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( ^ν^)うさぎのこころのようですζ(゚ー゚*ζ
17
:
名無しさん
:2021/10/18(月) 23:36:53 ID:rh4dN39c0
◇
一人きりの夕暮れをいくつ数えただろうか。
すこしずつ暖かくなり、暗くなるのが遅くなったころ、俺は津出と出会う。
大柄の男と連れ立って歩く、津出と出会う。
津出の幼馴染の男だ。
友人にしては近すぎる距離で、恋人と呼ぶには曖昧な距離を保って二人は歩いていた。
ξ゚⊿゚)ξ( ^ω^)
ξ ゜)ξ( ^ω^)
津出と目が合った。俺と認識して、すぐに目をそらす。
見て見ぬふりをするべきか。迷っていると、胸が締め付けられるように痛んだ。
うさぎは正直だ。情けない俺よりずっと。
( ^ν^) 「よぉ」
平静を装った声を作って、のんきに声をかけてみる。
一番知りたくて、一番聞きたくない質問を出来たのは、俺一人の力じゃない。
死んでいったうさぎたちが、俺の背中を押してくれた。
( ^ν^) 「お前ら、付き合ってんの?」
津出が言葉に迷ってか唇を一瞬開いて、閉じた。
その間に男があっさりと答えた。
( ^ω^) 「いや、同じ方向だから一緒に帰ってるだけだお」
男の言葉に重なって、津出もはっきりと言葉を紡いだ。
ξ゚⊿゚)ξ 「そうよ」
津出の合意は、いったいどちらの発言に対するものだったのだろう。
戸惑いを隠せずにいると、津出はもう一度口を開いた。
.
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