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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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【標準AA環境】
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( -@ω@)ノ「やあ、待ってたよ」
( ´_ゝ`)ノ「ちっす」
(´<_` )「こんにちは」
( -@ω@)「それで……結局どういう話だったんだい?」
( ´_ゝ`)「まず、大将は内藤君の大学知ってたっけ?」
( -@ω@)「国際クオリティ大学だろ?」
( ´_ゝ`)「そう、それで内藤君が話してたって女の子いたじゃない?」
( -@ω@)「うん。えっ、まさかあんな人畜無害そうな子が何かしたの?」
( ´_ゝ`)「そのまさか。あの女の子は大学の知り合いだったっぽいんだけど」
(´<_` )「どうもタチの悪い薬物の売人だったようで。
所謂危険ドラッグを売りつけられてたようなんです」
(;-@ω@)「はぁー……人は見かけによらないもんだね。それであんなにやつれて?」
(´<_` )「ええ。最終的に内藤さんは救急車で病院に運ばれましたが、命に別状はないそうです」
(;-@ω@)「えっ!? そうかあ……心配だなあ」
( ´_ゝ`)「まあ暫くすれば元気になると思うよ」
-
(´<_` )「内藤さん回復したらバイト続けて貰うんですか?」
( -@ω@)「うーんどうしようかと思ってるけどね。まあ本人次第かな」
( ´_ゝ`)「ほんとに気に入ってるね」
( -@ω@)「はは、そうだね。自分でも驚いてるよ」
(´<_` )「あ、依頼人にも大将がお金出してくれること話しちゃっていいですよね?」
( -@ω@)「ん? ああ、別にいいよ」
( ´_ゝ`)「彼らならたぶん今日の夕飯でも食べに来ると思うよ」
( -@ω@)「そうかい? あんまり若い子に気を使わせたくないんだけどね」
(´<_` )「あちらも大将が変に気を使わない方が喜ぶと思いますよ」
( ´_ゝ`)「だな」
( -@ω@)「まあそうか、そうだね」
(´<_` )「それじゃあ我々はそろそろ」
( -@ω@)「おっ、そうかい? そうだ、これおみやげに持ってきな」
( ´_ゝ`)「……カツサンド? こんなのやってたっけ?」
( -@ω@)「まかないだよ。よかったら食べて」
( ´_ゝ`)「へーうまそう」
(´<_` )「ありがとうございます。それでは」
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【流石探偵事務所】
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| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
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('A`)「こんにちは」
ξ゚⊿゚)ξ「邪魔するわよ」
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( ゚∀゚)ノ「ちわっす!」
( ´_ゝ`)「いらっしゃい、お茶淹れるからちょっと待ってて」
(´<_` )「こちらへどうぞ」
_
( ゚∀゚)「ん? どうしたドクオ」
('A`)「……今、昨日のこと思い出してめっちゃ恥ずかしい」
_
( ゚∀゚)「ドクオ君の恋を応援し隊(ボソッ」
(//A//)
ξ゚⊿゚)ξ「いいじゃない、そんなに恥ずかしがらなくたって」
('A`)「うー……そうは言うがなあ……」
ξ゚⊿゚)ξ「まだあの娘のこと引きずってるのかと思ってたから正直安心したわ」
('A`)「……そりゃすまんかったな。まさかそんな心配されてたとは……」
_
( ゚∀゚)「そりゃ心配くらいするぜ」
('A`)「ん……ありがと」
-
ξ゚⊿゚)ξ「私も今回の件と、あんたの話を聞いて覚悟が決まったわ」
('A`)「えっ、それってまさか……」
_
( ゚∀゚)「おおおお? ついにか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっちょっと待って、あんた達これだけで何の話かわかるの?」
_
( ゚∀゚)9m「「ブーンだろ」」m9('A`)
ξ//⊿//)ξ「ば、バレてたのね……」
_
( ゚∀゚)「「むしろ何故バレてないと思ってたのか……」」('A`)
ξ//⊿//)ξ「えっ私そんなにわかりやすかった?」
_
( ゚∀゚)「「いつ結婚すんだろって思ってた」」('A`)
ξ//⊿//)ξ「け、けけ……そこまではまだ」
_
( ゚∀゚)「「えっプロポーズじゃないのか」」('A`)
ξ//⊿//)ξ「何で息ぴったりなのよあんた達!」
( ´_ゝ`)(おもろ)
( ´_ゝ`)つ旦旦旦「お茶どぞ」
-
(´<_` )「さて……お話としては先ほどLinerで送った通りとなりますが」
ξ゚⊿゚)ξ「結局その糞女は死んだってこと? そんなことって……」
(´<_` )「刑事さんから伺いましたので間違いありません」
('A`)「公園の木が倒れて、ねぇ……」
( ´_ゝ`)「まあ気になるなら実際行ってみるといいよ、武運の森公園」
(´<_` )「倒れた木が休憩所直撃して大破してたからたぶん地方ニュースにもなるかと」
_
( ゚∀゚)「はあー、おっかねえなあ」
( ´_ゝ`)「あれだな、滅多にないそんな現象に見舞われるのは……天罰って感じだな」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
('A`)「……そっちはわかりました。ブーンが使わされた薬っていうのは……」
(´<_` )「どうも新種の薬物のようで詳細は警察で調査するとのことです」
ξ;゚⊿゚)ξ「それってブーン、大丈夫なの……?」
(´<_` )「お医者さんの診断では過労と栄養失調ということだったんでしょう?
すぐに代謝されるタイプの薬物なのだと思います」
( ´_ゝ`)「囮捜査の刑事さんも大丈夫そうだし、たぶん休めば回復するって」
('A`)「……まあ暫く様子見るしかないですね」
-
( ´_ゝ`)「あ、ちなみに内藤君の貞操は無事みたいだから安心してね」
ξ//⊿//)ξ「えっ!?」
( ´_ゝ`)「囮捜査で刑事さん連れ込まれたんだけど、普通に服着てたしすぐには起き上がれないような状態だったからさ。
"そういったこと"はまずなかったと思って良いと思うよ」
('A`)「そうかあ……よかった」
_
( ゚∀゚)「よかったな、ツン!」
ξ//⊿//)ξ「え……う、うん」
(´<_` )「ご説明としては以上でよろしいですかね?」
('A`)「はい、大丈夫です。二人はなんかあるか?」
_
( ゚∀゚)「ない!」
ξ//⊿//)ξ「だ、大丈夫」
(´<_` )「では成功報酬の話になりますが……」
('A`)「はい」
_
( ゚∀゚)「あ、俺らも出すぜ。なあ?」
ξ゚⊿゚)ξ「当然よ。後で振り込むから口座教えなさい」
('A`)「すまん、正直助かる」
-
('A`)「でも、当初の見積もりで大丈夫なんですか? 追加料金とか……」
(´<_` )「大丈夫です。追加分は小豚の大将が出してくださったので」
('A`)「マジですか……今度食べに行かないと」
_
( ゚∀゚)「とんかつだっけ? 何なら今日の夕飯行こうぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんとお礼言わないといけないわね」
( ´_ゝ`)「いいね、大将も喜ぶと思うよ」
(´<_` )「ではカードお預かりしますね」
―――。
-
('A`)「色々ありがとうございました!」
ξ゚⊿゚)ξ「助かったわ」
_
( ゚∀゚)ノシ「さいなら!」
( ´_ゝ`)「ふう、一段落だな」
(´<_` )「ラスボスが控えてるけどな」
( ´_ゝ`)「成功報酬どうしよっか? 流石に二重取りみたいで気が引けるんだけど」
(´<_` )「……依頼人が納得してればオーケーがうちのスタンスだろそこは」
( ´_ゝ`)「まあそうなんだが……」
(´<_` )「逆に納得いってなさそうなら取り下げる、見極めは任せるぞ」
( ´_ゝ`)「あいあい。……何か腹減ってきたな」
(´<_` )「む……さっきのカツサンドでも頂くか?」
( ´_ゝ`)「そうするか」
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( ´_ゝ`)「いやうめえな、これまかないかよ」
(´<_` )「カツだけかと思いきやパンも結構いいものだし、ソースの染み具合とかたまらんな」
( ´_ゝ`)「この衣だからこそひたひたのソースが活きるな」
(´<_` )「確かに。カツサンドなのにコロッケパンっぽくもあって楽しい」
( ´_ゝ`)「店でも出せばいいのに」
lコprrrrrr.....
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「あ、村上さんだわ。……はい、こちら流石探偵事務所です」
(´<_` )「……え? あの……それはご依頼でしょうか……?」
(´<_` )「そうですか……検討致しますので場所と日程だけ教えて頂けますか?」
(´<_` )「……はい、承知しました。はい、いえとんでもないです。はい、失礼いたします」
-
( ´_ゝ`)「何だって?」
(´<_` )「何か、友達のホームパーティに参加して欲しいとか……」
( ´_ゝ`)「おん??」
(´<_` )「友達が探偵の仕事に興味あるんだってよ」
( ´_ゝ`)「ほーん」
(´<_` )「行くか?」
( ´_ゝ`)「行ってみてもいいんじゃね? 金持ちの人脈増えそうだし。あ」
(´<_` )「何だ?」
(;´_ゝ`)「……トソンの件すっかり忘れてた」
(´<_` )「おい!?」
(;´_ゝ`)「ちょっと俺から電話するわ。それ交換条件にしよっと……」
(´<_` )「全く……」
-
「こんにちはー!」
( ´_ゝ`)「「!!」」(´<_` )
(´<_` )「こんにちは、ようこそいらっしゃいました」
ノリ^-^ノリ「はい」
( ´_ゝ`)つ旦「はいお茶」
ノリ^-^ノリ「ありがとうございます」
(´<_` )「それではご報告ですが―――」
―――。
-
ノリ^-^ノリ「そうですか……」
( ´_ゝ`)(なんだろこれ……諦念、か?)
(´<_` )「本当に残念です……お悔やみ申し上げます」
ノリ^-^ノリ「……」
( ´_ゝ`)(やっぱりかなり落ち込んでるよな……知ってはいたみたいだけど)
(´<_` )「それで、成功報酬ですが……こんな結果になってしまいましたので、
頂かなくても良いと考えています」
ノリ^-^ノリ「……いえ、いいですよ。おかげで最後に会えましたし……」
(´<_` )「そうですか、最後に……えっ?」
( ´_ゝ`)「えっ?」
ノリ;^-^ノリ「あっ」
(´<_`;)「すみません……それはいつ、どこで……?」
ノリ^-^ノリ「……内緒です」
(;´_ゝ`)「いやあ、それは流石に……」
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/ ´{ \
/ \. ヽ
// ' ヽ i
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:/yr=ミ:  ̄ ̄i i |
i i: :/}. {_ヒri} /行ミt| i | 「知りたい、ですか? ……本当に?」
| i: :ト!  ̄´ . ヒrリ.》| :i :i |
| i :八 │ i :i: |
| i.: : :丶 ー― /| . :リ 八 |
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' 八: :| \ // : /{/ }八|
{ { ヽ|\ 'V⌒´ /:/ ノヽ. \
'. ヽ , -‐/´ ̄ ̄ }
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(;´_ゝ`)(……これは試金石だ。肯定するなら本格的に巻き込むという「覚悟」を感じる……)
(´<_`;)「あ、いや、ええと……」
ノリ^-^ノリ「……内緒、です」
(´<_`;)「は、はい……」
(;´_ゝ`)「……」
( ´_ゝ`)「……」
( ´_ゝ`)「君はそれでいいのか?」
ノリ^-^ノリ「えっ?」
( ´_ゝ`)「いいのか、内緒で?」
ノリ^-^ノリ「……」
ノリ^-^ノリ「まだ、大丈夫ですよ。ありがとうございます……ちょっと嬉しいです」
( ´_ゝ`)「……そうか。ならもう何も言わない」
ノリ^-^ノリ「はい」
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(´<_`;)「ええと……ではお支払いをお願いします」
ノリ^-^ノリ「はい、どうぞ!」
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〃。) | i! .! |/: . }、
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三三三二=── 〉=====================二 } ', . |
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人ヽ :}:イ |
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人 : ゝ .:、
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( ´_ゝ`)(美少女が徐に大金取り出す絵面はやっぱシュールだな……)
(´<_` )「……はい、確かに領収しました」
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ノリ^-^ノリ「本当にありがとうございました。また何かあったらお願いします」
( ´_ゝ`)「あ、次回からはもうちょっと雑でいいよ。色々言えない事情があることもわかったからさ。
詮索されたくないとこは詮索しないし」
ノリ^-^ノリ「……じゃあそうさせて貰いますね」
(´<_` )「ただ、我々はあくまでもただの探偵なので……警察や身近な人に頼ることも考えてくださいね」
ノリ^-^ノリ「はい! ではまた!」
―――。
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【ハイツ筆府】
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( ´_ゝ`)「……なあ、本当にあれでよかったのかな?」
(´<_` )「余計なお節介焼いてもしょうがないだろ」
( ´_ゝ`)「でもさぁ……何か俺、わかってきちゃったんだよなあ」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「あの子、人には言えないようなこと抱えて自分にできること頑張ってるだけなんだって」
(´<_` )「……そうか……」
( ´_ゝ`)「流石に等身大の少女とは言えないけどな。……バケモノなんて思ってたのがなんか申し訳なくなった」
(´<_` )「兄者が言うならそうなんだろうな」
( ´_ゝ`)「だから俺さ、暇なときにでもオカルト関係の情報収集でもしてみるわ」
(´<_` )「え?」
( ´_ゝ`)「俺らは専門外だから大したことできんが、その筋の専門家探して紹介できたらお互い助かるかなあって」
(´<_` )「推定専門家なら冨竹がいるだろ」
( ´_ゝ`)「推定公務員じゃん。彼女が必要としてるのは俺らみたいな自由に動ける民間」
(´<_` )「それはそうか……まあ好きにしたらいいんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「おう、好きにするわ」
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(´<_` )「……確かに俺もちょっと印象変わったよ」
( ´_ゝ`)「だろ?」
(´<_` )「兄者ほど確信持てないけどな。沢近の死でダメージを受けてることくらいはわかった」
( ´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「だからと言って足突っ込みたくないけどな……」
( ´_ゝ`)「だから専門家に丸投げしようとしてるんじゃん」
(´<_` )「ああ……別にそこは一緒だったのか」
( ´_ゝ`)「うん。……正直足突っ込んでもいいかなとは思ったけどさ」
(´<_` )「やっぱり違った」
( ´_ゝ`)「いや思ったけど、うん。流石にな」
(´<_` )「だよな」
-
(´<_` )「ところでホームパーティーってどんな格好で行けばいいんだ?」
( ´_ゝ`)「ん? 話聞く限り別にカジュアルでよさそうな感じだけどな」
(´<_` )「カジュアルねえ……」
( ´_ゝ`)「何なら俺がコーディネートしようか?」
(´<_` )「む? うーん……」
( ´_ゝ`)「え、そこ悩む?」
(´<_` )「いや、うん。頼もうかな」
( ´_ゝ`)「よっしゃ、任せとけ」
(´<_` )「……しかし、まさか場所が孤島とはな」
( ´_ゝ`)「いやー金持ちは違うね」
(´<_` )「いやそこじゃなくて。……俺ら探偵じゃん?」
( ´_ゝ`)「ああ、そっちか」
( ´_ゝ`)「「孤島に探偵って、何か事件でも起こりそうだな」」(´<_` )
-
( ´_ゝ`)「たぶんその人はそのシチュエーションも楽しみたいんだろうなー」
(´<_` )「そうかもな。……しかし俺らそういう探偵小説とかはあんまり読んでないからな……」
( ´_ゝ`)「話合わない可能性はあるね。まあ普通に今までの依頼の話すればいいと思うよ」
(´<_` )「ま、そうだな」
( ´_ゝ`)「でもどうする? マジで事件起きちゃったりしたら」
(´<_` )「いやー流石にないだろ。あったらあったで警察呼びゃいいし」
( ´_ゝ`)「お約束の嵐が来るかも」
(´<_` )「……最近の引き運考えるとありえないとは言い切れないのが怖い」
( ´_ゝ`)「だろ? それで更にオカルト絡みだったりしてみろ、俺らが頑張るしかなくなるぞ」
(´<_` )「うわー嫌すぎる」
( ´_ゝ`)「まあ流石にそんなことはないと思うが、装備はある程度持ってこうぜ」
(´<_` )「見たがるだろうしそれはそうだな」
-
( ´_ゝ`)b「ま、気楽にいこうぜ」
Case2「やつれた青年の調査」 Complete!
To be continued...
-
Case2-Tips10 特課
( ・3・)「――って感じっすね」
( □ー□)「ふむ……成程ね」
( ・L・)「これは教授に文句言わないといけませんね。全然管理できてないじゃないですか」
( □ー□)「それは先生にお願いしておくけど……僕としてはまあ仕方ないのかなと思うよ」
( ・3・)「っていうと?」
( □ー□)「現に僕らだって全然手が回ってないじゃないか」
( ・3・)「あー……まあそうっすね」
( □ー□)「こんなに同時多発的に活発化するなんて想定してやしないよ、どこもね」
( ・L・)「増員は不可能なんでしょうか? 手が回らなかった結果起こる被害を思うと……」
( □ー□)「政治家の先生方が頑張ってくれてはいるけどね。急には難しいんじゃないかな」
( ・3・)「適性だけでも希少っすからね……更に教育に割ける余力がないってのが痛い」
( □ー□)「うん、そういうことだね」
( ・L・)「……我々が少しでも頑張るしかないんですね」
( ・3・)「そういうこったな。はぁ……次の休みはいつになることやら」
( □ー□)「君達には苦労をかけてすまないね……。
これも世の中の平和のため、各種手当はしっかり出して貰うから一緒に頑張ろう」
( ・3・)「「はい、隊長!」」(・L・ )
-
Case2-Tips11 面白い探偵
(´Д`)「ニッくん、前に探偵呼びたいって言ってたよね?」
( ゚¥゚)「ん? ああ、言ったけど」
(´Д`)「丁度こないだ探偵に依頼したんだけどさ、いやー面白い人に出会えたよ」
从 ゚∀从「おっ、何だ何だ? 何を依頼したんだ?」
(´Д`)「えっ、そっち? まあいいけど……猫探しだよ猫探し」
(‘_L’)「ああ、あの生意気な糞猫ですか……」
从 ゚∀从「えっ? めっちゃ可愛いじゃんあいつ」
(;´Д`)「結構気難しいからなあ……高ちゃんには何故かデレデレでフィンには凄い塩対応なんだよね」
( `ー´)「まあ確かに高ちゃんは動物に好かれそうだけど……」
从 ゚∀从「フィンは昔から動物に嫌われてるイメージあるな」
(‘_L’)「ほっといてください」
-
( ゚¥゚)「んで? 面白い探偵って?」
(´Д`)9m「まず双子」
(‘_L’)「いきなり強烈な属性ですね」
m9(´Д`)「しかも名前が真理男と累次」
从 ゚∀从「えっそれマジ?? 明天道じゃん、流石に嘘だろ?」
(´Д`)9m「うちの秘書と仲良く談笑」
(;`ー´)「えっ、あのお堅い人? うそ、ほんとに??」
m9(´Д`)「それでいて大手が失敗した猫探しを成功させる仕事力」
( ゚¥゚)「おいおい村っち、すげー面白そうじゃん」
m9(´Д`)9m「でしょ??」
-
今回はここまで
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村っち、ボディーランゲージが多めな人だったのか
フラグ立ちまくりだけど、孤島編楽しみだ
乙乙
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乙!面白かった
ミノリちゃんに歩み寄る兄者すごく好きだ
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おつです
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おつです
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>>621-624
乙ありです
兄者のフラグ建築にご期待ください
-
前回のあらすじ
・……悪い女に騙されて無理矢理危険ドラッグやらされてた、とかが丸いかね
・結局その糞女は死んだってこと? そんなことって……
・孤島に探偵って、何か事件でも起こりそうだな
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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Case3-Day1
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( ´_ゝ`)「ぃよーっし! 書類整理完了、田所さんの浮気調査はこれで終わり!」
(´<_` )「昨日、最後間に合わないんじゃないかとヒヤヒヤしたわ」
( ´_ゝ`)「それな。仕事の関係か知らんけど全然会わんからどうしようかと思ったわ」
(´<_` )「しかし田所さん大丈夫かな? ちゃんと弁護士に相談してくれるといいけど」
( ´_ゝ`)「今にもキレてぶん殴りに行きそうだったもんなあ……」
(´<_` )「最後は落ち着いてそうだったしまあ大丈夫……かな?」
( ´_ゝ`)「……信じるしかねーわな。地方紙の三面に載らないことを祈ろう」
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( ´_ゝ`)「で、直近の案件はこれで片付いたわけだが」
(´<_` )「これで安心して瀬藻さんの別荘に行けるな」
( ´_ゝ`)「私立探偵が金持ちの自家用クルーザーで孤島の別荘へか……」
(´<_` )「完全にミステリの導入で笑うしかない」
( ´_ゝ`)「だよな。村上さんも苦笑してたもん」
(´<_` )「しっかし孤島で2泊も何するんだ?」
( ´_ゝ`)「全員釣りが趣味なんだと」
(´<_` )「え、釣り大会な感じ? それって俺らも?」
( ´_ゝ`)「いや、釣りもするけど単に都会の喧騒から離れてゆったりお茶したり
読書したりするという金持ちムーヴだそうな」
(´<_` )「マジかよ、そんな金持ち本当にいるんだな」
( ´_ゝ`)「毎回ゲストがいるらしくて俺らはゲスト枠」
(´<_` )「え、壇上で語らないといけない感じか?」
( ´_ゝ`)「物理的に壇上ではなかろうがそんな感じだろうな。
前回は鳥華族の店長で前々回はプロゲーマーだったらしいぞ。
そうやって色んな分野の人間を呼んで見識と人脈を広めてるんだろうな」
(´<_` )「はー……金持ちの考えることは違うね」
-
(´<_` )「2泊なら着替えとか持ってかないとな」
( ´_ゝ`)「装備は……撮影系だろ、工具だろ、パソコンその他、あとは……」
(´<_` )「トンファー」
( ´_ゝ`)「ん? 弟者から言われるとは思わなかったな……」
(´<_` )「何もないとは思うが、念のためだ」
( ´_ゝ`)「まあ何も言われなくとも普通に持ってくが」
(´<_` )「念のためという意味ではサバイバル系も最低限入れとこう」
( ´_ゝ`)「あの一件から更に用心深くなったな、弟者」
(´<_` )「兄者ワンチャン死んでたんだから当然だろう」
( ´_ゝ`)「そう言われりゃそうだけども」
(´<_` )「ま、万全の準備してこうじゃないの」
( ´_ゝ`)「おけ、『あれを持ってきておけば』なんてないようにな」
-
_.......----‐‐‐‐''''''-- 、..,,
_,,......--‐‐''''''´ / ,-‐‐--- ll`‐‐-......,,__
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/ / / l l lヽ l ̄l l `''''''ー-l
/ ( ´_ゝ`) (´<_` ) / // ̄ ̄ヽ .l lヽヽ l l l l
/ G⌒Q ( ∞ ) /''‐、/ / ,,l lヽヽ l l l l
ィ__,,.........----―‐‐‐''''''''''''''' ̄´/ l/_,......--‐‐''''´ ̄ l l ヽ-‐ l l
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l l―――――――――l l / `l l /`ヽ -' l
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l l l l / ̄ ̄\ ヽ l ....-‐'''´ l/ l l
.l l .l l ./ /ヽ l l l ,,..-‐l'´ ヽ/l
..l `‐‐‐---..............,,__ l __ l / / l l / l_,,..-‐'' ヽ_/
l l l  ̄ ̄ l l l..--‐T l l 〉‐''´
└---.._l...,,____l `‐-、l l l l l
´`''''''''‐---..........,,____,,......--‐'''''''〈 \__,/ /
ヽ___/
-
【飼鱈場マリーナ】
/.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ | |
⌒ヽ _ノ ノ ノ⌒ー'⌒ヽ、_ | |__
 ̄´ `ー─ ── ' ´ r''' ゙ .: .: .: .: .: ) ノ⌒⌒ヽ -‐ | |__ `ヽ
____ ゝ _____ ノ /⌒⌒ヽ ゝ _ ノ _ ノ | |////| ヽ
l!l!l!l!| ゝ _ ノ ( | | ̄ ̄ ノ
三三三 〉 | ┌И= ` ───| |⌒ー─''´ /
 ̄ ̄ ̄ |! | || __| | / ; ;
田田 |! | __ || |x | | / ; ;Y;
冖冖冖 |! |Yヽ| __ | __ .......................................................................||..................................................|x | |......................./ ; ;从 ; ;
从从从从r仏└||┘从 }!.:.:|"" " "" " " " " "|| ~ """ "" 〜  ̄| | """ "/ ....; ; ....:;:;:;:
 ̄ ̄|乂ミ乂ハ ||从 __}!.:.:| ~~ " ~ 〜 〜〜 " || 〜〜 ,,, | | 〜'/ ; ;´ ;,,:;:;..,"; ;
__|从ハ从乂/||YY|i:i:i:i:i:i:| ~ 〜〜 ,, ~ ~ || 〜 〜 Ω | |~'~/ ;......乂 ;'" ; :;:;从
.;三三三≧s。.;.;.;|| ; 「」「」「」| ,,, ~ ~ ~ __|| 〜 ' }{ 苅三三三| |/,,;:;:Y^Y:;.....:; .; 乂 :,:,
.;.;.从;.从三三≧s。  ̄ ̄ ̄ \´´´´´´´´´´´´´´´´´´´rrrr≠|i仆、Y;.;.;.;Y.;.;.;.}{YY|xixixixixixi| |.;.;.;从.;.;Y.;.;.;.;.;Y.;.;.;.;i!.;.
从.;.;从.;.;.;从.;三三≧s。i:i:i:i:i:i:i:ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ИlXk|i:i:i:i:i≧s。ノ ̄{从从| ̄〕xixixix| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.;.;ハ.;.乂.;.イ.;.;.从.;乂三三≧s。i:i:i:i〉 `>≠─<Γ〕iト、 \_,| 〕ixixixi| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
⌒``ヽ^ヾ.;从.;.;从.;:;.;.Y 三三≧s。 ⌒> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
`ヽ:;从:;:;:;乂 三三三三≧s。 ⌒>  ̄ ̄≧s。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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......\ \三三三三三≧s。 ⌒> ≧s。
............\ \三三三三三三≧s。 ⌒> ≧s。
-
( ´_ゝ`)ノシ「あ、村上さん」
(´Д`)ノ「やあ兄者くん、弟者くん」
(´<_` )「こんにちは。そちらの方は?」
(´Д`)「医師のフィレンクト君と大学教授の高岡君だよ」
(‘_L’)「フィレンクトです。しがない医者です」
从 ゚∀从「筆府大学の高岡だ。君たちが噂の双子探偵?」
(´<_` )(医者と大学教授か……流石は高須出身の富豪、金持ちの交友関係って感じ)
(´Д`)「で、そこの船にいるのが今回の主催……お、丁度出てきたようだね」
( ゚¥゚)「やあ、君たちが今日のゲストかな?
俺は瀬藻、ファンドマネージャーなんてやってるよ」
( ´_ゝ`)「流石真理男です」
(´<_` )「弟の累次です、お招きいただきありがとうございます」
( ゚¥゚)「いやいや、こちらこそ来てくれてありがとう。
探偵の人の話は初めて聞くし楽しみだ」
-
(´<_` )「これで全員ですか?」
(´Д`)「いや、もう一人来る予定なんだが」
(‘_L’)「また遅刻……全くしょうがないな彼は」
( ゚¥゚)「相変わらずだらしない奴だ」
从 ゚∀从「生活がだらしないフィンや下半身がだらしないニッくんには言われたくないだろあいつも」
(‘_L’)「あー……それを言われてしまうとね」
(; ゚¥゚)「だらしないんじゃない、好色は男としてだな……」
(´Д`)「高ちゃんだって金管理だらしなすぎて貯金ほぼゼロだろうに」
从 ゚∀从「それ言ったら村っちも猫の前でのだらしなさときたら部下には見せられんだろ」
(‘_L’)「ふふ、結局似た者同士といったところですかね我々は」
(´Д`)「お、来たみたいだぞ」
-
(;`ー´)「お、遅れてごめん!」
(‘_L’)「遅いですよ」
( ゚¥゚)9m「罰金!」
( `ー´)「いやごめんって! 罰金は勘弁!」
(´Д`)「彼が最後の一人、根野くん」
( `ー´)「あ、あなたたちが探偵さん? 根野です、よろしく」
( ´_ゝ`)「流石真理男です」
(´<_` )「弟の累次です」
(´Д`)「彼は腕のいい料理人で、今回も腕を揮って貰うよ」
( ´_ゝ`)「ほう、釣った魚を料理する感じで?」
(‘_L’)「ええ、いつもネーノに料理して貰ってますね」
( ゚¥゚)「まあ今回は冬でそんなに釣れないだろうし、食卓の彩程度かな」
从 ゚∀从「ま、魚以外もネーノの料理はうまいから期待しといて」
(´<_` )「なるほど、楽しみです」
( ゚¥゚)「んじゃ、そろそろ行くか。みんな乗り込んでくれ」
―――。
-
【洋上】
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( ´_ゝ`)「うひー寒っ」
(´<_` )「思いっきり風当たってちゃそりゃあな。中入ろうぜ」
( ´_ゝ`)「いやしかしこんな眺め初めてだし満喫したい」
(´<_` )「そりゃ否定しないがな」
( ´_ゝ`)「群馬にゃ海なんてないからな」
(´<_` )「筆府来てからも海水浴くらいしか行ってないしな。だが寒い」
( ´_ゝ`)「弟者は中入ってていいよ」
(´<_` )「そうさせて貰うわ、兄者もほどほどにしとけよ」
-
(‘_L’)「おや?」
(´<_` )「あ、ども」
(‘_L’)「今丁度、寒いのに何してるのかなって話してたんですよ」
( `ー´)「何か探偵のセンスに触れるものでもありました?」
(´<_` )「いやー……我々群馬出身なもので海が物珍しいんです」
从 ゚∀从「あーなるほど。賭けは村っちの勝ちか」
(´Д`)「ほら、だから言ったでしょ?」
(´<_` )「え、何か賭けてたんですか?」
( `ー´)「僕の仕入れ先から貰った新作の日本酒ですよ。
生憎みんなで飲むには量がなくて」
(´Д`)「みんなでちょっとだけ試飲して、残りは主催のニッくんと賭けの勝者にってね」
(´<_` )「はあ、なるほど」
(´Д`)「弟者くんは酒飲まないんだっけ?」
(´<_` )「嗜む程度ですね」
从 ゚∀从「そう言う奴がザルだったりするんだよなー」
( `ー´)「他の酒だったら色々ありますから楽しみにしてください」
(‘_L’)「わざわざこのために準備してくれている使用人さんには申し訳ないですけどね」
(´<_` )「使用人さんですか?」
-
(‘_L’)「ええ。この会は概ね月一でやってるんですけどね。
いつもニ――瀬藻くんの使用人の二人が準備をしてくれるんです」
(´Д`)「執事の中嶋さんとメイドの風狸ちゃんだね」
从 ゚∀从「……メイドの方は何回か換わってるけどな」
( `ー´)「うん、そうだね……」
(‘_L’)「全く、そんなことだから彼は……あ、この辺はオフレコでお願いしますよ?」
(´<_` )「あっ、はい」
从 ゚∀从「いや、あいつもいい加減痛い目を見るべきなんだ。盛大に言いふらしていいぞ」
(‘_L’)「痛い目を見るべきなのは同意しますがね……まったく嘆かわしい」
( `ー´)「あの女癖の悪ささえなければねぇ……」
∩(´<_` )∩「何にも聴こえないです」
(´Д`)「あー……確かにニッくんの女癖酷いけどさ。更生計画は動き出してるからもう少し長い目で見てよ」
(‘_L’)「そろそろ我慢しきれなくなるかもしれませんね。昔の誼がなければとっくに」
( `ー´)「フィンはその辺潔癖だからなー」
从 ゚∀从「村っちがそう言うなら何とかするんだろ、何せ村っちだし」
(´Д`)b「当然さ。とうとう中嶋さんも陥落したしね」
从 ゚∀从「お、流石」
-
(‘_L’)「仕事の方もそろそろ歯止め効かせないと刺されそうですけどね」
(;`ー´)「酷い言い草だけど否定できないのがな……」
从 ゚∀从「確かに強引な買収とかで結構疎まれてるとは聞くけど」
(´Д`)「そっちはどうしようもないんでボディーガードでも雇うように言ってるよ」
(‘_L’)「これでも友人として心配してるんですがね……君の店のこともですよネーノ」
(;`ー´)「あ、そこでこっち来る?」
从 ゚∀从「私はむしろフィンの部屋が今どうなってるかの方が心配だぞ?」
(‘_L’)「最近は家事代行をお願いしてるので問題ありませんよ。君こそ村っちにお金返したんですか?」
从;゚∀从「一応な……いやほんと助かったわ、カード引き落としできなくなるとこだった」
(´<_` )(うーんこのアウェー感)
(((lll´_ゝ`)))「っささささぶぶぶいいいい」
(´<_` )「む、おかえり兄者」
(;`ー´)「うわ、めっちゃ寒そう。あったかいお茶飲みます?」
(((lll´_ゝ`)))コクコクコク
(´<_` )「全く、だからほどほどにしとけって言ったのに」
(;`ー´)つ旦「どうぞ」
(((lll´_ゝ`)))つ旦
-
【栄螺島】
. . . . . . : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . .
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: : : : : : : :./:;.:,:〈"'ー-‐'´ \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : _、‐''゛:;.:,:;.:,:;.´"''ー-、: : .. \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:
.:.: : : /゙;゙;゙;゙;゙;゙;:;.:,:;.:,::,ミ:;.:,:;.:´"ニ=- _\: : : : : : : : : : : : : : : : : : .::.::.::.::.::: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : :
: : /;';';';';';';';'厂ヽ;';'/ミ;;';';';';';';'ーミ゙;゙;゙;´"'ァッッッッッッッ。,: : : : : : .::.::.::.::.::.::.::.::.::.::: : : : : : : : : : : : .::.::.::.::.::.::.::.:
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/;';'i:i/:;.:,゙;/:::;';' /i:i:i:ミミ/ .::/ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミミ沙イi:i:i:i:;';';';'ノ'ッ。,.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :
i:i:/:;.:,:゙;゙;/::/ :/i:i:;'ケ^′.::/ミ;ミ;ミ;ミ;i:i:i:jレ(i:i:;';';'_,..-‐ッァァァッ。,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::: : : : : : : : : : : : .::.::.::.::.::.::
ノ廴___厂/: : 厶ィイ: : :/::/ミ;ミ;ミ;ミ;i:i:※i:;';'_、<ミ;xX刈水从i:i:i:ミミx_: : : : : : .::.::.::.::.::: : : : : : .::.::.::.::.::.::.::.:
´"''冖冖¬ー------‐¬冖''7⌒ヽ/ i:i:㌻;';ミミ※刈i必从l小※洲i:「]ミh。: : : : : : .::.::.::.::.::: : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ノ.:.:) / ,;rー--ミ※刈i必从小※洲州i:iン^''弌ミ,: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :
: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:: : :.:.:.:.:.:.:.:.: ヒ"廴{_/::......./^Y必ミ从ミ;※洲洲州ソi:i:i:i:㍊㌫㎜m。,__: : : : : : .::.::.::.::.::: : :
: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:: : : : :´"'ー二"'く_ ⌒Y从ミ刈洲州㌻/}川㍊㍊.:j愀州ij愀トk__ _: : : : : : .::.::.:
: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : `''-、_`ー‐-く´''刈渊i:泌:i:/::}川}ト㍍::j愀州j愀戀i:)>。,`:、: : : : : :
: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:).:.:__- }/:;:;^刈メi:i:/:::j{州州|iミj愀州:j愀戀i:ii:泌, 〈.:.:.:: : : : : :
: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : (  ̄__{:{:;:// ..:.:.:/刈i乢状j愀¬j愀戀i:j泌狄ミミ-- 、.:.:.:
: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : : : :ニニニ‐_/:::...../.:../:::::::/___}--冖'"^'ー‐冖7´....../ \ \.:.:
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-
( ´_ゝ`)「おお、マジもんの孤島だ」
(´<_` )「いやはや……わかってても言葉を失うな」
( `ー´)「あ、わかります? 僕らも最初声を揃えて「馬鹿じゃねーの!?」って言ったもんですよ」
从 ゚∀从「生来金持ちの村っちも島は持ってないからな……」
(‘_L’)「道楽にしても非効率すぎますね。まあそういう遊び馬鹿っぷりはニッくんの良い所ですけど」
( ´_ゝ`)(村上さんは高須に住んでるような金持ちの中でも金持ちって認識なのね)
( ゚¥゚)「おいおい、誰が馬鹿だ誰が」
(´<_` )「あ、運転お疲れ様です」
( ゚¥゚)「ん? いやーやっぱり船の運転は楽しいから全然疲れなんてないかな」
(´Д`)「じゃなきゃ人雇ってるよね」
( ゚¥゚)「おう。軽く整備してくから先行っててくれ、中嶋が待ちくたびれてるぞ」
(´<_` )(自分で整備までするのか……マジで好きなんだな船)
从 ゚∀从「中嶋さん待たせちゃ悪いしそうさせて貰うわ」
(´Д`)「それじゃ行こっか」
-
【瀬藻家別荘】
_ , 、 ., 、 、 r
'Fニ]ヽ ,/―\___,/―\___/―\_ _ ,/:
_ l |,ィf゙ヾ 、 ,rュ_,、 -''| l田l | rュ | l田l | rュ ! l田l l `''-rュ ,ィf'゙―‐ヾ ,」 ::
: > |,ィf'゙.___ ヾ 、_|__|___|__|_,,|_,,|_|__|__l_,,|_|__.!___,l_,,|_ゝ .r┬┐_>"゙:.
; .そ_,ィf'゙ |__|_,」 <ニlニ!ニニニニニニニニロニニニニニニニニニロニニニニニニニニニロ」 _ィ'´`^"゙:.:;
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:: :,”:":: :,”〉,,_||_||_| l r‐、 || | | | | || | | _| <::.:;..:r‐,,!、 ! |`―' ゙、"゙:.:
:: _,, 、_:":: l_, ,ィ^´`^''ヽヘ<::;;..;゙r 、'^"^''ス,.|_|_||_|_,r''´::..^''=、::.::::.:r‐- 、 . |―――‐<"゙:.:
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、` 、; :::...:;;:lイ;;.;..;;;::;;:::lTTTTTTTTTTTTl三/____/^´:::;.. `、:: r┐_::.::...ミr―――――‐‐
;;.'i:::.ヽ、::;...l`''-----‐---‐---‐---‐---‐---‐--ミ:: ;.:::;..::;;..;;..:. | |-┐|_ 「 ̄ ̄ ̄
:./::.;;:; ..lヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ「::..:::;;..;;..:;;..;;..: .r -‐‐、, !_,,l.. - 、 _
:ノ-f'ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニミ:;;..;;..:;;..;;..:;;../;::.::.::..:::f::...;;::.::.:;;:...::.:ヽr.:::::.:
ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニシ:;;..;;..:;;..;;../::.:...;;;..:::...:l..::.:;;.::.:;;.::.:;;::..::l::...::::
-
( ´_ゝ`)「いや馬鹿だろ」
(´<_`;)「おい兄者」
( `ー´)「あ、やっぱり僕らと同じ反応ですね」
从 ゚∀从「な? 完全に馬鹿だろ?」
( ´_ゝ`)「いやはや……こんな孤島でまさかここまでコテコテの豪邸が出てくるとは」
(‘_L’)「物語に出てくるような金持ちみたいなことがしたい、が彼の子供時代の夢でしたからね」
(´Д`)「本当に叶えちゃったんだから凄いよね」
(´<_` )「確かに凄いですね」
( `ー´)「だね」
从 ゚∀从「逆境を乗り越えて自分の店開いたネーノの方がすげーと思うけどな私は」
(‘_L’)「そうですね。私なら途中で心が折れてそうです」
( `ー´)「そ、そうかな? 我ながら頑張ったとは思うけどね……」
(´Д`)「親の七光りだけで生きてる僕からみたらみんな凄いよ!」
从 ゚∀从「「いやそれはない(ですね)」」(‘_L’)
(;´Д`)「えー!?」
-
( `ー´)「村っちの世迷言は置いといて」
(´Д`)「ネーノまで」
从 ゚∀从「誰か一人凄い奴選べって言われたら全員一致で村っち選ぶぞ」
(‘_L’)「人の心をほぐして繋げる力がエグいんですよね」
( `ー´)「そうそう。村っちいなかったらこんな集まりもなかっただろうし……」
( ´_ゝ`)(ふむ、概ね関係性わかってきたな)
(´<_` )(兄者、やけに大人しいな……)
(´Д`)「うーん、自分ではよくわかんないけどね……。
それはともかく、寒いし早く入ろうよ」
( `ー´)「賛成」
从 ゚∀从「おう、どっちが鳴らす?」
( ´_ゝ`)「ん?」
(‘_L’)「ゲストがドアチャイムを鳴らすのがお約束なんです」
( ´_ゝ`)っ「あ、理解。じゃあ俺が鳴らしちゃおうかな……えい」
キンコーン
-
( ,'3 )「皆さま、お待ちしておりました」ペコリ
从´ヮ`从ト ペコリ
从 ゚∀从「おう、世話になるぜ中嶋さん、風狸ちゃん」
( `ー´)「「よろしくお願いします」」(‘_L’)
(´Д`)「よろしく! あ、こっちは今回のゲストの二人だよ」
( ,'3 )「お初にお目にかかります、執事の中嶋と申します。こちらはメイドの竹切。よろしくお願いいたします」ペコリ
从´ヮ`从ト「よ、よろしくお願いします」ペコリ
( ´_ゝ`)「流石真理男です。よろしく頼む、中嶋さん、風狸ちゃん」
(´<_` )「弟の累次です。よろしくお願いします、中嶋さん、竹切さん」
( ,'3 )「ええ、よろしくお願いします。皆様、どうぞお入りください」
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【瀬藻家別荘 居間】
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ニニヌ|TTニニニニニTT|| :|| ̄_||: : |::|i, 弋ィ≠ミソ:| | 圦xzzzzzx、弋ニニニ:} {ニニニア´ ̄`'{ ,、‐─:{{i:|::|:::|..r‐ュ.||─‐:|::|¨:| ̄| ̄ ̄¨¨弋ニ
|‐‐{ |i:||: ::||¨¨ ̄_|:| ||¨¨¨|| ̄_||_|_圦_ノ_(ニニi{: | | |//─‐{ {く{ :{l::::::::{`{ }:_:_:: : |{,.、-─┴‐‐// ̄ ̄リ⊥|:::| | : | || |..|:_:|:_:_|: : : : : : : | ̄
|: : | |i:||: ::||¨¨ ̄ |厂|「 ̄|「 ̄、丶`:.:.:.|YYY^i^^i{ ̄ ̄77ニニニ圦{¨{l:::/´{ {≧==≦{ {:i|`| |{二ニ====イイ{_,.イ{:`ヽ、└ ̄|_リ ̄ ノノ| | _|:_:_:_:_:_:_:_|:_:_
|:_:_|¨¨||:_::||二ニ=┫ 、丶`:.:.:.:.:.:.:/j」 {:{:┘ {乂: : : {:| }:|: : ::{:{リ : Y:{: :{ }V⌒⌒V {:i| ノノ{: :`'⌒⌒Y 7厂 {_乂\: `ヽ、 `¨¨弌≧s。.,
「_| ̄ ┘ 、丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:. /乂ノ:. :.  ̄:. : : ノj ┘: : {乂 ノ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :\: : \: : :`ヽ、 |:|:〕iトミ≧s。.,
-
( ´_ゝ`)「おおう、こりゃまた絵に描いたような」
(´Д`)「ははは、だよね」
( ,'3 )「失礼します」
从´ヮ`从ト「お茶をお持ちしました」
(´<_` )「あ、ども」
( `ー´)「いつもありがとね」
从 ゚∀从「おう、ありがとな風狸!」
( ´_ゝ`)「ありがと、中嶋さん」
(´Д`)b「ありがとう!」
(‘_L’)「すみませんね中嶋さん」
( ´_ゝ`)(ふむ……? ちょっと興味深いなこれは。たぶんたまたまじゃないよな?)
( ´_ゝ`)「あ、紅茶うんま。……うんま」
(´<_` )「うわ、やばいなこれ。芳醇な香りという言葉の使い道を初めて理解したぞ……」
从´ヮ`从ト「あ、ありがとうございます」
( ,'3 )「お褒めに与り恐縮です」
-
( ゚¥゚)「ふう、みんなくつろいでるか?」
( ,'3 )「お疲れ様です、旦那様」
从´ヮ`从ト「お、お疲れ様です!」
(´Д`)「お、来たね」
从 ゚∀从「座れ座れ。今日の予定決めるぞ」
( ゚¥゚)「予定ったってお前、いつ釣りに行くか以外ないぞ」
(´Д`)/スチャッ「お、行っとく?」
( `ー´)/スチャッ「待ってました」
从 ゚∀从/スチャッ「そう来なくっちゃな」
( ゚¥゚)/スチャッ「やっぱそうなるよな」
(‘_L’)/スチャッ「本当に仕方ないですね君たちは」
( ´_ゝ`)/スチャッ「ふむ」
(´<_`;)「おい、なんでナチュラルに竿持ってるんだよ兄者」
( ´_ゝ`)「そりゃお前、事前に聞いてたからな」
( ,'3 )「よろしければお貸ししましょうか?」
(´<_`;)「あ、はい。お願いします……」
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【栄螺島 岩場】
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=- ニ ニニ= == = = ---- __  ̄ ===─= ____  ̄ ̄二ニ= --- ==  ̄ ̄ - _ __ -- == =  ̄ ̄ = - __--
== - ニ-- _ ___-- = _ -==─
─ ==== = ─ __ ─ ==== =-= ニ ___  ̄ _ ニニ =--- == = ---
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- -二 二 _- - ─ ─ -- ニニ =--- == = ---
-
( ´_ゝ`)「釣りはよく知らんけどこの時期だとやっぱカレイとか?」
从 ゚∀从「カサゴ、メバル、アイナメとかな。基本的には根魚メイン」
(´Д`)「初心者ならカサゴが釣りやすいかなー。弟者くん、あの辺投げてみ?」
(´<_` )「あそこの岩のとこですか?」
(´Д`)「そうそう」
\(´<_` )「よっ……っと」
( ゚¥゚)y-゜゜「お、なかなか良い所だ」
( `ー´)「うん、筋がいいね」
\(´<_` )「いやいや、おだてないでくださいよ」
从 ゚∀从「マリオはあっちな」
( ´_ゝ`)/「おう……ていっ」
(‘_L’)「ほう、ナイスキャストですね」
(´Д`)「兄者くんうまいなー」
( ´_ゝ`)「でしょ? 投げるのは得意なんだよね」
从 ゚∀从「普段は火の玉とかハンマーとか投げてる感じ?」
( ´_ゝ`)「はは、投げて欲しいって?」
-
\(´<_` )……
( ゚¥゚)/……
\(´Д`)……
( `ー´)/……
\(‘_L’)……
( ´_ゝ`)/……
\从∀゚ 从……
-
グイッ
\(´<_` )「あっ」
( ゚¥゚)y-゜゜「おっ、来たか?」
(´Д`)「弟者くん、落ち着いて巻き上げて」
\(´<_`;)「は、はい」
\(´<_`;)キリキリ...
\(´<_`;)キリキリ...
\(´<_`;)「あっ」
パシャパシャ
( ゚¥゚)P「よっと」
(´Д`)b「おお、良い感じのカサゴだね。初釣果おめでとう」
(´<_` )「おー……」
/ / ,r
/ / ,r' ,,r' ノ , r
/.;' / / ,,r' / ,r'´,,r'´,ィ
i i! ;' / / ,r' ./,,r彡'´¨r'´
{ { { iム /'; ム,r'{,r'r'/´,r'´,,,r ‐‐ ,、,______
ヽレx‐'´'';;;;;, ';;;レ'´{ ノィし'´ィr' ィ'´ 彡'´三≧
__,ィT´ ゛;;;,, '';;ィ'r;;レ'´r'´ィ'´{r'<__ 彡三三三{ , -‐-、
ィrう;; '';;, '';;;,x'ーィー=ィ'´, ィ'´ },r=, ``;;ヘ_______r'´ィ'´ 三三ミ`i
,ィ`'´ Y ';; ';;, _,ィ彡‐'´‐'´ ‐‐‐'´{ ;;' ;;; ;'' ,;;'} 三三三ミ
く、 ''' ノ´ Xニ二 ‐‐‐‐‐‐‐r=‐; ''' _______';; ニニニニン
_ヽ イ ミヽ、‐‐‐;{ {___,;; / 三三ヽ`ー-----‐'´
'ー‐‐---- __ノ '`ヽ、ミヽ`ヽ、 _ (‐ヘ、r=-__ 三ニ=‐'
 ̄ ̄く ミミ、く`ヽ,(`ヽ、__, `ヽ ゛''''´
`ヽ、 ミミ、ヘ`ー
 ̄ `ー
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【瀬藻家別荘】
_ , 、 ., 、 、 r
'Fニ]ヽ ,/―\___,/―\___/―\_ _ ,/:
_ l |,ィf゙ヾ 、 ,rュ_,、 -''| l田l | rュ | l田l | rュ ! l田l l `''-rュ ,ィf'゙―‐ヾ ,」 ::
: > |,ィf'゙.___ ヾ 、_|__|___|__|_,,|_,,|_|__|__l_,,|_|__.!___,l_,,|_ゝ .r┬┐_>"゙:.
; .そ_,ィf'゙ |__|_,」 <ニlニ!ニニニニニニニニロニニニニニニニニニロニニニニニニニニニロ」 _ィ'´`^"゙:.:;
::"..;:ヘ'_' |==|lEEEEEEE|==|lEEEEEEE|==|lEEEEEEE|==|| <"゙:.:;:::.
"゙:.:;:,”:7|三三三三_| ||王|王|王|王| ||王|王|王|王| ||王|王|王|王| || 」:":: :,”"゙:"゙:.:
:,”:"゙:.:゙':,<||―|―|―|| ||土|土|土|土| ||土|土|土|土| ||土|土|土|土| ||r'::;:":: :,”l `:::.
:: :,”:"゙:.:゙そー|―|―|| ||i i i i i i i i i i| ||i i i i i i i i i i| ||i i i i i i i i i i| ||゙、;:":: :,”::`"゙:
:,”:"゙:.:゙ィ  ̄ ̄ ̄~'f==トニニニニニニニf==トニニニニニニニ;f==トニニニニニニニf==r'´゙:":: :"゙:.:;:"゙:
"゙:.:゙'”て =========|―' ,,. --- 、 ゙ー' ,,. --- 、 ゙ー' ,,. --- 、/”:":: :,”::_/ヘ"゙:.:
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:: :,”:":: :,”〉,,_||_||_| l r‐、 || | | | | || | | _| <::.:;..:r‐,,!、 ! |`―' ゙、"゙:.:
:: _,, 、_:":: l_, ,ィ^´`^''ヽヘ<::;;..;゙r 、'^"^''ス,.|_|_||_|_,r''´::..^''=、::.::::.:r‐- 、 . |―――‐<"゙:.:
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、` 、; :::...:;;:lイ;;.;..;;;::;;:::lTTTTTTTTTTTTl三/____/^´:::;.. `、:: r┐_::.::...ミr―――――‐‐
;;.'i:::.ヽ、::;...l`''-----‐---‐---‐---‐---‐---‐--ミ:: ;.:::;..::;;..;;..:. | |-┐|_ 「 ̄ ̄ ̄
:./::.;;:; ..lヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ「::..:::;;..;;..:;;..;;..: .r -‐‐、, !_,,l.. - 、 _
:ノ-f'ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニミ:;;..;;..:;;..;;..:;;../;::.::.::..:::f::...;;::.::.:;;:...::.:ヽr.:::::.:
ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニシ:;;..;;..:;;..;;../::.:...;;;..:::...:l..::.:;;.::.:;;.::.:;;::..::l::...::::
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( ゚¥゚)「何か思ったより釣れたな」
(´Д`)「カサゴばっかとはいえこの時期にしては上等だね」
( `ー´)「この量なら十分メインにできるかな」
从 ゚∀从「流石、期待してるぜ」
从´ヮ`从ト「根野様、私もお手伝いします」
( `ー´)「いつも悪いね」
从´ヮ`从ト「とんでもありません」
( ,'3 )「ご依頼頂いていた仕込みは済んでおります」
( `ー´)「中嶋さんもありがとね」
( ,'3 )「いえいえ滅相もない」
(‘_L’)「さて、厨房はプロに任せて我々はカードでもやりますか」
(´<_` )「お、いいですね」
( ´_ゝ`)「また何か賭けるの?」
(´Д`)b「もち。勝者にはヌケドの株主優待券を一冊プレゼントしちゃうよ」
( ´_ゝ`)「嬉しいのか嬉しくないのか絶妙に微妙なライン」
( ゚¥゚)「そのくらいが丁度いいのよ」
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【瀬藻家別荘 居間】
|: :|>ー乂_乂ヘ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzュ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉_∨_,ィ=ミ、ィ=ミ、_ `Y^| __ |::::::| | ̄: : ::|:l .| : :
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「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::i::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
7'^Y7 `Y´ |:_:_「「」 | | |:::: :| |::i::i::}_||_{::i::{::| |: : :| |::i::i::::}_||_{::i::i:| | | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |: :|'/, 「」「」:::: | |: : : :::::|:l.|: :
|^i|'Y トv⌒|'´゙:|ノソ .| | |⊥i|⊥ |::i::i::| ̄|| ̄N:::{::| ⊥..⊥ |::i::i::::} ̄|| ̄}::i::i:| | l⊥⊥ .| ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 「」_「」 ハ V乂::::.:| |: : : : : |.|| : :
|: :|│ :|:::| |::::::|゙「.| |_| |乂_乂 .|::i::i:ノ==||==Yi:{: | |^'^| |::i::i::::|==||==|::i::i:| | | |^^| | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 乂乂 Vハ_ V,|: : ::| |: : : : :::|│:
|: :|│ :|:::| |::::::| | |___,|:::: :| |‐r'|__,||_辷{:::| |: : :| |_i_j_ノ____||_V_j_j│ | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |:_:|_ィ=ミ、 ̄.|: : ::|/ ̄ ̄~.N|: :
|: :|│ :|:::| |::::::| |____(_):_:_| |7ハi¨ ̄|| ̄TIハ::| |: : :| |rrr゙|¨ ̄|| ̄ナナ]{ | | |:_:_| | ||i:i:i:i:i:j|||Li:i:i:i:i:|::| |_〉 f'' ソノ ゙̄|: : ::|¨¨¨¨¨¨¨゙|: :
|: :|└‐|:::| |::::::| |¨゙||¨¨¨|| ̄_||─ f´`ヽ─└r┘‐〈 ̄`ヽニニ|_|:i::|┴─ァ'´ ̄ `ヽー|_|_|─ | |i:i:i:f´ ̄`Yi:i:i:i:i|::|─| {==f爪 ...|: : ::| |: :
|: :|SS|:::| |::::::| |S|| :|| ̄_||‐‐圦 {l‐l二二二l|ヘ '. :|─|:i:_|─‐‐{ {─| |: : |─ | |厂  ̄}}i:|::|‐fニニニffニニニフ_|,_,|SSSSSS|`¨
ニニヌ|TTニニニニニTT|| :|| ̄_||: : |::|i, 弋ィ≠ミソ:| | 圦xzzzzzx、弋ニニニ:} {ニニニア´ ̄`'{ ,、‐─:{{i:|::|:::|..r‐ュ.||─‐:|::|¨:| ̄| ̄ ̄¨¨弋ニ
|‐‐{ |i:||: ::||¨¨ ̄_|:| ||¨¨¨|| ̄_||_|_圦_ノ_(ニニi{: | | |//─‐{ {く{ :{l::::::::{`{ }:_:_:: : |{,.、-─┴‐‐// ̄ ̄リ⊥|:::| | : | || |..|:_:|:_:_|: : : : : : : | ̄
|: : | |i:||: ::||¨¨ ̄ |厂|「 ̄|「 ̄、丶`:.:.:.|YYY^i^^i{ ̄ ̄77ニニニ圦{¨{l:::/´{ {≧==≦{ {:i|`| |{二ニ====イイ{_,.イ{:`ヽ、└ ̄|_リ ̄ ノノ| | _|:_:_:_:_:_:_:_|:_:_
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「_| ̄ ┘ 、丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:. /乂ノ:. :.  ̄:. : : ノj ┘: : {乂 ノ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :\: : \: : :`ヽ、 |:|:〕iトミ≧s。.,
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( `ー´)「お待たせー」
\(´Д`)/「おお、来たか!」
从 ゚∀从「ん、この香りは……」
( ´_ゝ`)「煮つけかな?」
( `ー´)「正解、煮つけ定食だよ! カサゴ5、メバル2、さあどっち?」
( ゚¥゚)「んじゃ俺カサゴね」
从 ゚∀从「カサゴ!」
( ´_ゝ`)「メバルで」
(´<_` )「せっかく釣ったのでカサゴにしてみます」
(´Д`)「カサゴかなあ」
(‘_L’)「メバルでお願いしたいですね」
( `ー´)「オーケー。中嶋さん、風狸ちゃん、お願いね」
( ,'3 )「「はい」」从´ヮ`从ト
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-
( ´_ゝ`)「ぐわーうめー……なんだこれ。さっぱり濃厚。ご飯との相性も最高」
(´<_` )「カサゴってこんなうまいのか……今までに食ったカサゴは何だったんだ」
( ´_ゝ`)「いやーこりゃ参った。やはり鮮度と料理人の腕か……」
(´<_` )「煮つけってうまいけど若干後味クドいって印象だったが、全然そんなことないな……」
( ´_ゝ`)「煮汁さっぱりだと物足りなかったりもするが身の旨味が凄いから問題ない、いやうめーわこれ」
(‘_L’)「ふふふ、釣りも良いものでしょう?」
(´Д`)b「ネーノの腕あってこそだけどね」
(´<_` )「根野さん、本当においしいです」
( ´_ゝ`)「ご飯おかわりありますよね? ね?」
( `ー´)「ふふ、気に入って頂けたみたいでよかったです
(´<_` )「こっちの酢の物もまた」
( ´_ゝ`)「うまいんだよなあー。煮つけの味に慣れてきたところで食べるとまた最高になる」
从 ゚∀从「うめ、うめ」
( ゚¥゚)「やっぱ流石だな」
( `ー´)「うん、我ながら良い味」
-
( ´_ゝ`)「ふう、食った食った」
(´<_` )「ごちそうさまでした」
( `ー´)「お粗末様です」
( ゚¥゚)「飯も食ったことだし、飲みながらあれやるか」
(´Д`)b「だね」
(´<_` )「ん? 何ですか?」
(‘_L’)「ゲストに語って頂こうという会です」
( ´_ゝ`)b「ふふふ、この俺に語らせたいと言うのであれば酒をよこすのだな」
(´<_` )「何言ってんだこいつ」
从 ゚∀从「よっしゃ、酒貰ってくるわ」
( `ー´)「あ、僕も行くよ」
-
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t: :;;:;;;;;;;;;;/,,,..,.,;,'';;','..',',';;;::;:::i:;;;;;i;;;;;;;;;;;;/
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-
( ´_ゝ`)「――というわけで遭難していた筋肉ムキムキマッチョマンの不審者を救出したのでした」
(´<_` )(よくもまあこんな虚実折り交ぜて話せるもんだ)
(´Д`)「なるほどねぇ〜そんなこともやってたんだ」
从*゚∀从「へへへ、おもしれーな! なあフィン!」ガシッ!
(;‘_L’)「ちょ、高ちゃん腕痛いんですけど」
(* ゚¥゚)y-゜゜「ハハハ! いやー凄いな探偵!」バシバシ!
(;`ー´)「おいおい、ちょっと飲みすぎじゃない?」
―――。
从*-∀从zzz...
(;‘_L’)「はあ、寝ちゃいましたか。毎度毎度運ばせないでください……」
(lll -¥-)「きもちわりぃ」
( `ー´)「あーだから言ったのに」
(lll -¥-)「ぁー……部屋戻るわ、おっとっと」
从´ヮ`从ト「旦那様、肩をお貸しします」
( `ー´)「大丈夫? 僕も行こうか?」
从´ヮ`从ト「大丈夫です」
-
【瀬藻家別荘 客室】
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|| !i || .l |! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! || || | .|
|| !i「i! .l |! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! || || | .|
|| !i.」! .l |! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! || || | .|
|| !i || .l |! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! || || | .|
|| !i || .l |! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! || || | .|
|| !i || .l |! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! || || | .|
|i、 !i || .l |! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! ニニニニニ||ニニニニニニニニニニニ|| | .l
| `"'''' _|| .l、___|! |: : !: : :!: :!: :!: :!::! || || | .|ィニニ∧ _____
|‐---、__||ニ、____| |: : !: : :!: :!: :!: :!::!ニニニニニ ||ニニニニニニニニニニニ. | .l,','.mm‐!―‐
| .| `''´`''´`ヽ''´ヽ-' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,',' _||||||_.}「「「l
|‐‐---=== _____! 「 ̄ ̄l ̄ ̄¨!¨.!i.!」」」
| | || ̄¨¨''''''‐‐-| !i.「「「l
|___ -‐‐ ''¨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨'' ‐‐ - =、___゚| !i.!」」」
 ̄ ̄.′
-
( ´_ゝ`)「ふぃーお疲れ」
(´<_` )「うむ」
( ´_ゝ`)「いやしかし飯めっちゃうまかったな」
(´<_` )「やはり俺らは海なし県の出身、海の幸にはまだまだ疎いということか」
( ´_ゝ`)「だな。ただ山の幸も俺らの場合……」
(´<_` )「質より量の母者だからな……それはそうと、釣り竿なんていつ仕入れたんだ?」
( ´_ゝ`)「実は持ってたんだよね。先輩に貰ったやつ」
(´<_` )「……あ、何か思い出してきた。そういやあったなそんなこと」
( ´_ゝ`)「そうそう。借りれるなら持ってこなくてもよかったけどさ」
(´<_` )「一瞬トンファー取り出したのかと思ってびびったわ」
( ´_ゝ`)「俺どんだけヤバい奴なん? まあいいけど明日も釣りかな?」
(´<_` )「たぶんそうなんじゃないか? 実はちょっと楽しみ」
( ´_ゝ`)「おん? やってみて釣りに目覚めた?」
(´<_` )「そこまでじゃないけどな。結構面白くね?」
( ´_ゝ`)「まーね、ベテランのお膳立てバッチリだし」
-
( ´_ゝ`)「シャワーだけ浴びて寝るか、カードやってて行きそびれた」
(´<_` )「村上さん達は順次行ってたけど流石に勝手がわからんかったな。
しかし各階に風呂あるのすげー」
( ´_ゝ`)「逆にこの規模の屋敷で風呂が一つしかないって言われたら悶絶しそうだけどな」
(´<_` )「確かに不便かも。とはいえね」
( ´_ゝ`)「流石は成金って感じ」
(´<_` )「あー……瀬藻さんは元々金持ちじゃないんだっけ?」
( ´_ゝ`)「金持ちではあった、が正しい。金持ちから大金持ちにクラスチェンジ」
(´<_` )「どっちにしろ俺らとは大違いだな」
( ´_ゝ`)「そこはまあ。……瀬藻さんお客になってくんないかな?」
(´<_` )「結構好印象ではありそうだったけどな、どうだろ」
( ´_ゝ`)「うーん……お金持ちの客増やしたいなあ」
(´<_` )「いっそ何か推理ショーでもやったらどうだ?」
( ´_ゝ`)「ありっちゃあり。ちょっとした事件でもあればなおよし」
(´<_`;)「おいやめろ、縁起でもない」
( ´_ゝ`)「いやちょっとした無くしものとかさ、そういう系」
(´<_` )「ああ、なるほど」
( ´_ゝ`)「流石にミステリめいた事件なんて起きたらお客云々どころではなくなる」
(´<_` )「だよな」
-
( ´_ゝ`)「いくら何でもそんなことは起こらないだろ」
Case3「絶海の孤島にて」
Day1「一級フラグ建築士、兄者」
To be continued...
-
Case3-登場人物
( ´_ゝ`)
流石 真理男
私立探偵 流石探偵事務所所長
(´<_` )
流石 累次
私立探偵 流石探偵事務所副所長
(´Д`)
村上 庄司 愛称:村っち
経営者 諏訪狼グループ会長
( ゚¥゚)
瀬藻 新名 愛称:ニッくん
投資家 瀬藻ファンド社長
(‘_L’)
フィレンクト・ローレンツ 愛称:フィン
医師 フィレンクリニック院長
从 ゚∀从
高岡 羽印 愛称:高ちゃん
教職員 筆府大学教授
( `ー´)
根野 石矢 愛称:ネーノ
料理人 鮮魚料理根野屋オーナー
( ,'3 )
中嶋 晴健
使用人 瀬藻家執事
从´ヮ`从ト
竹切 風狸
使用人 瀬藻家女中
-
[瀬藻家別荘(1F)]
_________________.______
| | .| |
| | .| |
| | .| |
| .遊戯室 | 居間 | キッチン |
| | .| |
| | .| |
|______.| .|______.|
| |__ ___| |
| | | | | |
| ..空室. .| | | | ..倉庫 ..|
| | | | | |
|______.| |______| |______.|
| | |.| | | 階段| | | |.| | |
| 使用人室 . | |.| | | |.. ..| | | |.| | バスルーム..|
| ( ,'3 ) .....| | |===| .. .| | |
|______.| | |===| .. .| |______.|
| | | | | |
| 使用人室 . | | .エントランス...| | トイレ . |
|. 从´ヮ`从ト . | | | | |
|______.|__|______|__|______.|
-
[瀬藻家別荘(2F)]
______
|....バルコニー...|
________|______|________
| | | |
| | | |
| .. 客室. . | 私室 | 書庫 . |
| .(´Д`) . . | ( ゚¥゚) | |
| | | |
|______.|___________.|______.|
| |
|______. .______|
| | | |
| .. 客室. . | | .. 客室. . |
|(´<( ´_ゝ`) | | ( `ー´). |
|______.| ______.. |______.|
| | |.| | | 階段| | | |.| | |
| .. 客室. . | |.| | | |.. ..| | | |.| | バスルーム..|
| (‘_L’) .| | |===| .. .| | |
|______.| | |===| .. .| |______.|
| | | | | |
| .. 客室. . | | .エントランス...| | トイレ . |
| .从 ゚∀从. .| | | | |
|______.|__|______|__|______.|
-
Case3-Tips1 フィンがいい
从 -∀从zzz....
(;‘_L’)「はあ、全く……いつも部屋まで運ぶこっちの身にもなってくださいよ」
从 -∀从z....
从 -∀从「ん……フィン……?」
(‘_L’)「はい? 目が覚めました?」
从*゚∀从「……夢?」
(‘_L’)「まだ寝てるみたいですね」
从*゚∀从「フィ〜ン〜」
(;‘_L’)「ちょ、高ちゃん、何ですか急に」
从*゚∀从「……ハインってよんで」
(;‘_L’)「いつにも増して酷い酔い方ですね……」
从*゚∀从「あ……」
从 ゚∀从「……悪い」
(‘_L’)「はあ……別にいいですけどね。君と私の仲ですし」
-
从 ゚∀从「……そうだよな、フィンと私の仲だ」
(‘_L’)「ん……?」
从 ゚∀从「私の何が悪かったのか、そういや聞いてなかったなと思って」
(‘_L’)「……君は何も悪くありませんよ」
从 ゚∀从「じゃあ、何で?」
(‘_L’)「私が悪いんですよ、私が」
从 ゚∀从「意味わからん」
(‘_L’)「はあ……そんなこと聞く暇があったら良い男でも探したらどうですか?」
从 ゚∀从「興味ない」
(‘_L’)「……」
从 ゚∀从「私は、フィンがいい」
(‘_L’)「……すみません」
从 -∀从「……そっか」
从 ゚∀从「……何て言うと思ったか?」
(;‘_L’)「えっ?」
-
从 ゚∀从「何を隠してんだ? 犯罪でもしでかしたか? それとも借金か?」
(;‘_L’)「ええと……?」
从 ゚∀从「……だってフィン、嘘つくの下手なんだよ」
(;‘_L’)「……」
从 ゚∀从「本意じゃないことくらいわかる。あまり私を見くびるなよ?」
(;‘_L’)「……そんなつもりは……」
从 ゚∀从「別に私は、フィンと破滅する分にゃ本望だ」
(;‘_L’)「私の意志は無視ですか……?」
从 ゚∀从「言ったろ? "本意じゃない"って」
(;‘_L’)「あー……それは……」
从 ゚∀从「男ならしたいようにしやがれ、馬鹿フィン!」
(-_L-)「は、はは……やっぱり君には敵いませんね……」
-
Case3-Tips2 お勤め
从´ヮ`从ト「あ、中嶋さん」
( ,'3 )「おや、今夜はお勤めはなしですか」
从´ヮ`从ト「はい、ベッドに入るなりぐっすりです」
( ,'3 )「珍しく深酔いされていましたからね」
从´ヮ`从ト「そうですね……鍵をお返しします」チャリッ
( ,'3 )「……はい、確かに」
从´ヮ`从ト「それでは私もお片付けしますね」
( ,'3 )「よろしくお願いします、予定より早く眠れそうですね」
从´ヮ`从ト「頑張りましょう」
-
Case3-Tips3 交差する想い
絶対に許さない
遂に念願が叶う
もし本当だとすれば……危険だ
いざとなったら……
許すことなんてありえない
止めなければ……
全ての条件は整った
信じたくはない
許さない
清算するんだ
それだけ、だって?
どうしたらいいんだ
やめろ
もう一度会いたい
二度とさせはしない
さあ、パーティーの始まりだ
-
今回はここまで
-
乙
みんなキャラ立ってていいな…
-
乙だす
-
こんなの楽しみしかないじゃないか
乙!
-
乙
孤島の館なんて事件が起こってくれと言っているようなものだよなぁ!
-
>>676-679
乙ありですん
Case3は一応最低限ミステリの体裁保つつもりなのでお楽しみに
ガチ勢いたらまあ苦笑しつつ見守って頂ければ
-
Case3-Tips4 兄者メモ
村上さん
・金持ちオブ金持ち、でも人格で皆の尊敬と信頼を集めている、流石
・フルオープンスタイルに見えるけど高度な擬態かも、正直自信ない
瀬藻さん
・女癖の悪さで疎まれ気味、それ関係で依頼取れるかも
・たぶん嘘つくのとかめっちゃうまい
高岡さん
・たぶんフィレンクトさんとできてる
・瀬藻さんのこと割とマジで嫌いなのでは?
根野さん
・料理の腕前一つでみんなから一目置かれてる感じ、今度店に行ってみたい
・控えめな後方支援タイプ、このグループ村上さんと根野さんで持ってる
フィレンクトさん
・たぶん高岡さんとできてる
・真面目が服着て歩いてる印象だけに私生活めっちゃ気になる
中嶋さん
・立ち居振る舞いマジでかっこいい
・私意が全然見えない、プロ執事って感じ
風狸ちゃん
・風狸ちゃんも割とそんな感じなのは中嶋さんに仕込まれてるから?
・高岡さんと根野さんのことを特別信頼してるように見えた
-
Case3-Tips5 猫探しの人
ノリ^-^ノリ「あ、村上さん、瀬藻さん、おはようございます」
(´Д`)ノ「ん? ああ、おはよう実里ちゃん」
( ゚¥゚)「やあ、実里ちゃん」
ノリ^-^ノリ「お出かけですか?」
(´Д`)b「うん。恒例の瀬藻別荘にね」
ノリ^-^ノリ「ああ、噂の……私も行ってみたいなあ」
( ゚¥゚)「……勘弁してくれ。一条のお嬢さんを招待なんて恐ろしくてできん」
(´Д`)「そうだなあ……ニッくん前科あるし普通に邪推されるよね……」
ノリ^-^ノリ「? なんかよくわかりませんが残念です」
(´Д`)「あ、そういえば今回はこないだ話した双子探偵を招待してるんだよ」
ノリ^-^ノリ「ああ、猫探しの人ですか?」
( ゚¥゚)「……探偵ねえ……」
(;´Д`)「えっ、あんなに楽しみにしてたのに何か不満?」
( ゚¥゚)「いや……村っちの人脈流石だなと思って」
(´Д`)「んん? まあね?」
-
Case3-Tips6 黒磯
( `ー´)「あ、いらっしゃいませ!」
*(‘‘)*「やほ、来ちゃった」
ノリ^-^ノリ「こんにちはー」
(;;・∀・;;)「失礼します」
( `ー´)「いらっしゃいませ、沢近様、一条様。お席にご案内します」
*(‘‘)*「やだ、イシヤンってば他人行儀……」
ノリ^-^ノリ「いつものように呼んでください」
(;;・∀・;;)
(;`ー´)「勘弁してよ実里ちゃん、ボディーガードの人凄い睨んでくるんだけど……」
*(‘‘)*「やめなさい黒磯」
(;;・∀・;;)……
ノリ^-^ノリ「やめて頂けますか、黒磯さん?」
(;;・∀・;;)「はっ!」
*(‘‘)*「もー黒磯! あんたうちの使用人でしょ!? 何で実里の言うことばっか聞くの!?」
ノリ^-^ノリ「そんな風に言わないであげてください。黒磯さんだって頑張ってるんです。ね?」
(;;・∀・;;)「滅相もございません!」
-
Case3-Tips7 ちんまい
*(‘‘)*「あ、フィンくんじゃん。やっほー」
(‘_L’)「ん? あ、これは沢近さん、ご無沙汰してます」
*(‘‘)*「えー、沢近さんなんて他人行儀。辺梨花って呼んで?」
(‘_L’)「相変わらずで何よりです、沢近さん」
*(‘‘)*「いじわるー」
(‘_L’)「すみません、性分なもので」
从 ゚∀从「お?? 何してんだフィン?」
*(‘‘)*「あ、ハインちゃんもはろろー」
从 ゚∀从「おっ、辺梨花じゃん! 相変わらずちんまいな!」
*(‘‘)*「ちんまいって言うな!」
(‘_L’)「いいじゃないですか別に。あなたの大きな志は純粋に尊敬していますよ」
从 ゚∀从「ん? あー、「子供こそ未来だー!」ってやつ? ガキが言う言葉かね?」
(‘_L’)「……そうですね。だからこそ刺さるものがある」
*(‘‘)*「むふふ。ハインちゃんもいずれわかる時が来るさ」
从 ゚∀从「いや年上なんだけど……」
-
全員高須在住なのでご近所さん
-
おぉー!沢山、嬉しい
ヘリカルとみのりちゃんは本当に仲良しだったんだなぁ
-
>>686
一体何があったんでしょうねえ
-
Case3-Tips8 お悔み申し上げます
( ,'3 )「おや、これは黒磯さん」
(;;・∀・;;)「あ、どうもです中嶋さん」
( ,'3 )「この度はお悔み申し上げます」
(;;・∀・;;)「……ありがとうございます」
( ,'3 )「まだお若くていらしたのに……残念なことです」
(;;・∀・;;)「そうですね……本当に、残念です」
( ,'3 )「家族葬とのことでしたが」
(;;・∀・;;)「はい。お招きしたのは一条様方だけです」
( ,'3 )「ああ……お嬢様同士が大変仲がよかったと伺っております」
(;;・∀・;;)「ええ、そうなんです」
( ,'3 )「ときに黒磯さんは引き続き沢近家で?」
(;;・∀・;;)「いえ、私はお嬢様のお世話係でしたからね……お役御免ですよ」
( ,'3 )「なるほど。当家の主人がボディーガードを欲しているのですが、もしよろしければ如何でしょうか?」
(;;・∀・;;)「あ、すみません、実はもう先約がありまして……」
( ,'3 )「流石は黒磯さんですね。引く手数多ということですか」
(;;・∀・;;)「はは、そういうわけでもないんですけどね」
-
Case3-Tips9 大ファン
川 ゚ -゚)「今日が単行本の発売日だが、さて……」
川 ゚ -゚)「お、あれじゃないか? 流石この店はマニアックなものを置くな……」
川 ゚ -゚)つlコ⊂从´ヮ`从ト
川 ゚ -゚)「「あ」」从´ヮ`从ト
从´ヮ`从ト「すみません、どうぞ」
川 ゚ -゚)「いや、こちらこそすまない」
从´ヮ`从ト「……」
川 ゚ -゚)「……」
从´ヮ`从ト「……シュール先生、お好きなんですか?」
川 ゚ -゚)「……いや、実の姉なんだ」
从´ヮ`从ト「え、嘘、本当ですか? 私、シュール先生の大ファンなんです」
川 ゚ -゚)「信じられん。 やはり世の中は広いな……」
从´ヮ`从ト「あれ? お好きじゃないんですか?」
川 ゚ -゚)「正直私には理解が難しい……」
从´ヮ`从ト「そうですかあ……とっても儚くて幻想的で素敵なんですけどね」
川 ゚ -゚)「なるほど、そういう捉え方もあるのか……勉強になる」
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クーにゃん!!
どう繋がってくるのか楽しみ
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おつおつ
続きが楽しみだ
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面白い、ここからどう話が転がってくか気になる
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