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( ^ν^)うさぎのこころのようですζ(゚ー゚*ζ

26名無しさん:2021/10/18(月) 23:40:35 ID:rh4dN39c0


職場と自宅を往復する日々が際限なく続いていた。
津出の情報、星空デレの情報を集めるのが日課となっていた。

津出のブログやSNSは抜けもれなく追い、常に動向を確認していた。
ファンクラブにも入っていた。
一方で、ライブやファンイベントに行こうと思ったことはなかった。

津出のファン第一号としての誇りだけが俺の矜持だった。
イベントに行けば、他のファンと一緒くたになって、あほ面下げてステージを眺めるしかできない。

俺は津出の一番のファンだ。それは誰にも譲れない。
スマホにはまだ、津出の電話番号が入っている。卒業以来一度もダイヤルしたことはないけれど、書けようと思えばかけられるんだ。

手に入れようと思えば、手に入れられるんだ。
津出を応援するために、あえて身を引いているだけで、声を聴こうと思えばいつでもできるんだ。

( ^ν^) 「俺は、お前らとは違う」

アンチスレで好き勝手言い殴る有象無象を眺めながら独り言ちる。

人の夢と書いて儚いと読む。だからってあんまりにも空しいじゃないか。
何もかも似合っていない。明るく染めた髪も、今どきのファッションも、綺麗に弧を描く唇も。
全部君が嫌っていたものじゃないか。作り笑い、百合営業、握手会。
きっと今も不平不満を吐きながら、厚化粧で覆い隠して仕事しているんだろう。

俺の前では無理に笑わなくていいのに。
俺だけは本当の君を受け止めてやれるのに。

助けを求められたらすぐにでも、俺は助けてやる。
いつだって、俺は津出の味方なんだ。
.


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