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夜は眠って朝が来るようです

1名無しさん:2022/01/06(木) 22:48:01 ID:U/IY0YyM0



眠たい 寝たい 眠れない
目をつぶって どろりと意識が溶けるあの感覚を もうどれほどしてないだろう
瞼が重い
頭も 首も 身体も重たい
暗い世界で 1人取り残されたような気持ちで 助けを待つ
助けて 助けて 助けて 助けて

助けは来ない
今日も眠れない
また朝がくる

「起きるか」

眠っていないのに『起きる』というのも変だなと 重い頭で思う

開けもしないカーテンの裏側が明るくなってきた
朝が来る
朝は誰のところにも来る

眠れない 眠らない わたしには来るだろうか

時計を見る

4時26分

──もうすぐ、最初のお客様の時間だ


.

364名無しさん:2023/04/24(月) 23:30:54 ID:yazT6Rzk0


周りの目や声に吐き気がして、口から何かが出そうだと思ってから気付く。

そうだ、今日は随分久しぶりに朝ごはんを食べたんだ。
ギコさんに教えてもらって作った、美味しい卵かけご飯。

震える指先を抑えるために手を見ると、色が塗られた爪が目に映った。
自分の好きな空色と、ペニサスさんが好きなオレンジ色。二色買ったんだ、綺麗だったから。

まるで今朝見た朝焼けのような、綺麗な色。
昨日も少し眠れた。今日はみんなを起こす事が出来た。
仕事が出来たんだ、私の、私が出来る仕事。


川 ゚ -゚)( 夜は眠った。後は── )

.

365名無しさん:2023/04/24(月) 23:31:26 ID:yazT6Rzk0

(´<_` )『夜がなければ、朝もないです』


(=゚ω゚)ノ『言ってやったんだよぅ!』


('、`*川『好きな色とかを塗ってるとね、元気になれるの』


(,,゚Д゚)『美味しいものを作って食べて、1日を始めるんだ』


o川*゚ー゚)o『言葉の暴力が1番痛いの』


( ´∀`)『どうぞ、良い朝になりますように』

366名無しさん:2023/04/24(月) 23:32:01 ID:yazT6Rzk0



私は、おはよう屋さん。
私は、私には、私にも。


川 ゚ -゚)( 朝は、来る )



.

367名無しさん:2023/04/24(月) 23:32:29 ID:yazT6Rzk0


深呼吸をする。
キュートさんに聞いた。いようさんに教えた、必勝法。

ムカつく奴には──


川 ゚ -゚)「う、」

川# ゚ -゚)「うるせーヒポポタマス!!こんな会社辞めてやる!!」

368名無しさん:2023/04/24(月) 23:33:16 ID:yazT6Rzk0











……

.

369名無しさん:2023/04/24(月) 23:34:34 ID:yazT6Rzk0


川 ゚ -゚)「おはようございます、いようさん」

(=゚ω゚)ノ『おはよう、おはよう屋さん。今日面接だよぅ〜緊張するなぁ、決まると良いんだけど』

川 ゚ -゚)「もし良ければなんですけどおはよう屋さんとか、いかがですか?面接要りませんよ」

(=゚ω゚)ノ『んー、僕は起こしてもらう方が好きだなぁ』

川 ゚ -゚)「気が狂いそう、の一節で?」

(=゚ω゚)ノ『そうだよぅ』

川 ゚ -゚)「ふふふ、面接頑張ってください」

(=゚ω゚)ノ『うん、ふふ、お願いして言ってもらってた時より全然明るい声で応援してくれるね』

川 ゚ -゚)「自然に口から出てました」

.

370名無しさん:2023/04/24(月) 23:35:09 ID:yazT6Rzk0



会社に退職宣言をしてからひと月が経った。
私に朝が来ていない時もそうだったように、世界は何事も無かったかのように緩やかに回って動いている。


.

371名無しさん:2023/04/24(月) 23:35:49 ID:yazT6Rzk0



いようさんは無事に離職出来、今は新しい就職先を探すのに忙しいらしい。


(=゚ω゚)ノ「前のところで働くのに比べたら面接も怖くないんだよぅ」


そう言って今も規則正しく生活を送るためにモーニングコールは続けてくれている。
ただもう占いは見てないのだそう。

.

372名無しさん:2023/04/24(月) 23:36:22 ID:yazT6Rzk0

ギコさんはモーニング専門の喫茶店を開きたいんだと教えてくれた。


(,,゚Д゚)「おはよう屋さんに食べてもらいたいなって前に思った事あったんだけど、おはよう屋さんだけじゃなくて色んな人に食べてもらえたら嬉しいよね」

(,,゚Д゚)「お店開くのにお金も勉強も必要だからすぐには難しくても、いつか絶対開くからさ。食べにきてよ」


私は以前より食欲が増した。多分ギコさんの朝ご飯の話や夢の話を聞いているからだと思う。

.

373名無しさん:2023/04/24(月) 23:37:09 ID:yazT6Rzk0

ペニサスさんは私がポロッとお化粧の仕方教えて欲しいと言ったのを聞いて、メイク動画の配信を始めてみようかと言っていた。


('、`*川「3時間もかけてるし誰かの役に立てたら本望っていうのかしらね」

('ー`*川「スッピン晒すの勇気いるけど、ま、それくらいビフォーアフターあった方が映えて楽しいでしょ」


今でもあの時買った空色とオレンジ色のマニュキュアは宝物だ。

.

374名無しさん:2023/04/24(月) 23:37:49 ID:yazT6Rzk0


キュートさんはあれから恋人募集で、俄然燃えている。


o川*゚ー゚)o「ぜーったい良い人見つけるよ!」

o川*゚ー゚)o「そのために自分磨きをがんばるの!中身も頑張るし、お化粧とかもキラビヤカー!に出来るようにするんだ!」


ペニサスさんが配信を始めたら紹介しようと思っている。

.

375名無しさん:2023/04/24(月) 23:39:11 ID:yazT6Rzk0

それから、モナーさんの息子さんがお客様になってくれた。
落ち着いてから改めて連絡をくれて、おはよう屋さんとは何か、どういうシステムなのか聞かれたので冷静になって怪しまれたのかと冷や汗をかいたけれど違った。
奥様が2人目ご懐妊で里帰りをしている間、起きるのが難しいのだそう。

たまにしぃちゃんが出てお話してくれる。
時計の音も聞こえる。
.

376名無しさん:2023/04/24(月) 23:39:45 ID:yazT6Rzk0



川 ゚ -゚)「さて、と」

今日はもう1人大事な人に連絡を入れる。お客様ではない。
軽く深呼吸をして、通話ボタンを押した。

.

377名無しさん:2023/04/24(月) 23:40:41 ID:yazT6Rzk0


川 ゚ -゚)「こんにちは弟者先生」

ドアを開くとパチクリとした先生が驚きながらも出迎えてくれた。

(´<_` )「…あ、れ?予約…」

川 ゚ -゚)「受付の方に直接したんです」

いつもは弟者先生のご兄弟である兄者先生に予約のお願いをしていた。
今日は兄者さんを通さず、正規の方法で予約をしたのだ。
何となくそちらの方がいいと思ったから。

(´<_` )「そっか…こんにちは…よりおはようのが良いかな?顔色が良くなってきましたねクーさん」

川 ゚ -゚)「はい。今日丁度、退職の手続きが済みました。しばらく貯金とかもあるからおはよう屋さんを続けようと思っています、お客様もいらっしゃいますし、新規の方も依頼があって」

(´<_` )「それはそれは……わからない事があったら言ってくださいね」

378名無しさん:2023/04/24(月) 23:41:19 ID:yazT6Rzk0

どうぞ掛けて、とソファーに通されたので腰掛ける。 
弟者先生はどれにしようかなとお茶の缶を選んでいる。
やはり最初に会った頃より先生は痩せていた。
初めて来た時のことを思い出そうとして少しぼんやりしてから気がつく。
今日は用があって来たのだった。

川 ゚ -゚)「……わからない事というか、言いたい事言っても良いですか?」

(´<_` )「言いたいこと、ですか?」

先生がわざわざこちらを向いてくれた。
律儀な人だと思う。
そこまで会話をしていないはずなのに、その確信が私には、ある。

川 ゚ -゚)「私、絶対にずっと夜のままで、朝なんて来ないって思ってました。ずっとずっと、1人だって……でも朝が来たんです。1人じゃなかった、おはよう屋さんだったから」

言いたかった。
順番をつける必要は無いので付けないけれど、恐らくきっと言った方がいい人の1人だから。

379名無しさん:2023/04/24(月) 23:42:02 ID:yazT6Rzk0



川 ゚ -゚)「私をおはよう屋さんにしてくれて……朝を連れてきてくれてありがとう兄者さん」

(´<_` )「いやっ!そんなんクーさんが頑張ったんだよ!俺は何もしてないって!」


(´<_` )

川 ゚ -゚)


(´<_` )「……………って兄者なら言うと思いますよきっと伝えておきますねはははははは」

(´<_` )「は、は」

川 ゚ -゚)

川 ゚ -゚)「いいえ、先生に言いたかったので」

380名無しさん:2023/04/24(月) 23:43:02 ID:yazT6Rzk0

弟者先生は持っていた缶を落としかけ、すんでのところで掴んだ。けれどその手が震えてカタカタ音がしている。

(´<_`;)「……ごめんなさいすみません申し訳ないです騙すつもりはなかった…って言っても意味ないかもしれないですけど本当にすみません、申し訳ありませんでした訴えるなら私個人でお願いします」

川; ゚ -゚)「いいえ、いえ、違います、責めたいわけではなくて、本当にお礼が言いたかったんです。私の、おはよう屋さんの最初のお客様に」


おはよう屋さんを勧めてくれたのは弟者先生だった。
おはよう屋さんの初めてのお客様は兄者さんだった。

彼が、彼らが居なかったら私に朝が来ていなかったと思うから、その礼を言いたかった。
カマをかけたのは……ほんの少しの悪戯心からだったかもしれない。

381名無しさん:2023/04/24(月) 23:43:43 ID:yazT6Rzk0



(´<_` )「俺にはね、兄者…7つ歳が離れた兄がいたんです。クーさんは兄に似ていたんですよ」

川 ゚ -゚)「お兄さんに、ですか?」

お互いコメツキバッタのように頭を下げ合ってしばらくして、先生が先に落ち着きを取り戻した。
改めて先生が淹れてくれたお茶の香りが鼻を擽る。
湯気が揺らめく。

(´<_` )「日記を読みました、兄の。そこに書いてあったことと貴方が言っていたことが似ていて、どうしても……朝が来るようにしたかった」

(´<_` )「最後に会話をしたのは俺でした。なぜ俺に電話をかけたのかはわかりません。ただ思い出して話したかったのかもしれない」

382名無しさん:2023/04/24(月) 23:44:24 ID:yazT6Rzk0
………
……



( ´_ゝ`)『弟者、おはよう屋さんって覚えてる?』

急に電話してきてそんな内容を話すもんだから、何だよと思いました。
毎年祝ってくれていた誕生日にお祝いの連絡もくれなかったくせにと、少し恨んでいたんです。……そう、子供だったんですよ俺は。

(´<_` )「…なんだっけ」

兄の質問の答えを、本当は覚えていました。
けれど深夜0時を越えて呑気に連絡してきた兄に苛立ち、すっとぼけたんです。

( ´_ゝ`)『忘れちゃったか。俺がさ、高校の時に朝起きれなくてさ、妹者と弟者が「おはよう屋さんだー!」って起こしてくれたんだよ』

( ´_ゝ`)『あれをさ、思い出したんだ。あの、2人におはよー!って起こしてもらえたの、すごく嬉しくて。本当は少し前に起きてたのに、寝てるふりしてたこと、何回かあったんだ』

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)『いい朝来たなぁって、すっごい嬉しかったんだよ』

( ´_ゝ`)『……ありがとな。それで、それで…ごめん。ごめんな』

383名無しさん:2023/04/24(月) 23:45:15 ID:yazT6Rzk0

完全に酔っ払ってるんだと思いました。
声が何となく震えていたから、ああ酒飲んで酔っ払って電話をしてきたんだろうと。

(´<_` )「…別にいいよそんな昔のこと。用件、それだけ?」

( ´_ゝ`)『うん、そうだな…それが言いたかったんだ』

( ´_ゝ`)『俺、しばらく朝が来てないんだけどさ、今ならいい朝が来そうだ』

(´<_` )「……そう、良かったな」

眠くて。その日の俺は本当に疲れていて、身体もベッドに溶ける勢いで、眠たかったんです。
だからそんな、返ししか出来なかった。


( ´_ゝ`)『おやすみ、弟者。良い朝を』

それをいうなら良い夢をじゃないのかよ、という言葉すら出ずに電話を切って、俺は深い深い眠りについたんです。

──兄者ほどでは、ないけど。

384名無しさん:2023/04/24(月) 23:46:10 ID:yazT6Rzk0

何日かが経った朝、リビングが酷く騒がしくて目が覚めました。
父が泣いて母がすごい顔をしてて、妹は今にも泣き出しそうな顔でオロオロしていました。

(´<_` )「どうしたんだ一体」

l从;・∀・ノ!リ人「兄者…が……」


そこからはあまり覚えていないんですけどね。
気がついたら葬式の最中で、俺は制服を着崩さず着て、何だか窮屈そうな箱に入った兄者の顔を見ていました。

(´<_` )「おはよう」

(´<_` )「おはよう兄者、朝だぞ」

(´<_` )「…おはよう、ってば…」


何回も何回もバカみたいにおはようと言いましたが、兄者は返事をすることもなかったし起き上がることもなかった。

385名無しさん:2023/04/24(月) 23:46:52 ID:yazT6Rzk0


兄者が一人暮らししていた家を片付けてる時に日記を見つけました。
俺が高校でバカやっているとき、兄は会社でいじめられていた。
自分の小さな世界しか知らなかったから、大人の世界でもいじめがあるなんて知らなかったんです。

兄がされてきたことの断片を聞いてそれだけで吐き気がしましたね。
いい大人なのに、いい大人が、なんで。
あれだけ優しくて明るかった兄の顔が、やつれて、ボロボロで、目を開けていなくても酷く変わっているのがわかったんです。


『──朝4時半頃が1番辛い。みんなが段々と活動を始めていく。朝が始まっていく。俺には朝は来ない。でも働かなきゃ。どうして眠れないのか、どうして朝が来ないんだ。
わかった、迎えに行けばいいんだ、朝を』


救えなかったことの贖罪だとか、そんな立派なものでは、ないんです。
この職をやっていても救えないことだってままある。

それでも。

386名無しさん:2023/04/24(月) 23:47:31 ID:yazT6Rzk0



川 ゚ -゚)「眠れるようになりたいんです、朝が…来ないのが辛くて」

『─俺、しばらく朝が来てないんだけどさ、』


(´<_` )「……」

(´<_` )「…おはよう屋さん、やってみない?」

387名無しさん:2023/04/24(月) 23:48:11 ID:yazT6Rzk0

……
………


(´<_` )「どうにかしたかったんです」

(´<_` )「俺に直接っていうよりは顔も知らない相手の方が良いかと思って兄のフリを」

(´<_` )「……いや、違うか。兄にも朝が来て欲しかったのかも」


弟者先生の声をこんなに落ち着いて聞いたのは初めてかもしれない。
兄者さんの声に似ているなとは思っていたけれど、テンションが違くて気付かなかった。
あの時、私の名前を呼ばなかったら気付かないままだったかもしれない。
でも気付いた時、兄者さんも弟者先生も悪い感情でこんな事をする人たちには思えなかった。何かしら理由があるのだと。

(´<_` )「個人のエゴに付き合わせてしまった。職権濫用もいいところです。本当に申し訳ありませんでした」

弟者先生はすっかり顔色が悪くなってしまったので申し訳なくなる。土下座でもしかねそうな勢いだ。
失敗は流されるより受け止めてもらう方が失敗した側は軽くなる事もある、それを私は知っている。

388名無しさん:2023/04/24(月) 23:48:48 ID:yazT6Rzk0



川 ゚ -゚)「……申し訳ないと、思ってるんですよね」

(´<_` )「勿論」

川 ゚ -゚)「……そう、ですね。わかりました。そしたら、私が喜びそうな事言ってください。そしたらチャ、チャラにしますよ」

(´<_`;)「ええ。ええー……」


弟者先生はしばらく黙った。
そうして、一言

389名無しさん:2023/04/24(月) 23:49:31 ID:yazT6Rzk0




(´<_` )「……爪、綺麗ですね」

川 ゚ -゚)

川 ゚ー゚)「そうでしょう」

390名無しさん:2023/04/24(月) 23:50:09 ID:yazT6Rzk0




先生と話をした。
出してくれたお茶は何ていうのかとか、そういった他愛もない話。
今までで一番長く話をしてみて気付いたのは、大人しめのイメージがあった弟者先生が実は明るい人だったこと。

川 ゚ -゚)(電話で話していた兄者さんの性格は弟者先生の素だったのかもしれないな)

徹底してくれていたんだなとじんわり思う。
話して、話せて良かった。
お茶のおかわりを注ごうとしている先生に、そろそろお暇しますと伝えて浮かんできた疑問をそのまま投げてみる。

川 ゚ -゚)「もうひとついいですか?」

川 ゚ -゚)「先生は、4時に起きて眠くなかったんですか?」

(´<_` )「せっかくだからジョギングしてたよ。おかげさまでだいぶ痩せました。ありがとうございます」

初めて先生の笑顔を見た。
優しい顔だった。

391名無しさん:2023/04/24(月) 23:51:40 ID:yazT6Rzk0


受付の人にもお礼を言って、それから目を見て挨拶をし、病院を後にした。

川 ゚ -゚)(もう夜になってる)

辺りがあっという間に暗くなっている。
夜から抜け出せなくなったあの日から、随分と月日が流れて季節も変わった。
私以外には当たり前に朝が来て、また夜が来てそれの繰り返しだったのだから当然だ。

392名無しさん:2023/04/24(月) 23:54:15 ID:yazT6Rzk0

私はあれから少しずつ眠れる時間が増えている。
たまにひどい夢を見て飛び起きてしまう時もあるけれど、それでも、朝を迎えることができていた。

川 ゚ -゚)(……また突然眠れなくなるかもしれない)

朝が来なくて、夜に取り残されてしまうかもしれない。


川 ゚ -゚)(…でも)


私はもう、1人ではないことを知っている。
それはとても強い支えになる。
だから、大丈夫。
きっと大丈夫。

393名無しさん:2023/04/24(月) 23:54:49 ID:yazT6Rzk0


帰宅して買ったものを冷蔵庫に詰め込む。
昨日ギコさんから教えてもらったメニューを作ってみたくて、久しぶりにスーパーに長居してしまった。

川 ゚ -゚)「明日の朝ご飯の材料、買い過ぎちゃったかな…」

川 ゚ -゚)「…いやお昼も夜も食べるからいいか」

パソコンの電源を入れるとメールが届いていた。
おはよう屋さんの、依頼のメール。

394名無しさん:2023/04/24(月) 23:55:35 ID:yazT6Rzk0

川 ゚ -゚)「……依頼理由、『夜が好きでずっと遊んでしまう。でもどうしても起きたいからお願いします』…か…」

川 ゚ -゚)「……」

カタカタとキーボードをゆっくり打つ。

川 ゚ -゚)「どんな夜であってもきっと誰にでも朝は来ます」

川 ゚ -゚)「あなたにとって良い朝が来るお手伝いが出来たら、幸いです」

川 ゚ -゚)「おはよう屋さんとお呼びください。よろしくお願いします」

川 ゚ -゚)「……よし、っと」

395名無しさん:2023/04/24(月) 23:56:26 ID:yazT6Rzk0



眠る準備をしなくては。
なぜなら明日も早い。
私の仕事がある。私が出来る、大事な仕事だ。



川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ー゚)「…おやすみなさい」

396名無しさん:2023/04/24(月) 23:57:15 ID:yazT6Rzk0



朝は来る
誰しもが夜を迎えて、そして朝が来る

眠れなかった 眠らなかった わたしにも来た

朝が
貴方にとっての 新しい一日を始める朝が来ないのなら
わたしが朝を連れて行くから

どうぞ、皆様どうか良い朝を。








397名無しさん:2023/04/24(月) 23:59:32 ID:yazT6Rzk0



以上で投下終了になります。
1年以上お付き合いくださり、本当にありがとうございました。
感想や乙、あたたかいコメントのおかげで書ききる事が出来ました。

どうぞ皆さまも良い夜、良い朝をお過ごしください。
本当にありがとうございました。

398名無しさん:2023/04/25(火) 00:05:02 ID:T.jyd0Mg0
乙!クーの天職が見つかってよかった

399名無しさん:2023/04/25(火) 00:08:50 ID:7/MJwXuY0
何回でも読み返したい 乙

400名無しさん:2023/04/25(火) 00:20:38 ID:ps1vXwJI0
素晴らしい

401名無しさん:2023/04/25(火) 01:51:54 ID:YGGPB.5s0
乙!すごい良い読後感で暖かい気持ちになりました。未来に希望を感じさせるね!

402名無しさん:2023/04/25(火) 03:00:51 ID:xhlZoVn.0

すごく良かった

403名無しさん:2023/04/25(火) 04:58:15 ID:PT9sIT2A0
乙乙
クーは本当にヒポポタマスって言ったのw
ギコの朝ご飯専門店はとても需要があると思う。

お疲れさまでした。

404名無しさん:2023/04/25(火) 06:19:19 ID:frgac/PE0
乙。優しい作品だった。

405名無しさん:2023/04/25(火) 06:55:24 ID:Sw3bzzOk0
優しい雰囲気になりました、ありがとうございます

406名無しさん:2023/04/25(火) 09:00:08 ID:zpsI.g6s0
おつです

407名無しさん:2023/04/25(火) 21:46:06 ID:Dk/xHLxo0
素晴らしかった。乙です!

408名無しさん:2023/04/26(水) 00:10:09 ID:RC3rDUWY0
泣いた 感動した


409名無しさん:2023/04/27(木) 22:35:17 ID:bESSbhUc0

最初から一気に読んだ
めちゃくちゃ良かった

410名無しさん:2023/05/04(木) 21:49:21 ID:HSvcUnm.0


411名無しさん:2023/05/13(土) 22:12:35 ID:YrtcQDG60
素敵な物語をありがとうございました。

412名無しさん:2023/06/03(土) 14:46:44 ID:.EQ7bngs0
ぼろぼろに泣いてしまいました
この作品を生み出してくれて、本当にありがとう

413名無しさん:2023/06/06(火) 19:49:11 ID:ESXX57IE0
今更ながら読みきった、乙
面白かった


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