〉: : : : : : : : :| | |_,､-ﾆ┘￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
二⊃、 .| |__ - ¨ _」- _ -::|:::::::::|¨¨¨¨¨¨¨¨_, -二- ¨
::::::::::::} |__ -‐ ¨_ - ｀: : : : :｀¨¨´: : ::::_, -ﾆﾆ- ¨
¨¨¨¨´ヽ＿＿＿￣_, - ｀: : : : : : : : : : : : :_, -ﾆ¨:ﾆ‐ ¨
:::::::::::::ノ¨¨¨¨_ -|'": : : : : : : : :.: : :.:: _, -ﾆ¨_ﾆ- ¨＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿______＿,/_
｀¨¨_´ -=こ=-ｉ:::|: : : : : : :.: :.:_, -ﾆ¨:_ﾆ- ¨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣”~/￣
-=こ=- "´ |:::|: : : : ::_, -ﾆ¨::_ﾆ- ¨ /
'"´| |:::|, -ﾆ¨:::_ﾆ‐ ¨ /
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. _| -ﾆ¨::::_ﾆ- ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/￣￣￣
ﾆ¨:::::_ﾆ- ¨ /
ﾆ- ¨ /
-
（ ´_ゝ`）「おお、こりゃまた」
( l┴l)「食堂ってか宴会場って感じだな」
（´<_｀ ）「客室と同じくなかなか高級感ありますね」
( ･A･)「いいじゃん教えてよー」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「あの……その……」
（ ´_ゝ`）「ん？」
( ･A･)「減るもんじゃないしさー」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「えと……」
( ･A･)「いいじゃん名前くらい」
（ ´_ゝ`）（……ナンパかな？ こんなとこで？）
-
( l┴l)ノ「よっ、若人！」
( ･A･)「ん？ 誰あんた？」
( l┴l)「こんなとこでナンパかあ？ いやー若さだなははは！」
( ･A･)「何？ 喧嘩売ってる？」
( l┴l)「まあまあ落ち着けよ！ 俺は八町屋！ 気軽に山ちゃんって呼んでくれていいぞ！」
( ･A･)「いや意味わかんねーし。何なんだよ」
（ ´_ゝ`）つ(；･A･)
ﾎﾟﾝ 「！？」
（ ´_ゝ`）ﾉ「やあ、俺は流石。名前教えてよ」
(･A･；)⊂（´<_｀ ）
ﾎﾟﾝ 「！？」
ヽ（´<_｀ ）「やあ、俺も流石。いいじゃん名前くらい」
(((；･A･)))（えっ、マジ何なの？ 怖っ！）
-
（ ´_ゝ`）9m「今のその気持ちが先ほどの彼女の気持ちだぞ若人よ」
m9（´<_｀ ）「ナンパは構わんが相手の反応をよく見なさい」
( l┴l)9m「そんなんじゃモテないぞ若人よ！」
(；･A･)「あ、そう」
（ ´_ゝ`）「「そう」」（´<_｀ ）
(；･A･)「……」
( l┴l)（……何か根は悪い奴じゃない気がしてきた）
（ ´_ゝ`）（ふむ？ 押しに弱い娘を実質レイプする糞ヤリチン野郎かと思ったがそうでもなさそうか？）
( l┴l)ｂ「よし、それじゃ一緒に飯食おうぜ！」
(；･A･)「いや何でだよ」
（´<_｀ ）「まあまあ、これも何かの縁ってことで」
爪ﾟーﾟ)……
（ ´_ゝ`）ﾁﾗｯ（彼女の方フォローよろしく）
爪ﾟーﾟ)ｂ
-
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「皆さまお待たせしました」
J ﾟ ゝﾟJ「おや？ まだお一人いらしていないようですね」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「あ、山本様がいらっしゃいませんね。新田さん、お願いします」
川 ・ v・）「はい、お呼びして参りますね」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「では別府さん、配膳しましょう」
J ﾟ ゝﾟJ「承知しました」
（ ´_ゝ`）（ふむ……あれが例の別府氏か）
J ﾟ ゝﾟJ「お待たせ致しました」
爪ﾟーﾟ)「やあ、ありがとう」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「あ、あり……」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「はい、どうぞ」
( l┴l)「ありがとう！」
（ ´_ゝ`）「「ども」」（´<_｀ ）
( ･A･)「……ｻﾝｷｭ」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「本日のご夕食はタケノコ尽くし定食です」
-
＿＿＿＿ --──────‐ｯ┬─--- 、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／＼＿___／ ／⌒"''ｰ-、 /／＼ ＼＿＿＿＿ -──- ＿__／＼
..... |::::::::|:::::／ ,，-‐- . ＼:;.:,;:;:;';';';'}／ ハィ ＼:::::::::::／ ＼::::|:::::::|
. |:::::::::／ /:;.:,ﾉ:;.:,;;;>'´￣＼ｒ‐‐''"´￣￣｀'く/⌒丶 ＼:::/ ＼ :::::|
. |:::: : | ＼{￣￣＼: : : :.::|＼_:_: : : : : ´´´|: : ; ;;;}ミ |::| /￣｀丶 |::::::|
.... |::::::: | ／⌒¨""'7‐┴、＼:|-─く⌒''ｰーｒ┘‐‐く⌒ヽ |::| く￣乂.:.:.:.:.:}＼ .| ::: |
|:::::::::| {: . , , ; ;;;/:: :/: :}＼_:|＿ ｀`〜､、｀"丁⌒＼__} |::::. ＼::::::／⌒＼＼ |::::: |
_ | :::::: | ／´￣＞─┐: : }_/ /""´￣｀ヽ__ﾉ:;.:,:;.:,/;;;) |:::::＼ x气─く::::::::::｝ ／ :::: |
... |:::::::: |廴＿ノ､＿__ノ‐‐く人 {.:ﾉ.:.:;:;}:;;';';'}＼＿／^Y |::::::::::＼| 0 | ＼／／ : |::::::::|
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|／ ,，'⌒""''"^＾＾^'つ｡＼-----' ￣ ／::::::::::::::::: ／ | .| ＼:::::::::::::|::::::::|
／ ,:' ´。 。 つ｡＼￣￣￣￣￣￣￣::::::::::::::::::::::／ ,｡-〜| |‐｡, ＼::::::::|::::::::|
|,,ﾉ´,､ﾟ o ﾉ ) ＾:, .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ／): : : :/ ∨.:ヽ ＼:::|::::::::|
|{ j′: :.. ｏ ;'´ ； ｜ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / んノと: / / ::. ∨(ハ ∨:::::: |
|∵ : : ｹ'´ 、 __ﾉ; 。゜ :| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ｉ⌒辷７ / |ノ : :', |:| :::: |
| j｡ ゜ ﾉﾟ ､_ソ '' ﾟ。 | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |ノﾉ: :ﾆ、{ .|乂__ }: ｜::::::::|
| 辷 '＾ 。 . :°_r'＾ o o/ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. v': :( ( ｀'〜〜〜(＿ .:/ /::|:::::::|
＼"':, 。 :'" ＾:, ) / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ヽ: :＼__ノ: : (: : : : : :ｱ /: : |:::::::|
...|:＼´% ､, ,,rｰく . :): ｡ﾟ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＼: : : : （（: : : :／ ／ ::::: |:::::::|
. |:::::::＼´つ0ｕ,｡ｕ,｡ｕ0どﾞ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ｀¨"""""¨´ ／::::::::::::: |:::::::|
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
-
（；´_ゝ`）「た、タケノコご飯……ッ！ 嫌というほど食ってきたというか正直嫌いだったのに……！」
（´<_｀；）「馬鹿なッ……！ こ、これが本当のタケノコご飯だというのか……！？」
( ･A･)「うわ……年寄向けじゃん」
( l┴l)「まあ若人、一口食ってみそ」
( ･A･)「……うんま！」
( l┴l)「うめぇな！ やっぱタケノコだな！」
（；´_ゝ`）「うーむ……これからはタケノコご飯も馬鹿にできんな……」
（´<_｀；）「山ちゃん先輩の反応見る限り実家のタケノコご飯が何かおかしいような……」
（ ´_ゝ`）「……脳裏に過るは竹じゃん、って歯応えと仄かなえぐ味……」
（´<_｀ ）「うん、それ。母者め……」
（ ´_ゝ`）「母者のアク抜きがめっちゃ雑だろうことも、
柔らかい部分があるのも知ってたけどそれだけで作るとこんなに……」
（´<_｀ ）「感動的にうまい。何なんだこれは」
（ ´_ゝ`）「脳に突き抜けるようなキノコ出汁も素晴らしい」
（´<_｀ ）「キノコタケノコ停戦だな……里に平和が訪れた」
-
( l┴l)「おう若人、和食も悪くねーべ？」
( ･A･)「正直舐めてた」
（ ´_ゝ`）「うわ、タケノコ炒めもめっちゃうまいぞ」
（´<_｀ ）「ガツンとオイスター。豚肉の脂との相性も抜群。そしてネギの旨味よ」
（ ´_ゝ`）「更にここでもキノコ。椎茸最高だな」
( l┴l)「ご飯めっちゃ和食なのにこっちはめっちゃ中華！」
( ･A･)「ハフハフ！」
（ ´_ゝ`）「あ！ レンゲあるから中華スープかと思いきや味噌汁じゃん」
（´<_｀ ）「タケノコ味噌汁……！ 実家のそれとは別物だ」
（ ´_ゝ`）「うんまい」
( l┴l)ｂ「タケノコは味噌汁にて最強ッ！」
( ･A･)「うお……！ マジか……！」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ご飯とお味噌汁お替り如何ですか？」
（ ´_ゝ`）( l┴l)「「お替り！！」」(･A･ )（´<_｀ ）
-
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ ﾆｺﾆｺ
川 ・ v・）「山本様をお連れしました」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「あ、山本様」
(´〜`)「ふぃ〜、いやまったく、すまないねお嬢さん」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「いいえお気になさらず。お食事こちらです」
(´〜`)「おっ！ こりゃタケノコご飯かい、嬉しいな」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「どうぞお召し上がりください」
-
,,,...--─'''''""￣￣""''''─--...,,,
:{ _ ）
| ~U ~'''"uU~~~`'''"""cU "`｝
| ll l ;;;;;::::::l::::::::::::: |
| ｌ ;;;;;::::::l::::::::::::: |
| ll~''"''。;'"｡ﾟ::;~~Ｏ'"ﾟ｡。''':;o．|-‐－- 、
| 。ﾟ｡ﾟ。; o。∵。ﾟo｡:l∵・; l ヽ
| l ・ l; ｡ ．｡。 。!ｑﾟ ' l'"⌒・、 ￥
| ll 。ﾟ 。・ 。 . l | ）） ）
| l 。.l ． .ﾟ :l。ﾟ . | // /
| ll ． ﾟ 。・ ﾟ "' l | // /
| 。 ・ l ﾟ ; | ﾉ /
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| ll l l .l |
| L＿ ＿」 |
.... | ￣ ー 一 ￣ ; |
`ー--．．...,,,,____,,,,...．．--一"
-
( l┴l)「ふぃー……そろそろ名前教えてよ若人」
( ･A･)「あそう」
( l┴l)「えー、教えてよー」
( ･A･)「いや俺の名前。麻生」
( l┴l)「んっ！？ おー、麻生君か！」
( ･A･)「……タケノコうまかったな」
( l┴l)「おう！ うまかったな！」
（ ´_ゝ`）（やっぱ根は悪い子じゃなさそうか）
（´<_｀ ）（山ちゃん先輩もコミュ力大概だよなぁ……）
爪ﾟーﾟ)「うんうん、タケノコはいいね」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「タケノコ……おいしいデス……」
（ ´_ゝ`）（うん、あっちもいい感じみたいだな）
-
( l┴l)「ほんで？ 何であんな強引なナンパしてたん？」
(；･A･)「えーと……――だよ」
( l┴l)「んん？」
(#･A･)「仲良くなりたかったんだよ。わりーか？」
( l┴l)「Oh...」
（´<_｀ ）（なるほど、コミュ障拗らせてる感じか……）
（ ´_ゝ`）「わりーよ。何なんだあの態度は」
( l┴l)「さっきも言ったけどあれじゃ怖がらせるだけだって」
(；･A･)「ぅ……」
（´<_｀ ）（俺から見ても相当だなこりゃ）
-
爪ﾟーﾟ)「え、じゃあ――なのかい？」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「は、ハイ……」
爪ﾟーﾟ)「それ――ん――」
(´〜`)「いやまったく、五臓六腑に染みる」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ふふ。山本様は日本酒お好きなんですね」
(´〜`)「長らく禁酒してたんだけど最近は我慢できなくてなぁ」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ほどほどになさってくださいね」
川 ・ v・）「お飲み物お替り如何ですか？」
( l┴l)「あっちの人何飲んでるん？」
川 ・ v・）「尾瀬の雪どけですね」
( l┴l)「あー尾瀬か、いいね。一合お願い」
（ ´_ゝ`）「あ、俺も」
-
【客室 藤の間】
|| | || | | | | | | | ＼＼
＿||.._|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_||.._|＿＿＿＿＿＿＿__.| | |＿＿____.| | |０ ＼＼
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|| |├┼┼┼┼┼┤|├┼┼┼┼┼┤|| | | | |_ ('υ | | | |||'`
|| |└┴┴┴┴┴┘|└┴┴┴┴┴┘|| | | | | ﾐ)γ´.| | | |||
|| | !'''''''''''''''''''''''''''''''!｜!'''''''''''''''''''''''''''''''! || | | | |＿__|￣|_| | | |||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣'､!__|＼ l＿l..| | | |||
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＼l二二二二二二二二二二二二二二二二l | | | |||
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＼..＼. |||
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＼`
-
( l┴l)「いやー飯もうまかったし風呂でさっぱり、最高だな」
（ ´_ゝ`）「うむ」
（´<_｀ ）「まだ寝るにはちょっと早いか？」
( l┴l)「おっ、麻雀する？」
（ ´_ゝ`）「やるなら地流さん呼んでくるけど」
（´<_｀ ）「うーん……まあやるか」
( l┴l)「おし！ 今度こそ一位取っちゃる！」
（´<_｀ ）（山ちゃん先輩正直下手だからなぁ……）
―――。
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（-<_- ）zzz...
「累次」
（-<_- ）zzz...
「起きて、累次」
（-<_- ）「んん……？」
-
（´<_｀ ）「むぅ……」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「あ、やっと起きた」
（´<_｀ ）「山井……さん……？」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「……まだ寝ぼけてる？」
（´<_｀ ）「ん……五月？」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「うん」
（´<_｀ ）「すまん、昔の夢を見てた」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「もー、だからって私のこと忘れる？」
（´<_｀ ）「……あの頃の五月も素敵だったよ」
ｼﾘ*‘ -‘ﾘ「……」
（´<_｀ ）「……」
ﾁｭｯ
-
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ほら、早く支度しないとお義兄さん達来ちゃうよ？」
（´<_｀ ）「……ああそうか、今日は兄者達が来るんだったな」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「しっかりしてよ、累次らしくない」
（´<_｀ ）「悪い」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「私も着替えなきゃ……また後でね」
―――。
-
【五月館】
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;〈 ノ⌒ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;〉ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;,､,､,ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;〈 ノﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;く ミ;､＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ノ,､,､ノ'＾'＾ヽ,､,､｀つヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:く,ミ辷＿)>,､｀'ミﾐ;ﾐ;ﾐ;＼`ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾくノ￣￣￣｀＞｡,｀'ｰ-ミ} 廴ﾐ;ﾐ;
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾐ ､＿辷ミ辷_ｰ--ミﾐ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾﾉ ｀¨¨¨⌒￣￣⌒'弋
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾞ;ﾞ}
─────────────────ーー─┬─→ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ﾞ;ﾞ;ﾞｒ┘ _,､,､,､,､,､、 ,､,､,､,､、
三三| |￣￣|￣￣|￣￣|￣￣|二二| |ﾞ;ﾞ;ﾞ;__ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐｿ _ｙﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;＜ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
￣￣| | | | | |二二| _| - ／＼ヾ;:ﾐ:ﾞ;ﾞ;ﾞ;く ⌒＞ｰ----ミ辷＿｀'辷ﾐ;ﾐ;ﾐ
＿＿| |＿＿|＿＿|＿＿|＿＿|二二| _ - ￣_ -＼／‐ _ ; ;'⌒ ｀¨¨¨¨⌒'弋__
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__＿_ _ ‐ ￣_ ………………‐ _ へ ´'ｰ
二二二二二二二二二二二二二二 _ ‐￣ _ ………|￣￣￣|……… __ -‐=ﾆﾆ／／＼´'ミ爻ミ爻ミ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｘfうＸｘ _ ‐￣ _ …………┤＿＿__| -‐=ﾆ二二二二:／／＼::::::＼´'ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_,.．-=ﾆ／,.へ::＼＼ _ ‐￣￣￣￣￣￣￣¨/二二二二二二ﾆ:／／| |::::::＼::::::＼´'￢辷
二二_,．-=ﾆ二二:::／／| | ＼::＼＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ:/二二二二二二:／／_,,,,| |:＿＿＼::::::＼──
二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／／￣| |￣￣＼::＼＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:/二二二二二ﾆ:／／￣￣| |￣￣￣ ＼::::::＼
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／／￣￣| |￣￣￣＼::＼＼＿＿＿＿_／＿＿＿＿＿_／／＿___＿,| |＿＿＿＿_＼::::::＼
|二二二二二|二二二二二二二二二二二｢＿__＿＿_|二二二二二二ﾐ| |二二二二二二二二:::| |丁￣
|::|￣|::|￣|:::|_________ | |: ┃┃ |::::|丁|¨~丁|¨~丁|¨¨|:::|::|━┻━┻━| |┻━┻━┻━┻━ || |｜
V(／(／(|:|:|:::|:|:|:|:|:|:| | | |=┻┻=:|::::|⊥|___⊥|___⊥|＿|:::|::|::::::::::::::::::::::|i:ｉ| |i:i:i:i:i:|| || | | :|| |｜
／⌒く⌒|ﾆ|:::|ﾆﾆﾆ¨| | | |｜ ｜:|::::|丁|¨~丁|¨~丁|¨¨|:::|::|::::::::::::::::::::::|ﾆ| |ﾆﾆﾆ|| ||─┴ー┘ :|| |└─
Ｖ／⌒ミ:|:|:|:::|:|:|:|:|:|:| | | |┼─┴:|::::|┼|ー┼|ー┼|─|:::|::|::::ｘ爻ﾐ爻ﾐ爻ﾐ|i:i:i:i:i:|| || || |
/／⌒¨~＞|:::|:|:|:|:|:|:| | | |┘￣￣:|::::|└'￣└'￣└'￣｀ｰ┴爻ミ爻ミ爻ミーー┴‐┘￣￣￣￣ || |￣￣
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‐‐‐‐ ／／ . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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（ ´_ゝ`）ノ「よう弟者」
（´<_｀ ）「久しいな、兄者」
（ ‘∀‘）ノ「やあやあ久しぶり」
（´<_｀ ）「香那さんもお久しぶりです」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「お二人とも、お久しぶりです」
（ ‘∀‘）「おー、相変わらず別嬪だなー」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「いえいえそんな……」
（ ‘∀‘）「羨ましいな弟君！」
（ ´_ゝ`）「かっちゃんも素敵だぞ」
（*‘∀‘）「まっちゃん……」
（´<_｀ ）「二人も早く結婚しろよ」
（ ´_ゝ`）「「……」」（‘∀‘ ）
（´<_｀；）「……な、何だよ？」
（ ´_ゝ`）「「まさか先越されるとはなー」」（‘∀‘ ）
ｼﾘ*‘ -‘ﾘ「ふふ……私が猛アタックしちゃいましたからね」
-
（´<_｀ ）「……それで。本題は？」
（ ´_ゝ`）「うむ、頼まれてた冷凍鹿肉はバッチリ持ってきたぞ」
（´<_｀ ）「助かる」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ありがとうございます！」
（ ‘∀‘）「運ぶけど冷凍庫どこ？」
（´<_｀ ）「いやいや俺やるんでお茶でも飲んでてください。五月」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「うん。香那さん、こちらへどうぞ」
（ ‘∀‘）「お？ そんなら任せるけど」
（ ´_ゝ`）「んじゃお茶ご馳走になろうかね」
（´<_｀ ）「おう」
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【食堂】
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. | | :|｜ ＿|⊥-=ﾆ¨ _,,,..| | |-‐ '^|:| 乂＿,.-'´:::::::::::|:|:::::｀､＿__
. | | :|｜ ￣|丁¨¨¨¨¨¨¨| | | | .::|:|ﾛ ／::::::::::::::::::::|:|:::::::::´,
. | | :|｜ 爻爻 _,.．┴ｰ| | |ー─|:| /:::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::∨
. | | :|｜ Ｔ'Ｔ‐''"´.:.:.:.:.:.:.:. | | |_, :ｉ'´|:|∨ ::::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::::::::
. | | :|｜ 人人￣￣￣￣´:| | | | |:|:::::::::::::::::::::::::::::::: |:|＿＿＿＿
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二⊃、 .| |__ - ¨ _」- _ -::|:::::::::|¨¨¨¨¨¨¨¨_, -二- ¨
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¨¨¨¨´ヽ＿＿＿￣_, - ｀: : : : : : : : : : : : :_, -ﾆ¨:ﾆ‐ ¨
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-=こ=- "´ |:::|: : : : ::_, -ﾆ¨::_ﾆ- ¨ /
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（´<_｀ ）「できたぞー」
（ ‘∀‘）「おっ、待ってました！」
（´<_｀ ）「いくつか試作してみた。右からロースト、アヒージョ、ソテー」
（ ´_ゝ`）「ほほーう。すっかり料理人だな弟者」
（´<_｀ ）「五月と別府さんにガッツリ仕込まれたからな……」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ふふ」
（ ‘∀‘）「……うまい！」
（ ´_ゝ`）「おー、こりゃ中々……」
（ ‘∀‘）「うちでも作りたいなこれ」
（ ´_ゝ`）「いいね、ソテーはいつもやってるけどアヒージョは意外なうまさ」
（ ‘∀‘）「ローストは面倒そうだから勘弁だけどなー」
（ ´_ゝ`）「アヒージョなら俺でもいけそう」
（ ‘∀‘）「おん？ 珍しく台所立つ感じ？」
（ ´_ゝ`）「たまにはいいかなと思って」
-
（´<_｀ ）「兄者の料理の腕は母者譲りだからなぁ……」
（ ´_ゝ`）「自慢じゃないが大雑把な料理しか作れん」
（ ‘∀‘）「まあ保林さんと比べれば……」
（´<_｀ ）「比較対象がな……」
ｼﾘ；‘ -‘ﾘ「お義母さんの料理ってそんなに……？」
（´<_｀ ）「前に言わなかったっけ？ タケノコご飯に竹と見紛うものが入ってるって」
ｼﾘ；‘ -‘ﾘ「えっ、あれって冗談じゃなかったの？」
（ ´_ゝ`）「ここで食べたタケノコご飯には正直感動した、それが答え」
ｼﾘ；‘ -‘ﾘ「そ、そうですか……」
-
【五月館】
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ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;〈 ノﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;く ミ;､＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;
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ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾﾉ ｀¨¨¨⌒￣￣⌒'弋
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾞ;ﾞ}
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ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｘfうＸｘ _ ‐￣ _ …………┤＿＿__| -‐=ﾆ二二二二:／／＼::::::＼´'ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_,.．-=ﾆ／,.へ::＼＼ _ ‐￣￣￣￣￣￣￣¨/二二二二二二ﾆ:／／| |::::::＼::::::＼´'￢辷
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‐‐‐‐ ／／ . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
-
（ ´_ゝ`）「そんじゃまたな、新装開店頑張れよ」
（´<_｀ ）「うむ」
（ ‘∀‘）「こっちも張り切って鹿野郎狩るからなー」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「よろしくお願いします」
（ ´_ゝ`）「んじゃ行くべ」
（ ‘∀‘）「おう」
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【五月私室】
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|| |├┼┼┼┼┼┤|├┼┼┼┼┼┤|| | | | |_ ('υ | | | |||'`
|| |└┴┴┴┴┴┘|└┴┴┴┴┴┘|| | | | | ﾐ)γ´.| | | |||
|| | !'''''''''''''''''''''''''''''''!｜!'''''''''''''''''''''''''''''''! || | | | |＿__|￣|_| | | |||
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（´<_｀ ）「鹿肉レシピもある程度何とかなりそうだな」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「うん。あとはスタッフの問題だけかな」
（´<_｀ ）「そこなー……別府さん引退しちゃったからな」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「もう結構な歳だし無理はさせられないよ」
（´<_｀ ）「だよな」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「募集はしてるけどあんまり良い人来ないんだよね……」
（´<_｀ ）「給料安いから仕方ない」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「もっと出してもいいけど……」
（´<_｀ ）「駄目。赤字経営脱却せんといずれ資金尽きるぞ」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「そうだよねぇ……」
（´<_｀ ）「借金塗れの老後とか笑えん」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ふふ」
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ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「……ねえ累次」
（´<_｀ ）「何だ？」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「好き」
（´<_｀ ）「……俺も好きだぞ、五月」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「……へへ。ん……」
（´<_｀ ）「ん……」
ｼﾘ*‘ -‘ﾘ「ぷぁ……。累次ぃ……」
（´<_｀*）「五月……」
-
ｼﾘ* - ﾘ「そろそろ、欲しいなぁ……赤ちゃん」
Case6「五月館」
Day1B「えっ、新婚生活……？？」
To be continued...
-
Case6-Tips2 セカンドナンパ
爪ﾟーﾟ)「やあ、僕は地流椎菜」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「えと……あの……」
爪ﾟーﾟ)「こんなところでナンパとは災難だったね。
僕もこう見えて女だからね、心中お察しするよ、うん」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「は、はあ……」
爪ﾟーﾟ)「隣、いいかな？」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「エ……は、ハイ、どうぞ」
爪ﾟーﾟ)「……何かごめんね、これじゃあ僕までナンパしてるみたいだ」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「イエ……」
-
爪ﾟーﾟ)「タケノコ……いいじゃないか」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「……」
爪ﾟーﾟ)「君は好きかい？ タケノコ」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「ア……好き、デス」
爪ﾟーﾟ)「じゃあ頂こうじゃないか……いただきます」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「ん……いただきマス」
爪ﾟーﾟ)「……うまい……」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「ん……！ おいしい……！」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「いかがですか？」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「あ、五月サン」
爪ﾟーﾟ)「うん、凄くおいしいよ」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「おいしい、デス」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ふふ、よかったです」
-
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「地流様」
爪ﾟーﾟ)「ん、何だい？」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ハローさんのこと、よろしくお願いしますね」
爪ﾟーﾟ)「？ ああ」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「あ、あの……」
爪ﾟーﾟ)「君はハローっていうのかい？」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「あ……ハイ」
爪ﾟーﾟ)「山井さんとは知り合いなのかな？」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「えと……SNS、で」
爪ﾟーﾟ)「SNS……ああ、「五月の声」か」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「アノ……あなたも？」
爪ﾟーﾟ)「いや、僕は会員ではないよ。幸いメンタルは健康でね」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「ア……そうデスか」
-
爪ﾟーﾟ)「いやーしかしうまい」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「タケノコ……」
爪ﾟーﾟ)「うんうん、タケノコはいいね」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「タケノコ……おいしいデス……」
爪ﾟーﾟ)「うんうん」
―――。
-
爪ﾟーﾟ)「え、じゃあ彼も会員なのかい？」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「は、ハイ……」
爪ﾟーﾟ)「それは意外……でもないか。なるほどね」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「SNSデハ……あんな人とは思わなくテ……」
爪ﾟーﾟ)「ちらちらあっちの様子伺ってるけど、相当不器用な子みたいだ」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「は、ハァ……」
爪ﾟーﾟ)「君の気持ち次第だけど、ちゃんと謝ってきたら許してやっても良いかもしれないね？」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「……」
-
今回はここまで
-
乙
突然ラブラブになってて何事かと思た
-
乙！
たけのこご飯羨ましい
-
おつです
-
乙です
何だろ、夢魔みたいなものかな？
-
>>529-532
おつありん
タケノコご飯はおいしい
-
前回のあらすじ
・僕は地流 椎菜。こう見えて警察官だよ
・キノコタケノコ停戦だな……里に平和が訪れた
・借金塗れの老後とか笑えん
／￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 流石だよな、俺ら |
＼＿ ＿＿＿__ ＿_／
Ｖ Ｖ
d（ ´_ゝ`）人（´<_｀ ）b
＼ ／. ＼ ／
l l l l
／／l | | l＼＼
￣ ￣. ￣ ￣
【標準AA環境】
※右のAAのｽﾞﾚない環境が標準です｡ | |＼|／ | ｜ ｜
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧＿∧ | ∧∧ |
|(,,ﾟДﾟ)||,,ﾟ Θﾟ）|（； ´Д｀）|(=ﾟωﾟ)|
-
Case6-Day2A
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＼.!||
＼`
-
（ -_ゝ-）「む……」
（ ´_ゝ`）「……朝か……」
（-<_- ）zzz...
( l┴l)zzz...
（ ´_ゝ`）「ん？ 弟者が先に起きてないとは珍しいな……おい弟者、起きろ」
（-<_- ）zzz...
（ ´_ゝ`）「おい弟者」
（-<_- ）zzz...
（ ´_ゝ`）「……？ マジで珍しいな、超熟睡してるぞ……」
（-<_- ）zzz...
（ ´_ゝ`）「弟者！」
（-<_- ）「む……」
（ ´_ゝ`）
（´<_｀ ）「……」
（ ´_ゝ`）「起きたか」
-
（´<_｀ ）「……」
（ ´_ゝ`）「……？ どした？」
（´<_｀ ）「……」
（ ´_ゝ`）「おい」
（´<_｀ ）「……」
（ ´_ゝ`）「喧嘩売ってんのか？」
（´<_｀ ）「……」
（ ´_ゝ`）「これもうわかんねぇな」
（´<_｀ ）「……」
（ ´_ゝ`）「マジかー……」
（´<_｀ ）「……」
（ ´_ゝ`）つ「てい」
（´<_｀ ）「……いてっ」
（ ´_ゝ`）「目覚めたか弟者よ」
-
（´<_｀ ）「……？ 何で兄者がいるんだ？」
（ ´_ゝ`）「おいおい、寝ぼけてんのか？」
（´<_｀ ）「……鹿肉今日納品だっけ？」
（ ´_ゝ`）「お前が何を言っているのか、これ全くわからん」
（´<_｀ ）「五月はどこに行ったんだ？」
（ ´_ゝ`）「五月？ おい弟者、お前どんな夢見てたんだよ？」
（´<_｀ ）「夢……夢？」
（ ´_ゝ`）「……プッ。おいおい弟者、マジでどんな夢見てたんだ？」
（´<_｀ ）「……なん、だと……」
（ ´_ゝ`）「ようやく本格的に目が覚めてきたようだな？ プッ」
（´<_｀ ）「……」
（；<_； ）ﾌﾞﾜｯ
（ ´_ゝ`）「……えっ……？」
-
（；´_ゝ`）「う、嘘だろ弟者……何もそこまで……」
（；<_； ）「ウッ、ウウウッ……！」
（；´_ゝ`）ﾉｼ「や、山ちゃん先輩！ ヘルプミー！！」
( l┴l)zzz...
（；´_ゝ`）「NOOOOOOOOOO!!!!」
―――。
-
（ ´_ゝ`）ノ「おはよう！」
（´<_｀ ）「……ん、はよ」
( l┴l)「……おはようさん」
（ ´_ゝ`）「針の筵」
（´<_｀ ）「……そうか」
( l┴l)「……なるほど」
（；´_ゝ`）「これは……何か起こっているのか……？」
（´<_｀ ）「……ん？」
( l┴l)「……何が？」
（；´_ゝ`）「うーむ……」
（´<_｀ ）ﾋﾟｸｯ
( l┴l)ﾋﾟｸｯ
（；´_ゝ`）「おん？ どした？」
（´<_｀ ）「……」
( l┴l)「……」
（；´_ゝ`）「おい、どこへ……って朝飯か？ 丁度時間だな……おい待てって！」
-
【2階廊下】
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
| | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴‐ __ __
＼ | | ┌――─────┐ | ┌――─────┐ | ┌――‐ V::::::V
＼＼| ｜ l＿＿＿＿＿＿＿__,| | l＿＿＿＿＿＿＿__｣ | l＿＿＿... 〉:::::〈
＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿＿＿＿ /::::::∧
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |::::::::::::|
|¨~~~¨|
ヽ:::::::/
［二二二二二二二二］
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-
（´<_｀ ）「……」
( l┴l)「……」
（；´_ゝ`）「っ……！」
( ･A･)「……」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「……」
（；´_ゝ`）（っ！！ こいつらもか……どうする、止めるか？ それとも……？）
爪ﾟーﾟ)「おや？」
（；´_ゝ`）「！？」
-
（；´_ゝ`）「地流さん」
爪ﾟーﾟ)「……何か様子がおかしいね？」
（；´_ゝ`）「その認識であってる。反応が凄まじく鈍い」
爪ﾟーﾟ)「……なるほどね。どうする？」
（；´_ゝ`）（理解が早すぎる……まさか予期していた？）
（ ´_ゝ`）「……ふぅ。とりあえず、真似しとく……とか？」
爪ﾟーﾟ)「……なるほど。それが良いかもしれないね」
（ ´_ゝ`）「うむ……」
爪ﾟーﾟ)「正直、有能な探偵が正気なのは心強いよ」
（ ´_ゝ`）「こっちもな……警官の地流さんが正気でよかった」
爪ﾟーﾟ)「……お喋りはこれくらいにしておこう」
（ ´_ゝ`）「ああ……」
-
【食堂】
＿＿___＿,,,,,,..........､､､､､､､ ---丁[二二二二二|丁!ニニ|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣ ／ ＼ |::| :| | | | :::|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.:
_∠ ､--‐‐…┯ |::| :| | | | :::|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.:
'"´| ‐=￢冖ﾆ'ｉ｜ |::| :| | | | :::|:|￣｀丶 : : : : : : : |:|: : : : : :
. | | :|｜ |::| :| | | | :::|:|￣｀） ﾉ ＿,|:|
. | | :|｜ |::| _, ┴ｰ| | |ー─|:| ;'´ (＿＿／::::::|:|＼＿＿
. | | :|｜ ＿|⊥-=ﾆ¨ _,,,..| | |-‐ '^|:| 乂＿,.-'´:::::::::::|:|:::::｀､＿__
. | | :|｜ ￣|丁¨¨¨¨¨¨¨| | | | .::|:|ﾛ ／::::::::::::::::::::|:|:::::::::´,
. | | :|｜ 爻爻 _,.．┴ｰ| | |ー─|:| /:::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::∨
. | | :|｜ Ｔ'Ｔ‐''"´.:.:.:.:.:.:.:. | | |_, :ｉ'´|:|∨ ::::::::::::::::::::::::: |:|::::::::::::::::::
. | | :|｜ 人人￣￣￣￣´:| | | | |:|:::::::::::::::::::::::::::::::: |:|＿＿＿＿
. | | _,|｜ 〈::::::::::〉: : : : : : : : :| | |_,､-ﾆ┘￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
二⊃、 .| |__ - ¨ _」- _ -::|:::::::::|¨¨¨¨¨¨¨¨_, -二- ¨
::::::::::::} |__ -‐ ¨_ - ｀: : : : :｀¨¨´: : ::::_, -ﾆﾆ- ¨
¨¨¨¨´ヽ＿＿＿￣_, - ｀: : : : : : : : : : : : :_, -ﾆ¨:ﾆ‐ ¨
:::::::::::::ノ¨¨¨¨_ -|'": : : : : : : : :.: : :.:: _, -ﾆ¨_ﾆ- ¨＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿______＿,/_
｀¨¨_´ -=こ=-ｉ:::|: : : : : : :.: :.:_, -ﾆ¨:_ﾆ- ¨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣”~/￣
-=こ=- "´ |:::|: : : : ::_, -ﾆ¨::_ﾆ- ¨ /
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ﾆ¨:::::_ﾆ- ¨ /
ﾆ- ¨ /
-
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「皆様おはようございます。ふふ」
（´<_｀ ）「ｱｯ...!」
( l┴l)「ｳｯ...!」
( ･A･)「ﾝｯ...!」
（ ´_ゝ`）「ﾑｯ...」
J ﾟ ゝﾟJ「おはようございます、お嬢様方。クク」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「ｱｯ...!」
爪ﾟーﾟ)「ｳｯ...」
（ ´_ゝ`）（ふむ……なるほど）
爪ﾟーﾟ)（確かにイケオジだがなあ……）
-
（´<_｀ ）「五月、今日は任せちゃってすまんな」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「いいえ、大丈夫ですよ」
( l┴l)「いやー五月の飯はうまいからな！」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ふふ、ありがとうございます」
( ･A･)「飯！」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「はいはい」
（ ´_ゝ`）（……なるほど、そういう感じ？）
（ ´_ゝ`）「黙っていても飯が出てくる、感謝しかない」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ふふ、こちらこそ感謝しますよ」
ﾊﾊ；ﾛ -ﾛ)ﾊ「ワタシ、料理できなくて、すみま――」
J ﾟ ゝﾟJ「クク、適材適所という言葉がございます」
爪ﾟーﾟ)（ふむ）
爪ﾟーﾟ)「まったく出来た旦那クンだな、素晴らしい」
J ﾟ ゝﾟJ「いえいえそれほどでも」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「さあさあ、朝食は焼き鮭定食ですよ」
-
. -─-
ｒ―‐‐.( ( ⊆⊇ ) ）‐―──────────、
｜ |` ─‐─ ' i ,,,,,::;;'';;;;;;;;;;;:;;;;,,,,.. ｜
｜ |. -‐─-、 l ／／ ヽ､ ｜
, '"｀｀`.､ l / |-' ,':::,' ＼ ヽ、ヽ、 ヽ, |
,r'´ ;;｀､ | / -─-、. | ／／ ＼ ヽ ヽ ,〉 |
,:' :: ::::l ', （ ( ⊆⊃ )））""ヽ----―――――---イ´. ,'
,-.{ :: .::::::|‐-.、 ヽ 、 ` ──‐' ノ
( :, :: ,,.::;:;:;:;:;;'' ) `＝============================＝'´
',｀'ｰ`‐-＝====＝-‐' ! `' 'ー‐--------‐─' '´
ゝ､ ／ ,､､ .,､､ .／￣￣￣￣＼
｀ ､ _..-´_.((⌒),--､ ,.- ､/;:| ﾚ;:| | ／ ., ｡ooo∞o｡ ＼
／￣￣￣￣＼｀￣￣´ , ' ((⌒)ﾄi--ｲi--ｲ :// ;// !＼〃｡o∞∞ｏ8ヽ／!
／ ,,..--ー-..._, ＼ （_ ((⌒).`r-‐'.ﾄ--';//::// .） l ＼,｡o８o∞o／. !
|＼,〃'i;'"~ ﾞ;ﾐ;:..::ヽ／| ﾍ`ｰ-'`ヽﾄ‐‐ｲl,-‐' ´`-‐'ｿ | i￣￣￣ l ｜
. l ＼ﾞゞ-ノﾉ彡:／ l ﾍ :: ￣￣,,;;;;;;;;;;;;,,:'' | ｌ i |
.| l￣￣￣ｌ | ヽ､_ ;;;;;;,;:;:;:;;::;:;:'' ヽ ｌ l /
ヽ .ｌ ! / `i .,,;:;::;:;;;i' ＼___i_______i___／
ヽ二l________ｌ二ノ `ｰ--‐'' `ｰ--‐'´
`‐-ﾆﾆ-‐' r---r;===============================､---､ .､-───‐-.､
,｡'"｀｀:`ヽ | 《 ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;| 》 | ,;'"´_,..､--─--､, ｀ヽ､
,. -‐''r''" ,:´ﾟ ﾟ,ﾞ'ヽ'‐-､, | 《 !;:;:;:;:;; ,-ｰ‐-、 : : ! ! .;.;.;;:;:;:;: | 》 | . i ,r''": ::::./二/!: :.::｀丶､.i
（ ,r'" ;. "。 ; ﾟ:. ヽ、 ） | 《 ｌ;;;;;;;;:: / / ｌ : : :| | ∧∧ ::;;;;| 》 | .|ﾞヽ..;;＿_|___」/_ .＿,,,.-' |
',`''ｰ- ..,,_＿＿＿__,,..-‐'".,' | 《 !;;;;;;;;;└ｰ′ _ノ ;;;;;;; ノ (ﾟДﾟ,,) ;;;;;! 》 | ! ￣￣ .!
ヽ、:::.:.:.:..:.:.:.:.:.:::.:.:.::.. ／. | 《 ﾞｰ-------------------------'´ 》 | ﾞ'､ ,'
＼ ::::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.: ／ | t.================================'' ｜ ゝ、 ,. 'ﾞ
＼ :.:.:.:.:.:.:.:.:.／ .`＝i==================================i.＝' ´ `‐t､_＿___;,イ
`iｰ--－i ┌───────────────┐ `ｰ---‐'´
｀ｰ--‐'' ｜ お て も と ／三三l
└──────────────亠┘
-
（´<_｀ ）「日本人に生まれてよかったと思わされてしまう定食」
( l┴l)「うまー！」
( ･A･)「和食、いいな……」
（ ´_ゝ`）「なるほど、うまい」
ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「おいしいデス」
爪ﾟーﾟ)「ふむ、絶妙だ」
ｼﾘ ‘ -‘ﾘ「ふふ」J ﾟ ゝﾟJ「クク」
-
【客室 藤の間】
|| | || | | | | | | | ＼＼
＿||.._|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_||.._|＿＿＿＿＿＿＿__.| | |＿＿____.| | |０ ＼＼
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|| |┌┬┬┬┬┬┐|┌┬┬┬┬┬┐|| | | | | | |.|＼.＼､ |||
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|| |├┼┼┼┼┼┤|├┼┼┼┼┼┤|| | | | | | | | |li `
|| |├┼┼┼┼┼┤|├┼┼┼┼┼┤|| | | | |_ ('υ | | | |||'`
|| |└┴┴┴┴┴┘|└┴┴┴┴┴┘|| | | | | ﾐ)γ´.| | | |||
|| | !'''''''''''''''''''''''''''''''!｜!'''''''''''''''''''''''''''''''! || | | | |＿__|￣|_| | | |||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣'､!__|＼ l＿l..| | | |||
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＼l二二二二二二二二二二二二二二二二l | | | |||
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＼.!||
＼`
-
（ ´_ゝ`）「さて……どうしたもんか」
（´<_｀ ）「何がだ？」
（；´_ゝ`）「ッ！？」
( l┴l)「おっ、今日何するかって話？」
（；´_ゝ`）（……正気に戻った……のか？）
（´<_｀ ）「何だよ、鳩が豆鉄砲を食ったような顔して」
（ ´_ゝ`）「……弟よ、先ほどまでの醜態を覚えてないと申すか？」
（´<_｀ ）「んん？？」
( l┴l)「何かあったっけ？」
（ ´_ゝ`）「五月ちゃんにガチ恋しちゃったんだろ？」
（´<_｀ ）「何言ってんだこいつ」
( l┴l)「脈絡なさすぎね？」
（ ´_ゝ`）「……なるほど」
（´<_｀ ）「何がなるほどなんだよ」
-
（ ´_ゝ`）「朝飯うまかったな」
（´<_｀ ）「ん？ おう、控えめに言って最高だな」
( l┴l)「やっぱ鮭だよなあ！」
（ ´_ゝ`）（ふむ、朝食の記憶はあり、と。一体どういう認識になってんだろ？）
（´<_｀ ）「そんでどうする？」
( l┴l)「沢でも行ってみるか？」
（´<_｀ ）「おっ、いいですね」
（ ´_ゝ`）「あ、それなんだけどさ。今日は俺別行動していいか？」
（´<_｀ ）「あん？」
（ ´_ゝ`）「さっきちょっと地流さんと話してたんだけどさ、別府さんにこのあたりの話聞いてみたくて」
（´<_｀ ）「そうなのか？」
( l┴l)「俺らも付き合ってもいいけど？」
（ ´_ゝ`）（地流さんとそんな話はしてないが……つまりやはり記憶はない？）
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